JPH1028735A - 鼻腔用投薬器 - Google Patents

鼻腔用投薬器

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JPH1028735A
JPH1028735A JP19967596A JP19967596A JPH1028735A JP H1028735 A JPH1028735 A JP H1028735A JP 19967596 A JP19967596 A JP 19967596A JP 19967596 A JP19967596 A JP 19967596A JP H1028735 A JPH1028735 A JP H1028735A
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capsule
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JP19967596A
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English (en)
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Akira Yanagawa
明 柳川
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DOT KK
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
DOT KK
Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴霧する薬粉に応じて薬粉収容室に供給する
空気の流量や流速を調整することにより、様々な薬粉を
患者に投与できるようにする。 【解決手段】 カプセルホルダ2とポンプ部11との間
に通路面積調整機構19を設け、通路面積調整機構19
を、カプセルホルダ2の固定部材3に形成した各被調整
通路20と、ポンプ部11のポンプ取付筒12に形成し
た各調整通路21等とから構成し、カプセルホルダ2に
対してポンプ部11を回転させることにより、各被調整
通路20の開口面積を各調整通路21で調整するように
している。従って、ポンプ部11から空気流通路18を
介してカプセル内に供給される空気の流量や流速を薬粉
の物性に応じて調整でき、一種類の鼻腔用投薬器1で物
性の異なる様々な薬粉を患者に投与できる。また、カプ
セルホルダ2とポンプ部11とを相対回転するという簡
単な操作で調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬品収容室内に収
容した粉体状の薬品(薬粉)を患者に投与するのに用い
て好適な鼻腔用投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鼻アレルギー、喘息等の患者に
は粉体状の薬品を鼻腔や口腔を介して投与して治療する
方法が採用されている。また、この治療法では専用の噴
霧器を用いてカプセル内等に充填した粉体状の薬品を鼻
腔や口腔内へ投与するようになっている。
【0003】さらに、この治療法に用いられる噴霧器
は、例えば患者の鼻腔内に薬品を投与するものとしては
特開平3−66382号公報(以下、従来技術という)
に示すものが知られている。
【0004】この従来技術における噴霧器では、通気室
の入口側にポンプ室を設け、該通気室の出口側にはカプ
セルを収納する粉体収納室を設けると共に、該粉体収納
室の前端側には薬品噴霧口となる噴出孔を形成してい
る。また、前記粉体収納室にはキャップが着脱可能に嵌
合されるようになっており、該キャップ内には軸方向に
延びる長針が設けられ、該長針は前記粉体収納室の前端
側に該キャップを装着したときに粉体収納室内に収納さ
れたカプセルに通気孔を穿孔するものである。さらに、
前記通気室内の連通路には、ポンプ室から粉体収容室に
向う圧気流を通過させ、逆方向の流れを阻止する可動弁
を設けている。
【0005】このように構成される従来技術において、
まず投薬の準備作業となるカプセルの穴あけを行う場合
には、粉体状の薬品が充填されたカプセルを粉体収納室
内に収納した後に、該粉体収納室の噴出孔内に長針が挿
通するようにして前端側からキャップを装着することに
より、該長針によってカプセルの軸方向に貫通する通気
孔を穿孔する。
【0006】次に、薬品の投与時には、粉体収納室から
キャップを外し、該粉体収納室の前端部を患者の片方の
鼻腔に挿入し、ポンプ室を押圧することにより、該ポン
プ室からの空気を通気室の連通路を介してカプセル内に
流通させ、この空気によって該カプセル内の薬品を噴出
孔から患者の鼻腔内に噴霧する。そして、患者は、粉体
収納室の前端部を鼻腔に交互に挿入し、ポンプ室の押圧
動作を繰返すことにより、左,右の鼻腔内への薬品の投
与を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による噴霧器では、ポンプ室を押圧することによ
って該ポンプ室からカプセルに向けて一定の空気を供給
するようになっているから、患者に投与する薬品が変更
され、その薬品の物性、例えば粒径、流動性等が変わっ
た場合には、ポンプ室からの空気ではカプセル内の薬粉
を攪拌して確実に噴霧することができなくなる。
【0008】この結果、投薬時にカプセル内に薬粉が残
ってしまい、患者に規定量の薬粉を噴霧することができ
ず、薬粉の効能が低下するという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、噴霧する薬粉に応じて薬粉収容室に供給
する空気の流量や流速を調整することにより、様々な薬
粉を患者に投与できるようにした鼻腔用投薬器を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する鼻腔用投薬器は、薬
粉が収容される薬粉収容室を有する投薬器本体と、該投
薬器本体と連通し、供給弁を介して空気を吐出するポン
プ部と、該ポンプ部から薬粉収容室内に向け前記投薬器
本体に形成された空気流通路と、前記投薬器本体と連通
し、該空気流通路を介して供給される空気により前記薬
粉収容室内の薬粉を噴霧する薬粉噴霧部と、前記空気流
通路の途中に設けられ、該空気流通路の通路面積を調整
する通路面積調整手段とから構成してなる。
【0011】このように構成したことにより、ポンプ部
から供給弁を開弁させて空気を吐出すると、この空気は
空気流通路を通って薬粉収容室に流入し、該薬粉収容室
内の薬粉と共に薬粉噴霧部から噴霧される。一方、噴霧
する薬粉が変更され、該薬粉の物性が変わった場合に
は、通路面積調整手段によって空気流通路の通路面積を
調整し、薬粉の物性に適した流速、流量の空気を薬粉収
容室に流入させることにより、薬粉に適した空気によっ
て薬粉収容室内の薬粉を残すことなく薬粉噴霧部から噴
