JPH10302482A - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

Info

Publication number
JPH10302482A
JPH10302482A JP7614897A JP7614897A JPH10302482A JP H10302482 A JPH10302482 A JP H10302482A JP 7614897 A JP7614897 A JP 7614897A JP 7614897 A JP7614897 A JP 7614897A JP H10302482 A JPH10302482 A JP H10302482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
memory cell
floating gate
gate electrode
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7614897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takano
洋 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7614897A priority Critical patent/JPH10302482A/ja
Priority to US09/030,302 priority patent/US6075738A/en
Priority to KR10-1998-0006081A priority patent/KR100433435B1/ko
Publication of JPH10302482A publication Critical patent/JPH10302482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3468Prevention of overerasure or overprogramming, e.g. by verifying whilst erasing or writing
    • G11C16/3481Circuits or methods to verify correct programming of nonvolatile memory cells whilst programming is in progress, e.g. by detecting onset or cessation of current flow in cells and using the detector output to terminate programming
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • G11C11/5628Programming or writing circuits; Data input circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3468Prevention of overerasure or overprogramming, e.g. by verifying whilst erasing or writing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/562Multilevel memory programming aspects
    • G11C2211/5624Concurrent multilevel programming and programming verification
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/563Multilevel memory reading aspects
    • G11C2211/5634Reference cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリセルの書き込み状態を正確に制御しつつ
高速な書き込みを行うことが可能で、且つ、簡単な回路
構成の半導体メモリを提供することができる。 【解決手段】フラッシュEEPROM1の外部から指定
された2ビットのデータ(入力データ)は、リード・ラ
イトアンプ部2からデータバスDBおよびカラムデコー
ダ124を介して、選択された1本のビット線BLa〜
BLzへ転送される。任意の1個のメモリセル101か
ら読み出された2ビットのデータ(リードデータ)は、
ビット線BLa〜BLzからカラムデコーダ124およ
びデータバスDBを介してリード・ライトアンプ部2へ
転送される。リード・ライトアンプ部2は、後記するよ
うにリードデータから2ビットの出力データを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリに係
り、詳しくは不揮発性半導体メモリ、特に、フラッシュ
EEPROM(Electrically Erasable and Programmab
le Read Only Memory )に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、強誘電体メモリ、EPROM(Er
asable and Programmable Read OnlyMemory)、EEP
ROMなどの不揮発性半導体メモリが注目されている。
EPROMやEEPROMでは、浮遊ゲートに電荷を蓄
積し、電荷の有無による閾値電圧の変化を制御ゲートに
よって検出することで、データの記憶を行わせるように
なっている。また、EEPROMにはフラッシュEEP
ROMがある。フラッシュEEPROMは、メモリチッ
プ全体でデータの消去を行うか、または、メモリセルア
レイを任意のブロックに分けてその各ブロック単位でデ
ータの消去を行う。
【0003】フラッシュEEPROMには、(1) 記憶さ
れたデータの不揮発性、(2) 低消費電力、(3) 電気的書
き換え(オンボード書き換え)可能、(4) 低コスト、と
いった長所があることから、携帯電話や携帯情報端末な
どにおけるプログラムやデータの格納用メモリとして、
その利用範囲がますます拡大している。
【0004】フラッシュEEPROMを構成するメモリ
セルには、スプリットゲート型やスタックトゲート型な
どがある。スプリットゲート型メモリセルを用いるフラ
ッシュEEPROMは、USP5029130(G11C 1
1/40)に開示されている。
【0005】図18に、同公報に記載されているスプリ
ットゲート型メモリセル101の断面構造を示す。P型
単結晶シリコン基板102上にN型のソース領域Sおよ
びドレイン領域Dが形成されている。ソース領域Sとド
レイン領域Dに挟まれたチャネル領域CH上に、シリコ
ン酸化膜103を介して浮遊ゲート電極FGが形成され
ている。浮遊ゲート電極FG上にシリコン酸化膜104
を介して制御ゲート電極CGが形成されている。制御ゲ
ート電極CGの一部は、シリコン酸化膜103を介して
チャネル領域CH上に配置され、選択ゲート105を構
成している。
【0006】図15に、同公報に記載されているスプリ
ットゲート型メモリセル101を用いたフラッシュEE
PROM121の全体構成を示す。メモリセルアレイ1
22は、複数のメモリセル101がマトリックス状に配
置されて構成されている。行(ロウ)方向に配列された
各メモリセル101の制御ゲート電極CGは、共通のワ
ード線WLa〜WLzに接続されている。列(カラム)
方向に配列された各メモリセル101のドレイン領域D
は、共通のビット線BLa〜BLzに接続されている。
全てのメモリセル101のソース領域Sは共通ソース線
SLに接続され、その共通ソース線SLは接地されてい
る。
【0007】各ワード線WLa〜WLzはロウデコーダ
123に接続され、各ビット線BLa〜BLzはカラム
デコーダ124に接続されている。フラッシュEEPR
OM121の外部から指定されたロウアドレスおよびカ
ラムアドレスは、アドレスパッド125に入力される。
そのロウアドレスおよびカラムアドレスは、アドレスパ
ッド125からアドレスバッファ126を介してアドレ
スラッチ127へ転送される。アドレスラッチ127で
ラッチされた各アドレスのうち、ロウアドレスはロウデ
コーダ123へ転送され、カラムアドレスはカラムデコ
ーダ124へ転送される。
【0008】ロウデコーダ123は、アドレスラッチ1
27でラッチされたロウアドレスに対応した1本のワー
ド線WLa〜WLzを選択し、各ワード線WLa〜WL
zの電圧を後記する各動作モードに対応して制御する。
つまり、各ワード線WLa〜WLzの電圧を制御するこ
とにより、各メモリセル101の制御ゲート電極CGの
電圧が制御される。
【0009】カラムデコーダ124は、アドレスラッチ
127でラッチされたカラムアドレスに対応した1本の
ビット線BLa〜BLzを選択し、各ビット線BLa〜
BLzの電圧を後記する各動作モードに対応して制御す
る。つまり、各ビット線BLa〜BLzの電圧を制御す
ることにより、各メモリセル101のドレイン領域20
4の電圧が制御される。
【0010】フラッシュEEPROM121の外部から
指定されたデータは、データパッド128に入力され
る。そのデータは、データパッド128から入力バッフ
ァ129を介してカラムデコーダ124へ転送される。
カラムデコーダ124は、前記のように選択したビット
線BLa〜BLzの電圧を、そのデータに対応して後記
するように制御する。
【0011】任意のメモリセル101から読み出された
データは、ビット線BLa〜BLzからカラムデコーダ
124を介してセンスアンプ130へ転送される。セン
スアンプ130は電流センスアンプである。カラムデコ
ーダ124は選択した1本のビット線BLa〜BLzと
センスアンプ130とを接続する。センスアンプ130
で判別されたデータは、出力バッファ131からデータ
パッド128を介して外部へ出力される。
【0012】尚、上記した各回路(123〜131)の
動作は制御コア回路132によって制御される。次に、
フラッシュEEPROM121の各動作モード(消去動
作、書き込み動作、読み出し動作)について、図16を
参照して説明する。尚、いずれの動作モードにおいて
も、共通ソース線SLの電圧はグランドレベル(=0
V)に保持される。そのため、いずれの動作モードにお
いても、全てのメモリセル101のソース領域Sの電圧
は0Vにされる。また、基板102の電圧もグランドレ
ベルに保持される。
【0013】(a)消去動作 ロウデコーダ123によってワード線WLmが選択さ
