JP2010013658A - 反応染料組成物およびその適用 - Google Patents

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聡之 荒木
Takeshi Washimi
武志 鷲見
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Abstract

【課題】セルロース繊維等を染色するための三原色用反応染料組成物の提供。
【解決手段】下記のb)及びd)の2つの反応染料の群を含有してなる反応染料組成物。b)遊離酸の形で表すと、下記一般式(II)で示される赤色反応染料の少なくとも1種、d)遊離酸の形で表すと、CAS No.77365-64-1、CAS No.83567-04-8、CAS No.160306-24-1、および、CAS No.80019-42-7等で示される反応染料群から選ばれる1種以上:
Figure 2010013658

【選択図】なし

Description

本発明は、反応染料組成物及びその適用に関する。
反応染料は、その優れた染料特性の故に、繊維材料、とりわけ、セルロース系繊維の染色に多用されている。反応染料を用いる繊維材料の染色においては、黄色、赤色および青色の反応染料を三原色として用いること、それらを、又は各色毎に適宜組み合わせて染色又は捺染する方法が有用であることが知られている。
三原色に使用される反応染料に関しては、(i)各染料のビルドアップ性、均染性、染色温度依存性及び浴比依存性が良好で染色の再現性が優れていること、(ii)三原色の染料染着速度が等しく、染色温度依存性が優れ、且つこれらの速度や依存性が揃っており、相容性が良好であること、(iii)三原色染料の耐光堅牢度や汗と日光との複合堅牢度、洗濯堅牢度、塩素堅牢度など諸堅牢度が優れており、且つそれらの堅牢度のレベルが揃っていることなどが好ましい。特に、(i)項の均染性や染色の再現性については、近年、素材の種類や形態の多様化及び工場の自動化、染色時間の短縮化による操作の簡略化などに伴い、より均染性がよく、染色の再現性のよい反応染料組成物が強く望まれている。三原色の各染料のビルドアップ性が互いに異なり、また、互いの染料を単独で用いて染色したときと適宜組み合わせて染色したときにおいて染色性が一致しない場合は、近年多用されているコンピューターカラーマッチングシステムによる色合わせが困難になり、上記(ii)項の三原色染料の染着速度、染色温度依存性が互いに異なる場合は、染色途中に斑染めが生じるという均染性の問題や染色ロット間で色違いを生じる等の染色の再現性が不良となる問題が生じる。また、(iii)項の三原色各染料の堅牢度のレベルが揃っていない場合は、耐光堅牢度や汗日光堅牢度、洗濯堅牢度及び塩素堅牢度の一部や全てにおいて変色が目立ち、良好な染色物を得ることが困難である等の問題が生じる。
一方、各色毎又は三原色用として反応染料を用いた染色、特に染色濃度が高い染色の場合には、多量の無機中性塩を必要とするが、多量の無機中性塩の添加は、多大な時間と労力を要するので、染色作業の操作性を著しく低下させる。また多量の無機中性塩の添加は、染色排水への無機中性塩の含量を増大させ、環境問題を考えると好ましくない。従って、少量の無機中性塩の添加で高濃度の染色物が得られる反応染料組成物が強く要望されている。
また、近年の環境問題への関心の高まりから、染色排水の着色負荷に対する規則も厳しくなる傾向にあり、固着率が高く、染色排水の着色度の低い反応染料組成物が強く望まれている。
本発明者らは、各色毎又は三原色染料を用いた反応染料組成物の染色及び捺染における上記の問題点を解決すべく、鋭意検討した結果、特定の組成物がこの目的を達成することを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記のa)、b)、c)及びd)の4つの反応染料の群から選ばれる2つ以上の染料群を含有してなる反応染料組成物を提供する。
a)遊離酸の形で表すと、下記一般式(I)で示される黄色反応染料の少なくとも1種、
b)遊離酸の形で表すと、下記一般式(II)で示される赤色反応染料の少なくとも1種、
c)遊離酸の形で表すと、下記式(V)で示される反応染料、下記式(VII)で示される反応染料及び(IX)で示される反応染料の3つから選ばれる2つ以上の青色染料の混合物、
d) C.I.No.、CAS No.あるいは遊離酸の形で表すと、下記一般式(XII)、(XIII)、(XIV)、(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XIX)、(XX)、(XXI)、(XXII)、(XXIII)、CAS No.85765-41-9、 CAS No.183185-50-4、 CAS No.156291-01-9、 CAS No.183205-49-4、 CAS No.189574-45-6、CAS No.12226-52-7、CAS No.12226-54-9、 CAS No.154603-22-2、 CAS No.115682-10-5、C.I.Reactive Yellow 161、 C.I.Reactive Yellow 175、 CAS No.104256-92-0、 C.I.Reactive Yellow 143、 CAS No.143804-55-1、 CAS No.107231-52-7、 CAS No.74388-34-4、 CAS No.109736-54-1、 CAS No.88159-05-4、 CAS No.83400-21-9、CAS No.72509-99-0、CAS No.63817-39-0、C.I.Reactive Yellow 163、 CAS No.140876-14-8、 C.I.Reactive Yellow 165、 CAS No.146548-74-5、 CAS No.146632-11-3、C.I.Reactive Yellow 136、 C.I.Reactive Yellow 137、CAS No.77907-38-1、CAS No.178198-11-3、 CAS No.104981-57-9、 CAS No.195739-93-6、 CAS No.195876-25-6、 CAS No.85765-41-9、 CAS No.183185-19-5、 CAS No.149850-32-8、CAS No.61951-85-7、CAS No.96726-28-2、 CAS No.149057-74-9、 CAS No.118578-13-5、 CAS No.169314-33-4、CAS No.130711-86-3、CAS No.71720-86-0、 CAS No.68806-24-6、、CAS No.77365-64-1、CAS No.83567-04-8、 CAS No.115682-40-1、 CAS No.11209618-1、 CAS No.160306-24-1、 CAS No.80162-04-5、 CAS No.11209618-1、 CAS No.160306-24-1、 CAS No.121591-05-7、 CAS No.148159-34-6 CAS No.114764-54-4、CAS No.70776-19-1、CAS No.80019-42-7、CAS No.101200-49-1、 CAS No.173995-81-8、 CAS No.181188-59-0、 CAS No.116912-36-8、CAS No.106359-92-6、CAS No.149850-34-0、 CAS No.183185-18-4、 CAS No.149850-33-9、 CAS No.152397-21-2、 CAS No.157707-94-3、CAS No.68959-17-1、CAS No.70833-38-4、CAS No.99441-48-2、CAS No.64104-00-3、CAS No.68413-52-5、 CAS No. 107231-93-6、 CAS No.74077-24-0、 CAS No.70817-81-1、 CAS No.83763-62-6、 CAS No.146303-09-5、 CAS No.146632-12-4、 CAS No.70929-83-8、 CAS No.73139-36-9、 CAS No.94158-79-9、CAS No.118578-11-3、 CAS No.190914-22-8、CAS No.68214-04-0、CAS No.120265-14-7、CAS No.61931-52-0、CAS No.101698-02-6、CAS No.86422-60-8、CAS No.101453-62-7、C.I.Reactive Red 229、CAS No.85605-32-9、 CAS No.110493-61-3、 CAS No.149315-82-2、 CAS No.128416-19-3、 CAS No.71872-76-9、 CAS No.131257-18-6、 CAS No.132821-93-3、 CAS No.12225-63-7、C.I.Reactive Blue 237、 CAS No.183185-17-3、 CAS No.93050-78-3、 CAS No.132174-48-2、 CAS No.87271-12-3、 CAS No.178938-07-3、 CAS No.108624-00-6、 C.I.Reactive Black 5、 CAS No.116341-17-4、 CAS No.182755-42-6、 CAS No.111381-07-8、 CAS No.80315-16-8、 CAS No.125034-70-0、 CAS No.178956-19-9、 CAS No.182755-36-8、 CAS No.93912-64-2、 CAS No.182757-33-1、 CAS No.80315-17-9、 CAS No.182970-42-9、 CAS No.91667-03-7、 CAS No.172031-66-2、 CAS No.93951-21-4、 CAS No.147826-71-9、 CAS No.81173-72-0、 CAS No.81959-23-1、 CAS No.190914-23-9、 CAS No.186554-27-8、 CAS No.141250-43-3、 CAS No.28731-57-9、 CAS No.198153-83-2、 CAS No.149315-83-3、 CAS No.91254-17-0、 CAS No.141255-32-5、CAS No.136213-71-3、 CAS No.131257-19-7、 CAS No.198153-84-3、 CAS No.198153-82-1、 CAS No.81417-94-9、 CAS No.160306-13-8、 CAS No.68133-24-4、 CAS No.101362-38-3、 CAS No.198153-85-4、 CAS No.161935-19-9、 CAS No.157707-93-2、 CAS No.72847-56-4、 CAS No.124448-55-1、 CAS No.186616-13-7、 CAS No.157245-95-9、 CAS No.151613-22-8、 CAS No.151594-21-7、 CAS No.143341-04-2、 CAS No.77093-21-1、 CAS No.107028-81-9、 CAS No.177772-87-1、 CAS No.125662-71-7、 CAS No.114616-00-1、 CAS No.122390-99-2、 CAS No.105674-38-2、 CAS No.120583-77-9で示される反応染料群から選ばれる1種以上:
