JPH11348561A - バン型トラック - Google Patents

バン型トラック

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JPH11348561A
JPH11348561A JP16053098A JP16053098A JPH11348561A JP H11348561 A JPH11348561 A JP H11348561A JP 16053098 A JP16053098 A JP 16053098A JP 16053098 A JP16053098 A JP 16053098A JP H11348561 A JPH11348561 A JP H11348561A
Authority
JP
Japan
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packing box
arm
box door
lever
floor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16053098A
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English (en)
Inventor
Katsumi Sugimoto
勝身 杉本
Mizuo Kudo
瑞夫 工藤
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Seikoh Giken Co Ltd
Original Assignee
Seikoh Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷箱ドア開閉操作が容易化される共に、大きな
荷箱容積が確保できる荷箱ドアはね上げ装置及び該装置
を備えたバン型トラックの提供。 【解決手段】荷箱ドア1内側上部にアームA20一端が
固定、アームA20他端がアームB4一端に連結、アー
ムB4が荷箱3上部から床下へ延在し他端がレバー5第
1底角部5aに連結、レバー5第2底角部5bが荷箱3
側固定のケーシングに枢支、レバー5頂角部5cがシャ
フト6一端に連結、弾性手段8がシャフト6他端に連結
しシャフト6と共に枢動するカバー9との間に弾装。弾
性手段8等のはね上げ装置本体は床下配置され荷箱容積
を削減しない。荷箱ドア1が開放方向に操作され、アー
ムB4の下方移動、レバー5の回動に伴いシャフト6が
ストロークして弾性手段8が伸縮し、弾性手段8の伸縮
により荷箱ドア1開放方向作用のモーメントが、重力な
ど閉止方向作用のモーメントより大の際、荷箱ドア1は
自力ではね上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷箱ドアはね上げ
装置に関する。特に、荷箱ドアはね上げ装置を備えたバ
ン型トラックに関する。特に、荷箱ドアが任意の設定角
度から自力ではね上がる荷箱ドアのはね上げ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、特開平9−323546
号公報に荷箱屋根に荷箱ドアはね上げ装置を設置したバ
ン型トラックを提案した。また、本発明者らは、平成1
0年4月30日出願の「バン型トラックの荷箱ドア跳ね
上げ装置」に荷箱内部に荷箱ドアはね上げ装置を設置し
たバン型トラックを提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−323546号公報に提案された荷箱屋根に設置す
るタイプの荷箱ドアはね上げ装置は、荷箱ドアはね上げ
装置の高さ分車高が高くなる。車高には、法令上の制限
があるため、このタイプの荷箱ドアはね上げ装置の設置
によって荷箱高さを低くせざるを得ない場合があり、そ
の結果、荷箱容積が縮小されることとなる。また、荷物
の搬入口の高さが低い場合、このタイプのはね上げ装置
が設置されたバン型トラックが進入できないおそれがあ
る。
【0004】また、本発明者らが平成10年4月30日
出願の「バン型トラックの荷箱ドア跳ね上げ装置」に提
案した荷箱内部に設置するタイプの荷箱ドアはね上げ装
置は、該装置が占有するスペースはきわめて小さいが、
やはり荷箱容積は荷箱ドアはね上げ装置の設置によって
削減される。
【0005】本発明は、荷箱ドア開閉操作が容易化され
る共に、大きな荷箱容積が確保できる荷箱ドアはね上げ
装置及び該装置を備えたバン型トラックを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は各視点において
下記の事項を有する。第1の視点:荷箱、鉛直方向に開
閉される荷箱ドア、荷箱の上部に配置されたアームA、
荷箱の上部から床下へ延在するアームB、荷箱の床下に
配置されたレバー、シャフト及び弾性手段を有するこ
と。荷箱ドアの内側にアームAの一端が固着されたこ
と。アームAの他端がアームBの一端に互いに回動自在
に連結されたこと。アームBの床下に延在する他端がレ
バーの第1の底角部に互いに回動自在に連結されたこ