霧できる。
【0012】請求項2の発明は、前記通路面積調整手段
は、前記投薬器本体と前記ポンプ部とのいずれか一方側
に位置して前記空気流通路の途中に設けられた被調整通
路と、前記投薬器本体と前記ポンプ部とのいずれか他方
側に位置して設けられ、前記投薬器本体とポンプ部とを
相対回転させることにより該被調整通路の開口面積を調
整する調整通路とから構成したことにある。
【0013】このように構成したことにより、投薬器本
体とポンプ部とを相対回転させることにより調整通路に
よって被調整通路の開口面積を調整できるから、簡単な
操作で空気流通路を流れる空気の流量や流速を調整でき
る。
【0014】請求項3の発明は、前記通路面積調整手段
には、前記調整通路によって前記被調整通路の開口面積
を絞ったときに該被調整通路が最小連通状態となる位置
で投薬器本体とポンプ部との相対回転を規制するストッ
パ部を設けたことにある。
【0015】このように構成したことにより、投薬器本
体とポンプ部とを相対回転させて調整通路で被調整通路
を最も絞った場合でも、該被調整通路が最小連通状態と
なる位置でストッパ部によって投薬器本体とポンプ部と
の相対回転が規制されるから、被調整通路を常時連通で
き、例えば、被調整通路を閉塞した状態でポンプ部を押
圧したときのような、過大な負荷がポンプ部に作用する
のを防止することができる。
【0016】請求項4の発明は、前記被調整通路は、周
方向に複数本設けられた絞り通路から構成したことにあ
る。これにより、投薬器本体とポンプ部とを所定の角度
だけ相対回転させることにより調整通路が各絞り通路に
適宜連通するから、連通する絞り通路の通路面積、本数
によって空気流通路の通路面積を調整でき、簡単な操作
で空気流通路を流れる空気の流量や流速を調整できる。
【0017】請求項5の発明は、前記投薬器本体とポン
プ部との間には、前記投薬器本体とポンプ部とを相対回
転させたときに前記各絞り通路に対して調整通路を位置
決めする回転位置決め機構を設けたことにある。
【0018】このように構成したことにより、投薬器本
体とポンプ部とを相対回転させた場合に、回転位置決め
機構によって調整通路が各絞り通路に対して位置決めさ
れるから、調整通路と各絞り通路とを的確に連通させる
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
鼻腔用投薬器を添付図面に従って詳細に説明する。
【0020】まず、図1ないし図6は本発明の第1の実
施例を示している。
【0021】図中、1は本実施例による鼻腔用投薬器を
示し、該鼻腔用投薬器1は、後述するカプセルホルダ
2、ポンプ部11および通路部材25とから構成され、
カプセルホルダ2とポンプ部11とが相対回転するよう
になっている。
【0022】2は鼻腔用投薬器1の中央に設けられ、ポ
ンプ部11と相対回転する投薬器本体をなすカプセルホ
ルダを示し、該カプセルホルダ2は、後述する固定部材
3と可動部材6とから大略構成されている。
【0023】3はカプセルホルダ2の固定部材を示し、
該固定部材3は、図2に示す如く、上側に位置する大径
筒部3Aと、該大径筒部3Aの底部3Bから下向きに延
設された小径筒部3Cと、該小径筒部3Cの底部をなす
開弁量規制部3Dと、前記大径筒部3Aの開口側を拡径
したフランジ部3Eとから大略構成され、前記開弁量規
制部3Dは、後述する供給弁15の開弁量を規制するも
のである。また、前記大径筒部3Aの内周面には、図1
に示すように、後述する回止めピン8が係合する係合溝
3Fが軸方向に伸長して形成され、外周面には後述する
環状凹部14と係合する環状凸部4が全周に亘って突設
されている。さらに、前記フランジ部3Eの下端面には
突起5が設けられ、該突起5は後述するポンプ部11の
ゴム筒16上端面に圧接することによりカプセルホルダ
2とポンプ部11との相対回転に対して抵抗力を発生す
るものである。
【0024】6は固定部材3に軸方向に移動可能に設け
れた可動部材を示し、該可動部材6は、筒部6Aと、該
筒部6Aの下端側に設けられ、固定部材3の大径筒部3
A内に軸方向に移動可能に保持される大径な底部6B
と、該底部6B中央から小径筒部3C内に延びる小径突
部6Cと、前記筒部6Aの外周面に全周に亘って刻設さ
れた雄ねじ6Dとから構成され、前記小径突部6Cには
ピン挿通穴7が形成されている。
【0025】ここで、前記ピン挿通穴7は、前記小径突
部6Cと底部6Bを軸方向に貫通して形成され、これに
より後述する第1の穴あけピン31が挿通されるように
なっている。また、前記筒部6Aの外周側には回止めピ
ン8が径方向外向きに突出して設けられ、該回止めピン
8は固定部材3の係合溝3Fに係合することにより、該
固定部材3に対して可動部材6が軸方向に移動するのを
許しつつ、固定部材3に対する可動部材6の回転を規制
するものである。
【0026】一方、前記可動部材6の筒部6A内周側は
粉体状の薬品(以下、薬粉という)が充填されたカプセ
ルK(図6中に図示)よりも若干大径な一側カプセル穴
9となり、該一側カプセル穴9は後述の他側カプセル穴
28と一体化することにより薬粉収容室をなすカプセル
収容室10を構成している。
【0027】このように構成されたカプセルホルダ2
は、可動部材6を固定部材3の内筒部3Gに沿って軸方
向に移動可能とし、しかも、可動部材6の雄ねじ6Dを
後述する雌ねじ27Aに螺着させたときには、固定部材
3に対する可動部材6の回転が回止めピン8によって規
制されているため、該可動部材6は通路部材25側に自
動的に引上げられる。
【0028】11はカプセルホルダ2の下側に設けら
れ、該カプセルホルダ2に対して相対回転するポンプ部
を示し、該ポンプ部11は、後述するポンプ取付筒1
2、供給弁15、ゴム筒16、吸込弁17から大略構成
されている。
【0029】12は固定部材3の外周側に嵌合され、カ
プセルホルダ2に対してポンプ部11を回転可能に取付
けるポンプ取付筒を示し、該ポンプ取付筒12は、外周
側にゴム筒16が固着される大径筒部12Aと、該大径
筒部12Aの下端から下向きに延設された小径筒部12
Bと、該小径筒部12Bの下端を閉塞した底部12Cと
から有底の段付筒状に形成され、該底部12Cの中央に
はゴム筒16内に開口する空気供給通路13が形成され
ている。また、ポンプ取付筒12の開口側には、固定部
材3の大径筒部3Aが回転可能に嵌合される嵌合段部1
2Dが大径筒部12A内周を拡開して形成され、該嵌合
段部12Dの内周面には、前記大径筒部3Aに形成され
た環状凸部4に係合する環状凹部14が全周に亘って形
成されている。
【0030】15はポンプ取付筒12の小径筒部12B
内に設けられた供給弁で、該供給弁15は底部12Cに
形成された空気供給通路13を開閉するもので、ゴム筒
16から空気が供給されたときに開弁し、ゴム筒16内
に空気を吸込むときには着座して空気供給通路13を閉
塞するようになっている。
