JP3434396B2 - 鼻腔用投薬器 - Google Patents

鼻腔用投薬器

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JP3434396B2 JP22726595A JP22726595A JP3434396B2 JP 3434396 B2 JP3434396 B2 JP 3434396B2 JP 22726595 A JP22726595 A JP 22726595A JP 22726595 A JP22726595 A JP 22726595A JP 3434396 B2 JP3434396 B2 JP 3434396B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、薬品収容室内に充
填した粉体状の薬品を鼻腔内に投与するのに用いて好適
な鼻腔用投薬器に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、鼻アレルギー、喘息等の患者に
は粉体状の薬品を鼻腔を介して投与して治療する方法が
採用されている。また、この治療法では専用の噴霧器を
用いて、例えばカプセル等の薬品収容室内に充填した粉
体状の薬品を鼻腔内へ投与するようになっている。 【0003】さらに、この治療法に用いられる噴霧器と
して特開昭59−34267号公報(以下、従来技術と
いう)に示すものが知られている。 【0004】この従来技術における噴霧器では、円筒部
材の空気流入側にポンプ部を設け、該円筒部材の空気流
出側にはカプセルが挿入される凹形状部を形成すると共
に、該円筒部材の先端側には薬品噴霧口となる開口部を
形成した先端部を着脱可能に設け、該円筒部材に先端部
を嵌合することによって内部にカプセル収容部を形成し
ている。さらに、前記円筒部材と先端部にかけて着脱可
能に嵌合するキャップを有し、該キャップ内には軸方向
に延びる針を設け、前記円筒部材に先端部を嵌合させた
状態でキャップを装着することにより、該キャップ内の
針でカプセル収容部内に収容されたカプセルの穴あけを
行う構成となっている。 【0005】このように構成される従来技術では、まず
投薬の準備としてカプセルの穴あけ時には、粉体状の薬
品が充填されたカプセルを円筒部材の凹形状部に挿入し
た後に該円筒部材に先端部を嵌合してカプセルをカプセ
ル収容部に収容し、先端部の開口部内に針が挿通するよ
うにして該先端部からキャップを装着することによっ
て、該キャップ内に設けた針によってカプセルの軸方向
両側に穴をあける。 【0006】次に、薬品の投与時には、円筒部材からキ
ャップを外し、先端部を患者の片方の鼻腔に挿入し、ポ
ンプ部を押圧することにより、ポンプ部からの空気を空
気導入通路を介してカプセル内に流通させ、この空気に
よって該カプセル内の薬品を開口部から患者の鼻腔内に
噴霧し、鼻腔への挿入を交互に交換してポンプ部の押圧
動作を繰返すことにより、患者への薬品の投与を行うよ
うになっている。 【0007】また、鼻腔への投薬は左,右の鼻腔に対し
て交互に行うため、ポンプ部の1回の押圧動作でカプセ
ル内の薬品が全部投与されないようにカプセル収容部と
カプセルとの間に隙間を設けており、ポンプ部の押圧動
作を片方の鼻腔で約4回程度行うことにより薬品を規定
量投与するようになっている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による噴霧器では、左,右の鼻腔に片方ずつ投薬
を行っているため、左,右の鼻腔に均等に薬品を供給す
るには何度もポンプ部の押圧と鼻腔への円筒部材の挿入
を繰返さなければならず、投薬時の取扱いが面倒なもの
になってしまうという問題がある。 【0009】また、投薬準備としてカプセルに穴をあけ
るときには、円筒部材から先端部を取外してカプセルを
収容し、この状態で前記円筒部材と先端部にキャップを
挿着して穴あけを行う。そして、薬品を噴霧するときに
は、再びキャップを取外した後にポンプ部を押圧して鼻
腔への噴霧を行うようになっているから、キャップの取
付け、取外しを行わなくてはならず、準備動作が煩わし
い上に、キャップを紛失する虞れがあるという問題があ
る。 【0010】さらに、左,右の鼻腔に薬品を同時に投与
できるように、左,右の薬品噴霧口を備えた投薬器を製
造したとしても、鼻腔間の距離は、子供、大人等によっ
て個人差があるから、鼻腔間の距離が異なる投薬器を複
数種類も揃えなくてはならないという問題がある。 【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、簡単な操作で薬品収容室内の薬品を患者
の左,右の鼻腔に同時に投与でき、かつ子供から大人ま
で広く適用できるようにした鼻腔用投薬器を提供するこ
とを目的としている。 【0012】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明による鼻腔用投薬器は、固定部
材に対して軸方向に移動する可動部材を有し、該可動部
材により粉体状の薬品を収容したカプセルを保持するカ
プセルホルダと、該カプセルホルダに向け空気を供給す
るため、該カプセルホルダの固定部材に設けられた空気
供給手段と、前記カプセルホルダの可動部材に着脱可能
設けられ、該空気供給手段から供給される空気により
前記カプセル内の薬品を患者の鼻腔内に向けて供給する
ための左,右の薬品通路を有する通路手段と、前記カ
セルホルダの固定部材に設けられ前記可動部材に向けて
軸方向に突出したピンからなり、前記可動部材にカプセ
ルを押込んだときに当該カプセルに空気流入穴をあける
第1の穴あけ手段と、前記通路手段に軸方向に移動可能
