JP3077924U - 遊技装置 - Google Patents

遊技装置

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JP3077924U JP2000008370U JP2000008370U JP3077924U JP 3077924 U JP3077924 U JP 3077924U JP 2000008370 U JP2000008370 U JP 2000008370U JP 2000008370 U JP2000008370 U JP 2000008370U JP 3077924 U JP3077924 U JP 3077924U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定条件下における所定の賞の入賞率を、前
記一定条件以外の場合の所定の賞の入賞率に比し高める
ことができる。 【解決手段】 SBゲームにおいて入賞し得る所定の賞
について引込制御が作動し得るストップボタン30の押
圧順である引込可能固定操作順を、(A)左、中、右 (B)
左、右、中 (C)中、左、右 (D)中、右、左 (E)右、
左、中 (F)右、中、左の6種とする。SBゲームにお
いて所定の賞に内部当りとなった場合、A乃至Fのうち
何れを引込制御が作動する操作順とするかの振り分け抽
選を行う。10倍役物状態のSBでは、引込制御が作動
するストップボタン押圧順を引込作動操作順表示用デジ
タル表示器36が表示する。通常のSBゲームではこの
ような表示を行わない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一定条件下における所定の賞の入賞率をそれ以外の場合に比し高め ることができる、スロットマシン等の遊技装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来の遊技装置の一例としてのスロットマシンは、概ね次のようなものであっ た。
【0003】 すなわち、外周に複数のシンボルを有する複数のリールを例えば3つ有し、メ ダルの投入後にスタートレバーなどの操作によって前記リールを外周の複数のシ ンボルがおおむね識別され得る程度の速度で回転させ、プログラム上で各賞につ いての抽選を行う。遊技者にとって比較的利益の小さい賞(リールにほぼ均等に 多数表示されたシンボルの組み合せによる賞)に当選して内部当りとなった場合 は、リール停止位置の制御によりほぼ確実に入賞する。遊技者にとって大きな利 益が得られる賞(リールに比較的少数表示されたシンボルの組み合せによる賞) に当選して内部当りとなった場合は、リール停止位置の制御により比較的高い率 で入賞する。リール停止位置の制御は、遊技者が各リールに対応したストップボ タンを操作してから一定シンボル数以内に可能な範囲で、対応するシンボルを入 賞に必要な位置に引き込んで停止させるものである。
【0004】 比較的利益の小さい賞としては、例えば、再遊技(次回もメダル投入なしで同 じ条件で再ゲームできる)や所定枚数(例えば十数枚又はそれ以下)のメダル払 い出し、或いは、SB(シングルボーナス)を実行する賞等を挙げることができ る。大きな利益が得られる賞としては、例えば、所謂ビッグボーナス(BB)、 レギュラーボーナス(RB)、CT(チャレンジタイム)、10倍役物等の特別 ゲームを実行する賞を挙げることができる。何れにせよ、入賞した場合はそれぞ れの賞の内容に従った処理が行われる。
【0005】 前記のような特別ゲームの内容の例は次のとおりである。 SB[シングルボーナス](役物):一般ゲームにおいて特定の賞に入賞する ことによって、次回のゲームにおいてのみ行われる。特定の賞(役物賞、例えば 一般ゲームにおいて入賞とならないシンボルの組合せのみが入賞となる賞、或い は、そのような組合せと一般ゲームにおいて入賞となるシンボルの組み合わせの 両方が入賞となる賞)に高率で入賞し得、入賞すれば所定枚数のメダルを獲得で きるゲーム。 RB[レギュラーボーナス](役物連続作動装置):一般ゲームにおいて特定 の賞に入賞することによって、次回のゲームから所定のゲーム数を上限として のSBが連続して行われ、特別の賞(役物賞)に所定数の入賞があったときは終 了する。 BB[ビッグボーナス](役物連続作動増加装置):一般ゲームにおいて特定 の賞に入賞することによって、次回のゲームから所定のゲーム数を上限として のRBを開始する賞(一般ゲームにおいてRBを開始する賞とは異なるシンボル の組み合わせにより入賞となるものであってよい)に高率で入賞し得る。RBを 開始する賞に所定回数入賞したときは終了する。 CT[チャレンジタイム]:特別ゲーム実行遊技状態開始以外の賞を遊技者の 技量次第で狙って当てることが一定ゲーム数の間可能になる.
【0006】 また10倍役物は、一定ゲーム数の間又は抽選により解除されるまでの間の SBを行う賞ついての内部当りの確率が高くなってSB実行賞に入賞する率が通 常時の10倍までの範囲で高くなるものである。
【0007】 従来主流となっているスロットマシンは、ビッグボーナス(BB)とレギュラ ーボーナス(RB)を設けた、所謂、A型と呼ばれるタイプである。このA型ス ロットマシンにおけるBBは、30ゲーム中にRBを実行する賞に3回入賞して RBを実行すれば終了となる。
【0008】 A型の他に、B型と呼ばれるタイプ及びC型と呼ばれるタイプがある。B型は 、BB中RBを実行する賞に2回入賞してRBを実行すれば終了となる。
【0009】 B型は、BBでの獲得メダルが少ないため、「CT遊技」と組合せる場合がほ とんどである。日本の現行の規則等によれば、A型とB型を組み合せたスロット マシンは遊技機として提供し得ない。また、A型のスロットマシンに「CT遊技 」を組合せた遊技機を提供することもできない。
【0010】 次に、C型は、10倍役物を設けたスロットマシンで、A型又はB型のBBお よびRBと組合せることも可能である。但し、SB実行賞の内部当り確率を高め ることによりSB実行賞に入賞率を高め、而もSBゲームにおいて確実に入賞す るようにしようとすると、「通常ゲーム」で、シングルボーナス(SB)を実行 する賞に対応するシンボルの数を多くしてSB実行賞に頻繁に入賞するようにし 、SB(役物遊技)において1枚のメダルを投入してほぼ確実に15枚(又は1 3乃至14枚程度)のメダル(遊技媒体)を獲得できるため、通常ゲームでの所 謂「ベース」(通常ゲームで遊技者が得られる利益の基準)が高くなり、BB、 RB、10倍役物等の所謂「大当り」の抽選確率を低く押えなければならなかっ た。
【0011】 その結果、BB、RB、10倍役物等の特別ゲームを実行することが少なくな り、メリハリが小さい遊技をだらだらと続けることになり易かった。一方、「通 常ゲーム」でSB賞の入賞率を低くすればベースも低くなるが、「大当り」であ る10倍役物中もSBを実行する賞の入賞率が低くなり、10倍役物により獲得 できるメダル枚数も少なくなってしまう。
【0012】 そのため、10倍役物は、A−C型、B−C型、C型(BBの無いタイプ)の ように、うまく利用できれば様々なバリエーションのスロットマシンを提供する ことができるにも拘らず、現在はほとんど開発されていない。
【0013】 様々なバリエーションのスロットマシンを提供することができるにも拘らず「 通常ゲーム」のベースが高くなるために活用されていない「10倍役物」の活用 を図るには、通常ゲーム中のSBにおける入賞率を低く抑えつつ、「大当り」の 10倍役物中のSBにおける入賞率を高めて獲得し得るメダル枚数を現状と同様 とする必要がある。
【0014】 このように、様々な規則等による制限を満たすために、或いは各種の賞の入賞 率や入賞により得られる利益等の全体のバランスを維持するために、特定の賞の 入賞率を全体として一定程度に保ちながら、一定条件下における特定の賞の入賞 率を、一定条件以外の場合の特定の賞の入賞率に比し高める(換言すれば、一定 条件以外の場合に一定条件下に比し特定の賞の入賞率を低くする)ことが必要と なることがある。
