JPH0717856B2 - モノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 - Google Patents

モノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

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JPH0717856B2
JPH0717856B2 JP61055696A JP5569686A JPH0717856B2 JP H0717856 B2 JPH0717856 B2 JP H0717856B2 JP 61055696 A JP61055696 A JP 61055696A JP 5569686 A JP5569686 A JP 5569686A JP H0717856 B2 JPH0717856 B2 JP H0717856B2
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俊彦 森光
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、モノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料
を染色又は捺染する方法に関する。
従来技術 特公昭39−18184号公報には、例えば下式 で示される赤色の反応染料が示されている。
発明が解決しようとする問題点 従来、種々の反応染料は繊維材料の染色及び捺染に広く
使用されている。しかし現在のところ、赤色の公知染料
は、溶解性、染色性能面、例えばビルドアップ性等及び
堅牢度面に関する高い要求の点からみて、未だ満足すべ
きレベルではなく、更に改良された染料の提供が強く望
まれている。
溶解性に優れることは、例えばア ディクショナリー
オブ ダイズ アンド ダイング、ケージーボンティン
グ、第159頁(1980)にも明らかなように、染色上の問
題をなくすためにまず重要である。さらに近年、省エネ
ルギー化、自動計測などの理由から、染料の水性液状組
成物が脚光をあびているが、その適用性からも重要な要
素である。
溶解性の高い染料は、繊維に対する親和性が低下し、通
常ビルドアップ性が低下することもよく知られている。
即ち、溶解性とビルドアップ性の関係は、一方を改良す
ると他方が犠牲になることが通例である。
本発明者らは、公知染料の欠点を改良し、さらに染料に
対して要求される要件を広く満足できる新規な化合物を
見い出す目的で鋭意検討した結果、本発明を完成した。
問題点を解決するための手段 本発明は、遊離酸の形で下記一般式(I) 〔式中、Dは置換されていてもよいフェニル基、Rは置
換されていてもよいアルキル基、Aは置換されていても
よいフェニレン基、Zは基−SO2CH=CH2又は基−SO2CH2
CH2Yを表わし、Yはアルカリで脱離する基である。Xは
(R1及びR2は互いに独立に、水素原子、置換されていて
もよい低級アルキル基、置換されていてもよいフェニル
基、置換されていてもよいナフチル基又は置換されてい
てもよいベンジル基を示す。)を表わす。〕 で示されるモノアゾ化合物、及びそれを用いて繊維材料
を染色又は捺染する方法を提供する。
一般式(I)において、Rとしては低級アルキル基、そ
れも1〜4個の炭素原子を有するアルキル基が好まし
く、このアルキル基は、水酸基、シアノ基、アルコキシ
基、ハロゲン、カルボン酸基、カルバモイル基、アルコ
キシカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、スル
ホン酸基及びスルファモイル基の群から選ばれる1又は
2個の置換基で置換されていてもよい。
好ましいRとしては、たとえば、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso
−ブチル基、sec−ブチル基、2−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピ
ル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル
基、4−ヒドロキシブチル基、2,3−ジヒドロキシプロ
ピル基、3,4−ジヒドロキシブチル基、シアノメチル
基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、メト
キシメチル基、エトキシメチル基、2−メトキシエチル
基、2−エトキシエチル基、3−メトキシプロピル基、
3−エトキシプロピル基、2−ヒドロキシ−3−メトキ
シプロピル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、2−
クロロエチル基、2−ブロモエチル基、3−クロロプロ
ピル基、3−ブロモプロピル基、4−クロロブチル基、
4−ブロモブチル基、カルボキシメチル基、2−カルボ
キシエチル基、3−カルボキシプロピル基、4−カルボ
キシブチル基、1,2−ジカルボキシエチル基、カルバモ
イルメチル基、2−カルバモイルエチル基、3−カルバ
モイルプロピル基、4−カルバモイルブチル基、メトキ
シカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、
2−メトキシカルボニルエチル基、2−エトキシカルボ
ニルエチル基、3−メトキシカルボニルプロピル基、3
−エトキシカルボニルプロピル基、4−メトキシカルボ
ニルブチル基、4−エトキシカルボニルブチル基、メチ
ルカルボニルオキシメチル基、エチルカルボニルオキシ
メチル基、2−メチルカルボニルオキシエチル基、2−
エチルカルボニルオキシエチル基、3−メチルカルボニ
