JP3223590B2 - ビスアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法 - Google Patents
ビスアゾ化合物及びそれを用いる繊維材料の染色又は捺染方法Info
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Description
はアミド基を含有する材料、特にセルロース繊維、天然
又は合成ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維あるいは皮
革等、更にはそれらの混紡繊維を染色及び捺染するに適
し、耐光堅牢かつ耐湿潤堅牢な茶色染色を可能にする改
良された化合物、並びにその適用に関する。
る茶色系ビスアゾ化合物は、特開昭61−2762号公報など
において公知であるが、染色性能面、例えばビルドアッ
プ性において不充分であり、更にレベルアップが望まれ
ている。
は繊維材料の染色及び捺染の分野に広く使用されてい
る。しかし現在の技術水準は、特定の染色法に対する適
性に関する高い要求水準ならびに染色物の堅牢性に関す
る要求の高度化の点から満足すべきものとは言えない。
前記した公知の反応染料は、染色性能(例えばビルド
アップ性等)及び堅牢性の面、特に耐光性及び耐湿潤性
に不十分であり、更に改良された染料の提供が強く望ま
れている。ビルドアップ性、耐湿潤性及び耐光堅牢性に
優れることの重要性は、反応染料の染色に対する要求レ
ベルがますます高くなってきている今日、極めて重要な
要素である。本発明者らは、上述の公知染料の欠点を改
良し、さらに染料に対して要求される要件を広く満足で
きる新規な化合物を見い出す目的で鋭意検討した結果、
本発明を完成した。
記一般式(I)
2 −、−SO−、または−NR3 −、ここでR3 は水素
またはC1 〜C4 アルキル、nは1または2を表わ
す。)を表わし、RおよびR1 は互いに独立に水素また
は置換されていてもよいアルキル、R2 は水素または置
換されていてもよいアルキルもしくはフェニル基、Aは
置換されていてもよいフェニレンまたはナフチレン基、
Zは−SO2 CH=CH 2 または−SO2 CH2 CH2
Yを表わし、Yはアルカリの作用により脱離する基を表
わす。〕で示されるビスアゾ化合物およびそれを用いる
ことを特徴とする繊維材料の染色または捺染方法を提供
する。
物中、遊離酸の形で下記一般式(II)
を有する。〕で示されるビスアゾ化合物及び遊離酸の形
で下記一般式(III)
を有する。〕で示されるビスアゾ化合物が好ましい。
ニレンおよびナフチレンとしては、好ましくはメチル、
エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、ブロモ及びスル
ホの群から選ばれる、1又は2個の置換基により置換さ
れていてもよいフェニレン又は、スルホで置換されてい
てもよいナフチレンが例示され、例えば、
下記式
有する。)で示される基が特に好ましい。
としては、例えば、硫酸エステル、チオ硫酸エステル、
リン酸エステル、酢酸エステル、ハロゲン等がこれに該
当し、中でも、硫酸エステルが好ましい。
よいアルキルとしては、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルが好ましく、置換されていてもよい基としては、
ヒドロキシ、シアノ、アルコキシ、ハロゲン、カルバモ
イル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカ
ルボニルオキシ、スルホおよびスルファモイルが好まし
い。好ましいRおよびR1 としては、例えば、水素、メ
チル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−
ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、2−ヒドロ
キシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシ
プロピル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシブチ
ル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシプロ
ピル、3,4−ジヒドロキシブチル、シアノメチル、2
−シアノエチル、3−シアノプロピル、メトキシメチ
ル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキ
シエチル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピ
ル、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル、クロロメ
チル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2−ブロモエ
チル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピル、4−
クロロブチル、4−ブロモブチル、カルボキシメチル、
2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−
カルボキシブチル、1,2−ジカルボキシエチル、カル
バモイルメチル、2−カルバモイルエチル、3−カルバ
モイルプロピル、4−カルバモイルブチル、メトキシカ
ルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−メト
キシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチ
ル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカ
ルボニルプロピル、4−メトキシカルボニルブチル、4
−エトキシカルボニルブチル、メチルカルボニルオキシ
メチル、エチルカルボニルオキシメチル、2−メチルカ
ルボニルオキシエチル、2−エチルカルボニルオキシエ
チル、3−メチルカルボニルオキシプロピル、3−エチ
ルカルボニルオキシプロピル、4−メチルカルボニルオ
キシブチル、4−エチルカルボニルオキシブチル、スル
ホメチル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル、4
−スルホブチル、スルファモイルメチル、2−スルファ
モイルエチル、3−スルファモイルプロピル、4−スル
ファモイルブチルをあげることができる。中でも、R及
びR1 として、水素、メチルまたはエチルが特に好まし
い。
キルとしては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するア
ルコキシ、スルホ、カルボキシ、ヒドロキシ、クロロ、
フェニル及びスルファートの群から選ばれる、1又は2
個の置換基により置換されていてもよい炭素原子1〜4
個を有するアルキルが好ましい。中でも好ましくは、メ
チル、エチル、n−プロピル、β−ヒドロキシエチル、
β−スルファートエチル、β−スルホエチル、β−メト
キシエチル及びβ−カルボキシエチル等が挙げられる。
ニルとしては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、スル
ホ、カルボキシ、ニトロ、クロロ及びブロモの群から選
ばれる、1又は2個の置換基により置換されていてもよ
いフェニルが好ましい。中でも好ましくは、2−、3−
又は4−スルホフェニル、2,4−又は2,5−ジスル
ホフェニル、2−、3−又は4−カルボキシフェニル、
2−カルボキシ−4−又は5−スルホフェニル等が挙げ
られる。特に好ましくは、2,4−又は2,5−ジスル
ホフェニルが挙げられる。
の形で存在し、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土類
金属塩、中でもソーダ塩、カリ塩、リチウム塩が好まし
い。
することができる。遊離酸の形で下記一般式(IV)
する。〕で示される化合物と、下記一般式(VI) H−X (VI) 〔式中、Xは前記の意味を有する。〕で示される化合物
とを、2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンと任
意の順序で縮合させることによって、一般式(I)の化
合物を得ることができる。2,4,6−トリハロゲノ−
s−トリアジンとアミン化合物との縮合反応において
は、その順序は特に制限されるものではないが、前記一
般式(I)の反応収率と品質を考慮すると、2,4,6
−トリハロゲノ−s−トリアジンに対して、反応性の低
いアミン化合物から先に縮合させることが好ましい。ま
た、縮合反応条件は特に制限されるものではないが、一
次的には、温度−10乃至40℃でpH2乃至9、二次
的には温度0乃至70℃でpH2乃至9、更に三次的に
は温度10乃至100℃でpH2乃至9に調整しながら
縮合させて一般式(I)で示される化合物又はその塩を
得ることができる。原料の2,4,6−トリハロゲノ−
s−トリアジンとしては特に塩化シアヌルとフッ化シア
ヌルが好ましい。
例えば、アンモニアあるいは1−アミノベンゼン、1−
アミノ−2−,−3−又は−4−メチル−ベンゼン、1
−アミノ−3,4−又は−3,5−ジメチルベンゼン、
1−アミノ−2−,−3−又は−4−エチルベンゼン、
1−アミノ−2−、−3−又は−4−メトキシベンゼ
ン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−エトキシベン
ゼン、1−アミノ−2−、−3−又は−4−クロルベン
ゼン、3−又は4−アミノ−フェニルメタンスルホン
酸、2−、3−又は4−アミノベンゼンスルホン酸、3
−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−エチルアミノ
ベンゼンスルホン酸、4−メチルアミノベンゼンスルホ
ン酸、4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、5−アミ
ノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼ
ン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼン−1,
4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,2−ジス
ルホン酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−
ジスルホン酸、2−、3−又は4−アミノ安息香酸、5
−アミノベンゼン−1,3−ジカルボン酸、5−アミノ
−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2
−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、5−アミノ−2−エ
トキシベンゼンスルホン酸、N−メチルアミノベンゼ
ン、N−エチルアミノベンゼン、3−アミノ−4−カル
ボキシベンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−カルボキ
シベンゼンスルホン酸、1−メチルアミノ−3−又は−
4−メチルベンゼン、1−エチルアミノ−4−クロルベ
ンゼン、1−エチルアミノ−3−又は−4−メチルベン
ゼン、1−(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−3−メ
チルベンゼン、3−又は4−メチルアミノ安息香酸、3
−又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸の様な芳香
族アミン、あるいはメチルアミン、エチルアミン、n−
プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ジメチ
ルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルアミン、アリ
ルアミン、2−クロロエチルアミン、2−メトキシエチ
ルアミン、2−アミノエタノール、2−メチルアミノエ
タノール、ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミン、2
−アセチルアミノエチルアミン、1−アミノ−2−プロ
パノール、3−メトキシプロピルアミン、1−アミノ−
3−ジメチルアミノプロパン、2−アミノエタンスルホ
ン酸、アミノメタンスルホン酸、2−メチルアミノエタ
ンスルホン酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン酸、
2−スルファトエチルアミン、アミノ酢酸、メチルアミ
ノ酢酸、ε−アミノカプロン酸、シクロヘキシルアミ
ン、シクロペンチルアミン、シクロヘプチルアミン、モ
ルホリン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンの様な
脂肪族アミンを挙げることができる。
ンスルホン酸、6−アミノベンゼン−1,3−ジスルホ
ン酸、6−アミノベンゼン−1,4−ジスルホン酸、2
−アミノエタンスルホン酸および2−メチルアミノエタ
ンスルホン酸が好ましい。
ロキシ基含有またはカルボンアミド基含有材料の染色又
は捺染に使用できる。材料は繊維材料の形で、あるいは
その混紡材料の形で使用されるのが好ましい。
ロキシ基含有材料、たとえばセルロース繊維材料又はそ
の再生生成物及びポリビニルアルコールである。セルロ
ース繊維材料は木綿、しかもその他の植物繊維、たとえ
ばリネン、麻、ジュート及びラミー繊維が好ましい。再
生セルロース繊維はたとえばビスコース・ステープル及
びフィラメントビスコースである。
及び天然のポリアミド及びポリウレタン、特に繊維の形
で、たとえば羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリ
アミド−6,6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及
びポリアミド−4である。
述の繊維材料上に、物理的化学的性状に応じた方法で、
染色又は捺染できる。
場合、炭酸ソーダ、第三燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸
結合剤の存在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は食
塩を加え、所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均染
剤を併用し、比較的低い温度で行われる。染料の吸尽を
促進する中性塩は、本来の染色温度に達した後に初めて
又はそれ以前に、場合によっては分割して添加できる。
する場合、室温又は高められた温度でパッドし乾燥後、
スチーミング又は乾熱によって固着できる。
一相で、例えば重曹又はその他の酸結合剤を含有する捺
染ペーストで捺染し、次いで95〜160℃でスチーミ
ングすることによって、あるいは二相で、例えば中性又
は弱酸性捺染ペーストで捺染し、これを熱い電解質含有
アルカリ性浴に通過させ、又はアルカリ性電解質含有パ
ジング液でオーバーパジングし、スチーミング又は乾熱
処理して実施できる。捺染ペーストには、例えばアルギ
ン酸ソーダ又は澱粉エーテルのような糊剤又は乳化剤
が、所望によっては、例えば尿素のような通常の捺染助
剤かつ(又は)分散剤として併用して用いられる。
せるに適した酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアル
カリ土類金属と無機又は有機酸あるいは加熱状態でアル
カリ遊離する化合物との水溶性塩基性塩である。特にア
ルカリ金属の水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機
又は有機酸のアルカリ金属塩が挙げられ、その内、特に
ソーダ塩及びカリ塩が好ましい。このような酸結合剤と
して、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソー
ダ、蟻酸ソーダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソ
ーダ、ケイ酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げら
れる。
ン繊維の染色は、まず酸性ないし弱酸性の染浴からpH
値の制御下に吸尽させ、次に固着させるため中性、場合
によりアルカリ性のpH値に変化させることによって行
える。染色は通常60〜120℃の温度で行えるが、均
染性を達成するために通常の均染剤、例えば塩化シアヌ
ルと3倍モルのアミノベンゼンスルホン酸又はアミノナ
フタレンスルホン酸との縮合生成物あるいは例えばステ
アリルアミンとエチレンオキサイドとの付加生成物を用
いることもできる。
捺染において優れた性能を発揮する点に特徴がある。特
にセルロース繊維材料の染色に好適であり、良好な耐光
性と耐汗日光性、優れた耐湿潤性、たとえば耐洗濯性、
耐過酸化洗濯性、耐汗性、耐酸加水分解性及び耐アルカ
リ性、更に良好な耐摩擦性と耐アイロン性を有する。ま
た優れたビルドアップ性、均染性及びウオッシュオフ
性、さらに良好な溶解性と吸尽・固着性を有する点、ア
ルカリ剤及び塩添加量、染色温度や染浴比の変動による
影響を受けにくく安定した品質の染色物が得られる点に
おいて特徴を有する。また、得られた染色物のフイック
ス処理時や樹脂加工時における変色が少なく、保存時の
塩基性物質との接触による変化が少ないことも特徴であ
る。
る。例中、部および%はそれぞれ重量部および重量%を
表わす。
塩化シアヌル18.5部とを水性媒体中、酸性下で常法に
より縮合して縮合物を得、次いで、常法により合成した
遊離酸の形で下式
縮合物とを縮合させ、遊離酸の形で下式に示される化合
物を得た。
水性媒体中で1−アミノベンゼン−3−β−スルファー
トエチルスルホン29部を縮合させ、遊離酸の形で下式
で示されるビスアゾ化合物を得た。
ノベンゼン−1,4−ジスルホン酸及び1−アミノベン
ゼン−3−β−スルファートエチルスルホンの代りに、
順に下表第2欄の化合物、第3欄の化合物及び第4欄の
化合物を用いて実施例1と同様の方法で合成し、各々対
応するビスアゾ化合物を得、染色して下表第5欄に示す
色調の染色物を得た。
部の水に溶解し芒硝20部を加え、木綿10部を加えて
50℃に昇温する。ついで30分経過後、炭酸ソーダ4
部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、
ソーピングを行って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光
堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよ
い茶色の濃度の高い染色物が得られた。
300部の水に溶解し芒硝30部を加え、木綿10部を
加えて60℃に昇温する。ついで20分経過後、炭酸ソ
ーダ5部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、
水洗、ソーピングを行ってそれぞれ、諸堅牢度、特に日
光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性の
よい茶色の濃度の高い染色物が得られた。
捺印し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを
行ない、湯洗い、ソーピング、湯洗い、乾燥して仕上げ
る。この様にして固着率の高い、諸堅牢度、特に日光堅
牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよい
茶色の捺染物が得られた。
熱水に溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセ
イソーダ水溶液5.5部および50度ボーメの水ガラス1
50部を添加し、さらに水を加えて全量を25℃で 1,0
00部とした直後に、この液をパディング液として用いて
木綿織物を巻き上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して
20℃の室内に貯蔵する。同様の方法にてパディングし
巻き上げポリエチレンフィルムで密閉した木綿織物は5
℃の室内に貯蔵する。各々パディング布を20時間放置
後、染色物を冷水次に熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤
中でソーピングし、さらに冷水で洗浄後乾燥して仕上げ
る。20℃で20時間放置した染色物と5℃で20時間
放置した染色物の濃度色相差及び濃度差を調べたとこ
ろ、殆んど認められなかった。又、コールドバッチアッ
プ染色でビルドアップ性のよい染色物が得られた。
熱水で溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセ
イソーダ水溶液10部および無水硫酸ナトリウム30部
を添加し、さらに水を加えて全量を25℃で 1,000部と
した直後に、この液をパディング液として用いて、ビス
コースレーヨン織物をパディングする。パディングした
ビスコースレーヨン織物を巻き上げ、ポリエチレンフィ
ルムで密閉して20℃の室内に貯蔵する。同様の方法に
て、パディング巻き上げポリエチレンフィルムで密閉し
たビスコースレーヨン織物は、5℃の室内に貯蔵する。
各々パディング布を20時間放置後、染色物を冷水、次
に熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、
更に冷水で洗浄後乾燥して仕上げる。20℃で20時間
放置した染色物と、5℃で20時間放置した染色物の濃
度色相差及び濃度差を調べたところ、殆ど認められなか
った。
に変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用した
ビスアゾ化合物各々について、染色例2で得られた染色
物と同等の品質を有する染色物を得た。
以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したビスアゾ化
合物各々について染色例2で得られた染色物と同等の品
質を有する染色物を得た。温度を70℃とした場合も同
様であった。
変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したビ
スアゾ化合物各々について、染色例2で得られた染色物
と同等の品質を有する染色物を得た。
Claims (9)
- 【請求項1】遊離酸の形で下記一般式(I) 【化1】 【化2】 (式中、Qは−CH2 −、−O−、−SO2 −、−SO
−、または−NR3 −、ここでR3 は水素またはC1 〜
C4 アルキル、nは1または2を表わす。)を表わし、
RおよびR1 は互いに独立に水素または置換されていて
もよいアルキル、R2 は水素または置換されていてもよ
いアルキルもしくはフェニル基、Aは置換されていても
よいフェニレンまたはナフチレン基、Zは−SO2 CH
=CH 2 または−SO2 CH2 CH2 Yを表わし、Yは
アルカリの作用により脱離する基を表わす。〕で示され
るビスアゾ化合物。 - 【請求項2】遊離酸の形で下記一般式(II) 【化3】 〔式中、X、R、AおよびZは請求項1に記載の意味を
有する。〕で示される請求項1に記載のビスアゾ化合
物。 - 【請求項3】遊離酸の形で下記一般式(III) 【化4】 〔式中、X、R、AおよびZは請求項1に記載の意味を
有する。〕で示される請求項1に記載のビスアゾ化合
物。 - 【請求項4】 換されていてもよいC1 〜C4 アルキル、またはスル
ホ、カルボキシ、クロロ、ブロモ、ニトロ、メチルおよ
びメトキシの群から選ばれる1または2個の置換基によ
り置換されていてもよいフェニルである請求項1〜3の
いずれかに記載のビスアゾ化合物。 - 【請求項5】 ホフェニルである請求項1〜4のいずれかに記載のビス
アゾ化合物。 - 【請求項6】Rが水素、メチルまたはエチルである請求
項1〜5のいずれかに記載のビスアゾ化合物。 - 【請求項7】Aがメチルまたはメトキシにより置換され
ていてもよいフェニレンである請求項1〜6のいずれか
に記載のビスアゾ化合物。 - 【請求項8】Zが−SO2 CH=CH2 または−SO2
CH2 CH2 OSO3 Hである請求項1〜7のいずれか
に記載のビスアゾ化合物。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載のビスアゾ
化合物を用いることを特徴とする繊維材料の染色または
捺染方法。
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- 1992-08-26 JP JP22706692A patent/JP3223590B2/ja not_active Expired - Fee Related
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