JP3116461B2 - モノアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法 - Google Patents
モノアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法Info
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Description
はアミド基を含有する材料、特にセルロース繊維、天然
又は合成ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維あるいは皮
革等、更にはそれらの混紡繊維を染色及び捺染するに適
し、耐光堅牢かつ耐湿潤堅牢な赤色染色を可能にする改
良された化合物、並びにその適用に関する。
ース等の赤色染色を可能にするモノアゾ化合物は、特公
昭40-17113号公報又は特開昭 59-179665号公報などにお
いて公知であるが、染色性能面、例えばビルドアップ性
において不充分であり、更にレベルアップが望まれてい
る。
は繊維材料の染色及び捺染の分野に広く使用されてい
る。しかし現在の技術水準は、特定の染色法に対する適
性に関する高い要求水準ならびに染色物の堅牢性に関す
る要求の高度化の点から満足すべきものとは言えない。
前記した公知の反応染料は、染色性能(例えばビルドア
ップ性等)の面で不十分であり、更に改良された染料の
提供が強く望まれている。ビルドアップ性に優れること
の重要性は、染色方法の経済性に対する要求レベルがま
すます高くなってきている今日、極めて重要な要素であ
る。本発明者らは、上述の公知染料の欠点を改良し、さ
らに染料に対して要求される要件を広く満足できる新規
な化合物を見い出す目的で鋭意検討した結果、本発明を
完成した。
式(I)
換されていてもよいアルキルアミノ、C5 〜C7 シクロ
アルキルアミノ、ピペリジノ、ピロリジノ又はモルホリ
ノ、Rは水素又は置換されていてもよいC1 〜C4 アル
キル、R1 及びR2 は互いに独立に水素、メトキシ、エ
トキシ、メチル、エチル、クロロ、ブロモ、ニトロ、カ
ルボキシ又はスルホ、Zはビニル又は−CH2 CH2 Y
を表わし、Yはアルカリの作用で脱離する基、pは0又
は1を表わす。〕で示されるモノアゾ化合物及びそれを
用いることを特徴とする繊維材料の染色または捺染方法
を提供する。
物中、遊離酸の形で下式(II)
の意味を有する。〕で示されるモノアゾ化合物が好まし
い。
換されていてもよいアルキルアミノとしては、1〜4個
の炭素原子を有するアルキルアミノが好ましく、置換基
としとしては、ヒドロキシ、C1 〜C4 アルコキシ、ク
ロロ、ブロモおよびカルボキシが好ましい。好ましいX
としては、例えばエチルアミノ、n−プロピルアミノ、
iso−プロピルアミノ、n−ブチルアミノ、ジエチル
アミノ、2−ヒドロキシエチルアミノ、3−ヒドロキシ
プロピルアミノ、4−ヒドロキシブチルアミノ、2−メ
トキシエチルアミノ、2−エトキシエチルアミノ、3−
メトキシプロピルアミノ、3−エトキシプロピルアミ
ノ、2−クロロエチルアミノ、2−ブロモエチルアミ
ノ、3−クロロプロピルアミノ、3−ブロモプロピルア
ミノ、カルボキシメチルアミノ、2−カルボキシエチル
アミノ、3−カルボキシプロピルアミノ、シクロペンチ
ルアミノ、シクロヘキシルアミノ、ピロリジノ、ピペリ
ジノ、モルホリノを挙げることができる。中でもピペリ
ジノまたはモルホリノが好ましく、特にモルホリノが好
ましい。
としては、例えば、硫酸エステル、チオ硫酸エステル、
リン酸エステル、酢酸エステル、ハロゲン等がこれに該
当し、中でも、硫酸エステルが好ましい。
ルとしては、1〜4個の炭素原子を有するアルキルが好
ましく、置換されていてもよい基としては、ヒロドキ
シ、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、カルバモイル、カ
ルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル
オキシ、スルホ及びスルファモイルが好ましい。好まし
いRとしては、例えば、水素、メチル、エチル、n−プ
ロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチ
ル、sec−ブチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒド
ロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロ
キシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブ
チル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4−ジヒド
ロキシブチル、シアノメチル、2−シアノエチル、3−
シアノプロピル、メトキシメチル、エトキシメチル、2
−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−メトキシ
プロピル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキシ−3
−メトキシプロピル、クロロメチル、ブロモメチル、2
−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピ
ル、3−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4−ブロ
モブチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、
3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、1,
2−ジカルボキシエチル、カルバモイルメチル、2−カ
ルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル、4−カ
ルバモイルブチル、メトキシカルボニルメチル、エトキ
シカルボニルメチル、2−メキトシカルボニルエチル、
2−エトキシカルボニルエチル、3−メトキシカルボニ
ルプロピル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−メ
トキシカルボニルブチル、4−エトキシカルボニルブチ
ル、メチルカルボニルオキシメチル、エチルカルボニル
オキシメチル、2−メチルカルボニルオキシエチル、2
−エチルカルボニルオキシエチル、3−メチルカルボニ
ルオキシプロピル、3−エチルカルボニルオキシプロピ
ル、4−メチルカルボニルオキシブチル、4−エチルカ
ルボニルオキシブチル、スルホメチル、2−スルホエチ
ル、3−スルホプロピル、4−スルホブチル、スルファ
モイルメチル、2−スルファモイルエチル、3−スルフ
ァモイルプロピル、4−スルファモイルブチルをあげる
ことができる。中でも、Rとして水素、メチルまたはエ
チルが好ましく、特に水素である場合が好ましい。
メトキシ又はメチルである場合が好ましく、中でも水素
である場合が特に好ましい。 好ましい。
の形で存在し、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土類
金属塩、中でもソーダ塩、カリ塩、リチウム塩が好まし
い。
することができる。下記一般式(III)
される化合物と、下記一般式(IV)
味を有する。〕で示される化合物と、下記一般式(V) H−X (V) 〔式中、Xは前記の意味を有する。〕で示される化合物
とを、2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンと任
意の順序で縮合させることによって、一般式(I)の化
合物又はその塩を得ることができる。
I)〕は、アミン成分〔下記一般式(VI) 〕のジアゾ化合
物とカップラー成分〔下記一般式〔VII)〕
カップリング反応によって得られる。また、本発明化合
物は、次の様にしても製造することができる。前記一般
式(VII)で示される化合物と、前記一般式(IV) で示さ
れる化合物と前記一般式(V)で示される化合物とを、
2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンに任意の順
序で縮合させることにより下記一般式(VIII)
の意味を有する。〕を得た後、前記一般式(VI) で示さ
れる化合物のジアゾ化合物とのカップリングによって、
前記一般式(I)の化合物又はその塩を得ることができ
る。また、本発明化合物は次の様にしても製造すること
ができる。前記一般式(VII)で示される化合物と、前記
一般式(IV) 又は(V)で示される化合物のいずれかと
を、2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンに任意
の順序で縮合させることにより下記一般式(IX)
される基又は下記一般式(X)
2 及びZは前記の意味を有する。〕を得た後、前記一般
式(VI) のジアゾ化合物とのカップリング反応を行い、
更に、T2 が−Xの場合は、一般式(IV) とを縮合さ
せ、T2 が式(X)で表わされる場合は、一般式(V)
と縮合させることによって前記一般式(I)の化合物を
得ることができる。2,4,6−トリハロゲノ−s−ト
リアジンとアミン化合物との縮合反応においては、その
順序は特に制限されるものではないが、前記一般式
(I)の反応収率と品質を考慮すると、2,4,6−ト
リハロゲノ−s−トリアジンに対して、反応性の低いア
ミン化合物から先に縮合させることが好ましい。また、
縮合反応条件は特に制限されるものではないが、一次的
には、温度−10乃至40℃でpH2乃至10、二次的に
は温度0乃至70℃でpH2乃至10、更に三次的には温
度10乃至100℃でpH2乃至10に調整しながら縮合
させて一般式(I)で示される化合物又はその塩を得る
ことができる。原料の2,4,6−トリハロゲノ−s−
トリアジンとしては特に塩化シアヌルとフッ化シアヌル
が好ましい。
例えば、2−アミノナフタレン−1−スルホン酸、2−
アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、2−アミノ
ナフタレン−1,6−ジスルホン酸、2−アミノナフタ
レン−1,7−ジスルホン酸等の化合物を挙げることが
できる。中でも、2−アミノナフタレン−1−スルホン
酸が好ましい。
ロキシ基含有またはカルボンアミド基含有材料の染色又
は捺染に使用できる。材料は繊維材料の形で、あるいは
その混紡材料の形で使用されるのが好ましい。ヒドロキ
シ基含有材料は天然又は合成ヒドロキシ基含有材料、た
とえばセルロース繊維材料又はその再生生成物及びポリ
ビニルアルコールである。セルロース繊維材料は木綿、
しかもその他の植物繊維、たとえばリネン、麻、ジュー
