JP2001161820A - 吸入式投薬器 - Google Patents
吸入式投薬器Info
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Abstract
して微粒化し、薬粉収容部に収容された規定量の薬粉を
患者に投与する。 【解決手段】 ボディ2には2本の穴あけ用のピン1
4,14を有する穴あけ具12を設け、この穴あけ具1
2によってブリスタパック16に穴あけを行なう構成と
している。従って、穴あけ具12のピン14,14によ
ってブリスタパック16に流入側通気路10に連通する
流入穴H1 と流出側通気路11に連通する流出穴H2 と
をあけることができるから、流入穴H1 から流出穴H2
に向けて流れる空気流によって薬粉収容部16D内で乱
流を発生し、この乱流により薬粉収容部16D内の薬粉
を拡散して微粒化することができ、薬粉収容部16Dに
収容された規定量の薬粉を患者に投与することができ
る。
Description
吸込みによって粉体状の薬品(薬粉)を肺内に投与する
のに用いて好適な吸入式投薬器に関する。
法のうち、カプセル内に充填された薬粉を吸入する方法
に用いる吸入式投薬器は、軸方向の一側がカプセル収容
室となり、他側が薬粉を吸入する吸入口となった投薬器
本体と、前記カプセル収容室を経由して大気側と吸入口
とを連通する通気路と、前記カプセルに該通気路に連通
する穴をあける穴あけ具とによって大略構成されてい
る。
収容した薬粉収容部が周方向に 複数設けられたブリス
タパックを用いて薬粉を投与するものがあり、この種の
吸入式投薬器は、例えば特開昭59−88158号公
報、特開昭62−41668号公報等によって知られて
いる。
スタパックを保持するブリスタパックホルダを備え、該
ブリスタパックホルダを投薬器本体に回転可能に取付け
る構成としている。
なした1本のプランジャによって穴あけ位置(投薬位
置)に配置されたブリスタパックの薬粉収容部に吸入口
に連通する穴をあける。これにより、患者は、吸入口を
くわえて息を吸込むことにより、薬粉収容部内の薬粉を
吸入口から肺内に吸込むことができる。
ホルダと一緒にブリスタパックを回転させ、他の薬粉収
容部を穴あけ位置に配置し、上述した動作と同様の動作
を行なうことにより、カプセル等を交換することなく、
続けて薬粉を吸入することができる。
来技術による吸入式投薬器は、1本のプランジャによっ
てブリスタパックの薬粉収容部に穴をあけているから、
薬粉収容部には、ほぼ真直に貫通する2個の穴が形成さ
れることになる。このため、薬粉収容部に流入する空気
流は、2個の穴間で薬粉収容部内を直線的に流通する。
散することができないから、該薬粉収容部内に薬粉が残
ってしまい、規定量の薬粉を吸入することができず、薬
粉の効能が低下するという問題がある。
なされたもので、本発明の目的は、ブリスタパックの薬
粉収容部内の薬粉を拡散することができ、薬粉収容部に
収容された規定量の薬粉を患者に投与できるようにした
吸入式投薬器を提供することにある。
ために、請求項1の発明が採用する吸入式投薬器は、軸
方向の一側がホルダ装着部となり、他側が薬粉を吸入す
る吸入口となった投薬器本体と、該投薬器本体のホルダ
装着部に着脱可能にして回転可能に設けられ周方向に複
数の薬粉収容部が形成されたブリスタパックを保持する
ホルダと、前記投薬器本体に設けられ該ホルダに保持さ
れたブリスタパックの薬粉収容部に向け大気を供給する
流入側通気路と、前記投薬器本体に設けられ前記ホルダ
に保持されたブリスタパックの薬粉収容部内の薬粉を前
記吸入口に向け流出する流出側通気路と、前記投薬器本
体に設けられ前記ブリスタパックの薬粉収容部に前記流
入側通気路に連通する流入穴と前記流出側通気路に連通
する流出穴をあける穴あけ具とによって構成したことに
ある。
ブリスタパックを保持し、ホルダを投薬器本体のホルダ
