JP2000217920A - 吸入式投薬器 - Google Patents

吸入式投薬器

Info

Publication number
JP2000217920A
JP2000217920A JP11019998A JP1999899A JP2000217920A JP 2000217920 A JP2000217920 A JP 2000217920A JP 11019998 A JP11019998 A JP 11019998A JP 1999899 A JP1999899 A JP 1999899A JP 2000217920 A JP2000217920 A JP 2000217920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swirling flow
passage
dispenser
powder
capsule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11019998A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatomo Oki
久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Kazunori Ishizeki
一則 石関
Yoshiyuki Tanizawa
嘉行 谷澤
Akira Yanagawa
明 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dotto Kk
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Dotto Kk
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dotto Kk, Unisia Jecs Corp filed Critical Dotto Kk
Priority to JP11019998A priority Critical patent/JP2000217920A/ja
Publication of JP2000217920A publication Critical patent/JP2000217920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬粉を微粒化させることにより、規定量の薬
粉を患者に投与する。 【解決手段】 ボディ2のホルダ収容部4内には着脱可
能にカプセルホルダ5を設ける。ボディ2に吸入口16
を取付けることにより、ボディ2の前端側空間とテーパ
面部16Aとの間には、混合室17を形成する。この混
合室17の下流側に位置した吸入口16の通路形成体取
付穴16Bには、旋回流通路19,19を有する通路形
成体18を設ける。これにより、吸入口16から息を吸
い込みカプセルK内の薬粉を吸入したときには、流出側
通気路12,13から混合室17に薬粉を含む空気が流
入され、混合室17内の空気は旋回流通路19から流出
して旋回流を形成する。この旋回流は、薬粉の微粒化を
促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、患者の息
の吸込みによって粉体状の薬品(薬粉)を肺内に投与す
るのに用いて好適な吸入式投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、喘息患者用の薬品投与方法のう
ち、カプセル内に充填された薬粉を吸入する方法に用い
る吸入式投薬器としては、特開平7−313599号公
報、特開平10−216204号公報等に示すものが知
られている。そして、これらの従来技術による吸入式投
薬器は、軸方向の一側が薬粉収容室となり、他側が薬粉
を吸入する吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体
の薬粉収容室内の空気を前記吸入口側に向けて供給する
ため、該薬粉収容室を経由して大気側と吸入口とを連通
する通気路とを備えており、前記薬粉収容室には、カプ
セル等を用いて薬粉を充填する構成となっている。
【0003】この吸入式投薬器では、薬粉収容室にカプ
セルを装着し、穴あけ具を用いて該カプセルに流入側通
気路に連通する穴を形成する。この状態で吸入口をくわ
えて息を吸込むことにより、大気側から吸込まれ流入側
通気路、流出側通気路を流通する空気流によって薬粉収
容室内の薬粉を吸入口内に放出し、該吸入口から患者の
肺内に吸入させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による吸入式投薬器では、流入側通気路を経由し
