JP2887138B1 - 遊技装置 - Google Patents
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Abstract
切な表示固定操作を行ない得る。内部当り設定の報知開
始後、賞の種類の報知が行われるまでの間、より有利な
賞に内部当りを強く期待するので、別の新たなゲームの
ような効果を生み出す。 【解決手段】 BB又はRBに内部当りの場合制御部5
0においてそれぞれBBフラグ又はRBフラグをセット
する。BBフラグ又はRBフラグがセットされていて入
賞なしと判定された場合、BBフラグがセットされてい
るときは内部当り設定・ 賞種表示用デジタル表示器36
に表示させる数字として、「奇数」を制御部50でセッ
トし、RBフラグの場合は「偶数」をセットする。内部
当り設定・ 賞種表示用デジタル表示器36は、作動開始
後約5秒間数字の継続的変更表示を行った後、「奇数」
又は「偶数」を固定的に表示する。
Description
遊技者にとって大きな利益が得られるビッグボーナスな
どと言われる賞の入賞率が高くなるいわゆる内部当り状
態にあることを遊技者に報知すると共に、その報知開始
から遅延した時期に、内部当り状態が設定されている特
定の賞の種類に応じた報知を遊技者に対し行うことによ
り遊技者の興味をそそることのできる、スロットマシン
等の遊技装置に関する。
遊技装置の一例としてのスロットマシンは、概ね次のよ
うなものであった。
複数のリールを例えば3つ有し、メダルの投入後にスタ
ートレバーなどの操作によって前記リールを外周の複数
のシンボルがおおむね識別され得る程度の速度で回転さ
せ、プログラム上で各賞についての抽選を行う。遊技者
にとって比較的利益の小さい賞(リールにほぼ均等に多
数表示されたシンボルの組み合せによる賞)に当選して
内部当りとなった場合は、リール停止位置の制御により
ほぼ確実に入賞する。遊技者にとって大きな利益が得ら
れる賞(リールに比較的少数表示されたシンボルの組み
合せによる賞)に当選して内部当りとなった場合は、リ
ール停止位置の制御により比較的高い率で入賞する。リ
ール停止位置の制御は、遊技者が各リールに対応したス
トップボタンを操作してから一定時間内に可能な範囲
で、対応するシンボルを入賞に必要な位置に引き込んで
停止させるものである。
再遊技(次回もメダル投入なしで同じ条件で再ゲームで
きる)や所定枚数(例えば十数枚又はそれ以下)のメダ
ル払い出し等が挙げられ、大きな利益が得られる賞とし
ては、例えば、所謂ビッグボーナス[大当たり(B
B)]やレギュラーボーナス[中当り(RB)]等のよ
うにより多数のメダル獲得が可能な賞を挙げることがで
きる。何れにせよ、入賞した場合はそれぞれの賞の内容
に従った処理が行われる。
いては、規則等により、BBやRB等の遊技者にとって
大きな利益が得られる賞に係るシンボルの組み合せ数の
上限が決められているので、上述のように、各リールの
外周に表示される当該シンボルの数は比較的少数であ
る。また、遊技者が各リールに対応したストップボタン
を操作してから当該リールが停止するまでの時間も、規
則により、上述のように制限されている。
BBやRB等の遊技者にとって大きな利益が得られる賞
に内部当りとなっても1回のゲームでは入賞し難い。そ
のため、入賞するまでの間内部当り状態が継続される
が、内部当りとなった後、実際にBBやRBに入賞する
までに十数ゲームを要することもよくある。
どは、上述の抽選で内部当り状態となっていることを遊
技者に報知しないため遊技者の認識が低く、だらだらと
遊技を行って無駄なメダルを使ったり、内部当り状態が
継続しているのに別の遊技台に替わって次にその遊技台
で遊技する他の遊技者にBBやRB等を言わば横取りさ
れるような結果となることが往々にしてあった。
して、例えば実公平5−7008号に、ボーナスゲーム