装着部に装着する。次に、ブリスタパックの各薬粉収容
部のうち一の薬粉収容部を穴あけ具による穴あけ位置に
配置し、該穴あけ具によって薬粉収容部に流入側通気路
に連通する流入穴と流出側通気路に連通する流出穴をあ
ける。この状態で吸入口をくわえて息を吸込むと、大気
が流入側通気路、流入穴を通って薬粉収容部に流入し、
薬粉を含んだ薬粉空気流が流出穴、流出側通気路を通っ
て吸入口から肺内に吸入される。
に向けて流れる空気流は、直線的に流れずに内壁等に衝
突して薬粉収容部内で乱流を発生するから、この乱流に
よって薬粉収容部内の薬粉を拡散することができ、薬粉
収容部内のほとんどの薬粉を吸入口側に供給することが
できる。
ルダ装着部とホルダとの間には、ホルダに保持されたブ
リスタパックの各薬粉収容部のうち一の薬粉収容部を穴
あけ具による穴あけ位置に配置する位置決め手段を設け
たことにある。
パックを保持した状態のホルダを投薬器本体のホルダ装
着部に装着し、該ホルダを投薬器本体に対して回転させ
ると、位置決め手段は、一の薬粉収容部が穴あけ具によ
る穴あけ位置に配置されたときにホルダの回転を停止
し、該薬粉収容部を穴あけ位置に位置決めする。
ルダ装着部には上板部と下板部との間に三方向に開口し
たホルダ装着溝を有し、ホルダは該ホルダ装着溝に抜き
差し可能に装着されるほぼ円形の板状体として形成した
ことにある。
着部は、上板部と下板部との間にホルダ装着溝を形成す
るだけで簡単に形成することができ、ホルダ装着溝に板
状体をなすホルダを差し込むことにより、吸入式投薬器
を形成することができ、部品点数を削減することができ
る。
ルダ装着部にはホルダの回転中心となる突起を設け、ホ
ルダには表面側にブリスタパックの薬粉収容部が嵌合す
る複数の嵌合凹部を設け、裏面側に前記突起を該ホルダ
の回転中心まで案内する案内溝を設けたことにある。
表面側にブリスタパックを載せ、該ブリスタパックの薬
粉収容部を嵌合凹部に嵌合することにより、ホルダに対
してブリスタパックを一体的に位置決めすることができ
る。また、ホルダを投薬器本体のホルダ装着部に装着す
るときには、ホルダ装着部に設けられた突起に裏面側の
案内溝を係合させ、該案内溝を突起に沿わせた状態でホ
ルダをホルダ装着溝に装着することにより、ホルダを前
記突起を回転中心とする位置に位置決め状態で装着する
ことができる。
吸入式投薬器を図1ないし図11に従って詳細に説明す
る。
で、該投薬器本体1は、後述するボディ2と吸入口7と
によって大略構成されている。
ディで、該ボディ2は、図3、図4に示す如く、後述す
る上板部4と下板部5とを連結すると共に、吸入口7が
取付けられる円筒状の連結部3と、該連結部3から軸方
向に延びた半円柱状の上板部4と、該上板部4の下側に
隙間をもって前記連結部3から軸方向に延びた半円柱状
の下板部5と、該各板部4,5間に形成された後述のホ
ルダ装着溝6とによって構成され、全体としてほぼ円柱
状をなしている。また、連結部3の内周側には吸入口7
が螺着される雌ねじ3Aが刻設され、上板部4の外周側
には、後述する穴あけ具12の支持部13を可動に支持
する穴あけ具ガイド4Aが設けられている。
で、該ホルダ装着溝6は、連結部3側が溝奥面6Aとな
ると共に、上板部4の下面を天井面6Bとし、下板部5
の上面を底面6Cとして形成されている。これにより、
ホルダ装着溝6は、軸方向の一側、左方向および右方向
の三方向に開口して形成されている。また、溝奥面6A
は、ホルダ8の外周形状に対応して凹円弧状をなしてい
る。さらに、天井面6Bと底面6Cとの間は、後述のホ
ルダ8の厚さ寸法よりも僅かに大きな隙間寸法に設定さ
れている。
ぼ中央部に位置して中心突起6Dが上向きに突設され、
該中心突起6Dはホルダ8の回転中心となるもので、後
述する案内溝8Eに係合する。
入口で、該吸入口7は、基端側の外周に雄ねじ7Aが刻
設され、先端側が漸次縮径している。また、吸入口7の