と。レバーの第2の底角部がレバーを収容し荷箱側に固
定されたケーシングに枢支されたこと。レバーの頂角部
がシャフトの一端に互いに回動自在に連結されたこと。
弾性手段がシャフトの他端に連結してシャフト他端と、
弾性手段を収容しケーシングに枢支されたカバーの支持
面との間に弾装されたこと。弾性手段は、荷箱ドアの開
閉動作に伴うシャフトのストロークによって伸縮して、
荷箱ドアに作用するモーメントを発生すること。
【0007】第2の視点:荷箱、鉛直方向に開閉される
荷箱ドア、荷箱の上部に配置されたアームA、荷箱の上
部から床下へ延在するアームB、荷箱の床下に配置され
たアームC、ロッド、レバー、シャフト及び弾性手段を
有すること。荷箱ドアの内側にアームAの一端が固着さ
れたこと。アームAの他端がアームBの一端に互いに回
動自在に連結されたこと。アームBの床下に延在した他
端がアームCの一端に互いに回動自在に連結されたこ
と。アームCの他端がアームCを収容し荷箱側に固定さ
れたケーシングに枢支されたこと。アームCの中間部に
弧状ロッドの一端が互いに回動自在に連結されたこと。
弧状ロッドの他端がレバーの第1の底角部に互いに回動
自在に連結されたこと。レバーの頂角部がレバーを収容
し荷箱側に固定されたケーシングに枢支されたこと。レ
バーの第2の底角部にシャフトの一端が互いに(相対的
に)回動自在に連結されたこと。弾性手段がシャフトの
他端に連結してシャフト他端と荷箱側に固定された部材
との間に弾装されたこと。弾性手段は、荷箱ドアの開閉
動作に伴うシャフトのストロークによって伸縮して、荷
箱ドアに作用するモーメントを発生すること。
【0008】第3の視点:荷箱、鉛直方向に開閉される
荷箱ドア、荷箱の上部に配置されたアームA、荷箱の上
部から床下へ延在するアームB、荷箱の床下に配置され
たレバー、ロッド、シャフト及び弾性手段、荷箱ドア開
閉時にロッドを回動可能に案内する案内手段(コロ)を
有すること。荷箱ドアの内側にアームAの一端が固着さ
れたこと。アームAの他端がアームBの一端に互いに回
動自在に連結されたこと。アームBの荷箱床下に延在し
た他端がレバーの第1の角部に互いに回動自在に連結さ
れたこと。レバーの第2の角部がレバーを収容し荷箱側
に固定されたケーシングに枢支されたこと。レバーの頂
角部にロッドの一端が互いに回動自在に連結されたこ
と。レバーを枢支するピンにロッドと摺動するコロが設
けられたこと。ロッドの他端がシャフトの一端に互いに
回動自在に連結されたこと。弾性手段がシャフトの他端
に互いに回動自在に連結してシャフト他端とケーシング
に固定され弾性手段を収容するカバーの支持面との間に
弾装されたこと。
【0009】本発明によれば、弾性力を発揮する荷箱ド
アはね上げ装置の本体を荷箱床下に配置するため、荷箱
ドアの開閉操作が軽い小さな操作力で容易に行われると
共に、大きな荷箱容積が確保される。また、荷箱ドアの
開放行程では、操作により荷箱ドアが所定開度まで回動
した後、前記弾性手段に蓄積されていた弾性エネルギの
解放によって発生し前記荷箱ドアの開放方向に作用する
モーメントが、該荷箱ドアに作用する重力を含めて同閉
止方向に作用するモーメントより大きくなることによ
り、前記荷箱ドアが所定の開度から自力ではね上がる。
荷箱ドアの閉止行程では、操作により前記所定開度まで
押し下げられた後、反対に、荷箱ドアは閉まり勝手とな
り、自力で閉じることができる。また、荷箱ドアの閉止
状態において、弾性手段の弾性力を、アームA、アーム
B及びレバーなどから構成されるリンク系の作用によ
り、荷箱ドアを閉止する方向に作用させることができる
ため、荷箱ドアは安定して閉止される。また、荷箱ドア
が自力ではね上がり始める開度(角度)は、弾性手段の
初期長さ、強さ、各アームの長さ、各部材の連結点の位
置を調整することにより、任意に設定することができ
る。また、弾性手段によるはね上げ力と、重力などの荷
箱ドア閉止方向に作用するモーメントを平衡させること
が可能であり、場合によっては、荷箱ドアはね上げ装置
を、荷箱ドアが任意の角度で静止させるよう構成するこ
とも可能である。また、特に、レバーやアームBなど、
荷箱ドア以外の部材を荷箱ドアの所定開度において係止
するストッパ部材を設けることにより、荷箱ドアが安全
に最大開度にて静止され、さらに最大開度の調整も容易
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は、本実施形態に係る荷箱
ドアのはね上げ装置を備えた荷箱を正面から見た図であ
る。図1を参照して、荷箱ドアは互いに反対方向に鉛直
方向に回動する分割されたドア1,2からなり、上部の
荷箱ドア1は荷箱3の上辺に複数の蝶番を介して枢着さ
れ、下部の荷箱ドア2は荷箱3の下辺に複数の蝶番を介
して枢着されている。荷箱3の床下には、はね上げ装置
本体が設置され、荷箱3の上部にははね上げ装置別体が
設置されている。はね上げ装置の本体と別体は、鉛直方
向に荷箱3の上部から床下まで延在するアームB4によ
って連結されている。
【0011】[はね上げ装置別体]図3は、荷箱3上部
