JPH0699639B2 - モノアゾ化合物およびそれを用いる染色または捺染法 - Google Patents

モノアゾ化合物およびそれを用いる染色または捺染法

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JPH0699639B2
JPH0699639B2 JP61008454A JP845486A JPH0699639B2 JP H0699639 B2 JPH0699639 B2 JP H0699639B2 JP 61008454 A JP61008454 A JP 61008454A JP 845486 A JP845486 A JP 845486A JP H0699639 B2 JPH0699639 B2 JP H0699639B2
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俊彦 森光
定伸 吉川
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住友化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を
染色又は捺染する方法に関する。
従来技術 特開昭57−199877号公報には、例えば下式 で示される赤色の染料が示されている。
発明が解決しようとする問題点 種々の反応染料が繊維材料の染色及び捺染に広く使用さ
れている。しかし、現在のところ、赤色の公知染料は、
特にビルドアップ性、染色温度感性、染色再現性等の染
色性能面及び日光堅牢度、汗日光堅牢度、耐ホルマリ
ン、塩素堅牢度等の堅牢度面に関する高い要求の点から
みて、未だ満足すべきレベルではなく、更に改良された
染料の提供が強く望まれている。
本発明者らは、鋭意検討した結果、公知染料の欠点を改
良し、さらに染料に対して要求された要件を広く満足で
きる新規な化合物を見い出し、本発明を完成した。
問題を解決するための手段 本発明は、遊離酸の形で下記一般式(I) 〔式中、R1及びR2は互いに独立に、水素原子又は置換さ
れていてもよい低級アルキル基、Bは基 (R3は水素原子、スルホン酸基、カルボン酸基、メチル
基、メトキシ基又はエトキシ基を示すが、この基中の
(SO3H)の数が0のときは、R3はカルボン酸基を示
す。)又は基 であり、Xは塩素原子、弗素原子、低級アルコキシ基、
置換されていてもよいフェノキシ基又は基 (R4及びR5は互いに独立に、水素原子、置換されていて
もよい低級アルキル基、置換されていてもよいフェニル
基、置換されていてもよいナフチル基又は置換されてい
てもよいベンジル基を示す。)であり、Zは基−SO2CH
=CH2又は基−SO2CH2CH2Yを表わし、Yはアルカリで脱
離する基である。〕 で示されるモノアゾ化合物、又はその塩、及びそれを用
いて繊維材料を染色又は捺染する方法に関する。
一般式(I)において、R1及びR2で表わされる低級アル
キル基としては、1−4個の炭素原子を有するアルキル
基が好ましく、置換されていてもよい基としては、ヒド
ロキシ基、シアノ基、アルコキシ基、ハロゲン基、カル
ボキシ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、
アルキルカルボニルオキシ基、スルホ基、スルファモイ
ル基が好ましい。
R1及びR2で表わされる置換されていてもよい低級アルキ
ル基としては、たとえば、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、sec−ブチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−
ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、2
−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−
ヒドロキシブチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、
3,4−ジヒドロキシブチル基、シアノメチル基、2−シ
アノエチル基、3−シアノプロピル基、メトキシメチル
基、エトキシメチル基、2−メトキシエチル基、2−エ
トキシエチル基、3−メトキシプロピル基、3−エトキ
シプロピル基、2−ヒドロキシ−3−メトキシプロピル
基、クロロメチル基、ブロモメチル基、2−クロロエチ
ル基、2−ブロモエチル基、3−クロロプロピル基、3
−ブロモプロピル基、4−クロロブチル基、4−ブロモ
ブチル基、カルボキシメチル基、2−カルボキシエチル
基、3−カルボキシプロピル基、4−カルボキシブチル
基、1,2−ジカルボキシエチル基、カルバモイルメチル
基、2−カルバモイルエチル基、3−カルバモイルプロ
ピル基、4−カルバモイルブチル基、メトキシカルボニ
ルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、2−メトキ
シカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニルエチル
基、3−メトキシカルボニルプロピル基、3−エトキシ
カルボニルプロピル基、4−メトキシカルボニルブチル
基、4−エトキシカルボニルブチル基、メチルカルボニ
ルオキシメチル基、エチルカルボニルオキシメチル基、
2−メチルカルボニルオキシエチル基、2−エチルカル
