JP3384299B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP3384299B2 JP28193597A JP28193597A JP3384299B2 JP 3384299 B2 JP3384299 B2 JP 3384299B2 JP 28193597 A JP28193597 A JP 28193597A JP 28193597 A JP28193597 A JP 28193597A JP 3384299 B2 JP3384299 B2 JP 3384299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆回線やLAN
などのネットワーク回線を介して異機種間で高品質に画
像データを通信するための画像処理を行なう画像処理装
置および画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、公衆回線を用いたファクシミリ通
信に加え、公衆回線やLANなどのネットワークを用い
た画像通信が盛んに行なわれている。画像データを送受
する機器もファクシミリのほか、パーソナルコンピュー
タや複合ディジタル複写機、ネットワークプリンタな
ど、各種の機器が用いられている。また最近はこれらの
機器のカラー化も進み、カラーFAXやカラープリンタ
も主流になりつつある。
【0003】このような異機種装置間で画像データをや
りとりする場合、通常は入力した原稿画像のタイプを判
別して、原稿に適した画像処理を画像全体に施して出力
側の機器へ送信する。このように原稿画像全体を一括し
て扱った場合、原稿画像が文字のみ、あるいは写真のみ
といった1種類の属性の画像データだけで構成されるの
であれば特に問題はない。しかし、文字と写真が混在し
ているような複数の属性の画像データから構成されてい
る場合には不都合が生じる。例えば文字と写真が混在し
ている画像データを圧縮しようとした場合、文字部分に
も写真部分にも同様に圧縮処理を施すので、適用する圧
縮手法によっては文字部あるいは写真部のいずれかの圧
縮率が低下したり、あるいはいずれかの画質が劣化して
しまう。
【0004】また、受信する機器に応じて、あるいは送
信するデータ量を削減するため、画像データに対して解
像度変換処理を施してから送信する場合がある。このよ
うな場合にも画像全体に対して同じ解像度に変換して送
信しているため、例えば高画質で送信したい部分が一部
に存在すれば、画像全体を高い解像度で送信するしかな
く、送信データ量が多くなっていた。またリアルタイム
で高速に画像を送信したい場合には画像を低い解像度で
送信するしかなく、画質劣化が著しかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、より高速に、しかも高画質
で画像を送信することのできる画像処理装置および画像
処理方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、入力された
画像情報を第1画像データ、第2画像データ、および前
記第1画像データまたは前記第2画像データのいずれか
を選択する選択データに分離して送信する。このとき、
第1画像データ、第2画像データ、選択データに対して
それぞれに応じた解像度の変換処理や、それぞれに応じ
た解像度変換手法を適用した解像度変換を行なう。これ
によって、例えば高い解像度を必要としないデータにつ
いては低い解像度に変換して送信することで高速に送信
することができる。また、高解像度を必要とするデータ
については高い解像度のままで送信すればよく、高画質
を維持することができる。このように、それぞれのデー
タに最適な解像度に変換して送信することができるの
で、高速に送信することができるとともに、画質の劣化
を抑えることができる。
【0007】なお、第1画像データ、第2画像データ、
選択データのそれぞれのデータについて、解像度変換を
行なわないデータがあってもよく、また解像度変換を行
なうデータについてはそれぞれに適した解像度変換手法
を用いて、適した解像度に変換すればよい。複数のデー
タについて解像度変換を行なう場合、用いる解像度変換
手法が同じであっても、また異なっていてもよく、変換
する解像度が同じであってもそれぞれ異なっていてもよ
い。選択データについては入力された画像の解像度のま
まとするとなるべく画質を維持することができるが、こ
の場合でも第1画像データ、第2画像データに対して解
像度変換を行なってよい。第1画像データ、第2画像デ
ータ、選択データに対して同じ解像度変換手法を用いて
同じ解像度に変換する場合には、先に解像度変換を行な
ってから各データへの分離を行なって、処理を高速化す
ることも可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
第1の実施の形態を示す構成図である。図中、1は画像
処理装置、2はネットワーク、11はスキャナ部、12
は属性判別部、13は2層分割部、14は送信属性情報
認識部、15は解像度変換部、16は画像フォーマット
ラッピング部、17は送信部である。画像処理装置1
は、画像データを取り込んで画像処理を施し、ネットワ
ーク2を介して他の装置に画像データを送信するもので
ある。ネットワーク2は、公衆回線や専用回線、LAN
などのネットワーク回線などである。ネットワーク2上
には画像処理装置1のほかにも、他の入力装置、出力装
置、蓄積装置、あるいは本発明のような画像処理装置な
どが1以上接続されている。送信したデータを受信する
装置は、出力装置、蓄積装置、あるいは出力装置や蓄積
装置を含むコンピュータ装置であってよい。この場合の
出力装置は、必ずしも紙などの記録媒体に印字して出力
する装置である必要はなく、例えばディスプレイ装置の
ような表示装置であってもよい。
【0009】スキャナ部11は、原稿画像を走査してA
/D変換し、ディジタル画像として画像データを取り込
む。なお、画像を入力する手段としては、スキャナ11
に限らず例えばデジタルカメラ等から入力してもよい
し、さらにはネットワークを介して図示しないホストコ
ンピュータ等から受信した電子文書のような形態のもの
であってもよく、必ずしもスキャナ部11が存在しなく
てもよいし、また他の入力手段が並置されていてもよ
い。
【0010】属性判別部12は、スキャナ部11から入
力された画像データの特徴量を抽出し、画像データを1
ないし数画素単位もしくは所定の領域単位で属性毎に分
離するための分離情報を作成する。この分離情報が2層
分割部13によって分離される2つの画像のいずれかを
選択するための選択データとなる。以下の説明におい
て、入力された画像に対応するこの分離情報の集合を分
離情報プレーンと呼ぶことにする。
【0011】2層分割部13は、属性判別部12で作成
された分離情報に基づいて、スキャナ部11から入力さ
れた画像データを第1画像データと第2画像データに分
離する。ここでは一例として、第1画像データとして文
字情報からなる文字情報データ、第2画像データとして
絵柄情報からなる絵柄情報データに分離するものとす
る。以下の説明において、分離された文字情報のみから
なる画像を文字情報プレーン、分離された絵柄情報のみ
からなる画像を絵柄情報プレーンと呼ぶことにする。
【0012】送信属性情報認識部14は、ユーザにより
外部から入力される送信属性情報を認識し、認識結果に
基づいて分離情報プレーン、文字情報プレーン、絵柄情
報プレーンの解像度変換手法の切り替え制御を行なう。
【0013】解像度変換部15は、分離情報プレーン、
文字情報プレーン、絵柄情報プレーンについて、それぞ
れ送信属性情報認識部14で選択された解像度変換手法
を用いて解像度変換処理を行なう。各プレーンともそれ
ぞれ独立に解像度変換手法を選択することが可能であ
る。また各プレーンともそれぞれ独立に任意の解像度を
設定することが可能である。なお、図1では各プレーン
に対応して複数の解像度変換手法を並置してセレクタで
選択するように図示しているが、これに限らず、選択さ
れた解像度変換手法を実行するプログラムがそれぞれロ
ードされて実行されるように構成されていてもよい。あ
るいは、各解像度変換手法が1ないし数個ずつ存在して
各プレーンで共用する構成であってもよい。この場合で
も、使用する解像度変換手法が他のプレーンで使用する
解像度変換手法によって制約されることがないように構
成するとよい。もちろん、あるプレーンにおいて解像度
変換を行なわずに出力される場合もある。
【0014】画像フォーマットラッピング部16は、解
像度変換部15で解像度変換処理された分離情報プレー
ン、文字情報プレーン、絵柄情報プレーンの3プレーン
を所定の画像フォーマットに変換して出力する。このと
き、各プレーンに対してそれぞれに適した圧縮処理等の
画像処理を施してもよい。
【0015】送信部17は、画像フォーマットラッピン
グ部16で所定の画像フォーマットに変換されたデータ
を、ネットワーク2を通じて他の装置へ送信する。この
とき用いる通信手順などは用いるネットワーク2に応じ
て任意のものを用いることができる。