【0031】16はポンプ部11の外殻をなすようにゴ
ム材料により有底円筒状に形成されたゴム筒を示し、該
ゴム筒16は、厚肉な開口部16A、底部16Bおよび
該開口部16A、底部16B間の押圧部16Cからな
り、前記開口部16Aがポンプ取付筒12の大径筒部1
2Aに気密に装着されている。
【0032】17はゴム筒16の底部16Bに設けられ
た吸込弁を示し、該吸込弁17は、中央部に位置してゴ
ム筒16内と連通した吸込通路17Aと、該吸込通路1
7Aを開閉する弁体17Bとから大略構成され、該弁体
17Bは、図6に示す如く、押圧部16Cを押圧してゴ
ム筒16から空気を供給するときに閉弁し、一方、該押
圧部16Cが弾性力によって復帰するとき、即ち、ゴム
筒16内に外気を吸込むときには図6中に二点鎖線で示
すように開弁するようになっている。
【0033】18はポンプ部11とカプセル収容室10
との間に設けられた空気流通路を示し、該空気流通路1
8は、ポンプ部11側に位置して固定部材3とポンプ取
付筒12との間に画成された段付筒状のポンプ側通路1
8Aと、固定部材3の小径筒部3Cからピン挿通穴7に
亘って形成されたホルダ側通路18Bとから大略構成さ
れ、該ポンプ側通路18Aとホルダ側通路18Bとの間
には、後述する通路面積調整機構19が設けられてい
る。
【0034】19は空気流通路18のポンプ側通路18
Aとホルダ側通路18Bとの間に設けられた通路面積調
整手段をなす通路面積調整機構を示し、該通路面積調整
機構19は、後述する被調整通路20、調整通路21お
よびストッパ部22から大略構成されている。
【0035】20,20,…はカプセルホルダ2側に位
置する固定部材3の小径筒部3Cに設けられた複数の被
調整通路を示し、該各被調整通路20は、小径筒部3C
を径方向に貫通するように外周側に向けて拡開する扇状
に形成され、周方向に等間隔で例えば4本形成されてい
る。
【0036】21,21,…はポンプ部11側に位置す
るポンプ取付筒12の大径筒部12A内周側に設けられ
た調整通路を示し、該各調整通路21は、前記大径筒部
12Aから径方向内向きに突出した4個の隔壁部21
A,21A,…により、各被調整通路20に対応するよ
うに周方向に等間隔で4箇所設けられている。そして、
各調整通路21は、固定部材3とポンプ取付筒12とを
相対回転させることにより、各被調整通路20と部分的
に連通するものである。
【0037】22,22,…は固定部材3の小径筒部3
Cに設けられた複数のストッパ部で、該各ストッパ部2
2は、図2に示すように、各被調整通路20の周方向一
端部近傍に位置して小径筒部3C外周面から突出し、上
下方向に延びるように固定部材3に一体形成されてい
る。また、各ストッパ部22には各被調整通路20の周
方向一端部が部分的に貫通している。そして、各ストッ
パ部22はカプセルホルダ2に対してポンプ部11を矢
示A方向に回転させて各被調整通路20の開口面積が最
大となる位置(図3に示す位置)と、ポンプ部11を矢
示B方向に回転させて各被調整通路20の開口面積が最
小となる位置(図4に示す位置)とで各隔壁21Aに当
接して回転を規制するものである。
【0038】このように構成された通路面積調整機構1
9は、カプセルホルダ2に対してポンプ部11を矢示A
方向に回転させたときには、各調整通路21を各被調整
通路20に大きく連通させて該各被調整通路20の開口
面積を大きくし、ポンプ部11を矢示B方向に回転させ
たときには、各調整通路21を各被調整通路20に小さ
く連通させて該各被調整通路20の開口面積を小さくし
て空気流通路18の通路面積を調整するもので、薬粉の
物性、例えば粒径、流動性等に応じた空気を空気流通路
18を介してカプセル収容室10側に供給することがで
きる。
【0039】また、通路面積調整機構19では、ポンプ
部11を矢示B方向に回転させて各被調整通路20を最
小開度としたときでも、各ストッパ部22で部分的に開
口した各被調整通路20を介してポンプ側通路18Aと
ホルダ側通路18Bとを連通させており、これによっ
て、例えば各被調整通路20を完全に閉塞した状態でゴ
ム筒16を押圧したときのような、過大な負荷が該ポン
プ部11に作用するのを防止している。
【0040】23は、図5に示すように固定部材3のフ
ランジ部3E外周面に設けられた合マーク、24はゴム
筒16の上端側外周に設けられ、該合マーク23の移動
を各被調整通路20の開口面積に対応して表示する目盛
をそれぞれ示し、該合マーク23、目盛24は、例えば
180度の間隔をもって2か所に設けられている。
【0041】一方、25はカプセルホルダ2と一緒にポ
ンプ部11に対して相対回転するように可動部材6に設
けられた通路部材を示し、該通路部材25の上部には
左,右の噴霧ノズル26,26が突出形成されている。
また、通路部材25の下部には可動部材螺着穴27が形
成され、該可動部材螺着穴27の開口側内周には、可動
部材6の雄ねじ6Dに螺着される雌ねじ27Aが形成さ
れている。さらに、可動部材螺着穴27の奥所には一側
カプセル穴9と共にカプセル収容室10を構成する他側
カプセル穴28が形成されている。
【0042】29,29は通路部材25に形成され、薬
粉噴霧部をなす左,右の薬粉通路を示し、該各薬粉通路
29は、基端側が他側カプセル穴28と連通し、先端側
が左,右に分岐する略U字状に形成され、その先端が各
噴霧ノズル26で別個の噴霧口30,30となってい
る。
【0043】31は固定部材3に設けられた第1の穴あ
けピンを示し、該第1の穴あけピン31は基端側が固定
部材3の開弁量規制部3Dに固着され、先端側がピン挿
通穴7を介してカプセル収容室10の底部から開口に向
けて突出し、その先端が鋭利に形成されている。
【0044】そして、第1の穴あけピン31は、可動部
材6がポンプ部11側に位置しているときにその先端が
カプセル収容室10の底部から突出するようになってお
り、この状態で該カプセル収容室10内にカプセルKを
挿入して押込むことによって該カプセルKに空気流入穴
H1 を穿設できる。一方、可動部材6が通路部材25側
に位置しているときには、先端がピン挿通穴7内に引っ
込むから、該先端が空気流入穴H1 から抜取られた状態
となる。
【0045】32は第1の穴あけピン31と対向するよ
うに通路部材25に設けられた第2の穴あけピンで、該
第2の穴あけピン32の基端側は軸方向に摺動可能に設
けられた摺動ブロック33に固着され、先端側はシール
ゴム34を貫通するように伸長し、その先端が鋭利に形
成されている。そして、第2の穴あけピン32は、通路
部材25の外面に沿って上下動可能に設けられた一対の
操作板35(図5に片方のみ図示)に接続され、該操作
板35を矢示C方向に操作することにより、その先端に
よってカプセルKに空気流出穴H2 を穿設するものであ
る。
【0046】本実施例による鼻腔用投薬器1は上述の如
き構成を有するもので、次に、その使用動作について説
明する。
