JP2001106934A - ビスアゾ化合物又はその塩及びそれらの繊維材料への適用 - Google Patents

ビスアゾ化合物又はその塩及びそれらの繊維材料への適用

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JP2001106934A
JP2001106934A JP28805499A JP28805499A JP2001106934A JP 2001106934 A JP2001106934 A JP 2001106934A JP 28805499 A JP28805499 A JP 28805499A JP 28805499 A JP28805499 A JP 28805499A JP 2001106934 A JP2001106934 A JP 2001106934A
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bisazo compound
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Akihiro Ono
晃弘 小野
Kazuhiro Watanabe
一浩 渡辺
Shinichi Yamate
信一 山手
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黄色〜茶色のセルロース繊維反応性ビスアゾ
化合物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I) 【化1】 (I) 〔式中、Aはスルホ含有フェニル又はナフチルを、Dは
式(2) 【化2】 (2) (*印はA−N=N−に、**印は−N=N−E−に、
各々通じる結合を、R3、R4は水素、アルキル等を表
す。)で示される基を、Eは式(3) 【化3】 (3) (式中、***印はアゾ基に、****印は−N(R1)
−に各々通じる結合を、Bは置換可アルキレンを、Yは
−CH=CH2等を、Xは置換可アミノを表す。〕で示
されるビスアゾ化合物又はその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒドロキシル基及び
/又はアミド基を含有する材料、特にセルロース繊維、
天然又は合成ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維あるい
は皮革等、更にはそれらの混紡繊維を染色及び捺染する
のに適し、耐光堅牢度及び耐湿潤堅牢度が改良されたビ
スアゾ化合物又はその塩、並びにその適用に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルスルホン系反応基を有するビスア
ゾ化合物又はその塩は、例えば特開昭61−2762号
公報、特開昭58−71957号公報等に記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該公知
の繊維反応性染料化合物は、例えば、ビルドアップ性等
の染色性能と得られた染色物の耐湿潤堅牢度等の諸堅牢
性のバランスにおいて不十分であり、更に改良された繊
維反応性染料化合物が要望されている。
【0004】本発明者らは、上記染色性能と諸堅牢性の
バランスの優れた黄色〜茶色の繊維反応性染料化合物を
提供すべく鋭意検討した結果、特定の染料化合物がその
目的を達成することを見出して、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記一
般式(I)
【0006】
【化6】 (I)
【0007】[式中、Aはスルホン酸基を有するフェニ
ル又はスルホン酸基を有するナフチルを表し、Dは、遊
離酸の形が下式(1)又は(2)
【0008】
【化7】 (1)
【0009】
【化8】 (2)
【0010】(式中、*印はA−N=N−に、**印は
−N=N−E−に、各々通じている結合を表し、R3
水素、アルキル基、アルコキシ基、アシルアミノ基又は
ウレイド基を表し、R4は水素、アルキル基、アルコキ
シ基又はスルホン酸基を表す。)で示される基を表す
が、Aがスルホン酸基を有するナフチルの場合、Dは上
式(2)で示される基を表す。Eは、遊離酸の形が下式
(3)又は(4)
【0011】
【化9】 (3)
【0012】
【化10】 (4)
【0013】(式中、***印はアゾ基に、****印
は−N(R1)−に、各々、通じている結合を表し、R
5は、Dが上式(1)で示される基の場合に炭素数2以
上のアルキル基、アルコキシ基、アシルアミノ基又はウ
レイド基を表し、Dが上式(2)で示される基の場合に
水素、アルキル基、アルコキシ基、アシルアミノ基又は
ウレイド基を表す。R6は水素、アルキル基、アルコキ
シ基又はスルホン酸基を表すが、R4がメトキシの場合
に、R6は水素、アルキル基、炭素数2以上のアルコキ
シ基又はスルホン酸基を表す。)で示される基を表し、
Bは、非繊維反応性基で置換されていてもよいアルキレ
ン基を表し、Yは、−CH=CH2又は−CH2CH2Z'
(Z'はアルカリの作用で脱離する基)を表し、R1及び
2は、互いに独立に、水素又は非繊維反応性基で置換
されていてもよいアルキル基を表す。Xは−NR78
は−OR9を表す。R7及びR8は、互いに独立に、水