【0016】図2は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における分離後の各プレーンの具体例の説明図
である。この第1の実施の形態では、上述のように入力
された画像データから分離情報プレーン、文字情報プレ
ーン、絵柄情報プレーンを生成する。例えば図2(A)
に示したように文字「ABCDE」と、絵柄部分(矩形
で囲んだ部分)が同じ画像中に存在する場合、図2
(C)に示すように文字「ABCDE」のみからなる文
字情報プレーンと、図2(D)に示すように文字部分を
除いた絵柄部分からなる絵柄情報プレーンに分離する。
【0017】また、文字情報プレーンと絵柄情報プレー
ンのいずれに分離するかを示した分離情報プレーンも生
成される。ここでは分離情報プレーンは図2(B)に示
すように文字部分のみ、特に文字の各線分を構成する塗
りつぶし部分のみについて文字情報プレーンを選択し、
他は絵柄情報プレーンを選択するデータによって構成さ
れている。そのため図2に示す例では、図2(B)と図
2(C)は同じデータのように示されている。しかし実
際には、図2(B)に示す分離情報プレーンは、入力さ
れた画像データが分離されるプレーン数を識別できる情
報があればよく、ここでは文字情報プレーンと絵柄情報
プレーンの2つを識別する2値データで構成すればよ
い。また図2(C)に示す文字情報プレーンは、例えば
文字に色彩が施されていれば、その色情報も保持するこ
とになる。
【0018】このように入力された画像を分離すること
によって、例えば文字情報プレーンには文字データに適
した圧縮手法を、絵柄情報プレーンには写真データに適
した圧縮手法を適用できるので、圧縮率も向上し、また
画質劣化もそれほど目立たなくなる。さらに図1に示し
たように、これら各プレーンに対し、最適な解像度変換
処理手法を用いて解像度を変換することによって、それ
ぞれ影響の少ない範囲でデータ量を削減してから送信す
ることが可能となる。
【0019】なお、上述の例では文字部分と絵柄部分の
2種類の画像に分離しているが、特にこれら2つに限定
されるものではなく、例えば絵柄部分をさらに写真部分
とCG(コンピュータ・グラフィック)画像の部分とに
分離し、結果として文字、写真、CGの3プレーン(分
離情報プレーンを含めると4プレーン構成)に分離して
もよい。あるいは3プレーンの構成であっても、図2
(B)に示すように分離情報プレーンはエッジ情報を含
むことからこれを文字情報プレーンとして代用し、他の
2プレーンとしてそれぞれ文字色情報プレーン、絵柄情
報プレーンとして分離し、3プレーンを構成してもよ
い。この場合、文字が黒のみなど、特定の1色のみの場
合には文字色情報プレーンを用いず、2プレーンの構成
であってもよい。このように本発明では分離するプレー
ン数およびその構成を特に限定するものではない。
【0020】図3は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態における動作の一例を示すフローチャートであ
る。まずS101において、ユーザがUI(ユーザイン
タフェース)から送信属性情報を入力する。ここでいう
送信属性情報とは、送信の際に指定するパラメータ情報
のことであり、例えば送信画質指定、送信速度指定など
がこれにあたる。図4は、ユーザインタフェースの一例
を示す平面図である。図4に示した例では、送信画質と
して標準モード、高画質モード、超高画質モードのボタ
ンが用意されており、この中から所望の画質を選択して
指定すればよい。また送信速度は、標準モード、高速モ
ード、超高速モードのボタンが用意されており、この中
から所望の送信速度を選択して指定すればよい。
【0021】ただし、送信画質および送信速度は、これ
らのそれぞれ3つのモードに限定されるものではない。
実際には送信画質モード指定と送信速度指定はそれぞれ
相関関係があるので、それぞれを独立に指定することは
少なく、例えば“低速であるが高画質”、“速度も画質
も標準”、“高速であるが画質落ちる”などのように限
られた組み合わせ(モード)の中から指定するように構
成してもよい。
【0022】また、送信属性情報は送信画質および送信
速度以外であっても当然よく、例えば送信原稿タイプを
指定することも可能である。図4に示した例では、文字
原稿であるか、写真原稿であるか、あるいは文字/写真
混在原稿であるか、もしくはカラー原稿であるか白黒原
稿であるかを指定することができる。もちろん、他の送
信属性情報を指定可能に構成してもよい。また、例えば
直接、各プレーンの解像度変換手法を指定するように構
成してもよい。
【0023】ユーザからの送信属性情報の入力が完了す
ると、S102において、ユーザが指定した送信画質や
送信速度、さらには原稿タイプなどの送信属性情報が送
信属性情報認識部14で認識される。送信属性情報認識
部14では、送信属性情報の認識結果に基づき、分離情
報プレーン、文字情報プレーン、絵柄情報プレーンの各
プレーンに対し、それぞれ解像度変換部15において行
なう解像度変換手法を決定し、その選択信号を生成す
る。S103において、S102で生成した選択信号に
基づき、解像度変換部15は各プレーンごとにセレクタ
を切り替えて、それぞれのプレーンに最適な解像度変換
手法が選択される。このとき、解像度変換を行なわない
というのも一つの選択肢であり、あるプレーンについて
は解像度変換を行なわないように設定されることもあ
る。
【0024】解像度変換部15に設けられている各解像
度変換手法は、それぞれ異なるアルゴリズム(手法)に
て解像度変換処理を行なうものである。例えば、解像度
変換手法1は画質はそれほど良くないが高速処理できる
アルゴリズム、解像度変換手法2は画質、処理速度とも
に標準的なアルゴリズム、解像度変換手法3は処理速度
は遅いが高画質であるアルゴリズム、などといったよう
に、それぞれの特徴を有している。
【0025】ここでいくつかの解像度変換手法について
説明する。まず、高速処理に適した解像度変換手法とし
て、ゼロ次ホールド法やニアレストネイバー法などが挙
げられる。図5は、ゼロ次ホールド法の説明図である。
ゼロ次ホールド法は、出力画素Pをその直前の入力画素
で置き換えるアルゴリズムである。図5において入力画
素Aが与えられた時点で、出力画素Pの値を入力画素A
の値とするものである。この方法では画素位置の比較の
みで画素値の計算の必要はなく、非常に高速に解像度の
変換を行なうことができる。しかし、解像度変換後の画
質はそれほどよくない。
【0026】図6は、ニアレストネイバー法の説明図で
ある。ニアレストネイバー法は、出力画素Pをその最近
傍の入力画素で置き換えるアルゴリズムである。図6に
おいては出力画素Pと、それを囲む入力画素A,B,
C,Dとの座標の比較が行なわれ、最も近い入力画素
(図6では入力画素C)の画素値をそのまま出力画素P
の画素値とする。この方法では、ゼロ次ホールド法より
も座標の比較回数が多くなるが、やはり画素値の計算の
必要がなく、高速に解像度の変換を行なうことができ
る。解像度変換後の画像は、低解像度に変換した際には
抜けが発生したり、高解像度に変換した際には画像の滑
らかさが失われるなど、画質はやはりよくない。
【0027】画質、処理速度ともに標準的なアルゴリズ
ムとしては、4点補間法などが挙げられる。図7は、4
点補間法の説明図である。4点補間法は、出力画素Pを
その周囲4つの入力画素A,B,C,Dから補間生成す
るアルゴリズムである。図7に示すように、例えば入力
画素Aに対する出力画素PのX,Y座標値の差分d1,
d2に従い、 P=(1−d1)・(1−d2)・A+d1・(1−d
2)・B+(1−d1)・d2・C+d1・d2・D のような画素値の計算を行なうことによって出力画素P
の画素値を求める。この方法では、それほど計算量も多
くなく、比較的良好な画像が得られる。しかし、細線が
消えたり、多少ぼけた画像になるなど、画質には多少の
難点がある。
【0028】高画質のアルゴリズムとしては、投影法や
16点補間法、論理演算法などが挙げられる。図8は、
投影法の説明図である。投影法は画素を点ではなく面と
してとらえ、出力画素を複数の入力画素の面積比率で決
定するアルゴリズムである。図8(A)において点線が
3×3の入力画像であり、実線が5×4の出力画像であ
る。いま、図8(A)においてハッチングを施した出力
画素Pの画素値を決定する。出力画素Pは、入力画素
A,B,C,Dに跨っているものとする。このとき、図
8(B)に示すように出力画素Pが入力画素A,B,
C,Dのそれぞれに含まれる面積を求めると、それぞ
れ、2/9、1/9、4/9、2/9である。これをも
とにP=2/9×A+1/9×B+4/9×C+2/9
×Dとして出力画素Pの画素値を求める。この方法では
面積を求めるなどの計算量が多く、処理時間は少しかか
るが画質は良い。特に写真などの絵柄部分に有効であ
る。その反面、文字や線画では多少エッジがぼけること
がある。
【0029】図9は、16点補間法の説明図である。1
6点補間法は出力画素をその周囲16個の入力画素から
補間生成するアルゴリズムである。図9に示すように、