【0047】まず、カプセルK内に充填された薬粉の物
性(粒径、流動性等)に合せて空気流量、流速等を設定
する場合には、カプセルホルダ2に対してポンプ部11
を相対回転させる。このため、固定部材3のフランジ部
3E外周を把持した状態でゴム筒16を把持して矢示A
方向または矢示B方向に回転させ、合マーク23を薬粉
の物性に応じた目盛24の所定位置に合せる。これによ
り、通路面積調整機構19の各被調整通路20が各調整
通路21によって所定量だけ連通し、該各被調整通路2
0は薬粉の物性に応じた開口面積をもって空気流通路1
8のポンプ側通路18Aとホルダ側通路18Bとを連通
する。
【0048】そして、通路面積調整機構19によって空
気流通路18の通路面積を調整したら、カプセルホルダ
2の可動部材6をポンプ部11側に位置させることによ
り、第1の穴あけピン31の先端をカプセル収容室10
の底部に突出させた状態とする。この状態でカプセル収
容室10内にカプセルKを挿入した後、指先等でカプセ
ルKを押込む。これにより、カプセルKに第1の穴あけ
ピン31の先端が突き刺さり、該カプセルKには空気流
入穴H1 が穿設される。
【0049】次に、カプセルホルダ2に通路部材25を
組付けるため、該可動部材6の雄ねじ6Dに通路部材2
5側の雌ねじ27Aを螺着する。これにより、通路部材
25のねじ込みによってカプセルホルダ2の可動部材6
は当該通路部材25側に移動するから、カプセルKはカ
プセル収容室10内で軸方向に若干押圧された状態で保
持される。また、このときにはカプセルKに空気流入穴
H1 を穿設した第1の穴あけピン31の先端が該カプセ
ルKから抜取られ、カプセルK内は空気流入穴H1 を介
して空気流通路18と連通する。
【0050】また、カプセルKに空気流出穴H2 を形成
するには、操作板35を矢示C方向に移動することによ
って第2の穴あけピン32をカプセルKに向けて移動
し、その先端でカプセルKに空気流出穴H2 を穿設す
る。その後操作板35を元の位置に戻して先端をカプセ
ルKより抜取る。これにより、投薬準備となるカプセル
Kの穴あけが行われたことになる。
【0051】次に、穴あけが行われたカプセルK内の薬
粉を患者の鼻腔に噴霧するための投薬動作について述べ
る。
【0052】まず、各噴霧ノズル26を患者の両鼻腔に
挿入し、図6に示すように、ゴム筒16の押圧部16C
を押し潰すことにより、ゴム筒16から空気流を発生さ
せ、この空気を空気供給通路13に作用させて供給弁1
5を固定部材3の開弁量規制部3Dに押付けて開弁さ
せ、該空気供給通路13、空気流通路18を介して空気
流入穴H1 からカプセルK内に供給する。
【0053】この空気の供給時には、ポンプ部11から
吐出された空気がポンプ側通路18Aから各調整通路2
1、各被調整通路20を介してホルダ側通路18Bに流
通するが、予め、各被調整通路20の開口面積を各調整
通路21によって所望の面積に調整してあるから、ホル
ダ側通路18B側にカプセルK内に薬粉を効果的に攪拌
するのに適した流量、流速の空気を供給することができ
る。
【0054】これにより、カプセルKに流入した空気は
薬粉を効果的に攪拌して薬粉の混入した空気となるか
ら、この薬粉の混入した空気を空気流出穴H2 、左,右
の薬粉通路29,29を介して左,右の噴霧口30,3
0から噴霧することにより、患者の左,右の鼻腔に同時
に薬粉を投与することができる。
【0055】一方、ゴム筒16の押圧部16Cに加えた
力を取除くと、図6中に二点鎖線で示すように、該押圧
部16Cが弾性力によって復帰するから、ゴム筒16内
が負圧となって吸込弁17の弁体17Bが開弁し、その
吸込通路17Aからゴム筒16内に外気が吸込まれる。
【0056】かくして、本実施例によれば、カプセルホ
ルダ2側とポンプ部11側との間に通路面積調整機構1
9を設け、該通路面積調整機構19の各被調整通路20
の開口面積を各調整通路21によって調整することによ
り、ポンプ部11から空気流通路18を介して供給され
る空気を、カプセル収容室10に収容されたカプセルK
内の薬粉の物性に応じた空気流量、流速で供給でき、カ
プセルK内の薬粉をこの空気によって効果的に攪拌して
各噴霧口30から患者の鼻腔内に確実に投与することが
できる。従って、一種類の鼻腔用投薬器1で物性の異な
る様々な薬粉を患者に投与することができ、鼻腔用投薬
器1の適用範囲を効果的に広めることができる。
【0057】また、通路面積調整機構19を、カプセル
ホルダ2側に位置する固定部材3の小径筒部3Cの径方
向に形成した各被調整通路20と、ポンプ部11側に位
置するポンプ取付筒12の大径筒部12A内周に形成し
た各調整通路21等から構成し、カプセルホルダ2に対
してポンプ部11を相対回転させることにより、各被調
整通路20の開口面積を各調整通路21で調整するよう
にしているから、カプセルホルダ2に対してポンプ部1
1を回転させるという簡単な操作で空気流通路18を流
通する空気の流量や流速を調整することができ、調整時
の操作性を高め、取扱いを容易にすることができる。
【0058】しかも、固定部材3のフランジ部3E外周
面に合マーク23を設け、ゴム筒16の上端側外周に該
合マーク23の移動を各被調整通路20の開口面積に対
応して表示する目盛24を設けたから、各被調整通路2
0の開口面積を容易かつ正確に知ることができ、操作性
をより一層高めることができる。
【0059】また、カプセルホルダ2側に位置する固定
部材3の小径筒部3C外周側に各ストッパ部22を設
け、各被調整通路20の最大開度と最小開度との間での
み固定部材3とポンプ取付筒12とが相対回転するよう
に規制しているから、過剰回転による調整不良を防止す
ることができ、当該鼻腔用投薬器1に対する信頼性を向
上することができる。
【0060】さらに、各ストッパ部22に各被調整通路
20の周方向一端部を部分的に貫通させることにより、
ポンプ部11を矢示B方向に回転させて各被調整通路2
0を最小開度としたときでも、ポンプ側通路18Aとホ
ルダ側通路18Bとを連通させることができるから、例
えば各被調整通路20を完全に閉塞した状態でゴム筒1
6を押圧したときのように、過大な負荷がポンプ部11
に作用するのを防止でき、該ポンプ部11の損傷を防止
して鼻腔用投薬器1の寿命や信頼性を向上することがで
きる。
【0061】次に、図7ないし図12は本発明の第2の
実施例を示すに、本実施例の特徴は、ポンプ部側に被調
整通路を構成する通路面積が異なる複数本の絞り通路を
設け、各絞り通路にカプセルホルダ側の調整通路を選択
的に連通させる構成としたことにある。なお、本実施例
では、前述した第1の実施例と同一の構成要素に同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0062】図中、41は本実施例による鼻腔用投薬
器、42は該鼻腔用投薬器41の中央に設けられ、後述
するポンプ部52と相対回転する投薬器本体をなすカプ
