JP3513610B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3513610B2
JP3513610B2 JP09854496A JP9854496A JP3513610B2 JP 3513610 B2 JP3513610 B2 JP 3513610B2 JP 09854496 A JP09854496 A JP 09854496A JP 9854496 A JP9854496 A JP 9854496A JP 3513610 B2 JP3513610 B2 JP 3513610B2
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタンス分
を含むモータ等の誘導負荷を駆動する駆動用半導体装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、モータドライブ回路100の一
例を示す図である。図7において、Q1,Q2,Q3は
電源側のパワートランジスタ、Q4,Q5,Q6は接地
側のパワートランジスタ、200はモータ、MU,M
V,MWはモータの出力端子、LU,LV,LWはモー
タの各相のコイル、VMはモータ駆動電源電圧である。
図7のモータドライブ回路は、パワートランジスタが3
相結線されており、トランジスタQ1とQ4が直列接続
され、トランジスタQ1のコレクタはモータ駆動電源電
圧VMに接続され、Q1とQ4の接続点Wは端子23を
介してモータ200のW相巻線LWの端子MWに接続さ
れ、トランジスタQ4のエミッタは抵抗17を介して接
地される。
【0003】同様に、トランジスタQ2とQ5が直列接
続され、トランジスタQ2のコレクタはモータ駆動電源
電圧VMに接続され、Q2とQ5の接続点Vは端子22
を介してモータ200のV相巻線LVの端子MVに接続
され、トランジスタQ5のエミッタは抵抗17を介して
接地される。さらに、同様に、トランジスタQ3とQ6
が直列接続され、トランジスタQ3のコレクタはモータ
駆動電源電圧VMに接続され、Q3とQ6の接続点Uは
端子21を介してモータ200のU相巻線LUの端子M
Uに接続され、トランジスタQ6のエミッタは抵抗17
を介して接地される。
【0004】このような接続において、後述する小信号
回路部40からの制御によって、トランジスタQ3とQ
5がオンになり、他のトランジスタQ1,Q2,Q4,
Q6がオフになり、負荷であるモータ200のコイルL
UからLVの方向に電流が流れ、コイルLUとLVによ
って一定方向の磁界を発生し、この磁界の方向に永久磁
石で構成されるロータを回転させる。
【0005】図8は、図7の状態から、トランジスタQ
3がオフに変化し、Q1がオンに変化した時の状態を示
している。この時には、負荷であるモータ200のコイ
ルLWからLVの方向に電流が切り替わる。このとき、
それまでLUのコイルに流れていた電流はオフになる。
このとき、コイルLUに蓄えられていた誘導エネルギの
ために、端子21、すなわち、トランジスタQ6のコレ
クタ側(U点)は負の電圧になる。
【0006】図9は、モータドライブ回路のU相(端子
21)の出力電圧波形を示す図である。図10は、従来
のモータドライブ用半導体装置の平面図の一例を示す図
である。
【0007】図10において、100はモータドライブ
回路、Q1〜Q3は電源側パワートランジスタ、Q4〜
Q6は接地側パワートランジスタ、3は基板のチップ
端、5,6,8,9、14は配線用のアルミ配線板、1
0は接地側パワートランジスタのエピタキシャル層、1
1は電源側パワートランジスタのエピタキシャル層、1
2はN型島のエピタキシャル層、17は抵抗、40は小
信号回路部、30は小信号回路部40中の抵抗のエピタ
キシャル層、31は小信号回路部40中のトランジスタ
のエピタキシャル層である。小信号回路部40は種々の
回路から構成されるが、一例として抵抗部分30とトラ
ンジスタ部分31が図示される。
【0008】図11は、図10の10A−10B線で切
断した半導体集積回路の断面図である。図11におい
て、1はP型基板、2は埋め込み層、3は基板のチップ
端、25,26,27,28,29は分離層、5〜9は
配線用のアルミ配線板、10は接地側パワートランジス
タのエピタキシャル層、11は電源側パワートランジス
タのエピタキシャル層、12はN型島のエピタキシャル
層、13はガラスコート、14はアルミ配線板、15は
貫通層、16は層間膜、19は貫通層、18は絶縁層、
QSは寄生トランジスタ、Rcs1〜Rcs3、Rcsは寄生抵
抗、Ic1〜Ic3,Icsは寄生電流である。
【0009】図10,図11において、パワートランジ
スタQ1〜Q3の各コレクタは絶縁層18を貫通する貫
通層15を介してアルミ配線板8に接続され、そのアル
ミ配線板8を介してモータ駆動電源電圧VMに接続され
る。パワートランジスタQ1〜Q6の各ベースは絶縁層
18中の貫通層15を介してアルミ配線板に接続されそ
の後、後述する制御信号供給回路45〜50に接続され
るが、ここでは、図面を簡単にするために詳細図は省略
する。
【0010】一方、パワートランジスタQ4〜Q6のエ
ミッタは絶縁層18を貫通する貫通層15およびアルミ
配線板、抵抗17を介して接地される。また、パワー
