JPH09206381A - 吸入式投薬器 - Google Patents

吸入式投薬器

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JPH09206381A
JPH09206381A JP4419496A JP4419496A JPH09206381A JP H09206381 A JPH09206381 A JP H09206381A JP 4419496 A JP4419496 A JP 4419496A JP 4419496 A JP4419496 A JP 4419496A JP H09206381 A JPH09206381 A JP H09206381A
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JP
Japan
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capsule
air
passage
chamber
holder
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Pending
Application number
JP4419496A
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English (en)
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Akira Yanagawa
明 柳川
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DOT KK
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
DOT KK
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入口内に吹出される空気によって薬粉収容
室またはカプセル内の薬粉が外部に放出されるのを防止
し、薬粉収容室またはカプセル内の薬粉を確実に患者に
投与する。 【解決手段】 流入側補助通気路20、流出側補助通気
路21間に逆流空気吸収室19を設け、各流出側補助通
気路21を大きく開口させる構成としている。従って、
薬粉の吸入時には、各流入側補助通気路20、逆流空気
吸収室19、各流出側補助通気路21、吸込通路5を介
して空気を吸入でき、息苦しさを解消できる。一方、咳
込みによって吸込通路5に空気を吹出した場合には、最
初に吹出された空気が流通抵抗の小さい各流出側補助通
気路21から逆流空気吸収室19内に瞬間的に貯えられ
て吸収されるから、速やかに吸入口4を口から外すこと
で、吹出された空気によりカプセル内の薬粉が外部に放
出されるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、患者の息
の吸込みによって粉体状の薬品(薬粉)を肺内に投与す
るのに用いて好適な吸入式投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息患者等の肺に薬品を投与す
る方法には、薬液を注射する方法、液体エアゾール噴霧
器で吸引させる方法、薬粉収容室やカプセル内に充填さ
れた粉体状の薬品(以下、薬粉という)を吸入する方法
等が用いられている。
【0003】これら喘息患者用の薬品投与方法のうち、
カプセルに充填された薬粉を吸入する方法では、患者が
くわえる吸入口を有し、内部に一側が大気側に開口し他
側がカプセル収容室を通って該吸入口に開口した通気路
が設けられた吸入器を用い、該吸入器のカプセル収容室
にカプセルを装着し、穴あけ針等を用いて該カプセルに
前記通気路に連通する穴を形成する。そして、この状態
で吸入口をくわえて息を吸込むことにより通気路を通る
空気流によってカプセル内の薬粉を吸入口内に放出し、
患者の肺内に吸入させるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるカプセル用の吸入器では、吸入口から息を
吸い込むことにより通気路を介してカプセル内の薬粉を
吸入するようになっている。
【0005】しかし、薬粉の吸入時には、患者が咳込む
ことがあり、この場合には、吸入口から通気路側に空気
が逆流して、カプセル内の薬粉が外部に放出されてしま
う。この結果、カプセル内の薬粉量が減少してしまい、
規定量の薬粉を吸入できず、薬粉の効能が低下するとい
う問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、吸入口内に逆流する空気によって薬粉収
