JP3501916B2 - 半導体記憶装置およびその一括消去ベリファイ方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその一括消去ベリファイ方法

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JP3501916B2 JP04537497A JP4537497A JP3501916B2 JP 3501916 B2 JP3501916 B2 JP 3501916B2 JP 04537497 A JP04537497 A JP 04537497A JP 4537497 A JP4537497 A JP 4537497A JP 3501916 B2 JP3501916 B2 JP 3501916B2
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    • G11C2216/12Reading and writing aspects of erasable programmable read-only memories
    • G11C2216/28Floating gate memory programmed by reverse programming, e.g. programmed with negative gate voltage and erased with positive gate voltage or programmed with high source or drain voltage and erased with high gate voltage

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
およびその一括消去ベリファイ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の不揮発性半導体記憶装置の進歩は
著しく、特にフラッシュメモリにおいては書き換え時間
も大幅に改善されてきている。ところが、書き換え時間
のおおよそ半分は、メモリセルのデータが期待値通りに
書き換えられたか否かを確認するベリファイ動作に要し
ており、このベリファイ動作時間を短縮する工夫が不可
欠である。
【0003】そこで、従来は、同時に書き込み動作を行
うメモリセルの数分だけセンスアンプを有して、上記ベ
リファイ動作時には、上記同時に書き込み動作を行った
メモリセルを同時にベリファイすることで、上記ベリフ
ァイ動作時間の短縮が図られている。
【0004】上述のベリファイ方法によれば、上記書き
換えのうちの書き込み動作については、同時に書き込む
メモリセル数がおおよそ1ビットから4kビット程度で
あって、個々のメモリセルへの書き込みデータが異なる
ために、上記同時に書き込み動作を行う1ビットから4
kビット程度メモリセルを同時にセンスアンプでベリフ
ァイしても効率的であると言える。
【0005】ところが、上記書き換えのうちの消去動作
については、2kビットから512kビット以上のメモ
リセルを一括して消去し、しかも、総てのメモリセルを
同一データ(「0」あるいは「1」)に書き換えるのであ
るから、書き込み動作の場合と同様に1ビットから4k
ビット程度のメモリセルを同時にセンスアンプでベリフ
ァイする従来のベリファイ動作は効率的であるとはいい
難い。
【0006】そこで、以下のような種々の消去ベリファ
イ方法が提案されている。尚、以下で述べる「ベリファ
イ」とは消去ベリファイのことを指す。不揮発性半導体
記憶装置におけるメモリセルに保持されている情報の
0,1の判定は、通常上記メモリセルトランジスタの閾
値電圧の高低を検知して行われるのであるが、以下に述
べる各ベリファイ方法においては、上記閾値電圧が低い
状態を消去状態と定義したメモリセルアレイに関するベ
リファイ方法である。この場合のベリファイ動作におい
ては、総てのメモリセルトランジスタの閾値電圧が低く
なったこと(すなわち、全メモリセルトランジスタのゲ
ートに上記高低の閾値電圧の中間電圧を印加した場合に
全メモリセルトランジスタに電流が流れること)を一括
で調べる必要がある。
【0007】(1) 総てのメモリセルトランジスタの
うち最小閾値電圧を呈するメモリセルトランジスタに電
流が流れたことを検知した時点で消去を終了する(特開
平4−3395号公報)。 (2) 1本のワード線に接続されたn個のメモリセル
を同数の判定回路を用いて同時にベリファイする(特開
平8−227590号公報)。このベリファイ方法は、
従来DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ)等で提案されているラインテストと同じコンセプト
である。 (3) 仮想接地型メモリセルアレイにおいて、1本の
ワード線に接続されている多数のメモリセルトランジス
タのソース/ドレイン間に直列に電圧を印加して、電流
が流れれば上記ワード線に接続された総てのメモリセル
は消去されていると判定する(特開平7−111901
号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の不揮発性半導体記憶装置のベリファイ方法において
は、以下のような問題がある。すなわち、上記ベリファ
イ方法は、上述したように、全メモリセルトランジスタ
のゲートに上記高低の閾値電圧の中間電圧を印加した場
合に全メモリセルトランジスタに電流が流れることを一
括で調べることによって行う。
【0009】ところが、総てのメモリセルに電流が流れ
ることを一括でベリファイすることは、多数の電流が流
れているメモリセルの中から電流が流れていないメモリ
セル1個を検出する必要があり、物理的に非常に難し
い。例えば、(1)に示すベリファイ方法においては、図
13のメモリセルトランジスタの閾値電圧分布に示すよ
うに、メモリセルトランジスタの閾値電圧をプログラム
状態D1からイレース状態D2に低下させることによっ
てイレース動作を行う。そして、最も消去されやすいメ
モリセルの閾値電圧Aがベリファイ動作時のワード線選
択電圧Cを越えたことを検出することによって、ベリフ
ァイ終了を判定している。したがって、最も消去されに
くいメモリセルの閾値電圧Bが上記選択電圧C以上であ
って未だプログラム状態のままである可能性が残ってお
り、総てのメモリセルが消去されていることをベリファ
イしたことにはならないという問題がある。
【0010】また、(2)に示すベリファイ方法において
は、1本のワード線に接続されたn個のメモリセルを同
数の判定回路で一斉にベリファイするので、ベリファイ
方法(1)の問題は解決できる。ところが、一括してベリ
ファイするn個のメモリセルと同数のn個の判定回路を
必要とするための面積の増大や、ワード線の本数mと同
数サイクルのベリファイ動作を必要とするためのベリフ
ァイ動作の長時間化等の問題がある。
【0011】また、(3)に示すベリファイ方法において
も、ベリファイ方法(1)の問題は解決できる。しかしな
がら、メモリセルトランジスタのオン抵抗や基板効果を
考えた場合、電流が微小すぎる上に、閾値上昇のため
に、あまり多数のメモリセルトランジスタを接続して一
度にベリファイできないという問題がある。
【0012】そこで、この発明の目的は、全メモリセル
に対する消去ベリファイ動作を一括して精度よく行うこ
とができる不揮発性メモリを有する半導体記憶装置、及
び、その一括消去ベリファイ方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の半導体記憶装置は、フローテ
ィングゲートを有する複数のメモリセルトランジスタの
制御ゲートおよびドレインが,マトリックス状に配列さ
れたワード線およびビット線に接続された不揮発性メモ
リセルを有するメモリセルアレイと、上記メモリセルア
レイの上記ワード線を選択する行デコーダ回路と、上記
メモリセルアレイの上記ビット線を選択する列デコーダ
回路と、入力された電圧または電流が基準値を越えたこ
とを検知して検知信号を出力するセンスアンプと、上記
センスアンプの入力端子に接続される共通ビット線と、
ベリファイ選択信号を受けて,このベリファイ選択信号
に従って上記メモリセルアレイの総てのビット線を上記
共通ビット線に接続するスイッチング回路と、上記共通
ビット線を所定電圧にプリチャージするプリチャージ回
路を備えて、上記メモリセルトランジスタは,閾値電圧
を所定電圧以上に高めることによって消去が行われる一
方,上記閾値電圧を上記所定電圧よりも低めることによ
って書き込みが行われるようになっており、上記行デコ
ーダ回路は,消去ベリファイ時には総ての上記ワード線
を選択すると共に , 上記総てのワード線に所定値の固定
電圧を出力するようになっており、上記センスアンプ
は,消去ベリファイ時には,上記所定電圧にプリチャージ
された共通ビット線の電位が,上記共通ビット線に接続
された未消去状態のメモリセルトランジスタを介してデ
ィスチャージされたことを検知して上記検知信号を出力
するようになっていることを特徴としている。
【0014】上記構成において、上記メモリセルアレイ
の消去は、総てのメモリセルトランジスタのフローティ
ングゲートに電子を注入して閾値電圧を所定電圧以上に
高めることによって行うと定義する。そして、共通ビッ
ト線を所定電圧にプリチャージした後、ベリファイ選択