素、シアノ基、非繊維反応性基で置換されていてもよい
アルキル基又は非繊維反応性基で置換されていてもよい
フェニル基を表すが、−NR78基はその窒素原子がN
−複素環の環員であるアミノ基を形成してもよい。R9
は水素、非繊維反応性基で置換されていてもよいアルキ
ル基又は非繊維反応性基で置換されていてもよいフェニ
ル基を表す。〕で示されるビスアゾ化合物又はその塩を
提供するものである。以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明におけるビスアゾ化合物
(I)において、R1及びR2は、互いに独立に、水素又
は非繊維反応性基で置換されていてもよいアルキル基を
表す。かかるアルキル基の具体例としては、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチ
ル、iso−ブチル、sec−ブチル等のアルキルを挙げるこ
とができる。又、その置換基としては、例えば、ヒドロ
キシ基、アルコキシ基、ハロゲン原子、カルボキシル基
及びスルホン酸基等の非繊維反応性基を挙げることがで
きる。
【0015】R1及びR2で表される非繊維反応性基で置
換されていてもよいアルキル基の具体例としては、例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、2
−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒ
ドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチル、3−ヒドロ
キシブチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロ
キシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、メトキシ
メチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エ
トキシエチル、3−メトキシプロピル、3−エトキシプ
ロピル、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル、クロ
ロメチル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2−ブロ
モエチル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピル、
4−クロロブチル、4−ブロモブチル、カルボキシメチ
ル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、
4−カルボキシブチル、1,2−ジカルボキシエチル、
メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチ
ル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキシカル
ボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−
エトキシカルボニルプロピル、4−メトキシカルボニル
ブチル、4−エトキシカルボニルブチル、メチルカルボ
ニルオキシメチル、エチルカルボニルオキシメチル、2
−メチルカルボニルオキシエチル、2−エチルカルボニ
ルオキシエチル、3−メチルカルボニルオキシプロピ
ル、3−エチルカルボニルオキシプロピル、4−メチル
カルボニルオキシブチル、4−エチルカルボニルオキシ
ブチル、スルホメチル、2−スルホエチル、3−スルホ
プロピル及び4−スルホブチル等を挙げることができ
る。
【0016】R1及びR2としては、水素、メチル又はエ
チルがより好ましく、殊にR1としては、水素が特に好
ましい。R3及びR5で示されるアシルアミノ基として
は、例えば、炭素数1〜3のアルキルカルボニルアミノ
等があげられる。
【0017】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、R7及びR8は、互いに独立に、水素、シアノ基、
非繊維反応性基で置換されていてもよいアルキル基又は
非繊維反応性基で置換されていてもよいフェニル基を表
す。又、−NR78基はその窒素原子が複素環の環員で
あるアミノ基を形成してもよい。非繊維反応性基で置換
されていてもよいアルキル基としては、R1及びR2にお
いて先に例示したものと同様の置換されていてもよいア
ルキル基等を挙げることができる。又、非繊維反応性基
で置換されていてもよいフェニル基としては、例えば、
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、カルボキシ、スルホ、ヒドロキシ又はハロゲン原子
等の非繊維反応性基で置換されていてもよいフェニル基
を挙げることができる。かかる非繊維反応性基で置換さ
れていてもよいフェニル基の具体例としては、フェニ
ル、2−、3−又は4−メチルフェニル、2−、3−又
は4−エチルフェニル、2−、3−又は4−メトキシフ
ェニル、2−、3−又は4−カルボキシフェニル、及
び、2−、3−又は4−スルホフェニルを挙げることが