出力画素Pの周囲の16個の入力画素P11〜P44の
画素値と、これらの入力画素のX,Y座標値と出力画素
PのX,Y座標値との差であるx1〜x4およびy1〜
y4を用い、
【数1】 を計算して出力画素Pの画素値を得る。この方法では、
処理時間はかなりかかるが画質はもっとも良い。
【0030】図10は、論理演算法の一例の説明図であ
る。論理演算法は、あらかじめ用意された複数通りの画
素パターンと所定サイズの領域をそれぞれ比較し、パタ
ーンの一致/不一致によって所定の画素パターンを出力
するものである。例えば1.5倍の解像度に変換する場
合、2×2画素から3×3画素を生成する。具体的には
図10(A)に示すような2×2画素のパターンが検出
された場合、図10(B)に示すような3×3画素に変
換するものである。論理演算法は特に2値の線画像に対
して有効な解像度変換手法である。
【0031】図3のS102では、上述のような各解像
度変換手法の得失、および各プレーンの特性を考慮した
上で、入力された送信属性情報に従って各プレーンに施
す解像度変換手法を決定し、S103で選択する。
【0032】S104において各プレーンの解像度変換
手法の選択が完了したことを確認した後、S105にお
いて例えばスキャナ部11などから原稿画像を入力す
る。もちろん上述のようにデジタルカメラやネットワー
クを介して他の機器から送られてきた画像を入力しても
よい。入力された画像データは、S106において属性
判別部12で1ないし数画素あるいは所定の領域ごとに
属性が判別され、その属性が分離情報として出力され
る。この例では、属性判別部12はある注目画素につい
てそれが文字画像属性であるのか絵柄画像属性であるの
かを判別する。実際には、ある注目画素についてそれが
エッジ情報(高周波画像)であるか非エッジ情報(低周
波画像)であるかを判別し、エッジ情報と判定された画
素は文字画像属性、非エッジ情報と判別された画素は絵
柄画像属性として識別される。
【0033】属性判別は画素単位で行なっても、また数
画素あるいは所定領域(ブロック)ごとに行なってもよ
く、特に方法は限定されない。また属性を判別する手法
としては、例えば特開平3−126180号公報や特開
平4−105178号公報に記載されている方法など、
多くの方式が提案されており、どのような方式を採用す
るかは特に限定されない。
【0034】属性判別部12から出力される分離情報は
2層分割部13に送られるとともに、そのまま分離情報
プレーンのデータとして解像度変換部15へ送られる。
S107において、2層分割部13では、入力された原
稿画像と分離情報とから、原稿画像を文字情報プレーン
と絵柄情報プレーンとに分離する。
【0035】例えばS105において入力された原稿画
像が、あらかじめタグ情報やへッダ情報が付加され、既
に明確に属性分離されているような画像が入力される場
合も考えられる。このような場合にはS106において
属性判別部12はタグ情報やヘッダ情報、画像データな
どから分離情報プレーンを生成し、またS107におい
て2層分割部13は例えばフォーマット変換などの処理
によって各プレーンを生成すればよい。
【0036】生成された文字情報プレーンと絵柄情報プ
レーンは、それぞれ解像度変換部15へ送られ、S10
8において、分離情報プレーン、文字情報プレーン、絵
柄情報プレーンの3つのプレーンに対してあらかじめS
103で選択された解像度変換手法にて解像度変換処理
が行なわれる。各プレーンの変換後の解像度は任意であ
るが、所定の条件によってあらかじめ決められた解像度
に設定される。なお上述のように、プレーンによっては
解像度変換を行なわないことが選択されている場合もあ
る。例えば分離情報プレーンは解像度変換処理を施さず
文字情報プレーンと絵柄情報プレーンの2つに対しての
み解像度変換処理を施してもよく、またその他の組み合
わせの場合もある。
【0037】S109で各プレーンの解像度変換処理の
完了を確認した後、S110において、解像度変換後
(解像度変換を行なわなかった場合を含む)の各プレー
ンの画像データは画像フォーマットラッピング部16へ
送られる。画像フォーマットラッピング部16では、3
つのプレーンを所定の画像フォーマットに変換し、結果
として1つの画像ファイルを生成する。画像フォーマッ
トについては標準的に使われているような一般的なもの
が考えられるが、特に限定されるものではない。また各
種へッダ等を付加して作成した独自の画像フォーマット
であってもかまわない。図11は、画像フォーマットの
一例の説明図である。例えば図11に示すように、各プ
レーンの圧縮データに各プレーン用のヘッダを付加し、
さらに全体のヘッダ部を付加したフォーマットとするこ
とができる。この場合、各プレーン用のヘッダあるいは
全体のヘッダ部に各プレーンの解像度に関する情報を挿
入しておくとよい。同様に、各プレーンの色空間や階調
数、圧縮方式などを挿入しておいてもよい。なお、各プ
レーンの圧縮方式は任意であり、それぞれのプレーンの
特性に応じた圧縮方式を用いることができる。例えば分
離情報プレーンはMH,MR,MMR、算術符号化など
の2値データに適した可逆圧縮方式を用いるとよい。ま
た、文字情報プレーン、絵柄情報プレーンについては、
JPEGなどのカラー画像の圧縮方式を用いるとよい。
【0038】画像フォーマットラッピング部16で生成
されたフォーマット化画像データは、送信部17へ送ら
れる。S111において、送信部17では、画像フォー
マットラッピング部16から送られてきたフォーマット
化された画像データを、ネットワーク2を介して所望の
装置へ送信する。送信時に相手の装置を指定する方法と
しては、サリュテーションマネージャー(SLM)プロ
トコルを用いて複数の相手装置の中から条件にあうもの
を指定したり、あるいは電話回線を用いてFAXとして
使用するのであれば相手の電話番号を入力するなど、ま
たそれ以外の方法によって相手装置を指定してもよく、
方法は特に限定されない。受信側の装置には送信した画
像データを受信する機能が少なくとも存在していればよ
く、例えば受信装置が中継器の場合などのように画像デ
ータを直接取り扱わない機器の場合には画像データのフ
ォーマットが必ずしも理解できなくてよい。
【0039】以上述べたように、この第1の実施の形態
によれば、ユーザが入力した送信属性情報に基づいて各
プレーンの解像度変換手法を選択することができ、ユー
ザの要求に応じた画像送信を行なうことができる。この
場合でも、入力された画像データを各プレーンに分離し
てそれぞれに最適な解像度変換処理を行なうので、従来
の一括した解像度変換処理に比べて画質の向上および/
または送信時間の短縮を図ることができる。
【0040】図12は、本発明の画像処理装置の第2の
実施の形態を示す構成図である。図中、図1と同様の部
分には同じ符号を付して説明を省略する。18は属性認
識部である。この実施の形態では、送信属性をユーザに
よって指示してもらうのではなく、入力された画像から
判断する例を示している。
【0041】属性認識部18は、属性判別部12から送
られてきた属性情報に基づいて、入力原稿が文字のみか
ら構成されるのか、写真のみから構成されるのか、文字
と写真から構成されるのかを認識する。例えば原稿中に
占める文字や絵柄の割合で属性を決定してもよい。さら
には、エッジのはっきりした画像かぼけた画像かといっ
た画質などをさらに認識したり、画像の属性だけでなく
例えば原稿サイズなどを認識してもよく、解像度変換手
法を選択するための種々の情報を認識するように構成す
ることができる。
【0042】解像度変換部15は、分離情報プレーン、
文字情報プレーン、絵柄情報プレーンについて、それぞ
れ属性認識部18で選択された解像度変換手法を用いて
解像度変換処理を行なう。解像度変換手法は、各プレー
ンごとに独立して選択することが可能である。もちろん
解像度変換を行なわないことが選択されてもよい。また
各プレーンともそれぞれ独立に任意の倍率を設定するこ
とが可能である。
【0043】図13は、本発明の画像処理装置の第2の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。S121,S122は図3に示した第1の実施の
形態におけるS105,S106と同一の処理である。
すなわち、まずS121において原稿画像を入力し、S
122において属性判別部12で原稿画像から1ないし
数画素あるいは所定の領域ごとに属性を判別して、分離
情報が出力される。なおこれらの処理の詳細は省略す
る。
【0044】次にS123において、属性認識部18
は、属性判別部12から送られてきた分離情報に基づい
て、入力原稿が文字のみから構成されているのか、写真
のみから構成されているのか、文字と写真が混在した構
成かなどの属性情報を得る。この属性情報は、“文字の
み”、“絵柄のみ“、”文字絵柄混在“の3通りの分類
以外でももちろんよく、上述のような原稿中に占める文
字や絵柄の割合や画質、さらには原稿サイズなどを得て
もよい。また、原稿画像が例えばネットワークなどを介
して得られたものである場合、へッダに各ページの属性