信号に呼応してメモリセルアレイの総てのビット線を上
記共通ビット線に接続する。そして、行デコーダ回路に
よって上記メモリセルアレイの総てのワード線を選択し
た後、センスアンプからの検知信号を監視することによ
って一括消去ベリファイが行われる。この場合、上記メ
モリセルアレイに未消去のメモリセルが一つでも在れ
ば、上記プリチャージされた共通ビット線が上記未消去
のメモリセルトランジスタを介してディスチャージされ
るので、上記センスアンプからの検知信号に基づいて、
全メモリセルに対する消去ベリファイ動作が一括して精
度よく行われる。
【0015】 また、請求項2に係る発明の半導体記憶
装置は、フローティングゲートを有する複数のメモリセ
ルトランジスタの制御ゲートおよびドレインが,マトリ
ックス状に配列されたワード線およびビット線に接続さ
れた不揮発性メモリセルを有するメモリセルアレイと、
上記メモリセルアレイの上記ワード線を行アドレス信号
に従って選択する行デコーダ回路と、上記メモリセルア
レイの上記ビット線を列アドレス信号に従って選択し,
選択されたビット線をデータ線に接続するスイッチング
素子を有する列デコーダ回路と、上記データ線が入力端
子に接続されて,上記データ線から入力された電圧また
は電流が基準値を越えたことを検知して検知信号を出力
するセンスアンプと、ベリファイ選択信号を受けて,こ
のベリファイ選択信号に従って上記列アドレス信号に拘
わらず上記スイッチング素子をオンさせて,上記メモリ
セルアレイの総てのビット線を上記データ線に接続する
スイッチング回路と、上記データ線を所定電圧にプリチ
ャージするプリチャージ回路を備えて、上記メモリセル
トランジスタは,閾値電圧を所定電圧以上に高めること
によって消去が行われる一方,上記閾値電圧を上記所定
電圧よりも低めることによって書き込みが行われるよう
になっており、上記行デコーダ回路は,消去ベリファイ
時には総ての上記ワード線を選択すると共に、上記総て
のワード線に所定値の固定電圧を出力するようになって
おり、上記センスアンプは,消去ベリファイ時には,上記
所定電圧にプリチャージされたデータ線の電位が,上記
データ線に接続された未消去状態のメモリセルトランジ
スタを介してディスチャージされたことを検知して上記
検知信号を出力するようになっていることを特徴として
いる。
【0016】上記構成において、上記メモリセルアレイ
の消去は、総てのメモリセルトランジスタのフローティ
ングゲートに電子を注入して閾値電圧を所定電圧以上に
高めることによって行うと定義する。そして、データ線
を所定電圧にプリチャージした後、ベリファイ選択信号
に呼応して列デコーダ回路のスイッチング素子を列アド
レス信号に拘わらずオンさせてメモリセルアレイの総て
のビット線を上記データ線に接続する。そして、行デコ
ーダ回路によって上記メモリセルアレイの総てのワード
線を選択した後に、センスアンプからの検知信号を監視
することによって一括消去ベリファイが行われる。この
場合、上記メモリセルアレイに未消去のメモリセルが一
つでも在れば、上記プリチャージされたデータ線が上記
未消去のメモリセルトランジスタを介してディスチャー
ジされるので、上記センスアンプからの検知信号に基づ
いて、全メモリセルに対する消去ベリファイ動作が一括
して精度よく行われる。
【0017】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の半導体記憶装置の上記メモリセルアレイにお
いて,総てのメモリセルトランジスタのフローティング
ゲートに電子が注入されて保持情報が消去されたことを
一括してベリファイする一括消去ベリファイ方法であっ
て、上記プリチャージ回路によって,上記共通ビット線
を所定電圧にプリチャージし、上記スイッチング回路に
よって,上記ベリファイ選択信号に従って上記メモリセ
ルアレイの総てのビット線を上記共通ビット線に接続
し、上記行デコーダ回路によって,上記メモリセルアレ
イの総てのワード線を選択し、上記センスアンプからの
検知信号に基づいて、上記プリチャージされた共通ビッ
ト線が上記未消去のメモリセルトランジスタを介してデ
ィスチャージされたことを検知することによって、一括
消去ベリファイを行うことを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、上記メモリセルアレイ
に未消去のメモリセルが一つでも在れば、上記プリチャ
ージされた共通ビット線はディスチャージされるので、
上記センスアンプからの検知信号に基づいて、全メモリ
セルに対する消去ベリファイ動作が一括して精度よく行
われる。
【0019】また、請求項4に係る発明は、請求項2に
係る発明の半導体記憶装置の上記メモリセルアレイにお
いて,総てのメモリセルトランジスタのフローティング
ゲートに電子が注入されて保持情報が消去されたことを
一括してベリファイする一括消去ベリファイ方法であっ
て、上記プリチャージ回路によって,上記データ線を所
定電圧にプリチャージし、上記スイッチング回路によっ
て,上記ベリファイ選択信号に従って上記列アドレス信
号に拘わらず上記列デコーダ回路のスイッチング素子を
オンさせて,上記メモリセルアレイの総てのビット線を
上記データ線に接続し、上記行デコーダ回路によって,
行アドレス信号にしたがって上記メモリセルアレイの総
てのワード線を選択し、上記センスアンプからの検知信
号に基づいて、上記プリチャージされたデータ線が上記
未消去のメモリセルトランジスタを介してディスチャー
ジされたことを検知することによって、一括消去ベリフ
ァイを行うことを特徴としている。
【0020】上記構成によれば、上記メモリセルアレイ
に未消去のメモリセルが一つでも在れば、上記プリチャ
ージされたデータ線はディスチャージされるので、上記
センスアンプからの検知信号に基づいて、全メモリセル
に対する消去ベリファイ動作が一括して精度よく行われ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。この発明は、メモリセルアレ
イの総てのメモリセルトタンジスタの閾値電圧が所定値
より高くて電流が流れない消去状態を一括ベリファイす
る半導体記憶装置に関する。 <第1実施の形態> 図1は、本実施の形態の半導体記憶装置における概略構
成図である。1はメモリセルアレイであり、(m×n)個
のメモリセルトランジスタ(フローティングゲートを備
えた電界効果トランジスタ)MTがマトリックス状に配
列されて構成されている。そして、第1行に配列された
上記メモリセルトランジスタMT00,…,MT0mの制御ゲ
ートは、行デコーダ回路2の最初の出力端子に接続され
たワード線WL0に接続されている。以下同様にして、
最終行のメモリセルトランジスタMTn0,…,MTnmの制
御ゲートは、行デコーダ回路2の最終の出力端子に接続
されたワード線WLnに接続されている。
【0022】さらに、上記メモリセルアレイ1を構成す
るメモリセルトランジスタMTのうち第1列に配列され
たメモリセルトランジスタMT00,…,MTn0のドレイン
は、列デコーダ回路3の最初の出力端子に接続されたビ
ット線BL0に接続されている。以下同様にして、最終
列のメモリセルトランジスタMT0m,…,MTnmのドレイ
ンは、列デコーダ回路3の最終の出力端子に接続された
ビット線BLmに接続されている。
【0023】上記各ビット線BL0〜BLmは、対応する
トランジスタTN0〜TNmおよび共通ビット線5および
トランジスタTNs1を介してセンスアンプ8の入力端子
に接続されている。また、センスアンプ8の上記入力端
子はトランジスタTNs2を介してデータ線6に接続され
る。尚、このデータ線6には、列デコーダ回路3によっ
て選択されたビット線BLが接続される。
【0024】さらに、第1列のメモリセルトランジスタ
MT00,…,MTn0のソースと第2列のメモリセルトラン
ジスタMT01,…,MTn1のソースとは、共通にVss線4
によってグランドVssに接続されている。以下同様にし
て、第m列のメモリセルトランジスタMT0(m-1),…,M
Tn(m-1)のソースと第(m+1)列のメモリセルトランジ
スタMT0m,…,MTnmのソースとは、共通にVss線4に
よってグランドVssに接続されている。
【0025】上記共通ビット線5は、プリチャージ信号
φpreがゲートに入力されるトランジスタ9を介してプ
リチャージ電源Vpreに接続されている。また、上記ト
ランジスタTNs1のゲートには一括消去ベリファイモー
ド選択信号φaevが入力される一方、上記トランジスタ
TNs2のゲートには一括消去ベリファイモード選択信号
φaevがインバータ10を介して入力される。また、上
記トランジスタTN0〜TNmのゲートには、一括消去ベ
リファイモード選択信号φaevが共通に入力される。
【0026】上記センスアンプ8は、上記ベリファイ動
作時には、入力端子に接続された共通ビット線5の電位
がプリチャージ電圧Vpreからリファレンス電圧Vrefを
越えて低下したか否かを監視している。そして、低下し
たことを検知すると出力信号OUTのレベルを“H"から
“L"に切り換えるのである。
【0027】一般に、不揮発性メモリにおいては、メモ
リセルトランジスタMTのゲートに電圧を印加して電流
が流れるか否かによってメモリセルに保持されている情
報の1,0を判定する。本実施の形態においては、説明
の便宜上、電流が流れた場合を情報「0」とし、電流が