に設けられたピンからなり、該ピンを移動させることに
よって前記カプセルホルダ内のカプセルに空気流出穴を
あける第2の穴あけ手段と、前記通路手段の薬品通路
噴出側に設けられ、左,右のノズルを患者の鼻腔に挿
入して先端側の噴霧口から薬品を噴霧するときに、前記
左,右のノズルの離間距離を患者の鼻腔間距離に合せて
調整可能とし、かつ前記噴霧口は同径またはテーパ状に
拡開する通路を有する距離調整ノズル手段とを備え、前
記第1,第2の穴あけ手段によって前記カプセルに穴を
あけ、前記距離調整ノズル手段のノズルの離間距離を調
整し、前記空気供給手段によりカプセル内の薬品を噴霧
する構成としてる。 【0013】 【作用】請求項1に記載の発明による、まず、カプセ
ルホルダの可動部材を空気供給手段側に位置させ、固定
部材に設けたピンを可動部材に向けて軸方向に突出させ
た状態で、カプセルを可動部材内に押込んだときに、
1の穴あけ手段のピンによって当該カプセルに空気流入
穴をあける。次に、カプセルホルダの可動部材に通路
を組付けることにより、該可動部材通路手段側に移
動し、この状態で第2の穴あけ手段のピンをカプセルホ
ルダ内のカプセルに向けて移動させることによってカプ
セルに空気流出穴をあける。 【0014】次に、空気流入穴と空気流出穴との穴あけ
が行われたカプセル内の薬品を患者の鼻腔に噴霧する場
合には、カプセルホルダ内にカプセルを収容した状態
で、空気供給手段から該カプセルホルダに向け空気を供
給すると、カプセルホルダに収容されたカプセル内の薬
品は空気供給手段からの空気によって攪拌されつつ通路
手段を構成する左,右の薬品通路を介して同径またはテ
ーパ状に拡開する噴霧口から患者の左,右の鼻腔内に同
時に噴霧される。この場合、左,右のノズルを患者の
左,右の鼻腔に挿入するときには、距離調整ノズル手段
を用いて左,右のノズルの離間距離を患者の左,右の鼻
腔間距離に合せて調整することにより、該距離調整ノズ
ル手段の各ノズルを鼻腔内の所望の部位に確実に挿入す
ることができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による鼻腔
用投薬器を図1ないし図18に基づいて説明する。 【0016】まず、図1ないし図8に本発明の第1の実
施例を示す。 【0017】図中、1は本実施例による鼻腔用投薬器を
示し、該鼻腔用投薬器1は、図2に示す如く、後述する
カプセルホルダ2、ポンプ部14、薬品通路20、距離
調整ノズル機構25から大略構成されている。 【0018】2はカプセルを保持するカプセルホルダを
示し、該カプセルホルダ2は、二重筒状に形成された後
述する固定部材3と、該固定部材3の内周側に位置して
該固定部材3に対して軸方向に移動可能に設けられた可
動部材8とからなる。 【0019】3はカプセルホルダ2の固定部材を示し、
該固定部材3は、段付筒状に形成された外筒部3Aと、
該外筒部3A内に設けられた内筒部3Bと、前記外筒部
3Aの下端側を閉塞する底部3Cと、前記内筒部3Bの
底部をなす薬品捕捉部3Dと、前記外筒部3Aの開口側
に位置して形成されたフランジ部3Eとから大略構成さ
れ、該フランジ部3Eは外筒部3Aの内周面を軸方向に
移動する可動部材8の抜止めを図ると共に、当該固定部
材3を外周側から覆うように設けられたポンプ部14の
位置決めを行うようになっている。また、外筒部3Aと
内筒部3Bとは、該外筒部3Aの軸方向中間に内筒部3
Bの開口部が連結されており、該筒部3A,3B間には
空気流入室4が形成されている。 【0020】さらに、前記固定部材3の底部3Cには前
記空気流入室4と連通する空気供給通路5が形成され、
内筒部3Bの底部となる薬品捕捉部3Dには後述する第
1の穴あけピン16が一側カプセル穴11側に向けて突
出形成されている。また、内筒部3Bには内周側と空気
流入室4とを連通する連通孔6,6が穿設され、外筒部
3Aの内周面には後述する回止めピン10が係合する係
合溝7が軸方向に伸長して形成されている。 【0021】8は固定部材3の外筒部3A内を軸方向に
移動可能に設けれた可動部材を示し、該可動部材8
は、筒部8Aと、該筒部8Aの下端側に設けられ、前記
外筒部3A内に軸方向に移動可能に保持される大径な底
部8Bと、該底部8B中央から内筒部3B内に延びる小
径突部8Cとから構成され、前記筒部8Aの外周面には
全周に亘って雄ねじ8Dが刻設されている。また、前記
小径突部8Cの軸方向には底部8Bを貫通して筒部8A
内に連通し、第1の穴あけピン16が挿通するピン挿通
穴9が穿設されている。さらに、前記筒部8Aの外周側
には回止めピン10が径方向外向きに突出形成され、該
回止めピン10は固定部材3の係合溝7に係合すること
により、該固定部材3に対して可動部材8が軸方向に移
動するのを許しつつ、固定部材3に対する可動部材8の
回転を規制している。 【0022】一方、前記可動部材8の筒部8A内周側は
一側カプセル穴11となり、該一側カプセル穴11は後
述する他側カプセル穴19と一体化することにより薬品
収容室をなすカプセル収容穴12を構成している。 【0023】このように、本実施例によるカプセルホル
ダ2においては、可動部材8を固定部材3の外筒部3A
に沿って軸方向に移動可能とし、しかも、可動部材8の
雄ねじ8Dを後述する雌ねじ18Aに螺着させたときに
は、固定部材3に対する可動部材8の回転が回止めピン
10によって規制されているため、該可動部材8は通路
部材17側に自動的に引上げられる。 【0024】13は空気流入室4内に設けられた供給弁
を示し、該供給弁13は固定部材3に形成された空気供
給通路5を開閉するもので、ポンプ部14から空気が供
給されたときに開弁し、ポンプ部14内に空気を吸込む
ときには着座して空気供給通路5を閉塞するようになっ