Figure 2010013658
(I)
[式中、m1は1〜3の整数を表し、R1、R2及びR3は、互いに独立に、水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、置換されていてもよい低級アルコキシ基、アルキルカルボニルアミノ基、置換されていてもよいフェニルカルボニルアミノ基又はウレイド基を表し、R4は水素原子又は置換されていてもよい低級アルキル基を表し、R5及びR6は、互いに独立に、水素原子又は置換されていてもよい低級アルキル基を表し、U1及びU2は、互いに独立して、置換されていてもよいフェニレン、置換されていてもよいナフチレン又は置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表し、Y1は−SO2CH=CH2又は−SO2CH2CH2Z1を表し、Y2は−SO2CH=CH2又は−SO2CH2CH2Z2を表し、ここで、Z1およびZ2は、互いに独立に、アルカリの作用で脱離する基を表す。]
Figure 2010013658
(II)
[式中、m2及びm3は、互いに独立に、0又は1を表し、R9、R7及びR8は、互いに独立に、水素原子または置換されていてもよい低級アルキル基を表し、Dは、置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいナフチル基を表し、A1は、下記一般式(III)または(IV)
Figure 2010013658
(III) (IV)
{ここで*印は、アゾ基に接続する結合を表し、R12は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、置換されていてもよい低級アルコキシ基またはスルホ基を表し、pおよびqは、互いに独立に0または1を表す。}で示される基を表し、
Eは、下記一般式(E1)、(E2)、(E3)または(E4)
Figure 2010013658
{ここで、R13、R14およびR15は、互いに独立に水素原子または置換されていてもよい低級アルキル基を表し、U3は、置換されていてもよいフェニレンまたは置換されていてもよいナフチレンを表し、U4は、置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表し、Q1は、−O−、−S−または−NR16−を表し、ここに、R16は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基または置換されていてもよいフェニル基を表し、rおよびsは、互いに独立に、2,3または4を表し、tは1〜6の整数を表し、**印はY3に接続する結合を意味する}で示される連結基を表し、
Y3は、−SO2CH=CH2あるいは−SO2CH2CH2Z3を表し、ここでZ3はアルカリの作用で脱離する基を表し、R10およびR11は、互いに独立にハロゲン原子、置換されていてもよいピリジニオ基、或いは下記一般式(G1)、(G2)、(G3)または(G4)
Figure 2010013658
{ここで、R17、R18、R19およびR20は、互いに独立に、水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、置換されていてもよいシクロヘキシル基、置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいナフチル基であり、Q2は、−CH2−、−O−,−S−、−SO2−または−NR21−を表し、ここにR21は水素原子または置換されていてもよい低級アルキル基を表し、uは1,2または3である}]で示される基を表す。
Figure 2010013658
H+
(V)
[式中、R22は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、ニトロ基、スルホ基または−SO2C2H4Clを表し、R25は、水素原子又は置換されていてもよい低級アルキル基を表し、Meは原子番号27〜29の金属イオンを表し、R23及びR24は、互いに独立に、ハロゲン原子、置換されていてもよいフェニルアミノ基または下記一般式(VI)
Figure 2010013658
(VI)
{ここで、R26は水素原子又は置換されていてもよい低級アルキル基を表し、U5は置換されていてもよいフェニレン、置換されていてもよいナフチレン又は置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表し、Y4は−SO2CH=CH2あるいは−SO2CH2CH2Z4を表し、ここで、Z4はアルカリの作用で脱離する基である。}
で示される基を表すが、R23及びR24の少なくとも一方は、ハロゲン原子或いは一般式(VI)で示される基である。]
Figure 2010013658
(VII)
[式中、Y5は−SO2CH=CH2あるいは−SO2CH2CH2Z5を表し、ここで、Z5はアルカリの作用で脱離する基を表し、R27及びR28は、互いに独立に、ハロゲン原子、置換されていてもよいフェニルアミノ基または下記一般式(VIII)
Figure 2010013658
(VIII)
{ここで、R29は水素原子又は置換されていてもよい低級アルキル基を表し、U6は置換されていてもよいフェニレン、置換されていてもよいナフチレン又は置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表し、Y6は−SO2CH=CH2あるいは−SO2CH2CH2Z6を表し、Z6はアルカリの作用で脱離する基を表す。}
で示される基を表すが、R27及びR28の少なくとも一方は、ハロゲン原子または一般式(VIII)で示される基である。]
Figure 2010013658
(IX)
[式中、W1及びW2は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基または置換基を有していてもよいアリールオキシ基を表し、X1およびX2は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはカルボキシル基を表し、R30は水素原子または置換されていてもよい低級アルキル基を表し、R31は、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい低級アルコキシ基、ヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアミノ基または下記一般式(X)
−N(R33)−U7−Y7 (X)
{式中、R33は水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル基を表し、U7は置換されていてもよいフェニレン、置換されていてもよいナフチレン又は置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表し、Y7は−SO2CH=CH2あるいは−SO2CH2CH2Z7を表し、Z7はアルカリの作用で脱離する基を表す。}
で示される基を表し、R32は、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい低級アルコキシ基、ヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアミノ基または下記一般式(XI)
−N(R34)−U8−Y8 (XI)
{式中、R34は、水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル基を表し、U8は置換されていてもよいフェニレン、置換されていてもよいナフチレン又は置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表し、Y8は−SO2CH=CH2あるいは−SO2CH2CH2Z8を表し、Z8は、アルカリの作用で脱離する基を表す。}
で示される基を表すが、R31及びR32の少なくとも一方は、ハロゲン原子、式(X)で示される基および式(XI)で示される基から群より選ばれる1つである。]
Figure 2010013658
(XII)
Figure 2010013658
(XIII)
Figure 2010013658
(XIV)
Figure 2010013658
(XV)
Figure 2010013658
(XVI)
Figure 2010013658
(XVII)
Figure 2010013658
+
(XVIII)
Figure 2010013658
++
(XIX)
Figure 2010013658
++
(XX)
Figure 2010013658
++
(XXI)
Figure 2010013658
(XXII)
Figure 2010013658
(XXIII)
又、本発明は、上記反応染料組成物を用いてセルロース繊維材料を染色又は捺染する方法をも提供する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の反応染料組成物は、繊維材料の染色及び捺染において相容性、均染性及び再現性が極めて良好であり、ビルドアップ性も良好であるなど、各種染料特性に優れ、且つ汗−日光の複合作用に対する堅牢度、塩素堅牢度、酸化性ガスに対する堅牢度をはじめ、諸堅牢度の良好な染色物及び捺染物を与える。特に、吸尽染色において染色温度依存性及び浴比依存性が小さく再現性に優れ、しかも、高い染色濃度でも少ない中性無機塩の添加で十分なカラーイールドが得られ、固着率が高いので、染色排水の着色負荷が小さい。