流れない場合を情報「1」とする。また、この発明にお
いては、消去動作によって、総てのメモリセルトタンジ
スタに電流が流れない状態(つまり、本実施の形態では
状態「1」)になるものとする。
【0028】上記不揮発性メモリのプログラム動作(閾
値電圧の低下)は、メモリセルトランジスタMTのフロ
ーティングゲートから電子を引き抜くことによって行わ
れる。ここで、フローティングゲートからの電子の引き
抜きは、以下のようにして行われる。
【0029】すなわち、上記メモリセルトランジスタM
Tの制御ゲートに負の電圧Vnw(例えば,−8V)を印加
して、ドレンに正の電圧Vpp(例えば4V)を印加する。
このとき、仮想接地方式をとるメモリセルアレイである
場合には、メモリセルトランジスタMTのソースは隣接
するメモリセルトランジスタMTのソースと共通となっ
ているので、上記ソースの電圧はVppかフローティング
状態(+1Vでも可)となる。このような印加電圧条件で
FN(Fowler−Nordheim)トンネル現象によってフロー
ティングゲートからドレイン領域に電子を引き抜くので
ある。結果として、メモリセルトランジスタMTの閾値
電圧は低下して、プログラム動作が完了する。
【0030】上記不揮発性メモリのイレース動作(閾値
電圧の上昇)は、メモリセルトランジスタMTのフロー
ティングゲートに電子を注入することによって行う。こ
こで、フローティングゲートへの電子の注入は、以下の
ようにして行われる。
【0031】すなわち、上記メモリセルトランジスタM
Tの制御ゲートに正の電圧Vpe(例えば+10V)を印加
し、ドレンおよびソースに負の電圧Vns(例えば−8V)
を印加する。そして、上記FNトンネル現象によってフ
ローティングゲートに電子を注入するのである。したが
って、メモリセルトランジスタの閾値電圧は上昇して、
約3V以上に高められる。
【0032】また、上記不揮発性メモリのリード動作
は、上記制御ゲートに電源電圧Vccを印加し、ソース
(ドレイン)に電圧Vbais(例えば、1V)を印加し、ドレ
イン(ソース)にグランド電圧Vssを印加する。そして、
メモリセルトランジスタMTに電流が流れるか否かによ
って保持されている情報を判定することによって行う。
尚、表1に、プログラムモード,イレースモードおよび
リードモード時の印加電圧をまとめてある。
【表1】
【0033】図2は、上記列デコーダ回路3の一例を示
す具体的回路図である。尚、図2はビット線BL0の部
分のみの回路を示し、他のビット線BL1〜BLmの部分
は省略している。また、この列デコーダ回路3は、従来
より用いられている通常の列デコーダ回路である。上記
ビット線BL0とデータ線6とはトランジスタ11を介
して接続されている。そして、このトランジスタ11の
ゲートは、インバータ12および直列に接続された3つ
のトランジスタ13,14,15を介して接地されてい
る。また、インバータ12の入力端子は、トランジスタ
16を介して電源Vccに接続されている。さらに、イン
バータ12の入力端子は、ゲートがインバータ12の出
力端子に接続されたトランジスタ17を介して電源Vcc
に接続されている。また、上記ビット線BL0は、プリ
チャージ信号φpreによってオン・オフするトランジスタ
18を介してプリチャージ電源Vpreに接続されてい
る。
【0034】上記構成の列デコーダ回路3において、上
記プログラム動作,イレース動作およびリード動作時に
は、特定のアドレスの場合に特定のビット線BLが選択
される。図2に示す例の場合には、列アドレス信号add
0,add1,add2のレベルが“H"の場合にトランジスタ11
がオンとなり、ビット線BL0が選択されてデータ線6
に接続される。これに対して、上記プリチャージ信号φ
preのレベルが“L"の場合にトランジスタ11がオフと
なって、ビット線BL0はデータ線6に接続されない。
【0035】上記構成を有する半導体記憶装置のメモリ
セルアレイ1に対するベリファイ動作は、以下のような
手順によって行われる。先ず、上記一括消去ベリファイ
モード選択信号φaevのレベルを“L"にしてトランジス
タTNS1,TN0〜TNmをオフにする一方、トランジス
タTNs2をオンにする。こうして、共通ビット線5を各
ビット線BL0〜BLmおよびセンスアンプ8から切り離
す。さらに、プリチャージ信号φpreのレベルを“L"に
して、トランジスタ11をオフにしてビット線BL0を
データ線6から切り離す。それと同時に、トランジスタ
9,18をオンにして共通ビット線5およびビット線B
L0を個別にプリチャージ電圧Vpreに充電する。尚、他
のビット線BL1〜BLmも同様にして充電される。次
に、上記プリチャージ信号φpreのレベルを“H"にして
トランジスタ9,18,18,…をオフにして、共通ビッ
ト線5および各ビット線BL0〜BLmへのプリチャージ
を止める。ここまでの間、総てのワード線WL0〜WLn
は非選択状態にある。
【0036】次に、上記一括消去ベリファイモード選択
信号φaevのレベルを“H"にして、共通ビット線5を各
ビット線BL0〜BLm及びセンスアンプ8に接続する一
方、データ線6をセンスアンプ8から切り離す。そし
て、行デコーダ回路2によって総てのワード線WL0〜
WLnを選択する。この場合に、もし、総てのメモリセ
ルが消去されて情報「1」を保持しており、総てのメモ
リセルトランジスタMT00,…,MTnmは電流が流れない
状態であれば、共通ビット線5および総てのビット線B
L0〜BLmのプリチャージ電圧Vpreは低下することは
ない。したがって、センスアンプ8からの出力信号OUT
のレベルは“H"を保持する。
【0037】これに対して、一つでも消去されていない
メモリセルが在れば、そのメモリセルのメモリセルトラ
ンジスタMTは電流が流れる状態になっており、共通ビ
ット線5のプリチャージ電圧Vpreは当該メモリセルト
ランジスタMTおよびVss線4を介してディスチャージ
されて低下することになる。したがって、上記センスア
ンプ8からの出力信号OUTのレベルは“L"となるのであ
る。すなわち、上記センスアンプ8の出力信号OUTのレ
ベルが“L"となることによって、総てのメモリセルが
消去されていないことを一括して精度よく検知するする
ことができ、全メモリセルに対するベリファイ動作を一
括して精度よく行うことができるのである。
【0038】上述のように、本実施の形態においては、
上記一括消去ベリファイモード選択信号φaevによって
オン・オフするトランジスタTN0〜TNmと共通ビット
線5とを介して総てのビット線BL0〜BLmをセンスア
ンプ8の入力端子に接続して、上記一括消去ベリファイ
モード選択信号φaevによって、共通ビット線5を各ビ
ット線BL0〜BLmとセンスアンプ8とに電気的に接続
・切り離し可能にする。また、プリチャージ信号φpreに
よってオン・オフするトランジスタ9を介して共通ビッ
ト線5をプリチャージ電源Vpreに接続する一方、プリ
チャージ信号φpreによってオン・オフするトランジスタ
18,18,…を介して各ビット線BL0〜BLmをプリチ
ャージ電源Vpreに接続する。そして、上記メモリセル
アレイ1に対してベリファイ動作を行う場合には、以下
の手順によって動作する。
【0039】 一括消去ベリファイモード選択信号φ
aevおよびプリチャージ信号φpreのレベルを“L"にし
て、共通ビット線5および総てのビット線BL0〜BLm
を個別にプリチャージ電圧Vpreに充電する。 プリ
チャージ信号φpreのレベルを“H"にして、共通ビット
線5および総てのビット線BL0〜BLmへの充電を停止
する。 一括消去ベリファイモード選択信号φaevの
レベルを“H”にし、行デコーダ回路2によって総ての
ワード線WL0〜WLnを選択して、センスアンプ8から
の出力信号OUTのレベルが“L"になるのを監視する。
【0040】こうして、上記メモリセルアレイ1に消去
されていないメモリセルが在るために、共通ビット線5
がディスチャージされることを検知するのである。この
場合、上記共通ビット線5のディスチャージは、メモリ
セルアレイ1中に消去されていないメモリセルトランジ
スタMTが一つでも在れば起こるので、全メモリセルに
対するベリファイ動作を一括して精度よく行うことがで
きる。
【0041】<第2実施の形態> 本実施の形態においては、図1における共通ビット線5
の機能をデータ線に持たせるのである。図3は、本実施
の形態における半導体記憶装置の概略構成図である。メ
モリセルアレイ31,行デコーダ回路32,Vss線34,
データ線36およびセンスアンプ38は、第1実施の形
態におけるメモリセルアレイ1,行デコーダ回路2,Vss
線4,データ線6およびセンスアンプ8と同じ構成を有
して、同様に機能する。
【0042】本実施の形態においては、第1実施の形態
における共通ビット線5と、この共通ビット線5と各ビ
ット線BL0〜BLmとを接続するトランジスタTN0〜
TNmと、共通ビット線5とセンスアンプ8とを接続す
るトランジスタTNs1と、インバータ10およびトラン
ジスタTNs2に相当するものは無く、データ線36は直
接センスアンプ38に接続されている。そして、データ
線36には、プリチャージ信号φpreによってオン・オフ
するトランジスタ39を介してプリチャージ電源Vpre
が接続されている。
【0043】図4は、本実施の形態における列デコーダ