基端側寄りには、複数個の補助通気孔7B,7B,…
(2個のみ図示)が径方向に貫通して形成され、該補助
通気孔7Bは、吸入口7から息を吸込んだときに該吸入
口7内に外気を取入れることにより、吸気時の息苦しさ
を軽減するものである。そして、吸入口7は雄ねじ7A
を連結部3の雌ねじ3Aに螺着することにより、ボディ
2に取付けられている。
にして回転可能に装着されたホルダで、該ホルダ8は、
図6、図7に示すように、ほぼ円形の板状体として形成
されている。また、ホルダ8の表面側には、外周寄りに
位置し周方向に45度の間隔をもって後述するブリスタ
パック16の膨出部16Bが嵌合する8個の嵌合凹部8
A,8A,…が径方向に延びる半円柱状の窪みとして形
成され、該各嵌合凹部8Aには、ホルダ8の径方向に離
間して流入側のピン穴8Bと流出側のピン穴8Cとが厚
さ方向に貫通して形成されている。
ピン穴8Bよりも内周側で各ピン穴8B,8Cに対応し
て45度の間隔で8個の係合凹部8D,8D,…が設け
られ、該各係合凹部8Dには、後述する位置決め機構9
の球体9Bが係合する。また、ホルダ8の裏面側には、
該ホルダ8の回転中心から径方向に延びる案内溝8Eが
設けられ、該案内溝8Eはホルダ装着溝6の中心突起6
Dをホルダ8の回転中心に案内するものである。
るブリスタパック16を保持した状態で、案内溝8Eを
中心突起6Dに係合させてホルダ装着溝6に差し込むこ
とにより、該ホルダ装着溝6に回転可能に装着される。
しての位置決め機構(図5参照)で、該位置決め機構9
は、図4、図5に示す如く、中心突起6Dを挟むように
位置し、ホルダ装着溝6の底面6C(下板部5)に凹設
された2個の収容穴9A,9Aと、該収容穴9A,9A
に抜止め状態で収容された球体9B,9Bと、前記収容
穴9A,9A内に位置して該球体9B,9Bを突出方向
に付勢するコイルばね9C,9Cとによって構成されて
いる。
6にホルダ8を装着し、この状態で該ホルダ8を回転さ
せたときに、球体9Bをホルダ8の係合凹部8Dに係合
し、各嵌合凹部8A(ブリスタパック16の薬粉収容部
16D)のうちの一つを後述の穴あけ具12による穴あ
け位置、即ち薬粉を投与する投薬位置に位置決めするも
のである。
で、該流入側通気路10は、外部の空気をホルダ8の嵌
合凹部8Aに向け流通させるものである。そして、流入
側通気路10は、上板部4内を軸方向に延び、一端側が
上板部4の端面で大気側に開口した上流入通路10A
と、下板部5内を軸方向に延び、一端側が下板部5の端
面で大気側に開口した下流入通路10Bと、穴あけ具ガ
イド4A内から該各流入通路10A,10Bの他端に連
通するように上板部4と下板部5に亘って径方向に形成
されたピン挿通穴10Cとによって構成され、前記ピン
挿通穴10Cはホルダ8のピン穴8Bと連通可能な位置
に形成されている。
通気路で、該流出側通気路11は、ブリスタパック16
の薬粉収容部16D内の薬粉を吸入口7側に流出させる
ものである。そして、流出側通気路11は、ホルダ8の
ピン穴8Cと連通するように流入側通気路10のピン挿
通穴10Cと平行に延びたピン挿通穴11Aと、上板部
4から連結部3に亘って軸方向に延び、一端側が該ピン
挿通穴11Aに連通し他端側が吸入口7内に開口した上
流出通路11Bと、下板部5から連結部3に亘って軸方
向に延び、一端側が該ピン挿通穴11Aに連通し他端側
が吸入口7内に開口した下流出通路11Cとによって構
成されている。
けを施すための穴あけ具で、該穴あけ具12は、図1に
示すように、穴あけ具ガイド4A内に可動に支持された
支持部13と、基端側が該支持部13に取付けられ、先
端側がピン挿通穴10C,11A内に延びたピン14,
14と、前記支持部13と上板部4との間に設けられた
戻しばね15とによって大略構成されている。
しばね15に抗して穴あけ具ガイド4A内に押込み、ピ
ン14,14をピン挿通穴10C,11A内に挿入する