容室またはカプセル内の薬粉が外部に放出されるのを防
止し、薬粉収容室またはカプセル内の薬粉を確実に患者
に投与できるようにした吸入式投薬器を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する吸入式投薬器は、軸
方向の一側が薬粉収容室となり、他側が薬粉を吸入する
吸入口となった投薬器本体と、薬粉の吸入時に該投薬器
本体の薬粉収容室内の薬粉を前記吸入口側に供給するた
め、一側が大気側に開口し他側が該薬粉収容室を通って
吸入口に開口した通気路と、該通気路とは周方向の位置
を異にして大気側と吸入口側とを連通するように前記投
薬器本体に設けられ、薬粉の吸入時に補助的に空気の吸
込みを許す補助通気路と、前記薬粉収容室の外周側に位
置して該補助通気路の途中に設けられた逆流空気吸収室
とから構成してなる。
【0008】このように構成したことにより、患者が吸
入口をくわえて空気を吸込んだ場合には、薬粉収容室内
の薬粉を通気路、吸入口を介して肺内に吸引できる。ま
た、このときには補助通気路、逆流空気吸収室を介して
吸入口側に空気が流通するから、吸入時の息苦しさを防
止できる。一方、吸入口をくわえた状態で患者が咳込ん
だ場合には、吸入口内に空気が吹出され、この空気は吸
入口内を各通気路に向って逆流する。しかし、最初に吹
出された空気は補助通気路から逆流空気吸収室内に瞬間
的に貯えられて吸収されるから、咳込んだときに速やか
に口から吸入口を外すことにより、吸入口に吹出された
空気が通気路に流入し、薬粉収容室内の薬粉が外部に流
出するのを防止できる。そして、機械的な可動部材を使
用せずに逆流防止効果を維持することができる。
【0009】請求項2の発明が採用する吸入式投薬器
は、軸方向の一側が内部に薬粉が充填されたカプセルを
収容するカプセル収容室となり、他側が薬粉を吸入する
吸入口となった投薬器本体と、薬粉の吸入時に該投薬器
本体のカプセル収容室に収容されたカプセル内の薬粉を
前記吸入口側に供給するため、一側が大気側に開口し他
側が該カプセルを通って吸入口に開口した通気路と、前
記カプセル収容室内のカプセルに該通気路に連通する穴
をあけるために前記投薬器本体に設けられた穴あけ具
と、前記通気路とは周方向の位置を異にして大気側と吸
入口側とを連通するように前記投薬器本体に設けられ、
薬粉の吸入時に補助的に空気の吸込みを許す補助通気路
と、前記カプセル収容室の外周側に位置して該補助通気
路の途中に設けられた逆流空気吸収室とから構成してな
る。
【0010】このように構成したことにより、カプセル
収容室内に収容されたカプセルに穴あけ具で通気路に連
通する穴をあける。そして、患者が吸入口をくわえて空
気を吸込んだ場合には、カプセル内の薬粉を通気路、吸
入口を介して肺内に吸引できる。また、このときには補
助通気路、逆流空気吸収室を介して吸入口側に空気が流
通するから、吸入時の息苦しさを防止できる。一方、吸
入口をくわえた状態で患者が咳込んだ場合には、吸入口
内に空気が吹出され、この空気は吸入口内を各通気路に
向って逆流する。しかし、最初に吹出された空気は補助
通気路から逆流空気吸収室内に瞬間的に貯えられて吸収
されるから、咳込んだときに速やかに口から吸入口を外
すことにより、吸入口に吹出された空気が通気路に流入
し、カプセル内の薬粉が外部に流出するのを防止でき
る。そして、機械的な可動部材を使用せずに逆流防止効
果を維持することができる。
【0011】請求項3の発明は、前記補助通気路は、前
記逆流空気吸収室と大気側とを連通するように前記投薬
器本体に設けられた流入側補助通気路と、前記逆流空気
吸収室と前記吸入口とを大きな通路面積をもって連通す
るように前記投薬器本体に設けられた流出側補助通気路
とから構成したことにある。
【0012】このように構成することにより、患者が咳
込んだときに、吸入口内に吹出される空気を大きな通路
面積で流通抵抗の小さい流出側補助通気路に積極的に流
通させることができるから、逆流する空気の大部分を逆
流空気吸収室内に瞬間的に貯えさせて吸収することがで
きる。
【0013】請求項4の発明は、前記投薬器本体は、軸
方向の一側がホルダ収容部となり、他側が吸入口となっ
た吸引ピースと、該吸引ピースのホルダ収容部内に設け
られ、内部にカプセル収容室が一側に開口して形成され
たカプセルホルダとからなり、前記補助通気路、逆流空
気吸収室は該吸引ピースとカプセルホルダとの間に設け
る構成としたことにある。
【0014】このように構成することにより、吸引ピー
スとカプセルホルダの両部材を利用して補助通気路を形