回路33の一例を示す具体的回路図である。尚、図4は
ビット線BL0の部分のみの回路を示し、他のビット線
BL1〜BLmの部分は省略している。上記ビット線BL
0とデータ線36とはトランジスタ41を介して接続さ
れている。そして、このトランジスタ41のゲートには
NAND論理回路42の出力端子が接続され、このNA
ND論理回路42の一方の入力端子は直列に接続された
3つのトランジスタ43,44,45を介して接地されて
いる。さらに、NAND論理回路42の上記一方の入力
端子は、ゲートがNAND論理回路42の出力端子に接
続されたトランジスタ47およびトランジスタ46を介
して電源Vccに接続されている。また、NAND論理回
路42の他方の入力端子には、インバータ48を介して
一括消去ベリファイモード選択信号φaevが入力され
る。また、上記ビット線BL0は、プリチャージ信号φp
reによってオン・オフするトランジスタ49を介してプ
リチャージ電源Vpreに接続されている。
【0044】上記構成の列デコーダ回路33において、
上記プログラム動作,イレース動作およびリード動作時
には、特定のアドレスの場合に特定のビット線BLが選
択されてデータ線36に接続される。図4に示す例の場
合には、列アドレス信号add0,add1,add2のレベルが
“H"の場合に、一括消去ベリファイモード選択信号φa
evおよびプリチャージ信号φpreのレベルに関係なくト
ランジスタ41がオンとなり、ビット線BL0が選択さ
れてデータ線36に接続される。一方、上記プリチャー
ジ信号φpreおよび一括消去ベリファイモード選択信号
φaevのレベルが“L"の場合に、トランジスタ41がオ
フとなって、ビット線BL0はデータ線36に接続され
ない。
【0045】これに対して、上記ベリファイ動作時に
は、列デコーダ回路33は次のように動作する。先ず、
上記一括消去ベリファイモード選択信号φaevおよびプ
リチャージ信号φpreのレベルを“L"にしてトランジス
タ41をオフにし、ビット線BL0をデータ線36から
切り離す。そして、トランジスタ49を介してビット線
BL0がプリチャージ電圧Vpreに充填される一方、トラ
ンジスタ39を介してデータ線36がプリチャージ電圧
Vpreに充填される。尚、他のビット線BL1〜BLmも
同様にして充電される。
【0046】次に、上記プリチャージ信号φpreの電圧
レベルを“H"にしてトランジスタ46,39,49をオ
フにし、各ビット線BL0〜BLmおよびデータ線36へ
の充電を止める。ここまでの間、総てのワード線WL0
〜WLnは非選択状態にある。次に、上記一括消去ベリ
ファイモード選択信号φaevのレベルを“H"にしてトラ
ンジスタ41,41,…をオンにし、各ビット線BL0〜
BLmとデータ線36とを接続する。そして、行デコー
ダ回路2によって総てのワード線WL0〜WLnを選択す
ると、消去されていないメモリセルが在れば、対応する
メモリセルトランジスタMTおよびVss線34を介して
データ線36のプリチャージ電圧Vpreが低下する。し
たがって、センスアンプ38からの出力信号OUTのレベ
ルは“L"となるのである。
【0047】すなわち、本実施の形態においては、上記
データ線36を、第1実施の形態における共通ビット線
5と同様に機能させて、全メモリセルに対するベリファ
イ動作を一括して精度よく行うのである。したがって、
本実施の形態によれば、通常の半導体記憶装置の列デコ
ーダ回路(図2参照)のインバータ12に代えてNAND
論理回路42およびインバータ48を設けるだけの簡単
な構成で、全メモリセルに対するベリファイ動作を一括
して精度よく行うことができ、第1実施の形態に比して
大幅なコストダウンを図ることができるのである。
【0048】<第3実施の形態> 本実施の形態は、全メモリセルに対してベリファイ動作
を一括して精度よく行う仮想接地方式の半導体記憶装置
に関する。図5は、仮想接地方式の半導体記憶装置にお
ける概略構成図である。行デコーダ回路52,Vss線5
4,共通ビット線55,データ線56,センスアンプ58,
トランジスタ59,インバータ60,トランジスタTNs1
およびトランジスタTNs2は、第1実施の形態における
行デコーダ回路2,Vss線4,共通ビット線5,データ線
6,センスアンプ8,トランジスタ9,インバータ10,ト
ランジスタTNs1およびトランジスタTNs2と同じ構成
を有して、同様に機能する。
【0049】本実施の形態におけるメモリセルアレイ5
1は次のような構造を有している。すなわち、上記メモ
リセルアレイ51を構成する各メモリセルトランジスタ
MT00,…,MTnmの制御ゲートは、第1実施の形態にお
けるメモリセルアレイ1の場合と同様に、行デコーダ回
路52の各出力端子に接続されたワード線WL0,…,W
Lnに接続されている。
【0050】また、第1列に配列されたメモリセルトラ
ンジスタMT00,…,MTn0のドレインは、列デコーダ回
路3の最初の出力端子に接続されたビット線BL0に接
続されている。一方、ソースは、第2列に配列されたメ
モリセルトランジスタMT01,…,MTn1のソースと共通
に、列デコーダ回路3の2番目の出力端子に接続された
ビット線BL1に接続されている。また、第2列に配列
されたメモリセルトランジスタMT01,…,MTn1のドレ
インは、第3列に配列されたメモリセルトランジスタM
T02,…,MTn2のドレインと共通に、列デコーダ回路3
の3番目の出力端子に接続されたビット線BL2に接続
されている。以下、同様に、隣接して2列に配列された
メモリセルトランジスタMTのドレインおよびソースは
同じビット線BLに共通に接続され、最終(第(m+1))
列に配列されたメモリセルトランジスタMT0m,…,MT
nmのソースは、列デコーダ回路3の最終(m+1)番目の
出力端子に接続されたビット線BL(m+1)に接続されて
いる。
【0051】上記各ビット線BL0〜BL(m+1)のうち、
奇数番目のビット線BL0,BL2,…,BLm(以下、偶数
の番号が付されているので「偶数ビット線」と言う)
は、トランジスタTN0,TN2,…,TNmを介して共通ビ
ット線55に接続されている。一方、偶数番目のビット
線BL1,BL3,…,BL(m+1)(以下、奇数の番号が付さ
れているので「奇数ビット線」と言う)は、トランジスタ
TN1,TN3,…,TN(m+1)を介してVss線54に接続さ
れている。
【0052】図6は、本実施の形態における列デコーダ
回路53の一例を示す具体的回路図である。尚、図6で
は、番号k(k:0を含む偶数)が付されている上記偶数
ビット線BLkおよび番号(k+1)が付されている上記
奇数ビット線BL(k+1)で代表して示す。上記偶数ビッ
ト線BLkは、上記トランジスタ61を介して偶数アド
レスデータ線68に接続されている。そして、このトラ
ンジスタ61のゲートにはNAND論理回路62の出力
端子が接続され、このNAND論理回路62の一方の入
力端子は直列に接続された3つのトランジスタ63,6
4,65を介して接地されている。さらに、NAND論
理回路62の上記一方の入力端子は、ゲートがNAND
論理回路62の出力端子に接続されたトランジスタ67
及びトランジスタ66を介して電源Vccに接続されてい
る。また、NAND論理回路62の他方の入力端子に
は、ビット線BL(k-1)側からのコラム選択信号CSEL(k-
1)が入力される。
【0053】上記奇数ビット線BL(k+1)は、トランジ
スタ71を介して奇数アドレスデータ線69に接続され
ている。そして、このトランジスタ71のゲートにはN
AND論理回路72の出力端子が接続され、このNAN
D論理回路72の一方の入力端子は直列に接続された3
つのトランジスタ73,74,75を介して接地されてい
る。さらに、NAND論理回路72の上記一方の入力端
子は、ゲートがNAND論理回路72の出力端子に接続
されたトランジスタ77およびトランジスタ76を介し
て電源Vccに接続されている。また、NAND論理回路
72の他方の入力端子には偶数ビット線BLk側のNA
ND論理回路62の上記一方の入力端子が接続され、N
AND論理回路62の上記一方の入力端子への入力信号
がコラム選択信号CSELkとして入力される。
【0054】そして、上記NAND論理回路72の上記
一方の入力端子への入力信号が、次の偶数ビット線BL
(k+2)側へのコラム選択信号CSEL(k+1)として出力され
る。
【0055】さらに、上記偶数ビット線BLkは、一括
消去ベリファイモード選択信号φaevによってオン・オフ
するトランジスタ70を介してプリチャージ電源Vpre
に接続されている。同様に、上記奇数ビット線BL(k+
1)は、一括消去ベリファイモード選択信号φaevによっ
てオン・オフするトランジスタ71を介してプリチャー
ジ電源Vpreに接続されている。
【0056】上記偶数アドレスデータ線68はトランジ
スタ81を介してデータ線56に接続される一方、奇数
アドレスデータ線69はトランジスタ82を介してデー
タ線56に接続されている。さらに、偶数アドレスデー
タ線68は、トランジスタ83を介してグランドVssに
接続される一方、奇数アドレスデータ線69は、トラン
ジスタ84を介してグランドVssに接続されている。そ
して、トランジスタ81,84のゲートには共通に偶数
アドレス選択信号φevenが供給される一方、トランジス
タ82,83には共通に奇数アドレス選択信号φoddが供