て薬粉収容室内に流入する空気流によって薬粉を拡散さ
せるようにしている。しかし、薬粉が凝集性の強い造粒
体、静電気を帯び易い粉体等である場合には、薬粉が分
散されずに塊のまま吸入口側に流出してしまう。この結
果、塊状をした薬粉が吸入途中で口内等に落下すること
となり、規定量の薬粉を肺内に吸入することができず、
薬粉の効能が低下するという問題がある。
【0005】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明の目的は、分散性の悪い薬粉を
微粒化でき、規定量の薬粉を患者に投与できるようにし
た吸入式投薬器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による吸入式投薬
器は、軸方向の一側が薬粉収容室となり、他側が薬粉を
吸入する吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体の
薬粉収容室内の空気を前記吸入口側に向けて供給するた
め、該薬粉収容室を経由して大気側と吸入口とを連通す
る通気路とを備えている。
【0007】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、投薬器本体に
吸入口側に位置して前記通気路と連通する混合室を設
け、該混合室の下流側には該混合室で薬粉が混合された
空気に旋回流を与える旋回流通路を設けたことにある。
【0008】このように構成したことにより、吸入口か
ら息を吸い込んだときには、薬粉収容室を経由して流出
する空気によって薬粉が混合室内に搬送され、該混合室
内の乱流によって薬粉を空気に混合させる。さらに、こ
の薬粉を含んだ空気は旋回流通路を通して吸入口側に流
出することにより、旋回流を形成する。そして、この旋
回流によって分散性の悪い塊状の薬粉であっても微粒化
し、拡散させることができる。
【0009】請求項2の発明では、投薬器本体に吸入口
内に位置して通路形成体を設け、旋回流通路を該通路形
成体に設ける構成としたことにある。
【0010】このように、薬粉収容室内の薬粉は、通路
形成体に形成した旋回流通路を通って旋回流を有する空
気と共に吸入側に流出され、この旋回流によって薬粉を
微粒化することができる。
【0011】請求項3の発明では、旋回流通路を投薬器
本体の軸線上に位置して1個設けたことにある。
【0012】請求項4の発明では、旋回流通路を投薬器
本体の軸線に対して平行に複数個設けたことにある。
【0013】このように、投薬器本体の軸線に沿って形
成された旋回流通路によって、吸入口側で旋回流を形成
し、この旋回流により薬粉の微粒化を促進できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
吸入式投薬器を、図1ないし図9を参照しつつ、詳細に
説明する。
【0015】1は吸入式投薬器の基部をなす投薬器本体
で、該投薬器本体1は、後述のボディ2、カプセルホル
ダ5、吸入口16、通路形成体18等によって大略構成
されている。
【0016】2は投薬器本体1の一側に位置して設けら
れたボディで、該ボディ2は、略円筒状に形成され、そ
の外周側には後述する穴あけ具20の支持部21を可動
に支持する穴あけ具ガイド3が設けられている。また、
ボディ2内には、後述するホルダ収容部4、流入側通気
路10、流出側通気路12が形成されている。
【0017】4はボディ2の内周側に形成され、後述す
るカプセルホルダ5のカプセル保持部6を出入れ可能に
収容するホルダ収容部で、該ホルダ収容部4は、図2に
示す如く、ボディ2の下側寄りに位置し、該ボディ2の
軸方向に伸長したほぼ四角形状の貫通穴として形成され
ている。
【0018】5はボディ2に対して着脱可能に設けられ
たカプセルホルダで、該カプセルホルダ5は、図3に示
す如く、ボディ2のホルダ収容部4に出入れ可能に嵌合
されるカプセル保持部6と、該カプセル保持部6を出入
れするときに把持するキャップ7とによって大略構成さ
れ、カプセル保持部6をホルダ収容部4に挿入した状態
では、該カプセル保持部6とホルダ収容部4との間には
薬粉収容室としてのカプセル収容穴8が形成される。ま
た、キャップ7には、投薬時の咳込み等による薬粉の逆
流を防止するチェック弁9が内蔵されている。さらに、
カプセルホルダ5には、後述する流入側通気路11、流
出側通気路13が形成されている。
【0019】10はボディ2に設けられた流入側通気
路、11はカプセル保持部6に設けられた流入側通気路
をそれぞれ示し、該流入側通気路10,11は外部の空
気をカプセル収容穴8に向け流通させるものである。