トランジスタQ1〜Q3の各エミッタおよびパワートラ
ンジスタQ4〜Q6のコレクタは、それぞれ絶縁層18
を貫通する貫通層15およびアルミ配線板8および貫通
層19を介してアルミ配線板14に接続され、そのアル
ミ配線板14によって相互に接続される。このアルミ配
線板14は、さらに引き出し線によって対応する端子2
1〜23に接続される。
【0011】また、N型のエピタキシャル層12は絶縁
層18を貫通する貫通層15およびアルミ配線板9を介
して電源Vccに接続される。小信号回路部40中の抵
抗用エピタキシャル層30およびトランジスタ用エピタ
キシャル層31に設けられた各素子はそれぞれ絶縁層1
8を貫通する貫通層15およびアルミ配線板を介してそ
れぞれ適切な配線が行われるが、ここでは、図面を簡単
にするために詳細図は省略する。
【0012】次に、図7〜図11を用いて、寄生トラン
ジスタの動作を説明する。モータドライブ回路100の
トランジスタQ3,Q5がオンし、電流がモータ200
のコイルLUからLVの方向に流れているとき、端子2
1の電位が電圧Vであったとすると、モータドライブ回
路100の制御によって、電流がモータ200のコイル
LWからLVの方向に切り替わったときには、コイルL
Uに流れていた電流は突然オフになるので、コイルLU
に蓄えられていた誘導エネルギはQ6のエピタキシャル
層と基板の間に発生する寄生ダイオードを通じて放出さ
れる。このように、トランジスタQ3からQ1にオンの
状態が移行し、コイルに流れる電流の方向が切り換わる
とき、Q6のコレクタの電位は、図9のように+Vから
過渡的に負電圧になる。
【0013】このために、図11に示すように、接地さ
れている分離領域26の両側のトランジスタQ6のNエ
ピタキシャル層とトランジスタQ3のエピタキシャル層
間に形成されるNPN寄生トランジスタQSのエミッタ
側がベース側よりも電位が低くなるので、このNPN寄
生トランジスタQSがオン状態になる。この寄生NPN
トランジスタQSが周囲のエピタキシャル層からコレク
タ電流ICを引き込む。このコレクタ電流ICはこのNP
N寄生トランジスタQSに近いエピタキシャル層ほど大
きく、遠くのエピタキシャル層では小さい値になる。
【0014】この電流は、具体的には、例えば、隣のト
ランジスタQ3のエピタキシャル層11から電流IC1
引き、その隣のN型島のエピタキシャル層12からIC2
を引き、その隣の抵抗のエピタキシャル層30からはI
C3、その隣の小信号回路部40のエピタキシャル層31
からはICSなる電流を引き抜く。これらの合計された電
流がICとなる。すなわち、IC=IC1+IC2+IC3+…
+ICSの関係を有する。ここで、図11に示される抵抗
Rcs1〜Rcs3、Rcsは各エピタキシャル層間に発生する
寄生NPNトランジスタのコレクタ直列抵抗成分であ
る。パワートランジスタからの距離が遠くなればなる
程、コレクタ直列抵抗成分Rc(各エピタキシャル層間
に発生する寄生NPNトランジスタのコレクタ直列抵抗
成分の総和)が大きくなる。図示されるように、寄生N
PNトランジスタによって電流を引かれることで最も重
大な影響を受ける小信号回路部40中のトランジスタの
エピタキシャル層31は、パワートランジスタから遠く
になるように配置されるので、Rcは大きな値になり、
そのためにICSを小さくできる。
【0015】図12は小信号回路部40の半導体上の一
パターンを示す図である。図12において、41は12
0゜マトリクス、42は制御増幅器(CTL AM
P)、43は3差動増幅器、44は補助回路(TSD
(Thermal Shut Down)、etc.)、45〜48は制
御信号供給回路である。これらの素子の種類および素子
配列は制御対象のモータ等によって異なるので任意に変
更されることは言うまでもない。この小信号回路部40
は、モータ200中に設けられたホール素子からのロー
タの位置に対応する信号を入力とし、検出されたロータ
の位置に応じてモータドライブ回路100中のパワート
ランジスタQ1〜Q6の通電時間を制御する回路であ
る。
【0016】多少詳細に述べれば、モータ中に設置され
たホール素子からの位置信号Hu+,Hu−,Hv+,
Hv−,Hw+,Hw−によって、各相間の時間的位置
関係を計算し、3差動増幅器43および制御信号供給回
路45〜50を介して、モータドライブ回路100中の
パワートランジスタQ1〜Q6のベース端子を制御す
る。ここで、制御増幅器42はコンピュータ等の制御装
置からの制御信号によって3差動増幅器43を制御する
部分である。なお、44は各種の補助装置、例えば、温
度保護回路、定電圧源、電源供給回路等が設けられる領
域である。
【0017】以上述べたように、半導体集積回路では、
NPNトランジスタのコレクタ電位が接地電位より低く
なった場合、寄生トランジスタQSが動作し、上述のよ
うに、隣のトランジスタQ1〜Q3のエピタキシャル層
11から電流IC1を引き、その隣のN型島のエピタキシ
ャル層12からIC2をひき、その隣の抵抗のエピタキシ
ャル層30からはIC3、その隣の小信号回路部40のエ
ピタキシャル層31からはICSなる電流を引き抜く。
【0018】従来の半導体集積回路では、小信号を扱う
回路のエピタキシャル層31とコレクタが接地電位より