給される。
【0057】上記構成の列デコーダ回路53において、
上記プログラム動作,イレース動作およびリード動作時
には、特定のアドレスの場合に特定の隣り合う2本のビ
ット線が選択されて、偶数アドレスデータ線68あるい
は奇数アドレスデータ線69に接続される。
【0058】図6に示す例の場合には、列アドレス信号
add0,add1,add2のレベルが“H"になると、NAND論
理回路62の上記一方の入力端子のレベルが“L"にな
ってプリチャージ信号φpreおよびコラム選択信号CSEL
(k-1)のレベルに関係なくトランジスタ61がオンとな
る。さらに、NAND論理回路62の上記一方の入力端
子へのレベル“L"の信号がコラム選択信号CSELkとして
NAND論理回路72の上記他方の入力端子に入力され
て、プリチャージ信号φpreおよび列アドレス信号add0
#,add1,add2のレベルに関係なくトランジスタ71がオ
ンとなる。
【0059】こうして、上記偶数ビット線BLkが選択
されて偶数アドレスデータ線68に接続され、奇数ビッ
ト線BL(k+1)も選択されて奇数アドレスデータ線69
に接続されるのである。このとき、列アドレス信号add0
#のレベルは“L"であるからNAND論理回路72の
上記一方の入力端子のレベルは“H"を保持し、次ビッ
ト線BL(k+2)側へのコラム選択信号CSEL(k+1)のレベル
は“H"となる。したがって、次ビット線BL(k+2)は選
択されないのである。
【0060】その場合に、上記偶数アドレスデータ線6
8をデータ線56に接続する場合には、偶数アドレス選
択信号φevenのレベルを“H"にし、奇数アドレス選択
信号φoddのレベルを“L"にする。一方、奇数アドレス
データ線69をデータ線56に接続する場合には、偶数
アドレス選択信号φevenのレベルを“L"にし、奇数ア
ドレス選択信号φoddのレベルを“H"にすればよい。
【0061】上記構成を有する半導体記憶装置のメモリ
セルアレイ51に対するベリファイ動作は、基本的には
第1実施の形態と同様にして以下のように行われる。
【0062】ここで、コラム選択信号CSEL0としては電
源電圧Vccが供給される。先ず、上記一括消去ベリファ
イモード選択信号φaevのレベルを“L"にして、共通ビ
ット線55を偶数ビット線BLkおよびセンスアンプ5
8から切り離す。さらに、プリチャージ信号φpreのレ
ベルを“L"にして、総てのビット線BLk,BL(k+1)を
データ線56から切り離すと同時に、共通ビット線55
および各ビット線BLk,BL(k+1)を個別にプリチャー
ジ電圧Vpreに充電する。次に、上記プリチャージ信号
φpreのレベルを“H"にして共通ビット線55および各
ビット線BLk,BL(k+1)へのプリチャージを止める。
ここまでの間、総てのワード線WL0〜WLnは非選択状
態にある。
【0063】次に、上記一括消去ベリファイモード選択
信号φaevのレベルを“H"にして、共通ビット線55を
偶数ビット線BLk及びセンスアンプ58に接続する一
方、奇数ビット線BL(k+1)をVss線54に接続する。
さらに、行デコーダ回路52によって総てのワード線W
L0〜WLnを選択する。そうすると、メモリセルアレイ
51に消去されていないメモリセルが在れば、対応する
メモリセルトランジスタMTのソースに接続された奇数
ビット線BL(k+1)およびVss線54を介して共通ビッ
ト線55の電圧がプリチャージ電圧Vpreから低下す
る。したがって、センスアンプ58からの出力信号OUT
のレベルは“L"となるのである。
【0064】すなわち、本実施の形態においては、仮想
接地方式の半導体記憶装置における偶数ビット線BL0,
BL2,…,BLmをトランジスタTN0,TN2,…,TNm及
び共通ビット線55を介してセンスアンプ58に接続
し、奇数ビット線BL1,BL3,…,BL(m+1)をトランジ
スタTN1,TN3,…,TN(m+1)を介してVss線54に接
続する。そして、一括消去ベリファイモード選択信号φ
aevのレベルに応じて、トランジスタTN0〜TN(m+1)
によって、共通ビット線55と偶数ビット線BL0,BL
2,…,BLmの間、Vss線54と奇数ビット線BL1,BL
3,…,BL(m+1)との間を、電気的に接続・切り離し可能
にする。そして、メモリセルアレイ51に対してベリフ
ァイ動作を行う場合には、以下の手順によって動作す
る。
【0065】 一括消去ベリファイモード選択信号φ
aev及びプリチャージ信号φpreのレベルを“L"にし
て、共通ビット線55および総てのビット線BL0〜B
L(m+1)を個別にプリチャージ電圧Vpreに充電する。
プリチャージ信号φpreのレベルを“H"にして、共通
ビット線55および総ての数ビット線BL0〜BL(m+1)
への充電を停止する。 一括消去ベリファイモード選
択信号φaevのレベルを“H”にする一方、行デコーダ
回路52によって総てのワード線WL0〜WLnを選択し
て、センスアンプ58からの出力信号OUTのレベルが
“L"になるのを監視する。
【0066】こうして、上記メモリセルアレイ51に消
去されていないメモリセルが在るために、共通ビット線
55がディスチャージされたことを検知するのである。
この場合、上記共通ビット線55のディスチャージは、
メモリセルアレイ51中に消去されていないメモリセル
トランジスタMTが一つでも在れば発生するため、仮想
接地方式の半導体記憶装置のメモリセルアレイ51に対
するベリファイ動作を一括して精度よく行うことができ
るのである。
【0067】<第4実施の形態> 本実施の形態においては、図5における共通ビット線5
5の機能を偶数アドレスデータ線およびデータ線に持た
せ、Vss線54の機能を奇数アドレスデータ線に持たせ
るのである。図7は、本実施の形態における半導体記憶
装置の概略構成図である。メモリセルアレイ91,行デ
コーダ回路92,データ線94およびセンスアンプ95
は、第3実施の形態におけるメモリセルアレイ51,行
デコーダ回路52,データ線56およびセンスアンプ5
8と同じ構成を有して、同様に機能する。
【0068】本実施の形態においては、第3実施の形態
における共通ビット線55と、この共通ビット線55と
偶数ビット線BL0,BL2,…,BLmとを接続するトラン
ジスタTN0,TN2,…,TNmと、共通ビット線55とセ
ンスアンプ58とを接続するトランジスタTNs1と、イ
ンバータ60およびトランジスタTNs2と、Vss線54
と、このVss線54と奇数ビット線BL1,BL3,…,B
L(m+1)とを接続するトランジスタTN1,TN3,…,TN
(m+1)に相当するものは無く、データ線94は直接セン
スアンプ95に接続されている。そして、データ線94
には、プリチャージ信号φpreによってオン・オフするト
ランジスタ96を介してプリチャージ電源Vpreが接続
されている。
【0069】図8は、本実施の形態における列デコーダ
回路93の一例を示す具体的回路図である。尚、図8で
は、番号k(k:0を含む偶数)が付されている偶数ビッ
ト線BLkおよび番号(k+1)が付されている奇数ビッ
ト線BL(k+1)で代表して示している。本実施の形態に
おける列デコーダ回路93は、第3実施の形態における
列デコーダ回路53と基本的に同じ構成を有している。
但し、本実施の形態におけるNAND論理回路102,
107には、インバータ103を介して一括消去ベリフ
ァイモード選択信号φaevが入力されている。
【0070】上記構成の半導体記憶装置は、次のように
動作して上記一括ベリファイ動作を行う。図9は、上記
ベリファイ動作時における各信号のタイミンブチャート
である。以下、図9に従ってベリファイ動作を説明す
る。
【0071】先ず、時点t0において、上記一括消去ベ
リファイモード選択信号φaevおよびプリチャージ信号
φpreのレベルを“L"にして、NAND論理回路10
2,107の出力信号のレベルを“L"にする。こうし
て、偶数ビット線BLkを偶数アドレスデータ線104
から切り離す一方、奇数ビット線BL(k+1)を奇数アド
レスデータ線105から切り離す。それと同時に、デー
タ線94および総てのビット線BLk,BL(k+1)を個別
にプリチャージ電圧Vpreに充電する。
【0072】次に、時点t1において、上記プリチャー
ジ信号φpreの電圧レベルを“H"にして、データ線94
および総てのビット線BLk,BL(k+1)への充電を止め
る。次に、時点t2において、上記偶数アドレス選択信
号φevenのレベルを“H"にする一方、奇数アドレス選
択信号φoddのレベルを“L"にする。こうして、偶数ア
ドレスデータ線104をデータ線94に接続する一方、
奇数アドレスデータ線105をグランドVssに接続す
る。その結果、偶数アドレスデータ線104はプリチャ
ージ電圧Vpreに充電される。
【0073】次に、時点t3において、上記一括消去ベ
リファイモード選択信号φaevのレベルを“H"にして、
NAND論理回路102,107の出力を列アドレス信
号およびプリチャージ信号φpreのレベルに関係なく
“H"にする。こうして、偶数ビット線BLkを偶数アド
レスデータ線104に接続する一方、奇数ビット線BL
(k+1)を奇数アドレスデータ線105に接続する。さら
に、上記行デコーダ回路92によって総てのワード線W
L0〜WLnを選択する。そうすると、メモリセルアレイ
91に消去されていないメモリセルが在れば、対応する