成でき、吸引ピース、カプセルホルダを小径化できる上
に、逆流空気吸収室の容積を大きくすることができる。
【0015】請求項5の発明が採用する吸入式投薬器
は、軸方向の一側がホルダ収容部となり、他側が吸入口
となった吸引ピースと、該吸引ピースのホルダ収容部内
に設けられ、内部にカプセル収容室が一側に開口して形
成されたカプセルホルダと、該カプセルホルダのカプセ
ル収容室と大気側とを連通するため、前記吸引ピースと
該カプセルホルダとの間に位置してカプセルホルダの軸
方向に伸長した流入通路および該流入通路に連通して前
記カプセル収容室に開口するように径方向に伸長したピ
ン挿通穴からなる流入側通気路と、前記カプセルホルダ
のカプセル収容室と吸入口側とを連通するため、前記吸
引ピースと該カプセルホルダとの間に位置してカプセル
ホルダの軸方向に伸長した流出通路および該流出通路に
連通して前記カプセル収容室に開口するように径方向に
伸長したピン挿通穴からなる流出側通気路と、前記カプ
セル収容室に収容されたカプセルに該流入側通気路、流
出側通気路に連通する穴をあけるため、前記各ピン挿通
穴に挿通されるピンを有する穴あけ具と、前記吸引ピー
スとカプセルホルダとの間に画成された逆流空気吸収室
と、前記流入側通気路とは周方向の位置を異にして該逆
流空気吸収室と大気側とを連通するため、前記吸引ピー
スとカプセルホルダとの間に位置してカプセルホルダの
軸方向に伸長した流入側補助通気路と、前記流出側通気
路とは周方向の位置を異にして前記逆流空気吸収室と吸
入口側とを連通するため、前記吸引ピースとカプセルホ
ルダとの間に位置してカプセルホルダの軸方向に大きな
通路面積をもって伸長した流出側補助通気路とから構成
してなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
吸入式投薬器を添付図面に従って詳細に説明する。
【0017】図中、1は略筒状に形成され、後述するカ
プセルホルダ8と共に投薬器本体をなす吸引ピースを示
し、該吸引ピース1は、後述するホルダ収容部2と吸入
口4とから構成されている。
【0018】2は吸引ピース1の軸方向一側に設けられ
た略円筒状のホルダ収容部を示し、該ホルダ収容部の一
端側は、後述するカプセル挿入ガイド9に連続するよう
に他側に向けて漸次縮径するテーパ状に形成されたカプ
セル挿入ガイド2Aとなり、他端側は吸入口4の一端側
がピン2B,2Bを介して着,脱可能に挿嵌される挿嵌
段部2Cとなっている。また、ホルダ収容部2の外周側
には、後述する穴あけ具15の支持部16をガイドする
ガイド筒部2Dが径方向に突設されている。
【0019】さらに、前記ホルダ収容部2の内周側は、
図2に示す如く、カプセルホルダ8が挿嵌されるホルダ
挿嵌穴3となり、該ホルダ挿嵌穴3の一端側には、カプ
セルホルダ8のストッパ部8Aが嵌合する位置決め段部
3Aが形成されている。
【0020】4はホルダ収容部2の挿嵌段部2Cに各ピ
ン2Bを介して着,脱可能に取付けられた吸入口で、該
吸入口4は、その内周側が他側に向けてテーパ状に拡開
し、薬粉が混入した空気を患者の肺内に吸込むための吸
込通路5となっている。
【0021】6はホルダ収容部2の一側に設けられたピ
ン穴、7はホルダ収容部2の他側に設けられたピン穴を
それぞれ示し、該ピン穴6は後述する各流入側通気路1
2のピン挿通穴12Bに対応し、ピン穴7は後述する各
流出側通気路13のピン挿通穴13Bに対応している。
【0022】8は吸引ピース1と共に投薬器本体を構成
するカプセルホルダを示し、該カプセルホルダ8は、ホ
ルダ挿嵌穴3内に挿嵌される円柱状に形成され、一端側
外周には該ホルダ挿嵌穴3の位置決め段部3Aに嵌合す
る環状のストッパ部8Aが形成され、該ストッパ部8A
によって当該カプセルホルダ8は前記ホルダ挿嵌穴3内
に位置決めされる。また、カプセルホルダ8の外周側に
は、図3、図4に示すように流入側通気路12と流出側
通気路13との間に位置し、全周に亘って縮径してなる
縮径段部8Bが形成され、該縮径段部8Bは、後述する
逆流空気吸収室19の一部をなしている。さらに、カプ
セルホルダ8の一端側は一端外周から後述するカプセル
収容室11に向けて縮径されたカプセル挿入ガイド9と
なり、他端側は外周面を他側に向けて漸次縮径してなる
テーパ面部10となっている。
【0023】11はカプセルホルダ8の中央部に軸方向
に伸長して形成されたカプセル収容室を示し、該カプセ
ル収容室11は一側に向けて開口する有底穴として形成
され、その内部には粉体状の薬品(以下、薬粉という)
が充填されたカプセルK(図7、図8に図示)を挿入す
るようになっている。また、カプセル収容室11には、
