JPH01236213A - 天然ゴムラテックスの放射線改質方法 - Google Patents

天然ゴムラテックスの放射線改質方法

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JPH01236213A
JPH01236213A JP6250988A JP6250988A JPH01236213A JP H01236213 A JPH01236213 A JP H01236213A JP 6250988 A JP6250988 A JP 6250988A JP 6250988 A JP6250988 A JP 6250988A JP H01236213 A JPH01236213 A JP H01236213A
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JP
Japan
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latex
natural rubber
mma
carbon tetrachloride
rubber latex
Prior art date
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Pending
Application number
JP6250988A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Makuuchi
幕内 恵三
Fumio Yoshii
文男 吉井
Isao Ishigaki
功 石垣
Sundarudei Furorenteinusu
フロレンティヌス・スンダルディ
Utama Maruga
マルガ・ウタマ
Sugen Kadariya
カダリヤ・スゲン
Zubiiru Arurisu
アルリス・ズビール
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Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は天然ゴムラテックスの放射線による改質方法に
関する。更に詳しくは、天然ゴムラテックスに四塩化炭
素とメタクリル酸メチルを加え、電離性放射線を照射す
ることを特徴とする天然ゴムラテックスの改質方法に関
する。
従来の技術 天然ゴムラテックス(以下ラテックスと略記する場合が
ある)中でメタクリル酸メチル(以下MMAと略記する
場合がある)を重合すると、MMAの天然ゴムへのグラ
フト重合が起き、いわゆるMGラテックスが生成するQ
MGラテックスは通常、レドククス触媒を用いて製造さ
れるが、電離性放射線を照射する放射線法も古くから知
られている。放射線法は、ゴム粒子内部でのグラフト重
合が触媒法に比較するとより均一という特徴がある0し
たがって、放射線により改質(グラフト重合)したラテ
ックスを乾燥して得られるフィルムは透明性に丁ぐれて
いるとか、亀裂が入りに(いなどの長所があり、接着剤
や熱可塑性エラストマーへの応用が考えられていた0 発明が解決しようとする課題 しかし、放射線法では改質に必要な線量が、5KGy以
上であり、照射コストが高いという問題があった。
課題を解決するための手段 本発明者らはこの問題を解決するため鋭意研究した結果
、MMAに少量の四塩化炭素を添加すると、改質に必要
な線量を低減できることを見出したつ 即ち、四塩化炭素は、ゴム固形分100重量部当り5重
量部(以下5 phrと略記する)のように多量に天然
ゴムラテックスへ添加すると天然ゴムラテックスの放射
線加硫を促進することが古くから知られているので、M
MAの放射線グラフト重合に、四塩化炭素を併用すれば
、グラフト重合よりも加硫反応が優先して起きると考え
られていた。
また、四塩化炭素はMMAのようなモノマーの放射線重
合に対して強い連鎖移動剤として作用することが知られ
ていたので、四塩化炭素のような連鎖移動剤はMMAv
cよるラテックスの放射線改質を阻害すると考えられて
いたつしたがって、四塩化炭素がMMAによる放射線改
質を促進するとは夢想だにされていなかった。しかるに
、本発明者らは少量の四塩化炭素を併用するとラテック
スへのMMAのグラフト反応が顕著に促進されることを
発見し、本発明を完成するに至ったつ故に、本発明は、
ラテックスの経済的な放射線改質方法を提供することに
あろ0ここでいう経済的とは、照射コストが低いこと、
線量が少ないことを意味する。
作  用 本発明にしたがってラテックスへ配合されるM M A
の割合は、目的によって異なるが、通常25〜200p
hr  である、MMAの配合割合が増加するにつれゴ
ムは固(なり、プラスチックとしての性質があられれて
くる。接着剤としては25〜80phrが好ましく、熱
可塑性エラストマーとしては100〜200 phrが
望ましい。通常市販のMMAには重合禁止剤が含まれて
いるが、この禁止剤は除去することが望ましく、禁止剤
の除去により、ゴムへのグラフト効率が高くなり、ホモ
ポリマーの生成量も少なくなって、照射後のラテックス
の粒度は低くなる0 本発明にしたがつくラテックスへ配合される四塩化炭素
の割合は、0.5〜20phrであり、好ましくは1〜
l Ophrである。四塩化炭素が0.5phr以下の
場合は改質効果が少なく、20 phr以上では経済性
を低くするばかりかゴムの引張強さが低下し、好ましく
ない。MMAと四塩化炭素のラテックスの添加法は、そ
れぞれ別個でも良いし、あらかじめ両者を混合したもの
を用意しそれをラテックスに添加しても良く、特殊な添
加法を必要としない。ただし、ラテックスへの急激な添
加はゴムノ凝固をまねく恐れがあるので避けなげればな
らず、ラテックスをゆるやかにかき混ぜながら徐々に添
加することが好ましい。また、添加にあたっては、あら
かじめMMAと四塩化炭素を乳化剤を用いて乳化したも
のを添加すれば、重合速度は大きくなり、照射後の安定
性にすぐれたラテックスが得られる0乳化剤はホモポリ
マーの生成量と僑かけ度には、あまり影響しない0乳化