低くなり得るNPNパワートランジスタのエピタキシャ
ル層10の間に、コレクタを電源に接続したNPNトラ
ンジスタやN型の島12を配置し、なおかつ、小信号回
路部40内においても、エピタキシャル層が電源に接続
された素子(抵抗等、図11のエピタキシャル層30を
参照)をパワートランジスタ側に配置していた。このよ
うにして、寄生トランジスタが要求する電流ICをN型
のエピタキシャル層12のように電源に接続されたロー
インピーダンスのエピタキシャル層からできるだけ多く
供給し、小信号回路部のハイインピーダンスのエピタキ
シャル層からの電流ICSができるだけ小さくなるように
構成されていた。したがって、寄生トランジスタによる
小信号回路部40への影響もある程度小さくできた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の半導体
集積回路においては、寄生トランジスタが必要とするコ
レクタ電流を電源から供給するために、NPN寄生トラ
ンジスタQSで消費される電力が大きくなるという問題
点があった。
【0020】本発明は、以上のような問題点を改善する
ためになされたものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
誘導負荷駆動電源電圧が印加される電源側パワートラン
ジスタ、及び電源側パワートランジスタに直列接続さ
れ、エミツタが接地される接地側パワートランジスタか
らなるパワートランジスタ部と、電源側パワートランジ
スタ及び接地側パワートランジスタの導通制御をする小
信号系回路部とを有し、電源側パワートランジスタと接
地側パワートランジスタとの接続点に接続された誘導負
荷を駆動する半導体装置において、P型基板上にN型エ
ピタキシャル層が形成され、N型エピタキシャル層中に
P型分離領域が形成されるとともに、P型分離領域によ
り互いに分離された複数のN型領域が形成され、電源側
パワートランジスタ、接地側パワートランジスタ、及び
小信号系回路部が複数のN型領域にそれぞれ形成され、
電源側パワートランジスタが形成されたN型領域の第1
の方向の側には、P型分離領域を介して接地側パワート
ランジスタが形成されたN型領域が配置され、二つのN
型領域の間に位置するP型分離領域が接地され、電源側
パワートランジスタが形成されたN型領域の第1の方向
とは反対方向である第2の方向の側には、小信号系回路
部が形成されたN型領域が配置され、二つのN型領域の
間には、島状のN型領域が二つのN型領域それぞれとP
型分離領域を介して配置され、島状のN型領域が接地さ
れるように構成される。
【0022】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明の構成において、パワートランジスタ部と小信号系回
路部との間に配置されたN型のエピタキシャル層は、チ
ップ端以外のパワートランジスタ部の3方を包囲するよ
うに構成される。
【0023】請求項3に係る発明は、誘導負荷駆動電源
電圧が印加される電源側パワートランジスタ、及び電源
側パワートランジスタに直列接続され、エミッタが接地
される接地側パワートランジスタからなるパワートラン
ジスタ部と、電源側パワートランジスタ及び接地側パワ
ートランジスタの導通制御をする小信号系回路部とを有
し、電源側パワートランジスタと接地側パワートランジ
スタとの接続点に接続された誘導負荷を駆動する半導体
装置において、P型基板上にN型エピタキシャル層が形
成され、N型エピタキシャル層中にP型分離領域が形成
されるとともに、P型分離領域により互いに分離された
複数のN型領域が形成され、電源側パワートランジス
タ、接地側パワートランジスタ、及び小信号系回路部が
複数のN型領域にそれぞれ形成され、電源側パワートラ
ンジスタが形成されたN型領域の第1の方向の側には、
P型分離領域を介して小信号系回路部が形成されたN型
領域が配置され、電源側パワートランジスタが形成され
たN型領域の第1の方向とは反対方向である第2の方向
の側には、接地側パワートランジスタが形成されたN型
領域が配置され、二つのN型領域の間には、島状のN型
領域が二つのN型領域それぞれとP型分離領域を介して
配置され、島状のN型領域、及び接地側パワートランジ
スタと島状のN型領域との間にあるP型分離領域が接地
されるように構成される。
【0024】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明の構成において、N型のエピタキシャル層はチップ端
以外の接地側パワートランジスタのエピタキシャル層の
3方を包囲するように構成される。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1は、本発明の実施の形態1によるモータドライブ回
路用半導体装置の平面図を示す図である。図2は、図1
の1A−1B線で切断した半導体集積回路の断面図であ
る。図1において、100はモータドライブ回路、Q1
〜Q3は電源側パワートランジスタ、Q4〜Q6は接地
側パワートランジスタ、3は基板のチップ端、5,6,
8、9、14は配線用のアルミ配線板、10は接地側パ
ワートランジスタのエピタキシャル層、11は電源側パ
ワートランジスタのエピタキシャル層、12はN型島の
エピタキシャル層、17は抵抗、40は小信号回路部、