れ、そのワード線WLmに接続された全てのメモリセル
101に記憶されたデータが消去される場合について説
明する。
【0014】全てのビット線BLa〜BLzの電圧は0
Vにクランプされる。そのため、全てのメモリセル10
1のドレイン領域Dの電圧は0Vにクランプされる。ワ
ード線WLmの電圧は15Vにされ、それ以外のワード
線(非選択のワード線)WLa〜WLl,WLn〜WL
zの電圧は0Vにクランプされる。そのため、ワード線
WLmに接続された各メモリセル101の制御ゲート電
極CGの電圧は15Vにされ、非選択のワード線WLa
〜WLl,WLn〜WLzに接続された各メモリセル1
01の制御ゲート電極CGの電圧は0Vにクランプされ
る。
【0015】浮遊ゲート電極FGとドレイン領域Dの間
の静電容量と、制御ゲート電極CGと浮遊ゲート電極F
Gの間の静電容量とを比べると、前者の方が圧倒的に大
きい。つまり、浮遊ゲート電極FGはドレイン領域Dと
強くカップリングしている。そのため、制御ゲート電極
CGが15V、ドレイン領域Dが0Vになっても、浮遊
ゲート電極FGの電圧はあまり変化せず、制御ゲート電
極CGと浮遊ゲート電極FGの電圧差が大きくなって各
電極CG,FG間に高電界が生じる。
【0016】その結果、ファウラー−ノルドハイム・ト
ンネル電流(Fowler-Nordheim Tunnel Current、以下、
FNトンネル電流という)が流れ、浮遊ゲート電極FG
中の電子が制御ゲート電極CG側へ引き抜かれて、メモ
リセル101に記憶されたデータの消去が行われる。
【0017】この消去動作は、選択されたワード線WL
mに接続されている全てのメモリセル101に対して行
われる。尚、複数のワード線WLa〜WLzを同時に選
択することにより、その各ワード線に接続されている全
てのメモリセル101に対して消去動作を行うこともで
きる。このように、メモリセルアレイ122を複数組の
ワード線WLa〜WLz毎の任意のブロックに分けてそ
の各ブロック単位でデータの消去を行う消去動作は、ブ
ロック消去と呼ばれる。
【0018】(b)書き込み動作 ロウデコーダ123によってワード線WLmが選択さ
れ、カラムデコーダ124によってビット線BLmが選
択され、そのワード線WLmとビット線BLmとの交点
に接続されたメモリセル101が選択され、そのメモリ
セル101にデータを書き込む場合について説明する。
【0019】ワード線WLmの電圧は1Vにされ、それ
以外のワード線(非選択のワード線)WLa〜WLl,
WLn〜WLzの電圧は0Vにクランプされる。そのた
め、ワード線WLmに接続された各メモリセル101の
制御ゲート電極CGの電圧は1Vにされ、非選択のワー
ド線WLa〜WLl,WLn〜WLzに接続された各メ
モリセル101の制御ゲート電極CGの電圧は0Vにク
ランプされる。
【0020】ビット線BLmの電圧は12Vにされ、そ
れ以外のビット線(非選択のビット線)BLa〜BL
l,BLn〜BLzの電圧は0Vにクランプされる。そ
のため、ビット線BLmに接続された各メモリセル10
1のドレイン領域Dの電圧は12Vにされ、非選択のビ
ット線BLa〜BLl,BLn〜BLzに接続された各
メモリセル101のドレイン領域Dの電圧は0Vにクラ
ンプされる。
【0021】メモリセル101において、浮遊ゲート電
極FGとソース領域Sおよびドレイン領域Dとによって
構成されるトランジスタの閾値電圧Vthは0.5Vで
ある。従って、選択されたメモリセル101では、ソー
ス領域S中の電子が反転状態のチャネル領域CH中へ移
動する。一方、ドレイン領域Dの電圧は12Vであるた
め、ドレイン領域Dと浮遊ゲート電極FGとの間の静電
容量を介したカップリングにより、浮遊ゲート電極FG
の電圧が持ち上げられて12Vに近くなる。そのため、
制御ゲート電極CGと浮遊ゲート電極FGの間には高電
界が生じる。従って、チャネル領域CH中の電子は加速
されてホットエレクトロンとなり、浮遊ゲート電極FG
へ注入される。その結果、選択されたメモリセル101
の浮遊ゲート電極FGに電荷が蓄積され、1ビットのデ
ータが書き込まれて記憶される。
【0022】この書き込み動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。 (c)読み出し動作 ロウデコーダ123によってワード線WLmが選択さ
れ、カラムデコーダ124によってビット線BLmが選
択され、そのワード線WLmとビット線BLmとの交点
に接続されたメモリセル101が選択され、そのメモリ
セル101からデータが読み出される場合について説明
する。
【0023】ワード線WLmの電圧は4Vにされ、それ
以外のワード線(非選択のワード線)WLa〜WLl,
WLn〜WLzの電圧は0Vにクランプされる。そのた
め、ワード線WLmに接続された各メモリセル101の
制御ゲート電極CGの電圧は4Vにされ、非選択のワー
ド線WLa〜WLl,WLn〜WLzに接続された各メ
モリセル101の制御ゲート電極CGの電圧は0Vにク
ランプされる。
【0024】ビット線BLmの電圧は3Vにされ、それ
以外のビット線(非選択のビット線)BLa〜BLl,
BLn〜BLzの電圧は0Vにクランプされる。そのた
め、ビット線BLmに接続された各メモリセル101の
ドレイン領域Dの電圧は3Vにされ、非選択のビット線
BLa〜BLl,BLn〜BLzに接続された各メモリ
セル101のドレイン領域Dの電圧は0Vにクランプさ
れる。
【0025】前記したように、消去状態のメモリセル1
01の浮遊ゲート電極FGには負電荷が蓄積されていな
いため、浮遊ゲート電極FGはプラスに帯電している。
それに対して、書き込み状態のメモリセル101の浮遊
ゲート電極FGには負電荷が蓄積されているため、浮遊
ゲート電極FGはマイナスに帯電している。従って、消
去状態のメモリセル101の浮遊ゲート電極FG直下の
チャネル領域CHはオン状態になっており、書き込み状
態のメモリセル101の浮遊ゲート電極FG直下のチャ
ネル領域CHはオフ状態になっている。そのため、制御
ゲート電極CGに4Vが印加されたときに、ドレイン領
域Dからソース領域Sへ向かって流れるセル電流は、消
去状態のメモリセル101の方が書き込み状態のメモリ
セル101よりも大きくなる。
【0026】この消去状態と書き込み状態の各メモリセ
ル101間のセル電流の大小をセンスアンプ130で判
別することにより、選択されたメモリセル101に記憶
されたデータの値を読み出すことができる。例えば、消
去状態のメモリセル101のデータの値を「1」、書き
込み状態のメモリセル101のデータの値を「0」とし
て読み出しを行う。つまり、各メモリセル101に、消
去状態のデータ値「1」と、書き込み状態のデータ値
「0」の2値(=1ビット)を記憶させ、そのデータ値
を読み出すことができる。
【0027】この読み出し動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。ち
なみに、スプリットゲート型メモリセル101におい
て、ソース領域Sをドレインと呼び、ドレイン領域Dを
ソースと呼ぶフラッシュEEPROMは、WO92/1
8980(G11C 13/00)に開示されている。図17に、
その場合の各動作モードにおける各部の電圧を示す。
【0028】ところで、近年、フラッシュEEPROM
の集積度を向上させるため、メモリセルに消去状態と書
き込み状態の2値(=1ビット)を記憶させるだけでな
く、3値以上を記憶させること(多値記憶動作)が求め
られている。
【0029】図18に、読み出し動作におけるスプリッ
トゲート型メモリセル101の浮遊ゲート電極FGの電
圧(浮遊ゲート電圧)Vfgとセル電流Icellとの特性
を示す。尚、浮遊ゲート電圧Vfgは、ソース領域Sに
対する浮遊ゲート電極FGの電圧である。
【0030】読み出し動作において、制御ゲート電極C
Gには定電圧(=4V)が印加されているため、制御ゲ
ート電極CG直下のチャネル領域CHは定抵抗として機
能する。よって、メモリセル101は、浮遊ゲート電極
FGとソース領域Sおよびドレイン領域Dとから構成さ
れるトランジスタと、制御ゲート電極CGの直下のチャ
ネル領域CHからなる定抵抗とを直列接続したものとみ
なすことができる。
【0031】従って、浮遊ゲート電圧Vfgが一定値
(=3.5V)未満の領域では、トランジスタの特性が
支配的となる。そのため、メモリセル101において、
前記トランジスタの閾値電圧Vth(=0.5V)より
も浮遊ゲート電圧Vfgの方が小さい領域では、セル電
流Icellは0μAとなる。そして、浮遊ゲート電圧Vf
gが閾値電圧Vthを越えると、セル電流Icellは右肩
上がりの特性を示す。また、浮遊ゲート電圧Vfgが
3.5Vを越える領域では、ゲート電極CG直下のチャ
ネル領域CHからなる定抵抗の特性が支配的となり、セ
ル電流Icellは飽和する。
【0032】ところで、浮遊ゲート電圧Vfgは、書き
込み動作において浮遊ゲート電極FGに蓄積された電荷
によって生じる電圧Vfgwと、ドレイン領域Dからの
カップリングによって生じる電圧Vfgcとの和である
(Vfg=Vfgw+Vfgc)。読み出し動作におい
て、電圧Vfgcは一定であるため、セル電流Icellは
電圧Vfgwによって一義的に決定される。また、書き
込み動作において、浮遊ゲート電極FGに蓄積される電
荷量は、書き込み動作の動作時間を調整することによっ
て制御することができる。従って、書き込み動作におい
て、その動作時間を調整して浮遊ゲート電極FGに蓄積
される電荷量を制御することで電圧Vfgwを制御すれ
ば、浮遊ゲート電圧Vfgを制御することができる。そ
の結果、読み出し動作におけるセル電流Icellを任意に
設定することができる。
【0033】そこで、図18に示すように、セル電流I
cellが20μA未満の領域をデータ値「00」、20μ
A以上50μA未満の領域をデータ値「01」、50μ
A以上80μA未満の領域をデータ値「10」、80μ
A以上の領域をデータ値「11」に、それぞれ対応づけ
る。そして、書き込み動作において、浮遊ゲート電圧V
fgが前記各セル電流Icell(=20,50,80μ
A)に対応した値になるように、書き込み動作の動作時
間を調整する。
【0034】つまり、消去状態のメモリセル101の浮
遊ゲート電極には電荷が蓄積されていないため、データ
値「11」を記憶しているのと同じ状態になっている。
このとき、浮遊ゲート電圧Vfgは電圧Vc(=1.7
5V)以上になっている。
【0035】そして、書き込み動作が行われ、浮遊ゲー
ト電極FGに電荷が蓄積されるにつれて、浮遊ゲート電
圧Vfgは低下していく。そのため、浮遊ゲート電圧V