【0020】また、流入側通気路10は、カプセル収容
穴8の外周側に位置して軸方向に伸長した流入通路10
Aと、該流入通路10Aに連通し、カプセル収容穴8を
径方向に貫通したピン挿通穴10Bとにより構成されて
いる。さらに、流入側通気路11は、カプセル収容穴8
の外周側に位置して形成された切欠部11Aと、該切欠
部11Aに連通し、カプセル収容穴8を径方向に貫通し
たピン挿通穴11Bとにより構成されている。そして、
前記ピン挿通穴10B,11Bには、穴あけ具20のピ
ン22が挿通される。
【0021】12はボディ2に設けられた流出側通気
路、13はカプセル保持部6に設けられた流出側通気路
をそれぞれ示し、該流出側通気路12,13はカプセル
内の薬粉を後述の吸入口16側に流出させるものであ
る。
【0022】また、流出側通気路12は、カプセル収容
穴8を径方向に貫通したピン挿通穴12Aと、前記カプ
セル収容穴8の外周側に位置して軸方向に伸長し、一方
が該ピン挿通穴12Aに連通し他方が吸入口16側に開
口した流出通路12Bとにより構成されている。さら
に、流出側通気路13は、カプセル収容穴8を径方向に
穿設したピン挿通穴13Aと、前記カプセル収容穴8の
外周側に位置して軸方向に伸長し、一方が該ピン挿通穴
13Aに連通し他方が吸入口16側に開口した流出通路
13Bとにより構成されている。そして、前記ピン挿通
穴12A,13Aには、穴あけ具20のピン22が挿通
される。
【0023】14,15はボディ2の外周側寄りに設け
られた補助通気路で、該補助通気路14,15は、図2
に示す如く、流入側通気路10から周方向に90°ずら
した位置で該流入側通気路10よりも内周側寄りに配置
され、ボディ2を軸方向に貫通して形成されている。そ
して、該補助通気路14,15は、一側がカプセルホル
ダ5側に開口し、他側が後述する混合室17に開口して
いる。
【0024】16はボディ2の他側に着脱可能に取付け
られた吸入口で、該吸入口16は略円筒状に形成され、
一端側がボディ2に螺着され、他端側に向けて外周が患
者にくわえ易いように漸次縮径している。また、吸入口
16の内周側には、一側から軸方向中央に向けて形成さ
れたテーパ面部16Aと、軸方向中央に位置して形成さ
れた通路形成体取付穴16Bと、該通路形成体取付穴1
6Bから他側に向けて形成された拡径部16Cと、該拡
径部16Cの先端に位置して薬粉を空気と共に流出する
流出口16Dとから大略構成されている。
【0025】17は混合室で、該混合室17は、吸入口
16をボディ2の他側に螺着することにより、該ボディ
2の前端側空間と吸入口16のテーパ面部16Aとによ
って形成されている。そして、該混合室17は、流出側
通気路12,13から流入される空気流と、補助通気路
14,15から流出される空気流とによって乱流を発生
させる。そして、混合室17内では、この乱流により空
気に薬粉を混合させるものである。
【0026】18は通路形成体取付穴16B内に設けら
れた通路形成体で、該通路形成体18は、吸入口16の
軸線上に位置した通路形成体取付穴16B内に挿入され
る円柱状に形成されている。また、図4に示すように、
通路形成体18の周面には軸方向に延びる2個の旋回流
通路19が形成されている。
【0027】19,19は通路形成体取付穴16Bの内
壁面との間に形成された旋回流通路で、該各旋回流通路
19は、通路形成体18の表面の周方向にほぼ180°
離間した位置で、通路形成体18の外周面で軸方向に延
びる螺旋状に形成されている。また、各旋回流通路19
は、混合室17の下流側に位置し、混合室17内の空気
を流出口16D側に向けて流出させることにより、流出
口16D側に向けて反時計回りの旋回流を与えるもので
ある(図7参照)。
【0028】一方、20はカプセルKに穴あけを施すた
めの穴あけ具20で、該穴あけ具20は、穴あけ具ガイ
ド3内に可動に支持された支持部21と、基端側が該支
持部21に取付けられ、先端側がピン挿通穴10B,1
1B,12A,13A内に進入されるピン22,22
と、前記支持部21とボディ2との間に設けられた戻し
ばね23とによって大略構成されている。
【0029】ここで、穴あけ具20は、支持部21を戻
しばね23に抗して穴あけ具ガイド3内に押込み、ピン
22,22をピン挿通穴10B,11B,12A,13
A内に挿入することにより、該ピン22,22の先端を
カプセル収容穴8内のカプセルKに貫通させ、該カプセ
ルKに径方向に貫通する4個の穴Hをあけるものであ
る。また、支持部21への押圧力を取除くと、戻しばね
23の付勢力によって支持部21、ピン22,22が初
期位置まで後退する。
【0030】本実施の形態による吸入式投薬器は上述の
