JP3589827B2 - タンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造する方法 - Google Patents
タンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3589827B2 JP3589827B2 JP05484097A JP5484097A JP3589827B2 JP 3589827 B2 JP3589827 B2 JP 3589827B2 JP 05484097 A JP05484097 A JP 05484097A JP 5484097 A JP5484097 A JP 5484097A JP 3589827 B2 JP3589827 B2 JP 3589827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latex
- natural rubber
- protein
- water
- rubber latex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンパク質アレルギーのおそれの少ない天然ゴムラテックス製品を提供するものである。即ち、本発明は、天然ゴムラテックスに放射線を照射して、それに含有されるタンパク質を水溶性タンパク質に変え、照射後のラテックスの全固形分を水で希釈調整し、遠心分離により水で溶解された水溶性タンパク質を除去してラテックスを濃縮することを特徴とするタンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックス及びその製法を提供するものである。本発明によれば、タンパク質含有量が極めて少ない天然ゴムラテックス製品をつくることができるため、天然ゴムラテックス産業において幅広い利用が期待できる。
【0002】
【従来の技術】
現在、天然ゴムラテックスを原料とする手袋、コンドーム、カテーテル、風船などにおいて、天然ゴムラテックスに由来するタンパク質によるアレルギーが大きな問題となっている。既に米国においては、ゴムタンパク質アレルギーによる死亡例まで報告されており、タンパク質含有量が極めて少ない天然ゴムラテックス製品が強く望まれている。
【0003】
天然ゴムラテックス製品中のタンパク質含有量を低減する方法としては、▲1▼製品の徹底的な水洗い、▲2▼製品表面の塩素処理、▲3▼ラテックス中のタンパク質の酵素による分解除去などが提案されている。しかし、▲1▼及び▲3▼ではコスト高となり、▲2▼では塩素による環境汚染の問題があり、低コストでより安全かつ確実なタンパク質除去法が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、タンパク質アレルギーのおそれの少ない天然ゴムラテックス製品を提供することにある。本発明者の一人は、1988年発行の日本ゴム協会誌、第61巻、第10号、710頁〜715頁記載の研究論文において、天然ゴムラテックスに放射線を照射すると、水溶性タンパク質の量が増加することを報告した。放射線照射によってゴムタンパク質の水溶性が増加する原因はいまだに不明であるが、タンパク質の水溶性が増加するのであれば、比較的短時間の製品水洗でタンパク質含有量の少ないラテックス製品を製造できると考えられた。しかし、従来の硫黄加硫製品よりは時間短縮ができても、水洗でタンパク質を完全に除去するには、かなりの水量を必要とし、経済的に問題が残った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、放射線照射による水溶性タンパク質の増加という知見を利用すべくさらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明らは放射線照射によって増加した水溶性タンパク質を遠心分離で除去することを着想したのである。しかしながら、全固形分が32%のフィールドラテックスを入手し、放射線照射した後、遠心分離を行ったところ、得られた濃縮ラテックスからタンパク質が検出され、タンパク質を完全に除去することはできなかった。
【0006】
本発明者らはさらに研究を進め、遠心分離前のラテックスの全固形分を低くすれば、遠心分離でタンパク質を完全に除去できることを見出した。さらに、市販の濃縮天然ゴムラテックスについても、放射線照射後、全固形分を変えて遠心分離試験を繰り返し実施し、ある特定濃度以下に希釈して遠心分離すると、得られる濃縮ラテックス中にはタンパク質が検出されないことを見出し、本発明の完成に至ったのである。即ち、本発明は、天然ゴムラテックスに放射線を照射した後、濃縮することを特徴とするタンパク質含有量が少ない天然ゴムラテックス及びその製法に関する。
【0007】
【発明の実施の態様】
本発明でいう少ないタンパク質含有量について説明する。本発明者らタンパク質の定量に比色定量法であるBCA法を用いた。具体的には、先ず、試料ラテックスを水平なガラス板の上に流延して作製した厚さ約0.4〜0.5mmのフィルムを使用した。次いで、ゴムフィルム中の水溶性タンパク質を、ASTM D−5712−95にしたがい抽出した。すなわち、ゴムフィルム1gを10mlの蒸留水に加え、室温で2時間抽出して試験液を調整した。試験液中のタンパク質濃度は、市販試薬キット(Piece社製BCA protein Assay Reagent)を用いて測定した。検量線は、標準タンパク質(卵白アルブミン)を用いて作成した。本方法によるタンパク質の検出限界は、20μg/mlといわれているが、これはゴム1gあたり200μgのタンパク質に相当する。しかし、吸光度とタンパク質濃度の間には、タンパク質濃度ゼロまで直線関係が成り立ち、ゴム1gあたり50μg程度のタンパク質を定量することができることから、検出限界はゴム1gあたり50μg程度であるといえる。したがって、本発明でいう少ないタンパク質含有量とは、ゴム1gあたり50μg以下を意味する。
【0008】
本発明にしたがって使用できる天然ゴムラテックスは、フィールドラッテクス及び市販の濃縮天然ゴムラテックスである。ここでいうフィールドラッテクスは、ゴム農園においてゴム樹から採取されたラテックスであり、ゴム濃度は35%以下である。採取中及びその後の濃縮過程中での腐敗を防止するためにアンモニア等の保存剤が添加され、さらに必要に応じて脱マグネシュウム剤が加えられることもあるが、どの段階のフィールドラッテクスでも本発明を適応できる。