できる。又、−NR78基はその窒素原子がN−複素環
の環員であるアミノ基を形成してもよいが、該複素環は
好ましくは6員のN−複素環式環であり、これはさらに
ヘテロ原子として窒素、酸素、硫黄を含有してもよい。
窒素原子がN−複素環の環員であるアミノ基の具体例と
しては、例えば、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジ
ノ、ニコチン酸等があげられる。
【0018】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、R9は、水素、非繊維反応性基で置換されていて
もよいアルキル基又は非繊維反応性基で置換されていて
もよいフェニル基を表す。非繊維反応性基で置換されて
いてもよいアルキル基としては、R1及びR2において先
に例示したものと同様の置換されていてもよいアルキル
基等を挙げることができる。又、非繊維反応性基で置換
されていてもよいフェニル基としては、R7及びR8にお
いて先に例示したものと同様の置換されていてもよいフ
ェニル基等を挙げることができる。
【0019】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、Yは、−CH=CH2又は−CH2CH2Z'を表
し、ここにZ'はアルカリの作用で脱離する基を表す
が、Z'は、具体的には、例えば、硫酸エステル、チオ
硫酸エステル、燐酸エステル、酢酸エステル等の基、及
びハロゲノなどを挙げることができる。Z'としては、
硫酸エステル基及びクロロが特に好ましい。従って、Y
の好ましい具体例としては、―CH=CH2、―CH2
2OSO3H、―CH2CH2Clなどを挙げることがで
き、―CH2CH2OSO3Hが特に好ましい。
【0020】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、Bは非繊維反応性基で置換されていてもよいアル
キレン基を表すが、かかる置換されていてもよいアルキ
レン基の具体例としては、例えば、エチレン、トリメチ
レン、メチルエチレン、テトラメチレン等を挙げること
ができ、中でも、エチレンまたはトリメチレンが好まし
い。
【0021】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、Dは一般式(2)で示される基が好ましい。Dが
一般式(2)で示される基である場合、R3としては、
水素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、アセチル
アミノ及びウレイドが好ましく、R4としては、水素、
メチル、エチル、メトキシ、エトキシ及びスルホが好ま
しい。
【0022】本発明におけるビスアゾ化合物(I)にお
いて、Eは、一般式(4)で示される基が好ましい。
【0023】Eが一般式(4)で示される基である場
合、R5としては、水素、メチル、エチル、メトキシ、
エトキシ、アセチルアミノ及びウレイドが好ましいが、
Dが式(1)で示される基である場合は、エチル、メト
キシ、エトキシ、アセチルアミノ及びウレイドが好まし
く、R6としては、水素、メチル、エチル、メトキシ、
エトキシ及びスルホが好ましいが、R4がメトキシであ
る場合は、水素、メチル、エチル、エトキシ及びスルホ
が好ましい。
【0024】本発明におけるビスアゾ化合物(I)は、
遊離酸の形であっても、その塩の形であっても又はそれ
らの混合物の形であってもよい。好ましくは、アルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩及びそれらを含有する混合
物であり、中でもソーダ塩、カリウム塩、リチウム塩及
びそれらを含有する混合物が好ましい。そして、その形
態は、粉末状、顆粒状又は液状であってもよい。
【0025】本発明におけるビスアゾ化合物(I)の製
造法は特に限定されないが、例えば、次のようにして製
造することができる。
【0026】下記一般式(II) A−N=N−D−N=N−E−NR1−H (II) 〔式中、A、D、E及びR1は前記と同じ意味を表
す。〕で示される化合物、下記一般式(III) H−NR2−B−SO2Y (III) 〔式中、R2、B及びYは前記と同じ意味を表す。〕で
示される化合物、及び、下記一般式(IV) X−H (IV) 〔式中、Xは前記と同じ意味を表す。〕で示される化合
物の各々を、2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジ
ンに任意の順序で、縮合させることにより製造すること
ができる。2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジン
との縮合反応においてはその順序は特に制限されるもの
ではなく、また反応条件も特に制限されないが、一次的
には温度−10℃乃至40℃でpH2乃至9、二次的に
は温度0℃乃至70℃でpH2乃至9、更に三次的には
温度10℃乃至100℃でpH2乃至7に調整しながら
縮合させて、一般式(I)で示されるビスアゾ化合物又
はその塩を得ることができる。
【0027】式(II)で表される化合物は、公知の方法
によって製造することができる。例えば、下記一般式
(V) A−NH2 (V) 〔式中、Aは前記と同じ意味を表す。〕で示される化合
物をジアゾ化し、下記一般式(VI) D−NH2 (VI) 〔式中、Dは前記と同じ意味を表す。〕で示される化合
物とジアゾカップリングを行い、生成したモノアゾ化合
物を、ジアゾ化し、下記一般式(VII) E−NR1−H (VII) 〔式中、Eは前記と同じ意味を表す。〕で示される化合
物とジアゾカップリングを行い、前記一般式(II)の化
合物が得られる。
【0028】2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジ
ンとしては、塩化シアヌルとフッ化シアヌルが好まし
い。
【0029】一般式(V)で示される化合物としては、
例えば、2−、3−又は4−スルホアニリン、2,4−
又は2,5−ジスルホアニリン、2−カルボキシ−4−
又は5−スルホアニリン、2−スルホ−4−メトキシア
ニリン、2−スルホ−4−メチルアニリン、2−アミノ
ナフタレン−4,8−ジスルホン酸、2−アミノナフタ
レン−3,6−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−
6,8−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−3,7
−ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−4,7−ジス
ルホン酸、2−アミノナフタレン−5,7−ジスルホン
酸、2−アミノナフタレン−4,6,8−トリスルホン
酸、2−アミノナフタレン−3,6,8−トリスルホン
酸等を挙げることができる。
【0030】一般式(VI)及び(VII)で示される化合
物としては、例えば、1−アミノナフタレン−6−、−
7−、−8−スルホン酸、アニリン、o−トルイジン、
m−トルイジン、m−エチルアニリン、2,5−ジメチ
ルアニリン、2,5−ジエチルアニリン、o−メトキシ
アニリン、o−エトキシアニリン、m−メトキシアニリ
ン、m−エトキシアニリン、2,5−ジメトキシアニリ
ン、2−メトキシ−5−メチルアニリン、2−エトキシ
−5−メチルアニリン、m−アセチルアミノアニリン、
m−プロピオニルアニリン、m−ブチリルアミノアニリ
ン、2−メチル−5−アセチルアミノアニリン、2−メ
トキシ−5−アセチルアミノアニリン、2−エトキシ−
5−アセチルアミノアニリン、m−ウレイドアニリン、
2−又は3−スルホアニリン等を挙げることができる。
【0031】一般式(III)で示される化合物として
は、例えば、 H2NCH2CH2SO2CH=CH22NCH2CH2CH2SO2CH=CH22NCH2CH2SO2CH2CH2OSO3H H2NCH2CH2CH2SO2CH2CH2OSO3H H2NCH2CH2SO2CH2CH2OCOCH32NCH2CH2CH2SO2CH2CH2OCOCH32NCH2CH2SO2CH2CH2Cl H2NCH2CH2CH2SO2CH2CH2Cl HN(CH3)CH2CH2SO2CH2CH2OSO3H HN(C65)CH2CH2SO2CH=CH2 等が挙げられる。
【0032】一般式(IV)で示される化合物としては、
例えば、アンモニア、1−アミノベンゼン、1−アミノ
−2−、3−又は4−メチルベンゼン、1−アミノ−2
−、3−又は4−エチルベンゼン、1−アミノ−2−、
3−又は4−メトキシベンゼン、1−アミノ−2−、3
−又は4−エトキシベンゼン、1−アミノ−2−、3−
又は4−クロロベンゼン、3−又は4−アミノ−フェニ
ルメタンスルホン酸、2−、3−又は4−アミノベンゼ
ンスルホン酸、3−メチルアミノベンゼンスルホン酸、
3−エチルアミノベンゼンスルホン酸、4−メチルアミ
ノベンゼンスルホン酸、4−エチルアミノベンゼンスル
ホン酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジスルホン酸、
1−アミノベンゼン−2,4−ジスルホン酸、1−アミ
ノベンゼン−2,5−ジスルホン酸、4−アミノベンゼ
ン−1,2−ジスルホン酸、4−アミノ−5−メチルベ
ンゼン−1,2−ジスルホン酸、2−、3−又は4−ア
ミノ安息香酸、5−アミノベンゼン−1,3−ジカルボ
ン酸、5−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン
酸、4−アミノ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、
5−アミノ−2−エトキシベンゼンスルホン酸、N−メ
チルアミノベンゼン、N−エチルアミノベンゼン、1−
メチルアミノ−3−又は4−メチルベンゼン、1−エチ
ルアミノ−4−クロロベンゼン、1−エチルアミノ−3
−又は4−メチルベンゼン、1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−アミノ−3−メチルベンゼン、3−又は4−メチ
ルアミノ安息香酸、3−又は4−メチルアミノベンゼン
スルホン酸、4−アミノ−3−カルボキシベンゼンスル
ホン酸、3−アミノ−4−カルボキシベンゼンスルホン
酸、2−アミノ−4−メチルベンゼンスルホン酸、2−
アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸、2−アミノ−
4−メトキシベンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−メ
トキシベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4−メトキシ
ベンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−メトキシベンゼ
ンスルホン酸、3−アミノ−4−メチルベンゼンスルホ
ン酸、4−アミノ−3−メチルベンゼンスルホン酸、モ
ルホリン、ピペリジン、ピロリジン、シクロヘキシルア
ミン、シクロペンチルアミン、メチルアミン、エチルア
ミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−
ブチルアミン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチルア
ミン、アリルアミン、2−クロロエチルアミン、2−メ
トキシエチルアミン、2−アミノエタノール、2−メチ
ルアミノエタノール、ビス−(2−ヒドロキシエチル)
アミン、2−アセチルアミノエチルアミン、1−アミノ
−2−プロパノール、3−メトキシプロピルアミン、1
−アミノ−3−ジメチルアミノプロパン、2−アミノエ
タンスルホン酸、アミノメタンスルホン酸、2−メチル
アミノエタンスルホン酸、3−アミノ−1−プロパンス
ルホン酸、2−スルファトエチルアミン、アミノ酢酸、
メチルアミノ酢酸、ε−アミノカプロン酸、ベンジルア
ミン、2−、3−もしくは4−クロロベンジルアミン、
ビス−(2−スルファトエチル)アミン、4−メチルベ
ンジルアミン、N−メチルベンジルアミン、2−、3−
もしくは4−スルホベンジルアミン、2−フェニルエチ
ルアミン、1−フェニルエチルアミン、1−フェニル−
2−プロピルアミン、メタノール、エタノール、フェノ
ール等を挙げることができる。
【0033】本発明化合物は、繊維反応性を有し、ヒド
ロキシ基含有又はカルボンアミド基含有材料の染色又は
捺染に使用できる。材料は繊維材料の形で、あるいはそ
の混紡材料の形で使用されるのが好ましい。
【0034】ヒドロキシ基含有材料は天然又は合成ヒド
ロキシ基含有材料、例えばセルロース繊維材料又はその
再生生成物及びポリビニルアルコールである。セルロー
ス繊維材料は木綿、その他の植物繊維、例えば麻、ジュ
ート及びラミー繊維が好ましい。再生セルロース繊維
は、例えばビスコース、ステープル及びフィラメントビ
スコースである。
【0035】カルボンアミド基含有材料は、例えば合成
及び天然のポリアミド及びポリウレタン、特に繊維の形
で、例えば羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリア
ミド−6,6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及び
ポリアミド−4である。
【0036】本発明化合物は、上述の材料上に、特に上
述の繊維材料上に、物理化学的性状に応じた方法で、染
色又は捺染できる。
【0037】例えば、セルロース繊維上に吸尽染色する
場合、炭酸ソーダ、第三燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸
結合剤の存在下、場合により中性塩、例えばボウ硝又は
食塩を加え、所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均
染剤を併用し、比較的低い温度で行われる。染料の吸尽
を促進する中性塩は、本来の染色温度に達した後に初め
て又はそれ以前に、場合によっては分割して添加でき
る。
【0038】パジング法に従ってセルロース繊維を染色
する場合、室温又は高められた温度でパッドし乾燥後、
スチーミング又は乾熱によって固着できる。
【0039】セルロース繊維に対して捺染を行う場合、
一相で、例えば重曹又はその他の酸結合剤を含有する捺
染ペーストで捺染し、次いで95〜160℃でスチーミ
ングすることによって、或いは二相で、例えば中性又は
弱酸性捺染ペーストで捺染し、これを熱い電解質含有ア
ルカリ性浴に通過させ、又はアルカリ性電解質含有パジ
ング液でオーバパジングし、スチーミング又は乾熱処理
して実施できる。
【0040】捺染ペーストには、例えばアルギン酸ソー
ダ又は澱粉エーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望に
よっては、例えば尿素のような通常の捺染助剤且つ(又
は)分散剤と併用して用いられる。
【0041】セルロース繊維上に本発明化合物を固定さ
せるに適した酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアル
カリ土類金属と無機又は有機酸或いは加熱状態でアルカ
リ遊離する化合物との水溶性塩基性塩である。特にアル
カリ金属の水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機又
は有機酸のアルカリ金属塩が挙げられ、その内、特にソ
ーダ塩カリ塩が好ましい。このような酸結合剤として、