剤としては、例えばオレイン酸カリウムのようなごく普
通の乳化剤で十分効果的であり、添加量は0.2phr
程度でよい。MMAと四塩化炭素をラテックスに添7I
Oするとゴム粒子はMMAと四塩化炭素を吸収して膨潤
するため、固形分体積が増加し、ラテックスの粘度が上
昇するが、これはあらかじめラテックスをアンモニア水
などにより希釈して固形分濃度を下げておくことにより
防止できるQMMAと四塩化炭素を均一にゴム粒子中に
溶解させるため、添加後少な(とも30分間テックスを
かき混ぜることが望ましい。照射までの放置時間につい
ては、あまり長時間放置するとラテックスの粘度が上昇
することがあるので、混合後20時間以内て照射するこ
とが好ましい。
本発明に用いられろ電離註放射腺としては、種類を限定
する必要はないが、r線、1子線、X線などが工業的意
義を有している。線量率については、特に限定する必要
はないが、線量率が低いはど粘度が低くなり、ホモポリ
マーの生成量と橋かけ度が小さくなる。しかし、重合速
度も小さくなるO MMAと四塩化炭素を添加したラテックスを改質するに
必要な線量は、MMAと四塩化炭素の添加量に依存して
決定されるが、通常0.5〜1OKGyであり、好まし
くは1〜3KG>’であろ0照射にあたってはラテック
スを20〜50℃に保つことが望ましいQこの温度範囲
以外では、ラテックスが凝固することがあるが、この温
度範囲以内であれば、温度が高いほど必要線量は少なく
なる。
照射中の雰囲気は特に限定する必要はないが、空気の混
入は好ましくない。
実施例 以下に本発明の実施例及び比較例にしたがって説明する
。なお、天然物であるテククスは、産地によって、また
産地の天候、季節によって性質が異なることがあるため
本実施例及び比較例と異なる結果となることもある。が
、それは本発明の本質的意義をそこなうものではない0 実施例1 かき混ぜ俸をとりつけたガラスフラスコに高アンモニア
天然ゴムラテックス(マレイシア産、ゴム固形分60.
0%)を750&取り、毎分40回転Q)速度でかき混
ぜながら0.9gのオレイン酸カリウムを加え、更に1
%のアンモニア水を230m1加えた。これに180g
のMMAと22.55’の四塩化炭素の混合液を添加し
、30分間かき混ぜた。
−昼夜放置した後100m1のガラス製容器に移し、室
温でコバルト60からのr線を線量率I KGy/時で
所定時間照射したつ照射後ラテックスをアルミ製カップ
に約0.5g分取し、精密に秤量した。
次いで、105°Cの空気乾燥器で一定重量になるまで
乾燥し、再度精密に秤量して乾燥前後の重量差からM 
M Aの重合体への変換率を求めたOMkAkが完全に
重合体へ変換した2 KGY照射試料ラテックスを木片
へ塗布し、他方の木片を接着し、ゴムバンドで1く圧着
した状態で100°Cの乾燥器中で15分間加熱した。
この木片同士の接着強度を、JIS K 6849に従
って求めたつ結果を表に示したつ 比較例1 かき混ぜ棒をとりつげたガラスフラスコに高アンモニア
天然ゴムラテックス(マVイシ7産、ゴム固形分60.
0係)を750g取り、毎分40回転の速度でかき混ぜ
ながら0.99のオレイン酸カリウムを加え、更に1%
のアンモニア水を230m1卯えたつこれに180gの
MMAを添加し、30分間かき混ぜた。−昼夜放置した
後100m1のガラス製容器に移し、実施例と同様にr
線を線量率1KGY/時で所定時間照射した。実施例と
同様にしてMMAの重合体への変換率を求めた。MMA
が完全に重合体に変換するには7KGYの照射が必要で
あったっこの7 KGY照射した試料ラテックスの接着
強度を、実施例と同様にして求めたつ結果を表にした。
本発明の実施例において示された結果(下記表)と比較
例において示された結果(下記表)との対比によつ、本
発明の有利性が明らかであるつ表 結果 発明の効果 本発明によって得られろ放射線改質ラテックスのコロイ
ド的性質は、照射前と変りがなく、当該技術分野で通常
行われている各種配合技術を適用でき、尚該技術分野で
通常行われている方法によってゴム製品を製造すること
ができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然ゴムラテックスへ四塩化炭素とメタクリル酸
    メチルを添加し電離性放射線を照射することを特徴とす
    る天然ゴムラテックスの改質方法。
  2. (2)四塩化炭素をゴム固形分100重量部当り0.5
    〜10重量部添加する特許請求の範囲第1項記載の方法
  3. (3)メタクリル酸メチルをゴム固形分100重量部当
    り25〜200重量部添加する特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  4. (4)電離性放射線を0.5〜10KGy照射する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)電離性放射線がr線である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  6. (6)電離性放射線が電子線である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
JP6250988A 1988-03-16 1988-03-16 天然ゴムラテックスの放射線改質方法 Pending JPH01236213A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200514A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Emulsion Technology Co Ltd 改質天然ゴムラテックス組成物
JP2007204540A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Bridgestone Corp 変性天然ゴム及びその製造方法、並びにそれを用いたゴム組成物及びタイヤ

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