【0015】 本考案は、従来技術における上記のような課題に鑑み行われたものであって、 その目的とするところは、一定条件下における所定の賞の入賞率を、前記一定条 件以外の場合の所定の賞の入賞率に比し高めることができるスロットマシン等の 遊技装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案の遊技装置は、 種々の表示内容を連続的に変化させつつ表示し得る2又は3以上の表示手段と、 遊技者の表示固定操作により出力し得る所定の表示固定指示に応答してその各表 示手段に前記表示内容を固定的に表示させるための表示固定手段とを有し、前記 表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞条件を達成することと入賞と が対応するゲームを実行する遊技機であって、 所定の内部当り条件の達成によって、その内部当り条件に対応する賞について内 部当り状態を設定する内部当り設定手段を有し、 前記表示固定手段は、表示固定指示から内部当り状態が設定されている賞の入賞 条件を達成する表示内容を固定的に表示し得るまでの間が所定範囲内であること を条件に、その入賞条件を達成し得る表示内容を各表示手段に固定的に表示させ る引込制御を行うものであり、 所定の賞に関し、全表示手段又は一部の表示手段についての表示固定手段による 引込制御が作動し得る表示固定操作の態様である引込可能固定操作態様を複数種 備え、 所定の賞について内部当り設定手段により内部当り状態が設定されているゲーム のうち、全てのゲーム又は特定条件下のゲームにおいて、複数種の引込可能固定 操作態様の一部のみを、その所定の賞について表示固定手段による引込制御が作 動する表示固定操作の態様である引込作動操作態様と設定する引込作動操作態様 設定手段と、 所定条件下で、前記引込作動操作態様設定手段により設定された引込作動操作態 様が前記複数種の引込可能固定操作態様のうち何れであるかについての情報を、 遊技者が表示固定操作により前記表示固定指示を出力し得る時期以前に遊技者に 報知する報知手段を有することを特徴とする。
【0017】 所定の賞について内部当り設定手段により内部当り状態が設定されているゲー ムのうち、全てのゲーム又は特定条件下のゲームにおいて、引込作動操作態様設 定手段が、複数種の引込可能固定操作態様の一部のみを、その所定の賞について 表示固定手段による引込制御が作動する表示固定操作の態様である引込作動操作 態様と設定する。複数種の引込可能固定操作態様のうち設定された引込作動操作 態様に合致する態様で表示固定操作を行なうと、その所定の賞について表示固定 手段による引込制御が作動するが、他の態様で表示固定操作を行なうと表示固定 手段による引込制御が作動しない。
【0018】 このように引込作動操作態様が設定されている場合において、所定条件下にお いては、引込作動操作態様設定手段により設定された引込作動操作態様が複数種 の引込可能固定操作態様のうち何れであるかについての情報を、遊技者が表示固 定操作により表示固定指示を出力し得る時期以前に、報知手段が遊技者に報知す る。従って、遊技者が、その情報に基づき、設定された引込作動操作態様に合致 する態様で表示固定操作を行なうことにより、内部当り状態が設定されている所 定の賞に関し、表示固定手段による全表示手段又は一部の表示手段についての引 込制御が作動する。
【0019】 一方、引込作動操作態様が設定されている場合において、前記所定条件外にお いては、報知手段によるそのような報知は行われないので、遊技者は適宜の態様 で表示固定操作を行なう。そのため表示固定手段による引込制御が作動しない確 率が高まる。
【0020】 そのため、引込作動操作態様が設定されている場合、報知手段による報知が行 われる所定条件下における所定賞の入賞率を、報知手段による報知が行われない 所定条件以外の場合の所定賞の入賞率に比し、高めることができる。
【0021】 この場合に、表示手段についての入賞表示に関する制御、シンボルを表示した リール等の表示手段の表示内容やリールの回転速度等の表示内容の変化速度等、 或は内部当り抽選等を行う場合の抽選確率等を変えることは、必要ではない。
【0022】 上記の、種々の表示内容を連続的に変化させつつ表示し得る2又は3以上 (例えば3)の表示手段と、遊技者の表示固定操作により出力し得る所定の表示 固定指示に応答してその各表示手段に前記表示内容を固定的に表示させるための 表示固定手段とを有し、前記表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞 条件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行する遊技機は、例えば、 複数種のシンボルを順次連続的に表示するための2又は3以上の表示手段と、 遊技者の表示固定操作により出力し得る所定の表示固定指示に応答してその各表 示手段における前記連続的表示を停止させてシンボルを固定表示させるための表 示固定手段とを有し、 前記表示手段が固定的に表示したシンボルの種類とその停止位置が所定の入賞条 件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行する遊技機とすることができ る。
【0023】 このような遊技機の好適な例として、 外周面に複数のシンボルが表示され、回転停止状態において前記シンボルの1又 は2以上を遊技者が視認し得る、回転自在に支持された回転体、及びその回転体 を回転駆動するための回転駆動装置からなる2又は3以上の表示装置(表示手段 )と、 遊技者の表示固定操作により出力し得る所定の表示固定指示に応答して回転駆動 されている前記各回転体を停止させてシンボルを固定表示させるための表示固定 装置(表示固定手段)とを有し、 その表示固定装置によって停止した回転体における前記シンボルの種類とその停 止位置が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するスロットマシン等の 遊技機を挙げることができる。
【0024】 前記シンボルとは、図形、絵、文字、記号等を意味するものであり、その例と しては、プラム、スイカ、チェリー、ベル等の絵、「7」の文字、「BAR」の 文字、「RP」の文字等を挙げることができる。
【0025】 前記の複数種のシンボルを順次連続的に表示するための表示手段は、前記好適 な例におけるような、ステッピングモータ等の回転駆動装置により回転駆動され る回転体のほか、例えば、CRTや液晶パネル等のビデオディスプレイ装置を利 用したものであってもよい。前記遊技機は、このような表示手段を2又は3以上 有し、各表示手段が1組のシンボル群を互いに独立的に表示するものとすること ができる。前記回転体の場合、2又は3以上(例えば3つ)の回転体が互いに独 立的に回転することにより、それぞれの回転体に表示されたシンボル群を互いに 独立的に表示するものとすることができる。ビデオディスプレイ装置を利用した ものの場合、例えば1台のビデオディスプレイ装置に2又は3組以上のシンボル 群を互いに独立的に表示することにより2又は3以上の表示手段とすることもで きる。
【0026】 前記回転体の一般的な例としては、多種のシンボルが外周面の周方向に順に1 つずつ表示されたリールを挙げることができる。
【0027】 内部当り設定手段は、所定の内部当り条件の達成によって、その内部当り 条件に対応する賞について内部当り状態を設定する。
【0028】 内部当り条件は、任意に定めることができる。例えば、各ゲームにおいて乱数 サンプリングを実行し、得られたサンプリング値が特定範囲の値であることによ り内部当り条件が達成されるもの(すなわち抽選によるもの)としたり、内部当 り条件達成をその他の抽選手段により判定することもできる。内部当り条件は、 内部当り対象賞それぞれについて設定することができる。
