JPH06334844A - データ処理方法及びそれを用いた記録装置 - Google Patents

データ処理方法及びそれを用いた記録装置

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JPH06334844A
JPH06334844A JP5118529A JP11852993A JPH06334844A JP H06334844 A JPH06334844 A JP H06334844A JP 5118529 A JP5118529 A JP 5118529A JP 11852993 A JP11852993 A JP 11852993A JP H06334844 A JPH06334844 A JP H06334844A
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JP5118529A
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Yuji Akiyama
勇治 秋山
Atsuyuki Ninomiya
敬幸 二宮
Masafumi Kamata
雅史 鎌田
Kazuhiko Morimura
和彦 森村
Masashi Matsumoto
正史 松本
Sadayuki Sugama
定之 須釜
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Canon Inc
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの受信を所望の解像度に変換でき、バ
ファーメモリーの容量を増加することなく、高速でデー
タ処理を達成できるデータ処理方法の提供及び記録装置
の提供。 【構成】 解像度X(dpi)対解像度Y(dpi)
を、互いに素の関係にあるA,Bの比率A:Bとなるよ
うに該一次元データをAのビット数に分割し、予め所定
のビット数Aの分割データの内容に応じたビット数Bへ
の変換パターンテーブルを用いてビット数Aの分割一次
元データをビット数Bの一次元データに変換する。 【効果】 データの即時の変換が可能になり、変換処理
のための一時メモリー容量を減少でき、高速処理を達成
でき、記録画像の再現性が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値化信号を疑似中間
調のデータが解像度変換や拡大縮小といったデータ変換
を行うデータ処理方法及び異なる解像度のデータを再現
性良く出力することができ、或は拡大・縮小を行うデー
タ処理を無駄なく行える記録装置に関する。特に、本発
明記録装置は、インク、固体インクを溶解状態としたイ
ンク、粉体を溶解したトナーといった液状体の付着物を
担持した部材である紙、布、特殊シートといった被搬送
部材を用いるインク記録装置に有効で、複写機、ファク
シミリ等の記録機器、通信機器、事務機器、複合機器、
プリンタ等に適用可能な発明に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ホストコンピュータ等と接続
し画像を記録出力する記録装置においては2値化処理に
よる疑似中間調画像のビットマップ情報からなるイメー
ジ画像データ、あるいは文字コード情報からなる文字画
像データを受信し画像出力をする。
【0003】イメージ画像データは、2値化信号により
中間調画像を疑似的に表現する手法であり、ディザ法等
により、たとえば16階調のしきい値を4×4の2次元
平面に疑似乱数化して配置したディザマトリクスを用い
て多値画像信号を画素を形成するドットのオン/オフ状
態を決定する2値信号に変換し、これにより2値化信号
であっても疑似輪郭のない中間調画像を再生することが
可能である。
【0004】文字画像データは、文字コードを記録装置
に送り記録装置は文字コードに応じた文字パターンを装
置内部で展開し文字画像を出力する。一般的に、この文
字パターンは記録装置の解像度に応じたパターン構成と
なっている。
【0005】記録装置の解像度はその記録方式により解
像度が異なる。ホストコンピュータで処理した疑似中間
調画像データからなるイメージ画像データは必ずしも記
録装置の解像度とは一致していない。例えば、記録装置
の解像度に対してイメージ画像データの解像度が低い場
合は出力される画像は所望の大きさよりも小さくなる。
従って拡大変換処理が必要となる。
【0006】すなわち、解像度が異なる機種間で画像デ
ータを共有するには画像サイズ(画素数)を変換する解
像度変換処理の必要がある。
【0007】また、大きな画像を縮小して小さな紙に出
力する場合や、複数の画像を1枚の紙にまとめて出力し
たい場合に変倍処理が必要となる。
【0008】従来、2値化された画像の解像度変換処理
や変倍処理を行う場合、単純に原画像の画素を間引き処
理あるいは繰り返し処理、論理演算処理を用いた補完に
より同様に間引き処理あるいは繰り返し処理を行うこと
により所定画素数に変換する方法や、原画像の所定エリ
ア内のドットの配列状態に応じて変換後のドット配列状
態を決定する2次元配列のマトリクスパターンテーブル
を変換倍率に応じて複数用意し、この2次元配列のマト
リクスパターンテーブルを用いて所定画素数に変換する
方法や、変換画素に対応する原画素(原画素群)の平均
濃度を推定(再量子化処理)し、再び所定しきい値ある
いはディザマトリクスにより2値処理を行い所定画素数
に変換処理を行う方法や、原画像の所定エリア内の画素
の信号状態から平均濃度を推定(再量子化処理)し、平
均濃度値に対応したドットの配列を決定する濃度パター
ンテーブルを変換倍率に応じて複数用意し、この濃度パ
ターンにより所定画素数に変換する方法などがある。
【0009】
【本発明の技術課題】しかしながら、従来の解像度(d
pi)変換や変倍処理のいずれのデータ変換処理は、隣
接のみならず、周辺データの状況判別を必要とするため
に、メモリーの増加や処理時間の増加が余儀なくされて
おり、高速のデータ処理やそれに伴う記録時間の短縮化
ができなくなるという問題があり、特に、オンデマンド
のインクジェット記録の利点を生かせなくなるという不
都合さえあった。
【0010】更に、上記2値化された画像の解像度変換
処理や変倍処理方法を備えた従来の記録装置において
は、記録装置の解像度と異なるイメージ画像データと記
録装置の解像度に従ってパターンが展開される文字画像
データとが混在した場合においてイメージ画像と文字画
像の解像度を同一に合わせることができないため、イメ
ージ画像と文字画像の出力結果の大きさが異なり、所望
の画像が得られない問題があった。
【0011】又、上述2値化された画像解像度変換処理
や変倍処理方法において、2次元配列のマトリクスパタ
ーンテーブルを用いた変換処理方法の場合、変換マトリ
クスパターンテーブルが占有するメモリが非常に大きい
欠点があった。
【0012】また、原画像の濃度を推定し再び変換画像
のドットの配列状態を決定する方法の場合、2値原画像
を多値信号に変換する必要があり占有メモリ量が多くな
り、かつ処理の負荷が大きいという欠点があった。
【0013】本発明の他の課題は、以下の概要及び代表
的な実施例の説明中に開示する記載から理解できよう。
【0014】
【本発明の概要】本発明の主たる目的は、データの受信
を例えばラインバファーが1ライン分受信する前に受信
データの所定ビット数ごとに分割する等のようにして、
順次所望の解像度に変換でき、バファーメモリーの容量
を増加することなく、高速でデータ処理を達成できるデ
ータ処理方法の提供にある。
【0015】本発明の別の目的は、処理すべきデータの
再現性をより高精度にできるデータ処理方法を提供する
ことで、具体的は、処理すべきデータを一旦、ビット数
の大きいデータに拡大した後、所望の処理を行うといっ
たデータ保存性を確保できるデータ処理方法の提供にあ
る。
【0016】本発明の別の目的は、解像度が異なるイメ
ージ画像と文字画像とが混在した画像においても、高速
データ処理が可能で、所望サイズの画像出力が可能なデ
ータ処理方法及び記録装置を提供するものである。
【0017】本発明の更に別の目的は、処理すべきデー
タ数が種々変化する場合に、異なるデータ処理(変倍
等)を行う上で、より精度の向上した変換処理ができる
データ処理方法及び記録装置を提供するものである。
【0018】本発明は、更に、従来では問題視されてい
ない新たな課題として、記録装置の記録条件である、カ
ラー記録や、記録媒体の種類、更には往復印字、片方向
印字のモード別、印字ドットの重ね打ちの種類等の記録
条件のいずれかで、色彩を重視するためや記録品位を向
上するための新規なデータ処理方法及び記録装置を提供
するものである。
【0019】本発明は具体的にその特徴事項を挙げる
と、解像度Xの一次元データを所望の解像度Y(X≠
Y)に処理可能なデータ処理方法であって、解像度X
(dpi)対解像度Y(dpi)を、互いに素の関係に
あるA,Bの比率A:Bとなるように該一次元データを
Aのビット数に分割し、予め所定のビット数Aの分割デ
ータの内容に応じたビット数Bへの変換パターンテーブ
ルを用いてビット数Aの分割一次元データをビット数B
の一次元データに変換することを特徴とするデータ処理
方法を提供することにある。この方法によれば、データ
の再現性を維持できる最小単位を拡張して、ビット数A
の分割データの内容に応じたデータの即時の変換が可能
になり、変換処理のための一時メモリー容量を減少で
き、高速処理を達成できる。この比率A:Bは、互いに
素の関係の関係であるが、X=αA,Y=αBである公
約数を持つ整数比率A:Bとなるように該イメージ画像
データをAのビット数毎に変換できる変換パターンテー
ブルとしても、従来の画像処理よりは高速処理が可能で
ある。いずれにしても、データ数Mの一次元データを所
望の解像度に変換するために、データ数Mよりも小さい
データ数N(NはMの公約数)に対応した所望解像度毎
に予め所望解像度に応じて変換すべきデータ数K(K≠
N)の解像度変換テーブルを用いて、所望解像度に応じ
て定められたデータ数N毎にデータ数Mの一次元データ
をテーブル変換することが、解像度変換及び倍率変換い
ずれにも重要な要件の一つとなる。
【0020】この変換処理は、記録手段がシリアル型や
フルラインの固定型に左右されることなく、データの転
送方向に関して少なくとも実行することで、処理の速度
をより高速化でき、又、データの転送方向とは異なる方
