JPH01193325A - 天然ゴムラテックスの放射線加硫促進方法 - Google Patents

天然ゴムラテックスの放射線加硫促進方法

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JPH01193325A
JPH01193325A JP1829988A JP1829988A JPH01193325A JP H01193325 A JPH01193325 A JP H01193325A JP 1829988 A JP1829988 A JP 1829988A JP 1829988 A JP1829988 A JP 1829988A JP H01193325 A JPH01193325 A JP H01193325A
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JP
Japan
Prior art keywords
carbon tetrachloride
latex
natural rubber
radiation
vulcanization
Prior art date
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Pending
Application number
JP1829988A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Makuuchi
幕内 恵三
Debendora Ranshi
ランシ・デベンドラ
Isao Ishigaki
功 石垣
Fumio Yoshii
文男 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は天然ゴムラテックスの放射線による加硫の促進
方法に関する。更に詳しくは、天然ゴムラテックスにア
クリル酸2−エチルヘキシルと四塩化炭素を加え、電離
性放射線を照射することを特徴とする天然ゴムラテック
スの加硫促進方法に関する。
(従来の技術) 天然ゴムラテックス(以下ラテックスと略記する場合が
ある)の放射線加硫方法として本発明者のひとりはすで
にアクリル酸2−エチルヘキシル(以下211i:)I
Aと略記する場合がある)を加え、電離性放射線を照射
する方法を提案した。しかし、この方法では加硫に必要
な線量が30KGy(キログレイ)であり、照射コスト
が高いという問題がありた0 (発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、ラテックスの経済的な放射線加硫方法
を提供することにある。ここでいう経済的とは、照射コ
ストと加硫に要する薬品代の合計金額が低いことを意味
する。いうまでもなく、照射コストと薬品代は地域と時
期によって異なるが、わが国のγ線による照射コストは
諸外国よりも割高であると(・われている。一方、薬品
代は照射コストに比較すると割安である。したがって、
わが国においては、経済性は照射コストに大きく依存す
るといえる。一方、現在は実用化されていないが、高エ
ネルギーの電子線ではγ線よりも照射コストが経済的で
あるといわれており、この場合は、薬品代の低減が技術
的課題となる。
(課題を解決するだめの手段) 本発明者らはさらに鋭意研究の結果、2 EHAに少量
の四塩化炭素を添加すると、加硫に必要な線量を低減で
き、同時に高価な2 EHAの量も低減できることを見
出した。
四塩化炭素が、天然ゴムラテックスの放射線加硫を促進
することは古くから知られていた。しかし、四塩化炭素
はゴム固形分100重を部当り5重量部(以下5phr
と略記する)のように多量に天然ゴムラテックスへ添加
して始めて促進効果があられれるものである。また、四
塩化炭素は2EHAのような七ツマ−の放射線重合に対
して強い連鎖移動剤として作用することが知られており
、四塩化炭素のような連鎖移動剤は2 F、HAによる
ラテックスの放射線加硫を阻害すると考えられていた。
したがって、四塩化炭素が2E)iAによる放射線加硫
を促進するとは夢想だにされていなかった。
しかるに、本発明者らは少量の四塩化炭素を2EHAと
併用するとテックスの放射線加硫が顕著に促進されるこ
とを発見し、本発明を完成するに至った。
(作用) 本発明の大きな特徴は、2EHAと四塩化炭素の量を調
節することにより照射コストと薬品代を調節でき、常に
経済性を保持して放射線加硫できるところにある。たと
えば、高価な2EHAを多量に使用する場合には安価な
四塩化炭素を少遺併用することにより低い線量での加硫
を可能ならしめ、逆に電子線のように照射料金が安い場
合には、高価な2EHAの使用量を低減し、四塩化炭素
を併用してやや高い線量で加硫を可能ならしめる。
以下、本発明の構成及び効果を説明する。
本発明にしたがってラテックスへ配合される2EHAの
割合は、0.5〜10 phrであり、好ましくは1〜
5phrであるo2EHAが0.5phr以下の場合は
加硫促進効果が少なく、10 phr以上では経済性を
低くするばかりかゴムの引張強さが低下し、好ましくな
い。
本発明にしたがってラテックスへ配合される四塩化炭素
の割合は、o、1〜5 phrであり、好ましくは1〜
2 phrである。四塩化炭素が0.1phr以下の場
合は加硫促進効果が少なく、5 phr以上では経済性
を低くするばかりかゴムの引張強さが低下し、好ましく
ない。
2EHAと四塩化炭素のラテックスの添加法は、それぞ