前記一般式(I)、(II)、(III)、(E1)、(E2)、(E3)、(G1)、(G3)、(G4)、(V)、(VI)、(VIII)、(IX)、(X)、(XI)、(XI)、(XVII)、(XLII)、(XLVIII)及び(XLIX)において、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R25、R26、R29、R30、R33、R34、R35、R36、R38及びR39で表されるアルキル基としてはメチル、エチル、n−プロピル、イソブチル等の直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のアルキル基を挙げることが出来る。また、アルコキシ基としてはメトキシ、エトキシ、iso−プロポキシなどの直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のアルコキシ基を挙げることができる。また置換基としては、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、カルバモイル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、スルホ及びスルファモイル等を挙げることができる。これらの置換された低級アルキル基として、具体的には、例えば、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、シアノメチル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、メトキシエチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル、クロロメチル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4−ブロモブチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、1,2−ジカルボキシエチル、カルバモイルエチル、2−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル、4−カルバモイルブチル、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−メトキシカルボニルブチル、4−エトキシカルボニルブチル、メチルカルボニルオキシメチル、エチルカルボニルオキシメチル、2−メチルカルボニルオキシエチル、2−エチルカルボニルオキシエチル、3−エチルカルボニルオキシプロピル、4−メチルカルボニルオキシブチル、4−エチルカルボニルオキシブチル、スルホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル、4−スルホブチル、スルファモイルメチル、2−スルファモイルエチル、3−スルファモイルプロピル及び4−スルファモイルブチル等が挙げられる。
本発明の組成物における各染料を表す前記一般式(I)、(E1)、(VI)、(VIII)、(X)及び(XI)において、U1、U2、U3、U5、U6、U7及びU8で表される置換されていてもよいフェニレンとしては、好ましくは、互いに独立に、メチル基、エチル基等のC1〜C4アルキル基、メトキシ、エトキシ等のC1〜C4アルコキシ基、塩素、臭素等のハロゲン及びスルホ基の群から選ばれる、1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニレンであり、例えば、
Figure 2010013658
(式中、星印で示した結合は、−Y1、−Y2、−Y3、−Y4、−Y6、−Y7又は−Y8に通じている結合を意味する。)
等を挙げることができる。
前記一般式(I)、(E1)、(VI)、(VIII)、(X)、(XI)において、U1、U2、U3、U5〜U8で表される置換されていてもよいナフチレンとしては、好ましくはスルホ基1個で置換されていてもよいナフチレンが挙げられる。これらの具体例としては、例えば、
Figure 2010013658
(式中、星印で示した結合は、−Y1、−Y2、−Y3、−Y4、−Y6、−Y7又は−Y8に通じている結合を意味する。)
等を挙げることができる。
前記一般式(I)、(E2)、(VI)、(VIII)、(X)、(XI)において、U1、U2、U4、U5〜U8で表される置換されていてもよいC2〜C6アルキレンとしては、たとえば、−(CH2)2−、−(CH2)3−および−CH(CH3)CH2−等のアルキレン基が挙げられる。殊にC2〜C4アルキレンが好ましい。
前記一般式(I)、(II)、(VI)、(VII)、(VIII)、(X)、(XI)において、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5、Y6、Y7およびY8は、繊維反応性基を表す。又、アルカリの作用で脱離する基であるZ1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、Z7及びZ8としては、例えばフルオロ、クロロ、ブロム等のハロゲン原子、スルファート、チオスルファート、フォスファートおよびアセチルオキシ等を挙げることが出来、とくにスルファートが好ましい。
式(I)におけるR1、R2およびR3としては、これらのうち少なくとも一つがウレイド、低級アルキル基、アルキルカルボニルアミノ基または置換されていてもよいフェニルカルボニルアミノ基であり、その他は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基であることが好ましい。
ここで、フェニルカルボニルアミノ基が置換されている場合、置換基としては、例えば、スルホ、カルボキシ、メチルもしくはハロゲン原子等が挙げられ、該置換基は、フェニルに置換されている。
式(II)におけるDで表されるナフチルとして、好ましくは、無置換のナフチル、或いは、Q(ここでQは、−SO2CH=CH2、−SO2CH2CH2Z9(Z9は、前記のZ1〜Z8と同様の意味を有する。)を表す)及びスルホの群から選ばれる1、2もしくは3個の置換基により置換されたナフチルが挙げられる。
これらの中でも、遊離酸の形が、下記式(D3)又は(D4)で示される基が、好ましい。
Figure 2010013658
〔式中、wは、1又は2を表し、xは、0又は1を表し、Qは、前記の意味を表す。〕
ここで、一般式(D3)で示される基としては、以下のものが例示される。
Figure 2010013658
又、一般式(D4)で示される基としては、以下のものが例示される。
Figure 2010013658
〔Qは、前記の意味を表す。〕
一般式(D4)で示される基としては、これらの例示のナフチル基の中でも、Qが−SO2CH2CH2OSO3Hであり、且つ、スルホで置換されていてもよい、ナフチルが、特に好ましい。
又、前記一般式(II)において、A1は、前記一般式(III)又は(IV)で示される基を表し、p及びqは互いに独立に0又は1を表し、*印はアゾ基に接続する結合を表し、R12は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、置換されていてもよい低級アルコキシ又はスルホを表す。
ここで、上記低級アルキル基や低級アルコキシとしては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシやsec−ブトキシ等が、挙げられる。
上記A1の具体例としては、例えば、
Figure 2010013658
〔式中、*印は、アゾ基に接続する結合を表す。〕
等の基を挙げることができる。
中でも、2−スルホ−1,5−フェニレン(この場合、1−位で、アゾ基に結合している)等が、特に好ましい。
一般式(II)において、Eは、前記式(E1)、(E2)、(E3)又は(E4)で示される連結基を表し、R13、R14及びR15は、互いに独立に、水素原子又は置換されていてもよいアルキルを表すが、当該アルキルとしては、前記R4等で例示したものと同様の基が挙げられる。
R13、R14及びR15としては、好ましくは、水素原子、メチル及びエチルである。この場合、R13、R14及びR15が、水素原子であるときが、特に好ましい。
Eにおける前記式(E1)中、U3は置換されていてもよいフェニレン又は置換されていてもよいナフチレンを表す。
かかる置換されていてもよいフェニレンとしては、例えば、炭素数1〜4個のアルキル、炭素数1〜4個のアルコキシ、スルホ及びハロゲノの群から選ばれる1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニレン等を挙げることができる。
好ましいフェニレンとしては、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、ブロモ及びスルホの群から選ばれる1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニレンが挙げられる。
かかるフェニレンの具体例としては、例えば、
Figure 2010013658
〔式中、*印で示した結合は−NR13−(R13は前記の意味を有する。)に接続する結合を意味する。〕
等を挙げることができる。
とりわけ、メチル又はメトキシから選ばれる1または2個の基で置換されていてもよいフェニレンが特に好ましい。
前記一般式(E1)中の、U3で表される置換基されていてもよいナフチレンとしては、例えば、炭素数1〜4個のアルキル、炭素数1〜4個のアルコキシ、スルホ及びハロゲノの群から選ばれる1又は2個の置換基により置換されていてもよいナフチレン等を挙げることができる。
U3で表される置換されていてもよいナフチレンとしては、好ましくは、1又は2個のスルホにより置換されていてもよいナフチレンである。
かかるナフチレンの具体例としては、例えば、
Figure 2010013658
〔式中、*で示した結合は、−NR13−(R13は前記の意味を有する。)に接続する結合を意味する。〕
等を挙げることができる。
U3は、好ましくは、置換されていてもよいフェニレンであり、とりわけ、メチル及びメトキシから選ばれる1又は2個の基で置換されていてもよいフェニレンが好ましい。
また、前記式(E2)中、U4は置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表すが、かかるアルキレンとしては、好ましくは、炭素数1〜4個のアルキル、ハロゲノ、ヒドロキシ、スルホ、シアノ、炭素数1〜4個のアルコキシ、炭素数1〜4個のアルコキシカルボニル、炭素数1〜4個のアルキルカルボニルオキシ及びカルバモイルの群から選ばれる置換基により置換されていてもよい炭素数2〜4個のアルキレン等が挙げられる。
U4で表される置換されていてもよいアルキレンとしては、好ましくは、無置換の炭素数2〜4個のアルキレンが挙げられ、中でも、エチレン及びトリメチレンが、特に好ましい。
前記式(E3)中、Q1は−O−、−S−又は−NR16−を表し、ここでR16は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル又は置換されていてもよいフェニルを表す。またR16で表される置換されていてもよいフェニルとしては、例えば、スルホで置換されていてもよいフェニルを挙げることができる。