ことにより、該ピン14,14の先端をブリスタパック
16に貫通させ、薬粉収容部16Dを画成している底板
16Aの膨出部16Bと蓋板16Cとにそれぞれ流入穴
H1 と流出穴H2 (図10、図11に図示)をあけるも
のである。また、支持部13への押圧力を取除くと、戻
しばね15の付勢力によって該支持部13、ピン14,
14が初期位置まで後退する。
薬器に適用されるブリスタパックで、該ブリスタパック
16は、図8、図9に示すように、樹脂材料等を用いて
薄肉な円板状に形成され、全周に亘って多数の膨出部1
6Bを有する底板16Aと、アルミニウム材料、樹脂材
料等を用いて薄肉な円板状に形成され該底板16Aの表
面に貼り付けられた蓋板16Cとによって構成されてい
る。ここで、底板16Aに設けられた各膨出部16B
は、底板16Aの外周寄りに位置して周方向に45度間
隔で8箇所に配置され、径方向に延びるほぼ円筒状の膨
らみをもって形成されている。
には、該膨出部16Bを蓋板16Cによって閉塞(密
閉)することにより、これらの間に薬粉収容部16Dが
画成されている。また、薬粉収容部16D内には粉体状
の薬品(以下、薬粉という)が収容されている。
如き構成を有するもので、次に、患者が薬粉を吸入する
までの準備動作および吸入時の空気と薬粉の流れについ
て説明する。
ダを取外す。この場合には、ホルダ8に形成された案内
溝8Eを吸入口7側に配置し、位置決め機構9に抗して
ホルダ8を引き抜くことによって取外すことができる。
タパック16を配置する。このときに、ブリスタパック
16の各膨出部16B(薬粉収容部16D)をホルダ8
の各嵌合凹部8Aに嵌合させることにより、ホルダ8に
対しブリスタパック16を位置決めでき、また両者を一
体的に回転させることができる。
に載せたら、該ホルダ8をホルダ装着溝6に装着する。
この場合には、案内溝8Eを吸入口7に向けた状態で、
該案内溝8Eに中心突起6Dを係合し、ホルダ8をホル
ダ装着溝6内に押し込む。そして、ホルダ8を完全に押
し込んだら、該ホルダ8を任意の方向に回転することに
より、ホルダ8の係合凹部8Dに位置決め機構9の球体
9Bを係合させる。これにより、図9に示す如く、ブリ
スタパック16の各薬粉収容部16Dのうちの一つを穴
あけ具12による穴あけ位置(薬粉の投薬位置)に位置
決めすることができる。
説明する。まず、穴あけ位置に配置されたブリスタパッ
ク16に貫通穴をあけるべく、穴あけ具12の支持部1
3を押圧する。そして、図10、図11に示すように、
一側のピン14によって膨出部16Bと蓋板16Cに流
入側通気路10に連通する流入穴H1 をあけ、他側のピ
ン14によって膨出部16Bと蓋板16Cに流出側通気
路11に連通する流出穴H2 をあける。これにより、ブ
リスタパック16の薬粉収容部16Dは、流入穴H1 を
介して流入側通気路10に連通し、流出穴H2 を介して
流出側通気路11に連通する。
状態で息を吸込むと、空気は流入側通気路10、流入穴
H1 を通って薬粉収容部16Dに流入する。このとき
に、流入穴H1 と流出穴H2 とは離間して配置されてい
るから、流入穴H1 から薬粉収容部16D内に流入した
空気流は、該薬粉収容部16Dの内面等に衝突して乱流
を発生し、収容された薬粉を拡散して微粒化する。これ
により、薬粉収容部16D内の薬粉のほぼ全部を空気流
と一緒に流出穴H2 、流出側通気路11を介して吸入口
7側に流出することができ、規定量の薬粉を患者の口
内、気管を介して肺内に吸込ませることができる。
は、ホルダ8を45度回転させ、隣りの係合凹部8Dに
位置決め機構9の球体9Bを係合させる。そして、上述
した穴あけ動作、吸入動作を行なうことにより、連続し
て薬粉を吸入することができる。このようにして8回の
投薬動作を行なったら、ホルダ8を取外してブリスタパ
ック16を新しいものに交換する。
あけ具12に設けられた2本のピン14,14によって
ブリスタパック16に流入側通気路10に連通する流入