ている。 【0025】14はゴム材料により有底円筒状に形成さ
れた空気供給手段としてのポンプ部を示し、該ポンプ部
14は、肉厚な開口部14A、底部14Bおよび該開口
部14A、底部14B間の押圧部14Cからなり、前記
開口部14Aは固定部材3の外筒部3Aに気密に装着さ
れている。また、ポンプ部14内にはカプセルホルダ2
の大部分が収容されており、これによって当該鼻腔用投
薬器1を軸方向に小型化している。 【0026】15はポンプ部14の底部14Bに設けら
れた吸込弁を示し、該吸込弁15は、中央部に位置して
ポンプ部14内と連通した吸込通路15Aと、該吸込通
路15Aを開,閉弁する弁体15Bとから大略構成さ
れ、該弁体15Bはポンプ部14から空気が供給される
ときには閉弁し、外部からポンプ部14内に空気を吸込
むときには開弁するようになっている。 【0027】16は固定部材3に設けられた第1の穴あ
けピンで、該第1の穴あけピン16は基端側が薬品捕捉
部3Dに固着されると共に、先端側がピン挿通穴9を介
して一側カプセル穴11側に向けて突出形成され、その
先端が鋭利な針先16Aとなっている。そして、第1の
穴あけピン16は、可動部材8がポンプ部14側に位置
しているときにその針先16Aが一側カプセル穴11内
に突出するようになっており、この状態で該一側カプセ
ル穴11内にカプセルKを押込むことによって該カプセ
ルKに空気流入穴H1 を穿設できる。一方、可動部材8
が通路部材17側に位置しているときには、針先16A
がピン挿通穴9内に引っ込むから、該針先16Aが空気
流入穴H1 から抜取られた状態となる。 【0028】一方、17はカプセルホルダ2の可動部材
8に螺着される通路手段としての通路部材を示し、該通
路部材17は、カプセルホルダ2側となる一側が小径部
17Aとなり、他側が大径部17Bとなっている。ま
た、大径部17Bには、左,右の距離調整ノズル機構2
5が設けられている。 【0029】また、前記小径部17Aには可動部材螺着
穴18が形成され、該可動部材螺着穴18の開口側内周
には、可動部材8の雄ねじ8Dに螺着される雌ねじ18
Aが形成されている。さらに、可動部材螺着穴18の奥
所には一側カプセル穴11と共にカプセル収容穴12を
構成する他側カプセル穴19が形成されている。 【0030】20,20は通路部材17に形成された
左,右の薬品通路を示し、該各薬品通路20は、図3に
示すように、他側カプセル穴19と連通しつつ分岐した
分岐通路部20Aと、該分岐通路部20Aから軸方向に
直線的に伸長した直線通路部20Bとから略U字状に形
成され、該各直線通路部20Bの噴出側は後述するテー
パ状噴霧口28となっている。 【0031】21は第1の穴あけピン16と対向するよ
うに通路部材17に設けられた第2の穴あけピンで、該
第2の穴あけピン21の基端側は軸方向に摺動可能に設
けられた摺動ブロック22に固着され、先端側はシール
ゴム23を貫通するように伸長し、その先端が鋭利な針
先21Aとなっている。また、前記摺動ブロック22
は、第2の穴あけピン21を操作するために通路部材1
7外に設けられた操作板24(図1参照)に接続されて
いる。そして、第2の穴あけピン21は、操作板24を
図1の矢示A方向に移動させることにより、摺動ブロッ
ク22を介して矢示A方向に移動し、その針先21Aに
よってカプセルKに空気流出穴H2 を穿設するものであ
る。 【0032】25は通路部材17に設けられた距離調整
ノズル機構を示し、該距離調整ノズル機構25は、通路
部材17側に設けられた後述する左,右の嵌合凸部2
6,26と、該各嵌合凸部26に回転可能に取付けられ
た左,右の可調整ノズル27,27と、該各可調整ノズ
ル27と各嵌合凸部26とに亘って設けられたテーパ状
噴霧口28,28とから構成されている。 【0033】26,26は通路部材17の上端面側に設
けられた左,右の嵌合凸部を示し、該各嵌合凸部26
は、左,右の薬品通路20の直線通路部20B噴出側を
覆うように通路部材17から一体的に突出した円筒状に
形成されている。 【0034】27,27は左,右の嵌合凸部26,26
に着脱可能に取付けられた左,右の可調整ノズルを示
し、該各可調整ノズル27は、患者の鼻腔内に挿入され
るもので先端側に向けて漸次縮径する円錐台状に形成さ
れている。また、各可調整ノズル27の基端側内周は、
各嵌合凸部26に回転可能かつ着脱可能に嵌合する嵌合
穴部27Aとなっている。そして、各可調整ノズル27
は、各嵌合凸部26に対して回転されることにより、後
述する理由によってそのノズルピッチを患者の鼻腔間距
離に合せて調整できるようになっている。 【0035】28,28は各嵌合凸部26内周から各可
調整ノズル27内周に亘って設けられ、先端側に向けて
漸次拡開したテーパ状噴霧口で、該各テーパ状噴霧口2
8は、各薬品通路20の直線通路部20Bと同一軸線上
に配置されている。そして、各テーパ状噴霧口28は、
薬品を含んだ空気が各薬品通路20から供給されると、
この薬品を含んだ空気をテーパ状の内壁面に沿わせるよ
うに徐々に拡散させつつ流通させることにより、薬品を
鼻腔内に拡散して投与するものである。 【0036】このように構成された距離調整ノズル機構
25は、前記各可調整ノズル27が薬品通路20の直線
通路部20Bおよびテーパ状噴霧口28の軸線C1 を回
転中心として回転可能に設けられ、該各可調整ノズル2
7の軸線C2 が回転中心となる軸線C1 から偏心量d1
をもって偏心している。従って、各可調整ノズル27を
回転させることにより、図3および図4に示す最大離間
状態で各可調整ノズル27のノズルピッチがL1 とな
り、図5および図6に示す最小接近状態で各可調整ノズ
