JPH09253210A - 吸入式投薬器 - Google Patents

吸入式投薬器

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JPH09253210A
JPH09253210A JP8092024A JP9202496A JPH09253210A JP H09253210 A JPH09253210 A JP H09253210A JP 8092024 A JP8092024 A JP 8092024A JP 9202496 A JP9202496 A JP 9202496A JP H09253210 A JPH09253210 A JP H09253210A
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capsule
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久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Akira Yanagawa
明 柳川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入口内に逆流する空気によって薬粉が外部
に流出するのを防止し、規定量の薬粉を確実に患者に投
与する。 【解決手段】 カプセル収容室8を開閉するキャップ1
3を設け、キャップ13に各流入側通気路9、補助通気
路11と大気側とを連通する共通通気路18を形成する
と共に、共通通気路18の途中に逆流防止弁22を設
け、各補助通気路11の流通抵抗を各通気路9,10よ
りも小さく設定している。従って、吸入口4から空気を
吸込んだ場合には、逆流防止弁22を開弁させてカプセ
ル内の薬粉を各通気路9,10を介して吸入できる。一
方、吸入口4内に空気を逆流させた場合には、空気を補
助通気路11で速やかに流通させて逆流防止弁22を閉
弁させることにより、各通気路9,10内の空気が大気
に流出するのを防止できる。また、キャップ13を閉じ
ることにより投薬時のカプセルの脱落を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、患者の息
の吸込みによって粉体状の薬品(薬粉)を肺内に投与す
るのに用いて好適な吸入式投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息患者等の肺に薬品を投与す
る方法には、薬液を注射する方法、液体エアゾール噴霧
器で吸入させる方法、薬粉収容室やカプセル内に充填さ
れた粉体状の薬品(以下、薬粉という)を吸入する方法
等が用いられている。
【0003】これら喘息患者用の薬品投与方法のうち、
カプセルに充填された薬粉を吸入する方法では、患者が
くわえる吸入口を有し、内部に一側が大気側に開口し他
側がカプセル収容室を通って該吸入口に開口した通気路
が設けられた吸入器を用い、該吸入器のカプセル収容室
にカプセルを装着し、穴あけ針等を用いて該カプセルに
前記通気路に連通する穴を形成する。そして、この状態
で吸入口をくわえて息を吸込むことにより通気路を通る
空気流によってカプセル内の薬粉を吸入口内に放出し、
患者の肺内に吸入させるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるカプセル用の吸入器では、吸入口から息を
吸い込むことにより通気路を介してカプセル内の薬粉を
吸入するようになっている。
【0005】しかし、薬粉の吸入時には、患者が咳込む
ことがあり、この場合には、吸入口内に吹出された空気
が通気路を逆流してカプセル内の薬粉を外部に流出させ
てしまう。この結果、カプセル内の薬粉量が減少してし
まい、規定量の薬粉を吸入できず、薬粉の効能が低下す
るという問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、吸入口内に逆流する空気によって薬粉収
容室またはカプセル内の薬粉が外部に流出するのを防止
し、薬粉収容室またはカプセル内の薬粉を確実に患者に
投与できるようにした吸入式投薬器を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する吸入式投薬器は、軸
方向の一側が薬粉収容室となり、他側が薬粉を吸入する
吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体の一側に設
けられ、前記薬粉収容室を開閉する蓋体と、前記投薬器
本体の薬粉収容室内の薬粉を前記吸入口側に供給するた
め、一側が該蓋体から大気に開口し他側が前記薬粉収容
室を通って吸入口に開口した通気路と、前記蓋体に設け
られ、前記吸入口内に吹出された空気が該通気路を通っ
て大気側に流出するのを阻止する逆流防止弁とから構成
してなる。
【0008】このように構成したことにより、薬粉を薬
粉収容室に収容する場合には、蓋体を開けて薬粉収容室
を開口し、該薬粉収容室内に薬粉を充填した後に該蓋体
を閉じる。これにより薬粉収容室からの薬粉の落下を防
止できる。次に、薬粉収容室内に収容された薬粉を吸入
する場合には、患者が吸入口をくわえて空気を吸込むこ
とにより、薬粉収容室内の薬粉を通気路、吸入口を介し