ト及びラミー繊維が好ましい。再生セルロース繊維はた
とえばビスコース・ステーブル及びフィラメントビスコ
ースである。カルボンアミド基含有材料はたとえば合成
及び天然のポリアミド及びポリウレタン、特に繊維の形
で、たとえば羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリ
アミド−6,6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及
びポリアミド−4である。本発明化合物は、上述の材料
上に、特に上述の繊維材料上に、物理的化学的性状に応
じた方法で、染色又は捺染できる。例えば、セルロース
繊維上に吸尽染色する場合、炭酸ソーダ、第三燐酸ソー
ダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存在下、場合により中性
塩、例えば芒硝又は食塩を加え、所望によっては、溶解
助剤、浸透剤又は均染剤を併用し、比較的低い温度で行
われる。染料の吸尽を促進する中性塩は、本来の染色温
度に達した後に初めて又はそれ以前に、場合によっては
分割して添加できる。パジング法に従ってセルロース繊
維を染色する場合、室温又は高められた温度でパッドし
乾燥後、スチーミング又は乾熱によって固着できる。セ
ルロース繊維に対して捺染を行う場合、一相で、例えば
重曹又はその他の酸結合剤を含有する捺染ペーストで捺
染し、次いで100〜160℃でスチーミングすること
によって、あるいは二相で、例えば中性又は弱酸性捺染
ペーストで捺染し、これを熱い電解質含有アルカリ性浴
に通過させ、又はアルカリ性電解質含有パジング液でオ
ーバーパジングし、スチーミング又は乾熱処理して実施
できる。捺染ペーストには、例えばアルギン酸ソーダ又
は澱粉エーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望によっ
ては、例えば尿素のような通常の捺染助剤かつ(又は)
分散剤と併用して用いられる。セルロース繊維上に本発
明化合物を固定させるに適した酸結合剤は、例えばアル
カリ金属又はアルカリ土類金属と無機又は有機酸あるい
は加熱状態でアルカリ遊離する化合物との水溶性塩基性
塩である。特にアルカリ金属の水酸化物及び弱ないし中
程度の強さの無機又は有機酸のアルカリ金属塩が挙げら
れ、その内、特にソーダ塩及びカリ塩が好ましい。この
ような酸結合剤として、例えば苛性ゾーダ、苛性カリ、
重曹、炭酸ソーダ、蟻酸ソーダ、炭酸カリ、第一、第二
又は第三燐酸ソーダ、ケイ酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソ
ーダ等が挙げられる。合成及び天然のポリアミド及びポ
リウレタン繊維の染色は、まず酸性ないし弱酸性の染浴
からpH値の制御下に吸尽させ、次に固着させるため中
性、場合によりアルカリ性のpH値に変化させることによ
って行える。染色は通常60〜120℃の温度で行える
が、均染性を達成するために通常の均染剤、例えば塩化
シアヌルと3倍モルのアミノベンゼンスルホン酸又はア
ミノナフタレンスルホン酸との縮合生成物あるいは例え
ばステアリルアミンとエチレンオキサイドとの付加生成
物を用いることもできる。
捺染において優れた性能を発揮する点に特徴がある。特
にセルロース繊維材料の染色に好適であり、良好な耐光
性と耐汗日光性、優れた耐湿潤性、たとえば耐洗濯性、
耐過酸化洗濯性、耐汗性、耐酸加水分解性及び耐アルカ
リ性、更に良好な耐摩擦性と耐アイロン性を有する。ま
た、優れたビルドアップ性、均染性及びウオッシュオフ
性、さらに良好な溶解性と吸尽・固着性を有する点、染
色温度や染浴比の変動による影響を受けにくく安定した
品質の染色物が得られる点において特徴を有する。ま
た、得られた染色物のフィックス処理時や樹脂加工時に
おける変色が少なく、保存時の塩基性物質との接触によ
る変化が少ないことも特徴である。
る。例中、部および%は夫々重量部および重量%を表
す。
1.9部と塩化シアヌル18.5部とを水性媒体中、酸性下で
常法により縮合させ、次いで、2−アミノナフタレン−
1−スルホン酸22.3部を常法によりジアゾ化し、前記縮
合物とカップリングし、遊離酸の形で下式に示される化
合物を得た。
ルホリン 8.0部を縮合させ、更に、1−アミノベンゼン
−3−β−スルファートエチルスルホン28.1部を常法に
て縮合させた。この様にして得られた化合物を塩化ナト
リウムで塩析、単離して、遊離酸の形で下式で示される
モノアゾ化合物を得た。
−スルホン酸、1−アミノ−8−ナフトール−3、6−
ジスルホン酸、モルホリン及び1−アミノベンゼン−3
−β−スルファートエチルスルホンの代りに、順に下表
第2欄の化合物、第3欄の化合物、第4欄の化合物及び
第5欄の化合物を用いて実施例1と同様の方法で合成
し、各々対応するモノアゾ化合物を得、染色して下表第
6欄に示す色調の染色物を得た。
部の水に溶解し芒硝20部を加え、木綿10部を加えて
50℃に昇温する。ついで30分経過後、炭酸ソーダ4
部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、
ソーピングを行って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光
堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよ
い赤色〜青味赤色の濃度の高い染色物が得られた。
300部の水に溶解し芒硝30部を加え、木綿10部を
加えて60℃に昇温する。ついで20分経過後、炭酸ソ
ーダ5部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、
水洗、ソーピングを行ってそれぞれ、諸堅牢度、特に日
光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性の
よい赤色〜青味赤色の濃度の高い染色物が得られた。
印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを
行ない、湯洗い、ソーピング、湯洗い、乾燥して仕上げ
る。この様にして固着率の高い、諸堅牢度、特に日光堅
牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよい
赤色〜青味赤色の捺染物が得られた。
熱水に溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセイ
ソーダ水溶液 5.5部および50度ボーメの水ガラス15
0部を添加し、さらに水を加えて全量を25℃で 1,000
部とした直後に、この液をパディング液として用いて木
綿織物を巻き上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して2
0℃の室内に貯蔵する。同様の方法にてパディングし巻
き上げポリエチレンフィルムで密閉した木綿織物は5℃
の室内に貯蔵する。各々パディング布を20時間放置
後、染色物を冷水次に熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤
中でソーピングし、さらに冷水で洗浄後乾燥して仕上げ
る。20℃で20時間放置した染色物と5℃で20時間
放置した染色物の濃度色相差及び濃度差を調べたとこ
ろ、殆ど認められなかった。又、コールドバッチアップ
染色でビルドアップ性のよい染色物が得られた。
熱水で溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセイ
ソーダ水溶液10部および無水硫酸ナトリウム30部を
添加し、さらに水を加えて全量を25℃で 1,000部とし
た直後に、この液をパディング液として用いて、ビスコ
ースレーヨン織物をパディングする。パディングしたビ
スコースレーヨン織物を巻き上げ、ポリエチレンフィル
ムで密閉して20℃の室内に貯蔵する。同様の方法に
て、パディング巻き上げポリエチレンフィルムで密閉し
たビスコースレーヨン織物は、5℃の室内に貯蔵する。
各々パディング布を20時間放置後、染色物を冷水、次
に熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、
更に冷水で洗浄後乾燥して仕上げる。20℃で20時間
放置した染色物と、5℃で20時間放置した染色物の濃
度色相差及び濃度差を調べたところ、殆ど認められなか
った。
に変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用した
モノアゾ化合物各々について、染色例2で得られた染色
物と同等の品質を有する染色物を得た。
以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したモノアゾ化
合物各々について染色例2で得られた染色物と同等の品
質を有する染色物を得た。温度を70℃とした場合も同
様であった。
変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したモ
ノアゾ化合物各々について、染色例2で得られた染色物
と同等の品質を有する染色物を得た。
Claims (6)
- 【請求項1】遊離酸の形が下記一般式(I) 【化1】 (式中、Xは、C 5 〜C 7 シクロアルキルアミノ、ピペリ
ジノ、ピロリジノ、モルホリノ、或いは、1個又は2個
のアルキル基により置換されたアミノ基であり、該アミ
ノ基の置換基であるアルキル基はヒドロキシ、C 1 〜C 4
アルコキシ、クロロ、ブロモ及びカルボキシからなる群
より選ばれる置換基により置換されていてもよい。Rは
水素又は置換されていてもよいC1〜C4アルキルを表
し、R1及びR2は互いに独立に水素、メトキシ、エトキ
シ、メチル、エチル、クロロ、ブロモ、ニトロ、カルボ
キシ又はスルホを表し、Zはビニル又は−CH2CH2Y
を表し、Yはアルカリの作用で脱離する基を表し、pは
0又は1を表す。)で示されるモノアゾ化合物。 - 【請求項2】遊離酸の形が下記一般式(II) 【化2】 (式中、X、R、R1、R2及びZは請求項1に記載の意
味を有する。)で示される請求項1に記載のモノアゾ化
合物。 - 【請求項3】Xが、モルホリノ又はピペリジノである請
求項1又は2に記載のモノアゾ化合物。 - 【請求項4】Rが、水素、メチル又はエチルである請求
項1〜3のいずれかに記載のモノアゾ化合物。 - 【請求項5】Zが、ビニル又はスルファートエチルであ
る請求項1〜4のいずれかに記載のモノアゾ化合物。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のモノアゾ
化合物を用いることを特徴とする繊維材料の染色又は捺
染方法。
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