fgが電圧Vb(=1.25V)以上Vc(=1.75
V)未満になった時点で書き込み動作を停止すれば、メ
モリセル101にデータ値「10」の入力データが書き
込まれたことになる。また、浮遊ゲート電圧Vfgが電
圧Va(=0.75V)以上Vb未満になった時点で書
き込み動作を停止すれば、メモリセル101にデータ値
「01」の入力データが書き込まれたことになる。ま
た、浮遊ゲート電圧Vfgが電圧Va未満になった時点
で書き込み動作を停止すれば、メモリセル101にデー
タ値「00」の入力データが書き込まれたことになる。
【0036】尚、各電圧Va,Vb,Vcは、読み出し
動作におけるメモリセル101の浮遊ゲート電圧Vfg
とセル電流Icellとの特性に従って最適な値に設定して
おく。
【0037】このようにすれば、各電圧Va,Vb,V
cをメモリセル101の閾値電圧として、1個のメモリ
セル101に4値(=2ビット)のデータを記憶させる
ことができる。
【0038】ところで、フラッシュEEPROM121
に上記のような多値記憶動作を行わせるには、書き込み
動作時にメモリセル101の浮遊ゲート電圧Vfgを精
密に制御することによって書き込み状態を正確に制御す
ることが必要不可欠である。すなわち、書き込み後のメ
モリセル101の浮遊ゲート電圧Vfgを、精度良く所
望の値に設定することが重要となる。
【0039】その方法として、現在一般に用いられてい
るのが、ベリファイ書き込み方式である。例えば、多値
記憶動作におけるベリファイ書き込み方式については、
特開平4−57294号公報(G11C 16/04,H01L 27/11
5,H01L 29/788,H01L 29/792)に開示されている。
【0040】ベリファイ書き込み方式では、メモリセル
101に対して、まず、一定時間(数百nsec〜数μsec
)だけ書き込み動作を行い、次に、検証のための読み
出し動作(ベリファイ読み出し動作)を行う。続いて、
書き込み動作において書き込むべきデータ値と、読み出
し動作において読み出されたデータ値(すなわち、書き
込み動作において実際に書き込まれたデータ値)とを比
較する(比較動作)。ここで、書き込むべきデータ値と
読み出されたデータ値とが一致していなければ、再び一
定時間だけ書き込み動作を行う。このように、書き込む
べきデータ値と読み出されたデータ値とが一致するま
で、書き込み動作→ベリファイ読み出し動作→比較動作
を1サイクルとして、このサイクルを繰り返し行う。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】ベリファイ書き込み方
式には以下の問題点がある。 (1)メモリセル101に対するデータの書き込みに直
接寄与しない動作(ベリファイ読み出し動作および比較
動作)が必要である。従って、書き込み動作からベリフ
ァイ読み出し動作へ移行する際に、前記した書き込み動
作における各部の電圧条件(書き込みバイアス条件)か
ら前記した読み出し動作における各部の電圧条件(読み
出しバイアス条件)へ切り替えるための期間(数μsec
)が必要となる。加えて、ベリファイ読み出し動作を
行うための期間や、比較動作を行うための期間も必要と
なる。ちなみに、ベリファイ読み出し動作および比較動
作を行うための期間は合わせて約100 〜300nsec であ
る。
【0042】(2)浮遊ゲート電圧Vfgをより精密に
制御するには、1回の書き込み動作における浮遊ゲート
電圧Vfgの変化量を小さく抑える必要があるため、1
回の書き込み動作を行う時間を短くしなければならな
い。その結果、前記サイクル(書き込み動作→ベリファ
イ読み出し動作→比較動作)の繰り返し回数が増加し、
書き込み動作全体に要する時間(総書き込み時間)が増
大する。
【0043】(3)前記サイクルの各動作を切り替える
ためのタイミング制御は細かく複雑であるため、制御コ
ア回路132に大きな負担がかかる。 (4)上記(1)〜(3)により、ベリファイ書き込み
方式は、メモリセル101の浮遊ゲート電圧Vfgを精
密に制御しつつ、高速な書き込みを行うためには不利な
方式であるといえる。
【0044】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、メモリセルの書き込み
状態を正確に制御しつつ高速な書き込みを行うことが可
能で、且つ、簡単な回路構成の半導体メモリを提供する
ことにある。
【0045】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、メモリセルに流れるセル電流に基づいて、メモリセ
ルが所望の消去状態に到達したことを判定し、消去動作
を制御することをその要旨とする。
【0046】請求項2に記載の発明は、まず、メモリセ
ルの浮遊ゲート電極を高電圧に制御することにより、浮
遊ゲート電極に大量の電荷を蓄積し、次に、浮遊ゲート
電極から電荷を僅かずつ引き抜き、そのときにメモリセ
ルに流れるセル電流に基づいて浮遊ゲート電極の電圧を
精密に制御することで、メモリセルを所望の書き込み状
態に制御して、メモリセルに所望のデータ値を記憶させ
ることをその要旨とする。
【0047】請求項3に記載の発明は、まず、メモリセ
ルの浮遊ゲート電極を所望の電圧の近傍に制御すること
により、浮遊ゲート電極に所望の電荷量の近傍の電荷を
蓄積し、次に、浮遊ゲート電極から電荷を僅かずつ引き
抜き、そのときにメモリセルに流れるセル電流に基づい
て浮遊ゲート電極の電圧を精密に制御することで、メモ
リセルを所望の書き込み状態に制御して、メモリセルに
所望のデータ値を記憶させることをその要旨とする。
【0048】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の半導体メモリにおいて、前記した
浮遊ゲート電極から電荷を僅かずつ引き抜くときにメモ
リセルに流れるセル電流を検出する手段と、メモリセル
に記憶されたデータを読み出す際にメモリセルに流れる
セル電流を検出する手段とを共有化することをその要旨
とする。
【0049】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載の半導体メモリにおいて、スプリッ
トゲート型のメモリセルを用い、ソース領域およびドレ
イン領域の電圧は読み出し動作時と同じに設定し、制御
ゲート電極の電圧のみを読み出し動作時よりも高く設定
することにより、浮遊ゲート電極から電荷を僅かずつ引
き抜く動作と、メモリセルに流れるセル電流を検出する
動作とを同時に行うことをその要旨とする。
【0050】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の半導体メモリにおいて、浮遊ゲー
ト電極の電圧を制御して、メモリセルに流れるセル電流
が複数の設定値間のどの範囲内にあるかを検出し、その
設定値の各範囲を複数の書き込み状態に対応させること
により、メモリセルに対して複数の書き込み状態を設定
して多値のデータを記憶させることをその要旨とする。
【0051】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項に記載の半導体メモリにおいて、前記メモ
リセルが複数個配列されて構成されたメモリセルアレイ
は仮想接地方式をとることをその要旨とする。
【0052】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明をスプリットゲート型メ
モリセルを用いるフラッシュEEPROMに具体化した
第1実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態
において、図14〜図18に示した従来の形態と同じ構
成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省
略する。
【0053】図1に、本実施形態のスプリットゲート型
メモリセル101を用いたフラッシュEEPROM1の
全体構成を示す。本実施形態においては、1個のメモリ
セル101に4値(=2ビット)のデータを記憶させる
ことができる。
【0054】図1に示すフラッシュEEPROM1にお
いて、図15に示す従来のフラッシュEEPROM12
1と異なるのは以下の点である。 (1)入力バッファ129,センスアンプ130,出力
バッファ131に代えて、リード・ライトアンプ部2が
設けられている。リード・ライトアンプ部2は、データ
バスDBを介してカラムデコーダ124に接続されてい
る。
【0055】(2)リード・ライトアンプ部2には、2
つのデータパッド3a,3bが接続されている。フラッ
シュEEPROM1の外部から指定された2ビットのデ
ータ(入力データ)における上位ビットはデータパッド
3aに入力され、下位ビットはデータパッド3bに入力
される。その2ビットの入力データは、リード・ライト
アンプ部2からデータバスDBおよびカラムデコーダ1
24を介して、選択された1本のビット線BLa〜BL
zへ転送される。
【0056】任意の1個のメモリセル101から読み出
された2ビットのデータ(リードデータ)は、ビット線
BLa〜BLzからカラムデコーダ124およびデータ
バスDBを介してリード・ライトアンプ部2へ転送され
る。リード・ライトアンプ部2は、後記するようにリー
ドデータから2ビットの出力データを生成する。その2
ビットの出力データにおける上位ビットはデータパッド
3aから出力され、下位ビットはデータパッド3bから
出力される。
【0057】(3)カラムデコーダ124は、アドレス
ラッチ127でラッチされたカラムアドレスに対応した
1本のビット線BLa〜BLzを選択し、そのビット線
BLa〜BLzとデータバスDBとを接続する。
【0058】(4)リファレンス電圧生成部4は、リフ
ァレンスセル部6へ後記する定電圧(=Va,Vb,V
c,Va’,Vb’,Vc’)を供給する。 (5)共通ソース線SLは共通ソース線電圧生成部5に
接続されている。共通ソース線電圧生成部5は、共通ソ
ース線SLの電圧を図3に示す各動作モードに対応して
制御すると共に、リファレンスセル部6へ定電圧(=3
V)を供給する。
【0059】(6)ワード線電圧生成部7は、ロウデコ
ーダ123を介して接続されたワード線WLa〜WLz
の電圧を図3に示す各動作モードに対応して制御すると
共に、リファレンスセル部6へ2種類の定電圧(=4
V,10V)を供給する。
【0060】(7)リファレンスセル部6は、各リファ
レンスデータバスRDBa〜RDBcを介してリファレ
ンスセル電流センスアンプ8に接続されている。 (8)リファレンスセル電流センスアンプ8の出力は、
リード・ライトアンプ部2へ送られる。