【0029】 内部当り設定手段は、内部当り条件を達成したか否かを判定し、内部当り条件 を達成した場合は、例えば該当するフラグをセットすることにより内部当り状態 を設定するものとすることができる。内部当り対象賞が複数種(例えば複数種の 全ての賞)あってそれぞれについて内部当り条件が設定されている場合は、それ ぞれについて設けたフラグをセットするものとすることができる。
【0030】 内部当り状態が設定されている場合、例えば、1回のゲームにおいてその賞に 入賞する率が上がるものとすること又は入賞がほぼ確実となるものとすること、 すなわち高入賞率化するものとすることができる。内部当り状態の設定は、例え ば1回のゲームが終われば解除されるものとすることもでき、内部当りとなった 賞に入賞するまで継続するものとすることもでき、回数や時間やその他の条件に よって定まる所定期間内のみ継続するものとすることもできる。
【0031】 表示固定手段は、例えば、遊技者が表示固定操作する停止ボタンの押圧( 操作対象部についての表示固定操作)による停止信号若しくは遊技者が不操作状 態で所定時間経過することにより発生する停止信号等の表示固定指示に応答して 、前記のような回転体を回転駆動するステッピングモータ等の回転駆動装置を停 止させるもの、又は、ビデオディスプレイ装置によるシンボルの表示を固定表示 させるものとすることができる。表示手段による表示内容の固定的表示は、各表 示手段毎に設けた停止ボタン(操作対象部)による停止信号に応答して行なうも のとすることにより(同時の停止信号は、例えばキャンセルしたり一方を強制選 択するものとすることができる)、表示手段毎に順次行わせることができる。
【0032】 表示手段による表示内容の表示は、例えば少なくとも遊技者が視認し得る程度 の時間、表示内容を固定状態で表示するものであれば、固定的表示ということが できる。
【0033】 前記のような回d転体やビデオディスプレイ装置等による表示手段が固定的に 表示したシンボルの種類とその停止位置が所定の入賞条件を達成する場合、それ はゲームの入賞と対応する。
【0034】 前記表示固定手段は、何れかの賞に内部当り状態が設定されている場合、例え ばそれをフラグにより確認した上で、表示固定指示から内部当り状態が設定され ている賞の入賞条件を達成する表示内容を固定的に表示し得るまでの間が所定範 囲内であることを条件に、その入賞条件を達成し得る表示内容を各表示手段に固 定的に表示させる引込制御を行うものである。
【0035】 上記スロットマシンを例にとれば、例えば、遊技者が操作する停止ボタンによ る停止信号を受けた時点から前記入賞内容設定手段により設定された特定表示内 容に対応するシンボルが特定位置に表示されるまでのずれ(例えば、シンボル数 等の表示内容変化量のずれや時間のずれ等)が所定範囲内であることを条件にそ のシンボルを入賞に必要な位置に停止させる特定表示内容引き込み制御とするこ とができる。回転体において該当するシンボル(表示手段による該当表示内容) の出現率が高ければ、より高率で入賞可能となり、該当するシンボルが、所謂引 き込みにおけるずれの許容範囲内毎に万遍なく配されていれば、確実に又はほぼ 確実に入賞し得ることとなる。
【0036】 なお、表示固定手段は、上記所定の賞について内部当り設定手段により内部当 り状態が設定されており、且つその所定賞について引込作動操作態様設定手段に より引込作動操作態様が設定されている場合に、設定されている引込作動操作態 様と異なる表示固定操作が行われたときは、表示固定指示から何れかの賞の入賞 条件を達成する表示内容以外の表示内容である非入賞表示内容を固定的に表示し 得るまでの間が所定範囲内であることを条件に、その非入賞表示内容を各表示手 段に固定的に表示させる非入賞制御を行うものとすることができる。
【0037】 引込可能固定操作態様というのは、所定の賞に関し、全表示手段又は一部 の表示手段についての表示固定手段による引込制御が作動し得る表示固定操作の 態様である。本考案の遊技装置は、この引込可能固定操作態様を複数種備える。 引込可能固定操作態様の例としては、遊技者が表示固定操作を行って所定の表示 固定指示を出力するための操作対象部を、2又は3以上の表示手段のそれぞれに ついて有し、前記各操作対象部に対し表示固定操作を行う順序によって複数種の 引込可能固定操作態様を構成するものを挙げることができる。尤も、このような 表示固定操作順以外の分け方により複数種の引込可能固定操作態様を構成するも のとすることもできる。
【0038】 所定の賞に関し表示固定操作を行なった場合に必ず何れかの引込可能固定操作 態様となるようにすることができるほか、一部の表示固定操作態様を除く複数種 の態様を引込可能固定操作態様とすることもできる。
【0039】 引込作動操作態様設定手段は、所定の賞について内部当り設定手段により内部 当り状態が設定されているゲームのうち、全てのゲーム又は特定条件下のゲーム において、前記のような複数種の引込可能固定操作態様の一部(すなわち1種又 は複数)のみを、その所定賞について表示固定手段による引込制御が作動する表 示固定操作の態様である引込作動操作態様と設定する。
【0040】 所定の賞の例としては、所定枚数のメダルを払い出す賞に高率で入賞し得る所 謂SB(シングルボーナス)ゲーム等の特別な状態のゲームにおいてのみ入賞し 得る賞や、通常ゲームにおいて入賞可能なその他の賞を挙げることができる。
【0041】 また特定条件は、例えば、所定の抽選を行ない、その抽選が条件を満たすこと 、或いは予め定めた賞に入賞すること等の抽選以外の条件を満たすこと満たすも のとすることができる。
【0042】 特定条件についての抽選は、例えば内部当り条件達成についての抽選と共に行 なわれるものとすることができる。この場合の内部当り条件達成の抽選は、例え ば、所定の賞についての特定条件を満たす内部当り当選と、所定の賞についての 特定条件を満たさない内部当たり当選を設けることにより実現することができる 。
【0043】 複数種の引込可能固定操作態様のうち設定された引込作動操作態様に合致する 態様で表示固定操作を行なうと、その所定賞について表示固定手段による引込制 御が作動するが、設定された引込作動操作態様以外の態様で表示固定操作を行な うと表示固定手段による引込制御が作動しない。なお、このように設定された引 込作動操作態様以外の態様(非設定態様)で表示固定操作を行なった場合に引込 制御が作動しないのは、例えば、表示固定操作を非設定態様で行った時点以降の 全ての表示固定制御とすることや、最後に固定的表示が行われる表示手段につい ての表示固定制御のみとすることができる。
【0044】 例えば、遊技者が表示固定操作を行って所定の表示固定指示を出力するための 2又は3以上の各操作対象部に対し表示固定操作を行う順序によって複数種の引 込可能固定操作態様を構成するものにおいてこのような処理を実行するには、設 定された順序の表示固定操作に一致する場合は表示固定手段がその表示手段につ いて引込制御を行ない、一致しない場合は表示固定手段がその表示手段について 非入賞制御を行なうものとすることができる。すなわち前記の例においては、表 示固定操作を非設定態様で行った時点以降の全ての表示固定制御を非入賞制御と し、又は、最後に固定的表示が行われる表示手段についての表示固定制御のみを 非入賞制御とすることができる。
【0045】 報知手段は、所定条件下で、前記引込作動操作態様設定手段により設定さ れた引込作動操作態様が前記複数種の引込可能固定操作態様のうち何れであるか についての情報を、遊技者が表示固定操作により前記表示固定指示を出力し得る 時期以前に遊技者に報知する。
【0046】 所定条件としては、例えば、特定の特別な状態又は特別ゲーム(例えば、入賞 により前記SBゲームを次回のゲームにおいて実行するSB賞に通常の10倍の 率で入賞し得る10倍役物中、SBを所定回数繰り返すことができるRBの全て 又は一部のRB中、又はRBを所定回数繰り返すことができる全てのBB又は一 部のBB中[このような一部のRBや一部のBB等は、例えばこれについてのみ 行われる抽選又は内部当り抽選等の他の抽選と共に行うことができる])を実行 する状態であること、通常ゲーム又はその他のゲームにおいて乱数サンプリング 等による抽選(例えば内部当り抽選および/または入賞条件を達成し得る特定表 示内容の抽選と別個に行なう抽選或いは同時に行なう抽選)により一定状態が設 定されていること、或いは、複数回に1度等の所定パターンに従って一定状態が 設定されていること等を挙げることができ、このような所定条件は、対応するフ ラグの設定の有無等により確認するものとすることができる。