(BB又はRB)の入賞リクエスト信号発生(抽選での
内部当り)を発光又は発音により報知する表示装置を設
け、複数のシンボル列の少なくとも最初の1個が停止制
御されるまでの間は継続して入賞リクエスト信号が発生
されたことを報知するようにしたスロットマシンが開示
されている。
は、ただ単に「内部当たり」であることを示すだけで、
その内部当りがBBについての内部当りなのかRBにつ
いての内部当りなのかを表示しないものがほとんどであ
る。このような場合、内部当りであることを報知された
遊技者は、通常、大当たりであるBBの入賞を狙ってリ
ールを停止させようとする。ところが実際にはRBの内
部当りとなっていることも少なくなく、適切な停止操作
とならないことになりがちである。
区別して例えば別々の色の発光により報知した場合、大
当たりであるBBの内部当りであることを示す色が発光
したときは遊技者が喜ぶが、RBの色が発光したとき
は、せっかく当たったのに遊技者ががっかりしてしまう
こととなりかねない。
ロットマシンのようにBB及びRBの内部当りを表示装
置により報知する場合、その表示装置が作動しなければ
決してボーナスゲームに入賞し得ない。抽選でBBやR
Bに内部当りになる確率は、例えばBBが1/250、
RBが1/300程度であり、合計でも1/136程度
であるから、遊技者は、平均136ゲーム程度の間、
「外れ」、「外れ」、「外れ」と知らされながら遊技用
のメダルを単に消費する感覚で遊技を続ける状態となっ
て興味が続かないことが往々にしてある。
課題に鑑み行われたものであって、その目的とするとこ
ろは、特定の賞について内部当り状態にあることを遊技
者に報知すると共に、内部当り状態が設定されている特
定の賞の種類に応じた報知を遊技者に対し行い、然も遊
技者の興味を引きつけることのできるスロットマシン等
の遊技装置を提供することにある。
変化させつつ表示し得る1又は2以上の表示手段と、そ
の表示手段に前記表示内容を固定的に表示させるための
表示固定手段とを有し、前記表示固定手段を遊技者が操
作して前記表示手段に前記表示内容を固定的に表示させ
ることができ、前記表示手段が固定的に表示した表示内
容が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応する
ゲームを実行する遊技機であって、全ての賞又は一部の
賞である内部当り対象賞に関し、所定の内部当り条件の
達成によって、その内部当り条件に対応する賞について
内部当り状態を設定する内部当り設定手段と、内部当り
対象賞の一部又は全てである複数の賞が、特定の賞であ
り、その特定の賞に内部当り状態が設定されている場合
に遊技者に内部当り状態が設定されていることを報知す
る内部当り設定報知手段と、その内部当り設定報知手段
による報知開始から遅延した時期に、内部当り状態が設
定されている特定の賞の種類に応じた報知を遊技者に対
し行う賞種報知手段を備えることを特徴とする(請求項
1)。 上記の、種々の表示内容を連続的に変化させつつ表
示し得る1又は2以上の表示手段と、その表示手段に前
記表示内容を固定的に表示させるための表示固定手段と
を有し、前記表示固定手段を遊技者が操作して前記表示
手段に前記表示内容を固定的に表示させることができ、
前記表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞
条件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行す
る遊技機は、例えば、複数種のシンボルを順次連続的に
表示するための1又は2以上の表示手段と、表示手段に
おける前記連続的表示を停止させてシンボルを固定表示
させるための表示固定手段とを有し、前記表示固定手段
を遊技者が操作して前記表示手段に前記表示内容を固定
的に表示させることができ、前記表示手段が固定的に表