て肺内に吸入できる。一方、吸入口をくわえた状態で患
者が咳込み、吸入口内に空気を逆流させた場合には、該
吸入口からの空気が通気路を逆流するが、このときには
蓋体に設けられた逆流防止弁が閉弁するから、この逆流
空気によって薬粉収容室内の薬粉が大気側に流出するの
を防止できる。
【0009】請求項2の発明は、前記投薬器本体には、
前記通気路と独立して大気側と吸入口側とを連通し、薬
粉の吸入時に補助的に空気の吸込みを許す補助通気路を
設けたことにあり、これにより、患者が吸入する空気量
を増大することができる。
【0010】請求項3の発明が採用する吸入式投薬器
は、軸方向の一側が内部に薬粉が充填されたカプセルを
収容するカプセル収容室となり、他側が薬粉を吸入する
吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体の一側に設
けられ、前記カプセル収容室を開閉する蓋体と、一側が
該蓋体から大気に開口し他側が前記カプセル収容室に開
口した流入側通気路と、一側が前記カプセル収容室に開
口し他側が吸入口に開口した流出側通気路と、前記カプ
セル収容室内のカプセルに前記流入側通気路に連通する
穴と該流出側通気路に連通する穴を開けるために前記投
薬器本体に設けられた穴あけ具と、前記蓋体に設けら
れ、前記吸入口内に吹出された空気が前記流出側通気路
よりカプセル内を流通して流入側通気路から大気側に流
出するのを阻止する逆流防止弁とから構成してなる。
【0011】このように構成したことにより、薬粉が充
填されたカプセルをカプセル収容室に収容する場合に
は、蓋体を開けてカプセル収容室を開口し、該カプセル
収容室内にカプセルを挿入した後に該蓋体を閉じる。こ
れによりカプセル収容室からのカプセルの落下を防止で
きる。そして、カプセル収容室内に収容されたカプセル
に穴あけ具によって流入側通気路に連通する穴と流出側
通気路に連通する穴をあける。次に、カプセル収容室内
に収容されたカプセル内の薬粉を吸入する場合には、患
者が吸入口をくわえて空気を吸込むことにより、流入側
通気路からカプセル内に空気を流入させ、カプセル内の
薬粉を流出側通気路より吸入口を介して肺内に吸入でき
る。一方、吸入口をくわえた状態で患者が咳込み、吸入
口内に空気を逆流させた場合には、該吸入口からの空気
が流出側通気路からカプセルを介し流入側通気路に向け
て逆流するが、このときには蓋体に設けられた逆流防止
弁が閉弁するから、この逆流空気によってカプセル内の
薬粉が大気側に流出するのを防止できる。
【0012】請求項4の発明が採用する吸入式投薬器
は、軸方向の一側が薬粉収容室となり、他側が薬粉を吸
入する吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体の一
側に設けられ、前記薬粉収容室を開閉する蓋体と、一側
が該蓋体から大気に開口し他側が前記薬粉収容室に開口
した流入側通気路と、一側が前記薬粉収容室に開口し他
側が吸入口に開口した流出側通気路と、該流入側通気路
および流出側通気路とは独立して大気側と吸入口側とを
連通するように設けられ、薬粉の吸入時に補助的に空気
の吸込みを許す補助通気路と、前記蓋体に設けられ、一
側が大気に開口し他側が前記流入側通気路、流出側通気
路および該補助通気路に連通した共通通気路と、前記蓋
体内に位置して前記共通通路の途中に設けられ、前記吸
入口内に吹出された空気が前記流出側通気路より薬粉収
容室内を流通して流入側通気路から大気側に流出するの
を阻止する逆流防止弁とから構成してなる。
【0013】このように構成したことにより、薬粉を薬
粉収容室に収容する場合には、蓋体を開けて薬粉収容室
を開口し、該薬粉収容室内に薬粉を充填した後に該蓋体
を閉じる。これにより薬粉収容室からの薬粉の落下を防
止できる。次に、薬粉収容室内に収容された薬粉を吸入
する場合には、患者が吸入口をくわえて空気を吸込むこ
とにより、共通通気路から流入した空気を流入側通気路
から薬粉収容室内に流入させ、該薬粉収容室内の薬粉を
流出側通気路より吸入口を介して肺内に吸入できる。ま
た、この薬粉の吸入時には共通通気路から補助通気路を
介して吸入口側に空気が流通するから、患者が吸入する
空気量を増大することができる。一方、吸入口をくわえ
た状態で患者が咳込み、吸入口内に空気を逆流させた場
合には、該吸入口からの空気が流出側通気路から薬粉収
容室を介し流入側通気路に向けて逆流するが、このとき
には蓋体内に位置して共通通路の途中に設けられた逆流
防止弁が閉弁するから、この逆流空気によって薬粉収容
室内の薬粉が大気側に流出するのを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
吸入式投薬器を添付図面に従って詳細に説明する。
【0015】まず、図1ないし図4に本発明の第1の実
施例を示す。
【0016】図中、1は吸入式投薬器の基部をなす投薬
器本体を示し、該投薬器本体1は、後述する吸引ピース
2とカプセルホルダ5とから構成されている。
【0017】2は略円筒状に形成された吸引ピースを示
し、該吸引ピース2は、一側に位置して内部にカプセル
ホルダ5を挿入保持するホルダ収容部3と、該ホルダ収
容部3の他側に配設された後述の吸入口4とから大略構