ボニルオキシエチル基、3−メチルカルボニルオキシプ
ロピル基、3−エチルカルボニルオキシプロピル基、4
−メチルカルボニルオキシブチル基、4−エチルカルボ
ニルオキシブチル基、スルホメチル基、2−スルホエチ
ル基、3−スルホプロピル基、4−スルホブチル基、ス
ルファモイルメチル基、2−スルファモイルエチル基、
3−スルファモイルプロピル基、4−スルファモイルブ
チル基等をあげることができる。
中でも、特に好ましいR1及びR2としては、水素原子、メ
チル基又はエチル基を挙げることができる。
一般式(I)において、Zは基−SO2CH=CH2又は基−SO
2CH2CH2Yを表わし、Yはアルカリで脱離する基であり、
例えば、硫酸エステル基、チオ硫酸エステル基、リン酸
エステル基、酢酸エステル基等がこれに相当する。
一般式(I)において、Bは具体的には、 〔式中、星印で示した結合は、 基に通じている結合を意味する。〕 のいずれかである。
一般式(I)において、Xで表わされる低級アルコキシ
基としては、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基
が好ましく、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ基、iso
−ブトキシ基等が挙げられる。
中でも特に好ましくは、メトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、イソプロポキシ基である。
一般式(I)において、Xで表わされる置換されていて
もよいフェノキシ基としては、例えば、1〜4個の炭素
原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素原子を有する
アルコキシ基、ニトロ基、スルホン酸基、カルボン酸基
及び塩素原子の群から選ばれる、1又は2個の置換基に
より置換されていてもよいフェノキシ基が好ましい。
中でも特に好ましくは、フェノキシ基、3−又は4−ス
ルホフェノキシ基、2,4−又は3,5−ジスルホフェノキシ
基等が挙げられる。
一般式(I)のXで表わされる基 (R4及びR5は前記の意味を有する。)において、R4及び
R5で表わされる置換されていてもよい低級アルキル基と
しては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するアルコキ
シ基、スルホン酸基、カルボン酸基、水酸基、塩素原
子、フェニル基及びスルファート基の群から選ばれる、
1又は2個の置換基により置換されていてもよい炭素原
子1〜4個を有する低級アルキル基が好ましい。
中でも特に好ましくは、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル
基、sec−ブチル基、β−ヒドロキシエチル基、β−ス
ルファートエチル基、β−スルホエチル基、β−メトキ
シエチル基及びカルボキシメチル基等が挙げられる。
又、R4及びR5で表わされる置換されていてもよいフェニ
ル基としては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、
スルホン酸基、カルボン酸基及び塩素原子の群から選ら
ばれる、1又は2個の置換基により置換されていてもよ
いフェニル基が好ましい。
中でも特に好ましくは、フェニル基、2−、3−又は4
−スルホフェニル基、2−、3−又は4−カルボキシフ
ェニル基、3,4−、3,5−又は3,6−ジスルホフェニル基
等が挙げられる。
又、R4及びR5で表わされる置換されていてもよいナフチ
ル基としては、例えば、水酸基、カルボン酸基、スルホ
ン酸基、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜
4個の炭酸原子を有するアルコキシ基及び塩素原子の群
から選ばれる、1、2又は3個の置換基により置換され
ていてもよいナフチル基が好ましい。
中でも特に好ましくは、2−,3−,4−,5−,6−,7−又は
8−スルホ−1−ナフチル基、1−,5−,6−,7−又は8
−スルホ−2−ナフチル基、2,4−、5,7−、6,8−、4,8
−、4,7−、3,8−、4,6−、3,7−又は3,6−ジスルホ−
1−ナフチル基、5,7−、6,8−、1,5−、4,8−、3,7−
又は3,6−ジスルホ−2−ナフチル基、4,6,8−、2,4,7
−又は3,6,8−トリスルホ−1−ナフチル基、1,5,7−、
4,6,8−又は3,6,8−トリスルホ−2−ナフチル基等が挙
げられる。
又、R4及びR5で表わされる置換されていてもよいベンジ
ル基としては、例えば、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基、
スルホン酸基及び塩素原子の群から選ばれる、1又は2
個の置換基により置換されていてもよいベンジル基が好
ましい。
中でも特に好ましくは、ベンジル基、2−、3−又は4
−スルホベンジル基等が挙げられる。
本発明化合物は、遊離酸の形で存在してもよいが、好ま
しくはアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩であり、
例えば、ナトリウム塩及びカリウム塩が挙げられる。
本発明の一般式(I)において、Xが塩素原子又弗素原
子である下記一般式(I)′ 〔式中、X1は塩素原子又は弗素原子を表わし、R1,R2,B
及びZは前記の意味を有する。〕 で示されるモノアゾ化合物は、例えば次の様にして製造