R16は、好ましくは、水素原子、メチル及びエチルである。
前記一般式(E3)中、r及びsは、互いに独立に2、3又は4である。
一般式(E3)で示される基としては、Q1が−O−であり、且つ、r及びsが、互いに独立に、2又は3であるものが好ましく、具体的には、
#−CH2CH2−O−CH2CH2
#−CH2CH2−O−CH2CH2CH2
#−CH2CH2CH2−O−CH2CH2
#−CH2CH2CH2−O−CH2CH2CH2
〔式中、#で示した結合は、−NR15−(R15は前記の意味を有する。)に接続する結合を意味する。〕
である基が好ましい。
とりわけ、
#−CH2CH2−O−CH2CH2
〔式中、#は前記の意味を有する。〕
である基が、特に好ましい。
前記式(E4)中、tは1〜6の整数を表すが、中でも、2、3又は4であるものが、好ましい。
このようなEで示される連結基としては、前記一般式(E1)又は(E2)で示される連結基が好ましく、中でも、一般式(E2)で示される基が、特に好ましい。
更に、Eが前記式(E1)で示される基である場合、U3が、置換されていてもよいフェニレン、特にメチル又はメトキシから選ばれる1又は2個の基で置換されていてもよいフェニレンであり、且つ、R13が、水素原子、メチル又はエチルであるものが好ましい。
また、Eが前記一般式(E2)で示される基である場合、U4が、エチレン又はトリメチレンであり、且つ、R14が、水素原子、メチル又はエチル、特に水素原子であるものが好ましい。
前記一般式(II)において、R10及びR11は互いに独立に、ハロゲノ、置換されていてもよいピリジニオ、或いは式(G1)、式(G2)、式(G3)又は式(G4)で示される基を表す。ここで、ハロゲノとしては、例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ等を挙げることができる。
また、置換されていてもよいピリジニオとしては、例えば、カルボキシ、カルバモイル、スルホ、ハロゲノ及び置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキルの群から選ばれる基で置換されていてもよいピリジニオ等が挙げられる。
ここで、置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキルとしては、2−ヒドロキシエチル、2−スルホエチル等を挙げることができる。
かかるピリジニオの具体例としては、ピリジニオ、2−、3−又は4−カルボキシピリジニオ、2−、3−又は4−カルバモイルピリジニオ、3−スルホピリジニオ、4−(2−スルホエチル)ピリジニオ、3−(2−ヒドロキシエチル)ピリジニオ、4−クロロピリジニオ、3−メチルピリジニオ、3,5−ジカルボキシピリジニオ等を挙げることができる。
好ましくはカルボキシ又はカルバモイルで置換されているピリジニオであり、とりわけ、3−又は4−カルボキシピリジニオが特に好ましい。
前記一般式(G1)、(G3)又は(G4)で示される基中、R17、R18、R19及びR20は互いに独立に、水素原子、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロへキシル、置換されていてもよいフェニル又は置換されていてもよいナフチルを表す。
かかるアルキルとしては、前記R4等で例示したアルキルと同様のものが挙げられ、置換されていてもよいシクロヘキシルとしては、例えば、未置換のシクロヘキシルや、メチル及び水酸基等で置換されたシクロヘキシル等を挙げることができる。
置換されていてもよいフェニルとしては、例えば、炭素数1〜4個のアルキル、炭素数1〜4個のアルコキシ、スルホ及びハロゲノの群から選ばれる1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニル等を挙げることができる。
R17〜R20で示される置換されていてもよい低級アルキルとしては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、2−ヒドロキシエチル、、2−スルホエチル、2−メトキシエチル、2−カルボキシエチル、2−カルバモイルエチル、2−スルファモイルエチル、ベンジル、2−、3−又は4−スルホベンジル等である。
前記一般式(G1)、(G3)又は(G4)で示される基中、R17、R18、R19及びR20における置換されていてもよいフェニルとしては、例えば、炭素数1〜4個のアルキル、炭素数1〜4個のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シアノ、カルバモイル、スルファモイル、カルボン酸エステル、2−ヒドロキシエチルスルホニル、アミノ、アルキルカルボニルアミノやフェニルカルボニルアミノ等のアシルアミノ及び炭素数1〜4個のアルキルにより置換されたアミノの群から選ばれる1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニル等を挙げることができる。
かかるフェニルの具体例としては、例えば、フェニル、2−、3−又は4−メチルフェニル、2−、3−又は4−メトキシフェニル、2−、3−又は4−エチルフェニル、2−、3−又は4−エトキシフェニル、2−、3−又は4−カルボキシフェニル、2−、3−又は4−クロロフェニル、2−、3−又は4−スルホフェニル、2−スルホ−4−メトキシフェニル、2−、3−又は4−ヒドロキシフェニル等が、好ましいものとして挙げられる。
前記一般式(G1)、(G3)又は(G4)で示される基中、R17、R18、R19及びR20における置換されていてもよいナフチルとしては、例えば、炭素数1〜4個のアルキル、炭素数1〜4個のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ及びヒドロキシの群から選ばれる1、2又は3個の置換基により置換されていてもよいナフチル等を挙げることができる。
かかるナフチルの具体例としては、例えば、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−スルホ−1−ナフチル、1−、5−、6−、7−又は8−スルホ−2−ナフチル、1,5−、5,7−、6,8−、4,8−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−又は3,6−ジスルホ−2−ナフチル、4,6,8−、2,4,7−又は3,6,8−トリスルホ−1−ナフチル、1,5,7−、4,6,8−又は3,6,8−トリスルホ−2−ナフチル等が、好ましいものとして挙げられる。
前記一般式(G2)で示される基中、Q2は−CH2−、−O−、−S−、−SO2−又は−NR21−を表す。R21としては、水素原子、メチル、エチルが、特に好ましい。
又、前記一般式(G2)中、uは1、2又は3の整数を意味する。
前記式(G2)で示される基の具体例としては、例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、n−アルキルピペラジノ及びモルホリノ等を挙げることができる。
中でも、Q2が−CH2−又は−O−であり、かつ、uが2である場合、つまり、ピペリジノ又はモルホリノが特に好ましい。
前記一般式(II)において、R10及び/又はR11が、−NR17R18で示される前記式(G1)で示される基である場合、このような基 (G1)を形成するのに用いられるアミン化合物(HNR17R18)としては、例えば次のようなものを挙げることが出来る。
イ)アンモニア;
ロ)下記の芳香族アミン類
1−アミノベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−メチルベンゼン、1−アミノ−2,4−、−3,4−又は−3,5−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−エチルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−メトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−エトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−ブロモベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−フルオロベンゼン、3−又は4−アミノフェニルメタンスルホン酸、2−、3−又は4−アミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼン−1,3−又は−1,4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,2−ジスルホン酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミノ安息香酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸、5−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−アミノ−2−エトキシベンゼンスルホン酸、N−メチルアミノベンゼン、N−エチルアミノベンゼン、1−メチルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼン、1−エチルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼン、1−メチルアミノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−エチルアミノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−(2−ヒロドキシエチル)アミノ−3−メチルベンゼン、3−又は4−メチルアミノ安息香酸、1−アミノ−2−メトキシ−5−メチルベンゼン、1−アミノ−2,5−ジメトキシベンゼン、2−、3−又は4−アミノフェノール、1−アミノ−3−又は−4−アセチルアミノベンゼン、2,4−又は2,5−ジアミノベンゼンスルホン酸、1−アミノベンゼン−3−又は−4−(β−ヒドロキシエチルスルホン)、2−、4−、5−、6−、7−又は8−アミノナフタレン−1−スルホン酸、1−、4−、5−、6−、7−又は8−アミノナフタレン−2−スルホン酸、7−メチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、7−エチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、7−ブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、7−イソブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、4−、5−、6−、7−又は8−アミノナフタレン−1,3−ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、4−又は8−アミノナフタレン−1,6−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−1,7−ジスルホン酸、3−又は4−アミノナフタレン−2,6−ジスルホン酸、3−又は4−アミノナフタレン−2,7−ジスルホン酸、6−又は7−アミノナフタレン−1,3,5−トリスルホン酸、4−、7−又は8−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、4−アミノナフタレン−1,3,7−トリスルホン酸等;
ハ)下記の脂肪族アミン類
メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、アリルアミン、2−クロロエチルアミン、2−メトキシエチルアミン、2−アミノエタノール、2−メチルアミノエタノール、ビス(2−ヒドロキシエチル)アミン、2−アセチルアミノエチルアミン、1−アミノ−2−プロパノール、3−メトキシプロピルアミン、1−アミノ−3−ジメチルアミノプロパン、2−アミノエタンスルホン酸アミド、2−アミノエタンスルホン酸、アミノメタンスルホン酸、2−メチルアミノエタンスルホン酸アミド、2−メチルアミノエタンスルホン酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン酸、2−スルファートエチルアミン、アミノ酢酸、メチルアミノ酢酸、3−アミノプロピオン酸、3−アミノプロピオン酸アミド、3−メチルアミノプロピオン酸、3−メチルアミノプロピオン酸アミド、ε−アミノカプロン酸、ベンジルアミン、2−、3−又は4−スルホベンジルアミン、2−、3−又は4−クロロベンジルアミン、2−、3−又は4−メチルベンジルアミン、N−メチルベンジルアミン、1−フェニルエチルアミン、2−フェニルエチルアミン、1−フェニル−2−プロピルアミン等。
かかる式 HNR17R18で示されるアミン化合物として、特に好ましいものとしては、例えば、アニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、2−、3−又は4−クロロアニリン、N−メチル−2−、−3−又は−4−クロロアニリン、N−エチル−2−、−3−又は−4−クロロアニリン、2−、3−又は4−メチルアニリン、2−、3−又は4−エチルアニリン、2−、3−又は4−メトキシアニリン、2−、3−又は4−エトキシアニリン、2−、3−又は4−ヒドロキシアニリン、アニリン−2−、−3−又は−4−スルホン酸、3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、2−、3−又は4−カルボキシアニリン、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン、タウリン、N−メチルタウリン、モノ−又はジ−エタノールアミン、2−スルファモイルエチルアミン、2−カルバモイルエチルアミンを挙げることができる。
これらの中でも、とりわけ、、アニリン、N−メチルアニリン、N−エチルアニリン、2−、3−又は4−クロロアニリン、N−メチル−2−、−3−又は−4−クロロアニリン、N−エチル−2−、−3−又は−4−クロロアニリン、2−、3−又は4−メチルアニリン、2−、3−又は4−エチルアニリン、2−、3−又は4−メトキシアニリン、2−、3−又は4−エトキシアニリン、2−、3−又は4−ヒドロキシアニリン、アニリン−2−、−3−又は−4−スルホン酸、3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、2−、3−又は4−カルボキシアニリン等が、特に好ましい。
更に、R10及び/又はR11が前記一般式(G1)で示される基である場合、R17及びR18で示される基は、一方が置換されていてもよいフェニルであることが好ましく、より好ましくは、R17が、水素原子、メチル又はエチルであり、かつ、R18が炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シアノ及びアルキルカルボニルアミノやフェニルカルボニルアミノ等のアシルアミノの群から選ばれる基で置換されていてもよいフェニルである場合が、特に好ましい。
R10及び/又はR11が、−OR19で示される前記一般式(G3)である場合、−OR19基を形成するのに用いられる化合物(即ち、HOR19)としては、例えば、次のようなものを挙げることができる。
ニ)下記のフェノール類やナフトール類
フェノール、1−ヒドロキシ−2−、−3−又は−4−メチルベンゼン、1−ヒドロキシ−3,4−又は−3,5−ジメチルベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、−3−又は−4−エチルベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、−3−又は−4−メトキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、−3−又は−4−エトキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、3−又は4−ヒドロキシフェニルメタンスルホン酸、3−又は4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−ヒドロキシベンゼン−1,3−ジスルホン酸、2−ヒドロキシベンゼン−1,4−ジスルホン酸、4−ヒドロキシベンゼン−1,2−ジスルホン酸、4−ヒドロキシ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン酸、3−又は4−ヒドロキシ安息香酸、5−ヒドロキシベンゼン−1,3−ジカルボン酸、5−ヒドロキシ−2−エトキシベンゼンスルホン酸;
2−、4−、5−、6−、7−又は8−ヒドロキシナフタレン−1−スルホン酸、1−、4−、5−、6−、7−又は8−ヒドロキシナフタレン−2−スルホン酸、4−、5−、6−、7−又は8−ヒドロキシナフタレン−1,3−ジスルホン酸、2−、3−又は4−ヒドロキシナフタレン−1,5−ジスルホン酸、4−又は8−ヒドロキシナフタレン−1,6−ジスルホン酸、4−ヒドロキシナフタレン−1,7−ジスルホン酸、3−又は4−ヒドロキシナフタレン−2,6−ジスルホン酸、3−又は4−ヒドロキシナフタレン−2,7−ジスルホン酸、6−又は7−ヒドロキシナフタレン−1,3,5−トリスルホン酸、4−、7−又は8−ヒドロキシナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、4−ヒドロキシナフタレン−1,3,7−トリスルホン酸;
ホ)下記の脂肪族アルコール類
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、2−クロロエタノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、3−メトキシプロパノール、3−エトキシプロパノール、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、3−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン酸、2−シアノエタノール、2−スルファートエタノール、グリコール酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、ベンジルアルコール、2−、3−又は4−クロロベンジルアルコール、4−メチルベンジルアルコール、2−、3−又は4−スルホベンジルアルコール、2−フェニルエタノール、1−フェニル−2−プロパノール。
R10及び/又はR11が、−SR20で示される前記一般式(G4)である場合、−SR20基を形成するのに用いられる化合物(HSR20)としては、例えば、式(G3)を形成するのに用いられる化合物として先に例示した、フェノール類、ナフトール類、脂肪族アルコール類における水酸基を、それぞれメルカプト基に変更した化合物等を挙げることができる。
前記一般式(II)において、R11は、ハロゲノ、置換されていてもよいピリジニオ、式(G1)又は式(G3)であるものが好ましい。 これらの中でも、フルオロ、クロロ、3−カルボキシピリジニオ、式(G1)又は式(G3)が、R11として好ましい。
R11が式(G1)で示される基である場合は、R17及びR18の一方が水素原子、メチル又はエチルであって、他方が置換されていてもよいフェニル、特に炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シアノ及びアルキルカルボニルアミノやフェニルカルボニルアミノ等のアシルアミノの群から選ばれる基で置換されていてもよいフェニルであるものが好ましい。
又、R11が式(G3)で示される基である場合は、R19が水素原子、メチル又はエチルであるものが好ましい。
中でも、R11としては、前記式(G1)であり、R17及びR18の一方が水素原子、メチル又はエチルであって、他方が炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シアノ及びアシルアミノの群から選ばれる基で置換されていてもよいフェニルであるものが、特に好ましい。
また、R10としては、ハロゲノ、置換されていてもよいピリジニオ又は前記式(G1)であるものが好ましい。
これらの中でも、フルオロ、クロロ、3−カルボキシピリジニオ又は式(G1)が、R10として好ましい。
R10が、式(G1)である場合は、R17及びR18の一方が水素原子、メチル又はエチルであって、他方が置換されていてもよいフェニル、特に炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキシ、スルホ、カルボキシ、ハロゲノ、ヒドロキシ、シアノ及びアシルアミノの群から選ばれる基で置換されていてもよいフェニルである場合が好ましい。
中でも、R10としては、フルオロ又はクロロが、特に好ましい。
前記一般式(II)において、D又はA1とアゾ基を介して連結しているアミノナフトールスルホン酸類としては、例えば、H酸、K酸、J酸、γ酸、スルホJ酸及びN−メチルJ酸等を挙げることができる。これらの中でも、H酸、K酸、J酸が特に好ましい。
前記一般式(V)で示す化合物において、R22は水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基、ニトロ基、スルホ基または−SO2C2H4Clを表すが、なかでも水素原子が特に好ましい。
前記一般式(V)においてMeで表される原子番号27〜29の金属イオンのうち、好ましい金属イオンは銅イオンである。
前記一般式(V)で示す化合物において、R23及びR24は互いに独立にハロゲン原子、置換されていてもよいフェニルアミノ基または前記一般式(VI)を表すが、好ましくは一方がフルオロまたはクロロであり、他方が前記一般式(VI)で示される基である。また、一般式(VI)におけるR26は水素原子が好ましい。
前記一般式(V)で示す化合物において、R23及びR24で示される置換されていてもよいフェニルアミノ基を形成するアミノ化合物としては、例えば、
1−アミノベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−メチルベンゼン、1−アミノ−2,4−、−3,4−又は−3,5−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−エチルベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−メトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−エトキシベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−ブロモベンゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−フルオロベンゼン、3−又は4−アミノフェニルメタンスルホン酸、2−、3−又は4−アミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−又は4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼン−1,3−又は−1,4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,2−ジスルホン酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミノ安息香酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸、5−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−アミノ−2−エトキシベンゼンスルホン酸、N−メチルアミノベンゼン、N−エチルアミノベンゼン、1−メチルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼン、1−エチルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼン、1−メチルアミノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−エチルアミノ−2−、−3−又は−4−クロロベンゼン、1−(2−ヒロドキシエチル)アミノ−3−メチルベンゼン、3−又は4−メチルアミノ安息香酸、1−アミノ−2−メトキシ−5−メチルベンゼン、1−アミノ−2,5−ジメトキシベンゼン、2−、3−又は4−アミノフェノール、1−アミノ−3−又は−4−アセチルアミノベンゼン、2,4−又は2,5−ジアミノベンゼンスルホン酸、1−アミノベンゼン−3−又は−4−(β−ヒドロキシエチルスルホン)等を挙げることができる。
前記一般式(V)で示す化合物において、R25は、水素原子又は置換されていてもよい低級アルキル基を表すが、好ましくは水素原子、メチル基およびエチル基である。
前記一般式(VII)において、R27及びR28は互いに独立に、ハロゲン原子、置換されていてもよいフェニルアミノ基または前記一般式(VIII)で示される基を表すが、好ましくは一方が置換されていていてもよいフェニルアミノ基であり、他方が前記一般式(VIII)で示される基である。また、一般式(VIII)におけるR29は水素原子が好ましい。
前記一般式(VII)において、R27及びR28で示される置換されていてもよいフェニルアミノ基を形成するアミノ化合物としては、R23、R24で例示したものと同様のものが挙げられる。
前記一般式(IX)において、W1及びW2は、互いに独立に、水素原子、クロルやブロム等のハロゲン原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及びsec−ブチルなどの直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4の低級アルキル基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及びイソプロポキシなどの直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4の低級アルコキシ基、または、フェノキシ、p−メトキシフェニルオキシ及びp−メチルフェノキシなどの置換基を有していてもよいアリールオキシ基を表す。
W1及びW2は、好ましくは、クロルである。
X1及びX2は、互いに独立に、水素原子、クロルやブロム等のハロゲン原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及びsec−ブチルなどの直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4の低級アルキル基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及びイソプロポキシなどの直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4の低級アルコキシ基またはカルボキシル基を表す。
X1及びX2は、互いに独立に、好ましくは、メチル基、エチル基、n−プロピル基、メトキシ基、エトキシ基又はn−プロポキシ基である。
R31は、フルオル、クロル及びブロムなどのハロゲン原子、置換基を有していてもよい低級アルコキシ基、ヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアミノ基、または、前記一般式(X)で示される基を表すが、式(X)中、R33は水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル基を表し、当該置換基を有していてもよいアルキル基の具体例としては、先にR4等で挙げたものと同様の基等を挙げることができる。なかでも、R33としては水素原子、メチル基、エチル基が好ましい。
また、一般式(IX)において、R32はハロゲン原子、置換基を有していてもよい低級アルコキシ基、ヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアミノ基または前記一般式(XI)で示される基を表す。かかるハロゲン原子としては、R31で挙げたものと同様のもの等を挙げることができる。
一般式(XI)で示される基において、R34は水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル基を表すが、当該アルキル基としては、先に挙げたものと同様の置換基を有していてもよい、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4の低級アルキル基を表す。なかでも水素原子、メチル基、エチル基が好ましい。
また、R31及びR32における置換基を有していてもよいアミノ基としては、例えば、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、複素環式基等の置換基で置換されていてもよいアミノ基、及びアミノ窒素原子がN−複素環式の環員であるようなアミノ基などが挙げられる。
かかるアミノ基における置換基において、アルキル基は直鎖状でも分枝状でもよいが、好ましくは、X1及びX2で挙げたものと同様の炭素数が1〜4個のアルキル基である。
シクロアルキルとしては、シクロヘキシル基等を、アラルキルとしては、ベンジルやフェネチル等を、またアリールとしては、フェニルやナフチル等を挙げることができる。
複素環式基の例としてはフラン、チオフェン、ピラゾール、ピリジン、ピリミジン、キノリン、ベンズイミダゾール、ベンズチアゾール及びベンズオキサゾール等を挙げることができる。
アミノ窒素原子が、N−複素環式環の環員であるアミノ基としては、好ましくは6員のNー複素環式環化合物であり、これは更にヘテロ原子として窒素、酸素及び硫黄を含有していてもよい。
また、かかるアミノ基における置換基及びアミノ窒素原子がN−複素環式の環員であるようなアミノ基は、更に、フルオル、クロル、ブロム、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、アシルアミノ、ウレイド、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホメチル及びスルホ等の置換基の他、例えば、炭素数が1〜4個のアルキル及びアルコキシ等で置換されていてもよい。
R31及びR32で示される置換基を有していてもよいアミノ基の具体例としては、例えば、アミノ;
メチルアミノ、ヒドロキシメチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、イソブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、β−メトキシエチルアミノ、β−エトキシエチルアミノ、γ−メトキシプロピルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、β−スルファ−トエチルアミノ、γ−ヒドロキシプロピルアミノ、 N−β−スルホエチル−N−メチルアミノ、β−カルボキシエチルアミノ、β−クロロメチルアミノ、β−シアノエチルアミノ、β−スルホエチルアミノ等のモノアルキル置換アミノ;
N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジヒドロキシメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ等のN,N−ジアルキルアミノ;
シクロヘキシルアミノ等のシクロアルキルアミノ;ベンジルアミノ、フェネチルアミノ等のアラルキルアミノ;