メモリセルトランジスタMTのソースに接続された奇数
ビット線BL(k+1)及び奇数アドレスデータ線105を
介してデータ線94がディスチャージされて、プリチャ
ージ電圧Vpreが低下する。したがって、センスアンプ
95からの出力信号OUTのレベルは“L"となるのであ
る。
【0074】すなわち、本実施の形態においては、上記
偶数アドレスデータ線104およびデータ線94を第3
実施の形態における共通ビット線55と同様に機能させ
る一方、奇数アドレスデータ線105を第3実施の形態
におけるVss線54と同様に機能させて、全メモリセル
に対するベリファイ動作を一括して精度よく行うのであ
る。したがって、本実施の形態によれば、通常の仮想接
地方式の半導体記憶装置の列デコーダ回路(図6参照)に
インバータ103を設けるだけの簡単な構成で、全メモ
リセルに対するベリファイ動作を一括して精度よく行う
ことができ、第3実施の形態に比して大幅なコストダウ
ンを図ることができるのである。
【0075】<第5実施の形態> 本実施の形態は、全メモリセルに対してベリファイ動作
を一括して精度よく行うことができる仮想接地方式であ
ってシリアルアクセスを行う半導体記憶装置に関する。
図10および図11は、本実施の形態における半導体記
憶装置の概略構成図である。メモリセルアレイ111,
行デコーダ回路112,トランジスタTN0〜TN(m+1),
共通ビット線115,Vss線114,センスアンプ116
およびトランジスタ117は、第3実施の形態における
メモリセルアレイ51,行デコーダ回路52,トランジス
タTN0〜TN(m+1),共通ビット線55,Vss線54,セ
ンスアンプ58およびトランジスタ59と同じ構成を有
して、同様に機能する。
【0076】本実施の形態においては、第3実施の形態
におけるトランジスタTNs1,インバータ60およびト
ランジスタTNs2に相当するものは無く、共通ビット線
115は直接センスアンプ116に接続されている。
【0077】本実施の形態における列デコーダ回路11
3は、以下のような構成を有している。すなわち、上記
偶数ビット線BL0,BL2,…,BLmには、トランジスタ
121〜125が介設されている。また、上記奇数ビッ
ト線BL1,BL3,…,BL(m+1)には、トランジスタ14
1〜144が介設されている。さらに、偶数ビット線B
L0,BL2,…,BLmは、トランジスタ131〜135を
介してグランドVssに接続されている。また、奇数ビッ
ト線BL1,BL3,…,BL(m+1)は、トランジスタ151
〜155を介してグランドVssに接続されている。
【0078】そして、上記トランジスタ121,132,
123,124,135のゲートは、共通にインバータ1
37の出力端子に接続されている。また、上記トランジ
スタ131,122,133,134,125のゲートは共
通にインバータ137の入力端子に接続され、インバー
タ137の入力端子には列アドレス信号add1が供給され
る。さらに、トランジスタ141,152,143,15
4のゲートは共通にインバータ157の出力端子に接続
されている。また、トランジスタ151,142,15
3,144,155のゲートは共通にインバータ157の
入力端子に接続され、インバータ157の入力端子には
排他的NOR論理回路158の出力端子が接続されてい
る。そして、排他的NOR論理回路158の一方の入力
端子には列アドレス信号add1が供給され、他方の入力端
子には列アドレス信号add0が供給される。
【0079】上記列デコーダ回路113とメモリセルア
レイ111との間における総てのビット線BL0〜BL
(m+1)には、プリチャージ信号φpreによって一斉にオン
・オフするトランジスタ群159によって電圧Vpreにプ
リチャージされるようになっている。さらに、各ビット
線BL0〜BL(m+1)は、トランジスタ群160によって
一括消去ベリファイモード選択信号φaev#に従って一
斉にオン・オフされるようになっている。
【0080】また、上記各ビット線BL0〜BLmの夫々
は、センスアンプ部161内において、センスアンプ切
離信号φcut0〜φcut3の何れか一つによってオン/オフ
するトランジスタを介してセンスアンプSAの一方の入
力端子に接続されている。そして、センスアンプSAの
他方の入力端子は、共通にリファレンス電圧Vrefに接
続されている。また、上記各センスアンプSAの上記一
方の入力端子は、データ転送信号φloadによってオン/
オフするトランジスタを介してシフトレジスタ162に
接続されている。
【0081】上記構成の半導体記憶装置は、以下のよう
に動作する。すなわち、通常のリード動作時には、上記
一括消去ベリファイモード選択信号φaevのレベルを
“L"にして、トランジスタTN0〜TN(m+1)をオフに
する。その場合、一括消去ベリファイモード選択信号φ
aev#のレベルは“H"となって、総てのビット線BL0
〜BL(m+1)はトランジスタ群160によって列デコー
ダ回路113に電気的に接続される。そうした後、列ア
ドレス信号add0,add1によって、読み出しの対象となる
メモリセルに対応したビット線BLが選択されて、セン
スアンプ部161に接続される。表1に、列アドレス信
号add0,add1のレベルと選択ビット線BLとの関係を示
す。
【0082】
【表2】
【0083】例えば、上記列アドレス信号add0のレベル
が“L"であり、上記列アドレス信号add1のレベルが
“H"である状態IIにおいては、トランジスタ131,1
22,133,134,125およびトランジスタ151,
142,153,144,155がオンとなって、ビット
線BL2,BL3,…が対応するセンスアンプSAに接続さ
れる一方、ビット線BL0,BL1,BL4,…がグランドV
ssに接続される。
【0084】次に、上記プリチャージ信号φpreのレベ
ルを“L"にして、トランジスタ群159を介してビッ
ト線BLをプリチャージ電圧Vpreに充電する。そし
て、行デコーダ回路112によって、読み出しの対象と
なるメモリセルに対応するワード線WLが選択される
と、以下のように各メモリセルトランジスタMTの閾値
電圧の高低がチェックされる。すなわち、上記状態Iの
場合には、ビット線BL1,BL2間のメモリセルトラン
ジスタMT、ビット線BL3,BL4間のメモリセルトラ
ンジスタMT、…の閾値電圧の高低がチェックされる。
但し、この場合には、ビット線BL2,BL3,…がグラン
ドVssに接続される。また、上記状態IIの場合には、ビ
ット線BL1,BL2間のメモリセルトランジスタMT、
ビット線BL3,BL4間のメモリセルトランジスタM
T、…の閾値電圧の高低がチェックされる。但し、この
場合には、ビット線BL1,BL4,…がグランドVssに接
続される。また、上記状態IIIの場合には、ビット線B
L0,BL1間のメモリセルトランジスタMT、ビット線
BL2,BL3間のメモリセルトランジスタMT、…の閾
値電圧の高低がチェックされる。但し、この場合には、
ビット線BL1,BL2,…がグランドVssに接続される。
また、上記状態IVの場合には、ビット線BL0,BL1間
のメモリセルトランジスタMT、ビット線BL2,BL3
間のメモリセルトランジスタMT、…の閾値電圧の高低
がチェックされる。但し、この場合には、ビット線BL
0,BL3,…がグランドVssに接続される。
【0085】その結果、閾値電圧のチェック対象のメモ
リセルトランジスタMTに保持されている情報が「0」
である場合には、当該メモリセルトランジスタMTの閾
値電圧が低いためにオンするのでセンスアンプSAに接
続されているビット線BLがディスチャージされる。一
方、保持されている情報が「1」である場合にはディス
チャージされずにプリチャージ電圧Vpreを保つ。
【0086】次に、上記状態I〜状態IVに応じてセンス
アンプ切離信号φcut0〜φcut3のレベルを“L"にし
て、該当するビット線BLをセンスアンプSAから切り
離し、センスアンプSAを駆動する。そして、当該ビッ
ト線BLの電圧が、このビット線BLの電圧とリファレ
ンス電圧Vrefとの大小に応じた所定レベルの電圧に遷
移し、データ転送信号φloadのレベルを“H"にするこ
とによってシフトレジスタ162に送出されるのであ
る。
【0087】こうして、各ビット線BL0〜BLmから次
々に並行して出力されるデータは、シフトレジスタ16
2によってシリアルデータに変換されて、出力信号OUTd
ataとして出力される。
【0088】また、上記構成の半導体記憶装置は、上記
ベリファイ時には、基本的には第1実施の形態と同様に
して以下のように行われる。
【0089】先ず、上記一括消去ベリファイモード選択
信号φaevのレベルを“L"にして、上記共通ビット線1
15を偶数ビット線BL0,BL2,…,BLmから切り離
す。さらに、プリチャージ信号φpreのレベルを“L"に
して、トランジスタ117およびトランジスタ群159
をオンにして、共通ビット線115および各ビット線B
L0〜BLmを個別にプリチャージ電圧Vpreに充電す
る。次に、上記プリチャージ信号φpreのレベルを“H"
にして共通ビット線115および各ビット線BL0〜B
Lmへのプリチャージを止める。ここまでの間、総ての
ワード線WL0〜WLnは非選択状態にある。
【0090】次に、上記一括消去ベリファイモード選択