することができる。
下記一般式(II) 〔式中、R2及びBは前記の意味を有する。〕 で示される化合物と下記一般式(III) 〔式中、R1及びZは前記の意味を有する。〕 で示される化合物を任意の順序で、水性媒体中、一次的
には−10〜50℃で、好ましくは0〜30℃で、pH1〜10
に、好ましくは2〜7に調整しながら、二次的には0〜
70℃で、好ましくは10〜50℃で、pH2〜9に、好ましく
はpH3〜6に調整しながら、塩化シアヌルまたは弗化シ
アヌルと縮合させて、下記一般式(IV) 〔式中、R1,R2,B,X1及びZは前記の意味を有する。〕 で示される化合物を得る。
つづいて、一般式(IV)の化合物を−10〜20℃で常法に
てジアゾ化し、下式(V) で示される化合物を加えて、−10〜50℃で、好ましくは
0〜30℃で、pH1〜7に、好ましくはpH1〜5に調整しな
がらカップリングさせて、一般式(I)′のモノアゾ化
合物を得ることができる。
又、一般式(I)′のモノアゾ化合物を製造する別法は
次の通りである。前記一般式(II)で示される化合物
を、−10〜20℃で常法にてジアゾ化し、一般式(V)の
化合物と−10〜50℃で、好ましくは0〜30℃で、pH1〜
7に、好ましくはpH1〜5に調整しながらカップリング
させるか、或いは下記一般式(VI) H2N−B−NO2 (VI) 〔式中、Bは前記の意味を有する。〕 で示される化合物を、常法でジアゾ化し、一般式(V)
の化合物とカップリングした後、硫化ナトリウムの存在
下、40〜100℃で還元して、下記一般式(VII) 〔式中、R2及びBは前記の意味を有する。〕 で示される化合物を得る。
つづいて、一般式(VII)の化合物と前記一般式(III)
の化合物を任意の順序で、水性媒体中、一次的には−10
〜50℃で、好ましくは0〜30℃で、pH1〜10に、好まし
くは2〜7に調整しながら、二次的には0〜70℃で、好
ましくは10〜50℃で、pH2〜9に、好ましくはpH3〜6に
調整しながら、塩化シアヌルまたは弗化シアヌルと縮合
させて、一般式(I)′のモノアゾ化合物を得ることが
できる。
一方、遊離酸の形で下記一般式(I)″ 〔式中、X2は低級アルコキシ基、置換されていてもよい
フェノキシ基又は基 (R4及びR5は前記の意味を有する。)であり、R1,R2,B
及びZは前記の意味を有する。〕 で示されるモノアゾ化合物は、例えば次の様にして製造
することができる。
一般式(I)′で示されるモノアゾ化合物に、下記一般
式(VIII) H−X2 (VIII) 〔式中、X2は前記の意味を有する。〕 で示される化合物を、水性媒体中、50〜100℃で、好ま
しくは70〜100℃で、pH2〜9に、好ましくはpH3〜7に
調整しながら縮合させることにより一般式(I)″のモ
ノアゾ化合物を得ることができる。
或いは、別法として前記一般式(VII)で示される化合
物と前記一般式(VIII)で示される化合物を任意の順序
で、水性媒体中、一次的には−10〜50℃で、好ましくは
0〜30℃で、pH1〜10に、好ましくはpH4〜7に調整しな
がら、二次的には10〜70℃で、好ましくは20〜50℃で、
pH2〜10に、好ましくはpH4〜9に調整しながら、塩化シ
アヌルまたは弗化シアヌルと縮合させた後、前記一般式
(III)で示される化合物を、50〜100℃で、好ましくは
80〜100℃で、pH2〜9に、好ましくはpH3〜7に調整し
ながら縮合させることによっても一般式(I)″のモノ
アゾ化合物を得ることができる。
一般式(III)で示される化合物としては、例えば、 〔式中、R1およびZは前記の意味を有する。〕 等が挙げられる。
一般式(VI)で示される化合物としては、例えば 等が挙げられる。
一般式(VIII)で示される化合物としては、例えば、ア
ンモニアあるいは1−アミノベンゼン、1−アミノ−3
−又は−4−メチル−ベンゼン、1−アミノ−3,4−又
は−3,5−ジメチルベンゼン、1−アミノ−3−又は−
4−エチルベンゼン、1−アミノ−3−又は−4−メト
キシベンゼン、1−アミノ−4−エトキシベンゼン、1
−アミノ−3−又は−4−クロルベンゼン、3−又は4
−アミノ−フェニルメタンスルホン酸、3−アミノベン
ゼンスルホン酸、4−アミノベンゼンスルホン酸、3−
メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−エチルアミノベ
ンゼンスルホン酸、4−メチルアミノベンゼンスルホン
酸、4−エチルアミノベンゼンスルホン酸、5−アミノ
ベンゼン−1,3−ジスルホン酸、6−アミノベンゼン−
1,4−ジスルホン酸、4−アミノベンゼン−1,2−ジスル
ホン酸、4−アミノ−5−メチルベンゼン−1,2−ジス
ルホン酸、3−又は4−アミノ安息香酸、5−アミノベ
ンゼン−1,3−ジカルボン酸、5−アミノ−2−ヒドロ
キシベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2−ヒドロキシ
ベンゼンスルホン酸、5−アミノ−2−エトキシベンゼ
ンスルホン酸、N−メチルアミノベンゼン、N−エチル
アミノベンゼン、1−メチルアミノ−3−又は−4−メ
チルベンゼン、1−エチルアミノ−4−クロルベンゼ
ン、1−エチルアミノ−3−又は−4−メチルベンゼ
ン、2−(2−ヒドロキシエチル)−アミノ−3−メチ
ルベンゼン、3−又は4−メチルアミノ安息香酸、3−
又は4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、2−アミノ