向(並設方向)に関しては、同一データの繰り返しや、
同様に、小ビット数を変換する上記変換テーブルのごと
き(或は、同一のテーブル)変換を行うことはそれぞれ
の利点がある。又、上記変換テーブルによる変換処理
後、変倍処理を実行することで、変倍時のデータ欠如を
なくし品位を維持した変倍画像形成を可能にするだけで
なく、多種のデータ内容に対応した変倍処理を行うこと
がなくなるので、メモリー容量を必要とすることなく、
効率的な処理が達成される。
【0021】さらに、文字画像データは、一般にコード
データとして供給されるために、この変換処理を行うこ
となく処理することが、相対的に処理速度を向上できる
ので好ましい。又、一次元データテーブル変換を行っ
た、イメージデータと、コードデータを一次元データ変
換したデータとを共に、変倍処理することは全体として
の処理効率を向上できる。
【0022】本発明は、ビット数Bのデータがnグルー
プ並んだドット数nBの一次元データをドット数Cの一
次元データに縮小するデータ処理方法であって、該ドッ
ト数nを整数倍してドット数Cに最も近い整数n×Mを
想定した際に|CーnM|の絶対値に相当するグループ
数だけ異なる変倍処理条件とすることを特徴とするデー
タ処理方法を提供するものでもある。これは、データ処
理を実行する過程で、整合性を確保し、更なる処理を付
加することなく所望の縮小を達成することができる。無
論、上記変換テーブルによる変換処理後、この変倍処理
を行うことは、より高速の処理を可能とする。これに加
えて、上記|CーnM|の絶対値が2以上である時、異
なる変倍処理条件で処理されるグループをドット数Cの
一次元データ中に均等分散することで、画像のバランス
を一層安定したものにできる。
【0023】本発明は、更なる発明として、イメージ画
像データの解像度変換を行う手段であって、解像度変換
比率に関する変換画素数が1画素の非整数倍となる場合
には解像度Xから解像度Y(X≠Y)に解像度変換すべ
き一次元のイメージ画像データに対して、α、A、Bを
整数とするときX=αA,Y=αBである整数比率A:
Bとなるように該イメージ画像データをAのビット数毎
にビット数Bの一次元データに変換するための、予め所
定のビット数Aの分割データの内容に応じたビット数B
のデータへ変換するパターンテーブルを有する第1デー
タ処理部と、該変換画素数が1画素の整数倍となる場合
には同一データの繰り返し処理による変換処理を行う第
2処理部と、を有し、該解像度変換後のデータを利用し
て画像記録することを特徴とする記録装置を提供する。
これは、本発明のパターンテーブルの使用を限定する事
で、メモリーされるテーブルの種類を減少し、整数倍処
理を確実にする記録装置を達成できる。
【0024】本発明は、別の発明として、解像度変換比
率に関する変換画素数が1画素の非整数倍となる場合に
は解像度Xから解像度Y(X≠Y)に解像度変換すべき
一次元のイメージ画像データに対して、α、A、Bを整
数とするときX=αA,Y=αBである整数比率A:B
となるように該イメージ画像データをAのビット数毎に
ビット数Bの一次元データに変換するための、予め所定
のビット数Aの分割データの内容に応じたビット数Bの
データへ変換するパターンテーブルを有する第1データ
処理部と、解像度変換すべき一次元のイメージ画像デー
タがD、βを整数とするときビット数D(D=βA)が
上記ビット数Bに対応する時、該ビット数Dの同一デー
タの繰り返し処理によるβ倍の変換を行った後に、該パ
ターンテーブルを用いてデータ変換処理を行う第2デー
タ処理部と、を有することを特徴とする記録装置を提供
するものである。この発明も、メモリーされるテーブル
の種類を減少することができるものである。具体的に
は、4ビットを9ビットに変換する一次元変換テーブル
を持てば、2ビットを9ビットに変換するためのテーブ
ルを持たずに、この2ビットデータを4ビットに拡大し
て、4ビットを9ビットに変換する一次元変換テーブル
を用いれば良い事になる。
【0025】本発明の更なる具体的な構成は、請求項及
び、以下の実施例の説明から理解できよう。
【0026】
【実施例】(実施例1)まず、本発明実施例の画像信号
処理の概要を説明する。
【0027】図21は本発明の実施例におけるデータ変
換処理の概要を示す説明図である。図21で、211で
ホストコンピュータ等から送られてくる画像データを受
信する。この際にホストコンピュータ等から送られてく
る画像データは文字コード情報からなる文字画像データ
と2値化されたビットマップ情報からなるイメージ画像
データを混在させることは可能である。212で行われ
る文字画像データとイメージ画像データの判別は画像デ
ータ中に含まれる制御コマンドの形態および信号の内容
により容易に判別可能であり、さらにイメージ画像デー
タの場合には画像解像度の判別も可能である。
【0028】受信した画像データは213のメモリ1に
一時記憶される。
【0029】画像データがイメージ画像データである場
合には、操作パネル216により指示された画像出力倍
率に従って、倍率設定部217からの倍率情報とイメー
ジ画像の解像度情報により218で変換ビット数を決定
する。ここではまず記録装置の解像度に変換する。例え
ば記録装置がP(dpi)、イメージ画像データがI
(dpi)の場合に等倍出力するためには1画素をP/
I画素に変換する必要があり、nビットからn×(P/
I)ビット変換が行われる。
【0030】メモリ内のイメージ画像データをデータ分
割部219にて所定画素数(nビット)に分割し、変換
パターンテーブルを用いて220のデータ変換処理部1
でデータ変換処理が行われ、223のメモリ2内に格納
する。データ変換処理に必要なメモリはメモリ2を共有
することで可能である。
【0031】変換パターンテーブルは倍率に応じて変換
すべき1次元のデータの長さを決定するデーブルであ
り、nビットをn’(=n×(P/I))ビットに変換
する。この変換パターンテーブルは、変換ビット数決定
情報に従って変換パターンテーブル群222より選択さ
れ221で最適変換パターンテーブルが設定される。
【0032】画像データが文字画像データである場合に
は、213のメモリ1内の文字コード情報対応した文字
パターンを文字パターンテーブル群215から選択し、
文字パターン発生部214で文字パターンの展開を行い
223のメモリ2に格納する。ここで文字画像パターン
は記録装置の解像度を用いて決められたパターンであ
る。この時点では、223のメモリ2内の画像データは
文字画像データ、イメージ画像データ共に記録装置解像
度のビットマップ情報に変換されている。
【0033】実際の前述操作パネル216より指定した
倍率への変換処理は記録装置解像度に変換された画像デ
ータに対して225のデータ変換処理2により223の
メモリー2内のデータが変換処理される。
【0034】ここでデータ変換処理2は変換ビット数決
定信号により間引き処理を用いてデータの変換をする。
倍率設定がα倍の縮小倍である場合には、n’ビットを
α×n’ビットに間引き処理を行う。
【0035】本構成では、操作パネル、倍率設定部を介
して変換ビット数を決定しているが、等倍のみ出力可能
とした装置の場合は受信した画像データ中に含まれる制
御コマンド信号の解像度判別結果と記録装置の解像度の
比率から装置内で変換ビット数を自動的に決定させても
良い。さらに、変換倍率情報は制御コマンド信号中に含
ませても良い。以上の構成により解像度の異なるイメー
ジ画像情報と文字画像情報とが混在した画像においても
変倍が可能であり所望の大きさの画像が得られるように
なる。
【0036】以下図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0037】図1は、本発明の実施例におけるシリアル
スキャン形式のカラーインクジェット記録装置の要部構
成を示す斜視図である。
【0038】イエローの色インクを吐出する記録ヘッド
1Y、マゼンタの色インクを吐出する記録ヘッド1M、
シアンの色インクを吐出する記録ヘッド1C、ブラック
の色インクを吐出する記録ヘッド1Kはキャリッジ20
1に所定距離をおいて配置してある。用紙やプラスチッ
ク薄板等から成る被記録材は搬送ローラ(不図示)を経
て排紙ローラ2、3に挟持され、付図示の搬送モータの
駆動に伴い矢印C方向に送られる。
【0039】ガイドシャフト4、及びエンコーダ5によ
りキャリッジ201が案内支持されている。キャリッジ
201は駆動ベルト6、7を介してキャリッジモータ8
の駆動により前記ガイドシャフト4に沿って往復移動さ
せられる。
【0040】前記、記録ヘッド1の被記録材と対面する
表面(吐出口形成面)には複数の吐出口が設けられてお
り、各吐出口の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネ
ルギーを発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換
体)が設けられている。
【0041】エンコーダ5の読みとりタイミングに従
い、前記発熱素子を記録信号に基づいて駆動し、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエローの順に被記録材上にイ
ンク液を飛翔、付着させることで画像を形成することが
できる。
【0042】記録領域外に選定されたキャリッジ201
のホームポジションには、後述する4つのキャップをも
つキャップ部420をもつ回復ユニット400が配設さ
れている。記録を行わない時には、キャリッジ201を
ホームポジションへ移動させてキャップ部420の各キ
ャップにより対応する各記録ヘッド1の吐出口形成面を
密閉し、インク溶剤の蒸発に起因するインクの固着ある
いは塵等の異物の付着等による吐出口の目詰まりを防止
する。また、上記キャップ部420の隣接位置には、ブ
レード540、拭き部材541が配設されており、記録
ヘッド1の吐出口形成面をクリーニングするのに使用さ
れる。記録ヘッド1へのインクの供給は、キャリッジ2
01上の付図示のサブタンクを介してインクチューブ9
を通じてインクタンク10より行われる。
【0043】本実施例における記録装置は360dpi
の解像度で画像を記録することが可能であり、記録ヘッ
ドには64個の吐出口を有しており、64ドットライン
分のデータを1走査で記録することができる。記録幅は
最大A4サイズ縦幅に記録ができ、1ドットラインあた
り2880ドットすなわち360バイト幅のデータが記