ルオキシプロピル基、3−エチルカルボニルオキシプロ
ピル基、4−メチルカルボニルオキシブチル基、4−エ
チルカルボニルオキシブチル基、スルホメチル基、2−
スルホエチル基、3−スルホプロピル基、4−スルホブ
チル基、スルファモイルメチル基、2−スルファモイル
エチル基、3−スルファモイルプロピル基、4−スルフ
ァモイルブチル基等をあげることができる。
中でも、特に好ましいRとしては、メチル基又はエチル
基をあげることができる。
一般式(I)において、Aはフェニレン基であり、これ
はメチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩素
原子、臭素原子及びスルホン酸基の群から選ばれる、1
又は2個の置換基により置換されていてもよい。Aとし
ては、たとえば、 (式中、星印で示した結合は、 に通じている結合を意味する。) 等をあげることができる。
そして、Zは基−SO2CH=CH2又は基−SO2CH2CH2Yを表わ
し、Yはアルカリで脱離する基であり、たとえば、硫酸
エステル基、チオ硫酸エステル基、リン酸エステル基、
酢酸エステル基等がこれに相当する。中でも好ましいZ
は基−SO2CH=CH2または基−SO2CH2CH2OSO3Hである。
一般式(I)において、Dはフェニル基であり、これ
は、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ハ
ロゲン、アセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基、ニ
トロ基、スルホン酸基及びカルボン酸基の群から選らば
れる、1,2又は3個の置換基により置換されていてもよ
く、とりわけ置換されたフェニル基が好ましい。
一般式(I)のXで表わされる基 (R1及びR2は前記の意味を有する。)において、R1及び
R2で表わされる置換されていてもよい低級アルキル基
は、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、スルホ
ン酸基、カルボン酸基、水酸基、塩素原子、フェニル基
及びスルファート基の群から選ばれる、1又は2個の置
換基により置換されていてもよい低級アルキル基であ
り、炭素原子1〜4個を有する低級アルキル基が好まし
い。
中でも特に好ましくは、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル
基、sec−ブチル基、β−ヒドロキシエチル基、β−ス
ルファートエチル基、β−スルホエチル基、β−メトキ
シエチル基及びカルボキシメチル基等が挙げられる。
又、R1及びR2で表わされる置換されていてもよいフェニ
ル基は、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、スル
ホン酸基、カルボン酸基及び塩素原子の群から選ばれ
る、1又は2個の置換基により置換されていてもよいフ
ェニル基である。
中でも特に好ましくは、フェニル基、2−、3−又は4
−スルホフェニル基、2−、3−又は4−カルボキシフ
ェニル基、2−、3−又は4−クロロフェニル、3,4
−、3,5−又は3,6−ジスルホフェニル基等が挙げられ
る。
又、R1及びR2で表わされる置換されていてもよいナフチ
ル基は、例えば、水酸基、カルボン酸基、スルホン酸
基、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個
の炭素原子を有するアルコキシ基及び塩素原子の群から
選ばれる、1,2又は3個の置換基により置換されていて
もよいナフチル基である。
中でも特に好ましくは、2−,3−,4−,5−,6−,7−又は
8−スルホ−1−ナフチル基、1−,5−,6−,7−又は8
−スルホ−2−ナフチル基、2,4−、5,7−,6,8−、4,8
−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−又は3,6−シスルホ−
2−ナフチル基、4,6,8−、2,4,7−又は3,6,8−トリス
ルホ−1−ナフチル基、1,5,7−、4,6,8−又は3,6,8−
トリスルホ−2−ナフチル基等が挙げられる。
又、R1及びR2で表わされる置換されていてもよいベンジ
ル基は、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜
4個の炭素原子を有するアルコキシ基、スルホン酸基及
び塩素原子の群から選ばれる、1又は2個の置換基によ
り置換されていてもよいベンジル基である。
中でも特に好ましくは、ベンジル基、2−、3−又は4
−スルホベンジル基等があげられる。
Xとしては、特に (R5は水素原子、メチル基又はエチル基を示す。)が好
ましい。
本発明化合物は、遊離酸の形で存在してもよいが、好ま
しくはアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩であり、
例えば、ナトリウム塩及びカリウム塩が挙げられる。
一般式(I)で示される本発明のモノアゾ化合物中、遊
離酸の形で下記一般式(II)で示されるモノアゾ化合物
は特に好ましいものである。
〔式中、R3及びR4は互いに独立に、水素原子、メチル
基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩素原子、臭
素原子、アセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基、ニ
トロ基、スルホン酸基またはカルボン酸基を表わす。R,
A,Z及びXは前記の意味を有する。〕 本発明の一般式(I)で示されるモノアゾ化合物は、例
えば次の様にして製造することができる。