【0061】(9)制御コア回路9は、上記した各回路
(2〜8,123〜127)の動作を制御する。図2
に、フラッシュEEPROM1の要部構成を示す。
【0062】リファレンスセル部6は3つのリファレン
スセルブロック6a〜6cから構成されている。各リフ
ァレンスセルブロック6a〜6cはそれぞれ、読み出し
用リファレンスセル31、消去・読み出し用リファレン
スセル32、リファレンスセレクタ33から構成されて
いる。
【0063】各リファレンスセル31,32は、各メモ
リセル101と同一工程により同一寸法形状でメモリセ
ルアレイ122の近傍に形成されている。各リファレン
スセル31,32のソース領域Sは、共通ソース線電圧
生成部5に接続されて定電圧(=3V)が印加されてい
る。各読み出し用リファレンスセル31の制御ゲート電
極CGは、ワード線電圧生成部7に接続されて定電圧
(=4V)が印加されている。各消去・読み出し用リフ
ァレンスセル32の制御ゲート電極CGは、ワード線電
圧生成部7に接続されて定電圧(=10V)が印加され
ている。
【0064】各リファレンスセル31,32の浮遊ゲー
ト電極FGは、リファレンス電圧生成部4に接続されて
各定電圧が印加されている。すなわち、リファレンスセ
ルブロック6aにおいて、読み出し用リファレンスセル
31の浮遊ゲート電極FGには電圧Va(=0.75
V)が印加され、消去・読み出し用リファレンスセル3
2の浮遊ゲート電極FGには電圧Va’(=0.6V)
が印加されている。リファレンスセルブロック6bにお
いて、読み出し用リファレンスセル31の浮遊ゲート電
極FGには電圧Vb(=1.25V)が印加され、消去
・読み出し用リファレンスセル32の浮遊ゲート電極F
Gには電圧Vb’(=1V)が印加されている。リファ
レンスセルブロック6cにおいて、読み出し用リファレ
ンスセル31の浮遊ゲート電極FGには電圧Vc(=
1.75V)が印加され、消去・読み出し用リファレン
スセル32の浮遊ゲート電極FGには電圧Vc’(=
1.5V)が印加されている。
【0065】尚、電圧Vb’は各電圧Va,Vbの中間
値に設定され、電圧Vc’は各電圧Vb,Vcの中間値
に設定されている。また、電圧Va’は、前記トランジ
スタ(メモリセル101において、浮遊ゲート電極FG
とソース領域Sおよびドレイン領域Dとによって構成さ
れるトランジスタ)の閾値電圧Vth(=0.5V)に
僅かの電圧(=0.1V)分を加えた値に設定されてい
る。
【0066】リファレンスセルブロック6aのリファレ
ンスセレクタ33は、読み出し動作時には読み出し用リ
ファレンスセル31を選択し、消去・読み出し動作時に
は消去・読み出し用リファレンスセル32を選択し、そ
の選択したリファレンスセル31.32のドレイン領域
DをリファレンスデータバスRDBaに接続する。リフ
ァレンスセルブロック6bのリファレンスセレクタ33
は、リファレンスセルブロック6aと同様に選択した各
リファレンスセル31.32のいずれか一方のドレイン
領域DをリファレンスデータバスRDBbに接続する。
リファレンスセルブロック6cのリファレンスセレクタ
33は、リファレンスセルブロック6aと同様に選択し
た各リファレンスセル31.32のいずれか一方のドレ
イン領域DをリファレンスデータバスRDBcに接続す
る。
【0067】リファレンスセル電流センスアンプ8は3
つのリファレンスセル電流センスアンプ8a〜8cから
構成されている。リファレンスセル電流センスアンプ8
aは、読み出し動作および消去・読み出し動作におい
て、リファレンスセルブロック6aに対し、図3に示す
ようにリファレンスデータバスRDBaを介して各リフ
ァレンスセル31,32のドレイン領域Dの電圧を制御
すると共に、リファレンスデータバスRDBaを介して
転送されてきた各リファレンスセル31,32のセル電
流を電圧に変換して出力する。リファレンスセル電流セ
ンスアンプ8bは、リファレンスセルブロック6bに対
して、リファレンスセル電流センスアンプ8aと同様の
動作を行う。リファレンスセル電流センスアンプ8c
は、リファレンスセルブロック6cに対して、リファレ
ンスセル電流センスアンプ8aと同様の動作を行う。
【0068】各リファレンスセル電流センスアンプ8a
〜8cの出力電圧は、リード・ライトアンプ部2へ送ら
れる。リード・ライトアンプ部2は、入力データラッチ
回路21、書き込み電圧生成部22、メモリセル電流セ
ンスアンプ23、比較アンプ24a〜24c,出力デー
タデコード回路25、比較器26から構成されている。
【0069】入力データラッチ回路21は、各データパ
ッド3a,3bから転送されてくる入力データをラッチ
する。書き込み電圧生成部22は、図5に示すように書
き込み動作において、入力データラッチ回路21にラッ
チされた入力データに対応した書き込み電圧Vppを生
成し、その書き込み電圧VppをデータバスDBへ供給
する。
【0070】メモリセル電流センスアンプ23は、読み
出し動作および消去・読み出し動作において、図3に示
すようにデータバスDBを介して選択されたメモリセル
101のドレイン領域Dの電圧を制御すると共に、デー
タバスDBを介して転送されてきたメモリセル101の
セル電流を電圧に変換して出力する。
【0071】各比較アンプ24a〜24cはそれぞれ、
メモリセル電流センスアンプ23の出力電圧と各リファ
レンスセル電流センスアンプ8a〜8cの出力電圧とを
比較する。
【0072】出力データデコード回路25は、図7に示
すように各比較アンプ24a〜24cの比較結果に基づ
いて出力データを生成し、その出力データを各データパ
ッド3a,3bへ転送する。
【0073】比較器26は、入力データラッチ回路21
にラッチされた入力データと、出力データデコード回路
25の生成した出力データとを比較し、その比較結果に
基づいて消去・読み出し動作停止信号SSを生成する。
【0074】次に、フラッシュEEPROM1の各動作
モード(消去動作、読み出し動作、書き込み動作、消去
・読み出し動作)について、図3〜図9を参照して説明
する。尚、いずれの動作モードにおいても、基板102
の電圧はグランドレベルに保持される。
【0075】(a)消去動作 ロウデコーダ123によってワード線WLmが選択さ
れ、そのワード線WLmに接続された全てのメモリセル
101に記憶されたデータが消去される場合について説
明する。
【0076】全てのビット線BLa〜BLzの電圧は0
Vにクランプされる。そのため、全てのメモリセル10
1のドレイン領域Dの電圧は0Vにクランプされる。ワ
ード線WLmの電圧は15Vにされ、それ以外のワード
線(非選択のワード線)WLa〜WLl,WLn〜WL
zの電圧は0Vにクランプされる。そのため、ワード線
WLmに接続された各メモリセル101の制御ゲート電
極CGの電圧は15Vにされ、非選択のワード線WLa
〜WLl,WLn〜WLzに接続された各メモリセル1
01の制御ゲート電極CGの電圧は0Vにクランプされ
る。
【0077】共通ソース線SLの電圧は0Vにクランプ
される。そのため、全てのメモリセル101のソース領
域Sの電圧は0Vにクランプされる。その結果、本実施
形態のフラッシュEEPROM1においても、従来のフ
ラッシュEEPROM121の消去動作と同様の作用に
より、選択されたワード線WLmに接続されている全て
のメモリセル101に記憶されたデータの消去が行われ
る。
【0078】(b)読み出し動作 ロウデコーダ123によってワード線WLmが選択さ
れ、カラムデコーダ124によってビット線BLmが選
択され、そのワード線WLmとビット線BLmとの交点
に接続されたメモリセル101が選択され、そのメモリ
セル101からデータが読み出される場合について説明
する。
【0079】ワード線WLmの電圧は4Vにされ、それ
以外のワード線(非選択のワード線)WLa〜WLl,
WLn〜WLzの電圧は0Vにクランプされる。そのた
め、ワード線WLmに接続された各メモリセル101の
制御ゲート電極CGの電圧は4Vにされ、非選択のワー
ド線WLa〜WLl,WLn〜WLzに接続された各メ
モリセル101の制御ゲート電極CGの電圧は0Vにク
ランプされる。
【0080】ビット線BLmの電圧は0Vにされ、それ
以外のビット線(非選択のビット線)BLa〜BLl,
BLn〜BLzの電圧は3Vにされる。そのため、ビッ
ト線BLmに接続された各メモリセル101のドレイン
領域Dの電圧は0Vにクランプされ、非選択のビット線
BLa〜BLl,BLn〜BLzに接続された各メモリ
セル101のドレイン領域Dの電圧は3Vにされる。
【0081】共通ソース線SLの電圧は3Vにクランプ
される。そのため、全てのメモリセル101のソース領
域Sの電圧は3Vにされる。このように、本実施形態の
フラッシュEEPROM1では、選択されたメモリセル
101のソース領域Sとドレイン領域Dの電圧条件が、
従来のフラッシュEEPROM121のそれと逆になっ
ている。しかし、従来の技術で説明したように、読み出
し動作時のセル電流Icellは浮遊ゲート電極FGの電圧
(浮遊ゲート電圧)Vfgによって規定される。そのた
め、メモリセル101において、ソース領域Sおよびド
レイン領域Dに印加する電圧を反転させても、読み出し
動作は可能である。
【0082】従って、フラッシュEEPROM1におい
ても、フラッシュEEPROM121の読み出し動作と
同様の作用により、選択されたメモリセル101には浮
遊ゲート電圧Vfgに対応したセル電流Icellが流れ
る。
【0083】図4に、読み出し動作におけるメモリセル
101の浮遊ゲート電圧Vfgとセル電流Icellとの特
性を示す。前記したように、各リファレンスセルブロッ
ク6a〜6cの読み出し用リファレンスセル31の浮遊
ゲート電極FGには、リファレンス電圧生成部4から各
電圧Va,Vb,Vcが印加されている。また、各読み
出し用リファレンスセル31のソース領域Sには、共通
ソース線電圧生成部5から定電圧(=3V)が印加され
ている。また、各読み出し用リファレンスセル31のド
レイン領域Dの電圧は、各リファレンスセル電流センス
アンプ8a〜8cによって0Vにクランプされている。
そして、各読み出し用リファレンスセル31の制御ゲー
ト電極CGには、ワード線電圧生成部7から定電圧(=
4V)が印加されている。つまり、各読み出し用リファ
レンスセル31の制御ゲート電極CGおよび各領域S,
Dの電圧は、選択されたメモリセル101のそれと同じ
になっている。そのため、選択されたメモリセル101
と同様の作用により、各読み出し用リファレンスセル3
1には、それぞれの浮遊ゲート電極FGに印加された電
圧(浮遊ゲート電圧Vfg)に対応したセル電流Icell
が流れる。