アニリノ、2−,3−または4−トルイジノ、キシリジノ、2−,3−,または4−クロルアニリノ、2−,3−,または4−アニシジノ、2−,3−または4−エチルアニリノ、2−,3−または4−スルホアニリノ、2,4−または2,5−ジスルホアニリノ、スルホメチルアニリノ、N−スルホメチルアニリノ、3−または4−カルボキシアニリノ、2−カルボキシ−5−スルホアニリノ、2−カルボキシ−4−スルホアニリノ、2−メトキシ−5−スルホアニリノ、2−メチル−5−スルホアニリノ、2−メチル−4−スルホアニリノ、2−メトキシ−4−スルホアニリノ、3−メトキシ−4−スルホアニリノ、2,4−ジメトキシアニリノ、2,4−ジメトキ−5−スルホアニリノ、2−,3−,4−,5−,6−,7−または8−スルホナフチル−(1)−アミノ、1−,5−,6−,7−または8−スルホナフチル−(2)−アミノ、5,7−,6,8−,4,8−,4,7−,3,8−,4,6−,3,7−または3,6−ジスルホナフチル−(1)−アミノ、3,6,8−トリスルホナフチル−(1)−アミノ、4,6,8−トリスルホナフチル−(1)−アミノ、6−スルホナフチル−(2)−アミノ、4,8−ジスルホナフチル−(2)−アミノ、3,6,8−トリスルホナフチル−(2)−アミノ、4,6,8−トリスルホナフチル−(2)−アミノ等のアリール置換アミノ;
N−メチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ、N−プロピル−N−フェニルアミノ、N−プロピル−N−フェニルアミノ、N−ブチル−N−フェニルアミノ、N−β−シアノエチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−2−メチルアニリノ、N−エチル−4−メチルアニリノ、N−エチル−3−スルホアニリノ、N−エチル−4−スルホアニリノ等の混合置換されたアミノ;
フラル−(2)−アミノ、チオフェニル−(2)−アミノ、ピラゾール−(2)−アミノ、ピリジル−(2)−アミノ、ピリミジル−(2)−アミノ、キノリル−(2)−アミノ、ベンズイミダゾール−(2)−アミノ、ベンズチアゾール−(2)−アミノ、ベンズオキサゾール−(2)−アミノ等の複素環式基で置換されたアミノ基を挙げることができる。
R31及びR32におけるアミノ窒素原子がN−複素環式環の環員であるようなアミノ基の具体例としては、例えば、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ及びニコチン酸等が挙げられる。
かかるR31及びR32における置換基を有していてもよいアミノ基は、好ましくは、アミノ 、メチルアミノ、ヒドロキシメチルアミノ、エチルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、β−カルボキシエチルアミノ、β−スルホエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ、 N−メチル−N−フェニルアミノ、 N−β−スルホエチル−N−メチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、アニリノ、トルイジノ、キシリジノ、2−,3−,または4−クロルアニリノ、2−,3−,または4−アニシジノ、2−,3−または4−スルホアニリノ、2−,3−,または4−エチルアニリノ、フェネチジノ、2,4−および2,5−ジスルホアニリノ、2−メトキシ−5−スルホアニリノ、2−メチル−5−スルホアニリノ、3,6−ジスルホナフチル−(1)−アミノ、3,6,8,−トリスルホナフチル−(1)−アミノ、4,8−ジスルホナフチル−(2)−アミノ、3,6,8−トリスルホナフチル−(2)−アミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−2−メチルアニリノ、N−エチル−4−メチルアニリノ、N−エチル−3−スルホアニリノ、N−エチル−4−スルホアニリノ、ピリジル−(2)−アミノ、モルホリノ、ピペリジノ及びピペラジノ等である。
一般式(I)で示される化合物は、公知の方法で例えば、特開昭63-225664号公報に記載の方法に準拠して製造することができ、一般式(V)で示される化合物は、公知の方法で例えば、特公平3−10669号公報に記載の方法に準拠して製造することができ、一般式(VII)で示される化合物は、公知の方法で例えば、特開平6−287463号公報や特開昭56−128380号公報に記載の方法に準拠して製造することができ、一般式(IX)で示される反応染料は、公知の方法で例えば、特開平9−202788号公報に記載の方法に準拠して製造することができる。
一般式(II)で示される化合物の製造方法も特に限定されないが、例えば次のようにして製造することができる。
先ず、一般式(II)において、R10及びR11が共にハロゲノである場合、例えば、以下の方法を例示することができる。
遊離酸の形が、下記一般式(CXX)
Figure 2010013658
(CXX)
(式中、m2、m3、R7、R8、R9、D及びA1は、前記の意味を有する。
Tはハロゲノを意味する。)
で示されるビスアゾ中間化合物と、下記一般式(CXXI)
H−E−Y3 (CXXI)
(式中、E及びY3は、前記の意味を有する。)
で示されるアミン化合物を、2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンと任意の順序で縮合させることにより、R10及びR11が共にハロゲノである前記一般式(II)で示される化合物を得ることができる。
なお、一般式(CXX)において、Tで表されるハロゲノとしては、先に、R10及びR11において例示したものと同様のハロゲノを挙げることができる。
又、かかる製造方法において、原料となる一般式(CXX)で示される化合物は、例えば、下記一般式(CXXII)
Figure 2010013658
(CXXII)
(式中、m2、m3、R7、R8、R9、A1及びTは、前記の意味を有する。) で示される化合物に、下記一般式(CXXIII)
D−NH2 (CXXIII)
(式中、Dは前記の意味を有する。)
で示される化合物を常法によりジアゾ化したジアゾ化物を、常法に従って、カップリング反応させることにより、製造することができる。
又、一般式(CXX)で示される化合物は、下記一般式(CXXIV)
Figure 2010013658
(CXXIV)
(式中、m2、m3、R7、R8、D及びTは、前記の意味を有する。)
で示される化合物に、下記一般式(CXXV)
Figure 2010013658
(CXXV)
(式中、A1及びR9は、前記の意味を有する。)
で示される化合物を常法にしたがってジアゾ化したジアゾ化物を、カップリングさせることにより、製造することができる。
請求項1のa)、b)、c)およびd)に記載の反応染料は、遊離酸の形で又はその塩の形で存在し、特にアルカリ金属及びアルカリ土類金属塩が好ましく、とりわけ、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩が好ましい。
本発明において用いられる反応染料の混合方法は、特に限定されるものではないが、染色に用いられる前に予め混合しておいてもよいし、又は、染色時に混合して使用しても差し支えない。
本発明は、前記a)、b)、c)及びd)の反応染料の群から選ばれる2つ以上の染料群を含有してなる反応染料組成物であるが、a)とb)、a)とc)、a)とd)、b)とc)、b)とd)、c)とd)、a)とb)とc)、a)とb)とd)、a)とc)とd)、b)とc)とd)、a)とb)とc)とd)の11種類の組合わせがある。
これらの組合わせにおいて、各反応染料の混合割合は特に限定されるものではないが、d)の反応染料を含まない組成物においては、a)、b)及びc)の反応染料の群のいずれか1つが、他の反応染料の1つの100重量部、又は、他の反応染料の2つの合計量100重量部に対して、1〜10000重量部であることが好ましく、10〜1000重量部であることがより好ましい。
又、d)の染料を含む組成物において、該組成物中のd)の染料の混合割合は、a)、b)及びc)の反応染料の群のいずれか1つの量、該染料群の2つの合計量、又は、該染料群の3つの合計量の100重量部に対して、9900重量部以下であることが好ましく、900重量部未満であることがより好ましい。なお、d)の染料において、前記式(XII)〜(XXXIX)及び(XL)〜(XLVI)のものは黄色染料であり、前記式(XLVII)〜(XLIX)及び(L)〜(LXXI)のものは赤色染料であり、前記式(LXXII)〜(LXXXIX)、(XC)〜(XCIX)及び(C)〜(CXVI)のものは青色染料である。
さらに、c)の反応染料を含む組成物の場合、該染料c)が、一般式(V)、(VII)及び(IX)で示される青色反応染料からなる混合物であるとき、これらの混合割合は、好ましくは、一般式(V)の染料の100重量部に対して、式(VII)の染料が10〜900重量部であり、式(IX)の染料が10〜900重量部の範囲である。同様に、染料c)が、一般式(V)及び(VII)で示される青色反応染料からなる混合物であるとき、これらの混合割合は、好ましくは、一般式(V)の染料の100重量部に対して、式(VII)の染料が10〜800重量部の範囲である。又、染料c)が、一般式(V)及び(IX)で示される青色反応染料からなる混合物であるとき、これらの混合割合は、好ましくは、式(V)の染料100重量部に対して、式(IX)の染料が、10〜900重量部の範囲である。
本発明においては、染料c)を含む場合、該染料c)が一般式(V)で示される染料の2種以上を含む混合物であるか、染料c)が式(VII)で示される染料の2種以上を含む混合物であるか、又は、染料c)が式(IX)で示される染料の2種以上を含む混合物であるような反応染料組成物が好ましい。
本発明の反応染料組成物は、必要に応じ、芒硝や食塩等の無機塩、β−ナフタレンスルホン酸ソーダ/ホルマリン縮合物、メチルナフタレンスルホン酸ソーダ/ホルマリン縮合物、アセチルアミノナフトール系化合物等の分散剤、ジ−2−エチルヘキシルテレフタレート系等の粉塵飛散防止剤、酢酸ナトリウム塩、燐酸ナトリウム塩等のpH緩衝剤、ポリ燐酸塩等の硬水軟化剤等の公知の染色助剤、そのほかの染料等を含有することができる。
本発明の反応染料組成物は、その形態において特に限定されるものではなく、例えば、粉末状であっても顆粒状であっても、又、液体状であっても差し支えない。
本発明の反応染料組成物は、繊維材料、特にセルロース系繊維材料及びそれを含有する繊維材料の染色または捺染に有用である。セルロース系繊維材料は特に限定されるものではないが、木綿、リネン、麻、ジュード、ラミー繊維、ビスコース人絹、ベンベルグ等の天然あるいは再生セルロース繊維及びこれらの混交品が例示される。又、セルロース系繊維を含有する繊維材料としては、木綿/ポリエステル、木綿/ナイロン、木綿/アクリル混交品等が例示される。