れ別個でも良いし、あらかじめ両者を混合したものを用
意しそれをラテックスに添加しても良く、特殊な添加法
を必要としない。また、添加にあたっては、四塩化炭素
の場合に用いられるような乳化の方法も必要ない。ただ
し、ラテックスへの急激な添加はゴムの凝固をまねく恐
れがあるので避けなければならず、ラテックスをゆるや
かにかき混ぜながら徐々に添加することが好ましいりゴ
ム粒子は2EHAと四塩化炭素を吸収して膨潤するため
、固形分体積が増加し、ラテックスの粘度が上昇するが
、これはあらかじめラテックスをアンモニア水などによ
り希釈して固形分濃度を下げておくことにより防止でき
る。2EHAと四塩化炭素を均一にゴム粒子中に溶解さ
せるため、添加後少なくとも30分間ラテックスをかき
混ぜ、10〜60時間放置することが望ましい。
2EHAと四塩化炭素を添加したラテックスに照射する
電離性放射線としては、種類を限定する必要はないが、
γ線、電子線、X線などが工業的意義を有している。
2EHAと四塩化炭素を添加したラテックスを加硫する
に必要な線量は、2EHAと四塩化炭素の添加量に依存
して決定されるが、通常1〜50KGVであり、好まし
くは5〜30KGyである。
線量率は特に限定する必要がない。
照射にあたってはラテックスが安定に存在しうる温度で
あれば特に限定する必要はないが、温度が高いほど必要
線量は少なくなる0照射中の雰囲気についても特に限定
する必要はない0本発明によって得られろ放射線加硫ラ
テックスのコロイド的性質は、照射前と変りがな(、当
該技術分野で通常行われている各種配合技術を適用でき
、さらに浸漬その他の方法によってゴム製品を製造jる
ことかできるQ 以下に本発明の実施例及び比較例にしたがって説明する
。なお、天然物であるラテックスは、産地によって、ま
た産地の天候、季節によって性質が異なることがあるた
め本実施例及び比較例と異なる物性値となることもある
が、それは本発明の不質的意義をそこなうものではない
0 実施例 かき混ぜ棒をとりつけたガラスフラスコに高アンンモニ
ア天然コムラテックス(マレイシア産、ゴム固形分60
.1%)を750g取り、毎分40回転の速度でかき混
ぜながら1%のアンモニア水を230 d加えた0これ
に所定量(表1参照)の四塩化炭素と2 EHAとの混
合液を添加し、30分間かき混ぜた。−昼夜放置した後
100Mのガラス製容器に移し、室温でコバルト60か
らのγ線を線量率10 K(1,y /時で所定の時間
照射した0照射後ラテツクスを水平なガラス板の上に流
延し、室温で透明になるまで乾燥した後ガラス板から剥
離し、800で1時間乾燥し、厚さ0.45I01のフ
ィルムを得た。これをJIS Z−6301の方法にし
たがって引張強さと呻びを測定した0結果を解析して最
大の引張強さとその時の呻び及び最大の引張強さを与え
る線量を求め表−1に示した0比較例 かき混ぜ仲をとりつけたガラスフラスコに高777モニ
ア天然ゴムラテツクス(マレイシア産、ゴム固形分60
.1%)を750 、iiI取り、毎分40回転の速度
でかき混ぜながら1%のアンモニア水を23011Lt
加えた。これに5 phrの四塩化炭素あるいは2 E
HAを添加し、30分間かき混ぜた。
この後実施例と同様にして照射し、乾燥して引張強さと
坤びを測定した。実施例と同様にして求めた結果を表−
2に示した0 実施例と比較例を対比させると、本発明の有為なことが
明白である。
表1実施例 表2比較例 (発明の効果) 上記の表から明らかなように、本発明による天然ゴムラ
テックスの放射線加硫方法においては2EHAと四塩化
炭素とを併用添加しているので、2EHAの添加量が多
い場合には放射線照射線量が低くて丁み、逆に照射放射
線を安価なものにして高照射線量とすれば高価な2 E
HAが少量で丁み、極めて経済的である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アクリル酸2−エチルヘキシルと四塩化炭素を添
    加し、電離性放射線を照射することを特徴とする天然ゴ
    ムラテックスの加硫促進方法。
  2. (2)アクリル酸2−エチルヘキシルをゴム固形分10
    0重量g当り0.5〜10重量部添加する第1請求項記
    載の方法。
  3. (3)四塩化炭素をゴム固形分100重量部当り0.1
    〜5重量部添加する第1請求項記載の方法。
  4. (4)電離性放射線を1〜50KGy照射する第1請求
    項記載の方法。
  5. (5)電離性放射線がγ線である第1請求項記載の方法
  6. (6)電離性放射線が電子線である第1請求項記載の方
    法。
JP1829988A 1988-01-28 1988-01-28 天然ゴムラテックスの放射線加硫促進方法 Pending JPH01193325A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468324B1 (ko) * 2001-11-15 2005-01-27 경상대학교산학협력단 감마선을 이용한 폐고무 재활용 방법 및 재활용제품

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468324B1 (ko) * 2001-11-15 2005-01-27 경상대학교산학협력단 감마선을 이용한 폐고무 재활용 방법 및 재활용제품

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