例えば苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソーダ、議酸
ソーダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソーダ、ケ
イ酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げられる。
【0042】合成及び天然のポリアミド及びポリウレタ
ン繊維の染色は、まず酸性ないし弱酸性の染浴からpH
値の制御下に吸尽させ、次に固着させるため中性、場合
によりアルカリ性のpHに変化させることによって行え
る。染色は通常60〜120℃の温度で行えるが、均染
性を達成するために通常の均染剤、例えば塩化シアヌル
と3倍モルのアミノベンゼンスルホン酸又はアミノナフ
タレンスルホン酸との縮合生成物或いは例えばステアリ
ルアミンとエチレンオキサイドとの付加生成物を用いる
こともできる。
【0043】本発明化合物(I)は繊維材料に対する染
色及び捺染において優れた性能を発揮する点に特徴があ
る。特にセルロース繊維材料の染色に好適であり、良好
な耐光性と耐汗日光性、優れた耐湿潤性、例えば耐洗濯
性、耐過酸化洗濯性、耐汗性、耐酸加水分解性及び耐ア
ルカリ性、更に良好な耐塩素性、耐摩擦性と耐アイロン
性を有する。
【0044】又、優れたビルドアップ性、均染性及びウ
オッシュオフ性、さらに良好な溶解性と吸尽・固着性を
有する点、染色温度、中性塩もしくは酸結合剤の量や染
浴比の変動による影響を受けにくく安定した品質の染色
物が得られる点において特徴を有する。
【0045】又、得られた染色物のフイックス処理時や
樹脂加工時における変色が少なく、保存時の塩基性物質
との接触による変化が少ないことも特徴である。
【0046】又、本発明化合物はコールドバッチアップ
染色で優れたビルドアップ性と優れたアルカリ安定性を
示すとともに、低温での固着と25℃での固着にほとん
ど濃度差、色相差を認められず、しかもアルカリ剤によ
り加水分解を受けにくい性能を有している。
【0047】本発明化合物(I)は、所望の色相を得る
ために、必要に応じて、他の染料と混合して使用する事
が出来る。又、混合して使用する染料としては、特に制
約はなく、公知の反応染料を用いる事が出来るが、好ま
しくは反応基としてスルファトエチルスルホン基、ビニ
ルスルホン基、モノクロロトリアジン基、モノフルオロ
トリアジン基、モノニコチン酸トリアジン基、ジクロロ
トリアジン基、ジフルオモノクロロピリミジン基及びト
リクロロピリミジン基の少なくとも1種を少なくとも1
つ以上有する染料、或いは、Sumifix、 Sum
ifix Supra、Remazol、Levafi
x、Procion、Cibacron、Basile
n、Drimarene、Kayacion、Kaya
celon Reactなどの冠称名で市販されている
染料、さらには特開昭50−178号、特開昭56−9
483号、特開昭56−15481号、特開昭56−1
18976号、特開昭56−128380号、特開昭5
7−2365号、特開昭57−89679号、特開昭5
7−143360号、特開昭59−15451号、特開
昭58−191755号、特開昭59−96174号、
特開昭59−161463号、特開昭60−6754
号、特開昭60−123559号、特開昭60−229
957号、特開昭60−260654号、特開昭61−
155469号、特開昭63−77974号、特開昭6
3−225665号、特開平1−185370号、特開
平3−770号公報に記載されている染料などが例示さ
れる。
【0048】
【実施例】以下、例により本発明を更に詳細に説明す
る。例中、部及び%は、特記ない限り、各々、重量部及
び重量%を表す。
【0049】例1 2−(β−スルファトエチルスルホニル)エチルアミン
23.3部と2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン
18.4部とを水性媒体中、弱酸性下で常法により縮合
して縮合物を得、次いで、常法により合成した遊離酸の
形で下式
【0050】
【化11】
【0051】で示されるビスアゾ化合物47.6部と上
記縮合物とを縮合させ、遊離酸の形で下式に示される化
合物を得た。
【0052】
【化12】
【0053】これに、pH1〜6、温度30〜100
℃、水性媒体中でアニリン9.3部を縮合させ、遊離酸
の形で下式で示されるビスアゾ化合物を得た。このビス
アゾ化合物は、水性媒体中でλmax426nmを示し
た。
【0054】
【化13】
【0055】例2 例1において使用した、ビスアゾ化合物、アニリン、2
−(β−スルファトエチルスルホニル)エチルアミンの
代わりに、順に下表第2欄の化合物、第3欄の化合物及
び第4欄の化合物を用いる以外は、例1に準拠して合成
すると、各々、対応するビスアゾ化合物(I)が得られ
る。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】例3 例1及び例2において使用した、2,4,6−トリクロ
ロ−s−トリアジンの代わりに、2,4,6−トリフル
オロ−s−トリアジンを用いる以外は、例1及び例2に
準拠して合成すると、対応するビスアゾ化合物(I)が
得られる。