に位置するはね上げ装置別体を側方から見た図である。
図3中のIIIは図2中のIIIに接続する。図3を参照し
て、荷箱ドア1の外面には蝶番21の一側が取り付けら
れ、蝶番21の他側は荷箱3に枢着されている。荷箱ド
ア1内面上部にはアームA20の一端が固着されてい
る。アームA20の他端とアームB4の一端がピン22
を介して互いに回動可能に連結している。荷箱ドア1の
閉止位置では、アームA20の固定点より、アームA2
0とアームB4の連結点(ピン22)が上方に位置し、
荷箱ドア1の最大開度位置では、該連結点が該固定点の
下方に位置する。アームBは、荷箱3の角部ないし角部
に設けられたチャンネル状縦部材の中を延在して、図2
に示すように荷箱3床下まで到達する。
【0012】[はね上げ装置本体]図2は、荷箱3床下
に位置するはね上げ装置本体を側方から見た図である。
図2を参照して、アームB4の他端は、荷箱3床下にお
いて、三角形状のレバー5の一端(第1の底角部)5a
にピン14を介して互いに回動可能に連結している。レ
バー5の他端(第2の底角部)5bは、レバー5などを
収容するケーシング11にピン16を介して枢支されて
いる。レバー5の中間部(頂角部)5cには、ピン15
を介してシャフト6の一端が互いに回動可能に連結して
いる。ばねカバー9は、レバーの枢支点(ピン16)側
に形成されたケーシング11の鼻部に、ピン17を介し
て枢支され、コイルばね8を収容している。シャフト6
は、ばねカバー9の一側開口を通って、その中間部は、
ばねカバー9に設けられたスリーブ(軸受部)9aにス
トローク可能に受容されると共に、コイルばね8の内腔
を挿通している。ばねカバー9は、そのスリーブ9aに
受容されたシャフト9と同心に枢動する。シャフト6の
他端には、ばね座7がナット10とコイルばね8に挟持
されている。ばね座7のシャフト6軸方向の位置は、ナ
ット10のシャフト6に対する螺合位置を変えることに
より、変位することができる。ばねカバー9内には、ば
ね座7と対向する支持面が設けられ、この支持面とばね
座7との間にコイルばね8が圧縮介装(弾装)されてい
る。
【0013】[荷箱ドア開度設定機構]図2を参照し
て、レバー5には、その枢支点(回動中心、ピン16)
より、他端側に突出部5dが形成されている。突出部5
dと、レバー5の回動方向に沿って対向する位置に、ス
トッパ12が設けられている。ストッパ12に形成され
た長穴12aにはボルト13が挿通され、ストッパ12
はボルト13によってケーシング11内に固定されてい
る。長穴12aに沿って、ストッパ12の固定位置を調
節することができる。レバー5が回動して、その突出部
5dがストッパ面12dに当接し係止されることによ
り、レバー5のさらなる回動が阻止され、荷箱ドア1の
最大開度が規定される。なお、長穴12aによってスト
ッパ12の固定位置をレバー5の回動方向に沿って調節
することができ、この調節によって、荷箱ドア1の最大
開度を変更することができる。
【0014】以上説明した荷箱ドアはね上げ装置の動作
を説明する。図4及び図5は、荷箱ドア1が最大に開い
たときの荷箱ドアはね上げ装置を示す動作図である。ま
ず、図2を参照して、荷箱ドア1閉止状態において、レ
バー5の枢支点(ピン16)はシャフト6軸線(ピン1
5とピン17を結ぶ線分、コイルばね8の付勢力が作用
する方向)よりも下方に位置し、シャフト6の軸方向他
側に作用するコイルばね8の弾性力はレバー5を同図中
時計回りに回動させるモーメントとして作用する。従っ
て、荷箱ドア1は安定的に閉止状態を維持する。
【0015】図3及び図5を参照して、操作により荷箱
ドア1が回動すると、荷箱ドア1とアームA20の固定
点より上方に位置していたアームA20とアームB4の
連結点(ピン22)は、同図中斜め左下方向へ回動す
る。図2を参照して、これによって、アームB4とレバ
ー5の連結点(ピン14)も下方へストロークし、レバ
ー5が枢支点(ピン16)を中心として、同図中反時計
方向へ回動する。これによって、レバー5とシャフト6
の連結点(ピン15)、シャフト6、コイルばね8及び
ばねカバー9も同方向に回動する。そして、レバー5の
枢支点(ピン16)がシャフト6の軸線よりも、上方に
位置する。同時に、シャフト6がばね座7側へストロー
クし、圧縮されていたコイルばね8が伸張する。これに
よって、コイルばね8から解放された弾性力がレバー5
を図2中反時計方向に回動させるモーメントとして作用
し、レバー5はさらに同方向へ回動する。従って、荷箱
ドア1がある開度まで、例えば45゜まで操作により回
動した後、コイルばね8の弾性力により荷箱ドア1の開
放方向に作用するモーメントが、重力など荷箱ドア1の
閉止方向に作用するモーメントを上回ることによって、
レバー5に作用する総和したモーメントの方向が反対と
なり荷箱ドア1は自力ではね上がる。
【0016】図4を参照して、荷箱ドア1が更にはね上
がると、レバー5の突出部5dがストッパ12aと当接
して係止されることにより、荷箱ドア1のさらなる回動