成され、前記ホルダ収容部3の外周側には後述する穴あ
け具23の支持部24を可動に支持するガイド筒部3A
が径方向外向きに突設されている。また、ホルダ収容部
3の一側には、カプセルホルダ5のストッパ部5Aが嵌
合される環状段部3Bが形成され、他端側には吸入口4
の嵌合筒部4Aが嵌合される嵌合段部3Cが形成されて
いる。さらに、ホルダ収容部3には、その一端面に位置
して後述するキャップ13のキャップ本体14がピン結
合されるブラケット3Dが軸方向に突設され、該ブラケ
ット3Dと反対側の外周面には前記キャップ本体14の
係合爪14Bが係合する係合凹部3Eが刻設されてい
る。一方、ホルダ収容部3には、ガイド筒部3A内に位
置して後述する流入側通気路9のピン挿通穴9Bに対応
するピン穴3Fと流出側通気路10のピン挿通穴10B
に対応するピン穴3Gとがそれぞれ径方向に穿設されて
いる。
【0018】4はホルダ収容部3の他側に設けられ、該
ホルダ収容部3と共に吸引ピース2を構成する吸入口
で、該吸入口4の一端側にはホルダ収容部3の嵌合段部
3Cに着脱可能に嵌合する嵌合筒部4Aが一体形成され
ている。そして、吸入口4は患者が薬粉を吸入するとき
に口にくわえるものである。
【0019】5はホルダ収容部3内に挿着されたカプセ
ルホルダを示し、該カプセルホルダ5は略円柱状に形成
され、一端側外周にはホルダ収容部3の環状段部3Bに
嵌合することによって当該カプセルホルダ5をホルダ収
容部3内に位置決めする環状のストッパ部5Aが形成さ
れている。また、カプセルホルダ5の一端側には、図2
に示すように、他側に向けて漸次縮径するテーパ状のカ
プセル挿入ガイド6が形成され、カプセルホルダ5の他
側外周面は他側に向けて漸次縮径するテーパ面部7とな
っている。
【0020】8はカプセルホルダ5の中央部に位置して
軸方向に形成された薬粉収容室をなすカプセル収容室
で、該カプセル収容室8は、その一端側がカプセル挿入
ガイド6に開口する有底穴として形成されている。そし
て、カプセル収容室8は、その一端側開口から挿入され
たカプセルKを収容するもので、カプセルKの収容後に
はその一端側開口がキャップ13のカプセル押え16に
よって閉塞されるようになっている。ここで、前記カプ
セルKは長円筒状に形成され、その内部に粉体状の薬品
(以下、薬粉という)が充填されている。
【0021】9,9はカプセルホルダ5の一側に設けら
れた2本の流入側通気路を示し、該各流入側通気路9
は、カプセル収容室8の外周側に位置してカプセル挿入
ガイド6に開口するようにカプセルホルダ5の軸方向に
形成された流入通路9A,9Aと、該各流入通路9Aと
連通しカプセル収容室8に開口するように径方向に形成
されたピン挿通穴9B,9Bとから構成され、該各ピン
挿通穴9Bはホルダ収容部3のピン穴3Fと連通してい
る。
【0022】10,10はカプセルホルダ5の他側に設
けられた2本の流出側通気路を示し、該各流出側通気路
10は、カプセル収容室8の外周側に位置してテーパ面
部7を切欠くようにカプセルホルダ5に形成された流出
通路10A,10Aと、該各流出通路10Aと連通しカ
プセル収容室8に開口するように径方向に形成されたピ
ン挿通穴10B,10Bとから構成され、該各ピン挿通
穴10Bはホルダ収容部3のピン穴3Gと連通してい
る。
【0023】ここで、前記各流入側通気路9は、吸入口
4から空気を吸込んだときに、後述する共通通気路18
を介して流入通路9Aから外気を流入させ、この空気を
ピン挿通穴9BからカプセルK内に供給する。また、前
記各流出側通気路10は、カプセルKから薬粉と共に流
出する空気をピン挿通穴10Bを介して流出通路10A
から吸入口4側に放出させるものである。
【0024】11,11はカプセル収容室8の外周側に
位置してカプセルホルダ5に設けられた2本の補助通気
路で、該各補助通気路11は、各通気路9,10から約
90度ずらした位置でカプセルホルダ5を軸方向に貫通
するように穿設されている。そして、各補助通気路11
は、息を吸込むときに流通する空気の流量を補助的に増
やすことで、このときの息苦しさを解消するものであ
る。また、各補助通気路11は各通気路9,10と同等
の通路径をもって直線的に形成され、これにより、複雑
に屈曲した各通気路9,10よりも空気が流通するとき
の流通抵抗が小さく設定されている。
【0025】なお、12はカプセルホルダ5の他端中央
にカプセル収容室8と連通するように軸方向に穿設され
た小径孔で、該小径孔12にはカプセル収容室8からカ
プセルKを取出すための治具が挿通されるようになって
いる。
【0026】13はホルダ収容部3の一端側に設けられ
た蓋体をなすキャップを示し、該キャップ13は、ホル
ダ収容部3の直径に対応するように設けられた円板状の
キャップ本体14と、該キャップ本体14の他側面から
漸次縮径するように突設された支持筒部15と、該支持
筒部15の先端側に一体的に設けられ、キャップ13を
閉じたときにカプセル収容室8内に侵入する円柱状のカ
プセル押え16とから大略構成され、前記支持筒部15
内には前記カプセル押え16から一側に突出し、後述す
る逆流防止弁22の開弁量を規制する開弁量規制部17
が形成されている。また、前記キャップ本体14の外周
側には、ホルダ収容部3のブラケット3Dにピン結合さ