示したシンボルの種類とその停止位置が所定の入賞条件
を達成することと入賞とが対応するゲームを実行する遊
技機とすることができる。
面に複数のシンボルが表示され、回転停止状態において
前記シンボルの1又は2以上を遊技者が視認し得る、回
転自在に支持された回転体、及びその回転体を回転駆動
するための回転駆動装置からなる1又は2以上の表示装
置(表示手段)と、回転駆動されている前記回転体を停
止させてシンボルを固定表示させるための表示固定装置
(表示固定手段)とを有し、前記表示固定装置を遊技者
が操作して前記表示装置に前記シンボルを固定的に表示
させることができ、その表示固定装置によって停止した
回転体における前記シンボルの種類とその停止位置が所
定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するスロッ
トマシンを挙げることができる(請求項2)。
等を意味するものであり、その例としては、プラム、ス
イカ、チェリー、ベル等の絵、「7」の文字、「BA
R」の文字、「RP」の文字等を挙げることができる。
示するための表示手段は、前記好適な例におけるよう
な、ステッピングモータ等の回転駆動装置により回転駆
動される回転体のほか、例えば、CRTや液晶パネル等
のビデオディスプレイ装置を利用したものであってもよ
い。前記遊技機は、このような表示手段を1又は2以上
有し、各表示手段が1組のシンボル群を互いに独立的に
表示するものとすることができる。前記回転体の場合、
1又は2以上(例えば3つ)の回転体が互いに独立的に
回転することにより、それぞれの回転体に表示されたシ
ンボル群を互いに独立的に表示するものとすることがで
きる。ビデオディスプレイ装置を利用したものの場合、
例えば1台のビデオディスプレイ装置に1又は2組以上
のシンボル群を互いに独立的に表示することにより1又
は2以上の表示手段とすることもできる。
シンボルが外周面の周方向に順に1つずつ表示されたリ
ールを挙げることができる。
作する停止ボタンによる停止信号に応答して、前記のよ
うな回転体を回転駆動するステッピングモータ等の回転
駆動装置を適宜のタイミングで停止させ得るものとする
ことができる。なお、前記表示固定手段は、遊技者が不
操作状態で所定時間経過することにより発生する停止信
号に応答して、前記ステッピングモータ等の回転駆動装
置を適宜のタイミングで停止させ得るようにすることも
できる。又は、ビデオディスプレイ装置によるシンボル
の表示を適宜のタイミングで固定表示させるものとする
ことができる。或いは、例えば遊技機内部の制御装置に
よって、特定条件下で前記のような回転体を特定のシン
ボルが特定位置に位置するように停止させ得るもの、又
は、特定条件下でビデオディスプレイ装置によるシンボ
ルが特定位置に位置するように固定表示させ得るものと
することもできる。
少なくとも遊技者が視認し得る程度の時間、表示内容を
固定状態で表示するものであれば、固定的表示というこ
とができる。
装置等による表示手段が固定的に表示したシンボルの種
類とその停止位置が所定の入賞条件を達成する場合、そ
れはゲームの入賞と対応する。 内部当り対象賞は、全ての賞であってもよく一部の
賞であってもよい。
る。例えば、各ゲームにおいて乱数サンプリングを実行
し、得られたサンプリング値が特定範囲の値であること
により内部当り条件が達成されるもの(すなわち抽選)
としたり、内部当り条件達成をその他の抽選手段により
判定したり、ゲーム中に表示手段が固定的に表示する表
示内容によって内部当り条件達成を判定することもでき
る。特定の賞を含む各内部当り対象賞について、それぞ
れ内部当り条件が設定される。内部当り条件達成の確率
は、例えば前記のようなサンプリング値が内部当りに該
当することとなる幅を大小様々とすることにより、各内
部当り対象賞毎に様々に設定することができる。なお、