穴H1 と流出側通気路11に連通する流出穴H2 とを離
間して形成することができるから、流入穴H1 から流出
穴H2 に向けて流れる空気流によって薬粉収容部16D
内で乱流を発生することができ、該薬粉収容部16D内
の薬粉を拡散して微粒化することができる。この結果、
薬粉収容部16Dに収容された規定量の薬粉を患者に投
与することができ、薬粉の効能を高めて吸入式投薬器に
対する信頼性を向上することができる。
を設け、ホルダ装着溝6には該係合凹部8Dに係合して
ブリスタパック16の薬粉収容部16Dを穴あけ具12
の穴あけ位置(投薬位置)に位置決めする位置決め機構
9を設けているから、ブリスタパック16の薬粉収容部
16Dを正確、かつ容易に位置決めすることができる。
これにより、正確な穴あけを行なうことができ、また取
扱いを容易にすることができる。
を介して上板部4と下板部5を設け、該各板部4,5間
にホルダ装着溝6を形成し、該ホルダ装着溝6に円板状
のホルダ8を装着することによって吸入式投薬器を組立
る構成としているから、部品点数を削減することがで
き、組立作業性の向上、コストの低減等を図ることがで
きる。
の嵌合凹部8Aを設けているから、該各嵌合凹部8Aに
ブリスタパック16の膨出部16Bを嵌合して位置決め
することができ、ホルダ8とブリスタパック16とを一
体的に回転させることができ、操作性を向上することが
できる。
6の中心突起6Dに係合する案内溝8Eを設け、該中心
突起6Dをホルダ8の回転中心まで案内することができ
るから、ボディ2に対しホルダ8を所定位置に正確、か
つ容易に装着することができ、取扱いを容易にすること
ができる。
6には周方向に8個の膨出部16B(薬粉収容部16
D)を設けた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば膨出部が2個以上7個以
下または9個以上設けられたブリスタパックを用いても
よい。この場合には、ホルダ8の嵌合凹部8A、ピン穴
8B,8C、係合凹部8Dの数を膨出部の数に対応させ
ればよい。
れば、吸入式投薬器は、軸方向の一側がホルダ装着部と
なり、他側が薬粉を吸入する吸入口となった投薬器本体
と、該投薬器本体のホルダ装着部に着脱可能にして回転
可能に設けられ周方向に複数の薬粉収容部が形成された
ブリスタパックを保持するホルダと、前記投薬器本体に
設けられ該ホルダに保持されたブリスタパックの薬粉収
容部に向け大気を供給する流入側通気路と、前記投薬器
本体に設けられ前記ホルダに保持されたブリスタパック
の薬粉収容部内の薬粉を前記吸入口に向け流出する流出
側通気路と、前記投薬器本体に設けられ前記ブリスタパ
ックの薬粉収容部に前記流入側通気路に連通する流入穴
と前記流出側通気路に連通する流出穴をあける穴あけ具
とによって構成している。
を投薬器本体のホルダ装着部に装着し、ブリスタパック
の各薬粉収容部のうち一の薬粉収容部を穴あけ具による
穴あけ位置に配置することにより、該穴あけ具によって
該薬粉収容部に流入側通気路に連通する流入穴と流出側
通気路に連通する流出穴をあけることができる。この状
態で吸入口をくわえて息を吸込むことにより、大気を流
入側通気、流入穴を通して薬粉収容部に流入させ、流出
穴、流出側通気路を通して薬粉を含んだ薬粉空気流を吸
入口から肺内に吸入させることができる。
ら流出穴に向けて流れる空気流は、直線的に流れずに内
壁等に衝突して薬粉収容部内で乱流を発生するから、こ
の乱流によって薬粉収容部内の薬粉を拡散することがで
き、薬粉収容部内のほとんどの薬粉を吸入口側に供給す
ることができる。この結果、薬粉収容部内に収容された
規定量の薬粉を患者に投与することができ、薬粉の効能
を高めて吸入式投薬器に対する信頼性を向上することが
できる。
ルダ装着部とホルダとの間には、ホルダに保持されたブ
リスタパックの各薬粉収容部のうち一の薬粉収容部を穴