【0084】従って、リファレンスセルブロック6aの
読み出し用リファレンスセル31には、電圧Vaを浮遊
ゲート電圧Vfgとするセル電流Icell(=20μA)
が流れる。また、リファレンスセルブロック6bの読み
出し用リファレンスセル31には、電圧Vbを浮遊ゲー
ト電圧Vfgとするセル電流Icell(=50μA)が流
れる。また、リファレンスセルブロック6cの読み出し
用リファレンスセル31には、電圧Vcを浮遊ゲート電
圧Vfgとするセル電流Icell(=80μA)が流れ
る。
【0085】前記したように、各リファレンスセル電流
センスアンプ8a〜8cはそれぞれ、各リファレンスセ
ルブロック6a〜6cの読み出し用リファレンスセル3
1のセル電流Icellを電圧に変換する。また、メモリセ
ル電流センスアンプ23は、選択されたメモリセル10
1のセル電流Icellを電圧に変換する。各比較アンプ2
4a〜24cはそれぞれ、メモリセル電流センスアンプ
23の出力電圧と各リファレンスセル電流センスアンプ
8a〜8cの出力電圧とを比較する。
【0086】従って、各比較アンプ24a〜24cの比
較結果はそれぞれ、選択されたメモリセル101のセル
電流Icellと各リファレンスセルブロック6a〜6cの
読み出し用リファレンスセル31のセル電流Icellとを
比較した結果になる。ここで、選択されたメモリセル1
01のセル電流Icellの方が読み出し用リファレンスセ
ル31のセル電流Icellよりも大きい場合には各比較ア
ンプ24a〜24cの比較結果が「1」、小さい場合に
は各比較アンプ24a〜24cの比較結果が「0」にな
るとする。
【0087】出力データデコード回路25は、各比較ア
ンプ24a〜24cの比較結果に基づいて、図7に示す
ような論理をとることで、2ビットの出力データを生成
する。
【0088】このようにすれば、各電圧Va,Vb,V
cをメモリセル101の閾値電圧として、その各閾値電
圧によって区分されるどの範囲内にメモリセル101の
浮遊ゲート電圧Vfgがあるのかを判定することが可能
になり、1個のメモリセル101に記憶された2ビット
のデータを読み出すことができる。
【0089】この読み出し動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。 (c)書き込み動作 ロウデコーダ123によってワード線WLmが選択さ
れ、カラムデコーダ124によってビット線BLmが選
択され、そのワード線WLmとビット線BLmとの交点
に接続されたメモリセル101が選択され、そのメモリ
セル101にデータを書き込む場合について説明する。
【0090】ワード線WLmの電圧は1Vにされ、それ
以外のワード線(非選択のワード線)WLa〜WLl,
WLn〜WLzの電圧は0Vにクランプされる。そのた
め、ワード線WLmに接続された各メモリセル101の
制御ゲート電極CGの電圧は1Vにされ、非選択のワー
ド線WLa〜WLl,WLn〜WLzに接続された各メ
モリセル101の制御ゲート電極CGの電圧は0Vにク
ランプされる。
【0091】共通ソース線SLの電圧は0Vにクランプ
される。そのため、全てのメモリセル101のソース領
域Sの電圧は0Vにクランプされる。図5に示すよう
に、ビット線BLmには入力データに対応した書き込み
電圧Vppが印加される。また、それ以外のビット線
(非選択のビット線)BLa〜BLl,BLn〜BLz
の電圧は0Vにクランプされる。そのため、ビット線B
Lmに接続された各メモリセル101のドレイン領域D
の電圧は書き込み電圧Vppにされ、非選択のビット線
BLa〜BLl,BLn〜BLzに接続された各メモリ
セル101のドレイン領域Dの電圧は0Vにクランプさ
れる。
【0092】選択されたメモリセル101では、ソース
領域S中の電子が反転状態のチャネル領域CH中へ移動
する。一方、ドレイン領域Dの電圧は書き込み電圧Vp
pである。そのため、書き込み電圧Vppが7.5V以
上であれば、ドレイン領域Dと浮遊ゲート電極FGとの
間の静電容量を介したカップリングにより、浮遊ゲート
電極FGの電圧が持ち上げられて書き込み電圧Vppに
近くなる。その結果、制御ゲート電極CGと浮遊ゲート
電極FGの間には高電界が生じる。従って、チャネル領
域CH中の電子は加速されてホットエレクトロンとな
り、浮遊ゲート電極FGへ注入される。
【0093】ところで、従来の技術で説明したように、
書き込み動作において、浮遊ゲート電極FGに蓄積され
る電荷量は、書き込み動作の動作時間を調整することに
よって制御することができる。しかし、浮遊ゲート電極
FGに蓄積される電荷量は、ドレイン領域Dに印可する
書き込み電圧Vppを調整することによって制御するこ
ともできる。
【0094】図6に、書き込み動作の動作時間を一定に
した場合における、書き込み電圧Vppと読み出し動作
時のセル電流Icellとの特性を示す。書き込み電圧Vp
pが6.7〜9Vの領域においては、書き込み電圧Vp
pによってセル電流Icellを一義的に決めることができ
る。但し、各メモリセル101間の製造プロセスによる
構造のバラツキや、メモリセルアレイ122内における
各メモリセル101の物理的位置による寄生容量および
配線抵抗の相違があるため、書き込み電圧Vppを制御
するだけではセル電流Icellを精密に制御するのが難し
い。
【0095】図4に示すように、浮遊ゲート電圧Vfg
は、前記した読み出し動作における各閾値電圧(=V
a,Vb,Vc)の中間値(=Va’,Vb’,V
c’)に制御するのが理想的である。そこで、本実施形
態の書き込み動作においては、図5に示すように、浮遊
ゲート電圧Vfgを各中間値(=Va’,Vb’,V
c’)よりも僅かの電圧Δ(=0.3V)分だけ低い電
圧に制御することにより、大まかな書き込みを行う。そ
して、後記する消去・読み出し動作において、浮遊ゲー
ト電圧Vfgを精密に各電圧Va’,Vb’,Vc’に
制御することにより、結果として正確な書き込みを実現
する。
【0096】そこで、まず、図4に基づいて、浮遊ゲー
ト電圧Vfgの各中間値(=Va’,Vb’,Vc’)
から電圧Δ(=0.3V)分だけを差し引いた各電圧に
対応する各セル電流Icellを求める。次に、図6に基づ
いて、求めた各セル電流Icellに対応する各書き込み電
圧Vppを設定する。
【0097】例えば、図4に基づいて、浮遊ゲート電圧
Vfgの中間値Vb’(=1V)から電圧Δ(=0.3
V)分だけを差し引いた電圧(=0.7V)に対応する
セル電流Icell(=約25μA)を求める。次に、図6
に基づいて、求めたセル電流Icell(=約25μA)に
対応する書き込み電圧Vpp(=8.1V)を設定す
る。同様に、図4から浮遊ゲート電圧Vfgの中間値V
c’(=1.5V)から電圧Δ(=0.3V)分だけを
差し引いた電圧(=1.2V)に対応するセル電流Ice
ll(=約55μA)を求め、図6からセル電流Icell
(=約55μA)に対応する書き込み電圧Vpp(=
7.3V)を設定する。同様に、図4から浮遊ゲート電
圧Vfgの中間値Va’(=0.6V)から電圧Δ(=
0.3V)分だけを差し引いた電圧(=0.3V)に対
応するセル電流Icell(=0μA)を求め、図6からセ
ル電流Icell(=0A)に対応する書き込み電圧Vpp
(=9.5V)を設定する。
【0098】このように、書き込み電圧Vppを調整し
て一定時間だけ書き込み動作を行うことにより、浮遊ゲ
ート電極FGに蓄積される電荷量を制御する。その結
果、各電圧Va,Vb,Vcをメモリセル101の閾値
電圧として、1個のメモリセル101に2ビットのデー
タを記憶させることができる。この書き込み動作は、消
去動作と異なり、選択されたメモリセル101毎に行う
ことができる。
【0099】(c)消去・読み出し動作 前記したように、消去・読み出し動作は書き込み動作に
引き続いて行われ、書き込み動作において選択されたメ
モリセル101に対して行われる。そこで、ワード線W
Lmとビット線BLmとの交点に接続されたメモリセル
101が選択され、そのメモリセル101に対して消去
・読み出し動作を行う場合について説明する。
【0100】ワード線WLmの電圧は10Vにされ、そ
れ以外のワード線(非選択のワード線)WLa〜WL
l,WLn〜WLzの電圧は0Vにクランプされる。そ
のため、ワード線WLmに接続された各メモリセル10
1の制御ゲート電極CGの電圧は10Vにされ、非選択
のワード線WLa〜WLl,WLn〜WLzに接続され
た各メモリセル101の制御ゲート電極CGの電圧は0
Vにクランプされる。
【0101】ビット線BLmの電圧は0Vにされ、それ
以外のビット線(非選択のビット線)BLa〜BLl,
BLn〜BLzの電圧は3Vにされる。そのため、ビッ
ト線BLmに接続された各メモリセル101のドレイン
領域Dの電圧は0Vにクランプされ、非選択のビット線
BLa〜BLl,BLn〜BLzに接続された各メモリ
セル101のドレイン領域Dの電圧は3Vにされる。
【0102】共通ソース線SLの電圧は3Vにクランプ
される。そのため、全てのメモリセル101のソース領
域Sの電圧は3Vにされる。図8に、メモリセル101
に記憶されたデータの消去に要する時間とワード線WL
a〜WLzの電圧(ワード線電圧)VWLとの特性を示
す。
【0103】ワード線電圧VWLが10V(1/VWL=
0.1)のとき、メモリセル101に記憶されたデータ
の消去に要する時間は数百μsec である。従って、選択
されたメモリセル101に対しては比較的弱い消去動作
が行われる。
【0104】一方、選択されたメモリセル101以外の
各メモリセル101においては、ドレイン領域Dの電圧
が3Vであるため、ドレイン領域Dと浮遊ゲート電極F
Gとの間の静電容量を介したカップリングにより、浮遊
ゲート電極FGの電圧が持ち上げられて3Vに近くな
る。
【0105】そのため、ワード線WLmと非選択のビッ
ト線BLa〜BLl,BLn〜BLzとの交点に接続さ
れた各メモリセル101において、制御ゲート電極CG
の電圧は10V、浮遊ゲート電極FGの電圧は3Vとな
り、各電極CG,FG間の電圧差は7Vになることか
ら、実質的なワード線電圧VWLは7Vになる。図8に示
すように、ワード線電圧VWLが7V(1/VWL≒0.1
4)のとき、メモリセル101に記憶されたデータの消
去に要する時間は数十年となる。
【0106】また、非選択のワード線WLa〜WLl,
WLn〜WLzに接続された各メモリセル101におい
て、制御ゲート電極CGの電圧は0V、浮遊ゲート電極
FGの電圧は3Vとなり、各電極CG,FG間の電圧差
は3Vになることから、ワード線電圧VWLは0Vにな
る。そのため、メモリセル101に記憶されたデータの