ナフタレン−1−スルホン酸、4−アミノナフタレン−
1−スルホン酸、5−アミノナフタレン−1−スルホン
酸、6−アミノナフタレン−1−スルホン酸、7−アミ
ノナフタレン−1−スルホン酸、8−アミノナフタレン
−1−スルホン酸、1−アミノナフタレン−2−スルホ
ン酸、4−アミノナフタレン−2−スルホン酸、5−ア
ミノナフタレン−2−スルホン酸、6−アミノナフタレ
ン−2−スルホン酸、7−アミノナフタレン−2−スル
ホン酸、7−メチルアミノナフタレン−2−スルホン
酸、7−エチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、7
−ブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、7−イソ
ブチルアミノナフタレン−2−スルホン酸、8−アミノ
ナフタレン−2−スルホン酸、4−アミノナフタレン−
1,3−ジスルホン酸、5−アミノナフタレン−1,3−ジス
ルホン酸、6−アミノナフタレン−1,3−ジスルホン
酸、7−アミノナフタレン−1,3−ジスルホン酸、8−
アミノナフタレン−1,3−ジスルホン酸、2−アミノナ
フタレン−1,5−ジスルホン酸、3−アミノナフタレン
−1,5−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン−1,5−ジ
スルホン酸、4−アミノナフタレン−1,6−ジスルホン
酸、8−アミノナフタレン−1,6−ジスルホン酸、4−
アミノナフタレン−1,7−ジスルホン酸、3−アミノナ
フタレン−2,6−ジスルホン酸、4−アミノナフタレン
−2,6−ジスルホン酸、3−アミノナフタレン−2,7−ジ
スルホン酸、4−アミノナフタレン−2,7−ジスルホン
酸、6−アミノナフタレン−1,3,5−トリスルホン酸、
7−アミノナフタレン−1,3,5−トリスルホン酸、4−
アミノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、7−アミ
ノナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸、8−アミノナ
フタレン−1,3,6−トリスルホン酸及び4−アミノナフ
タレン−1,3,7−トリスルホン酸の様な芳香族アミン、
或いは メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イ
ソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミ
ン、セカンダリーブチルアミン、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、メチルエチルアミン、アリルアミン、2−
クロロエチルアミン、2−メトキシエチルアミン、2−
アミノエタノール、2−メチルアミノエタノール、ビス
−(2−ヒドロキシエチル)−アミン、2−アセチルア
ミノエチルアミン、1−アミノ−2−プロパノール、3
−メトキシプロピルアミン、1−アミノ−3−ジメチル
アミノプロパン、2−アミノエタンスルホン酸、アミノ
メタンスルホン酸、2−メチルアミノエタンスルホン
酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン酸、2−スルフ
ァトエチルアミン、アミノ酢酸、メチルアミノ酢酸、ε
−アミノカプロン酸、ベンジルアミン、2−、3−もし
くは4−クロロベンジルアミン、4−メチルベンジルア
ミン、N−メチルベンジルアミン、2−、3−もしくは
4−スルホベンジルアミン、2−フェニルエチルアミ
ン、1−フェニルエチルアミン、1−フェニル−2−プ
ロピルアミンの様な脂肪族アミンをあげることができ、
又低級アルコール、例えば、 メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール、n−ブタノール、イソブタノール等を、或い
は置換フェノール、例えば 3−又は4−スルホフェノール、2,4−又は3,5−ジスル
ホフェノール、2−ニトロ−4−スルホフェノール、2
−クロロ−4−スルホフェノール等をあげることができ
る。
中でも特に好ましい、一般式(VIII)で示される化合物
としては、例えば、アニリン、N−メチルアミノベンゼ
ン、N−エチルアミノベンゼン、3−アミノベンゼンス
ルホン酸、3−メチルアミノベンゼンスルホン酸、3−
エチルアミノベンゼンスルホン酸、4−アミノベンゼン
スルホン酸、4−メチルアミノベンゼンスルホン酸、4
−エチルアミノベンゼンスルホン酸、モノ−もしくはジ
−エタノールアミン等を挙げることができる。
本発明化合物は、繊維反応性を有し、ヒドロキシ基含有
またはカルボンアミド基含有材料の染色又は捺染に使用
できる。材料は繊維材料の形で、あるいはその混紡材料
の形で使用されるのが好ましい。
ヒドロキシ基含有材料は天然又は合成ヒドロキシ基含有
材料、たとえばセルロース繊維材料又はその再生生成物
及びポリビニルアルコールである。セルロース繊維材料
は木綿、しかもその他の植物繊維、たとえばリネン、
麻、ジュート及びラミー繊維が好ましい。再生セルロー
ス繊維はたとえばビスコース・ステープル及びフィラメ
ントビスコースである。
カルボンアミド基含有材料はたとえば合成及び天然のポ
リアミド及びポリウレタン、特に繊維の形で、たとえば
羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリアミド−6,
6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及びポリアミド−
4である。
本発明化合物は、上述の材料上に、特に上述の繊維材料
上に、物理的化学的性状に応じた方法で、染色又は捺染
できる。
例えば、セルロース繊維上に吸尽染色する場合、炭酸ソ
ーダ、第三リン酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存
在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は食塩を加え、
所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均染剤を併用
し、比較的低い温度で行われる。染料の吸尽を促進する
中性塩は、本来の染色温度に達した後に初めて又はそれ
以前に、場合によっては分割して添加できる。
パジング法に従ってセルロース繊維を染色する場合、室
温または高められた温度でパッドし乾燥後、スチーミン
グまたは乾熱によって固着できる。
セルロース繊維に対して捺染を行う場合、一相で、例え
ば重曹又はその他の酸結合剤を含有する捺染ペーストで
捺染し、次いで100〜160℃でスチーミングすることによ
って、あるいは二相で、例えば中性又は弱酸性捺染ペー
ストで捺染し、これを熱い電解質含有アルカリ性浴に通
過させ、又はアルカリ性電解質含有パジング液でオーバ
パジングし、スチーミング又は乾熱処理して実施でき
る。
捺染ペーストには、例えばアルギン酸ソーダ又は澱粉エ
ーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望によっては、例
えば尿素のような通常の捺染助剤かつ(又は)分割剤と
併用して用いられる。
セルロース繊維上に本発明化合物を固着させるに適した
酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属
と無機又は有機酸あるいは加熱状態でアルカリ遊離する
化合物との水溶性塩基性塩である。特にアルカリ金属の
水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機又は有機酸の
アルカリ金属塩が挙げられ、その内、特に、ソーダ塩及
びカリ塩が好ましい。このような酸結合剤として、例え
ば苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソーダ、蟻酸ソー
ダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソーダ、ケイ酸
ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げられる。
合成及び天然のポリアミド及びポリウレタン繊維の染色
は、まず酸性ないし弱酸性の染浴からpH値の制御下に吸
尽させ、次に固着させるために中性、場合によりアルカ
リ性のpH値に変化させることによって行える。染色は通
常60〜120℃の温度で行えるが、均染性を達成するため
に通常の均染剤、例えば塩化シアヌルと3倍モルのアミ
ノベンゼンスルホン酸又はアミノナフタレンスルホン酸
との縮合生成物あるいは例えばステアリルアミンとエチ
レンオキサイドとの付加生成物を用いることもできる。
本発明化合物は繊維材料に対する染色及び捺染において
優れた性能を発揮する点に特徴がある。特にセルロース
繊維材料の染色に好適であり、極めて優れた日光堅牢
度、汗日光堅牢度及び耐ホルマリン、優れた湿潤堅牢
度、たとえば洗濯堅牢度、過酸化洗濯堅牢度、塩素堅牢
度、塩素漂白堅牢度、汗堅牢度、酸加水分解堅牢度及び
耐アルカリ性、さらに良好な摩擦堅牢度とアイロン堅牢
度を有する。また優れたビルドアップ性、均染性及びウ
オッシュオフ性、さらに良好な溶解性と高い吸尽、固着
性を有する点及び染色温度、アルカリ剤、無機塩添加
量、染浴比の変動による影響を受けにくく安定した品質
の染色物が得られる点において特徴を有する。
また、本発明化合物はコールドバッチアップ染色ですぐ
れたビルドアップ性とすぐれたアルカリ安定性を示すと
ともに、低温での固着と25℃での固着にほとんど濃度
差、色相差が認められず、しかもアルカリ剤により加水
分解を受けにくい性能を有している。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。例中、部お
よび%は夫々重量部および重量%を意味する。
実施例1 氷水250部に、塩化シアヌル18.5部を分散した液の中
へ、1,3−ジアミノベンゼン−4−スルホン酸18.8部を
加え、20%炭酸ナトリウム水溶液を用いて、pH2〜4に
調整しながら、0〜5℃で6時間攪拌することにより第
一縮合を行なう。
つづいて、2−アミノナフタレン−8−β−スルファー
トエチルスルホン−6−スルホン酸41.1部を加え、20%
炭酸ナトリウム水溶液を用いて、pH4〜6に調整しなが
ら、10〜20℃で7時間攪拌することにより第二縮合を行
なう。
ついで、濃塩酸25.3部を加え、0〜5℃にて、35%亜硝
酸ナトリウム水溶液21.7部を注入してジアゾ化を行な
う。過剰の亜硝酸を消去した後、2−アミノ−8−ヒド
ロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸31.9部を加え、2
0%炭酸ナトリウムを用いて、pH1〜3に調整しながら、
0〜5℃で一晩攪拌することによりカップリングを行な
った後、40℃に昇温して、pH4〜6に調整し、塩化ナト
リウム20部を加えて塩析し過、洗浄した後、60℃で乾
燥し、遊離酸の形で下式(1) で示されるモノアゾ化合物を得た。
実施例2〜19 実施例1において、1,3−ジアミノベンゼン−4−スル
ホン酸の代わりに、下表第3欄の化合物(II)を、下表
第4欄に示す塩化シアヌルまたは弗化シアヌル(欄中、
Clは塩化シアヌル、Fは弗化シアヌルを示す。)を、2
−アミノナフタレン−8−β−スルファートエチルスル
ホン−6−スルホン酸の代わりに、下表第5欄の化合物
(III)を、下表第2欄に示す2−アミノ−8−ヒドロ
キシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を用いて、実施例
1と同様の方法で合成し、2〜19のモノアゾ化合物を得
た。
実施例20 水150部中に、2−メトキシ−4−ニトロアニリン−5
−スルホン酸24.8部と35%亜硝酸ナトリウム水溶液21.7
部を含む液を氷水300部と濃塩酸35.5部を含む液の中
へ、0〜5℃と保ちながら注入し、同温度で1時間攪拌
してジアゾ化を行なう。
ついで、過剰の亜硝酸を消去した後、2−アミノ−8−
ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸23.9部を加
え、20%炭酸ナトリウム水溶液を用いて、pH1〜3に調
整しながら0〜5℃で2時間攪拌してカップリングを行
なった後、pH8〜10に調整して、硫酸ナトリウム10.7部
を加え、60℃に昇温し、同温度で3時間攪拌することに
より還元を行なう。ついで塩化ナトリウム40部を加えて
塩析し、過、洗浄を行なってウェットケーキを得る。
このウェットケーキを、水400部に溶解し、塩化シアヌ
ル16.7部を加え、20%炭酸ナトリウム水溶液を用いてpH
2〜3に調整しながら0〜10℃で5時間攪拌することに
より第1縮合を行なう。ついで、この液の中へ、2−ア
ミノナフタレン−6−β−スルファートエチルスルホン
−1−スルホン酸37部を加え、20%炭酸ナトリウム水溶
液を用いて、pH4〜5に調整しながら20〜30℃で15時間
攪拌して、第2縮合を行なった後、塩化ナトリウム40部
を加えて塩析し、過、洗浄を行ない、60℃で乾燥し
て、遊離酸の形で下式(20) で示されるモノアゾ化合物を得た。
実施例21〜32 実施例20において、2−メトキシ−4−ニトロアニリン
−5−スルホン酸の代わりに、下表第3欄の化合物(V
I)を、第4欄に示す塩化シアヌルまたは弗化シアヌル
(欄中、Clは塩化シアヌル、Fは弗化シアヌルを示
す。)を、2−アミノナフタレン−6−β−スルファー
トエチルスルホン−1−スルホン酸の代わり、下表第5
欄の化合物(III)を、下表第2欄に示す2−アミノ−
8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を用い
て、実施例20と同様の方法で合成し、21〜32のモノアゾ
化合物を得た。
実施例33 実施例1で得られた、遊離酸の形で下式 で示されるモノアゾ化合物104.2部を水500部に溶解し、
3−アミノベンゼンスルホン酸34.6部を加え、20%炭酸
ナトリウム水溶液を用いて、pH4〜6に調整しながら80
〜85℃まで昇温し、同温度、同pH値で7時間攪拌した
後、塩化ナトリウム45部を加えて塩析し、過、洗浄を
行ない、60℃で乾燥して、遊離酸の形で下式(33) で示されるモノアゾ化合物を得た。
実施例34〜65 実施例33において用いた、実施例1で得られたモノアゾ
化合物の代わりに、下表第2欄のモノアゾ化合物(欄
中、用いたモノアゾ化合物の実施例番号で示す。)を、
3−アミノベンゼンスルホン酸の代わりに、下表第3欄
の化合物(VIII)を用いて、実施例33と同様の方法で合
成し、34〜65のモノアゾ化合物を得た。
実施例66 氷水300部中に、2−アミノ−5−アミノメチルナフタ
レン−1−スルホン酸27.4部と濃塩酸35.5部を含む液の
中へ、35%亜硝酸ナトリウム水溶液21.7部を0〜5℃を
保ちながら注入し、同温度で1時間攪拌することにより
ジアゾ化を行なう。ついで、過剰の亜硝酸を消去した
後、2−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジ
スルホン酸31.9部を加え、20%炭酸ナトリウム水溶液を
用いて、pH3〜5に調整しながら、0〜5℃で12時間攪
拌することによりカップリングを行ない、モノアゾ化合
物を含む溶液が得られる。
一方、メタノール300部中に、水30部と炭酸ナトリウム
8.4部を加え、さらに塩化シアヌル18.5部を加え、0〜1
0℃に保ちながら、30分攪拌することによって得られた
液を、先に合成したモノアゾ化合物を含む水溶液に加
え、20%炭酸ナトリウム水溶液を用いて、pH7〜8に調
整しながら、30〜40℃で6時間攪拌する。
さらに、2−メチルアミノナフタレン−8−β−スルフ
ァートエチルスルホン−6−スルホン酸42.5部を加え
て、20%炭酸ナトリウム水溶液を用いて、pH3〜5に調
整しながら80〜90℃に昇温し、同温度、同pH値で15時間
攪拌した後、40℃まで冷却し、塩化ナトリウム40部を加
えて、塩析し、過、洗浄を行なった後、60℃で乾燥し
て、遊離酸の形で下式(66) で示されるモノアゾ化合物を得た。
実施例67〜78 実施例66において、2−アミノ−5−アミノメチルナフ
タレン−1−スルホン酸の代わりに、下表第3欄の化合
物(II)を、下表第2欄に示す2−アミノ−8−ヒドロ
キシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を、メタノールの
代わりに、下表第4欄の化合物(VIII)を、2−メチル
アミノナフタレン−8−β−スルファートエチルスルホ
ン−6−スルホン酸の代わりに、下表第5欄の化合物
(III)を用いて、実施例66と同様の方法で合成し、67
〜78のモノアゾ化合物を得た。
染色例1 実施例1で得られたモノアゾ化合物(1)0.3部を200部
の水に溶解し芒硝20部を加え、木綿10部を加えて50℃に
昇温する。ついで30分経過後、炭酸ソーダ4部を加え同
温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピング
を行って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光堅牢度及び
汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよい赤色の濃
度の高い染色物が得られた。
染色例2 実施例20で得られたモノアゾ化合物(20)0.3部を150部
の水に溶解し、芒硝30部を加え、木綿10部を加えて60℃
に昇温する。ついで20分経過後、炭酸ソーダ4部を加え
同温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピン
グを行って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日光堅牢度及
び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性のよい赤色の
濃度の高い染色物が得られた。
染色例3 実施例1〜32で得られたモノアゾ化合物の各々0.3部を3
00部の水に溶解し芒硝30部を加え、木綿10部を加えて60
℃に昇温する。ついで20分経過後、炭酸ソーダ5部を加
え同温度で1時間染色する。染色終了後、水洗、ソーピ
ングを行ってそれぞれ、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、日
光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性の
よい赤色の濃度の高い染色物が得られた。
染色例4 実施例33〜78で得られたモノアゾ化合物の各々0.3部を2
00部の水に溶解し、芒硝30部を加え、木綿10部を加えて
50℃に昇温する。ついで30分経過後、第三リン酸ソーダ
4部を加え同温度で1時間染色する。染色終了後、水
洗、ソーピングを行って、諸堅牢度、特に塩素堅牢度、
日光堅牢度、及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ
性のよい赤色の濃度の高い染色物が得られた。
染色例5 色糊組成 実施例1〜32で得られたモノアゾ化合物の各々 5部 尿素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱湯 25部 重曹 2部 バランス 13部 上記組成を持った色糊をシルケット加工綿ブロード上に
印捺し、中間乾燥後、100℃で5分間スチーミングを行
ない、湯洗い、ソーピング、湯洗い、乾燥して仕上げ
る。
この様にして固着率の高い、諸堅牢度、特に塩素堅牢
度、日光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアッ
プ性のよい赤色の捺染物が得られた。
染色例6 色糊組成 実施例38〜78で得られたモノアゾ化合物の各々 4部 尿素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱湯 25部 重曹 2部 バランス 14部 上記組成を持った色糊をシルケット加工綿ブロード上に
印捺し、中間乾燥後、120℃で5分間スチーミングを行
ない、湯洗い、ソピング、湯洗い、乾燥して仕上げる。
この様にして固着率の高い諸堅牢度、特に塩素堅牢度、
日光堅牢度及び汗日光堅牢度のすぐれたビルドアップ性
のよい赤色の捺染物が得られた。
染色例7 実施例1〜32で得られたモノアゾ化合物の各々25部を熱
水に溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセイソー
ダ水溶液5.5部および50度ボーメの水ガラス150部を添加
し、さらに水を加えて全量を25℃で1,000部とした直後
に、この液をパデイング液として用いて木綿織物を巻き
上げ、ポリエチレンフィルムで密閉して20℃の室内に貯
蔵する。
同様の方法にてパデイングし巻き上げポリエチレンフィ
ルムで密閉した木綿織物は5℃の室内に貯蔵する。各々
パデイング布を20時間放置後、染色物を冷水次に熱湯で
洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、さらに冷
水で洗浄後乾燥して仕上げる。
20℃で20時間放置した染色物と5℃で20時間放置した染
色物の濃度色相差及び濃度差を調べたところ、殆んど差
は認められなかった。又、コールドバッチアップ染色で
ビルドアップ性のよい染色物が得られた。
染色例8 実施例33〜78で得られたモノアゾ化合物の各々25部を用
い、染色例7と同じ方法でコールドバッチアップ法にて