セルホルダを示し、該カプセルホルダ42は、後述する
固定部材43と可動部材47とから大略構成されてい
る。
【0063】43はカプセルホルダ42の固定部材を示
し、該固定部材43は、図8に示す如く、上側に位置す
る大径筒部43Aと、該大径筒部43Aの底部43Bか
ら下向きに延設された小径筒部43Cと、該小径筒部4
3Cの底部をなす開弁量規制部43Dと、前記大径筒部
43Aの開口側を拡径したフランジ部43Eと、前記大
径筒部43Aの内周面に形成された係合溝43Fとから
大略構成され、前記大径筒部43Aの外周面には、後述
する環状凹部55と係合する環状凸部44が全周に亘っ
て突設されている。また、前記フランジ部43Eには、
その下端面に開口し、後述する嵌合ボール70を上下方
向に移動可能に支持する2個の支持穴45,45と、該
各支持穴45から内側寄りに位置して下向きに突出し、
後述する回転量規制溝56内に移動可能に係合する係合
突起46,46とが形成されている。
【0064】47は固定部材43に軸方向に移動可能に
設けれた可動部材で、該可動部材47は、前述した第1
の実施例で述べた可動部材6と同様に、筒部47A、底
部47B、小径突部47Cおよび雄ねじ47Dから構成
されている。また、前記小径突部47Cにはピン挿通穴
48が形成され、前記筒部47Aの外周側には係合溝4
3Fに係合する回止めピン49が径方向外向きに突出し
て設けられている。さらに、前記筒部47A内周側は一
側カプセル穴50となり、該一側カプセル穴50は他側
カプセル穴28と一体化することにより薬粉収容室をな
すカプセル収容室51を構成している。
【0065】52はカプセルホルダ42の下側に設けら
れ、該カプセルホルダ42に対して相対回転するポンプ
部を示し、該ポンプ部52は、後述するポンプ取付筒5
3、供給弁57、ゴム筒58、吸込弁59から大略構成
されている。
【0066】53は固定部材43の外周側に嵌合され、
カプセルホルダ42に対してポンプ部52を回転可能に
取付けるポンプ取付筒を示し、該ポンプ取付筒53は、
外周側にゴム筒58が固着される大径筒部53Aと、該
大径筒部53Aの下端から下向きに延設された小径筒部
53Bと、該小径筒部53Bの下端を閉塞した底部53
Cと、前記大径筒部53Aの開口端から径方向外向きに
突出したフランジ部53Dとから有底の段付筒状に形成
され、前記底部53Cの中央にはゴム筒58内に開口す
る空気供給通路54が形成されている。また、ポンプ取
付筒53の開口側には、固定部材43の大径筒部43A
が回転可能に嵌合される嵌合段部53Eが大径筒部53
A内周を拡開して形成され、該嵌合段部53Eの内周面
には、前記大径筒部43Aに形成された環状凸部44に
係合する環状凹部55が全周に亘って形成されている。
【0067】さらに、ポンプ取付筒53には、前記フラ
ンジ部53Dの上端面内周側に開口して回転量規制溝5
6,56が形成され、該各回転量規制溝56は、図9に
示す如く、後述する小径絞り通路64から大径絞り通路
66までの間で周方向に伸長して形成されている。そし
て、各回転量規制溝56は、ポンプ取付筒53に対して
回転する固定部材43に形成された各係合突起46が係
合することにより、該各係合突起46の移動範囲を制限
し、後述する調整通路67が小径絞り通路64から大径
絞り通路66までの範囲で移動するようにしている。
【0068】57はポンプ取付筒53の小径筒部53B
内に設けられた供給弁、58はポンプ部52の外殻をな
し、厚肉な開口部58A、底部58Bおよび該開口部5
8A、底部58B間の押圧部58Cから有底円筒状に形
成されたゴム筒、59は該ゴム筒58の底部58Bに設
けられた吸込弁を示し、該吸込弁59は、吸込通路59
Aと弁体59Bとを含んで構成されている。
【0069】60はポンプ部52とカプセル収容室51
との間に設けられた空気流通路を示し、該空気流通路6
0は、ポンプ部52側に位置して固定部材43とポンプ
取付筒53との間に画成された段付筒状のポンプ側通路
60Aと、固定部材43の小径筒部43Cからピン挿通
穴48に亘って形成されたホルダ側通路60Bとから大
略構成され、該ポンプ側通路60Aとホルダ側通路60
Bとの間には、後述する通路面積調整機構61が設けら
れている。
【0070】61は空気流通路60のポンプ側通路60
Aとホルダ側通路60Bとの間に設けられた本実施例に
よる通路面積調整手段をなす通路面積調整機構を示し、
該通路面積調整機構61は、後述する被調整通路63と
調整通路67とから大略構成されている。
【0071】62はポンプ取付筒53の大径筒部53A
内周面から内向きに突出した環状張出し部で、該環状張
出し部62の内周面は、図10に示す如く、固定部材4
3の小径筒部43C外周面に回転可能かつ粉体密に摺接
している。
【0072】63,63,…はポンプ部52側に位置し
て環状張出し部62に設けられた複数本の被調整通路を
示し、該各被調整通路63は、環状張出し部62に90
度間隔で配置された4本の小径絞り通路64,64,…
と、該各小径絞り通路64よりも大きな通路面積を有
し、環状張出し部62に90度間隔で配置された4本の
中径絞り通路65,65,…と、該各中径絞り通路65
よりも大きな通路面積を有し、環状張出し部62に90
度間隔で配置された4本の大径絞り通路66,66,…
とから構成され、該各絞り通路64,65,66は、周
方向に小径絞り通路64、中径絞り通路65、大径絞り
通路66の順で並ぶように30度ずつ等間隔で配置され
ている。これにより、被調整通路63は、通路面積の異
なる絞り通路64,65,66の3本を1組として周方
向に4箇所形成されている。
【0073】また、前記各絞り通路64,65,66
は、環状張出し部62の外周側に位置して上下方向に貫
通した縦穴64A,65A,66Aと、一側が該縦穴6
4A,65A,66Aに連通し、他側が環状張出し部6
2の内周面に開口した横穴64B,65B,66Bとか
ら形成され、前記各縦穴64A,65A,66Aは空気
流通路60のポンプ側通路60Aに連通し、各横穴64
B,65B,66Bは各調整通路67に選択的に連通す
るようになっている。
【0074】67,67,…はカプセルホルダ42側に
位置する固定部材43の小径筒部43Cに設けられた複
数の調整通路を示し、該各調整通路67は、小径筒部4
3Cを径方向に貫通するように周方向に90度間隔で4
本形成され、その直径寸法(通路面積)は大径絞り通路
66の直径寸法と同等に設定されている。そして、各調
整通路67は各被調整通路63の絞り通路64,65,
66と選択的に連通するものである。
【0075】このように構成された通路面積調整機構6
1は、図10、図11に示すようにカプセルホルダ42
に対してポンプ部52を矢示A方向または矢示B方向に
回転させ、各調整通路67を各被調整通路63の小径絞
り通路64、中径絞り通路65、大径絞り通路66のい
ずれかに連通させることにより、空気流通路60の通路
面積を該各絞り通路64,65,66の通路面積に応じ
て調整し、ポンプ部52からカプセル収容室51側に供
給される空気の流量や流速を調整するものである。
【0076】68はカプセルホルダ42とポンプ部52
との間に設けられた回転位置決め機構を示し、該回転位
置決め機構68は、ポンプ部52側に位置してポンプ取
付筒53のフランジ部53D上端面に形成された複数個
の位置決め穴69,69,…と、カプセルホルダ42側
に位置して固定部材43のフランジ部43Eに形成され
た各支持穴45内に摺動可能に収容され、該各位置決め
穴69に嵌合可能な嵌合ボール70,70と、前記各支
持穴45内に収容され、該各嵌合ボール70をポンプ部
52側に向けて付勢するばね部材71,71とから構成
され、前記各位置決め穴69は、図9に示す如く、対象
位置となる被調整通路63の絞り通路64,65,66
に対応するように周方向に30度間隔で配置されてい
る。
【0077】そして、回転位置決め機構68は、カプセ
ルホルダ42とポンプ部52とを相対回転させたとき
に、各調整通路67が各被調整通路63の小径絞り通路
64に連通した位置、中径絞り通路65に連通した位
置、大径絞り通路66に連通した位置で各ばね部材71
で付勢された各嵌合ボール70を各位置決め穴69に嵌
合させることにより、各絞り通路64,65,66に各
調整通路67を的確に連通させるものである。
【0078】一方、72は、図12に示すように固定部
材43のフランジ部43E外周面に設けられた合マー
ク、73A,73B,73Cはポンプ取付筒53のフラ
ンジ部53D外周面に設けられ、該合マーク72の移動
を各絞り通路64,65,66に対する各調整通路67
の連通位置で表示する3個の目盛をそれぞれ示し、該合
マーク72、目盛73A,73B,73Cは、例えば1
80度の間隔をもって2か所に設けられている。
【0079】本実施例による鼻腔用投薬器41は上述の
如き構成を有するもので、次に、その使用動作について
説明する。
【0080】まず、カプセルK内に充填された薬粉の物
性(粒径、流動性等)に合せて空気流量、流速等を設定
する場合には、カプセルホルダ42に対してポンプ部5
2を相対回転させる。このときには、固定部材43のフ
ランジ部43E外周を把持した状態でポンプ取付筒53
またはゴム筒58を把持して矢示A方向または矢示B方
向に回転させ、合マーク72を薬粉の物性に応じていず
れかの目盛73A,73B,73Cに合せる。
【0081】ここで、例えば、図10に示すように各調
整通路67が各被調整通路63の小径絞り通路64に連
通した位置に切換えられている状態から、各調整通路6
7を大径絞り通路66に切換える場合には、固定部材4
3に設けられた合マーク72をポンプ取付筒53に設け
られた目盛73Cに合せるように、ポンプ部52に対し
てカプセルホルダ42を矢示B方向に60度回転させる
ことにより、図11に示す如く各調整通路67が各大径
絞り通路66に連通するように切換わる。
【0082】また、この各調整通路67の切換時には、
該各調整通路67が各大径絞り通路66に連通した位置
で、回転位置決め機構68の各嵌合ボール70が位置決
め穴69に嵌合するから、各調整通路67が各大径絞り
通路66に的確に連通するようになっている。
【0083】さらに、カプセルホルダ42とポンプ部5
2との相対回転時の回転量は、各係合突起46と各回転
量規制溝56との係合によって各調整通路67が各被調
整通路63の小径絞り通路64から大径絞り通路66に
連通するまでの60度に規定されているから、カプセル
ホルダ42とポンプ部52とが無駄に回転されることは
ない。
【0084】なお、通路面積調整機構61により空気流
通路60の通路面積を調整した後に、薬粉を投与するた
めの動作については、前述した第1の実施例と同様であ
るので省略するものとする。
【0085】かくして、このように構成された本実施例
でも、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得
ることができるが、特に、本実施例では、各被調整通路
63の小径絞り通路64、中径絞り通路65、大径絞り
通路66の通路面積を薬粉の物性に応じて設定すること
により、各調整通路67を該各絞り通路64,65,6
6に選択的に連通させるだけで、薬粉に応じた空気流通
路60の通路面積(空気流量、流速)を容易かつ正確に
得ることができる。
【0086】また、回転位置決め機構68によって各調
整通路67を各絞り通路64,65,66に連通した位
置で位置決めすることにより、該各調整通路67と各絞
り通路64,65,66とを的確に連通させることがで
きるから、操作性を向上することができる上に、各調整
通路67と各絞り通路64,65,66との位置ずれに
よる投薬不良を防止でき、当該鼻腔用投薬器41に対す
る信頼性を向上することができる。
【0087】さらに、各係合突起46と各回転量規制溝
56とにより、カプセルホルダ42とポンプ部52との
相対回転量を各調整通路67が各被調整通路63の小径
絞り通路64から大径絞り通路66に連通するまでの6
0度に規定しているから、カプセルホルダ42とポンプ
部52とを相対回転させるときの無駄な回転を防止する
ことができ、操作性の向上を図ることができる。
【0088】次に、図13および図14は本発明の第3
の実施例を示し、本実施例の特徴は、ポンプ部側に被調
整通路を構成する3本の絞り通路を設け、カプセルホル
ダ側の調整通路を1本から3本の絞り通路に連通させる
構成としたことにある。なお、本実施例では、前述した
第2の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0089】図中、81は空気流通路60のポンプ側通
路60Aとホルダ側通路60Bとの間に設けられた本実
施例による通路面積調整手段をなす通路面積調整機構を
示し、該通路面積調整機構81は、後述する被調整通路
83と調整通路85とから大略構成されている。
【0090】82はポンプ取付筒53の大径筒部53A
内周面から内向きに突出した環状張出し部で、該環状張
出し部82は、前述した第2の実施例による環状張出し
部62と同様に、その内周面が固定部材43の小径筒部
43C外周面に回転可能かつ粉体密に摺接している。
【0091】83,83,…はポンプ部52側に位置し
て環状張出し部82に設けられた複数の被調整通路を示
し、該各被調整通路83は、周方向に15度間隔で配置
された3本の絞り通路84,84,…から構成され、周
方向に90度間隔で4箇所に形成されている。また、前
記各絞り通路84は、環状張出し部82の外周側に位置
して上下方向に貫通した縦穴84Aと、一側が該縦穴8
4Aに連通し、他側が環状張出し部82の内周面に開口
した横穴84Bとから形成され、前記各縦穴84Aは空
気流通路60のポンプ側通路60Aに連通し、各横穴8
4Bは各調整通路85に連通可能となっている。
【0092】85,85,…はカプセルホルダ42側に
位置する固定部材43の小径筒部43Cに設けられた複
数本の調整通路を示し、該各調整通路85は小径筒部4
3Cを径方向に貫通するように周方向に90度間隔で4
本形成されている。また、各調整通路85は、15度間
隔で配置された3本の絞り通路84と同時に連通できる
ように外周側に向けて拡開する扇状に形成されている。
そして、各調整通路85は、各被調整通路83の1本、
2本または3本の絞り通路84と連通するものである。
【0093】このように構成された通路面積調整機構8
1は、図13、図14に示すようにカプセルホルダ42
に対してポンプ部52を矢示A方向または矢示B方向に
回転させ、各調整通路85に各被調整通路83の絞り通
路84を1本、2本または3本連通させることにより、
空気流通路60の通路面積を各調整通路85に連通した
各絞り通路84の本数に応じて調整し、ポンプ部52か
らカプセル収容室51側に供給される空気の流量や流速
を調整するものである。
【0094】ここで、本実施例においても、前述した第
1の実施例と同様に、各絞り通路84に対して各調整通
路85を的確に連通される回転位置決め機構と、カプセ
ルホルダ42とポンプ部52との相対回転量を各調整通
路85が1本の絞り通路84から3本の絞り通路84に
連通するまでの30度に規定する係合突起と回転量規制
溝(いずれも図示せず)とが設けられている。
【0095】かくして、このように構成された本実施例
でも、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0096】なお、前記第2の実施例では、ポンプ部5
2側となるポンプ取付筒53の大径筒部53Aに絞り通
路64,65,66からなる各被調整通路63を設け、
カプセルホルダ42側となる固定部材43の小径筒部4
3Cに各調整通路67を設けた場合を例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば、図15に示す変
形例による通路面積調整機構91の如く、ポンプ部52
側となるポンプ取付筒53の大径筒部53Aに形成され
た環状張出し部92に各調整通路93を設け、ポンプ部
52側となるポンプ取付筒53の大径筒部53Aに各被
調整通路94をなす絞り通路95,96,97を設ける
ようにしてもよい。この構成は第3の実施例によるもの
に適用してもよい。
【0097】また、前記第1の実施例では、被調整通路
20、調整通路21およびストッパ部22をそれぞれ4
個ずつ設けた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、例えば、被調整通路、調整通路およびスト
ッパ部を3個以下または5個以上設けてもよく、これら
の数は鼻腔用投薬器41の構成に応じて適宜設定するも
のである。
【0098】また、前記第2の実施例では、被調整通路
63を構成する小径絞り通路64、中径絞り通路65、
大径絞り通路66を3種類設け、空気流通路60の通路
面積を3段階に調整した場合を例示したが、これに替え
て、被調整通路として通路面積の異なる絞り通路を2本
または4本以上設け、空気流通路の通路面積を2段階ま
たは4段階以上に調整するようにしてもよい。この場合
には、各絞り通路の配置間隔も30度に限らず適宜調整
すればよい。
【0099】さらに、前記第3の実施例では、各被調整
通路83を3本の絞り通路84から構成し、該各絞り通
路84に調整通路85を連通させるものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば、被調整通路を2本
または4本以上の絞り通路で構成してもよい。この場合
には、各絞り通路の配置間隔も15度に限らず適宜調整
すればよい。
【0100】また、前記第2、第3の実施例では、調整
通路67,85を90度間隔で4本設け、各被調整通路
63,83を該各調整通路67,85に対応して4箇所
に設けるものとして述べたが、これに替えて、例えば、
調整通路を2本または5本以上設け、被調整通路を該各
調整通路に対応して2箇所または5箇所以上に設けても
よい。
【0101】また、前記第3の実施例では、被調整通路
83として通路面積が同じ絞り通路84を複数本設ける
ようにしたが、通路面積の異なる絞り通路を複数本設
け、調整通路に所望の本数の絞り通路を連通させるよう
にしてもよい。
【0102】一方、前記各実施例では、通路部材25に
左,右に分岐して2本の薬粉通路29,29を形成し、
左,右の噴霧口30,30から患者の左,右両方の鼻腔
に同時に投薬を行うものとして述べたが、薬粉通路を1
本にして左,右の鼻腔に交互に投薬を行うようにしても
よい。
【0103】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、ポンプ部から供給弁を開弁させて空気を吐出する
ことにより、この空気を空気流通路を通して薬粉収容室
に流入させ、該薬粉収容室内の薬粉と共に薬粉噴霧部か
ら噴霧することができ、患者に薬粉を投与することがで
きる。一方、噴霧する薬粉が変更され、該薬粉の物性が
変わった場合には、通路面積調整手段によって空気流通
路の通路面積を調整し、薬粉の物性に適した流速、流量
の空気を薬粉収容室に流入させることにより、薬粉を攪
拌するのに適した空気によって薬粉収容室内の薬粉を残
すことなく薬粉噴霧部から噴霧することができるから、
一種類の鼻腔用投薬器で物性の異なる様々な薬粉を患者
に投与することができ、鼻腔用投薬器の適用範囲を効果
的に広めることができる。
【0104】請求項2の発明によれば、投薬器本体とポ
ンプ部とを相対回転させることにより調整通路によって
被調整通路の開口面積を調整でき、簡単な操作で空気流
通路を流れる空気の流量や流速を調整することができる
から、調整時の操作性を高めて取扱いを容易にすること
ができる。
【0105】請求項3の発明によれば、投薬器本体とポ
ンプ部とを相対回転させて調整通路で被調整通路を最も
絞った場合でも、該被調整通路が最小連通状態となる位
置でストッパ部によって投薬器本体とポンプ部との相対
回転を規制することにより、被調整通路を常時連通で
き、例えば、被調整通路を閉塞した状態でポンプ部を押
圧したときのような、過大な負荷がポンプ部に作用する
のを防止することができるから、該ポンプ部の損傷を防
止して投薬器の寿命や信頼性を向上することができる。
【0106】請求項4の発明によれば、投薬器本体とポ
ンプ部とを所定の角度だけ相対回転させることにより調
整通路を各絞り通路に適宜連通させ、該調整通路に連通
する絞り通路の通路面積、本数によって空気流通路の通
路面積を調整することができるから、連通する絞り通路
の本数によって通路面積を調整することができるから、
調整通路に連通する各絞り通路の通路面積を薬粉の物性
に応じて適宜設定することにより、簡単な操作で空気流
通路を流れる空気の流量や流速を薬粉の物性に応じて的