消去は行われない。
【0107】従って、消去・読み出し動作においては、
選択されたメモリセル101に対してのみ弱い消去動作
が行われ、それ以外の非選択の各メモリセル101に対
しては実質的に消去動作は行われないといえる。
【0108】このとき、非選択のビット線BLa〜BL
l,BLn〜BLzに接続された各メモリセル101に
おいて、ソース領域Sおよびドレイン領域Dの電圧は共
に3Vであるため、セル電流Icellは流れない。
【0109】一方、選択されたメモリセル101におい
ては、浮遊ゲート電圧Vfgに対応したセル電流Icell
が流れる。前記したように、各リファレンスセルブロッ
ク6a〜6cの消去・読み出し用リファレンスセル32
の浮遊ゲート電極FGには、リファレンス電圧生成部4
から各電圧Va’,Vb’,Vc’が印加されている。
また、各消去・読み出し用リファレンスセル32のソー
ス領域Sには、共通ソース線電圧生成部5から定電圧
(=3V)が印加されている。また、各消去・読み出し
用リファレンスセル32のドレイン領域Dの電圧は、各
リファレンスセル電流センスアンプ8a〜8cによって
0Vにクランプされている。そして、各消去・読み出し
用リファレンスセル32の制御ゲート電極CGには、ワ
ード線電圧生成部7から定電圧(=10V)が印加され
ている。
【0110】つまり、各消去・読み出し用リファレンス
セル32の制御ゲート電極CGおよび各領域S,Dの電
圧は、選択されたメモリセル101のそれと同じになっ
ている。そのため、選択されたメモリセル101と同様
の作用により、各消去・読み出し用リファレンスセル3
2には、それぞれの浮遊ゲート電極FGに印加された電
圧(浮遊ゲート電圧Vfg)に対応したセル電流Icell
が流れる。
【0111】従って、リファレンスセルブロック6aの
消去・読み出し用リファレンスセル32には、電圧V
a’を浮遊ゲート電圧Vfgとするセル電流Icell(=
5μA)が流れる。また、リファレンスセルブロック6
bの消去・読み出し用リファレンスセル32には、電圧
Vb’を浮遊ゲート電圧Vfgとするセル電流Icell
(=35μA)が流れる。また、リファレンスセルブロ
ック6cの消去・読み出し用リファレンスセル32に
は、電圧Vc’を浮遊ゲート電圧Vfgとするセル電流
Icell(=65μA)が流れる。
【0112】各リファレンスセル電流センスアンプ8a
〜8c、各比較アンプ24a〜24c、出力データデコ
ード回路25は、前記した読み出し動作と同様の動作を
行い、出力データデコード回路25は2ビットの出力デ
ータを生成する。
【0113】比較器26は、入力データラッチ回路21
にラッチされた2ビットの入力データと、出力データデ
コード回路25の生成した2ビットの出力データとを比
較し、その比較結果に基づいて消去・読み出し動作停止
信号SSを生成する。すなわち、出力データの方が入力
データよりも大きくなった時点で、消去・読み出し動作
停止信号SSは活性化される。
【0114】制御コア回路9は、活性化された消去・読
み出し動作停止信号SSに従って消去・読み出し動作を
停止する。つまり、消去・読み出し動作において、出力
データの方が入力データよりも大きくなった時点で、そ
の消去・読み出し動作は停止される。
【0115】その結果、浮遊ゲート電圧Vfgは各電圧
Va’,Vb’,Vc’のいずれか一つの電圧に精密に
制御され、正確な書き込みが行われる。ところで、上記
した読み出し動作および消去・読み出し動作における各
部の電圧条件(読み出しバイアス条件)においては、ソ
ース領域Sの電圧の方がドレイン領域Dの電圧よりも高
くなる。しかし、本実施形態では、消去動作および書き
込み動作の説明の便宜上、ソース領域Sおよびドレイン
領域Dの呼称については、読み出し動作および消去・読
み出し動作においても消去動作および書き込み動作にお
けるそれと同じにしてある。また、共通ソース線SLの
呼称についても、消去動作および書き込み動作を基本に
決定してある。
【0116】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、以下の作用および効果を得ることができる。 〔1〕書き込み動作においては、図5に示すように、浮
遊ゲート電圧Vfgを各電圧Va’,Vb’,Vc’よ
りも僅かの電圧Δ(=0.3V)分だけ低い電圧に制御
することにより、選択されたメモリセル101に対して
大まかな書き込みを行う。
【0117】〔2〕書き込み動作に引き続き、同じメモ
リセル101に対して消去・読み出し動作を行う。消去
・読み出し動作において、選択されたメモリセル101
に対して弱い消去動作を行うのと同時に、そのメモリセ
ル101の読み出し動作時のセル電流Icellを検出する
ことによって消去動作の進み具合を判定し、セル電流I
cellが所望の値になった時点で消去動作を終了させる。
これにより、浮遊ゲート電圧Vfgを精密に各電圧V
a’,Vb’,Vc’に制御することが可能になり、結
果として正確な書き込みを実現することができる。
【0118】〔3〕上記〔1〕〔2〕により、ベリファ
イ書き込み方式を用いることなく正確な書き込みを実現
することが可能になるため、前記したベリファイ書き込
み方式の各問題点を全て回避することができる。すなわ
ち、メモリセル101の浮遊ゲート電圧Vfgを精密に
制御しつつ、高速な書き込みを行うことができる。ま
た、制御コア回路9にかかる負担が小さくなるため、制
御コア回路9の回路構成を簡単にすることができる。
【0119】〔4〕図9に、浮遊ゲート電圧Vfgとセ
ル電流Icellおよびワード線電圧VWLとの特性を示す。
本実施形態において多値データの記憶に利用しているの
は、浮遊ゲート電圧Vfgが1.75V以下の領域であ
る。この領域においては、制御ゲート電極CG直下のチ
ャネル領域CHが定抵抗として機能するため、浮遊ゲー
ト電圧Vfgとセル電流Icellの特性はワード線電圧V
WLにほとんど依存しない。
【0120】そのため、読み出し動作におけるメモリセ
ル101のセル電流Icellと、消去・読み出し動作にお
けるそれとはほとんど同じになる。従って、読み出し動
作と消去・読み出し動作とで、同じメモリセル電流セン
スアンプ23を用いることができる。
【0121】また、読み出し動作における読み出し用リ
ファレンスセル31のセル電流Icellと、消去・読み出
し動作におけるそれとはほとんど同じになる。従って、
読み出し動作と消去・読み出し動作とで、同じリファレ
ンスセル電流センスアンプ8a〜8cを用いることがで
きる。
【0122】つまり、読み出し動作と消去・読み出し動
作とで、読み出しに用いる回路を共有化することができ
る。従って、消去・読み出し動作を行うことで、フラッ
シュEEPROM1の回路構成が複雑になることはな
い。
【0123】〔5〕読み出し動作と消去・読み出し動作
とで異なるのは、図3に示すように、選択されたワード
線WLmのワード線電圧VWLだけである。そのため、読
み出し動作の出力データと消去・読み出し動作の出力デ
ータとの間に、ワード線電圧VWLの差に起因する誤差以
外が生じる恐れはない。上記〔4〕により、浮遊ゲート
電圧Vfgとセル電流Icellの特性はワード線電圧VWL
にほとんど依存しないため、ワード線電圧VWLの差に起
因する出力出力データの誤差はほとんどない。従って、
読み出し動作の出力データと消去・読み出し動作の出力
データとの間には、ほとんど誤差がない。そのため、消
去・読み出し動作を行うことにより、正確な書き込みが
阻害される恐れはない。
【0124】(第2実施形態)以下、本発明をスプリッ
トゲート型メモリセルを用いるフラッシュEEPROM
に具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。
尚、本実施形態において、図1〜図9に示した第1実施
形態と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳
細な説明を省略する。
【0125】本実施形態は、第1実施形態をUSP55
44103(G11C 16/04)に開示された仮想接地方式の
メモリセルアレイに適用したものである。図10に、本
実施形態のスプリットゲート型メモリセル51を用いた
フラッシュEEPROM52の全体構成を示す。本実施
形態においては、1個のメモリセル51に4値(=2ビ
ット)のデータを記憶させることができる。
【0126】図10に示すフラッシュEEPROM52
において、図1に示す第1実施形態のフラッシュEEP
ROM1と異なるのは以下の点である。 (1)メモリセルアレイ122がメモリセルアレイ53
に置き代えられている。
【0127】メモリセルアレイ53は、複数のメモリセ
ル51がマトリックス状に配置されて構成されている。
行(ロウ)方向に配列された各メモリセル51の制御ゲ
ート電極CGにより、共通のワード線WLa〜WLzが
形成されている。列(カラム)方向に配列された各メモ
リセル51のソース・ドレイン領域SDにより、共通の
ビット線BLa〜BLzが形成されている。
【0128】(2)共通ソース線電圧生成部5が省かれ
ている。図11に、メモリセルアレイ53の一部断面図
を示す。メモリセル51は、ソース・ドレイン領域S
D、浮遊ゲート電極FG、制御ゲート電極CG、チャネ
ル領域CH、選択ゲート105から構成されている。
【0129】P型単結晶シリコン基板102上にN型の
ソース・ドレイン領域SDが形成されている。各ソース
・ドレイン領域SD間に挟まれたチャネル領域CH上
に、シリコン酸化膜103を介して浮遊ゲート電極FG
が形成されている。浮遊ゲート電極FG上にシリコン酸
化膜104を介して制御ゲート電極CGが形成されてい
る。制御ゲート電極CGの一部は、シリコン酸化膜10
3を介してチャネル領域CH上に配置され、選択ゲート
105を構成している。
【0130】メモリセルアレイ53は、基板102上に
形成された複数のメモリセル51によって構成されてい
る。行方向に配列された各メモリセル51の制御ゲート
電極CGは共通になっており、その制御ゲート電極CG
によって各ワード線WLa〜WLzが形成されている。
【0131】図12に、フラッシュEEPROM52の
要部構成を示す。フラッシュEEPROM52におい
て、図2に示す第1実施形態のフラッシュEEPROM
1と異なるのは、各リファレンスセル31,32のソー
ス領域Sが接地されている点だけである。
【0132】次に、フラッシュEEPROM52の各動
作モード(消去動作、読み出し動作、書き込み動作、消
去・読み出し動作)について、図13,図4〜図9を参
照して説明する。尚、いずれの動作モードにおいても、
基板102の電圧はグランドレベルに保持される。