その内周に開口するように各流入側通気路12、流出側
通気路13が連通している。
【0024】12,12はカプセルホルダ8の一側に設
けられた2本の流入側通気路を示し、該各流入側通気路
12は、カプセルホルダ8の外周側に位置してストッパ
部8Aを軸方向に切欠く凹溝状に形成され、一端側がカ
プセル挿入ガイド9に開口した流入通路となる流入溝1
2Aと、該流入溝12Aと連通しカプセル収容室11の
内周に開口するように径方向に形成されたピン挿通穴1
2Bとから構成されている。
【0025】また、13,13はカプセルホルダ8の他
側に設けられた2本の流出側通気路で、該各流出側通気
路13は、カプセルホルダ8の外周側に位置してテーパ
面部10を軸方向に切欠く凹溝状に形成された流出通路
となる流出溝13Aと、該流出溝13Aと連通しカプセ
ル収容室11の内周に開口するように径方向に形成され
たピン挿通穴13Bとから構成されている。
【0026】ここで、前記各通気路12,13は、吸入
口4側から空気を吸入すると、各流入側通気路12の流
入溝12Aから流入した空気をピン挿通穴12Bからカ
プセルK内に流入させ、該カプセルK内の薬粉を攪拌す
る。そして、カプセルK内で攪拌された薬粉は、空気と
共に流出側通気路13のピン挿通穴13Bから流出溝1
3Aを介して吸込通路5側に流出される。
【0027】14はカプセルホルダ8の他端中央に位置
して前記カプセル収容室11と連通するように軸方向に
形成された挿通穴で、該挿通穴14には後述するカプセ
ル排出具25が挿通されている。
【0028】次に、15はカプセルKに貫通穴Hをあけ
るためにホルダ収容部2に設けられた穴あけ具で、該穴
あけ具15は、ガイド筒部2D内に可動に設けられた支
持部16と、基端側が該支持部16に固着され、先端側
がピン穴6,7に挿入されたピン17,17とから大略
構成され、該各ピン17の先端はカプセルKに貫通穴H
をあけるための鋭利な針先17Aとなっている。また、
前記支持部16とホルダ収容部2との間には、該支持部
16を介して各ピン17を初期位置に戻すスプリング1
8が配設されている。
【0029】そして、穴開け具15は、支持部16をホ
ルダ収容部2に向けて押動することにより、各ピン17
の針先17Aをピン穴6,7からピン挿通穴12B,1
3Bを介してカプセル収容室11内のカプセルKに突き
刺し、該カプセルKに4個の貫通穴Hを形成するもので
ある。また、支持部16を押圧していた力を取除くと、
スプリング18の付勢力によって支持部16、各ピン1
7が初期位置まで後退する。
【0030】一方、19はホルダ収容部2とカプセルホ
ルダ8に亘って設けられた逆流空気吸収室を示し、該逆
流空気吸収室19は、図4に示す如く、カプセルホルダ
8の縮径段部8Bから径方向に膨出するように略環状に
形成された環状空間19Aと、該環状空間19Aから一
側に向けてホルダ収容部2内を伸長した断面略C字状の
筒状空間19B(図5参照)とから構成されている。そ
して、逆流空気吸収室19は、吸入口4に吹出された空
気を瞬間的に貯えて逆流する空気の勢いを吸収するもの
である。
【0031】20,20は各流入側通気路12とは周方
向の位置を異にしてカプセルホルダ8の一側に設けられ
た2本の流入側補助通気路を示し、該各流入側補助通気
路20は、カプセルホルダ8のストッパ部8Aを軸方向
に切欠く凹溝状に形成され、一端側がカプセル挿入ガイ
ド9に開口すると共に他側が逆流空気吸収室19に開口
している。ここで、各流入側補助通気路20は、各流入
側通気路12、流出側通気路13のピン挿通穴12B,
13Bと同等の通路面積をもって形成され、これによ
り、患者が吸入口4をくわえて空気を吸込んだときに
は、吸入時の息苦しさをなくすために各通気路12,1
3とは別個に補助空気が流通するようになっている。
【0032】21,21は図6に示すように各流出側通
気路13とは周方向の位置を異にしてカプセルホルダ8
の他側に設けられた2本の流出側補助通気路を示し、各
流出側補助通気路21は、一端側が逆流空気吸収室19
に開口すると共に他側が吸入口4(吸込通路5)側に開
口している。また、各流出側補助通気路21は、カプセ
ルホルダ8のテーパ面部10を軸方向に切欠く凹溝状に
形成された内側溝部22と、該内側溝部22に対向して
ホルダ収容部2のホルダ挿嵌穴3を軸方向に切欠く凹溝
状に形成された外側溝部23とから構成され、これによ
り該各流出側補助通気路21は、各流出側通気路13に
比較して大きな通路面積をもって逆流空気吸収室19と
吸込通路5とを連通している。
【0033】そして、各流出側補助通気路21は、各流