確に調整でき、調整時の操作性を高めて取扱いを容易に
することができる。
【0107】請求項5の発明によれば、投薬器本体とポ
ンプ部とを相対回転させた場合に、回転位置決め機構に
よって調整通路を各絞り通路に対して位置決めし、調整
通路と各絞り通路とを的確に連通させることができるか
ら、所望の通路面積を正確に得ることができ、各絞り通
路と調整通路との位置ずれによる投薬不良を防止して、
当該鼻腔用投薬器に対する信頼性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による鼻腔用投薬器を示
す断面図である。
【図2】図1中のカプセルホルダとポンプ部を拡大して
示す一部破断の分解斜視図である。
【図3】各被調整通路の開口面積を最大開度で示す図1
中の矢示 III−III 方向拡大断面図である。
【図4】各被調整通路の開口面積を最小開度で示す図3
と同様位置からみた拡大断面図である。
【図5】第1の実施例による鼻腔用投薬器を示す外観図
である。
【図6】ポンプ部を押し潰すことによりカプセル内の薬
粉を噴霧している状態を示す図1と同様位置からみた断
面図である。
【図7】本発明の第2の実施例による鼻腔用投薬器を示
す断面図である。
【図8】図7中のカプセルホルダ、ポンプ部等を拡大し
て示す拡大断面図である。
【図9】各回転量規制溝、各位置決め穴等を示す図8中
の矢示IX−IX方向断面図である。
【図10】各被調整通路の小径絞り通路に各調整通路を
連通させた状態を示す図8中の矢示X−X方向断面図で
ある。
【図11】各被調整通路の大径絞り通路に各調整通路を
連通させた状態を示す図10と同様位置からみた断面図
である。
【図12】第2の実施例による鼻腔用投薬器を示す外観
図である。
【図13】本発明の第3の実施例による通路面積調整機
構を被調整通路の1本の絞り通路に調整通路を連通させ
た状態で示す図10と同様位置からみた断面図である。
【図14】被調整通路の3本の絞り通路に調整通路を連
通させた状態で示す図13と同様位置からみた断面図で
ある。
【図15】本発明の変形例による通路面積調整機構を示
す図10と同様位置からみた断面図である。
【符号の説明】
1,41 鼻腔用投薬器 2,42 カプセルホルダ(投薬器本体) 10,51 カプセル収容室(薬粉収容室) 11,52 ポンプ部 15,57 供給弁 18,60 空気流通路 19,61,81,91 通路面積調整機構(通路面積
調整手段) 20,63,83,94 被調整通路 21,67,85,93 調整通路 22 ストッパ部 29 薬粉通路(薬粉通路部) 64,95 小径絞り通路 65,96 中径絞り通路 66,97 大径絞り通路 68 回転位置決め機構 84 絞り通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬粉が収容される薬粉収容室を有する投
    薬器本体と、該投薬器本体と連通し、供給弁を介して空
    気を吐出するポンプ部と、該ポンプ部から薬粉収容室内
    に向け前記投薬器本体に形成された空気流通路と、前記
    投薬器本体と連通し、該空気流通路を介して供給される
    空気により前記薬粉収容室内の薬粉を噴霧する薬粉噴霧
    部と、前記空気流通路の途中に設けられ、該空気流通路
    の通路面積を調整する通路面積調整手段とから構成して
    なる鼻腔用投薬器。
  2. 【請求項2】 前記通路面積調整手段は、前記投薬器本
    体と前記ポンプ部とのいずれか一方側に位置して前記空
    気流通路の途中に設けられた被調整通路と、前記投薬器
    本体と前記ポンプ部とのいずれか他方側に位置して設け
    られ、前記投薬器本体とポンプ部とを相対回転させるこ
    とにより該被調整通路の開口面積を調整する調整通路と
    から構成してなる請求項1に記載の鼻腔用投薬器。
  3. 【請求項3】 前記通路面積調整手段には、前記調整通
    路によって前記被調整通路の開口面積を絞ったときに該
    被調整通路が最小連通状態となる位置で投薬器本体とポ
    ンプ部との相対回転を規制するストッパ部を設けてなる
    請求項2に記載の鼻腔用投薬器。
  4. 【請求項4】 前記被調整通路は、周方向に複数本設け
    られた絞り通路から構成してなる請求項2または3に記
    載の鼻腔用投薬器。
  5. 【請求項5】 前記投薬器本体とポンプ部との間には、
    前記投薬器本体とポンプ部とを相対回転させたときに前
    記各絞り通路に対して調整通路を位置決めする回転位置
    決め機構を設けてなる請求項4に記載の鼻腔用投薬器。
JP19967596A 1996-05-11 1996-07-10 鼻腔用投薬器 Pending JPH1028735A (ja)

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JP14072796 1996-05-11
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7275537B2 (en) 2000-08-10 2007-10-02 Meridica Limited Device for delivering physiologically active agent in powdered form
WO2011013003A2 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal granisetron and nasal applicator
US10071211B2 (en) 2011-01-31 2018-09-11 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal delivery devices
US11744967B2 (en) 2017-09-26 2023-09-05 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal delivery devices

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WO2011013003A2 (en) 2009-07-31 2011-02-03 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal granisetron and nasal applicator
US10071211B2 (en) 2011-01-31 2018-09-11 Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd. Intranasal delivery devices
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