【0063】例4 例1で得られたビスアゾ化合物0.3部を、各々、20
0部の水に溶解し、芒硝20部を加え、さらに木綿10
部を加えて70℃に昇温した。70℃に達してから、3
0分経過後、炭酸ソーダ4部を加え、同温度で1時間染
色した。次いで水洗い及びソーピングを行った。水洗い
時、及びソーピング時のウオッシュオフ性はいずれのビ
スアゾ化合物を用いた場合でも良好であり、染色排水の
着色量はわずかであった。得られた染色物は、いずれも
均一で濃い黄色、橙色又は茶色であった。染色加工時に
おいて、溶解性は良好であり、吸尽特性が優れ、固着率
が高く、高いカラーバリュウーを示した。得られた染色
物の耐光性、耐汗性、耐汗日光性、耐塩素性、耐加水分
解性、耐アルカリ性、耐過酸化洗濯性の諸堅牢度は、い
ずれも良好であった。
【0064】例5 使用するビスアゾ化合物を例2及び例3で得られる化合
物に変える以外は、例4に準じて染色を行う。得られる
染色物は、例4で得られる染色物と同等の品質を有す
る。
【0065】例6 例4及び例5における芒硝の使用量を20部から10部
に変える以外は、例4及び例5に準拠して染色を行う。
得られる染色物は、例4及び例5で得られる染色物と同
等の品質を有する。
【0066】例7 例4及び例5における芒硝の使用量を20部から4部に
変える以外は、例4及び例5に準拠して染色を行う。得
られる染色物は、例4及び例5で得られる染色物と同等
の品質を有する。
【0067】例8 例4〜7の各々において、染色の温度を70℃から60
℃に代える以外は、例4〜7に準拠して染色を行う。得
られる染色物は、各々、例4〜7で得られる染色物と同
等の品質を有する。
【0068】例9 例4〜8の各々において、各ビスアゾ化合物0.3部を
用いる代わりに、各ビスアゾ化合物0.3部、及び、メ
チルナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合
物のナトリウム塩(スルホン化度110%、平均重合度
1.8)0.06部を用いる以外は、例4〜8の各々に
準拠して染色を行う。得られる染色物は、各々、例4〜
8で得られる染色物と同等の品質を有する。
【0069】例10 例4〜9の各々において、ビスアゾ化合物0.3部を用
いる代わりに、ビスアゾ化合物0.1部、又は、0.6
部を用いる以外は、例4〜9の各々に準拠して染色を行
う。得られる染色物は、ビスアゾ化合物0.6部を用い
るものでは、0.3部を用いる例4〜9のものに比べて
十分に濃く、例1〜3の化合物のビルドアップ性はいず
れも良好である。その他の品質においては、各々、例4
〜9で得られる染色物と同等である。
【0070】例11 例1〜3で得られるそれぞれのビスアゾ化合物を用い
て、以下の組成をもつ色糊を作る。
【0071】色糊組成 ビスアゾ化合物 5部 尿素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱湯 25部 重曹 2部バランス(水) 13部 合 計 100部 この色糊をシルケット加工綿ブロード上に印捺し、中間
乾燥後、100℃で5分間スチーミングを行い、湯洗
い、ソーピング、湯洗い、そして乾燥して、仕上げる。
得られる染色物は、いずれも均一で濃い黄色、橙色又は
茶色である。得られる捺染物の耐光性、耐汗性、耐汗日
光性、耐塩素性、耐加水分解性、耐アルカリ性、耐過酸
化洗濯性の諸堅牢度は、いずれも良好な特性を示す。
【0072】例12 例1〜3で得られるビスアゾ化合物30部をそれぞれ熱
水に溶解した後、25℃に冷却する。この染料溶液に、
32.5%苛性ソーダ水溶液15部及び50度ボーメの
水ガラス150部を添加し、さらに25℃で水を加えて
全量を1000部とした直後に、この液をパジング液と
して木綿織物をパジングする。パジングした木綿織物を
巻き上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して、25℃の
室温で20時間放置した後、常法で洗浄し、乾燥して仕
上げる。得られる染色物は、いずれも均一で濃い黄色で
ある。得られる染色物の耐光性、耐汗性、耐汗日光性、
耐塩素性、耐加水分解性、耐アルカリ性、耐過酸化洗濯
性の諸堅牢度は、いずれも良好な特性を示す。
【0073】例13 例1〜3で得られるビスアゾ化合物20部をそれぞれ熱
水に溶解した後、25℃に冷却する。この染料溶液に、
アルギン酸ソーダ1部、メタニトロベンゼンスルホン酸
ソーダ10部、および重炭酸ソーダ20部を添加し、さ
らに25℃で水を加えて全量を1000部とした直後
に、この液をパジング液として木綿織物をパジングす
る。パジングした木綿織物を120℃で2分間乾燥し、
次いで100℃で5分間スチーミングして、染料を固着
させる。得られる染色物は、いずれも均一で濃い黄色、
橙色又は茶色である。得られる染色物の耐光性、耐汗
性、耐汗日光性、耐塩素性、耐加水分解性、耐アルカリ
性、耐過酸化洗濯性の諸堅牢度は、いずれも良好な特性