録可能である。
【0044】図2は本発明の実施例の装置における構成
を示すブロック図である。
【0045】22は画像データ入力部でありインターフ
ェース21を介してホストコンピュータ等から画像デー
タを入力する。23はROM4中の各種プログラムに従
って本装置全体を制御するCPUを示している。24は
ROM25中の各種プログラムのワークエリア及びエラ
ー処理時の一時退避エリアさらには画像データの一時記
憶エリアとして用いるRAMを示している。画像データ
の一時記憶エリアは入力用に64Kバイト、出力用に3
走査記録(3×64×360バイト/色)分の容量を有
している。25は制御プログラム、エラー処理プログラ
ム、後述のフローチャートに従って画像データの処理を
行うためのプログラム等を格納しているROMを示して
おり、25aは後述するデータ変換処理に用いる変換パ
ターンテーブル、25bは文字画像データの文字コード
に従って文字パターンを展開するための文字パターンテ
ーブル、25cは各種プログラムを格納しているプログ
ラム群をそれぞれ示している。26は操作パネル27か
らの指定により画像の倍率設定を行う手段であり、28
はアドレス管理回路29からの情報に従ってRAM、R
OMのアドレスを指示するアドレス指示器であり30は
画像を記録出力する記録部であり、31はデータのバス
ラインである。
【0046】本装置で設定可能な倍率は、等倍、A4サ
イズの画像をB5サイズで出力する場合の7/8縮小
倍、B4サイズの画像をA4サイズで出力する場合の4
/5縮小倍、A3サイズの画像をA4サイズで出力する
場合、あるいはB4サイズの画像をB5サイズで出力す
る場合の2/3縮小倍、さらに1/2縮小倍である。
【0047】次に本実施例における倍率変換処理につい
て説明する。
【0048】図3は本実施例における倍率変換処理のフ
ローチャートである。ステップS301で倍率をセット
し、ステップS302で画像データを入力する。入力し
た画像データが文字コード情報からなる文字画像データ
であるかビットマップ情報からなるイメージ画像データ
であるかをステップS303で判別する。文字画像デー
タとイメージ画像データは、例えば、画像データの前に
送られる制御コマンド信号により容易に判別できる。ス
テップS303で入力画像データが文字画像データであ
ると判断するとステップS306で対応する文字パター
ンを展開し、ステップS307で指定された倍率に応じ
てデータ変換処理2が行われる。一方、ステップS30
3で入力画像データがイメージ画像データであると判断
するとステップS304でイメージ画像データが所定解
像度のデータであるかを判別する。本装置の場合360
dpiであるためそれ以外の解像度データの場合はステ
ップS305へ進み、データ変換処理1が行われる。
【0049】所定解像度のデータである場合、またはデ
ータ変換処理1により、所定解像度のデータへの変換が
終了したイメージ画像データはさらに指定倍率に応じた
データ変換処理2が行われる。
【0050】次にデータ変換処理1について説明する。
ここでは、160dpiのイメージ画像データを非整数
倍である360dpiの画像データに変換し等倍で出力
する処理について説明する。
【0051】160dpiの画像の場合画素間隔が約1
58.8μmであるのに対して360dpiの画像の場
合の画素間隔は約70.6μmである。すなわち同じ大
きさの画像を再現するためには、360dpiの画像の
場合160dpiの画像にくらべ、より多くの画素が必
要であり高密度情報により画像が再現されている。
【0052】従って、160dpiの画像データをその
まま360dpiの記録装置で出力すると画像の大きさ
は160/360=4/9となり目的の画像サイズに比
べて小さいサイズとなってしまう。そこで、目的の大き
さの画像を出力するためには4画素を9画素にする拡大
変換処理が必要となる。
【0053】図4は160dpiの画像を360dpi
の記録装置で等倍出力するための変換処理方法を示す説
明図である。本記録装置が受信するイメージ画像データ
は1画素1ビットの信号に対応している。
【0054】まず、水平方向(以下、主走査方向と記
す。)のイメージ画像データを4ビットごとに分割する
(図4(a))。次に後述する変換パターンテーブルに
従って各4ビットのデータを9ビットのデータに変換す
る(図4(b))。
【0055】4行分のイメージ画像データについて変換
が終了すると(図4(c))、各垂直方向(以下、副走
査方向と記す。)についても各4ビットデータから9ビ
ットデータに変換する(図4(d))。
【0056】この処理を全イメージ画像データについて
行うことで360dpiの記録装置で出力した場合に等
倍の画像が出力可能となる。
【0057】図5に変換パターンテーブルを示す。この
変換パターンテーブルを用いて先に述べた4ビットデー
タから9ビットデータへの変換を行う。
【0058】図6は、図5(a)の変換パターンテーブ
ルを用いてデータ変換処理を行った画像である。
【0059】図6(a)は160dpiの原画像パター
ン、図6(b)は図6(a)の主走査方向を拡大処理し
た画像、図6(c)は図6(b)の副走査方向を拡大処
理した画像である。
【0060】ここで、4画素から9画素に変換する非整
数倍変換処理の場合は変換前後の黒画素と白画素の割合
が一致しない。
【0061】記録方式として本実施例のようにインクジ
ェット記録方式を用いた場合、インクのにじみにより1
画素に相当するドット径が大きくなりドット被覆率が高
くなるため、黒画素の割合が高いと画像が暗くなる場合
がある。
【0062】図7は、図5(b)の変換パターンテーブ
ルを用いてデータ変換処理を行った画像である。図5
(b)の変換パターンテーブルは黒画素より白画素の割
合が高くなるように設定してある。
【0063】図7(a)は160dpiの原画像パター
ン、図7(b)は図7(a)の主走査方向を拡大処理し
た画像、図7(c)は図7(b)の副走査方向を拡大処
理した画像である。
【0064】図5(a)の変換テーブルを用いて変換し
た図6の画像にくらべ、黒画素の割合が低くなっている
ため画像は明るくなる。
【0065】特に、カラー画像の場合、黒ドットの被覆
率が大きいと、彩度が低下し画像品位が劣化することや
単位面積当たりのインク量が多いことにり、にじみによ
るドット径が大きくなりやすいことにより、黒画像部や
混色画像部は図5(b)の変換テーブルを用いた方が好
ましい画像が得られる。
【0066】上述のように各変換パターンテーブルは変
換画素数のみ規定されるものであり、変換内容は本実施
例で示したものに限定されることはなく、画像に応じて
あるいは色に応じて変換パターンテーブルを複数用意
し、切り替え使用しても良い。さらに、被記録材の種類
によりインクのにじみ方も異なり、インク吸収層を設け
たり、空隙を多くしインクの吸収性を高めた専用紙のよ
うにインクがある程度にじむ媒体とインク受容層を設け
たトランスペアレンシーフィルムのようにインクがあま
りにじまない媒体とに応じて変換パターンテーブルを切
り替え使用しても良い。
【0067】また、画像を記録する場合に1走査で画像
を形成する場合や高画質化のため複数回の記録走査に分
割して画像を形成する場合や特定色を強調して記録する
場合等、種々の記録制御が行われる場合があるが、装置
の記録制御方法に応じて変換パターンテーブルを可変し
ても良い。
【0068】また、上記方法では、主走査方向、副走査
方向共に変換パターンテーブルを用いて変換処理を行っ
たが、主走査方向、副走査方向どちらか一方を変換パタ
ーンテーブルを用いて処理を行い、残りの走査方向につ
いては前情報を必要数繰り返すあるいはOR処理、AN
D処理等による論理演算手段により前後の変換パターン
情報により新たなパターン情報を補完して求めても良
い。例えば、主走査方向を変換パターンテーブルを用い
て変換処理を行い、副走査方向については主走査方向の
変換処理後のデータを必要数繰り返す、あるいは、前後
の主走査方向の変換処理後のデータを基に、OR処理、
AND処理等の論理演算手段により新たなパターン情報
を求め、必要部分のデータを補完しても良い。もちろ
ん、副走査方向のみ変換パターンテーブルを用いても良
く、送られてくるデータの形式により、より効率的な手
段を選択すれば良い。
【0069】次に180dpiのイメージ画像データを
整数倍である360dpiのイメージ画像データに変換
し等倍で出力する場合について説明する。
【0070】180dpiの画像の場合画素間隔が約1
41.1μmであるのに対して360dpiの画像の場
合の画素間隔は約70.6μmである。すなわち同じ大
きさの画像を再現するためには、360dpiの画像の
場合180dpiの画像にくらべ、より多くの画素が必
要であり高密度情報により画像が再現されている。
【0071】180dpiのイメージ画像データをその
まま360dpiの記録装置で出力すると画像の大きさ
は180/360=1/2となり目的の画像サイズに比
べて小さいサイズとなってしまう。そこで、目的の大き
さの画像を出力するためには4画素を8画素にする拡大
変換処理が必要となる。
【0072】図8は、図15の変換パターンテーブルを
用いてデータ変換処理を行った画像である。
【0073】図8(a)は180dpiの原画像パター
ン、図8(b)は図8(a)の主走査方向を4画素から
8画素に2倍拡大処理した画像、図8(c)は図8
(b)の副走査方向を同様に4画素から8画素に2倍拡
大処理した画像である。倍率nの整数倍の場合は1画素
を主走査方向および副走査方向ともに対応画素情報をn
回繰り返したn×n画素に変換すれば良いので変換パタ
ーンテーブルを用いなくとも容易に処理が可能である。
【0074】本方式は、160dpi、180dpiの
イメージ画像データに限定されるものでなく、各種解像
度に対応した複数の変換テーブルを用意することによ
り、種々の解像度のイメージ画像データに対応可能であ
る。
【0075】また、80dpiや90dpi等の、より
低解像度のイメージ画像データに対しては、180dp
iから360dpiへの変換処理と同様な処理方法によ
り、80dpiから160dpiへの変換処理、あるい
は90dpiから180dpiへの変換処理を行った
後、前述の160dpiから360dpiへの変換処
理、あるいは180dpiから360dpiへの変換処
理を行っても良い。
【0076】次にデータ変換処理2について説明する。
データ処理2においては、画像データの画素を間引くこ