が阻止され、荷箱ドア1の最大開度が規定される。
【0017】荷箱ドア1の閉止行程においては、開放行
程と反対の動作が行われ、ある開度まで操作により荷箱
ドア1が押し下げられた後は、レバー5に作用する総和
したモーメントの方向が反対となり荷箱ドア1は閉まり
勝手となって閉止される。
【0018】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図6は、本発明の他の実施形態に係る荷箱ドアはね上げ
装置本体を側方から見た図であって、荷箱ドア閉止位置
における状態を示している。荷箱ドアはね上げ装置別体
の構成は前記実施形態と同一である。
【0019】図6を参照して、アームB4の中間部には
ターンバックル50が設けられ、アームB4の長さを調
節可能である。荷箱3の鉛直方向に延在する面には、ア
ームB4が貫通する開口を有するストッパ12(図7に
拡大して示す)がボルトにより固定されている。アーム
B4の中間部であって、ストッパ12より上方には径大
部4aが設けられ、ストッパ12のストッパ面12dと
アームB4のストローク方向に対向している。径大部4
aがストッパ面12dに当接して係止されることによ
り、荷箱ドア1の最大開度が規定される。
【0020】アームB4の他端は、荷箱3床下におい
て、アームC30の一端にピン36を介して互いに回動
可能に連結している。アームC30の他端は、ピン37
を介して、アームC30、弧状ロッド31及びレバー3
2などを収容し、荷箱3ないし荷箱3に固定された部材
に固定されたするケーシング51に枢支されている。
【0021】アームC30の中間部には、ピン38を介
して弧状ロッド31の一端が互いに回動可能に連結され
ている。弧状ロッド31は、アームC30の枢支点(ピ
ン37)を迂回するように湾曲して、弧状ロッド31の
他端はピン39を介して、三角形状のレバー32の一端
(第1の底角部)32aにピン39を介して互いに回動
可能に連結されている。レバー32の他端(第2の底角
部)32bにはシャフト33の一端がピン41を介して
互いに回動可能に連結されている。レバー32の中間部
(頂角部)32cはケーシング51にピン40を介して
枢支されている。なお、穴32dにピンを挿通してシャ
フト33の一端を取り付けることが可能である。
【0022】シャフト33は、さらにコイルばね35を
収容するばねカバー34内を挿通している。ばねカバー
34は、ケーシング51の一側面に固定され、これによ
り荷箱3側に固定されている。シャフト33の他端に
は、前記実施形態と同様に(図2参照)、ばね座がナッ
ト53とコイルばね35に挟持されている。ばね座のシ
ャフト33軸方向の位置は、ナット53のシャフト33
に対する螺合位置を変えることにより、変位することが
できる。ばねカバー34内には、ばね座と対向する支持
面が設けられ、この支持面とばね座(図2参照)との間
にコイルばね35が圧縮介装(弾装)されている。
【0023】以上説明した荷箱ドアはね上げ装置の動作
を説明する。図6を参照して、荷箱ドア閉止状態におい
て、アームC30の枢支点(ピン37)は、弧状ロッド
31の両連結点(ピン38,39)を結ぶ線分より下方
ないし同一線分上に位置し、シャフト33の軸方向他側
へ作用するコイルばね35の弾性力はアームC30を同
図中時計回りに回動させるモーメントとして作用する。
従って、荷箱ドア1は安定的に閉止状態を維持する。
【0024】図3及び図6を参照して、操作により荷箱
ドア1が回動すると、荷箱ドア1とアームA20の固定
点より上方に位置していたアームA20とアームB4の
連結点(ピン22)は、図3中斜め左下方向へ回動す
る。図6を参照して、これによって、アームB4とアー
ムC30の連結点(ピン36)及び弧状ロッド31が、
下方へ同図中反時計回りに回動し、レバー32が枢支点
(ピン40)を中心として、同図中反時計方向へ回動す
る。これによって、弧状ロッド31の両端連結点(ピン
38,39)を結ぶ線分よりアームC30の枢支点(ピ
ン37)が上方に位置する。同時にレバー32とシャフ
ト33の連結点(ピン41)が水平方向に沿ってシャフ
ト33の他端側へストロークして、コイルばね35が伸
張する。斯くして、コイルばね35の解放された弾性力
がレバー32を図6中反時計方向に回動するモーメント
として優勢に作用し、レバー32を同方向へさらに回動
させる。従って、荷箱ドア1がある開度まで、例えば4
5゜まで操作により回動した後、荷箱ドア1は自力では
ね上がる。
【0025】図6を参照して、荷箱ドア1が更にはね上
がると、下方へストロークしたアームB4の径大部4a
がストッパ面12dと当接して係止されることにより、
荷箱ドア1のさらなる回動が阻止され、荷箱ドア1の最
大開度が規定される。
【0026】荷箱ドア1の閉止行程においては、開放行
程と反対の動作が行われ、ある開度まで操作により荷箱
ドア1が押し下げられた後は、荷箱ドア1は閉まり勝手
となって閉止される。
【0027】さらに、本発明のさらに他の実施例に係る
荷箱ドアはね上げ装置を説明する。図8は、本発明の他