ル27のノズルピッチがL2 となる。この結果、各可調
整ノズル27の回転量を適宜調整することにより、ノズ
ルピッチを患者の鼻腔間距離に合せることができる。 【0037】本実施例による鼻腔用投薬器1は上述の如
き構成を有するもので、次に、その使用動作について説
明する。 【0038】まず、カプセルホルダ2の可動部材8をポ
ンプ部14側に位置させることにより、第1の穴あけピ
ン16の針先16Aを一側カプセル穴11内に突出させ
た状態とする。この状態でカプセルKを一側カプセル穴
11内に押込むと、該カプセルKにはピン16の針先1
6Aが突き刺さり、該カプセルKに空気流入穴H1 が穿
設される(図7参照)。 【0039】次に、カプセルホルダ2に通路部材17を
組付けるべく、該カプセルホルダ2側の雄ねじ8Dに通
路部材17側の雌ねじ18Aを螺着する。これにより、
通路部材17のねじ込みによってカプセルホルダ2の可
動部材8は当該通路部材17側に移動するから、カプセ
ルKはカプセル収容穴12内で軸方向に若干押圧された
状態で保持される。また、このときにはカプセルKに空
気流入穴H1 を穿設した第1の穴あけピン16の針先1
6Aが抜取られ、カプセルK内は空気流入穴H1 ,ピン
挿通穴9および各連通孔6を介して空気流入室4と連通
する。 【0040】この状態で、カプセルKに空気流出穴H2
を形成するには、操作板24を矢示A方向に移動させる
ことにより、第2の穴あけピン21をカプセルKに向け
て移動し、その針先21AでカプセルKに空気流出穴H
2 を穿設する。その後、操作板24を元の位置へ戻して
針先21AをカプセルKより抜きとる。これにより、投
薬準備となる穴あけが行われたことになる。 【0041】次に、穴あけが行われたカプセルK内の薬
品を患者の鼻腔に噴霧するための投薬動作について述べ
る。 【0042】まず、各可調整ノズル27を患者の両鼻腔
に挿入し、図8に示すように、ポンプ部14の押圧部1
4Cを押し潰すことにより、ポンプ部14から空気流を
発生させ、この空気を空気供給通路5に作用させて供給
弁13を内筒部3Bの薬品捕捉部3Dに押付けて開弁さ
せ、空気流入室4,各連通孔6,ピン挿通穴9および空
気流入穴H1 を介してカプセルKに流入させる。これに
よって、カプセルKに流入した空気は薬品を攪拌して薬
品の混入した空気となるから、この薬品の混入した空気
を空気流出穴H2 、左,右の薬品通路20,20を介し
て左,右のテーパ状噴霧口28,28から噴霧すること
により、患者の左,右の鼻腔に同時に薬品を投与するこ
とができる。 【0043】一方、カプセルK内の薬品を患者に投与す
るにあたり、左,右の可調整ノズル27を患者の左,右
の鼻腔に挿入するときには、該各可調整ノズル27を適
宜回転させて各可調整ノズル27のノズルピッチを、最
大離間状態となるノズルピッチがL1 と最小接近状態と
なるノズルピッチがL2 の間で適宜調整することによ
り、該各可調整ノズル27のノズルピッチを患者の鼻腔
間距離に合せることができ、該各可調整ノズル27を患
者の鼻腔内の所望の位置に確実かつ違和感なく円滑に挿
入することができる。 【0044】かくして、本実施例によれば、カプセルK
を可動部材8に装着する動作と、第2の穴あけピン21
を軸方向に一往復させる動作によって、カプセルKの軸
方向に空気流入穴H1 と空気流出穴H2 とを容易に形成
することができ、投薬動作までの準備動作を大幅に簡略
化することができる上に、カプセルK内の薬品を左,右
の薬品通路20,20を介して左,右の可調整ノズル2
7,27から噴霧することにより、患者の左,右の鼻腔
に同時に投薬を行うことができるから、準備動作、投薬
動作において当該鼻腔用投薬器1の取扱い性を大幅に向
上することができる。 【0045】しかも、各可調整ノズル27を患者の鼻腔
に挿入するにあたって、該各可調整ノズル27を回転さ
せることにより、最大離間状態となるノズルピッチがL
1 と最小接近状態となるノズルピッチがL2 の間で極め
て容易に各可調整ノズル27間のノズルピッチを鼻腔間
距離に合せることができるから、各可調整ノズル27を
鼻腔内の所望の部位に確実に挿入することができ、鼻腔
内への薬品の噴霧を良好にして投薬効率を向上すること
ができる。 【0046】このように、各可調整ノズル27を患者の
鼻腔間距離に合せることにより、各可調整ノズル27を
鼻腔内に挿入するときに違和感なく円滑に挿入すること
ができ、各人にあった最高の状態で投薬を行うことがで
きる上に、鼻腔間距離の異なる子供から大人まで一種類
の鼻腔用投薬器1を用いることができ、当該鼻腔用投薬
器1の適用範囲を大幅に広めることができる。特に、本
実施例では左,右に可調整ノズル27,27を設けるよ
うにしているから、ノズルピッチの調整範囲を大きくす
ることができ、適用範囲をさらに広めることができる。 【0047】また、各可調整ノズル27を通路部材17
に対して着脱可能としているから、投薬後に各可調整ノ
ズル27を取外すことにより、該各可調整ノズル27、
薬品通路20等を隅々まで容易に洗浄することができ、
洗浄時の作業性や衛生面の向上を図ることができる。 【0048】一方、本実施例では、各薬品通路20の直
線通路部20Bとテーパ状噴霧口28を同一軸線上に配
置し、薬品を含んだ空気を該各薬品通路20、テーパ状
噴霧口28で直線的に流通させることにより、この薬品
を含んだ空気に整流性、直進性を与えて加速した状態と
することができるから、薬品を鼻腔内の奥所まで効果的
に供給することができる。 【0049】また、各薬品通路20の噴出側に各テーパ
状噴霧口28を設け、該各テーパ状噴霧口28によって
薬品を含んだ空気を拡散させるようにしているから、各
テーパ状噴霧口28から患者の鼻腔内の広範囲にわたり