信号φaevのレベルを“H"にして、共通ビット線115
を偶数ビット線BL0,BL2,…,BLmに接続する一方、
奇数ビット線BL1,BL3,…,BL(m+1)をVss線114
に接続する。その場合、一括消去ベリファイモード選択
信号φaev#のレベルは“L"となって、総てのビット線
BL0〜BL(m+1)はトランジスタ群160によって列デ
コーダ回路113から電気的に切り離される。さらに、
行デコーダ回路112によって総てのワード線WL0〜
WLnを選択する。そうすると、上記メモリセルアレイ
111に消去されていないメモリセルが一つでも在れ
ば、対応するメモリセルトランジスタMTのソースに接
続された奇数ビット線BLおよびVss線114を介して
共通ビット線115がディスチャージされて、共通ビッ
ト線115の電圧がプリチャージ電圧Vpreから低下す
る。したがって、センスアンプ116からの出力信号OU
Tのレベルは“L"となるのである。
【0091】上述したように、本実施の形態において
は、仮想接地方式であってシリアルアクセスを行う半導
体記憶装置のメモリセルアレイ111における偶数ビッ
ト線BL0,BL2,…,BLmを、一括消去ベリファイモー
ド選択信号φaevでオン・オフするトランジスタTN0,T
N2,…,TNmを介して共通ビット線115に接続する。
一方、奇数ビット線BL1,BL3,…,BL(m+1)を、一括
消去ベリファイモード選択信号φaevによってオン・オフ
するトランジスタTN1,TN3,…,TN(m+1)を介してV
ss線114に接続する。さらに、上記一括消去ベリファ
イモード選択信号φaev#でオン・オフするトランジスタ
群160によって、メモリセルアレイ111と列デコー
ダ113との間の総てのビット線BL0〜BLmが一斉に
電気的に接続・切り離しできるようにする。また、上記
プリチャージ信号φpreによってオン・オフされるトラン
ジスタ117を介して共通ビット線115をプリチャー
ジ電源Vpreに接続する一方、プリチャージ信号φpreに
よってオン・オフされるトランジスタ群159を介して
各ビット線BL0〜BLmをプリチャージ電源Vpreに接
続する。
【0092】そして、上記ベリファイ動作を行う場合に
は、以下の手順によって動作する。 一括消去ベリフ
ァイモード選択信号φaevおよびプリチャージ信号φpre
のレベルを“L"にして、共通ビット線115および各
ビット線BL0〜BL(m+1)を個別にプリチャージ電圧V
preに充電する。 プリチャージ信号φpreのレベルを
“H"にして、共通ビット線115および各ビット線B
L0〜BL(m+1)への充電を停止する。 一括消去ベリ
ファイモード選択信号φaevのレベルを“H"にして、偶
数ビット線BL0,BL2,…,BLmを共通ビット線115
に接続する一方、奇数ビット線BL1,BL3,…,BL(m+
1)をVss線114に接続する。また、一括消去ベリファ
イモード選択信号φaev#のレベルが“L"になって、全
ビット線BL0〜BL(m+1)が列デコーダ回路113から
切り離される。 行デコーダ回路112によって総て
のワード線WL0〜WLnを選択する。そして、上記セン
スアンプ116からの出力信号OUTのレベルが“L"とな
るのを監視する。
【0093】こうして、上記メモリセルアレイ111に
消去されていないメモリセルが在るために、共通ビット
線115がディスチャージされたことを検知するように
している。この場合、上記共通ビット線115のディス
チャージは、メモリセルアレイ111中に消去されてい
ないメモリセルトランジスタMTが一つでも在れば起こ
るので、仮想接地方式であってシリアルアクセスを行う
の半導体記憶装置のメモリセルアレイ111に対するベ
リファイ動作を一括して精度よく行うことができるので
ある。
【0094】上述したように、上記各実施の形態におい
ては、図12に示すように、メモリセルトランジスタM
Tの閾値電圧をプログラム状態D1からベリファイ動作
時のワード線選択電圧Cより高いイレース状態D3に上
昇させることによってイレース動作を行う。そして、最
小閾値電圧Dを呈するメモリセルが消去されたことを検
出することによって、ベリファイ終了を判定している。
したがって、完全に一括でベリファイできるのである。
また、オーバーイレースの心配もない。
【0095】尚、上記各実施の形態においては、上記セ
ンスアンプ8,38,58,95,116が電圧センス型の
センスアンプである場合の説明であり、共通ビット線
5,55,115あるいはデータ線36,94からの入力
電圧とリファレンス電圧Vrefとの大小に応じて出力信
号OUTのレベルを変更する場合を例に説明している。し
かしながら、この発明はこれに限定されるものではな
く、上記センスアンプは電流センス型のセンスアンプで
あっても差し支えない。その場合には、共通ビット線
5,55,115あるいはデータ線36,94を流れる電
流とリファレンス電流との大小に応じて出力信号OUTの
レベルを変更することになる。
【0096】また、上記実施の形態においては、上記メ
モリセルトランジスタMTを電流が流れた場合を情報
「0」とし、電流が流れない場合を情報「1」として、
消去動作でメモリセルは総て「1」になるとしている。
しかしながら、この発明は、メモリセルトランジスタM
Tを電流が流れた場合を情報「1」とし、電流が流れな
い場合を情報「0」として、消去動作でメモリセルは総
て「0」になる場合にも適用可能である。その場合に
も、上記共通ビット線5,55,115又はデータ線3
6,94の電圧とリファレンス電圧Vrefとの差をセンス
アンプ8,38,58,95,116でセンスし、あるい
は、共通ビット線5,55,115又はデータ線36,9
4を流れる電流とリファレンス電流との差を夫々のセン
スアンプでセンスして、各センスアンプの出力信号OUT
のレベルが“L"の場合に、何れかのメモリセルが消去
されていないと検知する点は同様である。
【0097】また、上記各実施の形態における列デコー
ダ回路33,93の構成は、図4および図8に示すよう
な回路構成に限定されるものではない。要は、一括消去
ベリファイモード選択信号φaevが能動レベルである場
合に、ビット線とデータ線あるいは偶数/奇数アドレス
データ線とを接続するトランジスタ41,101,106
をオンにする回路構成を有していればよいのである。
【0098】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の半導体記憶装置は、総てのメモリセルトランジ
スタのフローティングゲートに電子を注入して閾値電圧
を所定電圧以上に高めることによってメモリセルアレイ
の消去行う。そして、消去ベリファイ時には、プリチャ
ージ回路によって共通ビット線を所定電圧にプリチャー
ジし、ベリファイ選択信号に呼応してスイッチング回路
によって上記メモリセルアレイの総てのビット線を上記
共通ビット線に接続し、行デコーダ回路によって上記メ
モリセルアレイの総てのワード線を選択し、センスアン
によって上記プリチャージされた共通ビット線の電位
が未消去状態のメモリセルトランジスタを介してディス
チャージされたことを検知して検知信号を出力する
で、上記メモリセルアレイに未消去のメモリセルが一つ
でも在れば、上記プリチャージされた共通ビット線が上
記未消去のメモリセルトランジスタを介してディスチャ
ージされる。したがって、この発明によれば、上記セン
スアンプからの検知信号を監視することによって、全メ
モリセルに対する消去ベリファイ動作を一括して精度よ
く行うことができる。
【0099】また、請求項2に係る発明の半導体記憶装
置は、総てのメモリセルトランジスタのフローティング
ゲートに電子を注入して閾値電圧を所定電圧以上に高め
ることによってメモリセルアレイの消去行う。そして、
消去ベリファイ時には、プリチャージ回路によってデー
タ線を所定電圧にプリチャージし、ベリファイ選択信号
に呼応して、スイッチング回路によって列デコーダ回路
のスイッチング素子をオンさせて総てのビット線を上記
データ線に接続し、行デコーダ回路によって上記メモリ
セルアレイの総てのワード線を選択し、センスアンプ
よって上記プリチャージされたデータ線の電位が未消去
状態のメモリセルトランジスタを介してディスチャージ
されたことを検知して検知信号を出力するので、上記メ
モリセルアレイに未消去のメモリセルが一つでも在れ
ば、上記プリチャージされたデータ線が上記未消去のメ
モリセルトランジスタを介してディスチャージされる。
したがって、この発明によれば、上記センスアンプから
の検知信号を監視することによって、全メモリセルに対
する消去ベリファイ動作を一括して精度よく行うことが
できる。
【0100】また、請求項3に係る発明の一括消去ベリ
ファイ方法は、請求項1に係る発明の半導体記憶装置の
上記メモリセルアレイにおいて、総てのメモリセルトラ
ンジスタのフローティングゲートに電子が注入されて保
持情報が消去されたことを一括してベリファイする場合
に、共通ビット線を所定電圧にプリチャージし、ベリフ
ァイ選択信号に従って上記メモリセルアレイの総てのビ
ット線を上記共通ビット線に接続し、上記メモリセルア
レイの総てのワード線を選択し、上記センスアンプから
の検知信号に基づいて一括消去ベリファイを行うので、
上記プリチャージされた共通ビット線がディスチャージ
されることにより、上記メモリセルアレイに未消去のメ
モリセルが一つでも在ることを的確に検知できる。した
がって、この発明によれば、全メモリセルに対する消去
ベリファイ動作を一括して精度よく行うことができる。
【0101】また、請求項4に係る発明の一括消去ベリ
ファイ方法は、請求項2に係る発明の半導体記憶装置の
上記メモリセルアレイにおいて、総てのメモリセルトラ
ンジスタのフローティングゲートに電子が注入されて保
持情報が消去されたことを一括してベリファイする場合
に、データ線を所定電圧にプリチャージし、ベリファイ
選択信号に従って上記列デコーダ回路のスイッチング素
子をオンさせて上記メモリセルアレイの総てのビット線
を上記データ線に接続し、上記メモリセルアレイの総て
のワード線を選択し、上記センスアンプからの検知信号
に基づいて一括消去ベリファイを行うので、上記プリチ
ャージされたデータ線がディスチャージされることによ
り、上記メモリセルアレイに未消去のメモリセルが一つ
でも在ることを的確に検知できる。したがって、この発
明によれば、全メモリセルに対する消去ベリファイ動作
を一括して精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体記憶装置における概略構成図
である。
【図2】図1における列デコーダ回路の一例を示す具体
的回路図である。
【図3】図1とは異なる半導体記憶装置における概略構
成図である。
【図4】図3における列デコーダ回路の一例を示す具体
的回路図である。
【図5】図1および図3とは異なる半導体記憶装置にお
ける概略構成図である。
【図6】図5における列デコーダ回路の一例を示す具体
的回路図である。
【図7】図1,図3および図5とは異なる半導体記憶装
置における概略構成図である。
【図8】図7における列デコーダ回路の一例を示す具体
的回路図である。
【図9】図7に示す半導体記憶装置におけるベリファイ
動作時のタイミングチャートである。
【図10】図1,図3,図5および図7とは異なる半導体
記憶装置における概略構成図である。
【図11】図10に続く概略構成図である。
【図12】この発明の半導体記憶装置によるイレース動
作時におけるメモリセルトランジスタの閾値電圧分布の
変化を示す図である。
【図13】従来の半導体記憶装置によるイレース動作時
におけるメモリセルトランジスタの閾値電圧分布の変化
を示す図である。
【符号の説明】
1,31,51,91,111…メモリセルアレイ、 2,32,52,92,112…行デコーダ回路、 3,33,53,93,113…列デコーダ回路、 4,34,54,114…Vss線、 5,55,115…
共通ビット線、 6,36,56,94…データ線、 8,38,58,95,116…センスアンプ、 9,39,59,96,117…トランジスタ、 42…NAND論理回路、 48,103…イ
ンバータ、 68,104…偶数アドレスデータ線、 69,105…奇数アドレスデータ線、 159,160…トランジスタ群、 161…センスア
ンプ部、 162…シフトレジスタ、 BL…ビット線、 WL…ワード線、 φpre…プリチャ
ージ信号、 φaev…一括消去ベリファイモード選択信号、 add0#,add0〜add2…列アドレス信号、 φodd…奇数アドレス選択信号、 φeven…偶数アド
レス選択信号、 φcut0〜φcut3…センスアンプ切離信号、 φload…データ転送信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲートを有する複数のメ
    モリセルトランジスタの制御ゲートおよびドレインが、
    マトリックス状に配列されたワード線およびビット線に
    接続された不揮発性メモリセルを有するメモリセルアレ
    イと、 上記メモリセルアレイの上記ワード線を選択する行デコ
    ーダ回路と、 上記メモリセルアレイの上記ビット線を選択する列デコ
    ーダ回路と、 入力された電圧または電流が基準値を越えたことを検知
    して検知信号を出力するセンスアンプと、 上記センスアンプの入力端子に接続される共通ビット線
    と、 ベリファイ選択信号を受けて、このベリファイ選択信号
    に従って上記メモリセルアレイの総てのビット線を上記
    共通ビット線に接続するスイッチング回路と、 上記共通ビット線を所定電圧にプリチャージするプリチ
    ャージ回路を備えて、 上記メモリセルトランジスタは、閾値電圧を所定電圧以
    上に高めることによって消去が行われる一方、上記閾値
    電圧を上記所定電圧よりも低めることによって書き込み
    が行われるようになっており、 上記行デコーダ回路は、消去ベリファイ時には総ての上
    記ワード線を選択すると共に、上記総てのワード線に所
    定値の固定電圧を出力するようになっており、 上記センスアンプは、消去ベリファイ時には、上記所定
    電圧にプリチャージされた共通ビット線の電位が、上記
    共通ビット線に接続された未消去状態のメモリセルトラ
    ンジスタを介してディスチャージされたことを検知して
    上記検知信号を出力するようになっていることを特徴と
    する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 フローティングゲートを有する複数のメ
    モリセルトランジスタの制御ゲートおよびドレインが、
    マトリックス状に配列されたワード線およびビット線に
    接続された不揮発性メモリセルを有するメモリセルアレ
    イと、 上記メモリセルアレイの上記ワード線を行アドレス信号
    に従って選択する行デコーダ回路と、 上記メモリセルアレイの上記ビット線を列アドレス信号
    に従って選択し、選択されたビット線をデータ線に接続
    するスイッチング素子を有する列デコーダ回路と、 上記データ線が入力端子に接続されて、上記データ線か
    ら入力された電圧または電流が基準値を越えたことを検
    知して検知信号を出力するセンスアンプと、 ベリファイ選択信号を受けて、このベリファイ選択信号
    に従って上記列アドレス信号に拘わらず上記スイッチン
    グ素子をオンさせて、上記メモリセルアレイの総てのビ
    ット線を上記データ線に接続するスイッチング回路と、 上記データ線を所定電圧にプリチャージするプリチャー
    ジ回路を備えて、 上記メモリセルトランジスタは、閾値電圧を所定電圧以
    上に高めることによって消去が行われる一方、上記閾値
    電圧を上記所定電圧よりも低めることによって書き込み
    が行われるようになっており、 上記行デコーダ回路は、消去ベリファイ時には総ての上
    記ワード線を選択すると共に、上記総てのワード線に所
    定値の固定電圧を出力するようになっており、 上記センスアンプは、消去ベリファイ時には、上記所定
    電圧にプリチャージされたデータ線の電位が、上記デー
    タ線に接続された未消去状態のメモリセルトランジスタ
    を介してディスチャージされたことを検知して上記検知
    信号を出力するようになっていることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体記憶装置の上記
    メモリセルアレイにおいて、総てのメモリセルトランジ
    スタのフローティングゲートに電子が注入されて保持情
    報が消去されたことを一括してベリファイする一括消去
    ベリファイ方法であって、 上記プリチャージ回路によって、上記共通ビット線を所
    定電圧にプリチャージし、 上記スイッチング回路によって、上記ベリファイ選択信
    号に従って上記メモリセルアレイの総てのビット線を上
    記共通ビット線に接続し、 上記行デコーダ回路によって、上記メモリセルアレイの
    総てのワード線を選択し、 上記センスアンプからの検知信号に基づいて、上記プリ
    チャージされた共通ビット線が上記未消去のメモリセル
    トランジスタを介してディスチャージされたことを検知
    することによって、一括消去ベリファイを行うことを特
    徴とする一括消去ベリファイ方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体記憶装置の上記
    メモリセルアレイにおいて、総てのメモリセルトランジ
    スタのフローティングゲートに電子が注入されて保持情
    報が消去されたことを一括してベリファイする一括消去
    ベリファイ方法であって、 上記プリチャージ回路によって、上記データ線を所定電
    圧にプリチャージし、 上記スイッチング回路によって、上記ベリファイ選択信
    号に従って上記列アドレス信号に拘わらず上記列デコー
    ダ回路のスイッチング素子をオンさせて、上記メモリセ
    ルアレイの総てのビット線を上記データ線に接続し、 上記行デコーダ回路によって、行アドレス信号に従って
    上記メモリセルアレイの総てのワード線を選択し、 上記センスアンプからの検知信号に基づいて、上記プリ
    チャージされたデータ線が上記未消去のメモリセルトラ
    ンジスタを介してディスチャージされたことを検知する
    ことによって、一括消去ベリファイを行うことを特徴と
    する一括消去ベリファイ方法。
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