遊離酸の形で下記一般式(IV) 〔式中、Dは前記の意味を有する。〕 で示される化合物と、下記一般式(V) 〔式中、R,A及びZは前記の意味を有する。〕 で示される化合物を、任意の順序で、水性媒体中、一次
的には−10〜50℃で、好ましくは0〜30℃で、pH1〜10
に、好ましくは2〜7に調整しながら、二次的には0〜
70℃で、好ましくは10〜50℃で、pH2〜9に、好ましく
はpH3〜6に調整しながら、塩化シアヌルまたは弗化シ
アヌルと縮合させる。続いて下記一般式(VI) H−X (VI) 〔式中、Xは前記の意味を有する。〕 で示される化合物と、水性媒体中、50〜100℃で、好ま
しくは70〜100℃で、pH2〜9に、好ましくはpH3〜7に
調整しながら縮合させることにより一般式(I)のモノ
アゾ化合物を得ることができる。
或いは別法として、一般式(VI)の化合物と塩化シアヌ
ルまたは弗化シアヌルとを水性媒体中、−10〜50℃で、
好ましくは0〜30℃で、pH1〜10に、好ましくは2〜7
に調整しながら一次的に縮合させた後、一般式(IV)及
び(V)の化合物を、任意の順序で二次的には0〜70℃
で、好ましくは10〜50℃で、pH2〜9に、好ましくはpH3
〜6に調整しながら、三次的には50〜100℃で、好まし
くは70〜80℃で、pH2〜9に、好ましくはpH3〜7に調整
しながら縮合させることによっても、一般式(I)で示
されるモノアゾ化合物を得ることができる。
この方法に於て、縮合順序は特に限定されるものではな
いが、一般式(I)の反応収率と品質を考慮すると、塩
化シアヌルまたは弗化シアヌルに対して、反応性の低い
化合物から先に縮合させることが好ましい。
一般式(VI)で示される化合物としては、例えば、アン
モニアあるいは1−アミノベンゼン、1−アミノ−2
−、−3−又は−4−メチルベンゼン、1−アミノ−3,
4−又は−3,5−ジメチルベンゼン、1−アミノ−2−、
−3−又は−4−エチルベンゼン、1−アミノ−2−、
−3−又は−4−クロルベンゼン、3−アミノベンゼン
スルホン酸、4−アミノベンゼンスルホン酸、3−メチ
ルアミノベンゼンスルホン酸、3−エチルアミノベンゼ
ンスルホン酸、4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、
4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、5−アミノベン
ゼン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼン−1,4−
ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,2−ジスルホン
酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホ
ン酸、3−又は4−アミノ安息香酸、5−アミノベンゼ
ン−1,3−ジカルボン酸、N−メチルアミノベンゼン、
N−エチルアミノベンゼン、1−メチルアミノ−3−又
は−4−メチルベンゼン、1−エチルアミノ−4−クロ
ルベンゼン、1−エチルアミノ−3−又は−4−メチル
ベンゼン、1−(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−3
−メチルベンゼン、3−又は4−メチルアミノ安息香
酸、2−アミノナフタレン−1−スルホン酸、4−アミ
ノナフタレン−1−スルホン酸、5−アミノナフタレン
−1−スルホン酸、6−アミノナフタレン−1−スルホ
ン酸、7−アミノナフタレン−1−スルホン酸、8−ア
ミノナフタレン−1−スルホン酸、1−アミノナフタレ
ン−2−スルホン酸、4−アミノナフタレン−2−スル
ホン酸、5−アミノナフタレン−2−スルホン酸、6−
アミノナフタレン−2−スルホン酸、7−アミノナフタ
レン−2−スルホン酸、7−メチルアミノナフタレン−
2−スルホン酸、7−エチルアミノナフタレン−2−ス
ルホン酸、7−ブチルアミノナフタレン−2−スルホン
酸、7−イソブチルアミノナフタレン−2−スルホン
酸、8−アミノナフタレン−2−スルホン酸、4−アミ
ノナフタレン−1,3−ジスルホン酸、5−アミノナフタ
レン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノナフタレン−1,3
−ジスルホン酸、7−アミノナフタレン−1,3−ジスル
ホン酸、8−アミノナフタレン−1,3−ジスルホン酸、
2−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、3−アミ
ノナフタレン−1,5−ジスルホン酸、4−アミノナフタ
レン−1,5−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−1,6
−ジスルホン酸、8−アミノナフタレン−1,6−ジスル
ホン酸、4−アミノナフタレン−1,7−ジスルホン酸、
3−アミノナフタレン−2,6−ジスルホン酸、4−アミ
ノナフタレン−2,6−ジスルホン酸、3−アミノナフタ
レン−2,7−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−2,7
−ジスルホン酸、6−アミノナフタレン−1,3,5−トリ
スルホン酸、7−アミノナフタレン−1,3,5−トリスル
ホン酸、4−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン
酸、7−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、
8−アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸及び4
−アミノナフタレン−1,3,7−トリスルホン酸の様な芳
香族アミン、或いは メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミ
ン、セカンダリーブチルアミン、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、メチルエチルアミン、アリルアミン、2−
クロロエチルアミン、2−メトキシエチルアミン、2−
アミノエタノール、2−メチルアミノエタノール、ビス
−(2−ヒドロキシエチル)−アミン、1−アミノ−2
−プロパノール、3−メトキシプロピルアミン、2−ア
ミノエタンスルホン酸、アミノメタンスルホン酸、2−
メチルアミノエタンスルホン酸、3−アミノ−1−プロ
パンスルホン酸、2−スルファトエチルアミン、アミノ
酢酸、メチルアミノ酢酸、ε−アミノカプロン酸、ベン
ジルアミン、2−、3−もしくは4−クロロベンジルア
ミン、4−メチルベンジルアミン、N−メチルベンジル
アミン、2−、3−もしくは4−スルホベンジルアミ
ン、2−フェニルエチルアミン、1−フェニルエチルア
ミン、1−フェニル−2−プロピルアミンの様な脂肪族
アミンをあげることができる。
中でも特に好ましい、一般式(VI)で示される化合物と
しては、例えば、アニリン、N−メチルアミノベンゼ
ン、N−エチルアミノベンゼン、3−アミノベンゼンス
ルホン酸、2−又は3−メチルアミノベンゼンスルホン
酸、2−又は3−エチルアミノベンゼンスルホン酸、4
−アミノベンゼンスルホン酸、4−メチルアミノベンゼ
ンスルホン酸、4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、
モノ−もしくはジ−エタノールアミン、1−アミノ−2
−,3−又は4−クロルベンゼン等を挙げることができ
る。
一般式(IV)の化合物の原料(出発物質)である下記一
般式(VII) D−NH2 (VII) 〔式中、Dは前記の意味を有する〕 で示される化合物としては、例えば 2−アミノベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−エチルベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−メトキシベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−エトキシベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−クロロベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−ブロモベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−アセチルアミノベンゼンスルホン酸 2−アミノ−5−プロピオニルアミノベンゼンスルホン
酸 2−アミノ−5−ニトロベンゼンスルホン酸 2−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼンスルホン
酸 2−アミノ−5−クロロ−4−メチルベンゼンスルホン
酸 2−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸 2−アミノ−4−エトキシベンゼンスルホン酸 3−アミノ−4−メチルベンゼンスルホン酸 3−アミノ−4−エチルベンゼンスルホン酸 3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸 3−アミノ−4−エトキシベンゼンスルホン酸 3−アミノ−4−クロロベンゼンスルホン酸 3−アミノ−4−ブロモベンゼンスルホン酸 4−アミノ−3−メチルベンゼンスルホン酸 4−アミノ−3−エチルベンゼンスルホン酸 4−アミノ−3−メトキシベンゼンスルホン酸 4−アミノ−3−エトキシベンゼンスルホン酸 4−アミノ−3−クロロベンゼンスルホン酸 4−アミノ−3−ニトロベンゼンスルホン酸 2−アミノベンゼン−1,4−ジスルホン酸 2−アミノベンゼン−1,5−ジスルホン酸 2−アミノ安息香酸 2−アミノ−4−メトキシ安息香酸 2−アミノ−5−メトキシ安息香酸 2−アミノ−4−アセチルアミノ安息香酸 2−アミノ−5−アセチルアミノ安息香酸 2−アミノ−4−スルホ安息香酸 2−アミノ−5−スルホ安息香酸 4−アミノ−2,5−ジメチルベンゼンスルホン酸 4−アミノ−2,5−ジエチルベンゼンスルホン酸 4−アミノ−2,5−ジメトキシベンゼンスルホン酸 4−アミノ−2,5−ジエトキシベンゼンスルホン酸 4−アミノ−2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸 4−アミノ−2,5−ジブロモベンゼンスルホン酸 4−アミノ−2−メチル−5−メトキシベンゼンスルホ
ン酸 4−アミノ−2−メチル−5−エトキシベンゼンスルホ
ン酸 2−アミノ−5−メチルベンゼン−1,4−ジスルホン酸 2−アミノ−5−エチルベンゼン−1,4−ジスルホン酸 2−アミノ−5−メトキシベンゼン−1,4−ジスルホン
酸 2−アミノ−5−エトキシベンゼン−1,4−ジスルホン
酸 2−アミノ−5−アセチルアミノベンゼン−1,4−ジス
ルホン酸 2−アミノ−5−プロピオニルアミノベンゼン−1,4−
ジスルホン酸等を挙げることができる。
中でも特に好ましくは、2−アミノベンゼンスルホン
酸、2−アミノ−5−メチルベンゼンスルホン酸、2−
アミノ−5−エチルベンゼンスルホン酸、2−アミノ−
5−メトキシベンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−エ
トキシベンゼンスルホン酸、2−アミノ−5−クロロベ
ンゼンスルホン酸、2−アミノベンゼン−1,5−ジスル
ホン酸、2−アミノベンゼン−1,4−ジスルホン酸など
が挙げられる。
本発明化合物は、繊維反応性を有し、ヒドロキシ基含有
またはカルボンアミド基含有材料の染色又は捺染に使用
できる。材料は繊維材料の形で、あるいはその混紡材料
の形で使用されるのが好ましい。
ヒドロキシ基含有材料は天然又は合成ヒドロキシ基含有
材料、たとえばセルロース繊維材料又はその再生生成物
又はポリビニルアルコールである。セルロース繊維材料
は木綿、しかもその他の植物繊維、たとえばリネン、
麻、ジュート及びラミー繊維が好ましい。再生セルロー
ス繊維はたとえばビスコース、ステープル及びフィラメ
ントビスコースである。
カルボンアミド基含有材料はたとえば合成及び天然のポ
リアミド及びポリウレタン、特に繊維の形で、たとえば
羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリアミド−6,
6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及びポリアミド−
4である。
本発明化合物は、上述の材料上に、特に上述の繊維材料
上に、物理的化学的性状に応じた方法で、染色又は捺染
できる。
例えば、セルロース繊維上に吸尽染色する場合、炭酸ソ
ーダ、第三リン酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存
在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は食塩を加え、
所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均染剤を併用
し、比較的低い温度で行われる。染料の吸尽を促進する
中性塩は、本来の染色温度に達した後に初めて又はそれ
以前に、場合によっては分割して添加できる。
パジング法に従ってセルロース繊維を染色する場合、室
温または高められた温度でパッドし乾燥後、スチーミン
グまたは乾熱によって固着できる。
セルロース繊維に対して捺染を行う場合、一相で、例え
ば重曹又はその他の酸結合剤を含有する捺染ペーストで
捺染し、次いで100〜160℃でスチーミングすることによ
って、あるいは二相で、例えば中性又は弱酸性捺染ペー
ストで捺染し、これを熱い電解質含有アルカリ性浴に通
過させ、又はアルカリ性電解質含有パジング液でオーバ
パジングし、スチーミング又は乾熱処理して実施でき
る。
捺染ペーストには、例えばアルギン酸ソーダ又は澱粉エ
ーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望によっては、例
えば尿素のような通常の捺染助剤かつ(又は)分散剤と
併用して用いられる。
セルロース繊維上に本発明化合物を固着させるに適した
酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属
と無機又は有機酸あるいは加熱状態でアルカリ遊離する
化合物との水溶性塩基性塩である。特にアルカリ金属の
水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機又は有機酸の
アルカリ金属塩が挙げられ、その内、特に、ソーダ塩及
びカリ塩が好ましい。このような酸結合剤として、例え
ば苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソーダ、蟻酸ソー
ダ、炭酸カリ、第一,第二又は第三燐酸ソーダ、ケイ酸
ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げられる。
合成及び天然のポリアミド及びポリウレタン繊維の染色
は、まず酸性ないし弱酸性の染浴からpH値の制御下に吸
尽させ、次に固着させるために中性、場合によりアルカ
リ性のpH値に変化させることによって行える。染色は通
常60〜120℃の温度で行えるが、均染性を達成するため
に通常の均染剤、例えば塩化シアヌルと3倍モルのアミ
ノベンゼンスルホン酸又はアミノナフタレンスルホン酸
との縮合生成物あるいは例えばステアリルアミンとエチ
レンオキサイドとの付加生成物を用いることもできる。
本発明化合物は繊維材料に対する染色及び捺染において
優れた性能を発揮する点に特徴がある。特にセルロース
繊維材料の染色に好適であり、優れた日光堅牢度、汗日
光堅牢度及び耐ホルマリン、優れた湿潤堅牢度、たとえ
ば洗濯堅牢度、過酸化洗濯堅牢度、塩素堅牢度、塩素漂
白堅牢度、汗堅牢度、酸加水分解堅牢度及び耐アルカリ
性、さらに良好な摩擦堅牢度とアイロン堅牢度を有す
る。また極めて優れたビルドアップ性、均染性及びウオ
ッシュオフ性、さらに良好な溶解性と高い吸尽、固着性
を有する点及び染色温度、アルカリ剤、無機塩添加量、
染浴比の変動による影響を受けにくく安定した品質の染
色物が得られる点において特徴を有する。
また、本発明化合物はコールドバッチアップ染色ですぐ
れたビルドアップ性とすぐれたアルカリ安定性を示すと
ともに、低温での固着と25℃での固着にほとんど濃度
差、色相差が認められず、しかもアルカリ剤により加水
分解を受けにくい性能を有している。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。例中、部お
よび%は夫々重量部および重量%を意味する。
実施例1 遊離酸の形で下式 で示される化合物50.4部を水500部に溶解し、塩化シア
ヌル18.5部を加えて、20%炭酸ナトリウム水溶液を用い
てpH2.5〜3.5に調整しながら、0〜5℃で3時間攪拌
し、第一縮合を終了させる。
ついで、1−N−エチルアミノベンゼン−3−β−スル
ファートエチルスルホン30.9部を加え、20%炭酸ナトリ
ウム水溶液を用いてpH5〜6に調整しながら40℃まで昇
温し、同温度、同pH値で10時間攪拌して第二縮合を終了
させる。
ついでアニリン9.3部を加えて、20%炭酸ナトリウムを
用いてpH5〜6に調整しながら、80℃まで昇温し、同温
度、同pH値で6時間攪拌して第3縮合を終了させた後、
塩化ナトリウム25部を加えて結晶を析出させ、吸引過
し、洗浄した後60℃で乾燥して、遊離酸の形で下式
(1) で示されるモノアゾ化合物を得た。
実施例2〜30 実施例1において の代わりに、下表第2欄の化合物(IV)を、1−N−エ
チルアミノベンゼン−3−β−スルファートエチルスル
ホンの代わりに、下表第3欄の化合物(V)を、アニリ
ンの代わりに、下表第4欄の化合物(VI)を用いて、実
施例1と同様の方法で合成し、2〜30のモノアゾ化合物
を得た。
染色例1 実施例1で得られたモノアゾ化合物(1)0.3部を200部
の水に溶解し芒硝20部を加え、木綿10部を加えて50℃に
昇温する。ついで30分経過後、炭酸ソーダ4部を加え同
温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピング
を行って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光堅牢度及び
汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよい赤色の濃
度の高い染色物が得られた。
染色例2 実施例14で得られたモノアゾ化合物0.3部を150部の水に
溶解し、芒硝80部を加え、木綿10部を加えて60℃に昇温
する。ついで20分経過後、炭酸ソーダ4部を加え同温度
で1時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピングを行
って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光堅牢度及び汗日
光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよい赤色の濃度の
高い染色物が得られた。
染色例3 実施例1〜13で得られたモノアゾ化合物の各々0.3部を3
00部の水に溶解し芒硝30部を加え、木綿10部を加えて60
℃に昇温する。ついで20分経過後、炭酸ソーダ5部を加
え同温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピ
ングを行ってそれぞれ、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日
光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性の
よい赤色の濃度の高い染色物が得られた。
染色例4 実施例14〜30で得られたモノアゾ化合物の各々0.3部を2
00部の水に溶解し、芒硝30部を加え、木綿10部を加えて
50℃に昇温する。ついで30分経過後、第三リン酸ソーダ
4部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、水
洗、ソーピングを行って諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日
光堅牢度、及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性
のよい赤色の濃度の高い染色物が得られた。
染色例5 色糊組成 実施例1〜13で得られ たモノアゾ化合物の各々 5部 尿 素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱 湯 25部 重 曹 2部 バランス 13部 上記組成を持った色糊をシルケット加工綿ブロード上に
印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを行
ない、湯洗い、ソーピング、湯洗い、乾燥して仕上げ
る。
この様にして固着率の高い、諸堅牢度、特に塩素堅牢
度、日光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアッ
プ性のよい赤色の捺染物が得られた。
染色例6 色糊組成 実施例14〜30で得られた モノアゾ化合物の各々 4部 尿 素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱 湯 25部 重 曹 2部 バランス 14部 上記組成を持った色糊をシルケット加工綿ブロード上に
印捺し、中間乾燥後、120℃で5分間スチーミングを行
ない、湯洗い、ソーピング、湯洗い、乾燥して仕上げ
る。
この様にして固着率の高い、諸堅牢度、特に塩素堅牢
度、日光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアッ
プ性のよい赤色の捺染物が得られた。
染色例7 実施例1〜13で得られたモノアゾ化合物の各々25部を熱
水に溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセイソー
ダ水溶液5.5部および50度ボーメの水ガラス150部を添加
し、さらに水を加えて全量を25℃で1,000部とした直後
に、この液をパディング液として用いて木綿織物を巻き
上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して20℃の室内に貯
蔵する。
同様の方法にてパティングし巻き上げポリエチレンフィ
ルムで密閉した木綿織物は5℃の室内に貯蔵する。各々
パディング布を20時間放置後、染色物を冷水次に熱湯で
洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、さらに冷
水で洗浄後乾燥して仕上げる。
20℃で20時間放置した染色物と5℃で20時間放置した染
色物の濃度色相差及び濃度差を調べたところ、殆んど差
は認められなかった。又、コールドバッチアップ染色で
ビルドアップ性のよい染色物が得られた。
染色例8 実施例14〜30で得られたモノアゾ化合物の各々25部を用
い、染色例7と同じ方法でコールドバッチアップ法にて
染色を行ないビルドアップ性のよい染色物が得られ、さ
らに20℃で放置した染色物に対する5℃で放置した染色
物の濃度差及び色相差を調べたところ、殆んど差は認め
られなかった。
染色例9 実施例1〜13で得られたモノアゾ化合物の各々25部を熱
水で溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセイソー
ダ水溶液10部および無水硫酸ナトリウム30部を添加し、
さらに水を加えて全量を25℃で1,000部とした直後に、
この液をパディング液として用いて、ビスコースレーヨ
ン織物をパディングする。パディングしたビスコースレ
ーヨン織物を巻き上げ、ポリエチレンフィルムで密閉し
て20℃の室内に貯蔵する。
同様の方法にて、パディングし、巻き上げポリエチレン
フィルムで密閉したビスコースレーヨン織物は、5℃の
室内に貯蔵する。
各々パディング布を20時間放置後、染色物を冷水、次に
熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、更
に冷水で洗浄後乾燥して仕上げる。
20℃で20時間放置した染色物と、5℃で20時間放置した
染色物の濃度色相差及び濃度差を調べたところ、殆んど
差は認められなかった。
染色例10 実施例14〜30で得られたモノアゾ化合物の各々20部を用
い、染色例9と同じ方法でコールドバッチアップ法によ
り染色を行ないビルドアップ性のよい染色物が得られ、
さらに20℃で放置した染色物に対する5℃で放置した染
色物の濃度差及び濃度色相差を調べたところ、殆んど差
は認められなかった。
染色例11 染色例3において、炭酸ソーダの使用量を5部から3部
に変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用した
モノアゾ化合物1〜13各々について、染色例3で得られ
た染色物と同等の品質を有する染色物を得た。
染色例12 染色例3において、温度を60℃から50℃に変更した以外
は全く同じ方法で染色を行い、使用したモノアゾ化合物
各々について染色例3で得られた染色物と同等の品質を
有する染色物を得た。温度を70℃とした場合も同様であ
った。
染色例13 染色例3において、芒硝の使用量を30部から15部に変更
した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したモノア
ゾ化合物1〜13各々について、染色例3で得られた染色
物と同等の品質を有する染色物を得た。
染色例14 染色例4において、水の使用量を200部から150部に、芒
硝の使用量を30部から23部に変更した以外は全く同じ方
法で染色を行ない、使用したモノアゾ化合物14〜30各々
について染色例4で得られた染色物と同等の品質を有す
る染色物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−260654(JP,A) 特開 昭59−179665(JP,A) 特開 昭62−81458(JP,A) 特公 昭50−31566(JP,B1) 特公 昭40−17113(JP,B1) 特公 昭46−824(JP,B1)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で下記一般式(I) 〔式中、Dは、メチル基、エチル基、メトキシ基、エト
    キシ基、ハロゲン、アセチルアミノ基、プロピオニルア
    ミノ基、ニトロ基、スルホン酸基及びカルボン酸基の群
    から選ばれる1、2又は3個の置換基により置換されて
    いてもよいフェニル基を表わし; Rは、水酸基、シアノ基、アルコキシ基、ハロゲン、カ
    ルボン酸基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
    基、アルキルカルボニルオキシ基、スルホン酸基及びス
    ルファモイル基の群から選ばれる1又は2個の置換基に
    より置換されていてもよいアルキル基を表わし; Aは、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、
    塩素原子、臭素原子及びスルホン酸基の群から選ばれる
    1又は2個の置換基により置換されていてもよいフェニ
    レン基を表わし; Zは、基‐SO2CH=CH2又は基‐SO2CH2CH2Yを表わし、こ
    こにYはアルカリで脱離する基であり; Xは、基 を表わし、ここにR1及びR2は互いに独立に、水素原子で
    あるか、 1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、スルホン酸
    基、カルボン酸基、水酸基、塩素原子、フェニル基及び
    スルファート基の群から選ばれる1もしくは2個の置換
    基により置換されていてもよい低級アルキル基である
    か、 1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、スルホン酸
    基、カルボン酸基及び塩素原子の群から選ばれる1もし
    くは2個の置換基により置換されていてもよいフェニル
    基であるか、 水酸基、カルボン酸基、スルホン酸基、1〜4個の炭素
    原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有する
    アルコキシ基及び塩素原子の群から選ばれる1、2もし
    くは3個の置換基により置換されていてもよいナフチル
    基であるか、又は 1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭
    素原子を有するアルコキシ基、スルホン酸基及び塩素原
    子の群から選ばれる1もしくは2個の置換基により置換
    されていてもよいベンジル基である。〕 で示されるモノアゾ化合物。
  2. 【請求項2】遊離酸の形で下記一般式(II) 〔式中、R3及びR4は互いに独立に、水素原子、メチル
    基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、塩素原子、臭
    素原子、アセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基、ニ
    トロ基、スルホン酸基又はカルボン酸基を表わし、R、
    A、Z及びXは特許請求の範囲第1項に記載の意味を有
    する。〕 で示される特許請求の範囲第1項に記載のモノアゾ化合
    物。
  3. 【請求項3】Rがメチル基又はエチル基である特許請求
    の範囲第1項又は第2項に記載のモノアゾ化合物。
  4. 【請求項4】Xが基 (R5は水素原子、メチル基又はエチル基を示す。) である特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項に記載
    のモノアゾ化合物。
  5. 【請求項5】遊離酸の形で下記一般式(I) 〔式中、Dは、メチル基、エチル基、メトキシ基、エト
    キシ基、ハロゲン、アセチルアミノ基、プロピオニルア
    ミノ基、ニトロ基、スルホン酸基及びカルボン酸基の群
    から選ばれる1、2又は3個の置換基により置換されて
    いてもよいフェニル基を表わし; Rは、水酸基、シアノ基、アルコキシ基、ハロゲン、カ
    ルボン酸基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル
    基、アルキルカルボニルオキシ基、スルホン酸基及びス
    ルファモイル基の群から選ばれる1又は2個の置換基に
    より置換されていてもよいアルキル基を表わし; Aは、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、
    塩素原子、臭素原子及びスルホン酸基の群から選ばれる
    1又は2個の基により置換されていてもよいフェニレン
    基を表わし; Zは、基‐SO2CH=CH2又は基‐SO2CH2CH2Yを表わし、こ
    こにYはアルカリで脱離する基であり; Xは、基 を表わし、ここにR1及びR2は互いに独立に、水素原子で
    あるか、 1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、スルホン酸
    基、カルボン酸基、水酸基、塩素原子、フェニル基及び
    スルファート基の群から選ばれる1もしくは2個の置換
    基により置換されていてもよい低級アルキル基である
    か、 1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、スルホン酸
    基、カルボン酸基及び塩素原子の群から選ばれる1もし
    くは2個の置換基により置換されていてもよいフェニル
    基であるか、 水酸基、カルボン酸基、スルホン酸基、1〜4個の炭素
    原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有する
    アルコキシ基及び塩素原子の群から選ばれる1、2もし
    くは3個の置換基により置換されていてもよいナフチル
    基であるか、又は 1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭
    素原子を有するアルコキシ基、スルホン酸基及び塩素原
    子の群から選ばれる1もしくは2個の置換基により置換
    されていてもよいベンジル基である。〕 で示されるモノアゾ化合物を用いることを特徴とする繊
    維材料の染色又は捺染方法。
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ES198787103614T ES2036185T3 (es) 1986-03-13 1987-03-12 Procedimiento para preparar un compuesto monoazoico que tiene un grupo reactivo con las fibras de tipo vinilsulfona a traves de un grupo puente triazinilo sustituido.
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DE8787103614T DE3764986D1 (de) 1986-03-13 1987-03-12 Monoazoverbindung mit einer faserreaktiven gruppe des vinylsulfon-typs, getragen von einem substituierten triazinbrueckenglied.
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