れた連結端部14Aが形成され、該連結端部14Aの反
対側には係合凹部3Eに係脱可能に係合する係合爪14
Bが一体形成されている。
【0027】そして、キャップ13は、カプセル収容室
8内にカプセルKを挿入するときやカプセルKを取出す
ときには、図2に示すようにピン結合された部位を支点
にして開かれる。一方、カプセル収容室8内にカプセル
Kを収容した状態では、図3に示す如く、ホルダ収容部
3の一端を閉塞するようにキャップ本体14の係合爪1
4Bを係合凹部3Eに係合させる。この状態では、カプ
セル押え16がカプセル収容室8内に侵入し、カプセル
Kをカプセル収容室8内に固定して該カプセルKの脱落
を防止している。
【0028】18はキャップ13に形成された共通通気
路を示し、該共通通気路18は、キャップ本体14、支
持筒部15およびカプセル押え16によって画成された
弁体収容室19と、前記キャップ本体14の中央に位置
して該弁体収容室19と大気を連通する大気側開口20
と、前記支持筒部15に位置して前記弁体収容室19と
各流入側通気路9、補助通気路11に連通する通気路側
開口21,21,…とから構成され、該各通気路側開口
21は、例えば各流入側通気路9、補助通気路11に対
応して90度の間隔をもって4個(3個のみ図示)形成
されている。そして、共通通気路18は、患者が吸入口
4から空気を吸入したときに、各流入側通気路9、補助
通気路11に向け空気を供給するものである。
【0029】22は共通通気路18の弁体収容室19内
に設けられた円板状の逆流防止弁を示し、該逆流防止弁
22は、患者が吸入口4から空気を吸込んだ場合には、
図3に示す如く、大気側開口20から流入する空気によ
って開弁量規制部17に当接して開弁し、各流入側通気
路9、補助通気路11側に空気が流通するのを許す。一
方、吸入口4をくわえた状態で患者が咳込み、吸入口4
内に空気を吹出して逆流させた場合には、図4に示すよ
うに、補助通気路11から各通気路側開口21を介して
弁体収容室19内に流入する空気によってキャップ本体
14に押付けられ、大気側開口20を閉塞するようにな
っている。
【0030】次に、23はカプセル収容室8内に収容さ
れたカプセルKに穴をあけるための穴あけ具を示し、該
穴あけ具23は、ガイド筒部3A内に可動に支持された
支持部24と、基端側が該支持部24に固着され、先端
が鋭利な針先25Aとなってピン穴3F,3Gに挿入さ
れたピン25,25と、前記支持部24とホルダ収容部
3との間に設けられた戻しばね26とから構成され、該
戻しばね26は、カプセルKの穴あけ後に各ピン25の
針先25Aが僅かにピン挿通穴9B,10Bに進入した
状態となる初期位置まで支持部24、各ピン25を戻す
ものである。
【0031】そして、穴あけ具23は、支持部24を戻
しばね26に抗してガイド筒部3A内に押込んで各ピン
25をピン挿通穴9B,10Bに挿通させることによ
り、その針先25Aをカプセル収容室8内のカプセルK
を貫通させ、該カプセルKの軸方向両端側に径方向に貫
通して各流入側通気路9、流出側通気路10に連通する
貫通穴H,H,…(図3、図4参照)をあけるようにな
っている。また、支持部24への押圧力を取除くと、戻
しばね26の付勢力によって支持部24、各ピン25が
初期位置まで後退する。
【0032】本実施例による吸入式投薬器は上述の如き
構成を有するもので、次に、患者が薬粉を吸入するまで
の準備動作および吸入時の投薬器内の空気と薬粉の流れ
等について説明する。
【0033】最初に、投薬器内にカプセルKを収容し、
このカプセルKに貫通穴を開けるまでの準備動作につい
て説明する。
【0034】まず、図2に示すようにキャップ13を開
き、カプセル収容室8内にカプセルKを一側から挿入す
る。なお、カプセルホルダ5の一端面はテーパ状のカプ
セル挿入ガイド6となっているから、容易にカプセルK
をカプセル収容室8内に誘導できる。また、カプセル収
容室8内にカプセルKを収容したら、キャップ本体14
の係合爪14Bをホルダ収容部3の係合凹部3Eに係合
させてキャップ13を閉じる。これにより、カプセル収
容室8内のカプセルKはキャップ13のカプセル押え1
6によってカプセル収容室8内に固定され、投薬時等に
おける脱落が防止される。
【0035】そして、カプセルKに貫通穴Hをあけるに
は、穴あけ具23の支持部24をガイド筒部3Aに沿っ
て押込むことにより、各ピン25をピン挿通穴9B,1
0Bに沿って挿入し、該各ピン25の針先25Aでカプ
セル収容室8内に収容されたカプセルKに各流入側通気
路9、流出側通気路10に連通する4個の貫通穴Hを形
成する。また、カプセルKに4個の貫通穴Hを形成した
後には、支持部24、各ピン25が戻しばね26の付勢
力によって初期位置まで戻される。
【0036】次に、患者が薬粉を吸込むときの吸入式投
薬器内の空気と薬粉の流れについて説明する。
【0037】まず、患者が吸入口4をくわえ息を吸込む
と、空気は図3中に示す矢示の如く、逆流防止弁22を
開弁させつつ共通通気路18から各流入側通気路9の流
入通路9A、ピン挿通穴9Bを通ってカプセル収容室8
側に流通し、一側の貫通穴H,Hを介してカプセルK内
に流入する。そして、カプセルK内に流入した空気はカ
プセルK内の薬粉を強制的に拡散させ、薬粉を空気中に