本発明における染色及び捺染方法としては、公知のいずれの方法でもよい。吸尽染色方法では、無水芒硝や食塩等の公知の無機中性塩、及び、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、苛性ソーダ、第三燐酸ソーダ等の公知の酸結合剤を単独に、あるいは併用して染色する方法が例示される。この際に用いる無機中性塩や酸結合剤の使用量についても制約はないが、少なくとも1g/L以上が好ましく、又、100g/L以上用いてもよい。又、これらの無機中性塩や酸結合剤の染浴への投入は一度に行ってもよいし、又、常法により分割して投入してもよい。又、その他、均染剤、緩染剤、浴中柔軟剤等の染色助剤を公知の方法で併用してもよいが、染色助剤としては特にこれらのものに限定されない。又、染色温度は通常40〜90℃であるが、好ましくは50〜90℃である。コールドバッチアップ染色法では無水芒硝や食塩等の公知の無機中性塩及び、苛性ソーダや珪酸ソーダ等の公知の酸結合剤を用いてパジング後、密閉包装材料中に0〜90℃の温度で好ましくは10〜40℃の温度で放置して染色する方法が例示される。連続染色方法では炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、苛性ソーダ等の公知の酸結合剤を染料パジング液に混合し、公知の方法でパジング後、乾熱または蒸熱により染色する一浴パジング法及び、染料パジング後、無水芒硝や食塩等の公知の無機中性塩及び、苛性ソーダや珪酸ソーダ等の公知の酸結合剤をパジングし、公知の方法で乾熱または蒸熱により染色する二浴パジング法が例示されるが、染色方法としてはこれらに限定されない。捺染方法では、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の公知の酸結合剤を含む捺染ペーストを印捺後、乾燥後蒸熱して捺染する一相捺染法、及び捺染ペーストを印捺後、無水芒硝や食塩等の公知の無機中性塩、及び苛性ソーダや珪酸ソーダ等の公知の酸結合剤溶液の80℃以上の高温中に投入して捺染する二相捺染法等で捺染する公知の方法が例示される。又、染色又は捺染においては公知の均染剤、緩染剤、浴中柔軟剤を公知の方法で併用してもよい。
セルロース繊維上に本発明の反応染料組成物を固定させるのに適した酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属と無機塩又は有機酸あるいは加熱状態でアルカリを遊離する化合物との水溶性塩基性塩である。特に、アルカリ金属の水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機又は有機酸のアルカリ金属が挙げられ、そのうち、特にソーダ塩及びカリウム塩が好ましい。この様な酸結合剤として、例えば、苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソーダ、蟻酸ソーダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソーダ、珪酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、例中、%及び部は特記しない限り互いに重量%及び重量部を表す。
実施例1
下記の赤色反応染料を記載の部数の割合で混合すると、赤色の組成物が得られる。
Figure 2010013658
5.0部
Figure 2010013658
5.0部
実施例2
下記の赤色反応染料を記載の部数の割合で混合すると、赤色の組成物が得られる。
Figure 2010013658
4.0部
Figure 2010013658
6.0部
実施例3
下記の赤色反応染料を記載の部数の割合で混合すると、赤色の組成物が得られる。
Figure 2010013658
7.0部
Figure 2010013658
3.0部
実施例4
下記の赤色反応染料を記載の部数の割合で混合すると、赤色の組成物が得られる。
Figure 2010013658
3.0部
Figure 2010013658
7.0部
実施例5
下記の赤色反応染料を記載の部数の割合で混合すると、赤色の組成物が得られる。
Figure 2010013658
8.0部
Figure 2010013658
2.0部

Claims (14)

  1. 下記のb)及びd)の2つの反応染料の群を含有してなる反応染料組成物。
    b)遊離酸の形で表すと、下記一般式(II)で示される赤色反応染料の少なくとも1種、
    d) CAS No.(ケミカル アブストラクト サービス 登録番号、以下同じ)、あるいは、遊離酸の形で表すと、下記一般式(XV)、CAS No.77365-64-1、CAS No.83567-04-8、CAS No.160306-24-1、および、CAS No.80019-42-7で示される反応染料群から選ばれる1種以上:
    Figure 2010013658
    (II)
    [式中、m2及びm3は、互いに独立に、0又は1を表し、R9、R7及びR8は、互いに独立に、水素原子または置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基を表し、Dは、置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいナフチル基を表し、A1は、下記一般式(III)または(IV)
    Figure 2010013658
    (III) (IV)
    {ここで*印は、アゾ基に接続する結合を表し、R12は水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜4のアルコキシ基またはスルホ基を表し、pおよびqは、互いに独立に0または1を表す。}
    で示される基を表し、
    Eは、下記一般式(E1)、(E2)、(E3)または(E4)
    Figure 2010013658
    {ここで、R13、R14およびR15は、互いに独立に水素原子または置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基を表し、U3は、置換されていてもよいフェニレンまたは置換されていてもよいナフチレンを表し、U4は、置換されていてもよいC2〜C6アルキレンを表し、Q1は、−O−、−S−または−NR16−を表し、ここに、R16は水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基または置換されていてもよいフェニル基を表し、rおよびsは、互いに独立に、2,3または4を表し、tは1〜6の整数を表し、**印はY3に接続する結合を意味する。}
    で示される連結基を表し、
    Y3は、−SO2CH=CH2あるいは−SO2CH2CH2Z3を表し、ここでZ3はアルカリの作用で脱離する基を表し、R10およびR11は、互いに独立にハロゲン原子、置換されていてもよいピリジニオ基、或いは下記一般式(G1)、(G2)、(G3)または(G4)
    Figure 2010013658
    {ここで、R17、R18、R19およびR20は、互いに独立に、水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基、置換されていてもよいシクロヘキシル基、置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいナフチル基であり、Q2は、−CH2−、−O−,−S−、−SO2−または−NR21−を表し、ここにR21は水素原子または置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基を表し、uは1,2または3である。}
    で示される基を表す。]
    Figure 2010013658
    (XV)
  2. 一般式(II)において、R11及びR10の少なくとも一方が、置換されていてもよいピリジニオ基、或いは式(G1)、式(G2)、式(G3)または式(G4)で示される基である請求項1に記載の組成物。
  3. 一般式(II)において、Dが、−SO2CH=CH2又は−SO2CH2CH2Z9{ここでZ9はアルカリの作用で脱離する基を表す}で置換されており、更に、別の置換基で置換されていてもよいフェニルまたはナフチル基である請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 一般式(II)において、R11が、式(G1)で示される基であり、かつ、R17及びR18の一方が水素原子、メチル基またはエチル基であり、他方が置換されていてもよいフェニル基である請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 一般式(II)において、R11が、式(G3)で示される基であり、かつ、R19が水素原子、メチルまたはエチル基である請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  6. 一般式(II)において、R10が、フルオロ又はクロロであるか、或いはカルボキシ又はカルバモイルで置換されたピリジニオである請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 一般式(II)において、R10が、式(G1)で示される基であり、かつ、R17およびR18の一方が水素原子、メチルまたはエチル基であり、他方が置換されていてもよいフェニルである請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  8. 一般式(II)において、Eが、式(E1)または式(E2)で示される基である請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. 一般式(II)において、Eが、式(E2)で示される基である請求項8に記載の組成物。
  10. 一般式(II)において、Eが、式(E2)で示される基であり、かつ、U4が、エチレンまたはトリメチレンであり、R14が、水素原子である請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 一般式(II)において、A1が一般式(III)で示される基であり、R12が水素原子であり、かつ、pが0である請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。
  12. 一般式(II)において、R7、R8およびR9が、互いに独立に、水素原子、メチルまたはエチル基である請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
  13. 一般式(II)において、Y3が−SO2CH2CH2Z3であり、且つ、Z3が−OSO3Hである請求項1〜12のいずれかに記載の組成物。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の組成物を用いることを特徴とする繊維材料の染色又は捺染方法。
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