【0009】
フィールドラッテクスは、遠心分離器によって固形分が濃度60%程度になるよう濃縮され、濃縮天然ゴムラテックスとなる。濃縮天然ゴムラテックスには通常の保存剤を添加できる。また、市販の濃縮天然ゴムラテックスにも本発明を適応できる。
【0010】
フィールドラッテクスと濃縮ラテックスの放射線照射は、例えば、特公平3−36052公報記載のような公知の方法を利用すれば、脱タンパク質と同時に加硫することができる。また、放射線加硫を選ばず、単にタンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスの製造が目的であれば、特公平3−36052に記載されているような放射線加硫促進剤を添加せず、単に放射線を照射すればよい。
【0011】
放射線照射にあたって、ラテックスの濃度等は特に考慮する必要はないが、固形分濃度が高いほど照射コストは低くなる。フィールドラッテクスの場合は、希釈や濃縮の操作を経ずして放射線照射できる。全固形分が60%以上の市販天然ゴムラテックスにおいて、単にタンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造するのであれば、そのまま放射線照射すればよい。一方、放射線加硫も同時に実施する場合は、全固形分を55%以下に希釈してから促進剤を添加し、放射線照射することが望ましい。
【0012】
なお、従来の天然ゴムラテックスの加硫は、ジチオカルバミン酸塩類を促進剤として使用するため、加硫過程において発癌性のあるニトロソアミンを副生することがあり、また手術用ゴム手袋等の製品に残存したジチオカルバミン酸塩類が使用者の皮膚を刺激するなどの問題があった。
【0013】
これに対し、放射線加硫はジチオカルバミン酸塩類を使用しないため、極めて安全性が高く、しかも得られるゴムが高い透明性と柔軟性を有するため、手術用ゴム手袋、検査用ゴム手袋、家庭用ゴム手袋、放射性汚染防護用ゴム手袋、カテーテル、コンドーム、風船等種々のゴム製品の製造原料として幅広い用途がある。
【0014】
本発明にしたがって利用される放射線照射の線源としては60Co及び電子加速器がある。60Coからのγ線による天然ゴムラテックスの照射は古くから公知である。電子加速器によるラテックスの照射については、例えば、特開平8−73609号公報(特願平6−211461号)記載のように低エネルギー電子加速器の利用がある。中・高エネルギーの電子加速器も利用できることは勿論である。
【0015】
本発明にしたがって照射する放射線の量、すなわち線量は10〜300kGyである。ラテックスには水溶性と非水溶性の2種類のタンパク質がある。放射線照射効果によって、その理由は不明であるが、非水溶性のタンパク質の一部が水溶性タンパク質に変化する。このため、水溶性タンパク質の量は、線量の増加とともに増加する。また、これも原因不明であるが、放射線照射で水溶性となったタンパク質は、遠心分離操作によって容易に水層へ移動し、遠心分離後の濃縮ラテックス中のタンパク質濃度は、極めて低くなる。タンパク質アレルギーの原因となるのは、水溶性タンパク質であり、これを検出不能以下まで低減するには、10kGyの照射で十分である。しかし、この10kGyは、促進剤を用いた天然ゴムラテックスの放射線加硫に必要な線量の最小値であり、放射線加硫するには、天然ゴムラテックスと促進剤の種類と量に依存するが、12〜250kGyの線量を照射する必要がある。250kGyは促進剤なしで天然ゴムラテックス放射線加硫するに必要な線量である。
【0016】
本発明では、放射線照射後遠心分離法することによってラテックスからタンパク質を除去することに特徴があるが、遠心分離は特別な操作ではなく、通常フィールドラテックスの濃縮に使用されているデラバル型遠心分離器を取り扱い説明書にしたがって使用すればよい。ただし、遠心分離器に充填するラテックスの濃度が本発明の有効性を決める重要な因子である。この充填濃度は、放射線照射したラテックス中のタンパク質含量によって決められるもので、タンパク質含量の高いフィールドラッテクスでは、全固形分20%以下に希釈して充填することが望ましい。一方、遠心分離で濃縮された市販天然ゴムラテックスでは、タンパク質含有がフィールドラッテクスよりも少ないため、30%の全固形分で充填できる。全固形分がこれらの濃度以上の場合には、遠心分離後のラテックス中にタンパク質が検出されることがある。
【0017】
以下に本発明の実施例及び比較例にしたがって説明する。なお、天然物であるラテックスは、産地によって、また産地の天候、季節によって性質が異なることがあるため本実施例及び比較例と異なる物性値となることもあるが、それは本発明の本質的意義をそこなうものではない。なお、ゴムフィルムの引張強さはJIS K6301にしたがって測定した
【0018】
【実施例1】
かき混ぜ棒をとりつけたガラスフラスコにフィールドラッテクスF1(マレーシア産、全固形分32.7%、乾燥ゴム分30.9%)を2.0kgを取り、毎分40回転の速度でかき混ぜながらゴム100重量部に対して0.2重量部の水酸化カリウムを10%の水酸化カリウム水溶液を用いて加え、次いで5重量部のアクリル酸n−ブチルを加えた。アクリル酸n−ブチルは重量禁止剤であるMEHQ(ハイドロキノンモノメチルエーテル)を15ppm含む東亜合成株式会社製を使用した。30分間かき混ぜた後、5Lのポリエチレン製容器に移し、室温でコバルト60からのγ線を線量率10kGy/時で2時間照射した。これを固形分20%となるよう蒸留水で希釈した後、斎藤遠心機工業株式会社製遠心分離器SPL−100を用い、毎時2Lの処理速度で濃縮して、ラテックスF1−1を得た。F1−1を乾燥して得たゴムフィルム中の水溶性タンパク質量とゴムフィルムの引張強さを測定した。結果を表1に示した。
【0019】
【比較例1】
実施例1において使用したF1を希釈せずにそのまま遠心分離して濃縮し、ラテックスF1−2を得た。また、放射線照射したF1を希釈せずにそのまま遠心分離して濃縮し、F1−3を得た。これらを乾燥して得たゴムフィルム中の水溶性タンパク質量及びゴムフィルムの引張強さを表1に示した。さらに、放射線照射の効果を明らかにするため、F1を全固形分20%に希釈して遠心分離によって濃縮し、F1−4を作製した。また、F1−4を放射線照射してF1−5を得た。F1−4及びF1−5からの乾燥ゴムフィルムの水溶性タンパク質を同じく表1に示した。