特定の賞についての内部当り状態の設定は、一段階で内
部当りの対象となる特定の賞の種類まで設定されるもの
とすることができる他、第1段階で種類未確定の特定の
賞に内部当り状態となり、第2段階でその特定の賞の種
類が設定されるものとすることもできる。
したか否かを判定し、内部当り条件を達成した場合は、
例えばその内部当り条件に該当するフラグをセットする
ことにより内部当り状態を設定するものとすることがで
きる。
ば、その賞に入賞する率が上がるものとすること又は入
賞がほぼ確実となるものとすること、すなわち高入賞率
化するものとすることができる。内部当り状態は、例え
ば1回のゲームが終われば解除されるものとすることも
でき、内部当りとなった賞に入賞するまで継続するもの
とすることもでき、回数や時間やその他の条件によって
定まる所定期間内のみ継続するものとすることもでき
る。
7割以上、好ましくは8割以上、より好ましくは9割以
上の確実性を言い、確実である場合を含む。
とれば、前記内部当り条件が達成された場合に、例え
ば、遊技者が操作する停止ボタンによる停止信号を受け
た時点から前記内部当り条件によって特定される賞に対
応するシンボルが特定位置に表示されるまでのずれが所
定範囲内であることを条件にそのシンボルを入賞に必要
な位置に停止させること(所謂引き込み)による高入賞
率化を実現するものとすることができる。回転体におい
て該当するシンボルの出現率が高ければ、より高率で入
賞可能となり、該当するシンボルが、所謂引き込みにお
けるずれの許容範囲内毎に万遍なく配されていれば、確
実に又はほぼ確実に入賞し得ることとなる。
マシンを例にとれば、回転する回転体におけるシンボル
を見ながら遊技者が停止ボタンを操作して所要のシンボ
ルが所要位置に停止するように回転体を停止させる場合
に、遊技者の技量の如何により一層確実性高く、内部当
りとなった賞に入賞可能な状態となるものを含むもので
あり、単に数学的な確率が上がることのみを言うもので
はない。 特定の賞に内部当り状態が設定されている場合、内
部当り設定報知手段は、(例えば、その内部当り状態の
設定を、対応するフラグにより確認することを条件とし
て)内部当り状態が設定されていることを遊技者に報知
し、その報知開始から遅延した時期に、賞種報知手段
が、内部当り状態が設定されている特定の賞の種類に応
じた報知を遊技者に対し行う。このような報知は、内部
当り状態が複数ゲームにわたり継続する場合、継続して
いる間の何ゲームでも行なうようにすることができる
他、1度の内部当り状態設定につき1度だけとすること
もでき、回数を設定することもできる。
の賞の種類を遊技者が知ることができるので、内部当り
状態が設定されているのに別の遊技装置に替わって特定
の賞に入賞するチャンスを逃すことが防がれ、内部当り
状態が設定されていない状態でだらだらと遊技を継続し
てしまうことを避けることが可能になると共に、内部当
り状態が設定されている特定の賞の種類に応じた適切な
表示固定操作を行なうことができる。
よる報知開始の後、賞種報知手段による報知が行われる
までの期間を、特定の賞のうち何れに内部当りとなるか
が抽選等によって振り分けられる期間であるように認識
し、その間、より有利な賞に内部当りとなるよう強い期
待を抱きつつ過ごすこととなるので、遊技者の興味を強
く引きつけることができる。たとえ賞種報知手段により
報知された結果において、内部当り状態となった賞があ
まり有利な賞でなかったとしても、何れかの特定の賞に
内部当り状態が設定されていることがわかってから賞の
種類が分かるまでの抽選等による振り分けの期間が、遊
技者の興味を強く引きつける別の新たなゲームのような
効果を生み出すので、全体としての興趣が増大すること
となる。
く全てでもよい。特定の賞として好ましいのは、RB
(レギュラーボーナス)やBB(ビッグボーナス)等の
遊技者にとって大きな利益が得られる賞である。