均一に薬品を投与することができ、薬品の噴霧効率を向
上することにより人体への吸収を促進させて、投薬によ
る効能を高めることができる。 【0050】また、カプセルKに穴をあけるための道具
は、投薬器1自体に全て内蔵しているから、一切取外す
ことなく投薬動作を行うことができ、従来技術のよう
に、穴あけ具の着脱動作を省略できるばかりでなく、穴
あけ具が紛失する虞れはなく、さらに取扱いが安全にで
きる。 【0051】さらに、カプセルKの空気流入穴H1 から
落下する薬品を固定部材3の薬品捕捉部3Dで捕捉でき
る上に、該薬品捕捉部3Dに捕捉した薬品を、投薬動作
時にポンプ部14からの空気によって搬送し、カプセル
K内の薬品と共に患者の左,右の鼻腔へ供給することが
できるから、鼻腔用投薬器1内に残る薬品の量を低減で
き、カプセルK内に充填された薬品の規定量を確実に患
者に投与することができると共に、当該鼻腔用投薬器1
の清掃頻度を減らすことができる。 【0052】次に、図9ないし図11に本発明の第2の
実施例を示すに、本実施例の特徴は、可調整ノズルの噴
霧口を回転中心から偏心して配置したことにある。な
お、本実施例では、前述した第1の実施例と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。 【0053】図中、31は本実施例による鼻腔用投薬
器、32は該鼻腔用投薬器31の通路部材をそれぞれ示
し、該通路部材32は、前記第1の実施例で述べた通路
部材17とほぼ同様に小径部32Aと大径部32Bとか
ら構成されている。しかし、通路部材32は、その大径
部32B上面側に後述する嵌合凹部34,34が形成さ
れている点で第1の実施例によるものと相違している。 【0054】33は通路部材32に設けられた本実施例
による距離調整ノズル機構を示し、該距離調整ノズル機
構33は、通路部材32側に設けられた後述する左,右
の嵌合凹部34,34と、該各嵌合凹部34に回転可能
に取付けられた左,右の可調整ノズル35,35と、該
各可調整ノズル35に設けられた噴霧口36,36とか
ら構成されている 【0055】34,34は通路部材32の上端面側に設
けられた左,右の嵌合凹部を示し、該各嵌合凹部34
は、左,右の薬品通路20に対応する位置に円形穴状に
形成されている。 【0056】35,35は左,右の嵌合凹部34,34
に取付けられた本実施例による左,右の可調整ノズルを
示し、該各可調整ノズル35は、患者の鼻腔内に挿入さ
れるべく先端側が漸次縮径した鼻腔挿入部35Aと、該
鼻腔挿入部35Aの基端側に設けられ、嵌合凹部34内
に着脱可能かつ回転可能に嵌合された嵌合部35Bとか
ら構成されている。 【0057】ここで、前記鼻腔挿入部35Aは、嵌合部
35Bの軸線C3 を回転中心として回転するようになっ
ており、該鼻腔挿入部35Aの軸線C4 は回転中心とな
る軸線C3 から変位量d2 をもって偏心している。これ
により、各可調整ノズル35を回転させることにより、
図10に示す最大離間状態で各鼻腔挿入部35Aのノズ
ルピッチがL3 となり、図11に示す最小接近状態で各
鼻腔挿入部35AのノズルピッチがL4 となる。この結
果、各可調整ノズル35の回転量を適宜調整することに
より、ノズルピッチを患者の鼻腔間距離に合せることが
できる。 【0058】36,36は各可調整ノズル35に設けら
れ、略「く」字状に折曲げて形成された噴霧口で、該各
噴霧口36は、各薬品通路20の直線通路部20Bと連
通する傾斜部36Aと、該傾斜部36Aと連通し鼻腔挿
入部35Aと同一軸線C4 上に設けられたテーパ部36
Bとから構成されている。これにより各噴霧口36は、
各鼻腔挿入部35Aが鼻腔内に挿入されたときに、該鼻
腔内の中央に配置されるから、薬品を鼻腔内に均一に噴
霧できる。また、該各噴霧口36は、薬品を含んだ空気
が各薬品通路20から供給されると、この薬品を含んだ
空気をテーパ部36Bの内壁面に沿わせるように徐々に
拡散させつつ流通させることにより、薬品を鼻腔内に拡
散して投与するものである。 【0059】かくして、このように構成される本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができるものの、特に、本実施例では、各
噴霧口36のテーパ部36Bを患者の鼻腔内に挿入され
る可調整ノズル35の鼻腔挿入部35A中央(同一軸線
上)に配設することにより、該テーパ部36Bを介して
薬品を鼻腔内に均一に噴霧することができるから、鼻腔
内での薬品の吸収をより一層促進させることができ、薬
品の効能を高めることができる。 【0060】なお、前記第1の実施例では、各嵌合凸部
26と可調整ノズル27に亘ってテーパ状噴霧口28を
形成したが、例えば、図12に変形例として示す距離調
整ノズル機構41の如く、通路部材17の上端面に噴霧
筒42,42を設け、該各噴霧筒42の外周側に可調整
ノズル43,43を回転可能かつ着脱可能に取付けると
共に、前記各噴霧筒42の内周側にテーパ状噴霧口4
4,44を形成する構成としてもよい。 【0061】また、図13に第2の実施例の変形例とし
て示す距離調整ノズル機構33′の如く、各可調整ノズ
ル35に直線的に伸長するように噴霧口36′を形成し
てもよい。 【0062】また、前記第1,第2の実施例では、左,
右の可調整ノズル27,35,43を設け、該各可調整
ノズル27,35,43を回転させることによりノズル
ピッチを調整する構成としたが、左,右のノズルのう
ち、一方を固定ノズルとし、他方を可調整ノズルとして
ノズルピッチを調整するようにしてもよい。 【0063】さらに、前記第1,第2の実施例では、各
可調整ノズル27,35,43を着脱可能としたが、各