の実施形態に係る荷箱ドアはね上げ装置本体を側方から
見た図であって、荷箱ドア閉止位置における状態を示し
ている。荷箱ドアはね上げ装置別体の構成は前記実施形
態と同一である。図9は、図8に示した装置本体の動作
図であり、荷箱ドアが最大に開いた状態を示す。なお、
図8中のIIIは図3中のIIIに接続し、図9中のVは図5
中のVに接続する。
【0028】[はね上げ装置本体]図8を参照して、ア
ームB4の他端は、荷箱3床下において、三角形状のレ
バー60の一端(第1の底角部60a)にピン70を介
して互いに回動可能に連結している。レバー60の他端
(第2の底角部60b)は、ピン71を介して、レバー
60、ロッド61及びストッパ68などを収容するケー
シング65に枢支されている。
【0029】レバー60の中間部(頂角部60c)に
は、ピン72を介して、ロッド61の一端が互いに回動
可能に連結されている。ロッド61は、ピン70とピン
71の間を横断している。また、ロッド61の他端側上
方において、レバー60を枢支するピン71に、コロ7
4が軸支されている。コロ74は、所定開度領域におい
て、ロッド61と摺接して回動可能にロッド61を案内
する。
【0030】ロッド61の他端は、ピン73を介して、
シャフト62の一端に相対的に回動可能に連結されてい
る。シャフト62の中間部は、コイルばね64を収容す
るばねカバー66の一端開口から、さらにばねカバー6
6内を挿通している。ばねカバー66は、荷箱3ないし
荷箱3に固定された部材に固定されたケーシング65を
介して荷箱3側に固定されている。シャフト62の他端
には、ばね座63がナット67とコイルばね64に挟持
されている。ばね座63の内側には、コイルばね64内
腔に嵌入し、コイルばね64を安定的に保持するための
突起部63aが設けられている。ばね座63のシャフト
62軸方向の位置は、ナット67のシャフト62に対す
る螺合位置を変えることにより、変位することができ
る。ばねカバー66一端内側には、ばね座63と対向す
る支持面66bが設けられ、支持面66bとばね座63
との間にコイルばね64が圧縮介装(弾装)されてい
る。
【0031】[荷箱ドア開度設定機構]さらに、図9を
参照して、レバー60の回動方向に沿って、レバー60
の一端下部(当接面)60dと対向する位置に、ストッ
パ69が設けられている。ストッパ69は、ストッパ固
定部材68に固定されている。ストッパ固定部材68
は、ボルトによってケーシング65内に固定されてい
る。上述の実施形態と同様に、長穴に沿って、ストッパ
固定部材68のケーシング65に対する固定位置を調節
することができる。レバー60が回動して、その一端下
部(当接面)60dがストッパ69に当接し係止される
ことにより、レバー60のさらなる回動が阻止され、荷
箱ドア1の最大開度が規定される。なお、上述した実施
形態と同様に長穴によってストッパ固定部材68の固定
位置をレバー60の回動方向に沿って調節することがで
き、この調節によって、荷箱ドア1の最大開度を変更す
ることができる。
【0032】以上説明した荷箱ドアはね上げ装置の動作
を説明する。図8及び図3は荷箱ドア1が閉止状態の荷
箱ドアはね上げ装置を示し、図9及び図5は、荷箱ドア
1が最大に開いたときの荷箱ドアはね上げ装置を示す動
作図である。
【0033】まず、図8を参照して、荷箱ドア1閉止状
態において、シャフト62の軸方向他側に向かって作用
するコイルばね64の弾性力は、ロッド61と摺接する
コロ74によって殺され、レバー60を同図中時計回り
に回動させるモーメントが優勢に作用する。従って、荷
箱ドア1は安定的に閉止状態を維持する。
【0034】図9及び図5を参照して、操作により荷箱
ドア1が回動すると、荷箱ドア1とアームA20の固定
点より上方に位置していたアームA20とアームB4の
連結点(ピン22)は、同図中斜め左下方向(反時計方
向)へ回動する。図9を参照して、これによって、アー
ムB4とレバー60の連結点(ピン70)も下方(反時
計方向)へ回動し、レバー60が枢支点(ピン71)を
中心として、同図中反時計方向へ回動する。これによっ
て、ロッド61も同方向に回動する。同時に、ロッド6
1及びシャフト62がばね座63側へストロークし、圧
縮されていたコイルばね64が伸張する。
【0035】そして、荷箱ドア1の所定開度で、ロッド
61がコロ74から離間し、これによって、コイルばね
64から解放された弾性力がレバー60を図2中反時計
方向に回動させるモーメントとして優勢に作用し、レバ
ー60はさらに同方向へ回動する。従って、荷箱ドア1
が所定開度まで、例えば45゜まで操作により回動した
後、レバー60に作用する総和したモーメントの方向が
反対となり荷箱ドア1は自力ではね上がる。
【0036】図9を参照して、荷箱ドア1が更にはね上
がると、レバー60の一端下部(当接面)60dがスト
ッパ69と当接して係止されることにより、荷箱ドア1
のさらなる回動が阻止され、荷箱ドア1の最大開度が規
定される。また、荷箱ドア1の最大開度において、ロッ