に所謂引き込みの対象とするシンボルは、その特定の賞
に入賞するために必要なシンボルの他にそれ以外の特定
のシンボルを加えることもできる。回転体において特定
の賞に入賞するためのシンボルの出現率が低くてもそれ
以外の引き込み対象の特定のシンボルの出現率が高けれ
ば、特定の賞に入賞しなかった場合に固定表示されるシ
ンボルは、入賞対象シンボルと前記特定シンボルになる
率が高く(又は確実に)なり、遊技者が固定表示された
シンボルを見て特定の賞に内部当り状態となっているこ
とを期待する率が高くなる。この場合、表示手段の固定
的表示内容が(1種又は2種以上の)特定の表示内容と
なり、且つ、内部当り設定報知手段及び賞種報知手段に
より報知が行われるので、報知手段の報知内容と共に表
示手段の表示内容も、遊技者の注目をより強く引くもの
となる。
構成する報知装置には特に限定はなく、1又は2個以上
のランプやLED(発光ダイオード)を用いた表示装
置、液晶パネルを用いた表示装置、LED等による7セ
グメントデジタル表示、1又は2以上のリール(ゲーム
における入賞とは無関係の別個に設けられたリールでも
よい)等の視覚的内容を報知する装置(それらの1種又
は2種以上の組み合わせ)や、スピーカその他の音声発
生装置による聴覚的内容を報知する装置(それらの1種
又は2種以上の組み合わせ)等の何れか又はそれらの複
合等によって行うことができる。視覚的内容と聴覚的内
容の複合による場合、より効果的である。
同一の報知装置を用いたものとすることができる(請求
項3)。この場合、同一の報知装置のみを用いるとき
と、内部当り設定報知手段と賞種報知手段がそれぞれ同
一の報知装置と別々の報知装置を組み合せて用いるとき
とがある。
段として全く別の報知装置を用いることもできる。
より報知する内容としては、例えば、文字、図形等の意
味のある視覚的内容や、言葉やメロディ等の聴覚的内
容、又はそれ自体にはあまり意味のない視覚的若しくは
聴覚的内容等を採用し得る。また、報知する内容は、入
賞の報知等の他の事項の報知から区別できるものとする
ことが望ましい。
が設定されている特定の賞の種類に応じて行われる。従
って、それぞれの特定の賞に別々の報知内容(報知手段
が変ることにより報知内容が変る場合も含む)又は報知
時期が設定されるものとすることができる。
より報知する内容は、特定の賞に内部当り状態が設定さ
れている場合にのみ特に設けられたものでもよく、また
例えば、同様の状況において通常行われる表示や音声に
変更が加えられることにより報知されるものであっても
よい。
ば、表示手段による固定的表示が行われた後に行われる
ものとすることができる他、表示手段が表示内容の連続
的変化を開始する前、又は表示手段が表示内容を連続的
に変化させつつ表示する間(例えば、表示手段に表示内
容を固定的に表示させるために表示固定手段を遊技者が
最終的に操作する前、すなわち遊技者の操作が関与し得
る時期である。より具体的な例として、3つの回転する
リールを3つの停止ボタンの押圧によりそれぞれ停止さ
せてそれらの外周面のシンボルを固定的に表示するもの
の場合、3つ目に押圧する停止ボタンの押圧前を挙げる
ことができる。)に行われるものとすることができる。
報知手段による報知の時間は、それぞれ一瞬であっても
よく数秒以上であってもよい。内部当り設定報知手段に
よる報知終了と賞種報知手段による報知開始の間にある
程度の時間が経過するものであってもよく、内部当り設
定報知手段による報知終了とほとんど同時に賞種報知手
段による報知が開始されるものであってもよい。
報知は、内部当り設定報知手段による報知開始から賞種
報知手段による報知までの間、ほぼ継続するものである
(請求項4)。
れるまでの間、内部当り設定報知手段による報知が継続
するので、その報知の継続が遊技者の期待を一層掻き立
て、別の新たなゲームのような効果をより強く発揮して