如き構成を有するもので、次に、患者が薬粉を吸入する
までの準備動作および吸入時の空気と薬粉の流れについ
て、図5ないし図7を参照しつつ説明する。
【0031】まず、カプセルホルダ5をボディ2のホル
ダ収容部4から引出し、カプセル保持部6内にカプセル
Kを挿入し、カプセルホルダ5をホルダ収容部4内に収
容する(図5参照)。
【0032】次に、穴あけ具20の支持部21を穴あけ
具ガイド3に沿って押込むことにより、各ピン22の先
端をピン挿通穴10B,12Aに挿入してカプセルKに
貫通させ、ピン挿通穴11B,13Aまで挿入し、図6
に示すように、カプセルKに4個の穴Hを形成する。
【0033】次に、患者が吸入口16を口にくわえ、こ
の状態で息を吸込むと、図6に示す如く、空気は流入側
通気路10,11、穴Hを通ってカプセルKに流入し、
該カプセルK内の薬粉を拡散する。そして、薬粉を含ん
だ空気流はカプセルKから穴Hを通って流出側通気路1
2,13側に流出する。そして、流出側通気路12,1
3から空気と共に混合室17内に流入される薬粉は、該
混合室17内で発生する乱流によりさらに混合される。
【0034】さらに、混合室17内の薬粉が混合された
空気には、旋回流通路19,19を経由して流出口16
D側に流出することにより、流出口16D側に向け反時
計回りの旋回流が形成される(図7参照)。
【0035】これにより、例えば薬粉が凝縮性の強い造
立体、静電気を帯び易い粉体等のように分散性が悪い場
合でも、この旋回流によって塊状の薬粉を細かく崩して
微粒化することができる。そして、拡径部16C、流出
口16Dから流出させる薬粉は、患者の口内、気管を介
して肺内に吸込まれれる。
【0036】以上のように、本実施の形態による吸入式
投薬器では、カプセルKから流出した薬粉を、まず混合
室17で空気と混合させる。この上で、この薬粉が混合
された空気を、各旋回流通路19を経由させることによ
って、流出口16D側に向けて旋回流を形成する。これ
により、塊状をした薬粉であってもこの旋回流によって
薬粉を細かく崩すことができ、薬粉を微粒化して拡散さ
せることができる。
【0037】この結果、患者の口内、気管を経由して規
定量の薬粉を肺内に吸入させることができ、薬粉の効能
を高めて吸入式投薬器に対する信頼性を向上させること
ができる。
【0038】なお、実施の形態では、旋回流通路19,
19を構成する通路形成体取付穴16Bと通路形成体1
8とを、吸入口16の軸線に1個設けるものとして述べ
たが、本発明はこれに限らず、図8に示す第1の変形例
のように、吸入口16′の軸線と平行に2個の通路形成
体取付穴16B′を形成し、該各通路形成体取付穴16
B′内に旋回流通路19′,19′を有する通路形成体
18′を設ける構成として、4本の旋回流通路19′を
形成し、微粒化を行ってもよい。
【0039】また、同様に、図9に示す第2の変形例の
ように、吸入口16″の軸線と平行に4個の通路形成体
取付穴16B″を形成し、該各通路形成体取付穴16
B″内に旋回流通路19″,19″を有する通路形成体
18″を設ける構成とし、8本の旋回流通路19″を形
成するようにしてもよい。
【0040】また、実施の形態では、通路形成体18の
周面には旋回流通路19,19を形成するものとして述
べたが、通路形成体の周面に雄ねじを形成しても、通路
形成体取付穴16Bの内周面に、旋回流通路、雌ねじを
形成するようにしてよく、要は流出口16D側に向けて
流出する空気に旋回流を与えるものであればよい。
【0041】また、実施の形態では、吸入口16の通路
形成体取付穴16Bに通路形成体18を別体で設けるも
のとして述べたが、本発明はこれに限らず、吸入口16
に通路形成体18を一体的に形成し、旋回流通路19を
吸入口16に設けるようにしてもよい。
【0042】さらに、実施の形態では、ボディ2のホル
ダ収容部4に対してカプセルホルダ5を着脱可能とし、
該カプセルホルダ5に薬粉が充填されたカプセルKを収
容する構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば、
投薬器本体に薬粉収容室を設け、該薬粉収容室に薬粉を
直接的に充填し、この薬粉を吸入する構成としてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、投薬器本体に吸入口側に位置して通気路と連通す
る混合室を設け、該混合室の下流側に該混合室で薬粉が
混合された空気に旋回流を与える旋回流通路を設けたか
ら、吸入口から息を吸い込んだときには、混合室で薬粉
が混合された空気は、旋回流通路を通過することによ
り、旋回流を形成する。そして、この旋回流によって、