混入させる。
【0038】このようにしてカプセルK内の薬粉を含ん
だ空気は、他側の貫通穴H,Hから流出側通気路10の
ピン挿通穴10B、流出通路10Aを介して吸入口4内
に放出され、該吸入口4から患者の口内、気管を介して
肺内に到達する。
【0039】また、この薬粉の吸入時には、共通通気路
18から各補助通気路11を介して吸入口4側に空気が
流通させ、息を吸込むときに流通する空気の流量を補助
的に増やし、このときの息苦しさを解消している。
【0040】一方、薬粉の吸入途中で患者が咳込んだ場
合、即ち、図4中に示す矢示の如く、吸入口4内に空気
が吹出された場合には、吹出された空気の一部が各流出
側通気路10に向けて流通し、一部が各補助通気路11
に向けて流通する。このときに、該各補助通気路11は
各通気路9,10と同等の通路径をもって直線的に形成
されているから、複雑に屈曲した各流出側通気路10に
比較して流通抵抗が小さくなっており、逆流空気が円滑
に流通する。
【0041】従って、吸入口4内から各補助通気路11
に流入した空気は、各通気路9,10を逆流する空気よ
りも早く、共通通気路18の弁体収容室19内に流入
し、逆流防止弁22をキャップ本体14に押付けて大気
側開口20を閉塞する。これにより、各流出側通気路1
0に流入した逆流空気は逆流防止弁22の閉弁によって
逆流が阻止されるから、カプセルK内の薬粉の外部への
流出が阻止される。
【0042】かくして、本実施例によれば、薬粉を吸入
するために吸入口4から空気を吸込んだ場合には、共通
通気路18の途中に設けられた逆流防止弁22を開弁さ
せることにより、カプセルK内の薬粉を含んだ空気を各
通気路9,10を介して吸入でき、一方、吸入口4をく
わえた状態で患者が咳込み、吸入口4内に空気を吹出し
て逆流させた場合には、逆流空気を流通抵抗の小さい各
補助通気路11で速やかに流通させ、逆流防止弁22を
閉弁させて各通気路9,10内の空気が大気側に流出す
るのを防止できる。従って、咳込み時に吹出された空気
によってカプセルK内の薬粉が各流入側通気路9、共通
通気路18から外部に流出するのを防止できるから、カ
プセルK内の薬粉の減少を防止して薬粉を効率よく吸込
むことができ、患者に規定量の薬粉を投与することによ
り薬粉の効能を高めることができる。
【0043】また、キャップ13を閉じることにより、
カプセル押え16によってカプセル収容室8内にカプセ
ルKを固定して脱落を防止できるから、投薬時の取扱い
を容易にすることができる上に、衛生的にすることがで
きる。しかも、キャップ13をホルダ収容部3にピン結
合しているから、該キャップ13の紛失を防止すること
ができる。
【0044】次に、図5ないし図10に本発明の第2の
実施例を示すに、本実施例の特徴は、逆流防止弁を通気
路の途中に設けることにより、逆流空気を補助通気路か
ら逃すようにしたことにある。なお、本実施例では、前
述した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0045】図中、31は吸入式投薬器の基部をなす投
薬器本体を示し、該投薬器本体31は、後述する吸引ピ
ース32とカプセルホルダ34とから構成されている。
【0046】32は略円筒状に形成された吸引ピース、
33は吸入口4と共に該吸引ピース32を構成するホル
ダ収容部をそれぞれ示し、該ホルダ収容部33の外周側
には支持部24を支持するガイド筒部33Aが突設さ
れ、一側にはカプセルホルダ34のストッパ部34Aが
嵌合される環状段部33Bが形成され、他端側には吸入
口4の嵌合筒部4Aが嵌合される嵌合段部33Cが形成
されている。また、ホルダ収容部33の一端側には、図
6に示す如く、後述するキャップ本体43の嵌合段部4
3Bが嵌合して取付けられる取付段部33Dが前記環状
段部33Bの外周側に位置して形成され、該取付段部3
3Dには環状凸部43Cに係合する環状凹部33Eが刻
設されている。さらに、ホルダ収容部33には、後述す
る流入側通気路38のピン挿通穴38Bに対応するピン
穴33Fと流出側通気路39のピン挿通穴39Bに対応
するピン穴33Gとが穿設されている。
【0047】34はホルダ収容部33内に挿着されたカ
プセルホルダを示し、該カプセルホルダ34は、前述し
たカプセルホルダ5とほぼ同様に、略円柱状に形成さ
れ、一端側外周にはホルダ収容部33の環状段部33B
に嵌合する環状のストッパ部34Aが形成されているも
のの、該カプセルホルダ34は一側に短尺に形成され、
これにより、カプセルホルダ34の一端側には、中央部
寄りにのみテーパ状のカプセル挿入ガイド35が形成さ
れている。なお、カプセルホルダ34の他側外周面はテ
ーパ面部36となっている。
【0048】37はカプセルホルダ34の中央部に位置
して一端側がカプセル挿入ガイド35に開口した薬粉収
容室をなすカプセル収容室で、該カプセル収容室37
は、その一端側開口から挿入されたカプセルKを収容す
るもので、カプセルKの収容後にはその一端側開口がキ
ャップ42のカプセル押え44によって閉塞されるよう
になっている。
【0049】38,38はカプセルホルダ34の一側に
設けられた2本の流入側通気路を示し、該各流入側通気
路38は、軸方向に形成された流入通路38A,38A