全体としての興趣を一層増大させる。
継続は、その報知継続中に内部当りとなった賞の種類が
抽選等により振り分けられていると遊技者が認識し易い
ような態様で行うことが、遊技者の興趣をより一層そそ
る上で効果的である。そのような態様の例としては、複
数(好ましくは多数)のランプやLED等を順次点滅さ
せて最後に内部当りとなった特定の賞の種類に応じた位
置で点灯させる(賞種報知手段による報知を行なう)態
様や、表示装置により表示される数字(又は文字若しく
は図形)を連続的に変化させ、最後に内部当りとなった
特定の賞の種類に応じた数字(又は文字若しくは図形)
を表示させる(賞種報知手段による報知を行なう)態
様、より具体的には、ルーレットのような表示態様等を
挙げることができる。ここに挙げた例は、内部当り設定
報知手段と賞種報知手段を同一の装置により構成する場
合及び一部共通する装置により構成する場合の例でもあ
る。
報知手段による報知開始(前述のように、内部当り設定
報知手段による報知は一瞬のみ行われるものでもよい)
から遅延した時期に行われる。この場合の遅延は、内部
当りとなった賞の種類が抽選等により振り分けられてい
ると遊技者が認識し得る程度の時間であり、例えば2乃
至120秒間、好ましくは3乃至100秒間、より好ま
しくは5乃至60秒間程度とすることができる。 本発明の遊技装置において実行されるゲームにおい
ては、表示固定手段によって表示手段が固定的に表示し
た表示内容が所定の入賞条件を達成することとゲームの
入賞とが対応し、入賞の有無及び賞の種類は、表示手段
が固定的に表示した表示内容によって遊技者に示され
る。
達成の有無を判定する入賞判定手段を設けることにより
判定することができる。
技者が操作する停止ボタンによる停止信号又は不操作状
態で所定時間放置することにより発生する停止信号に応
答して適宜のタイミングで固定表示されたシンボルの停
止位置とその種類についての条件を達成することとする
ことができる。
宜タイミングで乱数サンプリングを実行し、得られたサ
ンプリング値により判断する抽選手段、又はその他の抽
選手段の実行により判断するものとすることができる。
(3) 所定の内部当り条件(例えば、適宜タイミングで乱
数サンプリングを実行し、得られたサンプリング値によ
り判断される条件、又はその他の抽選手段の実行により
判断される条件)の達成によって、その内部当り条件に
対応する賞についての内部当り状態が内部当り設定手段
により設定された上で、遊技者が操作する停止ボタンに
よる停止信号又は遊技者が表示手段を固定表示させずに
不操作状態で所定時間放置することにより発生する停止
信号を受けた時点から前記条件によって特定されるシン
ボルが特定位置に表示されるまでのずれが所定範囲内で
あることとすることもできる。なお、入賞の条件は、常
に一定であることを必ずしも要しない。入賞の条件や賞
の内容を適宜変更することもできる。
は、例えば、メダルやコイン等の遊技媒体の払い出し、
遊技媒体保留情報(クレジット)の加算、再遊技(リプ
レイ)可能回数等の価値情報の加算、遊技者にとってよ
り有利な条件の特別ゲームの開始等、又はそれらのうち
2以上のものの組み合わせ等を挙げることができる。特
別ゲームが開始される賞は、1種であってもよく2種以
上であってもよい。また特別ゲームの内容は、1種であ
ってもよく2種以上であってもよい。特別ゲームから更
に同種又は異種の特別ゲームに移行し得るものとするこ
ともできる。
が高いというような、一般に、遊技者にとって有利な条
件のゲームである。一般ゲームというのは、特別な条件
を要することなく通常行われるゲームを言う。特別ゲー
ムとしては、例えば、メダル(遊技媒体の一例)を1枚
だけ投入することができ、所定枚数のメダルを払い出す
賞に高率で入賞し得るSB(シングルボーナス)、SB
を所定回数繰り返すことができるRB(レギュラーボー
ナス)、RBを所定回数繰り返すことができるBB(ビ
ッグボーナス)等の他、特別ゲーム開始以外の賞を遊技
者の技量次第で狙って当てることが一定期間可能になる
CT(チャレンジタイム)、SBの当選確率が所定期間
中10倍程度になる10倍役物等を挙げることができ
る。
技、及び十数枚又はそれ以下のメダルを払い出す小物
(通常のスロットマシンにおいては、例えばオレンジ、
プラム、ベル、チェリー等)等を含む場合、特定の賞
は、それら全てでもよく、例えば、BB及びRB(何れ
も遊技者に利益の大きい賞で1回のゲームでは入賞し難
い賞)のみ、或いはBB、RB及びプラムのみというよ
うに、任意に選択することもできる。 (2) 上記(1) の遊技装置は、内部当り条件が達成され
る確率が、各内部当り対象賞毎に様々に設定され、特定
の賞が、各内部当り条件達成確率及びその和が相対的に
低い1又は2以上の内部当り対象賞と、内部当り条件達
成確率が相対的に高い1又は2以上の内部当り対象賞を
含むものとすることができる(請求項5)。
ように、入賞した場合の遊技者の利益が大きいが各賞の
内部当り条件達成確率及びその確率の和が相対的に低い
賞と、所謂小物(通常のスロットマシンにおいては、例
えば、プラム、ベル、チェリー等)のように、入賞した
場合の遊技者の利益は大きくないが内部当り条件達成確
率が相対的に高い1又は2以上の内部当り対象賞の両者
が、特定の賞として内部当り設定報知手段による報知及
び賞種報知手段による報知の対象となるので、それらの
報知が比較的頻度高く生じる。そのため、各賞の内部当
り条件達成確率及びその確率の和が相対的に低い賞につ
いてのみ内部当り設定報知手段及び賞種報知手段による
報知が行われる場合(それらの報知頻度が比較的に低い
場合)に比し、遊技者の興味を継続的に引きつけること
ができる。 (3) 上記(1) 又は(2) の遊技装置は、内部当り設定報
知手段及び賞種報知手段が、特定の賞の全部又は一部に
関し、その賞に内部当り状態が設定されていて入賞しな
かった場合に報知を行うものであり、その場合に、内部
当り設定手段は、その内部当り状態を次のゲームに持ち
越すものとすることができる(請求項6)。
の入賞が高入賞率化されていても、例えば上記スロット
マシンの例で、各回転体において特定の賞に対応するシ
ンボルの数が少ないと、上記のような引き込みを行って
も、遊技者が操作する何れかの停止ボタン等による停止
信号を受けた時点から内部当り状態の特定の賞に対応す
るシンボルが特定位置に表示されるまでのずれが所定範
囲外であるとき、そのシンボルを特定位置に表示するこ
とができず、その特定の賞に入賞し得ないので、入賞が
確実ではない(例えば0.5割乃至7割又は1割乃至6
割程度の確実性)ことになる。その特定の賞が、遊技者
にとって大きな利益が得られるものである場合、従来の
スロットマシンの例によれば、内部当り状態でも入賞率
は比較的低くなる。また、同様の例において、内部当り
状態が設定されている特定の賞に対応するシンボルの数
が比較的多くても、停止信号のタイミングにより、ある
程度の割合でその特定の賞に入賞し得ないことが生じ得
る。
されていながら入賞しなかった場合、内部当り設定報知
手段及び賞種報知手段による報知によって、遊技者は特
定の賞に内部当りが設定されていることと、その特定の
賞の種類を知ることができる。そして、例えば、内部当
り状態を設定するフラグを、入賞若しくは所定の複数回
のゲーム終了まで、又は入賞するまでリセットしないよ
うにすることにより、内部当り状態が次のゲームに持ち
越される。
照しつつ説明する。図1乃至図4は、本発明の実施の形
態の例としてのスロットマシンについてのものである。
すブロック図、図2は、スロットマシンの外観の正面図
である。
はRBフラグ設定までの処理動作の概略を示すフローチ
ャートである。
BB内部当りの表示又はRB内部当りの表示を設定する