ド61とシャフト62は一直線上に並ぶことにより、荷
箱ドア1はその最大開度において安定して支持される。
【0037】荷箱ドア1の閉止行程においては、開放行
程と反対の動作が行われ、ある開度まで操作により荷箱
ドア1が押し下げられた後は、レバー60に作用する総
和したモーメントの方向が反対となり荷箱ドア1は閉ま
り勝手となって閉止される。
【0038】以下、前記実施形態らに係る荷箱ドアはね
上げ装置の利点を説明する。 (1) 荷箱床下にはね上げ装置本体が設置されるた
め、荷箱はね上げ操作が容易化されると共に、大きな荷
箱容積が確保される。 (2) 荷箱床下に設置されたはね上げ装置本体の動作
半径も小さく、路上の障害物との干渉が防止されてい
る。 (3) コイルばねによって、荷箱ドアのはね上げ力が
得られる。コイルばねは、従来のバン型トラックにおい
てはね上げ力発生機構として用いられていたガスダンパ
に比べて長寿命であるため、本実施形態等の装置によれ
ばメンテナンスを考慮した総合的なコストが低下され
る。 (4) レバーないしアームB等を係止するストッパ機
構によって、大重量の荷箱ドアの回動を制止する場合に
比べて、安全に荷箱ドアが最大開度において制止され
る。また、荷箱ドアの最大開度の変更も変更である。ス
トッパ機構を、床下ないしアームBに隣接した荷箱角部
ないし縦部材に設けることができるため、ストッパ機構
は荷箱容積を削減しない。
【0039】以上説明した実施形態においては、ばねカ
バー9,34,66やケーシング11,51,65を固
定するために、ボルトの代わりに適宜ねじなどの固定手
段を用いることができる。部材同士を連結するためない
し強度上の観点から、リンク系を構成するアームB4、
レバー5,32,60、弧状ロッド31、ロッド61、
シャフト6,33,62などの部材を全長に亘って又は
連結部を部分的に一対の平行プレートないし二又部とす
ることができる。また、一対のプレートなどは別部材を
互いに固着して形成してもよく、初めから一体の部材を
用いてもよい。また、圧縮ばねの代わりに引張ばねを用
いることができる。本発明のはね上げ装置は、ドアの一
端に取り付けてもよく、両端に取り付けてもよく、ドア
の重量に応じて、ドア端部ないし中間部に、単数又は複
数のはね上げ装置を取り付けてもよい。なお、荷箱下部
に十分なスペースがある場合には、はね上げ装置本体を
荷箱下部に設置することも許容される。
【0040】本発明による荷箱ドアはね上げ装置は、主
としてはね上げ式の荷箱ドアを備えたトラック、トレー
ラーなどの車両の荷箱ドアに適用されるが、他のはね上
げ式のドアに取り付けることも可能である。また、荷箱
の側面ドア、後面ドアなど種々の位置に設けられたドア
に取付可能である。さらに、一枚のドア及び分割された
ドアのいずれにも適用することができる。なお、部材の
形状、部材同士を連結ないし枢支するピンの受容形態な
どは、以上説明した実施形態に限定されるものではな
く、本発明の原理に従う限り種々の形態を採ることがで
きる。
【0041】本発明による荷箱ドアはね上げ装置は、そ
の他のはね上げ式のドアに取り付けることも可能であ
る。例えば、固定構築物の荷箱のドア(倉庫ドアなど)
に取り付けることにより、本発明の所定の効果が得られ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、荷箱床下に荷箱ドアを
はね上げるモーメントを発揮するはね上げ装置本体が設
置されるため、荷箱はね上げ操作が容易化されると共
に、大きな荷箱容積が確保される。特に、荷箱ドアに比
べて軽量のレバーないしアームBを制止するストッパ機
構を設けることによって、荷箱ドアの最大開度が安全に
設定され、最大開度の調整も容易となる。
【0043】また、本発明によれば、荷箱ドアが自力で
はね上がり始める開度、及び最大開度を任意に設定する
ことが可能である。
【0044】また、本発明による荷箱ドアはね上げ装置
は、主としてはね上げ式の荷箱ドアを備えたトラック、
トレーラーなどの車両の荷箱ドアに設置されるが、その
他のはね上げ式のドア、ないし固定構築物などに取り付
けても、所定の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る荷箱ドアのはね上げ
装置を備えた荷箱を正面から見た図である。
【図2】図1に示したはね上げ装置本体を側方から見た
図であり、荷箱ドア閉止状態を示す。
【図3】図1に示したはね上げ装置別体を側方から見た
図であり、荷箱ドア閉止状態を示す。
【図4】図2に示した装置本体の動作図であり、荷箱ド
アが最大に開いた状態を示す。
【図5】図3に示した装置別体の動作図であり、荷箱ド
アが最大に開いた状態を示す。
【図6】本発明の他の実施形態に係るはね上げ装置本体
を側方から見た図である。
【図7】図6に示したストッパを示す部品図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態に係るはね上げ装
置本体を側方から見た図である。
【図9】図8に示した装置本体の動作図であり、荷箱ド