と、該各流入通路38Aと連通して径方向に形成された
ピン挿通穴38B,38Bとから構成され、該各流入通
路38Aには、後述する弁体収容筒45が挿入され、各
ピン挿通穴38Bはホルダ収容部33のピン穴33Fと
連通している。
【0050】39,39はカプセルホルダ34の他側に
設けられた2本の流出側通気路を示し、該各流出側通気
路39は、テーパ面部36を切欠くように形成された流
出通路39A,39Aと、該各流出通路39Aと連通し
て径方向に形成されたピン挿通穴39B,39Bとから
構成され、該各ピン挿通穴39Bはホルダ収容部33の
ピン穴33Gと連通している。
【0051】40,40はカプセルホルダ34に設けら
れた2本の補助通気路(1本のみ図示)で、該各補助通
気路40は、各通気路38,39から約90度ずらした
位置でカプセルホルダ34を軸方向に貫通するように穿
設されている。
【0052】なお、41はカプセルホルダ34の他端中
央に軸方向に穿設された小径孔を示している。
【0053】42はホルダ収容部33の一端側に設けら
れた蓋体をなす本実施例によるキャップを示し、該キャ
ップ42は、ホルダ収容部33の直径に対応するように
設けられた厚肉な円板状のキャップ本体43と、該キャ
ップ本体43の他面中央に軸方向に突出形成され、キャ
ップ42を閉じたときにカプセル収容室37内に侵入す
る円柱状のカプセル押え44と、該カプセル押え44の
外周側に位置して軸方向に突設され、各流入側通気路3
8の流入通路38A内に挿嵌する弁体収容筒45,45
とから大略構成され、前記キャップ本体43の外周側に
は、ホルダ収容部33の環状段部33Bに嵌合する嵌合
段部43Aと、該嵌合段部43Aの外周側に位置して取
付段部33Dに嵌合する嵌合段部43Bとが設けられ、
該嵌合段部43Bの外周面には環状凹部33Eに係脱可
能に係合する環状凸部43Cが突設されている。
【0054】そして、キャップ42は、カプセル収容室
37内にカプセルKを挿入するときやカプセルKを取出
すときには、図7に示すように、ホルダ収容部33から
取外される。一方、カプセル収容室37内にカプセルK
を収容した状態では、図5に示す如く、ホルダ収容部3
3の一端を閉塞するように環状段部33Bに嵌合段部4
3Aを嵌合させ、取付段部33Dに嵌合段部43Bを嵌
合させると共に環状凹部33Eに環状凸部43Cを係合
させる。この状態では、カプセル押え44がカプセル収
容室37内に侵入し、カプセルKをカプセル収容室37
内に固定して該カプセルKの脱落を防止している。
【0055】46,46は各弁体収容筒45に対応する
ようにキャップ本体43の軸方向に形成され、各流入側
通気路38の一部をなす2本の大気開口通路を示し、該
各大気開口通路46は、キャップ本体43を軸方向に貫
通して各弁体収容筒45内に伸長するように形成されて
いる。そして、各大気開口通路46は大気側と各流入側
通気路38とを連通するものである。
【0056】47,47はキャップ本体43の外周側に
設けられ、補助通気路40の一部をなす2本の補助開口
通路(1本のみ図示)で、該補助開口通路47は各大気
開口通路46から約90度ずらした位置で補助通気路4
0に対応するようにキャップ本体43を軸方向に貫通し
て穿設されている。そして、補助開口通路47は補助通
気路40を常時大気側と連通するものである。
【0057】48,48は各大気開口通路46の他側に
位置して各弁体収容筒45に設けられた本実施例による
逆流防止弁を示し、該各逆流防止弁48は、図6に示す
ように、前記大気開口通路46の途中を縮径して形成さ
れた弁座49と、該弁座49の他側に位置して弁体収容
筒45内に移動自在に設けられたボール弁体50と、該
ボール弁体50の移動量を規制すべく弁体収容筒45の
他端に設けられたストッパ51とから大略構成され、該
ストッパ51は、図8に示す如く、空気の流通を許すよ
うに十字状に形成されている。また、前記ボール弁体5
0は、大気開口通路46内の空気の流れによって容易に
移動できるように軽量な樹脂材料等によって形成されて
いる。
【0058】そして、このように構成された逆流防止弁
48は、患者が吸入口4から空気を吸込んだ場合には、
図9に示すように、大気開口通路46から流入する空気
によってボール弁体50を他側に移動させ、ストッパ5
1に当接した状態で開弁し、各流入側通気路38に空気
が流通するのを許す。一方、吸入口4をくわえた状態で
患者が咳込み、吸入口4内に空気を吹出して逆流させた
場合には、図10に示すように、各流入側通気路38か
ら各大気開口通路46に流入する逆流空気によってボー
ル弁体50を一側に移動させて弁座49に着座させ、各
大気開口通路46を閉塞することにより逆流空気による
薬粉の流出を防止している。
【0059】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができるが、特に、本実施例では、各逆流
防止弁48を各流入側通気路38に連続するように設
け、補助通気路40を大気側と吸入口4側とを常時連通
するように設けているから、各逆流防止弁48によって
患者が咳込んだときに逆流する空気がカプセルK内の薬
粉を外部に流出するのを防止することができる。しか
も、このときには逆流防止弁48の閉弁によって行き場