【0133】また、各メモリセル51毎の消去動作,読
み出し動作,書き込み動作の具体的な作用については、
従来の形態のメモリセル101のソース領域Sおよびド
レイン領域Dがソース・ドレイン領域SDと呼ばれる点
以外は全く同じである。
【0134】(a)消去動作、(c)書き込み動作、
(d)消去・読み出し動作 各動作共それぞれ第1実施形態と同じである。 (b)読み出し動作 ロウデコーダ123によってワード線WLmが選択さ
れ、カラムデコーダ124によってビット線BLmが選
択され、そのワード線WLmとビット線BLmとの交点
に接続されたメモリセル51aが選択され、そのメモリ
セル51aからデータが読み出される場合について説明
する。
【0135】フラッシュEEPROM52においても、
フラッシュEEPROM1の読み出し動作と同様の作用
により、選択されたメモリセル51aには浮遊ゲート電
圧Vfgに対応したセル電流Icellが流れるため、1個
のメモリセル51aに記憶された2ビットのデータを読
み出すことができる。
【0136】ここで、メモリセル51aとワード線WL
mと各ビット線BLlとの交点に接続されたメモリセル
51b以外の各メモリセル51については、各ソース・
ドレイン領域SDが共に3Vにされるため、セル電流I
cellは流れない。
【0137】また、各メモリセル51a,51bについ
ては、カラムデコーダ124を介してビット線BLmが
0Vにバイアスされるため、浮遊ゲート電圧Vfgに対
応したセル電流Icellが流れる。しかし、ビット線BL
lはデータバスDBに接続されず、ビット線BLmがデ
ータバスDBに接続されるため、メモリセル51bから
データが読み出されることはない。また、1個のメモリ
セル51に流れるセル電流Icellによる消費電流の増加
は僅かなものであり、フラッシュEEPROM52全体
からみれば無視できる。
【0138】以上詳述したように、本実施形態において
も、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることが
できる。尚、上記各実施形態は以下のように変更しても
よく、その場合でも同様の作用および効果を得ることが
できる。
【0139】(1)複数のメモリセル101,51に対
して同時に各動作(読み出し動作、書き込み動作、消去
・読み出し動作)を行う。例えば、ワード線WLmと各
ビット線BLm〜BLpとの交点に接続に接続された4
つのメモリセル101,51を選択し、その各メモリセ
ル101,51に対して各動作(読み出し動作、書き込
み動作、消去・読み出し動作)を行う。この場合には、
リード・ライトアンプ部2、データバッド3a,3b、
データバスDBを4組設ける必要がある。このようにす
れば、4つのメモリセル101,51に対してそれぞれ
2ビットずつ合計8ビットのデータを同時に読み出した
り書き込んだりすることが可能になる。
【0140】尚、複数のメモリセル101,51に対し
て同時に各動作を行う場合は、消去・読み出し動作の終
了したメモリセル101,51の接続されているビット
線BLa〜BLzの電圧を、消去・読み出し動作停止信
号SSに従い、非選択のビット線BLa〜BLzと同様
に3Vにする。
【0141】(2)ビット線BLa〜BLzに高電圧を
印加して、最大限に書込み動作を行った状態を" 消去"
、消去・読み出し動作を" 書込み" と定義すれば、よ
り回路構成・動作を簡略化することができる。また、こ
の場合には、" 消去" 動作を選択されたメモリセル10
1,51毎に行うことができる。
【0142】(3)多値記憶動作を行わず、1つのメモ
リセル101,51に1ビットのデータを記憶させる場
合に適用する。 (4)スプリットゲート型のフラッシュEEPROMで
はなく、スタックトゲート形のフラッシュEEPROM
に適用する。
【0143】(5)フラッシュEEPROMではなく、
FRAM,EPROM,EEPROMなどの不揮発性半
導体メモリや、DRAM,SRAMなどの半導体メモリ
に適用する。
【0144】
【発明の効果】本発明によれば、メモリセルの書き込み
状態を正確に制御しつつ高速な書き込みを行うことが可
能で、且つ、簡単な回路構成の半導体メモリを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブロック回路図。
【図2】第1実施形態の要部回路図。
【図3】第1実施形態の説明図。
【図4】第1および第2実施形態の特性図。
【図5】第1および第2実施形態の説明図。
【図6】第1および第2実施形態の特性図。
【図7】第1および第2実施形態の説明図。
【図8】第1および第2実施形態の特性図。
【図9】第1および第2実施形態の特性図。
【図10】第2実施形態のブロック回路図。
【図11】第2実施形態のメモリセルアレイの断面図。
【図12】第2実施形態の要部回路図。
【図13】第2実施形態の説明図。
【図14】第1実施形態および従来の形態のメモリセル
の断面図。
【図15】従来の形態のブロック回路図。
【図16】従来の形態の説明図。
【図17】従来の形態の説明図。
【図18】従来の形態の特性図。
【符号の説明】
S…ソース領域 D…ドレイン領域 CG…制御ゲート電極 FG…浮遊ゲート電極 SD…ソース・ドレイン領域 2…リード・ライトアンプ部 9…制御コア回路 101,51…メモリセル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルに流れるセル電流に基づい
    て、メモリセルが所望の消去状態に到達したことを判定
    し、消去動作を制御する半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 まず、メモリセルの浮遊ゲート電極を高
    電圧に制御することにより、浮遊ゲート電極に大量の電
    荷を蓄積し、次に、浮遊ゲート電極から電荷を僅かずつ
    引き抜き、そのときにメモリセルに流れるセル電流に基
    づいて浮遊ゲート電極の電圧を精密に制御することで、
    メモリセルを所望の書き込み状態に制御して、メモリセ
    ルに所望のデータ値を記憶させる半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 まず、メモリセルの浮遊ゲート電極を所
    望の電圧の近傍に制御することにより、浮遊ゲート電極
    に所望の電荷量の近傍の電荷を蓄積し、次に、浮遊ゲー
    ト電極から電荷を僅かずつ引き抜き、そのときにメモリ
    セルに流れるセル電流に基づいて浮遊ゲート電極の電圧
    を精密に制御することで、メモリセルを所望の書き込み
    状態に制御して、メモリセルに所望のデータ値を記憶さ
    せる半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半
    導体メモリにおいて、前記した浮遊ゲート電極から電荷
    を僅かずつ引き抜くときにメモリセルに流れるセル電流
    を検出する手段と、メモリセルに記憶されたデータを読
    み出す際にメモリセルに流れるセル電流を検出する手段
    とを共有化する半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
    導体メモリにおいて、 スプリットゲート型のメモリセルを用い、ソース領域お
    よびドレイン領域の電圧は読み出し動作時と同じに設定
    し、制御ゲート電極の電圧のみを読み出し動作時よりも
    高く設定することにより、浮遊ゲート電極から電荷を僅
    かずつ引き抜く動作と、メモリセルに流れるセル電流を
    検出する動作とを同時に行う半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半
    導体メモリにおいて、 浮遊ゲート電極の電圧を制御して、メモリセルに流れる
    セル電流が複数の設定値間のどの範囲内にあるかを検出
    し、その設定値の各範囲を複数の書き込み状態に対応さ
    せることにより、メモリセルに対して複数の書き込み状
    態を設定して多値のデータを記憶させる半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半
    導体メモリにおいて、 前記メモリセルが複数個配列されて構成されたメモリセ
    ルアレイは仮想接地方式をとる半導体メモリ。
JP7614897A 1997-02-27 1997-03-27 半導体メモリ Pending JPH10302482A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7614897A JPH10302482A (ja) 1997-02-27 1997-03-27 半導体メモリ
US09/030,302 US6075738A (en) 1997-02-27 1998-02-25 Semiconductor memory device
KR10-1998-0006081A KR100433435B1 (ko) 1997-02-27 1998-02-26 반도체메모리

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4397297 1997-02-27
JP9-43972 1997-02-27
JP7614897A JPH10302482A (ja) 1997-02-27 1997-03-27 半導体メモリ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10302482A true JPH10302482A (ja) 1998-11-13

Family

ID=26383810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7614897A Pending JPH10302482A (ja) 1997-02-27 1997-03-27 半導体メモリ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6075738A (ja)
JP (1) JPH10302482A (ja)
KR (1) KR100433435B1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5764568A (en) 1996-10-24 1998-06-09 Micron Quantum Devices, Inc. Method for performing analog over-program and under-program detection for a multistate memory cell