出側通気路13に比較して大きな通路面積をもって開口
することにより、当該流出側補助通気路21の流通抵抗
を小さくしている。従って、患者が吸入口4をくわえた
状態で咳込み、該吸入口4に空気が吹出されたときに
は、この逆流する空気の大部分を当該流出側補助通気路
21を介して逆流空気吸収室19内に流通させるもので
ある。
【0034】なお、24は吸入口4の吸込通路5を閉塞
するように設けられたメッシュ部材で、該メッシュ部材
24は穴あけ具15によってカプセルKに貫通穴Hをあ
けたときに発生するカプセルKの破片を捕捉すると共
に、薬粉を衝突させて薬粉の微細化を図るものである。
【0035】25はカプセルホルダ8の挿通穴14に軸
方向に可動に設けられたカプセル排出具で、該カプセル
排出具25は、投薬終了時に空になったカプセルKを一
側に押動して排出するものである。
【0036】本実施例による吸入式投薬器は上述の如き
構成を有するもので、次に、患者が薬粉を吸入するまで
の準備動作および吸入時の投薬器内の空気と薬粉の流れ
等について説明する。
【0037】最初に、投薬器内にカプセルKを収容し、
このカプセルKに貫通穴を開けるまでの準備動作につい
て説明する。
【0038】まず、ホルダ収容部2のホルダ挿嵌穴3内
にカプセルホルダ8を一端側から挿入し、該カプセルホ
ルダ8のストッパ部8Aをホルダ挿嵌穴3の位置決め段
部3Aに嵌合させる。この場合には、ホルダ収容部2に
形成されたピン穴6とカプセルホルダ8に形成されたピ
ン挿通穴12Bと、ピン穴7とピン挿通穴13Bとをそ
れぞれ一直線上に位置するように配置する。
【0039】この状態において、カプセル収容室11内
にカプセルKを一側から挿入する。なお、カプセルホル
ダ8の一端面はテーパ状のカプセル挿入ガイド2A,9
となっているから、容易にカプセルKをカプセル収容室
11内に誘導できる。
【0040】そして、カプセルKに貫通穴Hをあけるに
は、穴あけ具15の支持部16をガイド筒部2Dに沿っ
て押込むことにより、各ピン17をピン挿通穴12B,
13Bに沿って挿入し、該各ピン17の針先17Aでカ
プセル収容室11内に収容されたカプセルKに4個の貫
通穴Hを形成する。また、カプセルKに4個の貫通穴H
を形成した後には、支持部16、各ピン17がスプリン
グ18の付勢力によって初期位置まで戻される。
【0041】次に、患者が薬粉を吸込むときの吸入式投
薬器内の空気と薬粉の流れについて説明する。
【0042】まず、患者が吸入口4をくわえ息を吸込む
と、空気は図7中の矢示の如く、各流入側通気路12の
流入溝12Aからピン挿通穴12Bを通ってカプセル収
容室11側に流通し、一側の貫通穴H,Hを介してカプ
セルK内に流入する。そして、カプセルK内に流入した
空気はカプセルK内の薬粉を強制的に拡散させ、薬粉を
空気中に混入させる。
【0043】このようにしてカプセルK内の薬粉を含ん
だ空気は、他側の貫通穴H,Hから各流出側通気路13
のピン挿入穴13B、流出溝13Aを介して吸入口4の
吸込通路5側に放出される。
【0044】また、薬粉の吸入時には、各流入側補助通
気路20から空気が流入し、この空気は逆流空気吸収室
19を介して各流出側補助通気路21から吸込通路5内
に流出して薬粉を含んだ空気と共に患者に吸込まれるよ
うになるから、患者が空気を吸込むときの息苦しさを解
消できる。
【0045】さらに、このときには、カプセルKに各貫
通穴Hをあけるときに発生した破片が薬粉と共に吸引さ
れるが、この破片はメッシュ部材24によって捕捉され
るから、患者は薬粉だけを吸込むことができる。しか
も、薬粉はメッシュ部材24を通過するときに該メッシ
ュ部材24に衝突して分散するから、薬粉を微細化して
吸入途中での落下を防ぐことができ、確実に肺内に投与
することができる。
【0046】一方、薬粉の吸入途中で患者が咳込んだ場
合、即ち、図8中の矢示の如く吸入口4の吸込通路5に
空気が吹出された場合には、吸込通路5を最初に逆流す
る空気は、各流出側通気路13に比較して大きく開口す
ることにより流通抵抗の小さい各流出側補助通気路21
側に流通し、逆流空気吸収室19内に瞬間的に貯えられ
てその勢いが吸収される。従って、吸入途中で咳込んだ
場合は、速やかに吸入口4を口から外すことにより、吹
出された空気が各流出側通気路21側に逆流し、カプセ
ルK内の薬粉が外部に放出されるのを防止できる。
【0047】かくして、本実施例によれば、各流入側補
助通気路20と流出側補助通気路21との間に逆流空気
吸収室19を設けると共に、前記各流出側補助通気路2
1を各流出側通気路13に比較して大きく開口させる構
成としている。これにより、薬粉を吸入するときには、