が付加されていることがある。このような場合には、へ
ッダを参照することでそのぺージ全体の属性を得てもよ
い。
【0045】属性認識部18は、原稿画像の属性を認識
した後、その認識結果に基づいて分離情報プレーン、文
字情報プレーン、絵柄情報プレーンの各プレーンに対し
て、それぞれ解像度変換部15中の解像度変換手法とし
てどれを選択するかを決定する選択信号を生成する。S
124において、解像度変換部15では各選択信号に基
づき各プレーンごとにセレクタを切り替え、各プレーン
に対応した解像度変換手法が選択される。このとき、解
像度変換を行なわないという選択が行なわれることもあ
る。
【0046】この第2の実施の形態の場合、属性認識部
18で入力された原稿画像が例えば文字のみの画像であ
ると判定された場合には、絵柄情報プレーンは全白デー
タしか存在しないので、結果的に文字情報プレーンだけ
送信すればよい。そこで文字情報プレーンに対して高画
質を維持する解像度変換手法を使っても処理負荷は軽く
て済み、全体とすれば高速に高画質の解像度変換処理を
行なうことができる。また絵柄情報のみの原稿であると
判定された場合にも同様に、文字情報プレーンは全白デ
ータしか存在しない。そのため結果的に絵柄情報プレー
ンだけ送信すればよい。そこで絵柄情報プレーンに対し
て高画質を維持する解像度変換手法を使っても処理負荷
は軽くて済み、全体として高速に高画質の解像度変換処
理を行なうことができる。文字絵柄混在原稿であると判
定された場合には、例えば3つのプレーンについて、そ
れぞれ標準的な解像度変換手法を用いることで、そこそ
この処理速度で標準的な画質の解像度変換を行なうこと
ができる。
【0047】そこで、例えば原稿画像が文字のみの画像
であると認識された場合には、文字情報プレーンに対す
る解像度変換手法として高画質な論理演算法などを選択
し、原稿画像が絵柄のみの画像であると認識された場合
には、絵柄情報プレーンに対する解像度変換手法として
高画質な投影法や16点補間法などを選択する。また例
えば原稿画像が文字と絵柄が混在した画像であると認識
された場合には、各プレーンすべてについて解像度変換
手法として標準的な4点補間法などを選択すればよい。
もちろん、各場合において選択する解像度変換手法はこ
れらの例に限られるものではない。
【0048】以下、S125〜S129の処理は、図3
に示した第1の実施の形態におけるS107〜S111
の処理と同一であるので説明を省略する。
【0049】以上述べたように、この第2の実施の形態
によれば、入力原稿から属性を認識し、認識した原稿属
性に応じて各プレーンの解像度変換手法を選択すること
ができるので、原稿に応じた解像度変換処理を施して画
像送信を行なうことができる。
【0050】図14は、本発明の画像処理装置の第3の
実施の形態を示す構成図である。図中、図1と同様の部
分には同じ符号を付して説明を省略する。21〜23は
解像度変換部である。この実施の形態では、各プレーン
に最適な解像度変換手法を用いて解像度変換処理を行な
うものである。
【0051】属性判別部12から出力される分離情報
は、分離情報プレーンのデータとして解像度変換部21
に入力される。また、2層分割部13で分離された文字
情報プレーンは解像度変換部22へ、絵柄情報プレーン
は解像度変換部23へ入力される。
【0052】解像度変換部21は、分離情報プレーンに
適した解像度変換手法を用いて、分離情報プレーンに対
して解像度変換処理を行なう。同様に、解像度変換部2
2は、文字情報プレーンに適した解像度変換手法を用い
て、文字情報プレーンに対して解像度変換処理を行な
う。解像度変換部23は、絵柄情報プレーンに適した解
像度変換手法を用いて、絵柄情報プレーンに対して解像
度変換処理を行なう。解像度変換部21〜23は、それ
ぞれ異なる解像度変換手法を用いることもあるし、この
うちの2つあるいは3つとも同じ解像度変換手法を用い
てもよい。また、解像度変換を行なわない解像度変換部
が存在していてもよい。また各解像度変換部21〜23
は、それぞれ独立に任意の倍率を設定することが可能で
ある。
【0053】各解像度変換部21〜23に適用する解像
度変換手法としては、例えば分離情報プレーンに対して
解像度変換を行なう解像度変換部21には16点補間
法、文字情報プレーンに対して解像度変換を行なう解像
度変換部22には論理演算法、絵柄情報プレーンに対し
て解像度変換を行なう解像度変換部23には投影法など
を用いることができる。ただしこの組み合わせに限定さ
れるものではなく、どのような解像度変換手法をどのよ
うに組み合わせてもよい。
【0054】ここでは2層分割部13において文字情報
プレーンと絵柄情報プレーンの2プレーンに分離し、分
離情報プレーンとともに3プレーンに対応した3つの解
像度変換部を設けたが、プレーン数が増減する場合に
は、各プレーンに対応して解像度変換部を増減すればよ
い。また、プレーンの構成が異なる場合には、それぞれ
のプレーンに適応した解像度変換手法を用いた解像度変
換部を設ければよい。
【0055】画像フォーマットラッピング部16は、各
解像度変換部21〜23から出力される解像度変換処理
された分離情報プレーン、文字情報プレーン、絵柄情報
プレーンの3プレーンを所定の画像フォーマットに変換
して出力する。
【0056】図15は、本発明の画像処理装置の第3の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。図15に示す動作の一例は、図13に示した第2
の実施の形態における処理のうちS121,S122,
S125〜S129のステップによって構成されてお
り、それぞれS131〜S137に対応する。この第3
の実施の形態に特有の部分について主に説明し、その他
の部分は第2の実施の形態と同様であるので概略のみの
説明にとどめる。
【0057】まずS131において原稿画像を入力し、
S132において属性判別部12で原稿画像から1ない
し数画素あるいは所定の領域ごとに属性を判別して、分
離情報が出力される。出力された分離情報は、2層分割
部13に送られるとともに、分離情報プレーンとして分
離情報プレーン用の解像度変換部21へ送られる。
【0058】S133において、2層分割部13は属性
判別部12から出力される分離情報に従って、原稿画像
を文字情報プレーンと絵柄情報プレーンに分離する。分
離された文字情報プレーンと絵柄情報プレーンは、それ
ぞれ文字情報プレーン用の解像度変換部22、絵柄情報
プレーン用の解像度変換部23へ送られる。
【0059】S134において、分離情報プレーン、文
字情報プレーン、絵柄情報プレーンの3つのプレーンに
対して、それぞれ解像度変換部21,22,23によっ
て、あらかじめ用意された解像度変換手法にて解像度変
換処理が施される。なお、各解像度変換部21〜23に
おいて変換する解像度は、所定の条件によってあらかじ
め決められるものとする。また、ある解像度変換部で解
像度変換が行なわれなくてもよい。
【0060】解像度変換部21〜23で各プレーンの解
像度変換処理が完了したことをS135で確認した後、
解像度変換後の各プレーンの画像データは画像フォーマ
ットラッピング部16へ送られる。S136において画
像フォーマットラッピング部16は3つのプレーンを所
定の画像フォーマットに変換し、結果として1つの画像
ファイルを生成する。そしてS137において送信部1
7からネットワーク2を介して所望の装置へ送信する。
【0061】以上述べたように、この第3の実施の形態
によれば、入力原稿を複数のプレーンに分離し、分離し
た各プレーンに対して、予め設定されたそれぞれのプレ
ーンに最適な解像度変換手法を用いて解像度変換を行な
うことができる。入力された原稿画像は各部の属性に応
じて各プレーンに分解されるので、画像の各部の属性に
応じた解像度変換処理を施して画像送信を行なうことが
できる。
【0062】図16は、本発明の画像処理装置の第4の
実施の形態を示す構成図である。図中、図14と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。この第4の
実施の形態は、上述の第3の実施の形態とほぼ同様であ
るが、分離情報プレーンについては入力された原稿画像
の解像度と同じとし、解像度変換を施さずに送信する場
合の例を示している。
【0063】属性判別部12は、入力された原稿画像の
特徴量を抽出し、分離情報を画素単位で作成する。その
ため分離情報から構成される分離情報プレーンは、原稿
画像と同一の解像度を有する。分離情報プレーンは解像
度変換されずにそのまま画像フォーマットラッピング部
16に送られる。
【0064】このように分離情報プレーンを原稿画像と
同一の解像度で送信することによって、受信側で画像を
合成する際にはもとの原稿画像と同一の解像度で文字画
像あるいは絵柄画像を切り替えて合成できるため、切り
替え部分の画質が最もよい合成画像が得られる。またこ
の分離情報プレーンは、この例では2つのプレーンを選
択するだけであるから各画素1ビットの情報があればよ
く、データ量としても少ない上に高圧縮率の圧縮手法を