アが最大に開いた状態を示す。
【符号の説明】
1 荷箱ドア(はね上げドア) 2 荷箱ドア(下部
ドア) 3 荷箱 4 アームB 4a 径大部 5 レ
バー 5a 一端(第1の底角部) 5b 他端(第2の底
角部) 5c 中間部(頂角部) 5d 突出部 6 シャフト 7 ばね座 8 コイルばね(弾性
手段) 9 ばねカバー 9a スリーブ 10 ナット
11 ケーシング 12 ストッパ 12a 長穴 12d ストッパ
面 13 ボルト 14,15,16,17 ピン 20 アームA 21 蝶番 30 アームC 弧状ロッド31 32 レバー 32a 一端(第1の底角部) 32b 他端(第2
の底角部) 32c 中間部(頂角部) 32d 穴 33 シ
ャフト 34 ばねカバー 35 コイルばね(弾性手段) 36,37,38,39,40,41 ピン 51 ケーシング 52 ストッパ 52a スト
ッパ面 53 ナット 60 レバー 60a 一端(第1の底角部) 60b 他端(第2
の底角部) 60c 中間部(頂角部) 60d 一側下部(当接
面) 61 ロッド 62 シャフト 63 ばね座 63a 突起部 64 コイルばね 65 ケーシング 66 ばねカバー 66b 支持面 67 ナット 68 ストッパ固
定部材 69 ストッパ 70,71,72,73 ピン 74 コロ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷箱と、はね上げ式の荷箱ドアと、荷箱ド
    アはね上げ装置と、を有するバン型トラックにおいて、 前記荷箱ドアはね上げ装置は、本体部分が前記荷箱の床
    下に設けられ、該装置は、さらに、 前記荷箱の上部に配置され、その一端が前記荷箱ドアの
    内側に固着されたアームAと、 前記荷箱の上部から床下へ延在し、その上部一端が前記
    アームAの他端に互いに回動自在に連結されたアームB
    と、 前記荷箱の床下に設けられ、該荷箱側に固定されたケー
    シングと、 前記荷箱の床下に設けられ、前記ケーシングに収容され
    た三角形状のレバーであって、その第1の底角部が前記
    アームBの前記荷箱床下に延在した他端に互いに回動自
    在に連結され、その第2の底角部が前記ケーシングに枢
    支されたレバーと、 前記荷箱の床下に設けられ、その一端が前記三角形状の
    レバーの頂角部に互いに回動自在に連結され、該レバー
    の前記第2の底角部側へ延在するシャフトと、 前記荷箱の床下であって前記レバーの前記第2の底角部
    側に設けられて前記ケーシングに枢支され、前記シャフ
    トに挿通される開口部と、該シャフトをストローク可能
    に軸受する軸受部と、を備えたカバーと、 前記荷箱の床下に設けられて前記カバー内に収容され、
    その一端が前記シャフトの他端に伸縮可能に連結され、
    該シャフト他端と前記カバー内に設けられた支持面との
    間に弾装された弾性手段と、を有し、 前記荷箱ドアの開放操作によって、前記アームAが回動
    し、前記アームBが下方にストロークし、前記レバー、
    前記シャフト、前記弾性手段及び前記カバーが同じ方向
    へ回動すると共に、該シャフトが該弾性手段の伸縮方向
    に沿ってストロークすることにより、前記弾性手段の弾
    性力が解放され、前記荷箱ドアの開放方向に作用するモ
    ーメントが、該荷箱ドアに作用する重力を含めて同閉止
    方向に作用するモーメントより大きくなることにより、
    前記荷箱ドアが所定の開度から自力ではね上がることを
    特徴とするバン型トラック。
  2. 【請求項2】荷箱と、はね上げ式の荷箱ドアと、荷箱ド
    アはね上げ装置と、を有するバン型トラックにおいて、 前記荷箱ドアはね上げ装置は、本体部分が前記荷箱の床
    下に設けられ、該装置は、さらに、 前記荷箱の上部に配置され、その一端が前記荷箱ドアの
    内側に固着されたアームAと、 前記荷箱の上部から床下へ延在し、その上部一端が前記
    アームAの他端に互いに回動自在に連結されたアームB
    と、 前記荷箱の床下に設けられ、該荷箱側に固定されたケー
    シングと、 前記荷箱の床下に設けられ、前記アームBの前記荷箱の
    床下に延在した他端に、その一端が互いに回動自在に連
    結されたアームCと、 前記荷箱の床下に設けられ、その一端が前記アームCの
    中間部に互いに回動自在に連結され、その中間部が該ア
    ームCの枢支点を迂回するように湾曲した弧状ロッド
    と、 前記荷箱の床下であって前記アームCの枢支点側に設け
    られ、その第1の底角部が前記弧状ロッドの湾曲した他
    端に互いに回動自在に連結され、その頂角部が前記ケー
    シングに枢支された三角形状のレバーと、 前記荷箱の床下に設けられ、その一端が前記三角形状の
    レバーの第2の底角部に互いに回動自在に連結されるシ
    ャフトと、 前記荷箱の床下であって前記レバーの前記第2の底角部
    側に設けられて前記ケーシングに固定され、前記シャフ