可調整ノズルを回転可能に固着するようにしてもよく、
この場合には、各可調整ノズルの紛失を防止できる。 【0064】次に、図14ないし図18に本発明の第3
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、ノズルを左,右
方向に移動可能に設けたことにある。なお、本実施例で
は、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。 【0065】図中、51は本実施例による鼻腔用投薬
器、52は該鼻腔用投薬器51の通路手段としての通路
部材をそれぞれ示し、該通路部材52は、前記第1の実
施例で述べた通路部材17とほぼ同様に小径部52Aと
大径部52Bとから構成されている。しかし、本実施例
による通路部材52には、第1の実施例による距離調整
ノズル機構25に代えて後述する距離調整ノズル機構5
6が設けられている点で第1の実施例と相違している。 【0066】53,54は通路部材52に形成された本
実施例による左,右の薬品通路を示し、該左,右の薬品
通路53,54は、他側カプセル穴19と連通しつつ分
岐した分岐通路部53A,54Aと、該分岐通路部53
A,54Aから軸方向に直線的に伸長した直線通路部5
3B,54Bとから略U字状に形成され、左側の直線通
路部53Bの噴出側は後述する固定ノズル57内で噴霧
口55となっている。また、右側の直線通路部54Bは
左側の直線通路部53Bに比較して短く、その噴出側に
は後述する接続管63が接続されている。 【0067】56は通路部材52の大径部52Bに設け
られた本実施例による距離調整ノズル機構を示し、該距
離調整ノズル機構56は、後述する固定ノズル57、
左,右方向案内溝58、ノズル保持突部59、可調整ノ
ズル61、接続管63等から構成されている。 【0068】57は左側の薬品通路53噴出側に位置し
て通路部材52の大径部52Bから突設された固定ノズ
ルで、該固定ノズル57は患者の鼻腔内に挿入されるも
ので先端側に向けて漸次縮径する円錐台状に形成されて
いる。 【0069】58は通路部材52の大径部52B他端面
に開口して形成された左,右方向案内部となる左,右方
向案内溝を示し、該左,右方向案内溝58は、図15に
示す如く、右側の薬品通路54の直線通路部54B延長
線上に位置して径方向に伸長する長円形状に形成されて
いる。また、左,右方向案内溝58の幅寸法(円弧部分
の直径寸法)は可調整ノズル61の直径寸法よりも僅か
に大きく設定され、これにより、該左,右方向案内溝5
8内に可調整ノズル61を左,右方向(矢示B,C方
向)に移動可能に支持している。 【0070】59は左,右方向案内溝58内に設けられ
たノズル保持部としてのノズル保持突部で、該ノズル保
持突部59は、図16に示すように、左,右方向案内溝
58の内周面から内向きに突出して環状をなしている。
そして、ノズル保持突部59は可調整ノズル61の環状
溝61Aに係合するもので、該可調整ノズル61が左,
右方向案内溝58内で移動するのを許しつつ、該可調整
ノズル61が脱落するのを防止するようになっている。 【0071】60は右側の薬品通路54の直線通路部5
4Bと左,右方向案内溝58との間に形成された接続管
移動空間で、該接続管移動空間60は、可調整ノズル6
1の移動に応じて接続管63が左,右方向に移動するの
を許すものである。 【0072】61は通路部材52の大径部52Bから突
出して設けられた可調整ノズルを示し、該可調整ノズル
61は固定ノズル57と対をなすもので、該固定ノズル
57とほぼ同様に先端側に向けて漸次縮径する円錐台状
に形成されている。また、可調整ノズル61の基端側外
周には全周に亘って環状溝61Aが形成され、該可調整
ノズル61は、該環状溝61Aを介してノズル保持突部
59に左,右方向に移動可能に係合している。 【0073】62は可調整ノズル61に形成された噴霧
口で、該噴霧口62は、可調整ノズル61の中心に位置
して該可調整ノズルを軸方向に貫通するように形成され
ている。また、噴霧口62は、接続管63を介して右側
の薬品通路54に連通している。 【0074】63は接続管移動空間60内に設けられた
接続管で、該接続管63は一端側が右側の薬品通路54
の直線通路部54Bに連通するように通路部材17に接
続され、他端側が噴霧口62に連通するように可調整ノ
ズル61に接続されている。また、接続管63は十分に
可撓性を有する樹脂材料等からなり、これによって可調
整ノズル61が移動したときには、その移動量に応じて
変形し、薬品通路54と噴霧口62とを常時連通するこ
とができる。 【0075】そして、このように構成された距離調整ノ
ズル機構56は、図17に示す如く、可調整ノズル61
を矢示B方向に移動させることにより、該可調整ノズル
61と固定ノズル57との左,右方向の離間距離(ノズ
ルピッチ)を最大離間状態となるL5 にでき、図18に
示す如く、可調整ノズル61を矢示C方向に移動させる
ことによりノズルピッチを最小接近状態となるL6 とで
きる。従って、該可調整ノズル61を矢示B,C方向に
移動させてノズルピッチを最大離間状態のL5と最小接
近状態のL6 との間で適宜調整することにより、固定ノ
ズル57と可調整ノズル61とのノズルピッチを患者の
鼻腔間距離に合せることができる。また、可調整ノズル
61は、ノズル保持突部59に環状溝61Aを係合させ
るように左,右方向案内溝58内に取付けられているか
ら、該ノズル保持突部59によって通路部材17からの
脱落が防止されている。 【0076】かくして、このように構成される本実施例
においても、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるものの、特に、本実施例では、可調整