とにより所定倍率の画像を生成する。
【0077】図9は各変倍倍率に応じた間引き位置を示
している。
【0078】図9(a)は1/2縮小の場合、図9
(b)は2/3縮小の場合、図9(c)は4/5縮小の
場合、図9(d)は7/8縮小の場合のそれぞれの間引
き位置を示している。図において斜線画素位置が間引か
れる位置である。
【0079】図9(a)は主走査、副走査ともに2画素
から1画素間引くことで2×2画素から1×1画素への
変換、図9(b)は主走査、副走査ともに3画素から1
画素間引くことで3×3画素から2×2画素への変換、
図9(c)は主走査、副走査とも5画素から1画素間引
くことで5×5画素から4×4画素への変換、図9
(d)は主走査、副走査とも8画素から1画素間引くこ
とで8×8画素から7×7画素への変換が行われる。
【0080】この場合、単に対応画素位置のデータを間
引き削除するだけでなく、間引きに該当する画素とその
隣接画素とで論理和(OR)あるいは論理積(AND)
の論理演算処理を行い隣接画素情報としてデータを保存
しても良い。
【0081】図10に2/3縮小処理を行う回路の一例
を示す。
【0082】図10において103は間引き処理を行う
縮小回路で信号A、B、Cは入力原画像であり、信号
D、Eは間引き処理後の出力画像である。本回路では2
4ビットの原画像データを16ビットに縮小する場合を
示している。101はCPUからの原画像データをラッ
チする3バイトの入力ポート、102はCPUへ縮小画
像データを出力する2バイトの出力ポートである。
【0083】縮小回路103において、信号Dに信号B
を、信号Eに信号Cをそのまま出力し、信号Aを出力せ
ずに削除することで図9(b)の斜線部に対応する間引
き処理が行える。また、信号Eには信号Cをそのまま出
力し、信号Dには信号Aと信号BのORあるいはAND
の論理演算処理の結果を出力しても良い。
【0084】論理演算処理を行わない単純間引きにより
信号D、Eを得た場合、信号Aに相当するデータは完全
に欠落するため、1ドットに相当する細線情報が消去す
る場合がある。
【0085】このとき、OR処理による論理演算処理を
用いて信号D、Eを決定すると間引きに相当する信号A
の情報が保存されるため細線情報は保存される。しか
し、図11に示すように信号がオンドットに相当する1
になる確率が高くなるため、縮小率が高い倍率ではドッ
ト密度が高くなるため画像が暗くなる場合がある。また
白抜きの細線が消滅する場合もある。
【0086】一方、AND処理による論理演算処理を用
いて信号D、Eを決定すると黒細線は保存できないが白
抜き細線の保存は可能となる。しかし、図11に示すよ
うに信号がオンドットに相当する1になる確率が低くな
るため、縮小率が高い倍率ではドット密度が低くなり画
像が明るくなる場合がある。
【0087】従って、画像品位を損なわないために出力
する画像に応じて適宜信号D、Eを求める手段を可変し
ても良い。
【0088】主走査方向、副走査方向ともに本回路によ
り処理を行っても良いが、主走査方向、副走査方向どち
らか一方を本回路により処理を行い、CPU内で同様の
ソフトウエアによる演算処理を行い処理することは可能
である。
【0089】他の倍率時においても類似に回路あるいは
ソフトウエアによる演算処理により処理が可能である。
【0090】図12に間引き処理を行った画像を示す。
【0091】図12は文字画像データについて間引き処
理を行った場合であり、図12(a)は原画像、図12
(b)は7/8縮小処理を行った画像、図12(c)は
4/5縮小処理を行った画像、図12(d)は2/3縮
小処理を行った画像、図12(e)は1/2縮小処理を
行った画像である。
【0092】上記手法により、イメージ画像データは前
述の変換パターンテーブルを用いたデータ変換処理1に
より記録装置に対して等倍変換処理を行ったデータに対
して、再度データ変換処理2による間引き処理による変
換を行い、文字画像データの場合は受信した文字コード
に応じて展開された文字パターンに対してデータ変換処
理2による間引き処理による変換を行うことで所望倍率
の画像を出力する。
【0093】文字画像の場合は一般的前述のように文字
コードでデータが送られ、装置内部で文字コードを判別
し、内蔵の文字パターンテーブルを用いて該当する文字
画像パターンを作成し、文字画像が出力される。さら
に、データ変換処理2において1画素をn×n(nは整
数)画素に変換する同一のデータの繰り返し処理を行う
事で、所望の大きさに拡大した画像を得ることができ
る。
【0094】内蔵の文字パターンは装置の解像度に応じ
て設定されており、本実施例の装置においては、360
dpiでパターンが設定されている。従って、等倍で出
力する場合は、文字コード情報による画像については上
述したデータ変換処理は行わない。
【0095】上述方式によれば、記録装置の解像度より
低い解像度のイメージ画像データを使用することが可能
となったため、同一サイズの画像データにおけるデータ
量を著しく低減させることが可能なためホストコンピュ
ータの画像データ処理および記録装置への画像データ転
送の負荷が減り、高速処理、高速転送が可能となり、記
録時間の短縮にもつながり、特に高速印字モードにおい
ては効果が大きい。
【0096】(実施例2)先の実施例においては、イメ
ージ画像データを360dpiの等倍サイズに拡大処理
した後にイメージ画像データとともに間引き処理による
縮小変倍処理を行っていた。ここでは、イメージ画像デ
ータと文字画像データとを分類し、イメージ画像データ
は一括して所望の画像サイズに変倍変換し、文字画像デ
ータに対しては先の実施例と同様に間引き縮小変倍処理
を行う方法について説明する。
【0097】先ず本発明実施例の画像信号処理の概要を
説明する。図22は本発明の実施例におけるデータ変換
処理の概要を示す説明図である。
【0098】311でホストコンピュータ等から送られ
てくる画像データを受信する。この際にホストコンピュ
ータ等から送られてくる画像データは文字コード情報か
らなる文字画像データと2値化されたビットマップ情報
からなるイメージ画像データを混在させることは可能で
ある。312で行われる文字画像データとイメージ画像
データの判別は画像データ中に含まれる、制御コマンド
の形態および信号の内容により容易に判別可能であり、
さらにイメージ画像データの場合には画像解像度の判別
も可能である。
【0099】受信した画像データは313のメモリ1に
一時記憶される。
【0100】画像データがイメージ画像データである場
合には、操作パネル316により指示された画像出力倍
率に従って、倍率設定部317からの倍率情報とイメー
ジ画像の解像度情報により318で変換ビット数を決定
する。
【0101】例えば記録装置がP(dpi)、イメージ
画像データがI(dpi)、変換倍率がαの場合には1
画素をα×(P/I)画素に変換する必要があり、nビ
ットからα×n×(P/I)ビット変換が行われる。
【0102】メモリ内のイメージ画像データをデータ分
割部319にて所定画素数(nビット)に分割し、変換
パターンテーブルを用いて320のデータ変換処理部1
でデータ変換処理が行われ、323のメモリ2内に格納
する。データ変換処理に必要なメモリはメモリ2を共有
することで可能である。
【0103】変換パターンテーブルは倍率に応じて変換
すべき1次元のデータの長さを決定するデーブルであ
り、nビットをn’(=α×n×(P/I))ビットに
変換する。この変換パターンテーブルは、変換ビット数
決定情報に従って変換パターンテーブル群322より選
択され、変換パターンテーブル設定手段321で最適変
換パターンテーブルが設定される。
【0104】画像データが文字画像データである場合に
は、313のメモリ1内の文字コード情報対応した文字
パターンを文字パターンテーブル群315から選択し、
文字パターン発生部314で文字パターンの展開を行い
325のデータ変換処理2が行われた後に323のメモ
リ2に格納する。
【0105】ここで文字画像パターンは記録装置の解像
度を用いて決められたパターンである。文字画像パター
ンについては325のデータ変換処理2によりデータ変
換処理が行われるが、データ変換処理2は変換ビット数
決定信号により間引き処理を用いてデータの変換をす
る。倍率設定がα倍の縮小倍である場合には、Nビット
をα×Nビットに間引き処理を行いメモリ2内に格納す
る。イメージ画像データの場合と同様にデータ変換処理
に必要なメモリはメモリ2を共有することで可能であ
る。
【0106】323のメモリ2内の画像データは文字画
像データ、イメージ画像データ共に所望倍率の画像のビ
ットマップ情報に変換されており、そのまま印字するこ
とで目的の画像が出力される。
【0107】本構成では、操作パネル、倍率設定部を介
して変換ビット数を決定しているが、等倍のみ出力可能
とした装置の場合は受信した画像データ中に含まれる制
御コマンド信号の解像度判別結果と記録装置の解像度の
比率から装置内で変換ビット数を自動的に決定させても
良い。さらに、変換倍率情報は制御コマンド信号中に含
ませても良い。
【0108】以上の構成により、解像度の異なるイメー
ジ画像情報と文字画像情報とが混在した画像においても
変倍が可能であり、所望の大きさの画像が得られるよう
になる。
【0109】図13は本実施例における倍率変換処理の
フローチャートである。ステップS1301で倍率をセ
ットし、ステップS1302で画像データを入力する。
入力した画像データが文字コードからなる文字画像デー
タであるかビットマップデータからなるイメージ画像デ
ータであるかをステップS1303で判別する。
【0110】先の実施例と同様に、文字画像データとイ
メージ画像データは画像データの前に送られる制御コマ
ンド信号により容易に判別できる。ステップS1303
で入力画像データが文字画像データであると判断すると
ステップS1305で対応する文字パターンを展開し、
ステップS1306で指定された倍率に応じてデータ変
換処理2が行われる。
【0111】入力画像データがイメージ画像であると判
断するとステップS1304で指定倍率に応じてデータ
変換処理1が行われ、ステップS1307で変換処理後
の画像データを出力する。
【0112】次に、データ変換処理1について説明す
る。
【0113】図14はデータ変換処理1のフローチャー
トである。
【0114】ステップS1401で倍率を設定し、ステ
ップS1402で変換処理に用いるカウンタを全てリセ
ットする。ステップS1403で画像データを入力し、
ステップS1404で1行分のイメージ画像データを受
信したかを判断する。1行分のイメージ画像データが受
信されると、ステップS1405でデータを4ビットご
とに分割する。ステップS1406で分割したデータの
m番目のデータを抽出し、ステップS1407で倍率に
応じた変換パターンテーブルをセットする。ステップS
1408で、ステップS1407でセットした変換パタ
ーンテーブルに従ってデータを変換し、ステップS14
09でカウンタmを1進める。ステップS1410で1
行(1ドットライン)分データの変換が終了したと判断
されるまでステップS1406からステップS1410
までの処理を繰り返す。
【0115】ステップS1410で1行(1ドットライ
ン)分のデータ処理が終了したと判断すると、ステップ
S1411でカウンタmをリセットする。ステップS1
412で4行(4ドットライン)分のデータ処理が終了
したと判断するまで上記ステップS1403からステッ
プS1412までの処理を繰り返す。
【0116】ステップS1412で4行(ドットライ
ン)分のデータ処理が終了したと判断されると、ステッ
プS1412で倍率に応じた変換パターンテーブルがセ
ットされ、ステップS1414でn番目のデータを抽出
する。抽出したデータをステップS1415で設定され
た変換パターンテーブルに従ってデータ変換を行い、ス
テップS1416でカウンタnを1つ進める。ステップ
S1417で4行(4ドットライン)分の全データの変
換が終了したと判断するまでステップS1414からス
テップS1417までの処理を繰り返す。
【0117】ステップS1417で4行(4ドットライ
ン)分の全データの変換が終了したと判断すると、ステ
ップS1418でカウンタVを1つ進める。ステップS
1419で画像データが終了したと判断するまで上記ス
テップS1403からステップS1419までの処理を
繰り返す。ステップS1419で画像データ終了と判断
するとステップS1420で画像を出力し終了する。画
像出力は1走査記録に必要なデータ量(64ドットライ
ン分)の変換が終了した時点で随時行っても良い。
【0118】図15から図18は変倍処理に用いる変換
パターンテーブルである。
【0119】図15は4画素を8画素に変換する場合に
用いる変換パターンテーブル、図16は4画素を7画素
に変換する場合に用いる変換パターンテーブル、図17
は4画素を6画素に変換する場合に用いる変換パターン
テーブル、図18は4画素を5画素に変換する場合に用
いる変換パターンテーブルである。
【0120】原イメージ画像データが160dpiの場
合、7/8縮小では24画素から47画素に、4/5縮
小では24画素から43画素に、2/3縮小では24画
素から36画素に、1/2縮小では24画素を27画素
にそれぞれ拡大処理した画像に相当する。
【0121】また、原イメージ画像データが180dp
iの場合、7/8縮小では24画素から42画素に、4
/5縮小では24画素から38画素に、2/3縮小では
24画素から32画素にそれぞれ拡大処理した画像に相
当し、1/2縮小の場合には入力した画像データをその
まま出力することで実現できる。
【0122】図19に160dpi画像の変倍画像を示
す。斜線部は各ブロックにおける原画像の大きさを示
す。図19(a)は等倍に相当する処理を行った場合で
ある。図5の変換パターンテーブルを用いて主走査方
向、副走査方向ともに原画像各4画素を9画素に変換し
ている。
【0123】図19(b)は7/8縮小に相当する処理
を行った場合である。図15の変換パターンテーブルを
用いて、主走査方向、副走査方向ともに原画像4×5画
素については各8画素に変換し、最後の4画素について
は図16の変換パターンテーブルを用いて7画素に変換
している。
【0124】図19(c)は4/5縮小に相当する処理
を行った場合である。図16の変換パターンテーブルを
用いて主走査方向、副走査方向ともに原画像4×5画素
については各7画素に変換し、最後の4画素については
図15の変換パターンテーブルを用いて8画素に変換し
ている。
【0125】図19(d)は2/3縮小に相当する処理
を行った場合である。図17の変換パターンテーブルを
用いて、主走査方向、副走査方向ともに原画像4画素を
6画素に変換している。
【0126】図19(e)は1/2縮小に相当する処理
を行った場合である。主走査方向、副走査方向ともに4
×2画素については変換を行わず、次の4画素について
図18の変換パターンテーブルを用いて5画素に変換し
ている。
【0127】図20に180dpi画像の変倍画像を示
す。図20(a)は等倍に相当する処理を行った場合で
ある。図15の変換パターンテーブルを用いて主走査方
向、副走査方向ともに原画像各4画素を8画素に変換し
ている。
【0128】図20(b)は7/8縮小に相当する処理
を行った場合である。図16の変換パターンテーブルを
用いて主走査方向、副走査方向ともに原画像各4画素を
7画素に変換している。
【0129】図20(c)は4/5縮小に相当する処理
を行った場合である。図17の変換パターンテーブルを
用いて、主走査方向、副走査方向ともに原画像4×2画
素については各6画素に変換し、次の4画素については
図16の変換パターンテーブルを用いて7画素に変換し
ている。
【0130】図20(d)は2/3縮小に相当する処理
を行った場合である。図18の変換パターンテーブルを
用いて、主走査方向、副走査方向ともに原画像4×2画
素については各5画素に変換し、次の4画素については
図17の変換パターンテーブルを用いて6画素に変換し
ている。
【0131】図20(e)は1/2縮小に相当する処理
を行った場合である。主走査方向、副走査方向ともに変
換処理は行わない。
【0132】本装置で設定可能な倍率は先に述べたよう
に、等倍、A4サイズの画像をB5サイズで出力する場
合の7/8縮小倍、B4サイズの画像をA4サイズで出
力する場合の4/5縮小倍、A3サイズの画像をA4サ
イズで出力する場合、あるいはB4サイズの画像をB5
サイズで出力する場合の2/3縮小倍、さらに1/2縮
小倍である。
【0133】本装置においては4画素をサブブロックと
して24画素ごとのブロックで管理している。この場
合、160dpiのイメージ画像の場合、等倍時は24
画素から54画素への変換処理、7/8縮小倍の場合は
24画素から47.25画素への変換処理、4/5縮小
倍は24画素から43.2画素への変換処理、2/3縮
小倍は24画素から36画素への変換処理、1/2縮小
倍は24画素から27画素への変換処理がそれぞれ必要
であり、一方、180dpiのイメージ画像の場合、等
倍時は24画素から48画素への変換処理、7/8縮小
倍の場合は24画素から42画素への変換処理、4/5
縮小倍は24画素から38.4画素への変換処理、2/
3縮小倍は24画素から32画素への変換処理、1/2
縮小倍は24画素の無変換処理がそれぞれ必要である。
【0134】しかしながら、160dpiのイメージ画
像の7/8縮小倍、4/5縮小倍、180dpiのイメ
ージ画像の4/5縮小倍の場合、変換画素数が整数値と
ならないため、出力画像の寸法誤差が少ないように、1
60dpiのイメージ画像の7/8縮小倍の場合には4
7画素、4/5縮小倍の場合には43画素、180dp
iのイメージ画像の4/5縮小倍の場合には38画素の
変換を行っている。
【0135】また、出力画像の寸法を正確に合わせるた
めに、160dpiのイメージ画像の7/8縮小倍の場
合は5ブロックごとに48画素への変換、4/5縮小倍
の場合は5ブロックごとに44画素への変換、180d
piのイメージ画像の4/5縮小倍の場合は5ブロック
ごとに40画素への変換処理を行えば良い。
【0136】また、160dpiのイメージ画像におけ
る7/8縮小倍、4/5縮小倍、1/2縮小倍、180
dpiのイメージ画像における4/5縮小倍、2/3縮
小倍の場合、1種類の特定変倍量の変換パターンテーブ
ルを用いて4画素ごとのサブブロックを24画素のブロ
ック分処理を行うと変換後の画素数が所望画素数と同一
にすることができない。この様な場合複数の変換パター
ンテーブルを組み合わせて所定変換画素数に変換処理す
る。変換パターンテーブルの組み合わせ順序は、図1
9、図20に示されたものに限定されず、出力画像にお
いて不快なモアレパターン等のテクスチャーの発生に注
意して組み合わせれば良い。
【0137】上記各変換パターンテーブルは変換画素数
のみ規定されるものであり、変換内容は本実施例で示し
たものに限定されることはない。
【0138】すなわち、先の実施例同様、画像に応じて
あるいは色に応じて複数用意し、切り替え使用しても良
い。さらに、被記録材の種類あるいは装置の記録制御方
法に応じて上記変換パターンテーブルを可変しても良
い。また先の実施例と同様に、上記方法では、主走査方
向、副走査方向共に変換パターンテーブルを用いて変換
処理を行ったが、主走査方向、副走査方向どちらか一方
を変換パターンテーブルを用いて処理を行い、残りの走
査方向については前情報を必要数繰り返すあるいはOR
処理、AND処理等による論理演算手段により前後の変
換パターン情報により新たなパターン情報を補完して求
めても良い。例えば、主走査方向を変換パターンテーブ
ルを用いて変換処理を行い、副走査方向については主走
査方向の変換処理後のデータを必要数繰り返す、あるい
は前後の主走査方向の変換処理後のデータを基に、OR
処理、AND処理等の論理演算手段により新たなパター
ン情報を求め、必要部分のデータを補完しても良い。も
ちろん、副走査方向のみ変換パターンテーブルを用いて
も良く、送られてくるデータの形式により、より効率的
な手段を選択すれば良い。
【0139】本方式も前述実施例同様、160dpi、
180dpiのイメージ画像データに限定されるもので
なく、各種解像度に対応した複数の変換テーブルを用意
することにより、種々の解像度のイメージ画像データに
対応可能である。また、80dpiや90dpi等の、
より低解像度のイメージ画像データに対しては、180
dpiから360dpiへの変換処理と同様な処理方法
により、80dpiから160dpiへの変換処理、あ
るいは90dpiから180dpiへの変換処理を行っ
た後、前述の160dpiから所望倍率のデータへの変
換処理、あるいは180dpiから所望倍率のデータへ
の変換処理を行っても良い。
【0140】次にデータ変換処理2について説明する。