用いることができる。そのため、解像度変換を行なわず
に送信しても送信時間はそれほど長くならず、逆に良好
な画質の画像を送信することができる。
【0065】解像度変換部22,23は、それぞれ同一
あるいは異なる解像度変換手法を有している。また、そ
れぞれ任意の解像度に変換することが可能であるが、所
定の条件によってあらかじめ決められている。例えば文
字情報プレーンの解像度を高くして絵柄情報プレーンの
解像度を低く設定するといったように、各プレーンごと
に解像度を変えることができる。また、変換解像度を入
力された原稿画像の解像度の1/n(nは2以上の整
数)に限定してもよい。この例では分離情報プレーンを
原稿画像の解像度に設定しているので、文字情報プレー
ン、絵柄情報プレーンを1/nの解像度で送信すること
によって、合成時に各プレーンの切り替え部分が良好に
再現され、高画質の合成画像を得ることができる。もち
ろん、各プレーンとも同一の解像度であってもよい。ま
た、文字情報プレーンあるいは絵柄情報プレーンの一方
については解像度変換処理を施さない構成であってもよ
い。
【0066】画像フォーマットラッピング部16は、属
性判別部12から出力される分離情報プレーンと、解像
度変換部22,23で解像度変換処理された文字情報プ
レーン、絵柄情報プレーンの3プレーンを所定の画像フ
ォーマットに変換して出力する。
【0067】この第4の実施の形態における動作は、属
性判別部12が1画素ごとに分離情報を出力すること
と、分離情報プレーンについて解像度変換処理を行なわ
ないことが特徴であり、これらの点を除き上述の第3の
実施の形態とほぼ同じであるので、説明を省略する。
【0068】上述の説明では、入力された原稿画像の解
像度の状態で分離情報プレーンの生成と原稿画像の分離
を行なっているが、特にこれに限ったものではなく、例
えば原稿画像に対して入力された際の解像度をいったん
別の解像度に変換し、変換後の画像に対して画像の分離
と各プレーン毎の解像度変換を行なってもよい。この場
合、分離情報プレーンの解像度は原稿画像を解像度変換
した後の解像度となる。文字情報プレーン、絵柄情報プ
レーンについて行なう解像度変換は、この分離情報プレ
ーンの解像度をもとにして、例えば1/nの解像度とす
るとよい。
【0069】以上述べたように、この第4の実施の形態
によれば、分離した各プレーンに対してそれぞれ最適な
解像度変換処理を施すことにより、画像中の各部の属性
に応じた解像度変換を行なって画像送信を行なうことが
できる。さらに、分離情報プレーンを分離前の画像の解
像度で送信することによって、高画質の画像を合成する
ことが可能となる。
【0070】図17は、本発明の画像処理装置の第5の
実施の形態を示す構成図である。図中、図1と同様の部
分には同じ符号を付して説明を省略する。31は解像度
変換部、32は解像度決定部である。上述の第1ないし
第4の実施の形態では、入力された原稿画像を各部の属
性によって分離した後、分離した各プレーンおよび分離
情報プレーンについて最適な解像度変換処理を行なっ
た。その特殊な場合として全てのプレーンについて同一
の解像度変換手法を用いた同一の解像度への変換を行な
う場合がある。このような場合には各プレーンごとに解
像度変換を実施するよりも、各プレーンに分離する前に
一括して解像度変換を行なった方が処理速度を向上させ
ることができる。この第5の実施の形態では、このよう
な場合に対応し、各プレーンに分離する前に一括して解
像度変換を行なう場合の構成を示している。なお、この
第5の実施の形態では、上述の第1の実施の形態に示し
た構成をもとに、解像度変換部の位置を変更したもので
ある。他の実施の形態に対応した構成も可能である。
【0071】解像度変換部31は、入力された原稿画像
に対して所定の解像度変換手法を用いて解像度決定部3
2によって決定された解像度に変換する。属性判別部1
2は、解像度変換部31で解像度変換された画像データ
について、1ないし数画素ごとあるいは所定の領域ごと
に属性を判別し、分離情報を2層分割部13に送出する
とともに分離情報プレーンのデータとして画像フォーマ
ットラッピング部16に送出する。2層分割部13は、
解像度変換部31で解像度変換された画像データを、属
性判別部12から送られてくる分離情報に基づいて文字
情報と絵柄情報に分離し、それぞれ文字情報プレーン、
絵柄情報プレーンのデータとして画像フォーマットラッ
ピング部16に送る。画像フォーマットラッピング部1
6は、属性判別部12から送出される分離情報プレーン
と、2層分割部13で分離された文字情報プレーン、絵
柄情報プレーンの計3プレーンを所定の画像フォーマッ
トに変換して出力する。
【0072】送信属性情報認識部16は、ユーザにより
入力される送信属性情報を認識し、解像度を決定するた
めの属性情報を生成する。解像度決定部32は、送信属
性情報認識部16から送られてくる属性情報に基づい
て、解像度変換部31で行なう解像度変換の際の解像度
を決定する。なお、解像度変換部31に複数の解像度変
換手法を用意しておき、解像度決定部32によって解像
度とともに解像度変換手法を決定するように構成しても
よい。
【0073】図18は、本発明の画像処理装置の第5の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。まず上述の第1の実施の形態と同様に、S141
においてユーザが送信属性情報を入力する。送信属性情
報の入力は、例えば図4に示すようなUI(ユーザイン
タフェース)から行なうなど、種々の態様によって行な
うことができる。S142において送信属性情報認識部
14はユーザが入力した送信属性情報を認識し、認識し
た送信属性情報に基づき、解像度決定部32に解像度切
り替え信号を送る。
【0074】S143において、解像度決定部32では
解像度切り替え信号に基づき、あらかじめ用意された複
数の解像度から1つを選択する。例えばスキャナ11の
読み取り解像度が400dpiであった場合には、解像
度決定部32は400dpi、200dpi、100d
piの3つを用意し、この3つの中から1つを選択する
ようにする。また、スキャナ11の読み取り解像度が6
00dpiであった場合には、解像度決定部32は60
0dpi、300dpi、150dpiの3つを用意
し、この3つの中から1つを選択するようにする。また
例えば画像がスキャナ11から入力されたものではなく
ぺージ記述言語などのような形態である場合には、あら
かじめ別に用意された所定の解像度でラスター画像デー
タへ変換してもよい。なお、決定する解像度は上述のよ
うな3つに限定されるものではなく、任意の解像度が設
定できるように構成してよい。
【0075】解像度決定部32により解像度が決定した
ら、上述の第1の実施の形態におけるS105と同様
に、S144において原稿画像を入力する。この第5の
実施の形態では、画像の分離を行なう前に、S145に
おいて入力された原稿画像に対して解像度決定部32で
決定された解像度に基づいて解像度変換部31で解像度
変換処理を行なう。解像度変換手法は上述の第1の実施
の形態で説明したように種々の手法があり、特に限定さ
れるものではない。もちろん、解像度決定部32が解像
度を決定する際に解像度変換手法も選択するように構成
してもよい。
【0076】S146において、属性判別部12は解像
度変換処理された画像について1ないし数画素あるいは
所定領域ごとに属性を判別し、その属性に対応する分離
情報を出力する。属性の判定方法は、上述の第1の実施
の形態と同様である。出力された分離情報は、2層分離
部13に送られるとともに、そのまま分離情報プレーン
のデータとして画像フォーマットラッピング部16に送
られる。
【0077】S147において、2層分割部13は、解
像度変換部31から送られる解像度変換済みの画像を、
属性判別部12から送られる分離情報に基づいて分離す
る。ここでは一例として、解像度変換済みの画像を文字
情報プレーンと絵柄情報プレーンとに分離している。も
ちろんこの実施の形態においてもこれに限られるもので
はない。分離された各プレーンはそのまま画像フォーマ
ットラッピング部16に送られる。
【0078】S148において、画像フォーマットラッ
ピング部16は、送られてきた文字情報プレーンと絵柄
情報プレーン、および分離情報プレーンの3つのプレー
ンを所定の画像フォーマットに変換し、結果として1つ
の画像ファイルを生成する。画像フォーマットは図11
に示したフォーマットなど、種々の画像フォーマットで
よい。
【0079】S149において、画像フォーマットラッ
ピング部16でフォーマット化された画像データは、送
信部17へ送られ、送信部17からネットワーク2を介
して所望の装置へ送信される。
【0080】以上述べたように、この第5の実施の形態
によれば、入力された原稿画像に対し解像度変換処理を
行なった後に画像をプレーンに分離するので、各プレー
ンを同じ解像度に変換する場合にプレーンごとに解像度
変換処理せず、1回の解像度変換処理で済み、処理負荷
を軽くすることができる。
【0081】図19は、本発明の画像処理装置の第6の