【0047】 なお、BB又はRBにおけるSBゲームにおいて入賞内容設定手段により設定 された引込作動操作態様についての情報を報知手段が報知しない場合、BB又は RBにおけるSBゲームでの高率入賞し得る所定の賞の入賞率が低くなるので、 BB賞又はRB賞の内部当り率を高めること等によりそれらの入賞率を高めてB Bゲーム又はRBゲームの実行率を高めても遊技者が得られる利益の率を抑える ことができる。
【0048】 BB又はRBにおけるSBゲームにおいて引込作動操作態様設定手段により設 定された特定表示内容についての情報を報知手段が一部又は全て報知する場合、 報知する割合に応じ、BB又はRBにおけるSBゲームで遊技者が入賞内容設定 手段により設定された引込作動操作態様に従って表示固定操作を行ったときの所 定の賞の入賞率が高まる。この場合も、BB又はRBにおけるSBゲームで引込 作動操作態様設定手段により設定された特定表示内容についての情報を報知手段 が一部報知する場合の所定の賞の入賞率が低い程度に応じ、BB賞又はRB賞の 内部当り率を高めること等によりそれらの入賞率を高めることができる。
【0049】 遊技者の操作により表示固定指示を出力し得る時期としては、例えば、1又は 2以上の表示手段の全て又は一部が表示内容の連続的変化を継続し得、表示固定 指示に応答して表示固定手段が各表示手段に表示内容を固定的に表示させること ができる時期を挙げることができる。
【0050】 報知手段を構成する装置には特に限定はなく、1又は2個以上のランプやLE D(発光ダイオード)を用いた表示装置、液晶パネルを用いた表示装置、LED 等による7セグメントデジタル表示、1又は2以上のリール(ゲームにおける入 賞とは無関係の別個に設けられたリールでもよい)等の視覚的内容を報知する装 置(それらの1種又は2種以上の組み合わせ)や、スピーカその他の音声発生装 置による聴覚的内容を報知する装置(それらの1種又は2種以上の組み合わせ) 等の何れか又はそれらの複合等によって行うことができる。
【0051】 報知する内容としては、例えば、引込作動操作態様設定手段により設定された 引込作動操作態様に応じた文字、図形等の視覚的内容や、言葉やメロディ等の聴 覚的内容等を採用し得る。また、引込作動操作態様設定手段により設定された引 込作動操作態様に応じた報知時期とすることもできる。
【0052】 また例えば、表示固定操作を行って所定の表示固定指示を出力するための操作 対象部を、2又は3以上の表示手段のそれぞれについて有し、前記各操作対象部 に対し表示固定操作を行う順序によって複数種の引込可能固定操作態様を構成す る遊技装置において、引込作動操作態様設定手段により設定された引込作動操作 態様における第1の操作対象部を最初の表示固定操作の前に文字や図形や音声等 により示し、最初の表示固定操作後、次の表示固定操作前に設定された第2の操 作対象部を同様に示し、表示手段が3以上の場合は、続いて、次の表示固定操作 前に、設定された次の操作対象部を示すものとすることができる。
【0053】 同様の遊技装置において、設定された第1の操作対象部を直接示す表示(例え ば操作対象部上又はその近傍のLEDやランプの点灯や消灯や点滅或いは明るさ や色彩の変化等)や設定された操作対象部による表示固定対象となる表示手段の 明暗および/または色彩の変化(例えば表示手段の照明の点灯や消灯や点滅等或 いは表示手段の明るさの強・弱や強弱の連続変化等)を最初の表示固定操作の前 に行ない、次の表示固定操作前に、設定された次の操作対象部を直接示す表示や 表示固定対象となる表示手段自体を示す表示を行ない、表示手段が3以上の場合 は、続いて、次の表示固定操作前に、設定された次の操作対象部を直接示す表示 や表示固定対象となる表示手段自体を示す表示を行なうものとすることができる 。表示手段自体の照明の例としては、スロットマシンにおけるリールのシンボル 表示外周部を(例えば透光性合成樹脂製とすることにより)透光性を備えたもの とし、シンボル表示外周部を裏側(例えば回胴[リール]の内周側)から照明す るように設けたランプやLED等のバックライト手段を挙げることができる。こ れを例えばリールの外部照明(シンボル表示窓の照明等)を暗くした状態(消し た状態を含む)で行って報知効果を高めることもできる。ビデオディスプレイ装 置等のように直接シンボルを表示するものの場合、明暗および/または色彩を直 接変化させることができる。特に、このように報知手段が、引込作動操作態様設 定手段により設定された引込作動操作態様の順序に従い、操作対象部による表示 固定対象となる表示手段を、その明暗および/または色彩の変化により遊技者に 示すものである場合、遊技者が常に注目する表示手段の明暗および/または色彩 の変化により報知するので、報知効果が高い。
【0054】 なお、前記所定条件下の全ての場合又は一部の場合において、報知手段は、引 込作動操作態様設定手段により設定された引込作動操作態様が複数種(3種以上 )の引込可能固定操作態様のうち何れであるかについての情報と共に、前記複数 種の引込可能固定操作態様のうち引込作動操作態様設定手段により設定された引 込作動操作態様以外のものの一部(1種又は2種以上)についての情報(これは 例えば抽選等により選択することができる)を、遊技者が表示固定操作により前 記表示固定指示を出力し得る時期以前に遊技者に報知するものとすることができ る。これにより、遊技者に対し更に、どれが真の引込作動操作態様であるか当て るゲーム性を提供すると共に、対象となる所定の賞の入賞率をより細かく調整す ることができる。この場合の所定条件下の一部については、例えば、これについ てのみ行われる抽選又は内部当り抽選等の他の抽選と共に行う抽選により選択さ れるものとすることができる。
【0055】 本考案の遊技装置において実行されるゲームにおいては、表示固定手段に よって表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞条件を達成することと ゲームの入賞とが対応し、入賞の有無及び賞の種類は、表示手段が固定的に表示 した表示内容によって遊技者に示される。
【0056】 入賞の有無及びその賞の種類は、入賞条件達成の有無を判定する入賞判定手段 を設けることにより判定することができる。
【0057】 入賞条件達成というのは、固定表示されたシンボルの停止位置とその種類が入 賞の条件を達成することとすることができる。
【0058】 入賞によって遊技者に与えられる賞としては、例えば、メダルやコイン等の遊 技媒体の払い出し、遊技媒体保留情報(クレジット)の加算、再遊技(リプレイ )可能回数等の価値情報の加算、遊技者にとってより有利な条件の特別ゲームの 開始等、又はそれらのうち2以上のものの組み合わせ等を挙げることができる。 特別ゲームが開始される賞は、1種であってもよく2種以上であってもよい。ま た特別ゲームの内容は、1種であってもよく2種以上であってもよい。特別ゲー ムから更に同種又は異種の特別ゲームに移行し得るものとすることもできる。特 別ゲームは、一般ゲームよりも入賞確率が高いというような、一般に、遊技者に とって有利な条件のゲームである。一般ゲームというのは、特別な条件を要する ことなく通常行われるゲームを言う。特別ゲームとしては、例えば、 SB[シングルボーナス](役物):一般ゲームにおいて特定の賞に入賞する ことによって、次回のゲームにおいてのみ行われる。特定の賞(役物賞、例えば 一般ゲームにおいて入賞とならないシンボルの組合せのみが入賞となる賞、或い は、そのような組合せと一般ゲームにおいて入賞となるシンボルの組み合わせの 両方が入賞となる賞)に高率で入賞し得、入賞すれば所定枚数のメダルを獲得で きるゲーム。 RB[レギュラーボーナス](役物連続作動装置):一般ゲームにおいて特定 の賞に入賞することによって、次回のゲームから所定のゲーム数を上限として のSBが連続して行われ、特別の賞(役物賞)に所定数の入賞があったときは終 了する。 BB[ビッグボーナス](役物連続作動増加装置):一般ゲームにおいて特定 の賞に入賞することによって、次回のゲームから所定のゲーム数を上限として のRBを開始する賞(一般ゲームにおいてRBを開始する賞とは異なるシンボル の組み合わせにより入賞となるものであってよい)に高率で入賞し得る。RBを 開始する賞に所定回数入賞したときは終了する。 CT[チャレンジタイム]:特別ゲーム実行遊技状態開始以外の賞を遊技者の 技量次第で狙って当てることが一定ゲーム数の間可能になる。 等を挙げることができる。