ノズル61を左,右方向案内溝58に沿って左,右方向
に移動させることにより、該可調整ノズル61と固定ノ
ズル57との左,右方向の離間距離(ノズルピッチ)を
最大離間状態のL5 と最小接近状態のL6 との間で患者
の鼻腔間距離に合せることができるから、ノズルピッチ
をより一層簡単に調整することができる。 【0077】また、方向案内溝58にノズル保持突部5
9を設け、該ノズル保持突部59を可調整ノズル61の
環状溝61Aに係合させるようにしているから、該可調
整ノズル61をノズル保持突部59に沿って円滑に移動
できる上に、可調整ノズル61が通路部材52から脱落
するのを防止できる。 【0078】さらに、右側の薬品通路54と噴霧口62
とを可撓性材料からなる接続管63で連通させたから、
可調整ノズル61を移動したときでも、薬品通路54と
噴霧口62とを常時連通でき、該噴霧口62から鼻腔内
に向けて確実に薬品を噴霧させることができる。 【0079】なお、前記第3の実施例では、左,右のノ
ズルのうち左側を固定ノズル57とし、右側を可調整ノ
ズル61とすることにより、固定ノズル57に対して可
調整ノズル61を接近,離間させてノズルピッチを調整
する距離調整ノズル機構56を例示したが、例えば、図
19に変形例として示す距離調整ノズル機構71の如
く、左,右方向案内溝72,72、ノズル保持突部7
3,73および接続管移動空間74,74を左,右に設
け、該左,右方向案内溝72,72に可調整ノズル7
5,75を移動可能に取付けると共に、該可調整ノズル
75,75を接続管76,76を介して薬品通路77,
77に接続する構成としてもよい。 【0080】この場合には、一方の可調整ノズル75に
対して他方の可調整ノズル75を移動することにより、
第3の実施例と同様にノズルピッチを適宜調整すること
ができる。しかも、この第2の変形例では、各可調整ノ
ズル75を相対的に接近または離間させることにより、
最大離間状態でノズルピッチがL7 となり、最小接近状
態でノズルピッチがL8 となるから、前記第3の実施例
のものに比較してノズルピッチを2倍の調整範囲をもっ
て調整することができ、適用範囲を広めることができ
る。 【0081】また、前記第1の実施例では噴霧口として
テーパ状噴霧口28,44を例示し、第2の実施例では
テーパ部36Bを有する噴霧口36を例示し、前記第3
の実施例では、噴霧口55,62を軸方向に同径のスト
レート形状として図示したが、これに限ることなく、噴
霧口の形状は薬品の噴霧条件に応じて適宜変更するのが
望ましい。 【0082】さらに、前記第3の実施例では、左,右方
向案内部として長円形状の左,右方向案内溝58を形成
し、該左,右方向案内溝58内に可調整ノズル61を取
付けた場合を例に挙げて説明したが、左,右方向案内部
として左,右方向案内突部を設け、該左,右方向案内突
部に可調整ノズルを摺動可能に取付けるようにしてもよ
い。 【0083】また、前記第3の実施例では、ノズル保持
突部59を形成すると共に、可調整ノズル61に環状溝
61Aを形成し、ノズル保持突部59と環状溝61Aと
を係合させるものとして述べたが、ノズルガイドを凹溝
とし、可調整ノズルに該凹溝に係合する凸部を形成する
ようにしてもよい。 【0084】一方、前記各実施例では、薬品収容室とし
てカプセル収容穴12を設け、該カプセル収容穴12内
に薬品を収容したカプセルKを挿入するものとして述べ
たが、薬品収容室内に別体の供給器具等を用いて外部か
ら直接的に薬品を投入するようにしてもよい。この場合
には、カプセルKは不要となる。 【0085】 【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、固定部材に対して軸方向に移動する可動部材を有
したカプセルホルダと、該カプセルホルダに向け空気を
供給する空気供給手段と、前記カプセルホルダの可動部
材に着脱可能に設けられ左,右の薬品通路を有する通路
手段と、前記カプセルホルダの固定部材に設けられたピ
ンからなる第1の穴あけ手段と、前記通路手段に軸方向
に移動可能に設けられたピンからなる第2の穴あけ手段
と、左,右のノズルの離間距離を患者の鼻腔間距離に合
せて調整可能とし噴霧口は同径またはテーパ状に拡開す
る通路を有する距 離調整ノズル手段とを備える構成とし
ているので、カプセルホルダの可動部材を空気供給手段
側に位置させ、固定部材に設けたピンを可動部材に向け
て軸方向に突出させた状態で、カプセルを可動部材内に
押込んだときに、第1の穴あけ手段のピンによってカプ
セルに空気流入穴をあけることができる。この後に、カ
プセルホルダの可動部材に通路手段を組付けて可動部材
を通路手段側に移動させ、この状態で第2の穴あけ手段
のピンをカプセルホルダ内のカプセルに向けて移動させ
ることによってカプセルに空気流出穴をあけることがで
きる。 【0086】そして、上述の如く穴あけが行われたカプ
セル内の薬品を患者の鼻腔に噴霧する場合には、空気供
給手段からカプセルホルダに向け空気を供給すること
により、カプセルホルダに収容されたカプセル内の薬品
を空気供給手段からの空気によって攪拌しつつ通路
を構成する左,右の薬品通路を介して同径またはテー
パ状に拡開する噴霧口から前記薬品を患者の左,右の鼻
腔内に同時に噴霧することができるから、投薬動作を容
易にして当該鼻腔用投薬器の取扱い性を向上することが
できる。しかも、左,右のノズルを患者の左,右の鼻腔
に挿入するときには、距離調整ノズル手段を用いて左,
右のノズルの離間距離を患者の左,右の鼻腔間距離に合
せることができるから、該距離調整ノズル手段の各ノズ
を鼻腔内の所望の部位に確実に挿入することができ、