実施の形態を示す構成図である。図中、図1および図1
7と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
この実施の形態も、上述の第5の実施の形態と同様に画
像を分離する前に解像度変換処理を行なうものである。
この第6の実施の形態では、受信側機器との間で設定さ
れる解像度に基づいて解像度変換を行なう例を示してい
る。
【0082】送信部17は、送信先となる装置と通信
し、出力解像度情報などを受け取って解像度決定部32
に送る。また、画像フォーマットラッピング部16でフ
ォーマット化された画像データをネットワーク2を通じ
て送信先となる装置へ送信する。解像度決定部32は、
送信部17から送られる送信先の出力解像度情報などに
基づいて、解像度変換部31で行なう解像度変換処理に
おける解像度を決定する。解像度変換部31は、解像度
決定部32で決定した解像度に従って解像度変換処理を
行なう。
【0083】図20は、本発明の画像処理装置の第6の
実施の形態における動作の一例を示すフローチャートで
ある。まずS151において、送信部17は送信先の装
置に対して、ネットワーク2を介してアクセスを行な
い、出力解像度情報を通知するよう送信先となる装置に
要求を出す。送信先の装置は、出力解像度情報の通知要
求を受けて、出力解像度情報を画像処理装置1へ通知す
る。送信部17は送信先となる装置から出力解像度情報
を受け取り、受け取った出力解像度情報を解像度決定部
32へ送る。その後、送信先となる装置とのアクセスを
遮断したり、休止していてよい。
【0084】送信先の装置の決定は、例えばユーザが図
示しないUI(ユーザインタフェース)を用いて指定し
たり、あるいはユーザが直接あるいは間接的に使用して
いるソフトウェアが決定してもよい。または、送信部1
7が例えばポーリング等によって複数の送信先となりう
る装置の中から条件に合う1台を選択するようにしても
よい。またサリュテーションマネージャー(SLM)プ
ロトコルを用いて複数の相手装置の中から条件にあうも
のを指定したり、あるいは電話回線を用いてFAXとし
て使用するのであれば相手の電話番号を入力するなど、
またそれ以外の方法によって相手装置を指定してもよ
く、方法は特に限定されない。
【0085】以下、S152以降の処理は上述の第5の
実施の形態におけるS143以降の処理と同様であるの
でここでは説明を省略する。最終的にS158におい
て、S151で通信を行なった送信先装置に対してフォ
ーマット化された画像データが送信されることになる。
【0086】以上述べたように、この第6の実施の形態
においても、各プレーンを同じ解像度に変換する場合に
プレーンごとに解像度変換処理せず1回の解像度変換処
理ですみ、送信側の処理負荷を軽くすることができる。
また、送信先の装置に応じて解像度に変換処理を行なう
ので、送信先の装置に適合した状態で画像データを送信
することができ、例えば送信先の装置の解像度が低い場
合には送信データ量を削減して高速にデータ転送を行な
うことができる。
【0087】図21は、本発明の画像処理装置の第7の
実施の形態を示す構成図である。図中、図12と同様の
部分には同じ符号を付して説明を省略する。41は受信
部、42は画像蓄積部である。上述の各実施の形態にお
いては、画像を分離した後に送信部17からネットワー
ク2を介して送信する送信側の画像処理装置について説
明した。本発明は受信側の装置に適用してももちろんよ
く、その場合の例をこの実施の形態で示している。受信
部41は、ネットワーク2などから送られてくる画像デ
ータを受信する。また、画像蓄積部42は、画像フォー
マットラッピング部16でフォーマット化された画像デ
ータを蓄積する。蓄積された画像データは、任意に読み
出し、再びネットワーク2を介して送られたり、専用の
出力装置などに送出して記録させることができる。
【0088】なお、この第7の実施の形態における動作
は、受信部41で画像データを受信して入力された画像
データとする点およびフォーマット化された後に送信さ
れず、画像蓄積部42に蓄積される点を除き、図13に
示した第2の実施の形態における動作と同じであるので
詳細は省略する。また、ここでは第2の実施の形態に示
した構成を受信側の装置に適用した例を示したが、これ
に限らず、他の実施の形態においても受信側の装置に適
用することができる。
【0089】図22は、本発明の画像処理装置を備えた
システムの一例を示す構成図である。図中、51,52
は入力装置、53〜55は出力装置、56はネットワー
クである。入力装置51,52は、例えば本発明の画像
処理装置の第1ないし第6の実施の形態のいずれかを搭
載した装置であり、画像データを取り込んでネットワー
ク56を介して画像データを出力装置53〜55のいず
れかへ送信する。出力装置53〜55は、ネットワーク
56を介して入力装置51もしくは52から送信されて
きた画像データを受信し、紙やOHPシートなどの被記
録媒体に記録して出力する。ネットワーク56は、公衆
回線やLANなどのネットワーク回線で構成されてい
る。
【0090】あるいは、出力装置53〜55として例え
ば本発明の画像処理装置の第7の実施の形態で示した装
置とし、入力装置51,52として例えばスキャナなど
の画像入力装置で画像を入力し、あるいはグラフィック
ス機能などによって画像を生成して送信する装置とする
こともできる。また、図22に示した例では、わかりや
すくするため入力装置と出力装置の機能をそれぞれ独立
させているが、各装置はそれぞれが入力装置の機能と出
力装置の機能を備えた複合機であってもよい。
【0091】図23は、本発明の画像処理装置を備えた
システムの別の例を示す構成図である。図中、61〜6
4はホストコンピュータ、65は送信側ネットワーク、
66は送信側装置、67はモデム、71,72はクライ
アントコンピュータ、73,74はプリンタ、75は受
信側ネットワーク、76は受信側装置、77はモデムで
ある。送信側システムは、送信側ネットワーク65によ
ってホストコンピュータ61〜64および送信側装置6
6などが接続されている。また送信側装置66にはモデ
ム67が接続されている。
【0092】送信側装置66は、例えば上述の本発明の
画像処理装置の第1ないし第6の実施の形態として示し
た構成を備えている。送信側装置66は、送信側ネット
ワーク65上に接続されたホストコンピュータ61〜6
4から直接、画像データを受け取り、画像分離や解像度
変換、フォーマット化などの処理を行なった後、モデム
67を介して受信側システムへ画像データをFAX送信
することができる。
【0093】受信側システムは、受信側ネットワーク7
5によってクライアントコンピュータ71,72や、プ
リンタ73,74、受信側装置75などが接続されてい
る。また、受信側装置76にはモデム77が接続されて
おり、通信回線を介して送られてくるFAX画像を受信
することができる。
【0094】受信側装置75は、モデム77で受信した
フォーマット化された画像データから各プレーンの画像
を取り出し、各プレーンの画像を1つの画像に合成して
プリンタ73またはプリンタ74へ出力する。あるいは
クライアントコンピュータ71,72によって必要な処
理を行なった後にプリンタ73または74から出力する
ことができる。
【0095】図24は、送信側装置の内部構成の一例を
示すブロック図である。図中、81は内部バス、82は
CPU、83はメモリ、84はネットワーク制御部、8
5は通信制御部、86は画像蓄積部、87は画像処理
部、88はインタフェース部である。図24に示した送
信側装置66は、CPU82、メモリ83、ネットワー
ク84、通信制御部85、画像蓄積部86、画像処理部
87、インタフェース部88などが内部バス81によっ
て接続されて構成されている。
【0096】CPU82は送信側装置66の制御を司
る。メモリ83は、画像データを一時的に記憶する。ネ
ットワーク制御部84は、ネットワーク65を介してホ
ストコンピュータ61〜64から画像データを受信した
り、あるいはネットワーク65を介して他のホストコン
ピュータ61〜64へ画像データを送信する。通信制御
部85は、外部に接続したモデム67などを介して画像
データをFAX送信する。図23に示したように、モデ
ム67にはさらに通信のために一般電話回線などの通信
回線が接続されており、これらを介して画像データをF
AX送信することができる。画像蓄積部86は、画像デ
ータを蓄積する。画像処理部87には、上述の本発明の
画像処理装置の第1ないし第6の実施の形態が適用さ
れ、ネットワーク制御部84を介して受信した画像デー
タを多層構造のプレーンに分離し、各プレーンに対して
解像度変換処理を施した後、所定の画像フォーマットに
ラッピングする。あるいは受信した画像データに対して
解像度変換処理を施した後、各プレーンに分離して所定
の画像フォーマットにラッピングする。インタフェース
部88は、スキャナやデジタルカメラなどの画像入力機
器を接続するインタフェースである。これらの画像入力
機器は、ネットワーク65に接続することにより、ネッ
トワーク制御部84を介して画像を入力するようにして
もよい。
【0097】図25は、本発明の画像処理装置を備えた
システムの別の例における動作の一例を示すフローチャ
ートである。図25では、実際にホストコンピュータ6
1〜64により画像が作成されてから画像処理を施して
FAX送信するまでの動作を示している。まず、S16
1において、ネットワーク65に接続されたホストコン
ピュータ61〜64のうちの1つから送信側装置66へ
画像を送信する旨の要求を出し、画像を送信する。
【0098】送信側装置66では、ネットワーク制御部
84を介して送信要求を受け取ると、CPU82により
図示しないDMAC(Direct Memory A
ccess Controller)のレジスタへ所定
のパラメータを設定する。パラメータとしてはメモリ8
3のデータ格納アドレスや転送レートなどが挙げられ
る。パラメータの設定が完了すると、CPU82はレデ
ィ状態を示すコマンドをネットワーク制御部84に発行
し、その後、S162において、ホストコンピュータ6
1〜64のいずれかより順次送信されてくる画像データ
をメモリ83へ格納する。
【0099】画像データがすべてメモリ83に格納され
ると、CPU2はDMACのレジスタへ画像読み出しア
ドレスや処理後の画像データの書き込みアドレスなどの
パラメータを設定し、メモリ83上の画像データを順次
読み出して画像処理部87へ送る。S163において、
画像処理部87は、上述の第1ないし第6の実施の形態
で説明した処理を実行し、フォーマット化された画像デ
ータを出力する。例えば画像処理部87が上述の1ない
し4の実施の形態を備えていれば、送られてきた画像デ
ータに対して、順次、属性判別、各プレーンへの分離、
各プレーンごとの解像度変換、画像フォーマットラッピ
ングなどの処理を行ない、フォーマット化された画像デ
ータを出力する。
【0100】S164において、画像処理後のフォーマ
ット化された画像データは、予めDMACのレジスタに
設定された書き込みアドレスを開始点として、順次、メ
モリ83へ格納される。メモリ83としては、画像処理
前と処理後の2つ分の画像データが格納できる容量を準
備してもよく、またいずれか多い方の容量だけを準備し
て書き込みと読み出しをダイナミックに制御してもよ
い。S165において、メモリ83に格納された画像デ
ータは、保存のために、順次、画像蓄積部86に蓄積さ
れる。
【0101】画像処理後の画像データの蓄積が完了した
ら、S166において、CPU82は予め指定された受
信側システムへの通信を開始する。詳細な通信プロトコ
ルは省略する。S167において受信側システムへの接
続が完了したことを確認後、S168においてメモリ8
3に格納されている画像処理後の画像データを順次読み
出して受信側システムへ送信する。
【0102】以上の処理により、ホストコンピュータ6
1〜64から送られてきた画像データに所定の画像処理
を施して受信側システムへFAX送信することが可能と
なる。あるいは、ネットワーク制御部84を介してメモ
リ83に格納されている画像処理後の画像データを順次
読み出してホストコンピュータ61〜64へ送ってもよ
い。
【0103】受信側システムでは、モデム77で受信し
たFAX画像データに基づいて、受信側装置76は画像
を再構成する。フォーマット化された画像データから分
離情報プレーン、文字情報プレーン、絵柄情報プレーン
を取り出し、少なくとも文字情報プレーンと絵柄情報プ
レーンの解像度を合わせた後、分離情報プレーンの分離
情報に従って文字情報あるいは絵柄情報のいずれか一方
を選択し、出力する。これによって画像が再構成され
る。そして、クライアントコンピュータ71,72によ
る制御のもとで、必要に応じて画像処理を施した後、プ
リンタ73またはプリンタ74から出力することができ
る。
【0104】上述の例では送信側装置に本発明の画像処
理装置を適用した場合について説明したが、受信側装置
に例えば本発明の画像処理装置の第7の実施の形態を配
置し、任意のフォーマットで送られてくる画像データを
上述のような複数プレーン構成の画像データに変換し
て、例えば画像データベースなどに蓄積しておき、必要
に応じてプリンタ73,74に出力したり、あるいは通
信回線を介して他のシステムに送信するように構成して
もよい。
【0105】システム構成は上述の各例に限定されるこ
とはなく、種々の形態のシステムを構成することができ
る。
【0106】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、入力された画像情報を第1画像データ、第2
画像データ、および第1画像データまたは第2画像デー
タのいずれかを選択する選択データに分離して送信する
ので、それぞれのデータに最適な解像度変換手法を用い
た最適な解像度への変換処理を行なうことができる。こ
れによってそれぞれの画像の特性に応じた解像度変換を
行なえるため、画質の劣化を抑えることができ、また高
い解像度が必要のないデータでは解像度を低くしてデー
タ量を削減できるため、通信速度を向上させることが可
能となる。このように本発明によれば、画質の劣化を抑
制するとともに高速な通信を行なうことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態を
示す構成図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける分離後の各プレーンの具体例の説明図である。
【図3】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態に
おける動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】 ユーザインタフェースの一例を示す平面図で
ある。
【図5】 ゼロ次ホールド法の説明図である。
【図6】 ニアレストネイバー法の説明図である。
【図7】 4点補間法の説明図である。
【図8】 投影法の説明図である。
【図9】 16点補間法の説明図である。
【図10】 論理演算法の一例の説明図である。
【図11】 画像フォーマットの一例の説明図である。
【図12】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態
を示す構成図である。
【図13】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態
を示す構成図である。
【図15】 本発明の画像処理装置の第3の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の画像処理装置の第4の実施の形態
を示す構成図である。
【図17】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
を示す構成図である。
【図18】 本発明の画像処理装置の第5の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図19】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
を示す構成図である。
【図20】 本発明の画像処理装置の第6の実施の形態
における動作の一例を示すフローチャートである。
【図21】 本発明の画像処理装置の第7の実施の形態
を示す構成図である。
【図22】 本発明の画像処理装置を備えたシステムの
一例を示す構成図である。
【図23】 本発明の画像処理装置を備えたシステムの
別の例を示す構成図である。
【図24】 本発明の画像処理装置を備えたシステムの
別の例における送信側装置の内部構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図25】 本発明の画像処理装置を備えたシステムの
別の例における動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…画像処理装置、2…ネットワーク、11…スキャナ
部、12…属性判別部、13…2層分割部、14…送信
属性情報認識部、15…解像度変換部、16…画像フォ
ーマットラッピング部、17…送信部、18…属性認識
部、21〜23…解像度変換部、31…解像度変換部、
32…解像度決定部、41…受信部、42…画像蓄積
部、51,52…入力装置、53〜55…出力装置、5
6…ネットワーク、61〜64…ホストコンピュータ、
65…送信側ネットワーク、66…送信側装置、67…
モデム、71,72…クライアントコンピュータ、7
3,74…プリンタ、75…受信側ネットワーク、76
…受信側装置、77…モデム、81…内部バス、82…
CPU、83…メモリ、84…ネットワーク制御部、8
5…通信制御部、86…画像蓄積部、87…画像処理
部、88…インタフェース部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 万城目 ゆみ 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 森 美樹博 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−342314(JP,A) 特開 昭62−256573(JP,A) 特開 平5−176162(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 101

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像情報の特徴量を抽出して
    前記画像情報を1ないし数画素単位もしくは所定の領域
    単位で分離するための分離情報を作成し選択データとす
    る属性判別手段と、前記分離情報に基づいて前記画像情
    報を第1画像データと第2画像データに分離する分離手
    段と、送信画質や送信速度や原稿タイプや原稿画質や原
    稿サイズなどの送信属性の情報を認識する送信属性情報
    認識手段と、前記第1画像データ、前記第2画像デー
    タ、および前記選択データに対して解像度を変換する解
    像度変換手段と、該解像度変換手段により解像度が変換
    された第1画像データと第2画像データと選択データを
    所定の画像フォーマットに変換して他の装置へ送信する
    データ送出手段を具備し、前記解像度変換手段は前記第
    1画像データ、前記第2画像データ、および前記選択デ
    ータに対してそれぞれ複数の解像度変換手法を有してお
    り、前記送信属性情報認識手段によって認識された送信
    属性の情報に基づいて前記複数の解像度変換手法の中か
    らそれぞれ最適な解像度変換手法を選択して解像度を変
    換することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記送信属性情報認識手段は、ユーザに
    よって指示された送信属性の情報を認識することを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記解像度変換手段は、前記第1画像デ
    ータ、前記第2画像データ、および前記選択データの少
    なくとも1つに対しては異なった解像度変換手法を用い
    て解像度を変換することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記解像度変換手段は、前記第1画像デ
    ータ、前記第2画像データ、および前記選択データの各
    々に対してそれぞれ異なった解像度変換手法を用いて解
    像度を変換することを特徴とする請求項3に記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 入力された画像情報に対して解像度変換
    処理を施す解像度変換手段と、該解像度変換手段により
    解像度が変換された画像情報の特徴量を抽出して前記解
    像度が変換された画像情報を1ないし数画素単位もしく
    は所定の領域単位で分離するための分離情報を作成し選
    択データとする属性判別手段と、前記分離情報に基づい
    て前記解像度が変換された画像情報を第1画像データと
    第2画像データに分離する分離手段と、前記第1画像デ
    ータと前記第2画像データと前記選択データとを所定の
    画像フォーマットに変換して他の装置へ送信するデータ
    送出手段と、送信画質や送信速度や原稿タイプや原稿画
    質や原稿サイズなどの送信属性の情報を認識する送信属
    性情報認識手段を具備し、前記解像度変換手段は、前記
    送信属性情報認識手段によって認識された前記送信属性
    の情報に基づいて解像度を決定することを特徴とする画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記送信属性情報認識手段は、ユーザに
    よって指示された送信属性の情報を認識することを特徴
    とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力された画像情報に対して解像度変換
    処理を施す解像度変換手段と、該解像度変換手段により
    解像度が変換された画像情報の特徴量を抽出して前記解
    像度が変換された画像情報を1ないし数画素単位もしく
    は所定の領域単位で分離するための分離情報を作成し選
    択データとする属性判別手段と、前記分離情報に基づい
    て前記解像度が変換された画像情報を第1画像データと
    第2画像データに分離する分離手段と、前記第1画像デ
    ータと前記第2画像データと前記選択データとを所定の
    画像フォーマットに変換して他の装置へ送信するデータ
    送出手段を有し、前記解像度変換手段は、前記データ送
    出手段により送信する各データの送信先となる前記他の
    装置から受け取った出力解像度情報に基づいて解像度を
    決定することを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 入力された画像情報の特徴量を抽出して
    前記画像情報を1ないし数画素単位もしくは所定の領域
    単位で分離するための分離情報を作成し選択データとす
    る属性判別工程と、前記分離情報に基づいて前記画像情
    報を第1画像データと第2画像データに分離する分離工
    程と、該分離工程により分離された前記第1画像デー
    タ、前記第2画像データ、及び前記選択データに対して
    送信画質や送信速度や原稿タイプや原稿画質や原稿サイ
    ズなどの送信属性の情報に従って複数の解像度変換手法
    の中からそれぞれ最適な解像度変換手法を選択しそれぞ
    れ選択した解像度変換手法により解像度を変換する解像
    度変換工程と、該解像度変換工程により解像度を変換さ
    れた第1画像データと第2画像データと選択データを所
    定の画像フォーマットに変換して他の装置へ送信するデ
    ータ送出工程を行なうことを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記送信属性は、ユーザによって指示さ
    れることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記解像度変換工程は、前記第1画像
    データ、前記第2画像データ、及び前記選択データの少
    なくとも1つに対しては異なった解像度変換手法を用い
    て解像度を変換することを特徴とする請求項8または請
    求項9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記解像度変換工程は、前記第1画像
    データ、前記第2画像データ、及び前記選択データの各
    々に対してそれぞれ異なった解像度変換手法を用いて解
    像度を変換することを特徴とする請求項10に記載の画
    像処理方法。
  12. 【請求項12】 入力された画像情報に対して送信画質
    や送信速度や原稿タイプや原稿画質や原稿サイズなどの
    送信属性の情報に基づいて決定された解像度に従って解
    像度変換処理を施す解像度変換工程と、該解像度変換工
    程により解像度が変換された画像情報の特徴量を抽出し
    て前記解像度が変換された画像情報を1ないし数画素単
    位もしくは所定の領域単位で分離するための分離情報を
    作成し選択データとする属性判別工程と、前記分離情報
    に基づいて前記解像度が変換された画像情報を第1画像
    データと第2画像データに分離する分離工程と、前記第
    1画像データと前記第2画像データと前記選択データと
    を所定の画像フォーマットに変換して他の装置へ送信す
    るデータ送出工程を行なうことを特徴とする画像処理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記送信属性は、ユーザによって指示
    されることを特徴とする請求項12に記載の画像処理方
    法。
  14. 【請求項14】 入力された画像情報に対して送信先と
    なる他の装置から受け取った出力解像度情報に基づいて
    決定された解像度に従って解像度変換処理を施す解像度
    変換工程と、該解像度変換工程により解像度が変換され
    た画像情報の特徴量を抽出して前記解像度が変換された
    画像情報を1ないし数画素単位もしくは所定の領域単位
    で分離するための分離情報を作成し選択データとする属
    性判別工程と、前記分離情報に基づいて前記解像度が変
    換された画像情報を第1画像データと第2画像データに
    分離する分離工程と、前記第1画像データと前記第2画
    像データと前記選択データとを所定の画像フォーマット
    に変換して前記他の装置へ送信するデータ送出工程を行
    なうことを特徴とする画像処理方法。
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