各流入側補助通気路20、逆流空気吸収室19、各流出
側補助通気路21、吸込通路5を介して空気を吸入する
ことができ、患者が空気を吸込むときの息苦しさを解消
できる。
【0048】一方、吸入口4をくわえた状態で患者が咳
込み、吸入口4の吸込通路5に空気を吹出して逆流させ
た場合には、各流出側補助通気路21が各流出側通気路
13に比較して大きく開口して流通抵抗が小さくなって
いるから、最初に吹出された空気を該各流出側補助通気
路21側に流通させて逆流空気吸収室19内に瞬間的に
貯えるて吸収させることができる。この結果、吸入途中
で咳込んだ場合は、速やかに吸入口4を口から外すこと
により、吹出された空気が各流出側通気路21を介して
カプセルK内の薬粉を外部に放出するのを防止できるか
ら、カプセルK内の薬粉の減少を防止して薬粉を効率よ
く吸込むことができ、患者に規定量の薬粉を投与するこ
とにより薬粉の効能を高めることができる。
【0049】しかも、本実施例では、逆流空気吸収室1
9内に逆流する空気を瞬間的に貯えることで薬粉の放出
を防止しているから、例えば、吸入口等に空気の逆流を
抑制する弁体を設けた場合のように、薬粉の吸入時に弁
体等の付随部品によって流通抵抗が増大するのを防止で
き、薬粉の吸入効率を向上することができる。
【0050】また、逆流空気吸収室19を、カプセルホ
ルダ8の外周側に形成した略環状の環状空間19Aと、
該環状空間19Aから一側に向けて伸長した断面略C字
状の筒状空間19Bとから構成しているから、ホルダ収
容部2、カプセルホルダ8に亘って容積の大きな逆流空
気吸収室19を形成することができ、逆流空気を確実に
吸収することにより、各流出側通気路13側への空気の
逆流を抑制して、薬粉の放出をより確実に防止できる。
【0051】一方、吸入口4の吸込通路5にメッシュ部
材24を設けているから、カプセルKの破片を捕捉で
き、破片によって患者が咳込むのを防止できる。また、
吸入する薬粉をメッシュ部材24に衝突させることによ
り、薬粉を微細化して薬粉の吸入途中での落下を防止で
き、規定量の薬粉を肺内まで確実に供給できる。
【0052】なお、前記実施例では、逆流空気吸収室1
9を環状空間19Aと筒状空間19Bとから構成した場
合を例示したが、本発明はこれに限らず、環状空間19
Aだけで十分な容量を得ることができる場合には、必ず
しも筒状空間を設ける必要はない。また、逆流空気吸収
室19の形状については、環状以外の形状としてもよ
い。
【0053】また、前記実施例では、各流入側通気路1
2の流入溝12A、流出側通気路13の流出溝13A、
各補助通気路20,21をカプセルホルダ8の外周側に
凹溝状に形成した場合を例に挙げて説明したが、これら
の通気路をホルダ収容部側に形成してもよく、またはホ
ルダ収容部とカプセルホルダとに亘って形成してもよ
い。
【0054】また、前記実施例では、流入側通気路1
2、流出側通気路13、流入側補助通気路20、流出側
補助通気路21それぞれ2本ずつ形成するようにした
が、本発明はこれに限らず、各通気路は患者の吸引力
(肺活量)に応じてその本数を1本、4本等に調整して
もよい。
【0055】さらに、前記実施例では、カプセル収容室
11内に薬粉が充填されたカプセルKを収容する構成と
したが、これに替えて、例えば、投薬器本体に薬粉収容
室を設け、該薬粉収容室に薬粉を直接的に充填し、この
薬粉を吸入する構成としてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、患者が吸入口をくわえて空気を吸込んだ場合に
は、薬粉収容室内の薬粉を通気路、吸入口を介して肺内
に吸引できる。また、このときには補助通気路、逆流空
気吸収室を介して吸入口側に空気を流通させることがで
きるから、吸入時の息苦しさを防止できる。一方、吸入
口をくわえた状態で患者が咳込んだ場合には、吸入口内
に空気が吹出され、この空気は吸入口内を各通気路に向
って逆流する。しかし、最初に吹出された空気を補助通
気路から逆流空気吸収室内に瞬間的に貯えて吸収できる
から、咳込んだときに速やかに口から吸入口を外すこと
により、吸入口に吹出された空気が通気路に流入して薬
粉収容室内の薬粉を外部に放出するのを防止できる。こ
の結果、咳込みによる空気が通気路から薬粉収容室内に
流入し、該薬粉収容室内の薬粉が通気路から外部に放出
されるのを防止できるから、薬粉収容室内の薬粉の減少
を防止して薬粉を効率よく吸込むことができる。また、
吸入口等に空気の逆流を抑制する弁体を設けた場合のよ
うに、薬粉の吸入時に弁体等の付随部品によって流通抵
抗が増大するのを防止できるから、薬粉の吸入効率を向