分散性の悪い薬粉であっても細かく崩して微粒化させる
ことができる。これにより、規定量の薬粉を肺内に吸入
させることができ、薬粉の効能を高めて吸入式投薬器に
対する信頼性を向上することができる。
【0044】請求項2の発明では、投薬器本体に吸入口
内に位置して通路形成体を設け、旋回流通路を該通路形
成体に設ける構成としたから、通気路によって混合室に
空気と共に流出される薬粉は、混合室内で空気と混合さ
れる。そして、混合室内の薬粉が混合された空気は、通
路形成体に形成した旋回流通路を流通することにより旋
回流となり、この旋回流によって薬粉の微粒化を図るこ
とができる。
【0045】請求項3の発明では、旋回流通路を投薬器
本体の軸線上に位置して1個設け、請求項4の発明で
は、旋回流通路を投薬器本体の軸線に対し平行に複数個
設けたから、投薬器本体の軸線に沿って形成された旋回
流通路によって、吸入口側で旋回流を形成し、この旋回
流により薬粉の微粒化を促進することができる。これに
より、患者は薬粉を効率よく吸入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による吸入式投薬器を示す
縦断面図である。
【図2】ボディからカプセルホルダを取り外した状態で
示す図1の右側面図である。
【図3】図1中のカプセルホルダを示す正面図である。
【図4】通路形成体を示す斜視図である。
【図5】カプセルホルダを引出してカプセルを着脱して
いる状態の吸入式投薬器を示す図1と同様位置からみた
縦断面図である。
【図6】カプセル内の薬粉を吸入している状態の吸入式
投薬器を示す縦断面図である。
【図7】カプセル内の薬粉を吸入している状態を示す図
6の左側面図である。
【図8】第1の変形例による吸入口に2個の通路形成体
を設けた状態を示す図7と同様の左側面図である。
【図9】第2の変形例による吸入口に4個の通路形成体
を設けた状態を示す図7と同様の左側面図である。
【符号の説明】
1 投薬器本体 2 ボディ 5 カプセルホルダ 8 カプセル収容穴(薬粉収容室) 10,11 流入側通気路 12,13 流出側通気路 16,16′,16″ 吸入口 16B,16B′,16B″ 通路形成体取付穴 17 混合室 18,18′,18″ 通路形成体 19,19′,19″ 旋回流通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 茂巳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 石関 一則 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の一側が薬粉収容室となり、他側
    が薬粉を吸入する吸入口となった投薬器本体と、該投薬
    器本体の薬粉収容室内の空気を前記吸入口側に向けて供
    給するため、該薬粉収容室を経由して大気側と吸入口と
    を連通する通気路とを備えてなる吸入式投薬器におい
    て、 前記投薬器本体には前記吸入口側に位置して前記通気路
    と連通する混合室を設け、該混合室の下流側には該混合
    室で薬粉が混合された空気に旋回流を与える旋回流通路
    を設けたことを特徴とする吸入式投薬器。
  2. 【請求項2】 前記投薬器本体には前記吸入口内に位置
    して通路形成体を設け、前記旋回流通路は該通路形成体
    に設ける構成としてなる請求項1記載の吸入式投薬器。
  3. 【請求項3】 前記旋回流通路は前記投薬器本体の軸線
    上に位置して1個設ける構成としてなる請求項1または
    2記載の吸入式投薬器。
  4. 【請求項4】 前記旋回流通路は前記投薬器本体の軸線
    に対して平行に複数個設ける構成としてなる請求項1ま
    たは2記載の吸入式投薬器。
JP11019998A 1999-01-28 1999-01-28 吸入式投薬器 Pending JP2000217920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019998A JP2000217920A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 吸入式投薬器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11019998A JP2000217920A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 吸入式投薬器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000217920A