【0141】文字画像の場合一般的に文字コードでデー
タが送られ、装置内部で文字コードを判別し、内蔵の文
字パターンテーブルを用いて該当する文字画像パターン
を作成し、文字画像が出力される。
【0142】内蔵の文字パターンを装置の解像度に応じ
て設定されており、本実施例の装置においては、360
dpiでパターンが設定されている。
【0143】前述のイメージ画像データと同様な方法で
変倍処理を行った場合、拡大処理は可能なものの、縮小
処理は行えず、画像データの変倍倍率と一致しない。
【0144】そこで、文字画像の場合には前実施例で説
明したように図8で説明した規則に従って間引き処理を
行い縮小文字画像を得る。さらに、文字画像の場合は、
1画素をn×n(nは整数)画素に変換する同一データ
の繰り返し処理を行うことで、拡大画像に変換する事は
可能である。この時、イメージ画像は所望の拡大画像が
得られる変換パターンテーブルを用いれば良い。
【0145】以上説明したように本実施例によれば、文
字コードで送られる文字画像とイメージ画像データとを
判別し異なる方式で変倍処理を行うことで所望のサイズ
の画像を得ることができる。さらに、本方式ではイメー
ジ画像データに対して2重の変換処理を行う必要がない
ため処理速度が向上する効果がある。
【0146】また、上述方式によれば、先の実施例同
様、記録装置の解像度より低い解像度のイメージ画像デ
ータを使用することが可能となったため、同一サイズの
画像データにおけるデータ量を著しく低減させることが
可能なためホストコンピュータの画像データ処理および
記録装置への画像データ転送の負荷が減り、高速処理、
高速転送が可能となり、記録時間の短縮にもつながり、
特に高速印字モードにおいては効果が大きい。
【0147】加えて、変換マトリクステーブルの占有メ
モリエリア量が少なくてすむ利点もある。例えば、4×
4画素を基準として2次元配列の変換マトリクスパター
ンテーブルを用いて本実施例と同様な変倍処理を実現さ
せると4×5画素、5×4画素、5×5画素、5×6画
素、6×5画素、6×6画素、6×7画素、7×6画
素、7×7画素、7×8画素、8×7画素、8×8画
素、9×9画素への各変換に対応する13×65536
通りの計851968種類の変換マトリクスパターンテ
ーブルデータを使用するが、本実施例に示すような4画
素を基準として1次元配列の変換パターンテーブルを用
いると、5画素、6画素、7画素、8画素、9画素への
各変換に対応する5×16通りの80種類の変換パター
ンテーブルデータで良い。また、2次元配列での変換処
理は所定量のデータの蓄積が必要であるが、1次元配列
での変換処理の場合は送られてきた画像データを順次変
換処理することが可能である。
【0148】(実施例3)本実施例においては、画像デ
ータを360dpiの等倍サイズに拡大処理した後に変
換パターンテーブルを用いて変倍処理を行う方法につい
て説明する。ここでは、160dpiのイメージ画像デ
ータを2/3縮小倍する場合について説明する。図23
に変換パターンテーブルの一例を示す。
【0149】まず、先の実施例と同様に図23(a)の
拡大変換パターンテーブルを用いて画像データを4画素
から9画素に変換処理し等倍サイズの画像データとす
る。つぎに図23(b)の縮小変換パターンテーブルを
用いて9画素から6画素に変換処理することで所望変倍
サイズの画像が得られる。
【0150】拡大変換パターンテーブルおよび縮小パタ
ーンテーブルを複数用意することで種々解像度のイメー
ジ画像データを所望倍率の画像データに変換処理するこ
とが可能である。
【0151】上述実施例において拡大・縮小変換パター
ンテーブルを用いた変換処理は文字コード情報に従って
展開された文字パターンからなる文字画像に対しても所
望倍率の文字画像に変換処理することは可能である。イ
メージ画像データの解像度、変倍倍率、イメージ画像か
文字画像かの種類に応じて複数用意した拡大・縮小変換
パターンテーブルから最適なテーブルを適宜選択するこ
とで変換パターンテーブルを用いた変換方法のみでも画
像の変倍処理出力は可能である。
【0152】この実施例は、ページメモリを有してお
り、同一のデータ内容を複数回記録するモードを持つ場
合に特に有効となる。
【0153】本発明は、インクジェット記録装置のよう
に記録速度が速いオンデマンド形式のものでは、記録の
遅延が画像処理に支配的になる事が多いが、本発明の適
用により、本来の特性を生かすことができ、又、インク
のにじみ割合を考慮して、変換パターンテーブルのデー
タ内容を変化させたり、記録媒体によって、このテーブ
ル自体を選択するようにする事は実用的で好ましいもの
である。
【0154】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の代表発明のデータ数Mの一次元データを所望の解像度
に変換するために、データ数Mよりも小さいデータ数N
(NはMの公約数)に対応した所望解像度毎に予め所望
解像度に応じて変換すべきデータ数K(K≠N)の解像
度変換テーブルを用いて、所望解像度に応じて定められ
たデータ数N毎にデータ数Mの一次元データをテーブル
変換するか、或は、解像度X(dpi)対解像度Y(d
pi)を、互いに素の関係にあるA,Bの比率A:Bと
なるように該一次元データをAのビット数に分割し、予
め所定のビット数Aの分割データの内容に応じたビット
数Bへの変換パターンテーブルを用いてビット数Aの分
割一次元データをビット数Bの一次元データに変換する
ことで、データの再現性を維持できる最小単位を拡張し
て、ビット数Aの分割データの内容に応じたデータの即
時の変換が可能になり、変換処理のための一時メモリー
容量を減少でき、高速処理を達成できる。
【0155】加えて、本発明のプリンタの解像度を基準
とする発明によれば、プリンタの解像度に対してイメー
ジ画像データの解像度が低い場合でも所望の大きさで出
力可能であり、すなわち、記録可能な解像度が異なる画
像データを共有することができるようになった。又、本
発明の文字画像情報を含めた発明によれば、記録装置の
解像度と異なるイメージ画像情報と文字画像情報とが混
在した画像においても所望の大きさの画像が得られるよ
うになった。
【0156】また、大きな画像を縮小して小さな紙に出
力する場合や、複数の画像を1枚の紙にまとめて出力し
たい場合に変倍処理が容易可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシリアルスキャン形
式のカラーインクジェット記録装置の要部構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施例における記録装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】画像データの倍率変換処理のフローチャートの
例である。
【図4】160dpi画像を360dpi画像の記録装
置で等倍出力するためのデータ変換処理方法を説明する
図である。
【図5】4画素を9画素に変換する変換パターンテーブ
ルの一例である。
【図6】160dpiの原画像を変換パターンテーブル
を用いて変換した画像データの一例を示す図である。
【図7】160dpiの原画像を変換パターンテーブル
を用いて変換した画像データの別の例を示す図である。
【図8】180dpiの原画像を変換パターンテーブル
を用いて変換した画像データの一例を示す図である。
【図9】画像データの間引きによる倍率変換処理におけ
る各倍率の間引き画素の位置を示す図である。
【図10】2/3縮小処理を行う回路構成の一例を示す
図である。
【図11】論理演算処理を行った信号値を示す図であ
る。
【図12】画像データの間引きによる倍率変換処理を行
った画像例を示す図である。
【図13】画像データの倍率変換処理の別のフローチャ
ートの例である。
【図14】図13におけるデータ変換処理1のフローチ
ャートの例である。
【図15】4画素を8画素に変換する変換パターンテー
ブルの一例である。
【図16】4画素を7画素に変換する変換パターンテー
ブルの一例である。
【図17】4画素を6画素に変換する変換パターンテー
ブルの一例である。
【図18】4画素を5画素に変換する変換パターンテー
ブルの一例である。
【図19】160dpiの変倍処理方法を示す図であ
る。
【図20】180dpiの変倍処理方法を示す図であ
る。
【図21】本発明の一実施例におけるデータ処理の概要
を示すブロック図である。
【図22】本発明の別の実施例におけるデータ処理の概
要を示すブロック図である。
【図23】本発明の別の実施例における4画素から9画
素への変換、9画素から6画素への変換を行う変換パタ
ーンテーブルの1例である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 排紙ローラ 3 排紙ローラ 4 ガイドシャフト 5 エンコーダ 6 駆動ベルト 8 キャリッジモータ 9 供給チューブ 10 インクタンク 201 キャリッジ本体 400 回復ユニット 420 キャップ部 540 ブレード 541 拭き部材 21 インターフェース 22 画像データ入力部 23 CPU 24 RAM 25 ROM 25a 変換パターンテーブル 25b 文字パターンテーブル 25c プログラム群 26 倍率設定手段 27 操作パネル 28 アドレス指示器 29 アドレス管理回路 29a 座標計算手段 29b 座標カウンタ 30 記録部 31 バスライン 101 入力ポート 102 出力ポート 103 縮小回路 211 データ入力部 212 データ種類、解像度判別部 213 メモリ1 214 文字パターン発生部 215 文字パターンテーブル群 216 操作パネル 217 倍率設定部 218 変換ビット数決定部 219 データ分割部 220 データ変換処理部1 221 変換パターンテーブル設定部 222 変換パターンテーブル群 223 メモリ2 224 印字部 225 データ変換処理部2 311 データ入力部 312 データ種類、解像度判別部313 メモリ1 314 文字パターン発生部 315 文字パターンテーブル群 316 操作パネル 317 倍率設定部 318 変換ビット数決定部 319 データ分割部 320 データ変換処理部1 321 変換パターンテーブル設定部 322 変換パターンテーブル群 323 メモリ2 324 印字部 325 データ変換処理部2