    トに挿通される開口部を備えたカバーと、 前記荷箱の床下に設けられて前記カバー内に収容され、
    その一端が前記シャフトの他端に伸縮可能に連結され、
    該シャフト他端と前記カバー内に設けられた支持面との
    間に弾装された弾性手段と、を有し、 前記荷箱ドアの開放操作によって、前記アームAが回動
    し、前記アームBが下方にストロークし、前記アーム
    C、前記弧状ロッド、前記レバーが同じ方向へ回動する
    と共に、該シャフトが該弾性手段の伸縮方向に沿ってス
    トロークすることにより、前記弾性手段の弾性力が解放
    され、前記荷箱ドアの開放方向に作用するモーメント
    が、該荷箱ドアに作用する重力を含めて同閉止方向に作
    用するモーメントより大きくなることにより、前記荷箱
    ドアが所定の開度から自力ではね上がることを特徴とす
    るバン型トラック。
  3. 【請求項3】荷箱と、はね上げ式の荷箱ドアと、荷箱ド
    アはね上げ装置と、を有するバン型トラックにおいて、 前記荷箱ドアはね上げ装置は、本体部分が前記荷箱の床
    下に設けられ、該装置は、さらに、 前記荷箱の上部に配置され、その一端が前記荷箱ドアの
    内側に固着されたアームAと、 前記荷箱の上部から床下へ延在し、その上部一端が前記
    アームAの他端に互いに回動自在に連結されたアームB
    と、 前記荷箱の床下に設けられ、該荷箱側に固定されたケー
    シングと、 前記荷箱の床下に設けられ、前記ケーシングに収容され
    た三角形状のレバーであって、その第1の底角部が前記
    アームBの前記荷箱床下に延在した他端に互いに回動自
    在に連結され、その第2の底角部が前記ケーシングにピ
    ンを介して枢支されたレバーと、 前記荷箱の床下に設けられ、その一端が前記レバーの頂
    角部に互いに回動自在に連結され、該レバーを横断して
    前記第2の底角部側へ延在するロッドと、 前記レバーを枢支するピンに軸支され、回動する前記ロ
    ッドと摺接して該ロッドを案内するコロと、 前記荷箱の床下に設けられ、その一端が前記ロッドの他
    端に互いに回動自在に連結されたシャフトと、 前記荷箱の床下であって前記レバーの前記第2の底角部
    側に設けられて前記ケーシングに固定され、前記シャフ
    トに挿通される開口部を備えたカバーと、 前記荷箱の床下に設けられて前記カバー内に収容され、
    その一端が前記シャフトの他端に伸縮可能に連結され、
    該シャフト他端と前記カバー内に設けられた支持面との
    間に弾装された弾性手段と、を有し、 前記荷箱ドアの開放操作によって、前記アームAが回動
    し、前記アームBが下方にストロークし、前記レバー、
    前記ロッドが同じ方向へ回動すると共に、該ロッド及び
    前記シャフトが該弾性手段の伸縮方向に沿ってストロー
    クすることにより、前記弾性手段の弾性力が解放され、
    前記荷箱ドアの開放方向に作用するモーメントが、該荷
    箱ドアに作用する重力を含めて同閉止方向に作用するモ
    ーメントより大きくなることにより、前記荷箱ドアが所
    定の開度から自力ではね上がることを特徴とするバン型
    トラック。
  4. 【請求項4】前記レバーを係止することにより前記荷箱
    ドアの最大開度を規定するストッパ部材を、前記レバー
    の第1の底角部近傍又は第2の底角部近傍と回動方向に
    沿って対向する位置に設けたことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一に記載の荷箱ドアはね上げ装置を備え
    たバン型トラック。
  5. 【請求項5】前記荷箱ドアの最大開度を規定するため
    に、前記アームBの下方へのストロークを係止するスト
    ッパを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    一に記載の荷箱ドアはね上げ装置を備えたバン型トラッ
    ク。
JP16053098A 1998-06-09 1998-06-09 バン型トラック Withdrawn JPH11348561A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003226140A (ja) * 2002-02-05 2003-08-12 Pabco Co Ltd ウイング式屋根の開閉補助装置
KR100424886B1 (ko) * 2001-09-10 2004-03-27 현대자동차주식회사 트럭의 사이드 게이트 고정장치
JP2008133853A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Toyota Industries Corp 湿式ブレーキの隙間調整機構

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