30は小信号回路部40中の抵抗のエピタキシャル層、
31は小信号回路部40中のトランジスタのエピタキシ
ャル層である。小信号回路部40は種々の回路から構成
されるが、一例として抵抗部分30とトランジスタ部分
31が図示される。
【0026】図1において、電源側パワートランジスタ
のエピタキシャル層11中のコレクタ電極は、モータ駆
動電源電圧VMに接続される。接地側パワートランジス
タのエピタキシャル層10中のエミッタ電極はアルミ配
線板6および抵抗17を介して接地されている。電源側
パワートランジスタのエピタキシャル層11中のエミッ
タ電極と接地側パワートランジスタのエピタキシャル層
10中のコレクタ電極は各相それぞれ相互に接続され、
さらに、対応のモータドライブ回路100の端子21,
22,23にも接続される。
【0027】図2は、図1の1A−1B線で切断した半
導体集積回路の断面図である。この図において、1はP
型基板、2は埋め込み層、3は基板のチップ端、25,
26,27,28,29は分離層、5〜9は配線用のア
ルミ配線板、10は接地側パワートランジスタのエピタ
キシャル層、11は電源側パワートランジスタのエピタ
キシャル層、12はN型島のエピタキシャル層、13は
ガラスコート、14はアルミ配線板、15は貫通層、1
6は層間膜、19は貫通層、18は絶縁層、QSは寄生
トランジスタ、Rcs1〜Rcs3、Rcsは寄生抵抗、Ic1〜
Ic3,Icsは寄生電流である。接地側パワートランジス
タのエピタキシャル層10と電源側パワートランジスタ
のエピタキシャル層11間の分離層26は、絶縁層18
を貫通する貫通層15およびアルミ配線板5を介して接
地される。一方、N型島のエピタキシャル層12は、同
様に、アルミ配線板9を介して接地される。その他の接
続は図10と同様であるので、省略する。
【0028】この図1,2において従来例の図10,1
1と異なる点は、パワートランジスタ部と小信号回路部
40との間に設けられたN型島のエピタキシャル層12
を、貫通層15およびアルミ配線板9を介して接地した
点である。以下詳細に説明する。
【0029】このように接地を行うことによって、寄生
トランジスタQSは接地をした分離領域26の部分がベ
ース電極になり、トランジスタQ6のエピタキシャル層
10がエミッタ電極になり、トランジスタQ1〜Q3の
エピタキシャル層11、N型島のエピタキシャル層12
および小信号回路部のエピタキシャル層30,31等が
コレクタの働きをする。
【0030】図7,図8に示すように、モータドライブ
回路100の制御によって、パワートランジスタQ3か
らパワートランジスタQ1に切り替わったときに、モー
タ200のコイルLWからLVの方向に電流が切り替わ
り、コイルLUに流れていた電流は突然オフになるの
で、上述のように、Q6のコレクタの電位は、図9のよ
うに+Vから過渡的に負電圧になる。
【0031】このとき、図2に示すように、端子21に
接続されたトランジスタQ6のエピタキシャル層10
(NPN寄生トランジスタQSのエミッタ側)がベース
側よりも電位が低くなるので、このNPN寄生トランジ
スタQSがオン状態になる。実施の形態1においては、
P基板1の接地が接地側パワートランジスタのエピタキ
シャル層10と電源側パワートランジスタのエピタキシ
ャル層11間に設けられ、NPN寄生トランジスタQS
のコレクタ電流は、電源側パワートランジスタのエピタ
キシャル層11およびN型のエピタキシャル層12から
大部分が供給されるので、NPN寄生トランジスタQS
と小信号回路部40との間のコレクタ直列抵抗Rcsが大
きくなり、小信号回路部40に流れる寄生電流ICSを抑
え、小信号回路部40で発生する異常動作を防止でき
る。
【0032】上述のように、NPN寄生トランジスタQ
Sの電流は主に電源側パワートランジスタのエピタキシ
ャル層11および、N型島のエピタキシャル層12から
電流を引く。
【0033】さらに、従来の技術の場合には、アルミ配
線板9に電源電圧が印加され、その電源電圧と寄生トラ
ンジスタQSのエミッタ電極との電位差は数V以上ある
が、実施の形態1においては、アルミ配線板9が接地さ
れているので、アルミ配線板9と寄生トランジスタQS
のエミッタ電極との電位差は1V程度となり、そのため
にN型島のエピタキシャル層12を流れる電流IC2によ
る電力消費が小さくなる利点がある。
【0034】この消費電力を具体的に計算すると、例え
ば、電源電圧が12V、NPN寄生トランジスタQSの
PN接合間電圧を0.7V、寄生電流ICを0.1Aと
仮定すると、従来例では、消費電力はNPN寄生トラン
ジスタQSのPN接合に印加される電圧とそこを流れる
電流との積となり、(12V+0.7V)×0.1A=
1.27Wである。
【0035】しかしながら、本実施の形態1によれば、
NPN寄生トランジスタQSでの電力はマルチコレクタ
として計算でき、電源電圧が印加されたPN接合と電源
電圧が印加されていないPN接合との電力の和と考える
ことができる。本実施の形態1においては、例えば、電
源側パワートランジスタのエピタキシャル層11からの
電流が70%、N型島のエピタキシャル層12からの電
流が30%であると仮定すると、全体の消費電力は、
{(12V+0.7V)×0.1A×0.7}+{0.
7V×0.1A×0.3}=0.91Wとなり、従来例
と比べ消費電力が小さくなることがわかる。これは、モ
ータの逆転や制動が頻繁に行われる場合は、きわめて有
効となる これにより、従来例で電源と出力間に流れて
いた寄生による電流Icが、接地と出力間に流れるた
め、消費電力を削減できる。
【0036】実施の形態2.図3は、本発明の実施の形
態2によるモータドライブ回路用半導体装置の平面図を
示す図である。図3において、図1,図2と同一の番号
は同一の要素を表わすのでその説明を省略する。図3が
図1と異なるところは、N型島のエピタキシャル層12
が接地側パワートランジスタのエピタキシャル層10お
よび電源側パワートランジスタのエピタキシャル層11
を包囲していることにある。
【0037】図3において、電源側パワートランジスタ
のエピタキシャル層11中のコレクタ電極はモータ駆動
電源電圧VMに接続される。接地側パワートランジスタ
のエピタキシャル層10中のエミッタ電極はアルミ配線
板6および抵抗17を介して接地されている。電源側パ
ワートランジスタのエピタキシャル層11中のエミッタ
電極と接地側パワートランジスタのエピタキシャル層1
0中のコレクタ電極は端子は各相それぞれ相互に接続さ
れ、さらに、対応のモータドライブ回路100の端子2
1,22,23にも接続される。N型島のエピタキシャ
ル層12中の各N+層は、アルミ配線板9を介して接地
される。
【0038】実施の形態2においは、N型島のエピタキ
シャル層12が接地側パワートランジスタのエピタキシ
ャル層10と電源側パワートランジスタのエピタキシャ
ル層11を包囲する以外は実施の形態1と同じである
が、この包囲によって、NPN寄生トランジスタQSは
N型島のエピタキシャル層12からより多くの電流を引
くことができるので、NPN寄生トランジスタQSと小
信号回路部40との間のコレクタ直列抵抗Rcsが大きく
なり、小信号回路部40に流れる寄生電流ICSを抑え、
小信号回路部40で発生する異常動作を防止できる。
【0039】また、従来技術の場合はN型島のエピタキ
シャル層12のアルミ配線板9に電源電圧が印加され、
その電源電圧と寄生トランジスタQSのエミッタ電極と
の電位差は数V以上あるが、実施の形態2においては、
N型島のエピタキシャル層12のアルミ配線板9が接地
されているので、N型島のエピタキシャル層12のアル
ミ配線板9と寄生トランジスタQSのエミッタ電極との
電位差は1V程度となり、N型島のエピタキシャル層1
2を流れる電流IC2による電力消費が小さくなる利点が
ある。
【0040】消費電力を具体的に計算すると、本実施の
形態2によれば、実施の形態1同様に、NPN寄生ト
ランジスタQSでの電力はマルチコレクタとして計算で
き、電源電圧が印加されたPN接合と電源電圧が印加さ
れていないPN接合との電力の和と考えることができ
る。本実施の形態2においては、N型島のエピタキシャ
ル層12からより多くの電流を引くことができるので、
例えば、電源側パワートランジスタのエピタキシャル層
11からの電流が60%、N型島のエピタキシャル層1
2からの電流が40%であると仮定すると、全体の消費
電力は、{(12V+0.7V)×0.1A×0.6}
+{0.7V×0.1A×0.4}=0.8Wとなり、
従来例と比べ消費電力が小さくなることがわかる。
【0041】実施の形態3.図4は、本発明の実施の形
態3によるモータドライブ回路用半導体装置の平面図を
示す図である。図5は、図4の4A−4B線で切断した
半導体集積回路の断面図である。図4,5において、図
1,2と同一の番号は同一の要素を表わすのでその説明
を省略する。
【0042】図4において、電源側パワートランジスタ
のエピタキシャル層11中のコレクタ電極はモータ駆動
電源電圧VMに接続される。接地側パワートランジスタ
のエピタキシャル層10中のエミッタ電極はアルミ配線
板6および抵抗17を介して接地されている。電源側パ
ワートランジスタのエピタキシャル層11中のエミッタ
電極と接地側パワートランジスタのエピタキシャル層1
0中のコレクタ電極は端子は各相それぞれ相互に接続さ
れ、さらに、対応のモータドライブ回路100の端子2
1,22,23にも接続される。
【0043】分離領域26は、各層がアルミ配線板5を
介して接地される。一方、N型島のエピタキシャル層1
2は、アルミ配線板9を介して接地される。
【0044】この図4,図5が従来の図10,図11と
異なる点は、N型島のエピタキシャル層が、接地側パワ
ートランジスタのエピタキシャル層10と電源側パワー
トランジスタのエピタキシャル層11の間に挿入され、
そのN型島のエピタキシャル層を接地したことにある。
以下詳細に説明する。
【0045】このような接地することによって、寄生ト
ランジスタQSは接地をした分離領域26の部分がベー
ス電極になり、トランジスタQ6のエピタキシャル層1
0がエミッタ電極になり、N型島のエピタキシャル層1
2、トランジスタQ1〜Q3のエピタキシャル層11お
よび小信号回路部のエピタキシャル層30,31等がコ
レクタの働きをする。モータドライブ回路100の制御
によってモータ200のコイルLWからLVの方向に電
流が切り替わったときには、上述のように、Q6のコレ
クタの電位は、図9のように+Vから過渡的に負電圧に
なる。
【0046】このとき、図5に示すように、端子21に
接続されたトランジスタQ6のエピタキシャル層10
(NPN寄生トランジスタQSのエミッタ側)がベース
側よりも電位が低くなるので、このNPN寄生トランジ
スタQSがオンになる。実施の形態3においては、接地
点がN型島のエピタキシャル層12の点になるので、N
PN寄生トランジスタQSに供給される電流はN型島の
エピタキシャル層12および電源側パワートランジスタ
のエピタキシャル層11から大部分供給されるので、N
PN寄生トランジスタQSと小信号回路部40との間の
コレクタ直列抵抗成分RCSが大きくなり、小信号回路部
40に流れる寄生電流ICSを抑え、小信号回路部40で
発生する異常動作を防止できる。
【0047】また、従来技術の場合はN型島のエピタキ
シャル層12のアルミ配線板9に電源電圧が印加され、
その電源電圧と寄生トランジスタQSのエミッタ電極と
の電位差は数V以上あるが、実施の形態3においては、
N型島のエピタキシャル層12のアルミ配線板9が接地
されているので、N型島のエピタキシャル層12のアル
ミ配線板9と寄生トランジスタQSのエミッタ電極との
電位差は1V程度となり、N型島のエピタキシャル層1
2を流れる電流IC2による電力消費が小さくなる利点が
ある。その消費電力の減少の程度は、コレクタ電流はN
型島のエピタキシャル層12からより多く供給されるの
で、実施の形態1,2と比べてより大きくなる。
【0048】消費電力を具体的に計算すると、本実施の
形態3によれば、実施の形態1ど同様に、NPN寄生ト
ランジスタQSでの電力はマルチコレクタとして計算で
き、電源電圧が印加されたPN接合と電源電圧が印加さ
れていないPN接合との電力の和と考えることができ
る。本実施の形態3においては、N型島のエピタキシャ
ル層12が電源側パワートランジスタのエピタキシャル
層11よりもよりNPN寄生トランジスタQSに近いの
で、NPN寄生トランジスタQSのコレクタ電流はN型
島のエピタキシャル層12の方が電源側パワートランジ
スタのエピタキシャル層11よりもより多くの電流を引
くことができる。例えば、電源側パワートランジスタの
エピタキシャル層11からの電流が40%、N型島のエ
ピタキシャル層12からの電流が60%であると仮定す
ると、全体の消費電力は、{(12V+0.7V)×
0.1A×0.4}+{0.7V×0.1A×0.6}
=0.55Wとなり、従来例と比べ消費電力が小さくな
ることがわかる。
【0049】実施の形態4.図6は、本発明の実施の形
態4によるモータドライブ回路用半導体装置の平面図を
示す図である。図6において、図1と同一の番号は同一
の要素を表わすのでその説明を省略する。
【0050】図6において、電源側パワートランジスタ
のエピタキシャル層11中のコレクタ電極はモータ駆動
電源電圧VMに接続される。接地側パワートランジスタ
のエピタキシャル層10中のエミッタ電極はアルミ配線
板6および抵抗17を介して接地されている。電源側パ
ワートランジスタのエピタキシャル層11中のエミッタ
電極と接地側パワートランジスタのエピタキシャル層1
0中のコレクタ電極は端子は各相それぞれ相互に接続さ
れ、さらに、対応のモータドライブ回路100の端子2
1,22,23にも接続される。
【0051】分離領域26は、各層がアルミ配線板5を
介して接地される。一方、N型島のエピタキシャル層1
2は、アルミ配線板9を介して接地される。
【0052】実施の形態4においは、N型島のエピタキ
シャル層12が接地側パワートランジスタのエピタキシ
ャル層10を包囲する以外は実施の形態3と同じである
が、この包囲によって、NPN寄生トランジスタQSは
N型島のエピタキシャル層12からより多くの電流を引
くことができるので、NPN寄生トランジスタQSと小
信号回路部40との間のコレクタ直列抵抗成分RCSが大
きくなり、小信号回路部40に流れる寄生電流ICSをさ
らに抑え、小信号回路部40で発生する異常動作を防止
できる。
【0053】また、従来技術の場合はN型島のエピタキ
シャル層12のアルミ配線板9に電源電圧が印加され、
その電源電圧と寄生トランジスタQSのエミッタ電極と
の電位差は数V以上あるが、実施の形態においては、
N型島のエピタキシャル層12のアルミ配線板9が接地
されているので、N型島のエピタキシャル層12のアル
ミ配線板9と寄生トランジスタQSのエミッタ電極との
電位差は1V程度となり、N型島のエピタキシャル層1
2を流れる電流IC2による電力消費が小さくなる利点が
ある。実施の形態4によれば、コレクタ電流は、上記の
実施の形態1〜3のいずれよりもN型島のエピタキシャ
ル層12からより多く供給されるので、その消費電力の
減少の程度は、実施の形態1〜3と比べてより大きくな
る。
【0054】消費電力を具体的に計算すると、本実施の
形態4によれば、実施の形態1同様に、NPN寄生ト
ランジスタQSでの電力はマルチコレクタとして計算で
き、電源電圧が印加されたPN接合と電源電圧が印加さ
れていないPN接合との電力の和と考えることができ
る。本実施の形態4においては、N型島のエピタキシャ
ル層12が電源側パワートランジスタのエピタキシャル
層11よりもよりNPN寄生トランジスタQSに近くさ
らに、N型島のエピタキシャル層12が接地側パワート
ランジスタのエピタキシャル層10を包囲し、NPN寄
生トランジスタQSはN型島のエピタキシャル層12か
らさらにより多くの電流を引くことができる。例えば、
電源側パワートランジスタのエピタキシャル層11から
の電流が30%、N型島のエピタキシャル層12からの
電流が70%であると仮定すると、全体の消費電力は、
{(12V+0.7V)×0.1A×0.3}+{0.
7V×0.1A×0.7}=0.43Wとなり、従来例
と比べさらに消費電力が小さくなることがわかる。
【0055】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、誘導負荷駆動電
源電圧が印加される電源側パワートランジスタ、及び電
源側パワートランジスタに直列接続され、エミツタが接
地される接地側パワートランジスタからなるパワートラ
ンジスタ部と、電源側パワートランジスタ及び接地側パ
ワートランジスタの導通制御をする小信号系回路部とを
有し、電源側パワートランジスタと接地側パワートラン
ジスタとの接続点に接続された誘導負荷を駆動する半導
体装置において、P型基板上にN型エピタキシャル層が
形成され、N型エピタキシャル層中にP型分離領域が形
成されるとともに、P型分離領域により互いに分離され
た複数のN型領域が形成され、電源側パワートランジス
タ、接地側パワートランジスタ、及び小信号系回路部が
複数のN型領域にそれぞれ形成され、電源側パワートラ
ンジスタが形成されたN型領域の第1の方向の側には、
P型分離領域を介して接地側パワートランジスタが形成
されたN型領域が配置され、二つのN型領域の間に位置
するP型分離領域が接地され、電源側パワートランジス
タが形成されたN型領域の第1の方向とは反対方向であ
る第2の方向の側には、小信号系回路部が形成されたN
型領域が配置され、二つのN型領域の間には、島状のN
型領域が二つのN型領域それぞれとP型分離領域を介し
て配置され、島状のN型領域が接地されるように構成さ
れるので、N型エピタキシャル層を流れる電流による電
力消費を小さくできる。さらに、昇進号回路部に流れる
寄生電流を抑え、小信号回路部で発生する異常動作を防
止できる。
【0056】請求項2に係る発明は、パワートランジス
タ部と小信号系回路との間に、N型のエピタキシャル層
を配置し接地すると共に、このN型のエピタキシャル層
はチップ端以外のパワートランジスタ部の3方を包囲す
るように構成されるので、N型エピタキシャル層からよ
り多くの電流を引くことができので、N型エピタキシャ
ル層を流れる電流による電力消費を小さくできる。さら
に、小信号回路部に流れる寄生電流を小さくでき、小信
号回路部で発生する異常動作を防止できる。
【0057】請求項3に係る発明は、誘導負荷駆動電源
電圧が印加される電源側パワートランジスタ、及び電源
側パワートランジスタに直列接続され、エミッタが接地
される接地側パワートランジスタからなるパワートラン
ジスタ部と、電源側パワートランジスタ及び接地側パワ
ートランジスタの導通制御をする小信号系回路部とを有
し、電源側パワートランジスタと接地側パワートランジ
スタとの接続点に接続された誘導負荷を駆動する半導体
装置において、P型基板上にN型エピタキシャル層が形
成され、N型エピタキシャル層中にP型分離領域が形成
されるとともに、P型分離領域により互いに分離された
複数のN型領域が形成され、電源側パワートランジス
タ、接地側パワートランジスタ、及び小信号系回路部が
複数のN型領域にそれぞれ形成され、電源側パワートラ
ンジスタが形成されたN型領域の第1の方向の側には、
P型分離領域を介して小信号系回路部が形成されたN型
領域が配置され、電源側パワートランジスタが形成され
たN型領域の第1の方向とは反対方向である第2の方向
の側には、接地側パワートランジスタが形成されたN型
領域が配置され、二つのN型領域の間には、島状のN型
領域が二つのN型領域それぞれとP型分離領域を介して
配置され、島状のN型領域、及び接地側パワートランジ
スタと島状のN型領域との間にあるP型分離領域が接地
されるように構成されるので、N型エピタキシャル層を
流れる電流による電力消費を小さくできる。さらに、小
信号回路部に流れる寄生電流を抑え、小信号回路部で発
生する異常動作を防止できる。
【0058】請求項4に係る発明は、接地側パワートラ
ンジスタのエピタキシャル層と電源側パワートランジス
タのエピタキシャル層との間に、N型のエピタキシャル
層を配置し接地すると共に、このN型のエピタキシャル
層はチップ端以外の接地側パワートランジスタ部の3方
を包囲するように構成されるので、N型エピタキシャル
層を流れる電流による電力消費を小さくできる。さらに
小信号回路部に流れる寄生電流を抑え、小信号回路部で
発生する異常動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による半導体装置の平面
図を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1による半導体装置の断面
図を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2による半導体装置の平面
図を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態3による半導体装置の平面
図を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態3による半導体装置の断面
図を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態4による半導体装置の平面
図を示す図である。
【図7】モータドライブ回路の動作例を示す図である。
【図8】モータドライブ回路の動作例を示す図である。
【図9】モータドライブ回路の出力電圧波形を示す図で
ある。
【図10】従来のモータドライブ用半導体装置の平面図
の一例を示す図である。
【図11】従来のモータドライブ用半導体装置の断面図
の一例を示す図である。
【図12】従来のモータドライブ用半導体装置で用いら