上することができ、患者に規定量の薬粉を投与すること
により薬粉の効能を高めることができる。
【0057】請求項2の発明によれば、カプセル収容室
内に収容されたカプセルに穴あけ具で通気路に連通する
穴をあけ、患者が吸入口をくわえて空気を吸込んだ場合
には、カプセル内の薬粉を通気路、吸入口を介して肺内
に吸引できる。また、このときには補助通気路、逆流空
気吸収室を介して吸入口側に空気を流通させることがで
きるから、吸入時の息苦しさを防止できる。一方、吸入
口をくわえた状態で患者が咳込んだ場合には、吸入口内
に空気が吹出され、この空気は吸入口内を各通気路に向
って逆流する。しかし、最初に吹出された空気を補助通
気路から逆流空気吸収室内に瞬間的に貯えて吸収できる
から、咳込んだときに速やかに口から吸入口を外すこと
により、吸入口に吹出された空気が通気路に流入してカ
プセル内の薬粉を外部に放出するのを防止できる。この
結果、咳込みによる空気が通気路からカプセル内に流入
し、該カプセル内の薬粉が通気路から外部に放出される
のを防止できるから、カプセル内の薬粉の減少を防止し
て薬粉を効率よく吸込むことができる。また、吸入口等
に空気の逆流を抑制する弁体を設けた場合のように、薬
粉の吸入時に弁体等の付随部品によって流通抵抗が増大
するのを防止できるから、患者に規定量の薬粉を投与す
ることにより薬粉の効能を高めることができる。
【0058】請求項3の発明によれば、患者が咳込んだ
ときに、吸入口内に吹出される空気を大きな通路面積で
流通抵抗の小さい流出側補助通気路に積極的に流通させ
ることができるから、逆流する空気の大部分を逆流空気
吸収室内に瞬間的に貯えさせて吸収することができ、通
気路側への空気の逆流をより確実に抑制し、薬粉の放出
を防止することで薬粉の効能を高めることができる。
【0059】請求項4の発明によれば、吸引ピースとカ
プセルホルダの両部材を利用して補助通気路を形成でき
るから、吸引ピース、カプセルホルダを小径化して、当
該吸入式投薬器を小型化できる上に、逆流空気吸収室の
容積を大きくすることができ、該逆流空気吸収室に貯え
る空気量を増大して逆流空気の吸収効率を高めることが
できる。
【0060】請求項5の発明によれば、前述した請求項
1,2の発明による効果と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による吸入式投薬器を示す断面
図である。
【図2】図1中のホルダ収容部を示す断面図である。
【図3】吸入式投薬器を図1中の矢示 III−III 方向か
ら示す断面図である。
【図4】図1中の矢示IV−IV方向から示す断面図であ
る。
【図5】図1中の矢示V−V方向から示す断面図であ
る。
【図6】図1中の矢示VI−VI方向から示す断面図であ
る。
【図7】カプセル内の薬粉を吸入しているときの空気の
流れを示す図1と同様位置からみた断面図である。
【図8】吸込通路に空気を逆流させたときの空気の流れ
を示す図3と同様位置からみた断面図である。
【符号の説明】
1 吸引ピース(投薬器本体) 4 吸入口 8 カプセルホルダ(投薬器本体) 11 カプセル収容室(薬粉収容室) 12 流入側通気路 12A 流入溝(流入通路) 12B,13B ピン挿通穴 13 流出側通気路 13A 流出溝(流出通路) 15 穴あけ具 17 ピン 19 逆流空気吸収室 20 流入側補助通気路 21 流出側補助通気路 K カプセル H 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の一側が薬粉収容室となり、他側
    が薬粉を吸入する吸入口となった投薬器本体と、薬粉の
    吸入時に該投薬器本体の薬粉収容室内の薬粉を前記吸入
    口側に供給するため、一側が大気側に開口し他側が該薬
    粉収容室を通って吸入口に開口した通気路と、該通気路
    とは周方向の位置を異にして大気側と吸入口側とを連通
    するように前記投薬器本体に設けられ、薬粉の吸入時に
    補助的に空気の吸込みを許す補助通気路と、前記薬粉収
    容室の外周側に位置して該補助通気路の途中に設けられ
    た逆流空気吸収室とから構成してなる吸入式投薬器。
  2. 【請求項2】 軸方向の一側が内部に薬粉が充填された
    カプセルを収容するカプセル収容室となり、他側が薬粉
    を吸入する吸入口となった投薬器本体と、薬粉の吸入時
    に該投薬器本体のカプセル収容室に収容されたカプセル
    内の薬粉を前記吸入口側に供給するため、一側が大気側
    に開口し他側が該カプセルを通って吸入口に開口した通