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山手 信一 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4H056 JA06 JB02 JB03 JD13 4H057 AA01 AA02 BA07 BA24 CA35 CB04 CB22 DA01 DA21 DA22 DA24 DA29 GA04 GA07 GA25 HA01 HA03 JA10 JB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 【化1】 (I) 〔式中、Aはスルホン酸基を有するフェニル又はスルホ
    ン酸基を有するナフチルを表し、Dは、遊離酸の形が下
    式(1)又は(2) 【化2】 (1) 【化3】 (2) (式中、*印はA−N=N−に、**印は−N=N−E
    −に、各々通じている結合を表し、R3は水素、アルキ
    ル基、アルコキシ基、アシルアミノ基又はウレイド基を
    表し、R4は水素、アルキル基、アルコキシ基又はスル
    ホン酸基を表す。)で示される基を表すが、Aがスルホ
    ン酸基を有するナフチルの場合、Dは上式(2)で示さ
    れる基を表す。Eは、遊離酸の形が下式(3)又は
    (4) 【化4】 (3) 【化5】 (4) (式中、***印はアゾ基に、****印は−N(R1)
    −に、各々、通じている結合を表し、R5は、Dが上式
    (1)で示される基の場合に炭素数2以上のアルキル
    基、アルコキシ基、アシルアミノ基又はウレイド基を表
    し、Dが上式(2)で示される基の場合に水素、アルキ
    ル基、アルコキシ基、アシルアミノ基又はウレイド基を
    表す。R6は水素、アルキル基、アルコキシ基又はスル
    ホン酸基を表すが、R4がメトキシの場合に、R6は水
    素、アルキル基、炭素数2以上のアルコキシ基又はスル
    ホン酸基を表す。)で示される基を表し、Bは、非繊維
    反応性基で置換されていてもよいアルキレン基を表し、
    Yは、−CH=CH2又は−CH2CH2Z'(Z'はアル
    カリの作用で脱離する基)を表し、R1及びR2は、互い
    に独立に、水素又は非繊維反応性基で置換されていても
    よいアルキル基を表す。Xは−NR78又は−OR9
    表す。R7及びR8は、互いに独立に、水素、シアノ基、
    非繊維反応性基で置換されていてもよいアルキル基又は
    非繊維反応性基で置換されていてもよいフェニル基を表
    すが、−NR78基はその窒素原子がN−複素環の環員
    であるアミノ基を形成してもよい。R9は水素、非繊維
    反応性基で置換されていてもよいアルキル基又は非繊維
    反応性基で置換されていてもよいフェニル基を表す。〕
    で示されるビスアゾ化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】Dが、上式(2)で示される基である請求
    項1に記載のビスアゾ化合物又はその塩。
  3. 【請求項3】Eが、上式(4)で示される基である請求
    項1又は2に記載のビスアゾ化合物又はその塩。
  4. 【請求項4】R5が、アルコキシ基、アシルアミノ基又
    はウレイド基である請求項1〜3のいずれかに記載のビ
    スアゾ化合物又はその塩。
  5. 【請求項5】R6が、水素、アルキル基またはスルホン
    酸基である請求項1〜4のいずれかに記載のビスアゾ化
    合物又はその塩。
  6. 【請求項6】R1及びR2が、互いに独立に、水素、メチ
    ル又はエチルである請求項1〜5のいずれかに記載のビ
    スアゾ化合物又はその塩。
  7. 【請求項7】A、D及びEのスルホン酸基の合計が、2
    〜5個である請求項1〜6のいずれかに記載のビスアゾ
    化合物又はその塩。
  8. 【請求項8】Xが、−NR78基であり、且つ、R7
    びR8の少なくとも1つが、スルホン酸基で置換された
    アルキル基であるか又はスルホン酸基で置換されたフェ
    ニル基である請求項1〜7のいずれかに記載のビスアゾ
    化合物又はその塩。
  9. 【請求項9】R7及びR8の少なくとも1つが、スルホン
    酸基で置換されたアルキル基である請求項8に記載のビ
    スアゾ化合物又はその塩。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載のビスア
    ゾ化合物又はその塩を用いることを特徴とする繊維材料
    の染色又は捺染方法。
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JP2013532193A (ja) * 2010-05-07 2013-08-15 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 洗濯時の遮光のための染料および混合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013532193A (ja) * 2010-05-07 2013-08-15 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 洗濯時の遮光のための染料および混合物
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