【0059】 また10倍役物は、一定ゲーム数の間又は抽選により解除されるまでの間の SBを行う賞ついての内部当りの確率が高くなってSB実行賞に入賞する率が通 常時の10倍までの範囲で高くなるものである。
【0060】
【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0061】 図1乃至図5は、本考案の実施の形態の例としてのスロットマシンについての ものである。
【0062】 図1は、スロットマシンの構成の概要を示すブロック図、図2は、スロットマ シンの外観の正面図、図3は、スロットマシンのリールのバックライト及びシン ボル表示窓用照明器の概略斜視図である。
【0063】 図4は、ゲーム開始から内部当りフラグ設定までの処理動作の概略を示すフロ ーチャートである。
【0064】 図5は、10倍役物状態において引込作動操作態様設定手段により設定された 引込作動操作態様を引込作動操作順表示用デジタル表示器に表示する処理動作の 概略を示すフローチャートである。
【0065】 (1) 遊技者が対面するスロットマシンの正面について、図2を参照しつつ説 明する。
【0066】 上端部の3箇所(左右及び中央)にヒットランプ10が設けられている。
【0067】 上下方向中央部のやや上方には、水平方向等間隔に並んだ3つのシンボル表示 窓12が設けられ、スロットマシン内部における各対応位置に、3つのリール1 4が水平方向回転軸線を中心として互いに独立的に回転自在に支持されている。 各リール14の外周面には、多種のシンボル(オレンジ、プラム、ベル、☆、チ ェリー等の絵、「7」の文字、「BAR」の文字、「RP」の文字等。図示せず 。)が周方向における一定距離毎に順に表示され、そのうち周方向に連続する任 意の3つのシンボルが、各リール14の停止時に、シンボル表示窓12における 上中下の各位置にリール14毎に表示される。遊技者はこれらのシンボルを視認 することができる。各リール14は、それぞれ別々のステッピングモータ(回転 駆動装置の一例。図示せず。)によって、回転駆動され、また停止保持される。
【0068】 シンボル表示窓12には、3つのリール14それぞれが停止状態で表示する3 つのシンボルに関し、入賞判定において、払い込まれたメダルの枚数(1乃至3 枚)に応じて有効とされる整列位置を示すライン16(線)が5本描かれている 。各ライン16の左端部には、払い込まれたメダルの枚数に応じてどのライン1 6が有効であるかを示す有効ラインランプ18が配設されている。この例におい ては、払い込まれたメダルが1枚の場合、「1MEDAL」の有効ラインランプ 18の点灯によって中央の水平ライン16が有効であることが示され、メダルが 2枚の場合、「1MEDAL」及び2つの「2MEDALS」の有効ラインラン プ18の点灯によって3本の水平ライン16が全て有効であることが示され、メ ダルが3枚の場合、「3MEDALS」の有効ラインランプ18を含む全ての有 効ラインランプ18の点灯によって、両対角ライン16を含む全てのライン16 が有効であることが示される。遊技者は、有効ラインランプ18によって示され た有効ライン16上に、各リール14におけるどのようなシンボルが位置してい るかを見てゲームの結果(入賞か否か、及び入賞した賞の種類)を知ることがで きる。ゲームの結果は、ヒットランプ10の点灯若しくは点滅等やスピーカ20 からの音声出力などによっても知らされる。
【0069】 メダルを払い込むには、上下中央部の右方部に設けられたメダル投入口22か らメダルを投入するか、スロットマシンに保留されているメダルがある場合は、 BETボタン24を押して必要枚数を払い込む。BETボタン24はメダル投入 口22の左方に設けられている。
【0070】 有効ラインランプ18の下方に、リール14の回転開始が可能であることを示 すために点灯するスタートランプ26(START)が設けられ、BETボタン 24の下方に、3つのリール14の回転を一斉に開始させるためのスタートレバ ー28が設けられている。
【0071】 各リール14の下方には、それぞれのリール14が回転中であり、その回転を ストップボタン30の押圧により停止させることが可能であることを示すために 点灯する3つのストップランプ32(STOP)が設けられている。ストップボ タン30は、ストップランプ32の下方に、各リール14に対応して3つ設けら れている。
【0072】 メダル投入口22の上側には、メダルの投入が可能なことを示すために点滅す るメダル投入ランプ34(INSERT MEDALS)が設けられている。そ の上方には、上から順に、引込作動操作順表示用デジタル表示器36(LUCK Y)、保留枚数表示器38(CREDIT)及び払出枚数表示器40(PAYO UT)が設けられている。
【0073】 下端部にはメダル受皿部42が設けられ、その中央部の上側にメダル払出口4 4が設けられ、その右側にスピーカ20が設けられている。
【0074】 (2) 次に、主に図1のブロック図を参照してスロットマシンの構成の概要を 説明する。
【0075】 制御部50は、ゲームの実行や周辺機器等の制御及び各種データの読み書きな どの処理を行うCPU(中央処理装置)、RAM、ゲームの実行や周辺機器等の 制御などのためのプログラム及び各種データが書き込まれたROM、並びに周辺 機器等との接続のための入出力インターフェイスなど(図示せず。)からなり、 必要に応じ周辺機器等と連携して、上記表示手段、表示固定手段、内部当り設定 手段、報知手段、引込作動操作態様設定手段、入賞判定手段等の機能を実現する 。
【0076】 メダル投入ランプ部34aは、メダルの投入が可能な場合に制御部50から与 えられる点滅指示信号により、メダル投入ランプ34を点滅させる。
【0077】 メダル検出部51は、メダル投入口22から投入されたメダルを検出して検出 信号を制御部50に出力する。
【0078】 BETボタン24は、スロットマシンに保留されているメダルを賭ける場合に メダル1枚毎に1度押すものであり、1度押す毎にその信号を制御部50に出力 する。
【0079】 スタートランプ部26aは、リール14の回転開始が可能な状態である場合に 制御部50から与えられる点灯指示信号により、スタートランプ26を点灯させ る。
【0080】 スタートレバー28は、リール14の回転開始が可能な状態において3つのリ ール14の回転を一斉に開始させる場合に、押下することにより回転開始信号を 制御部50に出力する。
【0081】 ストップランプ部32aは、リール14が回転中であってその回転をストップ ボタン30の押圧により停止させることが可能である場合に各リール14毎に制 御部50から与えられる点灯指示信号により、各ストップランプ32を点灯させ る。
【0082】 ストップボタン30(停止ボタン)は、回転中のリール14を停止させる場合 に各リール14毎に押圧するものであり、各ストップボタン30の押圧により、 対応するリール14を停止させるための停止信号を制御部50に出力する。
【0083】 有効ラインランプ部18aは、賭けられた(払込まれた)メダルの枚数に応じ て制御部50から与えられる点灯指示信号により、対応する有効ラインランプ1 8を点灯させる。
【0084】 リール部14aは、3つのリール14と、各リール14を回転駆動又は停止保 持するための3つのステッピングモータと、制御部50からのステッピングモー タ駆動信号に応じてそれらのステッピングモータを駆動するための駆動回路と、 一定回転位置において制御部50に対しリセット信号を出力するためのリセット 信号出力部を有してなる(図示せず。)。制御部50は、リール14の1回転毎 に、リセット信号を受けた時点からステッピングモータ駆動信号の例えばパルス 数をカウントすることにより、リール14の回転角度、すなわち各シンボルの位 置を把握すること(すなわち表示手段による表示内容を検知すること)ができる 。
【0085】 ヒットランプ部10aは、制御部50から与えられる点灯指示信号又は点滅指 示信号により、ヒットランプ10を点灯し又は点滅する。
【0086】 音声出力部52は、制御部50から出力される音声出力信号に応じ、スピーカ 20から音声を出力する。
【0087】 引込作動操作順表示部36aは、制御部50から出力される表示信号に従って 、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」の6文字のうちセットされ た文字を1つ固定表示する。
【0088】 保留枚数表示部38aは、スロットマシンに保留されているメダル枚数として 制御部50に記憶されている枚数に応じて制御部50から出力される表示信号に 従って、その枚数に応じた数字を保留枚数表示器38に表示する。
【0089】 メダル払出部44aは、ゲームの結果に応じ制御部50において計算されたメ ダル払出数に応じて制御部50から出力される払出信号に従って、その枚数に応 じたメダルをメダル払出口44から払い出す。
【0090】 払出枚数表示部40aは、ゲームの結果に応じ制御部50において算出された メダル払出数に応じて制御部50から出力される表示信号に従って、その枚数に 応じた数字を払出枚数表示器40に表示する。
【0091】 (3) 次に、ゲーム実行処理動作の概略を図4及び図5を参照して説明する。
【0092】 ステップS1において、制御部50がメダル払込みの有無を判定する。メダル の投入が可能でメダル投入ランプ34が点滅状態にある場合にメダル投入口22 から1乃至3枚のメダルを投入するか、保留されているメダルがあって保留枚数 表示器38に1以上が表示されている場合にBETボタン24押圧により1枚以 上のメダルが払い込まれることにより、ステップS1の判定はY(YES)とな る。それにより、スタートランプ26が点灯する(S2)と共に、投入されたメ ダル枚数に応じて有効ラインランプ18が点灯し、ステップS3に進む。
【0093】 スタートレバー28を押下すると、ステップS3はYとなり、制御部50は、 次のステップS4でスタートランプ26を消灯し、ステップS5で3つのリール 14を一斉に回転させる。更にステップS6で、10倍役物状態とするか否かの 抽選と共に、BB賞(ビッグボーナスを実行する賞)[赤7−赤7−赤7、又は 、青7−青7−青7]、RB賞(レギュラーボーナスを実行する賞)、及びSB 賞(シングルボーナスを実行する賞)、並びにその他の遊技者にとって比較的利 益の小さい賞(小物)であるオレンジ、プラム、ベル、チェリー等又は再遊技に ついて内部当りか否かの抽選を、制御部50において行う。この例においては、 全ての賞が、所定の内部当り条件の達成によって、その内部当り条件に対応する 賞について内部当り設定手段により内部当り状態が設定される内部当り対象賞で あり、そのうちSB(シングルボーナス)ゲームにおいて高率で入賞し得る15 枚のメダルの払出しを受ける賞が所定の賞である。抽選は、乱数サンプリングを 実行し、得られたサンプリング値をROMに書き込まれているデータに照らして 、当選か否か及びその賞の種類等を判定することにより行う。他の方法による抽 選も可能である。
【0094】 抽選により何れかの賞の内部当りとなった場合、その賞に対応するフラグがセ ットされる。SB賞(シングルボーナスを実行する賞)に当選した場合、すなわ ち所謂SBの内部当りの場合(S7−Y)、制御部50においてSBフラグがセ ットされる(S8)。
【0095】 次いで、制御部50が全てのストップランプ32を点灯させる。その後、遊技 者が適宜のタイミングで各ストップボタン30を押圧することにより(或いは所 定時間ストップボタン30を押圧せずに不操作状態が継続することにより)出力 される停止信号を制御部50が検知すると、制御部50は、リール停止操作時に 発する停止音の出力信号を音声出力部52に対し出力し、音声出力部52はそれ に応じてスピーカ20から停止音を出力する。次いで制御部50は対応するリー ル14のステッピングモータを停止させる。
【0096】 (3-1) 制御部50が対応するリール14のステッピングモータを停止させる 際、BB賞、RB賞、SB賞、再遊技、その他の小物等の何れかの賞の内部当り 状態となっていることを示すフラグが何れもセットされていなければ、制御部5 0はストップボタン30押圧(或いは所定時間放置)による停止信号を受けた後 一定のタイミングでリール14を停止させる。但し、リール14が前記一定のタ イミングで停止する際に、何れかの賞の入賞条件を達成することとなる場合は、 そのリール14を1コマ送る(シンボル1つ分余分に回転させる)。それでも何 れかの賞について入賞することとなる場合は、入賞とならないようになるまでリ ール14のコマ送りを繰り返す(非入賞制御)。
【0097】 この場合は、3つのリール14が停止した状態で入賞に係るシンボルの組み合 わせが有効ライン16上に表示されないため、その後ステップS1に戻る。
【0098】 (3-2) 何れかの賞に内部当り状態となっていることを示すフラグがセットさ れている場合、制御部50は、ストップボタン30の押圧等による停止信号を受 けた時点から内部当り状態となっている賞への入賞に必要なシンボルが入賞に必 要な位置に達するまでの差が規定停止時間内であるときは、そのシンボルが必要 位置に表示されるようにリール14を停止させる(引込制御)。すなわち、その シンボルをシンボル表示窓12の必要位置に引き込む。このようにして、内部当 り状態が設定されている場合に、その賞に入賞する率を上げるか又は入賞がほぼ 確実となるようにして高入賞率化する。このような引込制御は、ストップボタン 30の押圧順によらず実行される。前記規定停止時間内にないときは、他の賞に ついて入賞とならないように必要に応じリール14を1コマずつ送って停止させ る。
【0099】 3つ目のリール14が停止すると、制御部50は、有効ラインランプ18によ って示される有効ライン16上のシンボルの種類及び並び方を把握し、入賞か否 か、及び入賞した賞の種類を判定する。その際遊技者も、同様に入賞か否か、及 び入賞した賞の種類を知ることとなる。
【0100】 入賞と判定された場合、制御部50は、賞の内容に応じ、例えば所定枚数のメ ダルの払出しをメダル払出部44aに指示すると共に、その枚数に応じた数字を 払出枚数表示器40に表示するよう払出枚数表示部40aに指示し、更に、その 賞の内部当りを示すフラグをクリアする。次いで、その賞が特別ゲームを開始す るものでない場合はステップS1に戻り、その賞がBB等の特別ゲームを開始す るものであるときは、ヒットランプ10の点滅及びスピーカ20からの効果音出 力により各特別ゲーム開始の賞に入賞したことが報知され、その特別ゲームへ移 行し、特別ゲーム終了後、ステップS1に戻る。
【0101】 BBフラグ又はRBフラグがセットされていない場合において入賞なしと判定 されたときは、BBフラグ及びRBフラグを除く全ての賞についての内部当りフ ラグをクリアする。次いでステップS1に戻り、ゲームが繰り返される。
【0102】 (3-2) SBフラグがセットされている場合、制御部50は、有効ラインラン プ18によって示される有効ライン16上に[SB−SB−SB]とシンボルが 並んでいるか否かを把握し、SB賞の入賞か否かを判定する。その際遊技者も、 同様に入賞か否か、及び入賞した賞の種類を知ることとなる。
【0103】 入賞と判定された場合、制御部50は、5枚(所定枚数)のメダルの払出しを メダル払出部44aに指示すると共に、その枚数に応じた数字を払出枚数表示器 40に表示するよう払出枚数表示部40aに指示し、更に、その賞の内部当りを 示すフラグをクリアする。そしてヒットランプ10の点滅及びスピーカ20から の効果音出力によりSBゲームを実行する賞に入賞したことが報知され、SBゲ ームへ移行する。
【0104】 この実施例のSBゲームにおいては、「☆−☆−☆」とシンボルが固定表示さ れた場合に入賞となり15枚のメダルの払出しを受ける所定の賞のみである。
【0105】 リール14の回転を停止させてシンボルを固定表示させるための左中右のスト ップボタン30の押圧順は6通りであり、SBゲームにおいて所定の賞に内部当 りフラグが設定されている場合に、下記A乃至Fとして示される6通り全てが、 各リール14におけるシンボル「☆」を有効ライン16上に停止させるための引 込制御が作動し得る引込可能固定操作順(態様)である。 A:左、中、右の順でストップボタン30を押圧してリールを停止させた場合 B:左、右、中の順でストップボタン30を押圧してリールを停止させた場合 C:中、左、右の順でストップボタン30を押圧してリールを停止させた場合 D:中、右、左の順でストップボタン30を押圧してリールを停止させた場合 E:右、左、中の順でストップボタン30を押圧してリールを停止させた場合 F:右、中、左の順でストップボタン30を押圧してリールを停止させた場合
【0106】 SBゲームは次のように実行される。先ず制御部50がメダル払込みの有無を 判定する。メダルの投入が可能でメダル投入ランプ34が点滅状態にある場合に メダル投入口22から1乃至3枚のメダルを投入するか、保留されているメダル があって保留枚数表示器38に1以上が表示されている場合にBETボタン24 押圧により1枚以上のメダルが払い込まれることにより、スタートランプ26が 点灯すると共に、投入されたメダル枚数に応じて有効ラインランプ18が点灯す る。
【0107】 次いでスタートレバー28を押下すると、制御部50はスタートランプ26を 消灯し、3つのリール14を一斉に回転させる。更に、制御部50において、乱 数サンプリング等により、前記所定の賞に内部当りとなるか否かの抽選を行い、 当選した場合、上記A乃至Fのうち何れを引込制御が作動する操作順すなわち引 込作動操作順(態様)とするかの振り分け抽選を行って選択されたストップボタ ン押圧順(引込作動操作順)についてのフラグが制御部50においてセットされ る。上記Aが選択されるとAのフラグがセットされる。
【0108】 10倍役物状態とする抽選に当選して行われる10倍役物中は、ステップS6 における抽選において10倍役物状態とするか否かの抽選でなく10倍役物状態 を解除するか否かの抽選(所謂パンク抽選)を行う点及びSB賞の抽選確率が通 常の10倍である点を除き、ステップS1乃至S8が同様に実行される。10倍 役物中のSBゲームにおいては、A乃至Fの何れかのフラグが設定されていて且 つ10倍役物中であることがフラグ等により確認された場合(S9−Y)、制御 部50の指示により、引込制御が作動するストップボタン押圧順(引込作動操作 順)を示すものとして設定されている文字が、スタートランプ26点灯時に、引 込作動操作順表示部36aにおける引込作動操作順表示用デジタル表示器36に よって表示され、遊技者に報知される(S10)。10倍役物状態でない通常の SBゲームにおいては、このような表示は行われない。
【0109】 BBゲーム及びRBにおけるSBゲームにおいても、引込制御が作動するスト ップボタン押圧順(引込作動操作順)を示すものとして設定されている文字が、 スタートランプ26点灯時に、引込作動操作順表示部36aにおける引込作動操 作順表示用デジタル表示器36によって表示され、遊技者に報知されるものとす ることができるが、このような報知を行わないものとすることや一部においての み報知するものとすることもできる
【0110】 次に、何れのSBゲームにおいても、制御部50が全てのストップランプ32 を点灯させる。その後、遊技者が各ストップボタン30を適宜のタイミングで押 圧することにより(或いは所定時間ストップボタン30を押圧せずに不操作状態 が継続することにより)出力される停止信号を制御部50が検知すると、制御部 50は、リール停止操作時に発する停止音の出力信号を音声出力部52に対し出 力し、音声出力部52はそれに応じてスピーカ20から停止音を出力する。次い で制御部50は対応するリール14のステッピングモータを停止させる。
【0111】 各ストップボタン30の押圧により出力される停止信号の順序が、設定されて いるフラグに対応する順序であることを制御部50が確認すれば、各リール14 の停止に引込制御が作動してシンボル「☆」が有効ライン16上に引き込まれる 。シンボル「☆」は各リール14上の引込可能範囲毎に万遍なく配されているの で、この場合ほぼ確実に所定の賞に入賞する。
【0112】 10倍役物状態である場合、引込作動操作順表示用デジタル表示器36により 、引込制御が作動するストップボタン押圧順に対応する文字が示されるので、そ の順に応じて各ストップボタン30を押圧することが容易である。
【0113】 10倍役物状態でない通常のSBゲームにおいては、引込作動操作順表示用デ ジタル表示器36により、引込制御が作動するストップボタン押圧順に対応する 文字が示されないので、引込制御が作動する確率は6分の1となり、押圧順が設 定された順序と異なるため引き込み制御が作動しない場合、前述のような非入賞 制御により所定の賞の入賞が阻止される。
【0114】 なお、引込作動操作順表示用デジタル表示器36に引込制御が作動するストッ プボタン押圧順に対応する文字と他の文字が表示されるものとすると、押圧順が 設定順に一致する率が低下するので入賞率もそれに応じ低下することとなる。
【0115】 3つ目のリール14が停止すると、制御部50は、有効ラインランプ18によ って示される有効ライン16上のシンボルの種類及び並び方を把握し、入賞とな る所定の賞の入賞か否かを判定する。有効ライン16上にシンボルが「☆−☆− ☆」と並んで入賞と判定された場合、制御部50は、15枚(所定枚数)のメダ ルの払出しをメダル払出部44aに指示すると共に、その枚数に応じた数字であ る「15」を払出枚数表示器40に表示するよう払出枚数表示部40aに指示し 、ストップボタン押圧順(引込作動操作順)についてのフラグ(例えばA)をク リアしてステップS1に戻る。
【0116】 入賞なしと判定された場合は、ストップボタン押圧順(引込作動操作順)につ いてのフラグをクリアしてステップS1に戻り、ゲームが繰り返される。
【0117】 引込作動操作順表示用デジタル表示器36と共に、又はそれに替えて、各リー ル14における透光性合成樹脂製のシンボル表示外周部14bを各リール14の 内周側から照明する常時点灯の各バックライト14cの明暗により引込制御が作 動するストップボタン押圧順を遊技者に示すものとすることができる。なお、図 3には、3つのリール14及びバックライト14cのうち1つのみを示し、他は 省略している。
【0118】 この場合、制御部50からシンボル表示窓用照明部12a及びバックライト部 14dに指示してシンボル表示窓用照明器12b及び全バックライト14cを一 旦消灯した後、引込制御が作動する押圧順における第1押圧順のストップボタン 30による回転停止対象となるバックライト14cを点灯させ、最初のストップ ボタン30の押圧による停止信号が制御部50に入力された後、同様に第2押圧 順のストップボタン30による回転停止対象となるバックライト14cを点灯さ せ、第2のストップボタン30の押圧後、同様に第3押圧順のストップボタン3 0による回転停止対象となるバックライト14cを点灯させ、第3のストップボ タン30の押圧後、制御部50からシンボル表示窓用照明部12aに指示してシ ンボル表示窓用照明器12bを再点灯させるものとすることができる。