【0020】
上記実施例と比較例から、フィールドラテックスに放射線を照射した後、全固形分を20%に調製し、遠心分離により濃縮することによりのみ、タンパク質含有量が少ない天然ゴムラテックスをつくることができることは明らかである。
【0021】
【表1】
【0022】
【実施例2】
インドネシア産フィールドラテックスF2(全固形分34.3%、乾燥ゴム32.2%)を実施例1と同様の方法を用いて放射線照射した。照射後、蒸留水で希釈して固形分を20%に調製した後、実施例1と同様の方法を用いて濃縮して、ラテックスF2−1を得た。F2−1を乾燥して得たゴムフィルム中の水溶性タンパク質量及びゴムフィルムの引張強さを測定した。結果を表2に示した。
【0023】
【表2】
【0024】
【比較例2】
実施例2において使用したF2希釈せずにそのまま遠心分離して濃縮し、ラテックスF2−2を得た。また、放射線照射したF2を希釈せずにそのまま、実施例1と同様にして濃縮し、F2−3を得た。これらを乾燥して得たゴムフィルム中の水溶性タンパク質量及びゴムフィルムの引張強さを表2に示した。
【0025】
実施例と比較例から、本発明の効果が明らかである。
【0026】
【実施例3】
比較例1で作製した濃縮ラテックスF1−2を用い、5重量部のアクリル酸n−ブチルを添加し照射した。これをL3とし、固形分30%となるよう蒸留水で希釈し、実施例1と同様の方法で濃縮し、L−30を得た。L−30を乾燥して得たゴムフィルム中の水溶性タンパク質量を表3に示した。
【0027】
【表3】
【0028】
【比較例3】
実施例3において使用したL3を実施例と同様にして全固形分が50%、40%及び35%に希釈した後濃縮してL−50、L−40及びL−35を得た。これらを乾燥して得たゴムフィルム中の水溶性タンパク質量を表3に示した。
【0029】
以上に示した実施例と比較例から、濃縮ラテックスに放射線を照射した後、全固形分を30%に調整し、遠心分離により濃縮することによりのみ、タンパク質含有量が少ない天然ゴムラテックスをつくることができることは明らかである。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、タンパク質含有量が極めて少ない天然ゴムラテックス製品をつくることができる。
【0031】
したがって、天然ゴムラテックスを原料とする手袋、コンドーム、カテーテル、風船などにおいて、天然ゴムラテックスに由来するタンパク質によるアレルギー症状を無くすことができるので、本発明によれば、天然ゴムラテックス産業において幅広い利用が期待できる。
Claims (3)
- タンパク質含有天然ゴムラテックスに線量10〜300kGyの放射線を照射して非水溶性タンパク質を水溶性のタンパク質に変え、水で希釈することにより水溶性タンパク質を水に溶解して天然ゴムラテックスの全固形分を20〜30%に調整した後、遠心分離して水溶性タンパク質の溶解した水を除去し、天然ゴムラテックスの全固形分を50〜60%に濃縮することにより、タンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造する方法。
- 天然ゴムラテックスがフィールドラテックス又は濃縮ラテックスである請求項1記載の方法。
- 照射する放射線がγ線又は電子線である請求項1記載の方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05484097A JP3589827B2 (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | タンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造する方法 |
MYPI9800972 MY124149A (en) | 1997-03-10 | 1998-03-06 | A process for producing a natural rubber latex of low protein content |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05484097A JP3589827B2 (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | タンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10251305A JPH10251305A (ja) | 1998-09-22 |
JP3589827B2 true JP3589827B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=12981828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05484097A Expired - Fee Related JP3589827B2 (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | タンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造する方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3589827B2 (ja) |
MY (1) | MY124149A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004197052A (ja) * | 2002-12-20 | 2004-07-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法 |
JP4518195B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2010-08-04 | 横浜ゴム株式会社 | 天然ゴムマスターバッチの製造方法 |