    気路と、前記カプセル収容室内のカプセルに該通気路に
    連通する穴をあけるために前記投薬器本体に設けられた
    穴あけ具と、前記通気路とは周方向の位置を異にして大
    気側と吸入口側とを連通するように前記投薬器本体に設
    けられ、薬粉の吸入時に補助的に空気の吸込みを許す補
    助通気路と、前記カプセル収容室の外周側に位置して該
    補助通気路の途中に設けられた逆流空気吸収室とから構
    成してなる吸入式投薬器。
  3. 【請求項3】 前記補助通気路は、前記逆流空気吸収室
    と大気側とを連通するように前記投薬器本体に設けられ
    た流入側補助通気路と、前記逆流空気吸収室と前記吸入
    口とを大きな通路面積をもって連通するように前記投薬
    器本体に設けられた流出側補助通気路とから構成してな
    る請求項1または2に記載の吸入式投薬器。
  4. 【請求項4】 前記投薬器本体は、軸方向の一側がホル
    ダ収容部となり、他側が吸入口となった吸引ピースと、
    該吸引ピースのホルダ収容部内に設けられ、内部にカプ
    セル収容室が一側に開口して形成されたカプセルホルダ
    とからなり、前記補助通気路、逆流空気吸収室は該吸引
    ピースとカプセルホルダとの間に設ける構成としてなる
    請求項1,2または3に記載の吸入式投薬器。
  5. 【請求項5】 軸方向の一側がホルダ収容部となり、他
    側が吸入口となった吸引ピースと、該吸引ピースのホル
    ダ収容部内に設けられ、内部にカプセル収容室が一側に
    開口して形成されたカプセルホルダと、該カプセルホル
    ダのカプセル収容室と大気側とを連通するため、前記吸
    引ピースと該カプセルホルダとの間に位置してカプセル
    ホルダの軸方向に伸長した流入通路および該流入通路に
    連通して前記カプセル収容室に開口するように径方向に
    伸長したピン挿通穴からなる流入側通気路と、前記カプ
    セルホルダのカプセル収容室と吸入口側とを連通するた
    め、前記吸引ピースと該カプセルホルダとの間に位置し
    てカプセルホルダの軸方向に伸長した流出通路および該
    流出通路に連通して前記カプセル収容室に開口するよう
    に径方向に伸長したピン挿通穴からなる流出側通気路
    と、前記カプセル収容室に収容されたカプセルに該流入
    側通気路、流出側通気路に連通する穴をあけるため、前
    記各ピン挿通穴に挿通されるピンを有する穴あけ具と、
    前記吸引ピースとカプセルホルダとの間に画成された逆
    流空気吸収室と、前記流入側通気路とは周方向の位置を
    異にして該逆流空気吸収室と大気側とを連通するため、
    前記吸引ピースとカプセルホルダとの間に位置してカプ
    セルホルダの軸方向に伸長した流入側補助通気路と、前
    記流出側通気路とは周方向の位置を異にして前記逆流空
    気吸収室と吸入口側とを連通するため、前記吸引ピース
    とカプセルホルダとの間に位置してカプセルホルダの軸
    方向に大きな通路面積をもって伸長した流出側補助通気
    路とから構成してなる吸入式投薬器。
JP4419496A 1996-02-06 1996-02-06 吸入式投薬器 Pending JPH09206381A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525393A (ja) * 2002-04-09 2005-08-25 ベーリンガー インゲルハイム ファルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト チオトロピウムの吸入性散剤を含有する吸入用キット
US8022082B2 (en) 2002-04-09 2011-09-20 Boehringer Ingelheim Pharma Gmbh & Co., Kg Method for the administration of an anticholinergic by inhalation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525393A (ja) * 2002-04-09 2005-08-25 ベーリンガー インゲルハイム ファルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト チオトロピウムの吸入性散剤を含有する吸入用キット
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