れる小信号回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…P型基板、2…埋め込み層、3…基板のチップ端、
5〜9…配線用のアルミ配線板、10…接地側パワート
ランジスタのエピタキシャル層、11…電源側パワート
ランジスタのエピタキシャル層、12…N型島のエピタ
キシャル層、13…ガラスコート、15,19…貫通
層、16…層間膜、18…絶縁層、25〜29…分離
層、30,31…小信号回路部中の素子、40…小信号
回路部100…モータドライブ回路、200…モータ、
Q1〜Q3…電源側パワートランジスタ、Q4〜Q6…
接地側パワートランジスタ、QS…寄生トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川北 圭介 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 三宅 秀樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−329665(JP,A) 特開 平7−235601(JP,A) 特開 平5−315438(JP,A) 特開 平2−20056(JP,A) 特開 平2−58350(JP,A) 特開 昭56−98839(JP,A) 特開 昭58−186947(JP,A) 実開 昭63−15065(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/06 H01L 21/8222

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導負荷駆動電源電圧が印加される電源
    側パワートランジスタ、及び前記電源側パワートランジ
    スタに直列接続され、エミツタが接地される接地側パワ
    ートランジスタからなるパワートランジスタ部と、前記
    電源側パワートランジスタ及び前記接地側パワートラン
    ジスタの導通制御をする小信号系回路部とを有し、前記
    電源側パワートランジスタと前記接地側パワートランジ
    スタとの接続点に接続された誘導負荷を駆動する半導体
    装置において、 P型基板上にN型エピタキシャル層が形成され、前記N
    型エピタキシャル層中にP型分離領域が形成されるとと
    もに、前記P型分離領域により互いに分離された複数の
    N型領域が形成され、前記電源側パワートランジスタ、
    前記接地側パワートランジスタ、及び前記小信号系回路
    部が前記複数のN型領域にそれぞれ形成され、 前記電源側パワートランジスタが形成されたN型領域の
    第1の方向の側には、前記P型分離領域を介して前記接
    地側パワートランジスタが形成されたN型領域が配置さ
    れ、前記二つのN型領域の間に位置する前記P型分離領
    域が接地され、 前記電源側パワートランジスタが形成されたN型領域の
    前記第1の方向とは反対方向である第2の方向の側に
    は、前記小信号系回路部が形成されたN型領域が配置さ
    れ、前記二つのN型領域の間には、島状のN型領域が前
    記二つのN型領域それぞれと前記P型分離領域を介して
    配置され、 前記島状のN型領域が接地されるようにした ことを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体回路において、 前記N型のエピタキシャル層は、チップ端以外のパワー
    トランジスタ部の3方を包囲するように設けられたこと
    を特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 誘導負荷駆動電源電圧が印加される電源
    側パワートランジスタ、及び前記電源側パワートランジ
    スタに直列接続され、エミッタが接地される接地側パワ
    ートランジスタからなるパワートランジスタ部と、前記
    電源側パワートランジスタ及び前記接地側パワートラン
    ジスタの導通制御をする小信号系回路部とを有し、前記
    電源側パワートランジスタと前記接地側パワートランジ
    スタとの接続点に接続された誘導負荷を駆動する半導体
    装置において、 P型基板上にN型エピタキシャル層が形成され、前記N
    型エピタキシャル層中にP型分離領域が形成されるとと
    もに、前記P型分離領域により互いに分離された複数の
    N型領域が形成され、前記電源側パワートランジスタ、
    前記接地側パワートランジスタ、及び前記小信号系回路
    部が前記複数のN型領域にそれぞれ形成され、 前記電源側パワートランジスタが形成されたN型領域の
    第1の方向の側には、前記P型分離領域を介して前記小
    信号系回路部が形成されたN型領域が配置され、 前記電源側パワートランジスタが形成されたN型領域の
    前記第1の方向とは反対方向である第2の方向の側に
    は、前記接地側パワートランジスタが形成されたN型領
    域が配置され、前記二つのN型領域の間には、島状のN
    型領域が前記二つのN型領域それぞれと前記P型分離領
    域を介して配置され、 前記島状のN型領域、及び前記接地側パワートランジス
    タと前記前記島状のN型領域との間にある前記P型分離
    領域が接地されるようにした ことを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体回路において、 前記N型のエピタキシャル層は、チップ端以外の接地側
    パワートランジスタ部の3方を包囲するように設けられ
    たことを特徴とする半導体装置。
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