true JP2000217920A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12014840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11019998A Pending JP2000217920A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 吸入式投薬器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000217920A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295687A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吸引式投薬器
JP2012509690A (ja) * 2008-10-09 2012-04-26 ベクチュラ デリバリー デバイセズ リミテッド 吸入器
JP2015517363A (ja) * 2012-05-21 2015-06-22 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 吸入器及びカプセルで構成されたシステム
US10500355B2 (en) 2011-05-27 2019-12-10 Boehringer Ingelheim International Gmbh System composed of inhaler and capsule
US11779715B2 (en) 2021-09-29 2023-10-10 Norton (Waterford) Limited Dry powder medicament inhaler

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295687A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吸引式投薬器
JP2012509690A (ja) * 2008-10-09 2012-04-26 ベクチュラ デリバリー デバイセズ リミテッド 吸入器
US10500355B2 (en) 2011-05-27 2019-12-10 Boehringer Ingelheim International Gmbh System composed of inhaler and capsule
JP2015517363A (ja) * 2012-05-21 2015-06-22 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 吸入器及びカプセルで構成されたシステム
US11779715B2 (en) 2021-09-29 2023-10-10 Norton (Waterford) Limited Dry powder medicament inhaler

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3739955B2 (ja) 吸入式投薬器
JPH11221280A (ja) 吸入式投薬器
JP3372105B2 (ja) 吸入式投薬器
AU2002255808B2 (en) Inhalation device and method
TW491717B (en) Powder medicine multiple dose administration device
JPH0847531A (ja) 吸入式投薬器
JP3488620B2 (ja) 吸入式投薬器
JP3328131B2 (ja) 吸入式投薬器
JP3845530B2 (ja) 吸入式投薬器
JP2002165884A (ja) 粉体吸引具
JP2000217920A (ja) 吸入式投薬器
JP3315031B2 (ja) 投薬器
JP2000217919A (ja) 吸入式投薬器
JP2001161788A (ja) ブリスタパック
JPH09140794A (ja) 投薬器
JP2000217918A (ja) 吸入式投薬器
JP3547612B2 (ja) 吸入式投薬器
JP2004344505A (ja) 吸入式投薬器
JP2001161820A (ja) 吸入式投薬器
JPH11267213A (ja) 吸入式投薬器
JPH11299892A (ja) 吸入式投薬器
JPH11299891A (ja) 吸入式投薬器
JPH09140796A (ja) 投薬器
JPH09206378A (ja) 吸入式投薬器
JP3547584B2 (ja) 投薬器