染色を行ないビルドアップ性のよい染色物が得られ、さ
らに20℃で放置した染色物に対する5℃で放置した染色
物の濃度差及び色相差を調べたところ、殆んど差は認め
られなかった。
染色例9 実施例1〜32で得られたモノアゾ化合物の各々25部を熱
水で溶解し、25℃に冷却する。これに32.5%カセイソー
ダ水溶液10部および無水硫酸ナトリウム30部を添加し、
さらに水を加えて全量を25℃で1,000部とした直後に、
この液をパデイング液として用いて、ビスコースレーヨ
ン織物をパデイングする。パデイングしたビスコースレ
ーヨン織物を巻き上げ、ポリエチレンフイルムで密閉し
て20℃の室内に貯蔵する。
同様の方法にて、パデイングし、巻き上げ、ポリエチレ
ンフィルムで密閉したビスコースレーヨン織物は、5℃
の室内に貯蔵する。
各々パデイング布を20時間放置後、染色物を冷水、次に
熱湯で洗浄し、沸騰している洗剤中でソーピングし、更
に冷水で洗浄後乾燥して仕上げる。
20℃で20時間放置した染色物と、5℃で20時間放置した
染色物の濃度色相差及び濃度差を調べたところ、殆んど
差は認められなかった。
染色例10 実施例33〜78で得られたモノアゾ化合物の各々20部を用
い、染色例9と同じ方法でコールドパッチアップ法によ
り染色を行ないビルドアップ性のよい染色物が得られ、
さらに20℃で放置した染色物に対する5℃で放置した染
色物の濃度差及び濃度色相差を調べたところ、殆んど差
は認められなかった。
染色例11 染色例3において、炭酸ソーダの使用量を5部から3部
に変更した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用した
モノアゾ化合物1〜32各々について、染色例3で得られ
た染色物と同等の品質を有する染色物を得た。
染色例12 染色例3において、温度を60℃から50℃に変更した以外
は全く同じ方法で染色を行い、使用したモノアゾ化合物
1〜32各々について染色例3で得られた染色物と同等の
品質を有する染色物を得た。温度を70℃とした場合も同
様であった。
染色例13 染色例3において、芒硝の使用量を30部から15部に変更
した以外は全く同じ方法で染色を行い、使用したモノア
ゾ化合物1〜32各々について、染色例3で得られた染色
物と同等の品質を有する染色物を得た。
染色例14 染色例4において、水の使用量を200部から150部に、芒
硝の使用量を30部から23部に変更した以外は全く同じ方
法で染色を行ない、使用したモノアゾ化合物33〜78各々
について染色例4で得られた染色物と同等の品質を有す
る染色物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−192785(JP,A) 特開 昭57−199877(JP,A) 特開 昭56−120769(JP,A) 特開 昭61−263(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で下記一般式(I) 〔式中、R1及びR2は互いに独立に、水素原子又は置換さ
    れていてもよい低級アルキル基、Bは基 (式中、星印で示した結合は に通じている結合を意味する。)であり、Xは塩素原
    子、弗素原子、低級アルコキシ基、置換されていてもよ
    いフェノキシ基又は基 (R4及びR5は互いに独立に、水素原子、置換されていて
    もよい低級アルキル基、置換されていてもよいフェニル
    基、置換されていてもよいナフチル基又は置換されてい
    てもよいベンジル基を示す。)であり、Zは基‐SO2CH
    =CH2又は基‐SO2CH2CH2Yを表わし、Yはアルカリで脱
    離する基である。〕 で示されるモノアゾ化合物、又はその塩。
  2. 【請求項2】R1及びR2は互いに独立に、水素原子、メチ
    ル基又はエチル基を表わし、Zは基‐SO2CH=CH2、基‐
    SO2CH2CH2OSO3H、基‐SO2CH2CH2OCOCH3、基‐SO2CH2CH2
    SSO3H又は基‐SO2CH2CH2OPO3H2である特許請求の範囲第
    1項に記載のモノアゾ化合物、又はその塩。
  3. 【請求項3】Xは塩素原子、弗素原子又は基 (R6は水素原子、メチル基又はエチル基を示す。)であ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のモノアゾ化
    合物、又はその塩。
  4. 【請求項4】遊離酸の形で下記一般式(I) 〔式中、R1及びR2は互いに独立に、水素原子又は置換さ
    れていてもよい低級アルキル基、Bは基 (式中、星印で示した結合は に通じている結合を意味する。)であり、Xは塩素原
    子、弗素原子、低級アルコキシ基、置換されていてもよ
    いフェノキシ基又は基 (R4及びR5は互いに独立に、水素原子、置換されていて
    もよい低級アルキル基、置換されていてもよいフェニル
    基、置換されていてもよいナフチル基又は置換されてい
    てもよいベンジル基を示す。)であり、Zは基‐SO2CH
    =CH2又は基‐SO2CH2CH2Yを表わし、Yはアルカリで脱
    離する基である。〕 で示されるモノアゾ化合物、又はその塩を用いることを
    特徴とする、繊維材料を染色又は捺染する方法。
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