を失った逆流空気を補助通気路40から外部に逃すこと
ができるから、咳込みによって逆流する空気が投薬器を
吹飛ばすのを防止でき、取扱い性や衛生面の向上を図る
ことができる。
【0060】なお、前記第1の実施例では、ホルダ収容
部3にキャップ13をピン結合によって開閉可能に取付
けるものとして述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ば、ホルダ収容部とキャップを一体成形し、該ホルダ収
容部とキャップとの間を薄肉なヒンジによって回動可能
としてもよく、また、キャップをホルダ収容部に嵌合や
螺合によって着脱可能に取付けるようにしてもよい。
【0061】また、前記第2の実施例では、ホルダ収容
部33にキャップ42を環状凹部33Eと環状凸部43
Cとの係合によって着脱可能に取付けるものとして述べ
たが、例えば、第1の実施例のように、キャップをピン
結合によってホルダ収容部に取付けるようにしてもよ
い。
【0062】さらに、前記各実施例では、薬粉を搬送す
るための通気路(流入側通気路9,38と流出側通気路
10,39)および補助通気路11,40をそれぞれ2
本ずつ形成するようにしたが、本発明はこれに限らず、
各通気路は患者の吸引力(肺活量)に応じてその本数を
例えば1本、4本等に調整してもよい。
【0063】また、前記各実施例では、カプセル収容室
8,37内に薬粉が充填されたカプセルKを収容する構
成としたが、これに替えて、例えば、投薬器本体に薬粉
収容室を設け、該薬粉収容室に薬粉を直接的に充填し、
この薬粉を吸入する構成としてもよい。
【0064】さらに、前記各実施例では、ホルダ収容部
3,33に嵌合段部3C,33Cを設けると共に吸入口
4に嵌合筒部4Aを設け、該嵌合段部3,33C、嵌合
筒部4Aを介してホルダ収容部3,33に吸入口4を着
脱可能に嵌合するものとして述べたが、ホルダ収容部と
吸入口とを螺合により着脱可能としてもよく、ピンと溝
とを係合させることにより着脱するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、薬粉を薬粉収容室に収容する場合には、蓋体を開
けて薬粉収容室を開口し、該薬粉収容室内に薬粉を充填
した後に該蓋体を閉じることにより、薬粉収容室からの
薬粉の落下を防止でき、薬粉の減少防止や取扱いを容易
にすることができる。また、薬粉収容室内に収容された
薬粉を吸入する場合には、患者が吸入口をくわえて空気
を吸込むことにより、薬粉収容室内の薬粉を通気路、吸
入口を介して肺内に吸入することができる。一方、吸入
口をくわえた状態で患者が咳込み、吸入口内に空気を逆
流させた場合には、該吸入口からの空気が通気路を逆流
するが、このときには蓋体に設けられた逆流防止弁を閉
弁させて通気路を閉塞できるから、この逆流する空気に
よって薬粉収容室内の薬粉が大気側に流出するのを防止
できる。この結果、薬粉収容室内の薬粉の減少を防止し
て薬粉を効率よく吸込むことができ、患者に規定量の薬
粉を投与することにより薬粉の効能を高めることができ
る。
【0066】請求項2に発明によれば、投薬器本体に通
気路と独立して大気側と吸入口側とを連通し、薬粉の吸
入時に補助的に空気の吸込みを許す補助通気路を設けて
いるから、患者が吸入する空気量を増大でき、薬粉の吸
入時の息苦しさを解消することができる。
【0067】請求項3の発明によれば、薬粉が充填され
たカプセルをカプセル収容室に収容する場合には、蓋体
を開けてカプセル収容室を開口し、該カプセル収容室内
にカプセルを挿入した後に該蓋体を閉じることにより、
カプセル収容室からのカプセルの落下を防止でき、衛生
面や取扱い性を向上することができる。また、カプセル
収容室内のカプセルに穴あけ具によって流入側通気路に
連通する穴と流出側通気路に連通する穴をあけ、この状
態で患者が吸入口をくわえて空気を吸込むことにより、
流入側通気路からカプセル内に空気を流入させ、カプセ
ル内の薬粉を流出側通気路より吸入口を介して肺内に吸
入することができる。一方、吸入口をくわえた状態で患
者が咳込み、吸入口内に空気を逆流させた場合には、該
吸入口からの空気が流出側通気路からカプセルを介し流
入側通気路に向けて逆流するが、このときには蓋体に設
けられた逆流防止弁を閉弁させて流入側通気路を閉塞で
きるから、この逆流空気によってカプセル内の薬粉が大
気側に流出するのを防止できる。この結果、カプセル内
の薬粉の減少を防止して薬粉を効率よく吸込むことがで
き、患者に規定量の薬粉を投与することにより薬粉の効
能を高めることができる。
【0068】請求項4の発明によれば、薬粉を薬粉収容
室に収容する場合には、蓋体を開けて薬粉収容室を開口
し、該薬粉収容室内に薬粉を充填した後に該蓋体を閉じ
ることにより、薬粉収容室からの薬粉の落下を防止で
き、衛生面や取扱い性を向上することができる。そし
て、薬粉収容室内に収容された薬粉を吸入する場合に
は、患者が吸入口をくわえて空気を吸込むことにより、
共通通気路から流入した空気を流入側通気路から薬粉収
容室内に流入させ、該薬粉収容室内の薬粉を流出側通気
路より吸入口を介して肺内に吸入することができる。ま
た、この薬粉の吸入時には共通通気路から補助通気路を
介して吸入口側に空気を流通させているから、患者の肺