JP5401925B2 (ja) * | 2008-11-04 | 2014-01-29 | 横浜ゴム株式会社 | 改質天然ゴムの製造方法 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP05484097A patent/JP3589827B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-03-06 MY MYPI9800972 patent/MY124149A/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10251305A (ja) | 1998-09-22 |
MY124149A (en) | 2006-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Sajdera et al. | Proteinpolysaccharide complex from bovine nasal cartilage: A comparison of low and high shear extraction procedures | |
Hovig | Release of a platelet-aggregating substance (adenosine diphosphate) from rabbit blood platelets induced by saline “extract” of tendons | |
CN109805393B (zh) | 一种酒糟提取物及其制备方法和应用 | |
CN101058058A (zh) | 一种表面固定牛磺酸配基的多孔膜材料、制备方法及其在血脂吸附分离中的应用 | |
Lakshmi et al. | Photocross-linking of dithiocarbamate-substituted PVC reduces plasticizer migration | |
CA2426242A1 (en) | A process of producing polyphenolic adhesive proteins and proteins produced in accordance with the process | |
JP3589827B2 (ja) | タンパク質含有量の少ない天然ゴムラテックスを製造する方法 | |
Schloman Jr et al. | Characterization and performance testing of guayule latex | |
CN110090627A (zh) | 一种钙离子印迹壳聚糖吸附剂及其制备方法与应用 | |
Makuuchi et al. | Development of rubber gloves by radiation vulcanization | |
Zimnik et al. | Binding and removal of aluminum ions in waters by an algal biomass | |
Wilt et al. | Centrifugation of nuclear ribonucleoprotein particles of sea urchin embryos in cesium sulfate | |
HIRABAYASHI et al. | Studies on muscle differentiation. I. Isolation and purification of structural proteins from leg muscles of the frog, Rana nigromaculata. | |
JPH05184378A (ja) | キトサンの製造方法 | |
US5453493A (en) | Method of precipitating proteins from aqueous media with a polyhydroxy polycarboxylic acid | |
JPH11172042A (ja) | 前加硫天然ゴムラテックスと水溶性ポリマーの混合物からの成形方法及びその成形品 | |
Wagner et al. | Cross‐linked polystyrene‐dithiocarbamate polymers: Use in heavy metal removal | |
CN109929049B (zh) | 一种脱除酸性多糖中重金属的方法 | |
JPH05202200A (ja) | ラテックスゴム製品およびその製造方法 | |
US5294681A (en) | Water insoluble cross-linked acid compositions | |
FI78303C (fi) | Foerfarande foer avskiljande av lipoproteiner med hjaelp av derivatiserad polyhydroximetylen. | |
Zin et al. | RVNRL a potential material in latex dipped products manufacturing | |
Haque et al. | Influence of the variation of latex clone on the mechanical properties of the radiation vulcanized natural rubber latex film | |
US5534597A (en) | Water insoluble cross-linked acid compositions | |
Dafader et al. | Evaluation of the properties of natural rubber latex concentrated by creaming method for gamma ray irradiation |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040813 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |