JP3372533B2 - トラック等のウイング開閉装置 - Google Patents

トラック等のウイング開閉装置

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JP3372533B2
JP3372533B2 JP2000324867A JP2000324867A JP3372533B2 JP 3372533 B2 JP3372533 B2 JP 3372533B2 JP 2000324867 A JP2000324867 A JP 2000324867A JP 2000324867 A JP2000324867 A JP 2000324867A JP 3372533 B2 JP3372533 B2 JP 3372533B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/08Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0497Doors arranged at the vehicle sides for load transporting vehicles or public transport, e.g. lorries, trucks, buses
    • B60J5/0498Doors arranged at the vehicle sides for load transporting vehicles or public transport, e.g. lorries, trucks, buses with rigid panels pivoting about a horizontal axis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウイング開閉装置
に関し、特に、トラックのウイング開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウイングを開閉させるための駆動
装置として、一般的に、油圧シリンダ又はモータが用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウイン
グを開閉させるための駆動装置として、一般的に、油圧
シリンダ又はモータを用いた場合、これら油圧シリンダ
やモータを駆動するための配管、配線ないし電源が必要
となる。これによって、ウイングを開閉するための装置
が肥大化するという問題点、メンテナンスに手間が掛か
るという問題点、仮に上記駆動装置が故障した場合、及
び修理が面倒であるという問題点が生じている。
【0004】本発明の目的は、簡素な構造を備え、かつ
メンテナンスがほとんど不要とされる、ばねとリンク機
構を用いたウイング開閉装置を提供することである。本
発明のさらなる目的は、ウイングを開閉するための駆動
源である「ばね」に均等な力が作用すると共に、この
「ばね」に接続される「ばねロッド」に過大な力が作用
しないように構成された、信頼性及び耐久性に優れたウ
イング開閉装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、研究を重ねた結果、ウイングを開閉す
るための駆動源として「ばね」を用いた場合、ウイング
開閉時、ばねに均等に力が作用し、かつばねロッドに過
大な力が作用しないよう、装置(ばね及びリンク系)を
構成することが必要であることを見出した。そこで、本
発明者らは、さらに研究を重ねた結果、本発明を完成す
るに至ったものである。
【0006】すなわち、本発明は、トラック等の車体に
対して枢支され、該車体に対して枢支されたウイングの
開閉に伴って枢動する第1のアームと、前記第1のアー
ムの枢支点の一側と前記ウイングとの間に、揺動可能に
連結された第2のアームと、前記車体に対してその一側
が支持され、前記ウイングをはね上げる付勢力を発生す
るばねと、前記ばねの他側に対して接続され、該ばねの
伸縮に伴って移動するばねロッドと、前記第1のアーム
の枢支点の他側と前記ばねロッドとの間に、揺動可能に
連結された第3のアームと、前記ばねロッドが、前記ば
ねのばね軸方向と基本的に平行な方向へ移動するよう、
該ばねロッドないし前記第3のアームと該ばねロッドの
連結点を案内するガイドと、を有することを特徴とする
ウイング開閉装置を提供するものである。
【0007】このウイング開閉装置は、ウイングを開閉
するための駆動源として、ばねを有し、ばねが発生する
付勢力をウイングに伝達するためのリンク機構として、
ばねロッド及び第1〜第3のアームを含んでなる。した
がって、このウイング開閉装置は、きわめて簡素な構造
を有し、このため、メンテナンスも非常に簡単である。
【0008】そして、ばねロッドないし第3のアームと
ばねロッドの連結点を案内するガイド(ピン連結された
中折れ式ロッドを案内するガイド)によって、図7
(A)(初期状態)から図7(B)(伸張状態)に示す
ように、ばねロッドが、基本的にばねのばね軸方向に基
本的に平行な方向へ移動されることにより、(1)ばねが
基本的に真っ直ぐにたわみ、ばねにはその全周に亘りほ
ぼ均等な力が作用する(ばねが理想的な状態で用いられ
る)。これによって、ばねの耐久性及び信頼性が向上さ
れる。(2)また、ばねロッドには引張力のみが作用する
から、ばねロッドも理想的な状態で用いられる。結局、
本発明によれば、ばねウイング開閉装置全体としての耐
久性及び信頼性も向上される。
【0009】なお、図8(A)及び図8(B)に示すよ
うに、ばねロッドがばね軸に対して傾斜している場合に
は、ばねに作用する力が片方に傾斜するため、ばねに加
わる力が均等ではなく、ばね力が一定とならず、ばねロ
ッドに引張力だけでなく曲げ力(特に、図8(B)の場
合)が作用することにより、ばね及びばねロッドに過大
な力が作用することになる。よって、ばねないしばねロ
ッドの耐久性及び信頼性が著しく低下することとなる。
【0010】さらに、このウイング開閉装置の利点を例
示する: (1)リンク及び節点の数が少なく、さらに駆動源として
「ばね」を用いているため、装置全体の構造が簡素であ
る; (2)駆動源として、ばねを用いているため、装置のメン
テナンスがほとんど不要である; (3)ばねロッドの移動方向が可及的に一定に維持される
ことにより、ばね及びばねロッドが理想的な状態で作動
するため、ばね及びばねロッド、ひいては装置全体の耐
久性及び信頼性が高い; (4)ばねとリンク機構のみからなる簡素な構造によっ
て、ウイングをその最大開度まではね上げることが可能
である; (5)このウイング開閉装置は、ばねの選択等に関して、
設計自由度が高いため、様々な重量、大きさのウイング
に適用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0012】本発明の好ましい実施の形態においては、
前記ガイドが、前記車体に対して定置され、前記ばねの
ばね軸方向と基本的に平行な方向に延在する部材(例え
ば、ガイド面ないしガイドレールを有する部材)であ
り、前記第3のアームと該ばねロッドの連結点に、前記
ウイングの開閉時、前記部材上を滑動するよう第1の転
子が取付けられ、前記部材が、前記ウイングの開閉時、
前記第1の転子と摺接しながら該第1の転子を抗支する
ことにより、前記ばねロッドの揺動が防止される。
【0013】本発明の好ましい実施の形態においては、
前記ガイドが、前記車体に対して枢支された第2の転子
(例えば、ローラ)であり、前記第2の転子が、前記ウ
イングの開閉時、前記ばねロッドが揺動しないよう、該
ばねロッドと摺接しながら該ばねロッドを抗支する。
【0014】本発明の好ましい実施の形態においては、
前記鳥居の内部に配置されると共に前記車体に対して定
置され、前記ウイングを開放した際、所定のウイング回
動位置において、前記第1のアーム又は前記第3のアー
ムと当接することにより、該ウイングの最大開度を規定
するストッパが設けられる。
【0015】本発明によるウイング開閉装置は、トラッ
クの側面の少なくとも一部と屋根の少なくとも一部を覆
うウイングを開閉するための装置として好適に採用され
る他、場合によっては、トラック以外のものに取付けら
れたウイングの開閉装置としても好適に用いることがで
きる。
【0016】本発明によるウイング開閉装置が、荷箱を
有するトラック等の車両に適用される場合、このウイン
グ開閉装置を、鳥居(車体に対して固定ないし一体化さ
れたフレーム部)の内部に収容することができる。
【0017】
【実施例】以上説明した本発明の好ましい実施の形態を
さらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明
の一実施例を説明する。
【0018】まず、本発明によるウイング開閉装置が好
適に適用されるウイングを備えたトラックを説明する。
【0019】図1は、本発明によるウイング開閉装置が
適用されるトラック(ウイング車)の外観図である。図
1を参照すると、このトラックは、車体に対して枢支さ
れたウイング1,1と、車体の前部及び後部に鳥居(荷
箱のフレーム部)2,2を有している。これら鳥居2,
2の内部であって、左右両側に、本発明によるウイング
開閉装置がそれぞれ収容される。なお、前後の鳥居2,
2内部の左右両側に計4個、取付けられるこのウイング
開閉装置は、互いに等価であるため、以下、一個のウイ
ング開閉装置について説明する。なお、ウイング1,1
が十分な剛性をもっている場合には、ウイング1,1に
対してウイング開閉装置を各1個、計2個取付けるだけ
でもよい。
【0020】[第1の実施例]本発明の第1の実施例に
係るウイング開閉装置について説明する。図2は、図1
に示したトラックに好適に適用される、本発明の第1の
実施例に係るウイング開閉装置の構造を説明するための
正面図である。すなわち、図2は、鳥居2の一方の側壁
を取り除いて、このウイング開閉装置の正面を見た図で
ある。なお、後述の図3〜図6も同様である。
【0021】次に、このウイング開閉装置の動作につい
て説明する。図3は、図2に示したこのウイング開閉装
置の動作図である。
【0022】図2を参照すると、ウイング1が、車体の
中央付近に、ヒンジ1aを介して、枢支されている。そ
して、車体に対し固定ないし一体化された鳥居2の内部
一側において、鳥居2に対し、第1のアーム4が、ピン
3を介して、枢支されている。第1のアーム4の枢支点
(ピン3)の一側には、ピン5を介して、第2のアーム
6の一側が連結されている。第2のアーム6の他側は、
ピン7を介して、ウイング1の内側に枢支されている。
これによって、第2のアーム6は、第1のアーム4の枢
支点(ピン3)の一側と、ウイング1との間に、揺動可
能に連結されている。
【0023】一方、鳥居2の内部他側には、ばね(圧縮
ばね)16が、そのばね軸が水平方向に延在するよう、
収容ないし設けられている。ばね16の一側は、車体に
対して定置された一方のばね受け14によって、支持さ
れている。ばね16の他側は、他方のばね受け15と当
接ないし支持されている。一方及び他方のばね受け1
4,15を貫通して、ばねロッド11が鳥居2の内部を
その一側に向かって、水平方向に沿って延在している。
結局、ばねロッド11は、ばね16のばね軸方向と平行
な方向に延在している。
【0024】ばねロッド11の他端には、ナット17が
螺合されている。このナット17は、他方のばね受け1
5の他側面に対して当接している。これによって、ばね
ロッド11は、ばね16の他側に対して接続され、ばね
16の伸縮ないし変位に伴って、移動することができ
る。また、ナット17のばねロッド11上における螺合
位置を調節することにより、ばね16の初期圧縮量(ウ
イング閉止時における圧縮量)を調節することができ
る。
【0025】また、第1のアーム4の枢支点(ピン3)
の他側には、ピン8を介して、第3のアーム9の一側が
連結されている。第3のアーム9の他側は、ピン10を
介して、ばねロッド11の一側に連結されている。これ
によって、第1のアーム4の枢支点(ピン3)の他側
と、ばねロッド11との間に、第3のアーム9が揺動可
能に連結されている。
【0026】中折れ式ロッドを構成しているばねロッド
11と第3のアーム9との連結点(節点)であるピン1
0には、第1の転子(コロ)12が取付けられている。
一方、鳥居2の内部には、車体に対して定置され、水平
方向すなわち、ばね16のばね軸方向に沿って延在する
摺接面(ガイド面)を有するガイド13(第1のガイ
ド)が設けられている。ガイド13は、ウイング開閉
時、ばねロッド11が、ばね16のばね軸方向に基本的
に平行な方向へ移動するよう、詳細には、ばね16のば
ね軸方向に沿って平行移動(並進)するよう、第1の転
子12、結局、ピン10を案内する。
【0027】また、鳥居の内部において、その底部に
は、車体に対して定置されたストッパ18が設けられて
いる。ストッパ18は、ウイング1の開放時、所定のウ
イング回動位置において、第1のアーム4のピン8近傍
に設けられた被係止部4aと当接して、ウイング1のさ
らなる回動を阻止することにより、ウイング1の最大開
度を規定する。
【0028】続いて、以上説明したウイング開放装置の
動作を説明する。図3は、図2に示したこのウイング開
閉装置の動作図である。
【0029】図2から図3を参照して、操作者が、ウイ
ング1のロックを解除すると、ばね16が伸張して、ば
ねロッド11及び第3のアームが、図2中左側に向かっ
て引っ張られる。これによって、第1のアーム3が、図
2中時計方向に枢動する。これによって、第2のアーム
6が上方に持ち上げられ、ウイング1が開放方向に回動
していく。このとき、第1のアーム4の枢動に伴い、第
3のアーム9は、図2中時計方向に揺動(回動)してい
き、これによって、ピン10は図2中下方へ作用する力
を受ける。しかし、ガイド13が第1の転子12と摺接
していることにより、第1の転子12が、下方に変位し
ないよう、ガイド13によって抗支されている。このた
め、ばねロッド11は、常時、水平方向、すなわち、ば
ね16のばね軸方向と基本的に平行な方向に移動するこ
ととなる。この結果、ウイング開閉時、ばね16の傾斜
が防止され、さらに、ばねロッド11に過大な力が印加
されることが防止される。
【0030】ウイング1がさらに回動すると、被係止部
4aがストッパ18に当接することにより、第1のアー
ム4の図2中時計方向へのさらなる枢動が制止され、か
くして、ウイング1の最大開度が規定される。なお、ウ
イング1の最大開度は、ストッパ18ないし被係止部4
aの位置を変えることにより、可変することができる。
【0031】一方、開放されたウイング1を閉止する際
には、ウイング1に取付けた紐などを引っ張ることによ
り、ばね16の付勢力に抗して、ウイング1を閉止方向
に回動させることができる。このウイング閉止時におい
ても、ガイド13によって、ばねロッド11が水平方向
に平行移動(ばね軸方向と基本的に平行な方向へ向かっ
て移動)するよう案内される。
【0032】なお、場合によっては、第1の転子12を
挟んで、ガイド13(一対のガイド)を、上下方向に設
けてもよい。
【0033】[第2の実施例]本発明の第2の実施例に
係るウイング開閉装置について説明する。以下、この第
2の実施例に係るウイング開閉装置が、前記第1の実施
例に係るウイング開閉装置と同様の構成を有する点につ
いては、説明の重複を回避するため、適宜、前記実施例
1の記載を参照することができるものとし、以下、主と
して、前記第1の実施例との相違点について説明する。
図4は、図1に示したトラックに好適に適用される、本
発明の第2の実施例に係るウイング開閉装置の構造を説
明するための正面図である。
【0034】図4を参照すると、この第2の実施例に係
るウイング開閉装置においては、前記第1の実施例のよ
うに第1のアーム4に被係止部を設ける代わりに、第3
のアーム9に、ストッパ19と当接可能な被係止部9a
が設けられている。すなわち、第3のアーム9の下部に
は、下方に向かって突起する被係止部9aが形成されて
いる。ウイング1を開放すると、被係止部9aがストッ
パ19と当接することにより、第1のアーム4の開放方
向へのさらなる枢動ないし揺動が制止され、かくして、
ウイング1の最大開度が規定される。
【0035】[第3の実施例]次に、本発明の第3の実
施例に係るウイング開閉装置について説明する。以下、
この第3の実施例に係るウイング開閉装置が、前記第1
の実施例に係るウイング開閉装置と同様の構成を有する
点については、説明の重複を回避するため、適宜、前記
実施例1の記載を参照することができるものとし、以
下、主として、前記第1の実施例との相違点について説
明する。図5は、図1に示したトラックに好適に適用さ
れる、本発明の第2の実施例に係るウイング開閉装置の
構造を説明するための正面図である。図6は、図5に示
したこのウイング開閉装置の動作図である。
【0036】図5及び図6を参照すると、この第3の実
施例に係るウイング開閉装置においては、前記第1の実
施例のように、水平方向に延在するガイド面を有するガ
イドと、及びばねロッド11と第3のアーム9を連結す
るピン上に第1の転子とを設ける代わりに、ばねロッド
11を直接的に案内ないし抗支する第2の転子21(第
2のガイド)が設けられている。すなわち、鳥居2に対
して固定ないし一体化された軸20上に、第2の転子2
1(ローラ)が設けられている。第2の転子21は、ウ
イング1の開閉時、ばねロッド11が揺動しないよう、
換言すると、ばねロッド11がばね16のばね軸方向
(水平方向)に沿って平行な方向に向かって移動するよ
う、ばねロッド11と摺接しながら、ばねロッド11を
抗支する。これによって、ウイング開閉時、第2の転子
21(ガイド)によって、ばね16の傾斜たわみが防止
されると共に、ばねロッド11が基本的に水平方向に向
かって平行移動するよう案内される。
【0037】なお、場合によっては、ばねロッド11を
挟んで、第2の転子21(一対の転子)を、上下方向に
設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、簡素な構造を備え、か
つメンテナンスがほとんど不要とされる、ばねとリンク
機構を用いたウイング開閉装置が提供され、さらに、ウ
イングを開閉するための駆動源である「ばね」に均等な
力が作用すると共に、この「ばね」に接続される「ばね
ロッド」に過大な力が作用しないように構成された、信
頼性及び耐久性に優れたウイング開閉装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウイング開閉装置が適用されるト
ラックの外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係るウイング開閉装置
を説明するための図である。
【図3】図2に示したウイング開閉装置の動作図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例に係るウイング開閉装置
を説明するための図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るウイング開閉装置
を説明するための図である。
【図6】図5に示したウイング開閉装置の動作図であ
る。
【図7】(A)及び(B)は、本発明の原理を説明する
ための図(ばねロッドがばね軸に対して平行に移動する
場合)であって、(A)は初期状態、(B)はばねが伸
張した状態を、それぞれ示す。
【図8】(A)及び(B)は比較例に係る説明図であっ
て、(A)はばねロッドがばね軸に対して平行に移動し
ない場合の問題点を説明するための図であり、(B)は
更に、ばねロッドの他端に螺合されたナットがばね受け
から離間した場合の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ウイング 1a ヒンジ 2 鳥居 3 ピン(第1のアームの枢軸、第1の枢支点) 4 第1のアーム 4a 被係止部 5 ピン(第1と第2のアームの連結軸) 6 第2のアーム 7 ピン(第2のアームとウイングの連結軸) 8 ピン(第1のアームと第3のアームの連結軸) 9 第3のアーム 9a 被係止部 10 ピン(第3のアームとばねロッドの連結軸) 11 ばねロッド 12 第1の転子 13 ガイド(第1のガイド) 14 一方のばね受け 15 他方のばね受け 16 ばね 16 一方のばね受け 17 ナット(ばね調節ナット) 18 ストッパ 19 ストッパ 20 軸 21 第2の転子(第2のガイド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラック等の車体に対して枢支されたウイ
    ングの閉止状態において鳥居の内部に収容されたウイン
    グ開閉装置であって、 前記ウイング開閉装置が、 前記車体に対して枢支され、前記ウイングの開閉に伴っ
    て枢動する第1のアームと、 前記第1のアームの枢支点の一側と前記ウイングとの間
    に、揺動可能に連結された第2のアームと、 前記車体に対してその一側が支持され、前記ウイングを
    はね上げる付勢力を発生するばねと、 前記ばねの他側に対して接続され、該ばねの伸縮に伴っ
    て移動するばねロッドと、 前記第1のアームの枢支点の他側と前記ばねロッドとの
    間に、揺動可能に連結された第3のアームと、 前記ばねロッドが、前記ばねのばね軸方向と平行な方向
    へ移動するよう、該ばねロッドないし前記第3のアーム
    と該ばねロッドの連結点を案内するガイドと、を有する
    ことを特徴とするウイング開閉装置。
  2. 【請求項2】前記ガイドが、前記車体に対して定置さ
    れ、前記ばねのばね軸方向と平行な方向に延在する部材
    であること、 前記第3のアームと該ばねロッドの連結点に、前記ウイ
    ングの開閉時、前記部材上を滑動するよう第1の転子が
    取付けられたこと、 前記部材が、前記ウイングの開閉時、前記第1の転子と
    摺接しながら該第1の転子を抗支することにより、前記
    ばねロッドの揺動が防止されること、 を特徴とする請求項1記載のウイング開閉装置。
  3. 【請求項3】前記ガイドが、前記車体に対して枢支され
    た第2の転子であること、 前記第2の転子が、前記ウイングの開閉時、前記ばねロ
    ッドが揺動しないよう、該ばねロッドと摺接しながら該
    ばねロッドを抗支すること、を特徴とする請求項1記載
    のウイング開閉装置。
  4. 【請求項4】前記鳥居の内部に配置されると共に前記車
    体に対して定置され、前記ウイングを開放した際、所定
    のウイング回動位置において、前記第1のアーム又は前
    記第3のアームと当接することにより、該ウイングの最
    大開度を規定するストッパを有することを特徴とする請
    求項1記載のウイング開閉装置。
JP2000324867A 2000-10-25 2000-10-25 トラック等のウイング開閉装置 Expired - Lifetime JP3372533B2 (ja)

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