活量に応じた空気を吸入させることができ、吸入時の息
苦しさを解消することができる。一方、吸入口をくわえ
た状態で患者が咳込み、吸入口内に空気を逆流させた場
合には、該吸入口からの空気が流出側通気路から薬粉収
容室を介し流入側通気路に向けて逆流するが、このとき
には蓋体内に位置して共通通路の途中に設けられた逆流
防止弁を閉弁させて流入側通気路を閉塞できるから、こ
の逆流空気によって薬粉収容室内の薬粉が大気側に流出
するのを防止できる。この結果、薬粉収容室内の薬粉の
減少を防止して薬粉を効率よく吸込むことができ、患者
に規定量の薬粉を投与することにより薬粉の効能を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による吸入式投薬器を示
す断面図である。
【図2】キャップを開いてカプセル収容室にカプセルを
挿入する状態を示す図1と同様位置からみた断面図であ
る。
【図3】カプセル内の薬粉を吸入している状態を示す図
1と同様位置からみた断面図である。
【図4】吸入口内に空気を逆流させた状態を図3中の矢
示IV−IV方向から示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例による吸入式投薬器を示
す断面図である。
【図6】図5中の矢示A部を示す要部拡大断面図であ
る。
【図7】キャップを取外してカプセル収容室にカプセル
を挿入する状態を示す図5と同様位置からみた断面図で
ある。
【図8】図6中の弁体収容筒、ストッパを矢示VIII−VI
II方向から示す矢示図である。
【図9】カプセル内の薬粉を吸入している状態を示す図
5と同様位置から示す断面図である。
【図10】吸入口内に空気を逆流させたときの逆流防止
弁を示す図6と同様位置からみた要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1,31 投薬器本体 4 吸入口 8,37 カプセル収容室(薬粉収容室) 9,38 流入側通気路 10,39 流出側通気路 11,40 補助通気路 13,42 キャップ(蓋体) 18 共通通気路 22,48 逆流防止弁 23 穴あけ具 K カプセル H 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の一側が薬粉収容室となり、他側
    が薬粉を吸入する吸入口となった投薬器本体と、該投薬
    器本体の一側に設けられ、前記薬粉収容室を開閉する蓋
    体と、前記投薬器本体の薬粉収容室内の薬粉を前記吸入
    口側に供給するため、一側が該蓋体から大気に開口し他
    側が前記薬粉収容室を通って吸入口に開口した通気路
    と、前記蓋体に設けられ、前記吸入口内に吹出された空
    気が該通気路を通って大気側に流出するのを阻止する逆
    流防止弁とから構成してなる吸入式投薬器。
  2. 【請求項2】 前記投薬器本体には、前記通気路と独立
    して大気側と吸入口側とを連通し、薬粉の吸入時に補助
    的に空気の吸込みを許す補助通気路を設けてなる請求項
    1に記載の吸入式投薬器。
  3. 【請求項3】 軸方向の一側が内部に薬粉が充填された
    カプセルを収容するカプセル収容室となり、他側が薬粉
    を吸入する吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体
    の一側に設けられ、前記カプセル収容室を開閉する蓋体
    と、一側が該蓋体から大気に開口し他側が前記カプセル
    収容室に開口した流入側通気路と、一側が前記カプセル
    収容室に開口し他側が吸入口に開口した流出側通気路
    と、前記カプセル収容室内のカプセルに前記流入側通気
    路に連通する穴と該流出側通気路に連通する穴を開ける
    ために前記投薬器本体に設けられた穴あけ具と、前記蓋
    体に設けられ、前記吸入口内に吹出された空気が前記流
    出側通気路よりカプセル内を流通して流入側通気路から
    大気側に流出するのを阻止する逆流防止弁とから構成し
    てなる吸入式投薬器。
  4. 【請求項4】 軸方向の一側が薬粉収容室となり、他側
    が薬粉を吸入する吸入口となった投薬器本体と、該投薬
    器本体の一側に設けられ、前記薬粉収容室を開閉する蓋
    体と、一側が該蓋体から大気に開口し他側が前記薬粉収
    容室に開口した流入側通気路と、一側が前記薬粉収容室
    に開口し他側が吸入口に開口した流出側通気路と、該流
    入側通気路および流出側通気路とは独立して大気側と吸
    入口側とを連通するように設けられ、薬粉の吸入時に補
    助的に空気の吸込みを許す補助通気路と、前記蓋体に設
    けられ、一側が大気に開口し他側が前記流入側通気路、
    流出側通気路および該補助通気路に連通した共通通気路
    と、前記蓋体内に位置して前記共通通路の途中に設けら
    れ、前記吸入口内に吹出された空気が前記流出側通気路
    より薬粉収容室内を流通して流入側通気路から大気側に
    流出するのを阻止する逆流防止弁とから構成してなる吸
    入式投薬器。
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