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 5/30 Z G06F 15/66 330 A 8420−5L B41J 3/12 L G (72)発明者 森村 和彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松本 正史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 須釜 定之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解像度Xの一次元データを所望の解像度
    Y(X≠Y)に処理可能なデータ処理方法であって、 解像度X(dpi)対解像度Y(dpi)を、互いに素
    の関係にあるA,Bの比率A:Bとなるように該一次元
    データをAのビット数に分割し、予め所定のビット数A
    の分割データの内容に応じたビット数Bへの変換パター
    ンテーブルを用いてビット数Aの分割一次元データをビ
    ット数Bの一次元データに変換することを特徴とするデ
    ータ処理方法。
  2. 【請求項2】 解像度Xの一次元データを所望の解像度
    Y(X≠Y)に処理可能なデータ処理方法であって、 解像度X(dpi)対解像度Y(dpi)を、互いに素
    の関係にあるA,Bの比率A:Bとなるように該一次元
    入力データをAのビット数に分割し、予め所定のビット
    数Aの分割データの内容に応じたビット数Bへの第1の
    変換パターンテーブルを用いてビット数Aの分割一次元
    データをビット数Bの一次元データに変換し、 変換されたビット数Bの一次元データを行単位で列方向
    に並設してなる変換後データ群の並設方向に関する一次
    元データをAのビット数に分割し、予め所定のビット数
    Aの分割データの内容に応じたビット数Bへの第2の変
    換パターンテーブルを用いてビット数Aの分割一次元デ
    ータをビット数Bの一次元データに変換することを特徴
    とするデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の変換パターンテーブルと上記
    第2の変換パターンテーブルは同一である請求項2に記
    載のデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 解像度Xの一次元データに基づいて変倍
    画像を形成する際にデータを処理するデータ処理方法で
    あって、 解像度Xの一次元データを解像度Y(>X)の一次元デ
    ータに変換する解像度変換工程と、 変換された解像度Yの一次元データを変倍条件に従って
    変倍処理して一次元データを形成する変倍処理工程と、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 上記解像度変換は、上記解像度X(dp
    i)対解像度Y(dpi)を、互いに素の関係にある
    A,Bの比率A:Bとなるように上記一次元データをA
    のビット数に分割し、予め所定のビット数Aの分割デー
    タの内容に応じたビット数Bへの変換パターンテーブル
    を用いてビット数Aの分割一次元データをビット数Bの
    一次元データに変換し、上記変倍処理工程は、該ビット
    数Bの一次元データを変倍率に応じた変換テーブルに応
    じて一次元データに変換する請求項4に記載のデータ処
    理方法。
  6. 【請求項6】 ビット数Bのデータがnグループ並んだ
    ドット数nBの一次元データをドット数Cの一次元デー
    タに縮小するデータ処理方法であって、 該ドット数nを整数倍してドット数Cに最も近い整数n
    ×Mを想定した際に、|CーnM|の絶対値に相当する
    グループ数だけ異なる変倍処理条件とすることを特徴と
    するデータ処理方法。
  7. 【請求項7】 上記|CーnM|の絶対値が2以上であ
    る時、異なる変倍処理条件で処理されるグループをドッ
    ト数Cの一次元データ中に均等分散することを特徴とす
    る請求項6のデータ処理方法。
  8. 【請求項8】 解像度Xの一次元データに基づいて変倍
    画像を形成する際にデータを処理するデータ処理方法で
    あって、 解像度Xの一次元データを解像度Y(>X)のビット数
    Bのデータがnグループ並んだドット数nBの一次元デ
    ータに変換する解像度変換工程と、 変換された解像度Y、ドット数nBの一次元データを変
    倍条件に従ってドット数Cの一次元データに縮小する際
    に、該ドット数nを整数倍してドット数Cに最も近い整
    数n×Mに対して、|CーnM|の絶対値に相当するグ
    ループ数だけ異なる変倍処理条件とすることを特徴とす
    るデータ処理方法。
  9. 【請求項9】 上記解像度変換は、上記解像度X(dp
    i)対解像度Y(dpi)を、互いに素の関係にある
    A,Bの比率A:Bとなるように上記一次元データをA
    のビット数に分割し、予め所定のビット数Aの分割デー
    タの内容に応じたビット数Bへの変換パターンテーブル
    を用いてビット数Aの分割一次元データをビット数Bの
    一次元データに変換し、上記変倍処理工程は、該ビット
    数Bの一次元データを変倍率に応じた変換テーブルに応
    じて一次元データに変換する請求項8に記載のデータ処
    理方法。
  10. 【請求項10】 解像度Yで記録可能な記録装置におい
    て、 一次元の記録画像データの解像度Xを判別する手段と、
    該記録画像データの解像度変換処理を解像度変換割合毎
    に予め設定された一次元の変換パターンテーブルを記憶
    する手段と、該記録画像データの解像度がY>Xの場
    合、解像度変換割合に対応する変換パターンテーブルに
    従って解像度Xの一次元の記録画像データをY/X倍に
    一次元データ変換処理する手段と、を有することを特徴
    とする記録装置。
  11. 【請求項11】 解像度Yで記録可能な記録装置におい
    て、 2値信号の疑似中間調画像情報からなる解像度Xでの一
    次元のイメージ記録画像データと文字コード情報からな
    る文字画像データとが入力されることで、イメージ画像
    データと文字画像データとを判別すると共に該イメージ
    記録画像データの解像度Xを判別する手段と、該文字画
    像データの文字コードに応じて文字パターンを発生する
    手段と、記録画像データの解像度がY>Xで且つ該記録
    画像データがイメージ画像データでの場合、一次元の変
    換パターンテーブルに従って解像度Xの画像データをY
    /X倍に一次元データ変換処理する手段と、を有するこ
    とを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 解像度Yで記録可能な記録装置におい
    て、 画像パターンを縮小する倍率を設定する倍率設定手段
    と、2値信号の疑似中間調画像情報からなる解像度Xで
    の一次元のイメージ記録画像データと文字コード情報か
    らなる文字画像データとが入力されることで、イメージ
    画像データと文字画像データとを判別すると共に該イメ
    ージ記録画像データの解像度Xを判別する手段と、該文
    字画像データの文字コードに応じて文字パターンを発生
    する手段と、記録画像データの解像度がY>Xで且つ該
    記録画像データがイメージ画像データでの場合、一次元
    の変換パターンテーブルに従って解像度Xの画像データ
    をY/X倍に一次元データ変換処理した後に該縮小倍率
    に応じた間引き縮小処理を行い、文字画像データに対し
    ては文字コードに応じて展開した文字パターンに対して
    該縮小倍率に応じた間引き縮小処理を行う縮小手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】 上記一次元データ変換処理は、上記解
    像度X対上記解像度Yを互いに素の関係にあるA,Bの
    比率A:Bとなるように上記一次元記録画像データをA
    のビット数毎に、予め所定のビット数Aの分割データの
    内容に応じたビット数Bへの変換パターンテーブルを用
    いてビット数Aの分割一次元データをビット数Bの一次
    元データに変換する工程を含むことを特徴とする請求項
    10乃至請求項12いずれかに記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 一次元のイメージ画像データを解像度
    Xから解像度Y(X≠Y)に解像度変換する手段であっ
    て、該解像度変換手段はデータの転送方向に関する一次
    元のイメージ画像データに対して、α、A、Bを整数と
    するときX=αA,Y=αBである整数比率A:Bとな
    るように該イメージ画像データをAのビット数毎にビッ
    ト数Bの一次元データに変換するための、予め所定のビ
    ット数Aの分割データの内容に応じたビット数Bのデー
    タへ変換するパターンテーブルを有する第1データ処理
    部と、データの転送方向とは異なる方向は該データ変換
    処理された同一データの繰り返し処理あるいは該データ
    変換処理されたデータへの補完処理によりデータ変換処
    理を行う第2データ処理部と、を有し、 該解像度変換後のデータを利用してインク記録手段によ
    って画像記録することを特徴とする記録装置。
  15. 【請求項15】 イメージ画像データの解像度変換を行
    う手段であって、解像度変換比率に関する変換画素数が
    1画素の非整数倍となる場合には解像度Xから解像度Y
    (X≠Y)に解像度変換すべき一次元のイメージ画像デ
    ータに対して、α、A、Bを整数とするときX=αA,
    Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメージ
    画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元デー
    タに変換するための、予め所定のビット数Aの分割デー
    タの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパター
    ンテーブルを有する第1データ処理部と、該変換画素数
    が1画素の整数倍となる場合には同一データの繰り返し
    処理による変換処理を行う第2処理部と、を有し、該解
    像度変換後のデータを利用して画像記録することを特徴
    とする記録装置。
  16. 【請求項16】 解像度変換比率に関する変換画素数が
    1画素の非整数倍となる場合には解像度Xから解像度Y
    (X≠Y)に解像度変換すべき一次元のイメージ画像デ
    ータに対して、α、A、Bを整数とするときX=αA,
    Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメージ
    画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元デー
    タに変換するための、予め所定のビット数Aの分割デー
    タの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパター
    ンテーブルを有する第1データ処理部と、解像度変換す
    べき一次元のイメージ画像データがD、βを整数とする
    ときビット数D(D=βA)が上記ビット数Bに対応す
    る時、該ビット数Dの同一データの繰り返し処理による
    β倍の変換を行った後に、該パターンテーブルを用いて
    データ変換処理を行う第2データ処理部と、を有するこ
    とを特徴とする記録装置。
  17. 【請求項17】 解像度変換比率に関する変換画素数が
    1画素の非整数倍となる場合には解像度Xから解像度Y
    (X≠Y)に解像度変換すべき一次元のイメージ画像デ
    ータに対して、α、A、Bを整数とするときX=αA,
    Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメージ
    画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元デー
    タに変換するための、予め所定のビット数Aの分割デー
    タの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパター
    ンテーブルを有する第1データ処理部を用いて記録装置
    の解像度にデータを変換する手段と、該変換手段による
    変換後のイメージ画像データと文字画像データを間引き
    処理により指定倍率のデータへの変換処理を行う変倍処
    理手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  18. 【請求項18】 解像度変換比率に関する変換画素数が
    1画素の非整数倍となる場合には解像度Xから解像度Y
    (X≠Y)に解像度変換すべき一次元のイメージ画像デ
    ータに対して、α、A、Bを整数とするときX=αA,
    Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメージ
    画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元デー
    タに変換するための、予め所定のビット数Aの分割デー
    タの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパター
    ンテーブルを有する第1データ処理部を用いて記録装置
    の解像度にデータを変換する手段と、該変換手段による
    変換後のイメージ画像データと文字画像データを同一デ
    ータの繰り返し処理により指定倍率のデータへの変換処
    理を行う変倍処理手段と、を有することを特徴とする記
    録装置。
  19. 【請求項19】 XからY(X≠Y)に変倍変換すべき
    一次元のイメージ画像データに対して、α、A、Bを整
    数とするときX=αA,Y=αBである整数比率A:B
    となるように該イメージ画像データをAのビット数毎に
    ビット数Bの一次元データに変換するための、予め所定
    のビット数Aの分割データの内容に応じたビット数Bの
    データへ変換するパターンテーブルを有する第1データ
    処理部を用いて指定倍率のデータに変換処理を行う手段
    と、文字画像を間引き処理により指定倍率の画像データ
    に変換処理を行う文字画像変換手段と、を有することを
    特徴とする記録装置。
  20. 【請求項20】 XからY(X≠Y)に変倍変換すべき
    一次元のイメージ画像データに対して、α、A、Bを整
    数とするときX=αA,Y=αBである整数比率A:B
    となるように該イメージ画像データをAのビット数毎に
    ビット数Bの一次元データに変換するための、予め所定
    のビット数Aの分割データの内容に応じたビット数Bの
    データへ変換するパターンテーブルを有する第1データ
    処理部を用いて指定倍率のデータに変換処理を行う手段
    と、文字画像を同一データの繰り返し処理により指定倍
    率の画像データに変換処理を行う文字画像変換手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  21. 【請求項21】 解像度変換比率に関する変換画素数が
    1画素の非整数倍となる場合には解像度Xから解像度Y
    (X≠Y)に解像度変換すべき一次元のイメージ画像デ
    ータに対して、α、A、Bを整数とするときX=αA,
    Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメージ
    画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元デー
    タに変換するための、予め所定のビット数Aの分割デー
    タの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパター
    ンテーブルを有する第1データ処理部を用いて記録装置
    の解像度にデータを変換する手段と、該ビット数Bの一
    次元データを倍率に応じたビット数の一次元データに変
    換する倍率毎の変換パターンテーブルを用いて指定倍率
    に変換する手段と、を有することを特徴とする記録装
    置。
  22. 【請求項22】 XからY(X≠Y)に変倍変換すべき
    一次元のイメージ画像データに対して、α、A、Bを整
    数とするときX=αA,Y=αBである整数比率A:B
    となるように該イメージ画像データをAのビット数毎に
    ビット数Bの一次元データに変換するための、予め所定
    のビット数Aの分割データの内容に応じたビット数Bの
    データへ変換するパターンテーブルを用いて一次元のイ
    メージ画像を変倍処理する手段と、文字画像を該イメー
    ジ画像変倍処理手段の変換パターンテーブルとは異なる
    変換パターンテーブルを用いて文字画像を変倍処理する
    手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  23. 【請求項23】 α、A、Bを整数とするときX=α
    A,Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメ
    ージ画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元
    データに変換するための、予め所定のビット数Aの分割
    データの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパ
    ターンテーブルを、カラー記録の場合、色毎のデータに
    対して異なる変換パターンテーブルとする手段を備えた
    ことを特徴とする記録装置。
  24. 【請求項24】 α、A、Bを整数とするときX=α
    A,Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメ
    ージ画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元
    データに変換するための、予め所定のビット数Aの分割
    データの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパ
    ターンテーブルを、記録媒体に応じて異なる変換パター
    ンテーブルとする手段を備えたことを特徴とする記録装
    置。
  25. 【請求項25】 α、A、Bを整数とするときX=α
    A,Y=αBである整数比率A:Bとなるように該イメ
    ージ画像データをAのビット数毎にビット数Bの一次元
    データに変換するための、予め所定のビット数Aの分割
    データの内容に応じたビット数Bのデータへ変換するパ
    ターンテーブルを、記録制御方法に応じて異なる変換パ
    ターンテーブルとする手段を備えたことを特徴とする記
    録装置。
  26. 【請求項26】 上記比率A:Bは、互いに素の関係に
    あるA,Bとなるように一次元データをAのビット数に
    分割し、予め所定のビット数Aの分割データの内容に応
    じたビット数Bへの変換パターンテーブルを用いてビッ
    ト数Aの分割一次元データをビット数Bの一次元データ
    に変換する請求項17乃至請求項25のいずれかに記載
    の記録装置。
  27. 【請求項27】 データ数Mの一次元データを所望の解
    像度に変換するデータ処理方法であって、 データ数Mよりも小さいデータ数N(NはMの公約数)
    に対応した所望解像度毎に予め所望解像度に応じて変換
    すべきデータ数K(K≠N)の解像度変換テーブルを用
    いて、所望解像度に応じて定められたデータ数N毎にデ
    ータ数Mの一次元データをテーブル変換することを特徴
    とするデータ処理方法。
  28. 【請求項28】 上記データ数Mの一次元データは、デ
    ータ数N毎に順次、上記解像度変換テーブルを用いてテ
    ーブル変換される請求項27に記載のデータ処理方法。
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