【0119】 なお、本考案の実施は、ソフトウェアを用いる手段に代えて電気回路若しくは 電子回路による又は機械的な手段を用いて行ってもよく、電気回路若しくは電子 回路による手段又は機械的な手段に代えてソフトウェアにより行ってもよい。
【0120】
【考案の効果】
本考案の遊技装置においては、所定賞について内部当り設定手段により内部当 り状態が設定されているゲームのうち、全てのゲーム又は特定条件下のゲームに おいて、引込作動操作態様設定手段が、複数種の引込可能固定操作態様の一部の みを、その所定賞について表示固定手段による引込制御が作動する表示固定操作 の態様である引込作動操作態様と設定する。その場合、所定条件下においては、 引込作動操作態様設定手段により設定された引込作動操作態様が複数種の引込可 能固定操作態様のうち何れであるかについての情報を、遊技者が表示固定操作に より前記表示固定指示を出力し得る時期以前に、報知手段が遊技者に報知するの で、遊技者がその情報に基づき設定された引込作動操作態様に合致する態様で表 示固定操作を行なうことにより、内部当り状態が設定されている所定の賞に関し 、表示固定手段による全表示手段又は一部の表示手段についての引込制御が作動 する。ところが所定条件外においては、報知手段によるそのような報知は行われ ないので、遊技者は適宜の態様で表示固定操作を行ない、表示固定手段による引 込制御が作動しない確率が高まる。
【0121】 そのため、引込作動操作態様が設定されている場合、報知手段による報知が行 われる所定条件下における所定賞の入賞率を、報知手段による報知が行われない 所定条件以外の場合の所定賞の入賞率に比し、高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの構成の概要を示すブロック図
である。
【図2】スロットマシンの外観の正面図である。
【図3】スロットマシンのリールのバックライト及びシ
ンボル表示窓用照明器の概略斜視図である。
【図4】ゲーム開始から内部当りフラグ設定までの処理
動作の概略を示すフローチャートである。
【図5】10倍役物状態において引込作動操作態様設定
手段により設定された引込作動操作態様を引込作動操作
順表示用デジタル表示器に表示する処理動作の概略を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
14 リール 36 引込作動操作順表示用デジタル表示器

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】種々の表示内容を連続的に変化させつつ表
    示し得る2又は3以上の表示手段と、遊技者の表示固定
    操作により出力し得る所定の表示固定指示に応答してそ
    の各表示手段に前記表示内容を固定的に表示させるため
    の表示固定手段とを有し、前記表示手段が固定的に表示
    した表示内容が所定の入賞条件を達成することと入賞と
    が対応するゲームを実行する遊技機であって、所定の内
    部当り条件の達成によって、その内部当り条件に対応す
    る賞について内部当り状態を設定する内部当り設定手段
    を有し、前記表示固定手段は、表示固定指示から内部当
    り状態が設定されている賞の入賞条件を達成する表示内
    容を固定的に表示し得るまでの間が所定範囲内であるこ
    とを条件に、その入賞条件を達成し得る表示内容を各表
    示手段に固定的に表示させる引込制御を行うものであ
    り、所定の賞に関し、全表示手段又は一部の表示手段に
    ついての表示固定手段による引込制御が作動し得る表示
    固定操作の態様である引込可能固定操作態様を複数種備
    え、所定の賞について内部当り設定手段により内部当り
    状態が設定されているゲームのうち、全てのゲーム又は
    特定条件下のゲームにおいて、複数種の引込可能固定操
    作態様の一部のみを、その所定賞について表示固定手段
    による引込制御が作動する表示固定操作の態様である引
    込作動操作態様と設定する引込作動操作態様設定手段
    と、所定条件下で、前記引込作動操作態様設定手段によ
    り設定された引込作動操作態様が前記複数種の引込可能
    固定操作態様のうち何れであるかについての情報を、遊
    技者が表示固定操作により前記表示固定指示を出力し得
    る時期以前に遊技者に報知する報知手段を有することを
    特徴とする遊技装置。
  2. 【請求項2】上記表示固定手段が、上記所定の賞につい
    て内部当り設定手段により内部当り状態が設定されてお
    り、且つその所定賞について引込作動操作態様設定手段
    により引込作動操作態様が設定されている場合に、設定
    されている引込作動操作態様と異なる表示固定操作が行
    われたときは、表示固定指示から何れかの賞の入賞条件
    を達成する表示内容以外の表示内容である非入賞表示内
    容を固定的に表示し得るまでの間が所定範囲内であるこ
    とを条件に、その非入賞表示内容を各表示手段に固定的
    に表示させる非入賞制御を行う請求項1記載の遊技装
    置。
  3. 【請求項3】遊技者が表示固定操作を行って所定の表示
    固定指示を出力するための操作対象部を、2又は3以上
    の表示手段のそれぞれについて有し、上記引込可能固定
    操作態様が、前記各操作対象部に対し表示固定操作を行
    う順序によって複数種の態様を構成している請求項1又
    は2記載の遊技装置。
  4. 【請求項4】上記所定条件下の全ての場合又は一部の場
    合において、報知手段が、上記引込作動操作態様設定手
    段により設定された引込作動操作態様が上記複数種の引
    込可能固定操作態様のうち何れであるかについての情報
    と共に、前記複数種の引込可能固定操作態様のうち引込
    作動操作態様設定手段により設定された引込作動操作態
    様以外のものの一部についての情報を、遊技者が表示固
    定操作により前記表示固定指示を出力し得る時期以前に
    遊技者に報知する請求項1、2又は3の何れかに記載の
    遊技装置。
  5. 【請求項5】上記遊技機が、外周面に複数のシンボルが
    表示され、回転停止状態において前記シンボルの1又は
    2以上を遊技者が視認し得る、回転自在に支持された回
    転体、及びその回転体を回転駆動するための回転駆動装
    置からなる2又は3以上の表示装置と、回転駆動されて
    いる前記回転体を停止させてシンボルを固定表示させる
    ための表示固定装置とを有し、その表示固定装置によっ
    て停止した回転体における前記シンボルの種類とその停
    止位置が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応
    するスロットマシンである請求項1乃至4の何れかに記
    載の遊技装置。
  6. 【請求項6】上記遊技機が、外周面に複数のシンボルが
    表示され、回転停止状態において前記シンボルの1又は
    2以上を遊技者が視認し得る、回転自在に支持された回
    転体、及びその回転体を回転駆動するための回転駆動装
    置からなる2又は3以上の表示装置と、回転駆動されて
    いる前記回転体を停止させてシンボルを固定表示させる
    ための表示固定装置とを有し、その表示固定装置によっ
    て停止した回転体における前記シンボルの種類とその停
    止位置が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応
    するスロットマシンであり、報知手段が、引込作動操作
    態様設定手段により設定された引込作動操作態様の順序
    に従い、操作対象部による表示固定対象となる表示手段
    を、その明暗および/または色彩の変化により遊技者に
    示すものである請求項3記載の遊技装置。
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