あけ具による穴あけ位置に配置する位置決め手段を設け
ているので、ブリスタパックを保持した状態のホルダを
投薬器本体のホルダ装着部に装着し、該ホルダを投薬器
本体に対して回転させたときには、位置決め手段によっ
て薬粉収容部を穴あけ位置に正確、かつ容易に位置決め
することができる。これにより、正確な穴あけを行なう
ことができ、また取扱いを容易にすることができる。
ルダ装着部は上板部と下板部との間に三方向に開口した
ホルダ装着溝を有し、ホルダは該ホルダ装着溝に抜き差
し可能に装着されるほぼ円形の板状体として形成してい
るので、ホルダ装着部は、上板部と下板部との間にホル
ダ装着溝を形成するだけで簡単に形成することができ、
ホルダ装着溝に板状体をなすホルダを差し込むことによ
り、吸入式投薬器を形成することができる。これによ
り、部品点数を削減することができ、組立作業性の向
上、コストの低減等を図ることができる。
ルダ装着部にはホルダの回転中心となる突起を設け、ホ
ルダには表面側にブリスタパックの薬粉収容部が嵌合す
る複数の嵌合凹部を設け、裏面側に前記突起を該ホルダ
の回転中心まで案内する案内溝を設けているので、ホル
ダの表面側にブリスタパックを載せ、該ブリスタパック
の薬粉収容部を嵌合凹部に嵌合することにより、ホルダ
に対してブリスタパックを一体的に位置決めすることが
できるから、両者を一体的に回転させることができ、操
作性を向上することができる。また、ホルダを投薬器本
体のホルダ装着部に装着するときには、ホルダ装着部に
設けられた突起に裏面側の案内溝を係合させ、該案内溝
を突起に沿わせた状態でホルダをホルダ装着溝に装着す
ることにより、ホルダを前記突起を回転中心とする位置
に位置決め状態で正確、かつ容易装着することができ、
取扱いを容易にすることができる。
縦断面図である。
平面図である。
面図である。
向からみた横断面図である。
図である。
ルダ装着溝に装着した状態の吸入式投薬器を示す縦断面
図である。
している状態の吸入式投薬器を示す縦断面図である。
れを示す要部拡大縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 軸方向の一側がホルダ装着部となり、他
側が薬粉を吸入する吸入口となった投薬器本体と、該投
薬器本体のホルダ装着部に着脱可能にして回転可能に設
けられ周方向に複数の薬粉収容部が形成されたブリスタ
パックを保持するホルダと、前記投薬器本体に設けられ
該ホルダに保持されたブリスタパックの薬粉収容部に向
け大気を供給する流入側通気路と、前記投薬器本体に設
けられ前記ホルダに保持されたブリスタパックの薬粉収
容部内の薬粉を前記吸入口に向け流出する流出側通気路
と、前記投薬器本体に設けられ前記ブリスタパックの薬
粉収容部に前記流入側通気路に連通する流入穴と前記流
出側通気路に連通する流出穴をあける穴あけ具とによっ
て構成してなる吸入式投薬器。 - 【請求項2】 前記投薬器本体のホルダ装着部と前記ホ
ルダとの間には、前記ホルダに保持されたブリスタパッ
クの各薬粉収容部のうち一の薬粉収容部を前記穴あけ具
による穴あけ位置に配置する位置決め手段を設けてなる
請求項1に記載の吸入式投薬器。 - 【請求項3】 前記投薬器本体のホルダ装着部には上板
部と下板部との間に三方向に開口したホルダ装着溝を有
し、前記ホルダは該ホルダ装着溝に抜き差し可能に装着
されるほぼ円形の板状体として形成してなる請求項1ま
たは2に記載の吸入式投薬器。 - 【請求項4】 前記投薬器本体のホルダ装着部には前記
ホルダの回転中心となる突起を設け、前記ホルダには表
面側に前記ブリスタパックの薬粉収容部が嵌合する複数
の嵌合凹部を設け、裏面側に前記突起を該ホルダの回転
中心まで案内する案内溝を設けてなる請求項1,2また
は3に記載の吸入式投薬器。
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