US5771346A (en) 1996-10-24 1998-06-23 Micron Quantum Devices, Inc. Apparatus and method for detecting over-programming condition in multistate memory device
US6078518A (en) * 1998-02-25 2000-06-20 Micron Technology, Inc. Apparatus and method for reading state of multistate non-volatile memory cells
US6511927B1 (en) 1998-09-08 2003-01-28 Brookwood Companies, Inc. Breathable waterproof laminate and method for making same
US6567302B2 (en) 1998-12-29 2003-05-20 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for programming multi-state cells in a memory device
DE19922765C2 (de) * 1999-05-18 2001-03-15 Siemens Ag Integrierter Speicher mit einem Referenzpotential
US6507523B2 (en) * 2000-12-20 2003-01-14 Micron Technology, Inc. Non-volatile memory with power standby
KR100386947B1 (ko) * 2001-01-03 2003-06-09 삼성전자주식회사 외부 핀을 통해 워드 라인 전압을 출력할 수 있는 반도체메모리 장치
TW474005B (en) * 2001-01-03 2002-01-21 Macronix Int Co Ltd Random access memory cell
US6490212B1 (en) * 2001-07-11 2002-12-03 Silicon Storage Technology, Inc. Bitline precharge matching
JP2004039075A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Sharp Corp 不揮発性半導体メモリ装置
FR2851668A1 (fr) * 2003-02-24 2004-08-27 St Microelectronics Sa Procede et dispositif de selection de mode de fonctionnement d'un circuit integre
JP2005141827A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Sanyo Electric Co Ltd 半導体記憶装置およびその不揮発性メモリ検証方法、マイクロコンピュータおよびその不揮発性メモリ制御方法
ITMI20042538A1 (it) * 2004-12-29 2005-03-29 Atmel Corp Metodo e sistema per la riduzione del soft-writing in una memoria flash a livelli multipli
EP1750281B1 (en) * 2005-07-29 2011-07-06 STMicroelectronics Srl Nonvolatile memory device with multiple references and corresponding control method
US8773934B2 (en) 2006-09-27 2014-07-08 Silicon Storage Technology, Inc. Power line compensation for flash memory sense amplifiers
CN103366804B (zh) * 2012-03-30 2017-10-13 硅存储技术公司 具有电流注入读出放大器的非易失性存储装置
US9240242B1 (en) * 2014-12-10 2016-01-19 Yield Microelectronics Corp. Method for operating low-cost EEPROM array

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5029130A (en) * 1990-01-22 1991-07-02 Silicon Storage Technology, Inc. Single transistor non-valatile electrically alterable semiconductor memory device
EP0579779B1 (en) * 1991-04-09 1998-07-08 Silicon Storage Technology, Inc. A single transistor non-volatile electrically alterable semiconductor memory device
JPH0757475A (ja) * 1993-08-09 1995-03-03 Nec Corp 半導体メモリ集積回路装置
JP3205658B2 (ja) * 1993-12-28 2001-09-04 新日本製鐵株式会社 半導体記憶装置の読み出し方法
US5508958A (en) * 1994-09-29 1996-04-16 Intel Corporation Method and apparatus for sensing the state of floating gate memory cells by applying a variable gate voltage
KR0145382B1 (ko) * 1995-03-21 1998-08-17 김주용 플래쉬 이이피롬셀의 문턱전압 자동 검증회로
KR970003249A (ko) * 1995-06-30 1997-01-28 김주용 플래쉬 메모리 장치
JPH09293387A (ja) * 1996-02-29 1997-11-11 Sanyo Electric Co Ltd 半導体メモリ

Also Published As

Publication number Publication date
KR100433435B1 (ko) 2004-07-16
US6075738A (en) 2000-06-13
KR19980071738A (ko) 1998-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10090053B2 (en) Apparatus, systems, and methods to operate a memory
JP3810985B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
US7672170B2 (en) Flash memory device and program method thereof
JP3886673B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7630263B2 (en) Exploiting a statistical distribution of the values of an electrical characteristic in a population of auxiliary memory cells for obtaining reference cells
US5966332A (en) Floating gate memory cell array allowing cell-by-cell erasure
JP2009301616A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH10302482A (ja) 半導体メモリ
KR20080084230A (ko) 셀 사이의 커플링에 의한 영향을 감소시킨 플래시 메모리장치 및 그 구동방법
US5982662A (en) Semiconductor memory device with improved read characteristics for data having multi values
JP3623756B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
CN111354400A (zh) 半导体存储装置
JP2011181157A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3845051B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JP4698605B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の制御方法
JP3501916B2 (ja) 半導体記憶装置およびその一括消去ベリファイ方法
JPH09293387A (ja) 半導体メモリ
JPH07287989A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US6462991B2 (en) Method of erasing data stored in a nonvolatile memory
US7301820B2 (en) Non-volatile memory dynamic operations
JP5081755B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法
JP3263636B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP3670763B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JP3301939B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JP3133675B2 (ja) 半導体記憶装置