鼻腔内への薬品の噴霧を良好にして投薬効率を向上する
ことができる。また、距離調整ノズル手段の各ノズル
鼻腔内に違和感なく円滑に挿入できる上に、鼻腔間距離
の異なる子供から大人まで一種類の鼻腔用投薬器を用い
ることができ、当該鼻腔用投薬器の適用範囲を広めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例による鼻腔用投薬器を示
す側面図である。 【図2】本発明の第1の実施例による鼻腔用投薬器を示
す断面図である。 【図3】最大離間状態の距離調整ノズル機構を示す要部
拡大断面図である。 【図4】最大離間状態の距離調整ノズル機構を示す平面
図である。 【図5】最小接近状態の距離調整ノズル機構を示す要部
拡大断面図である。 【図6】最小接近状態の距離調整ノズル機構を示す平面
図である。 【図7】第1の穴あけピンでカプセルに空気流入穴を穿
設した後にカプセルホルダに通路部材を組付ける状態を
示す断面図である。 【図8】ポンプ部を押圧することによりカプセル内の薬
品を噴霧している状態を示す図1と同様位置からみた断
面図である。 【図9】本発明の第2の実施例による鼻腔用投薬器を示
す断面図である。 【図10】最大離間状態の距離調整ノズル機構を示す要
部拡大断面図である。 【図11】最小接近状態の距離調整ノズル機構を示す要
部拡大断面図である。 【図12】本発明の第1実施例の変形例による距離調整
ノズル機構を示す断面図である。 【図13】本発明の第2実施例の変形例による距離調整
ノズル機構を示す断面図である。 【図14】本発明の第3の実施例による鼻腔用投薬器を
示す断面図である。 【図15】本発明の第3の実施例による鼻腔用投薬器を
示す平面図である。 【図16】左,右方向案内溝、ノズル保持突部への可調
整ノズルの取付け状態を示す図15中の矢示XVI −XVI
方向から見た断面図である。 【図17】可調整ノズルを左,右方向に最大離間させた
状態を示す要部拡大断面図である。 【図18】可調整ノズルを左,右方向に最小接近させた
状態を示す要部拡大断面図である。 【図19】本発明の第3実施例の変形例による距離調整
ノズル機構を示す断面図である。 【符号の説明】 1,31,51 鼻腔用投薬器 2 カプセルホルダ 12 カプセル収容穴(薬品収容室) 14 ポンプ部(空気供給手段) 17,52 通路部材(通路手段) 20,53,54,77 薬品通路 25,33,33′,41,56,71 距離調整ノズ
ル機構(距離調整ノズル手段) 27,35,43,61,75 可調整ノズル(ノズ
ル) 28,44 テーパ状噴霧口(噴霧口) 36,36′ 噴霧口 57 固定ノズル(ノズル) 58,72 左,右方向案内溝(左,右方向案内部) 59,73 ノズル保持突部(ノズル保持部) 63,76 接続管 C1 テーパ状噴霧口28、薬品通路20の直線通路部
20Bの軸線(回転中心) C2 可調整ノズル27の軸線 C3 嵌合凹部34の軸線(回転中心) C4 鼻腔挿入部35A、噴霧口36の軸線 d1 ,d2 偏心量 L1 ,L3 ,L5 ,L7 最大離間状態のノズルピッチ L2 ,L4 ,L6 ,L8 最小接近状態のノズルピッチ K カプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社 ユニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3 (56)参考文献 特開 昭50−48782(JP,A) 特表 平7−501728(JP,A) 米国特許3066669(US,A) 米国特許4782832(US,A) 米国特許2427721(US,A) 英国特許出願公開408856(GB,A) 登録実用新案3003998(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 11/00 - 15/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定部材に対して軸方向に移動する可動
    部材を有し、該可動部材により粉体状の薬品を収容した
    カプセルを保持するカプセルホルダと、 該カプセルホルダに向け空気を供給するため、該カプセ
    ルホルダの固定部材に設けられた空気供給手段と、 記カプセルホルダの可動部材に着脱可能に設けられ、
    該空気供給手段から供給される空気により前記カプセル
    内の薬品を患者の鼻腔内に向けて供給するための左,右
    の薬品通路を有する通路手段と、 前記カプセルホルダの固定部材に設けられ前記可動部材
    に向けて軸方向に突出したピンからなり、前記可動部材
    にカプセルを押込んだときに当該カプセルに空気流入穴
    をあける第1の穴あけ手段と、 記通路手段に軸方向に移動可能に設けられたピンから
    なり、該ピンを移動させることによって前記カプセルホ
    ルダ内のカプセルに空気流出穴をあける第2の穴あけ手
    段と、 前記通路手段の薬品通路噴出側に設けられ、左,右
    のノズルを患者の鼻腔に挿入して先端側の噴霧口から
    品を噴霧するときに、前記左,右のノズルの離間距離を
    患者の鼻腔間距離に合せて調整可能とし、かつ前記噴霧
    口は同径またはテーパ状に拡開する通路を有する距離調
    整ノズル手段とを備え、 前記第1,第2の穴あけ手段によって前記カプセルに穴
    をあけ、前記距離調整ノズル手段のノズルの離間距離を
    調整し、前記空気供給手段によりカプセル内の薬品を噴
    霧する構成としてなる鼻腔用投薬器。
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