処理動作の概略を示すフローチャートである。 (1) 遊技者が対面するスロットマシンの正面につい
て、図2を参照しつつ説明する。
ランプ10が設けられている。
等間隔に並んだ3つのシンボル表示窓12が設けられ、
スロットマシン内部における各対応位置に、3つのリー
ル14が水平方向回転軸線を中心として互いに独立的に
回転自在に支持されている。各リール14の外周面に
は、多種のシンボル(オレンジ、プラム、ベル、チェリ
ー等の絵、「7」の文字、「BAR」の文字、「RP」
の文字等。図示せず。)が周方向における一定距離毎に
順に表示され、そのうち周方向に連続する任意の3つの
シンボルが、各リール14の停止時に、シンボル表示窓
12における上中下の各位置にリール14毎に表示され
る。遊技者はこれらのシンボルを視認することができ
る。各リール14は、それぞれ別々のステッピングモー
タ(回転駆動装置の一例。図示せず。)によって、回転
駆動され、また停止保持される。
4それぞれが停止状態で表示する3つのシンボルに関
し、入賞判定において、払い込まれたメダルの枚数(1
乃至3枚)に応じて有効とされる整列位置を示すライン
16(線)が5本描かれている。各ライン16の左端部
には、払い込まれたメダルの枚数に応じてどのライン1
6が有効であるかを示す有効ラインランプ18が配設さ
れている。この例においては、払い込まれたメダルが1
枚の場合、「1MEDAL」の有効ラインランプ18の
点灯によって中央の水平ライン16が有効であることが
示され、メダルが2枚の場合、「1MEDAL」及び2
つの「2MEDALS」の有効ラインランプ18の点灯
によって3本の水平ライン16が全て有効であることが
示され、メダルが3枚の場合、「3MEDALS」の有
効ラインランプ18を含む全ての有効ラインランプ18
の点灯によって、両対角ライン16を含む全てのライン
16が有効であることが示される。遊技者は、有効ライ
ンランプ18によって示された有効ライン16上に、各
リール14におけるどのようなシンボルが位置している
かを見てゲームの結果(入賞か否か、及び入賞した賞の
種類)を知ることができる。ゲームの結果は、ヒットラ
ンプ10の点灯若しくは点滅等やスピーカ20からの音
声出力などによっても知らされる。
部に設けられたメダル投入口22からメダルを投入する
か、スロットマシンに保留されているメダルがある場合
は、BETボタン24を押して必要枚数を払い込む。B
ETボタン24はメダル投入口22の左方に設けられて
いる。
4の回転開始が可能であることを示すために点灯するス
タートランプ26(START)が設けられ、BETボ
タン24の下方に、3つのリール14の回転を一斉に開
始させるためのスタートレバー28が設けられている。
ル14が回転中であり、その回転をストップボタン30
の押圧により停止させることが可能であることを示すた
めに点灯する3つのストップランプ32(STOP)が
設けられている。ストップボタン30は、ストップラン
プ32の下方に、各リール14に対応して3つ設けられ
ている。
入が可能なことを示すために点滅するメダル投入ランプ
34(INSERT MEDALS)が設けられてい
る。その上方には、上から順に、内部当り設定・賞種表
示用デジタル表示器36(LUCKY)、保留枚数表示
器38(CREDIT)及び払出枚数表示器40(PA
YOUT)が設けられている。
その中央部の上側にメダル払出口44が設けられ、その
右側にスピーカ20が設けられている。 (2) 次に、主に図1のブロック図を参照してスロット
マシンの構成の概要を説明する。
の制御及び各種データの読み書きなどの処理を行うCP
U(中央処理装置)、RAM、ゲームの実行や周辺機器
等の制御などのためのプログラム及び各種データが書き
込まれたROM、並びに周辺機器等との接続のための入
出力インターフェイスなど(図示せず。)からなり、必
要に応じ周辺機器等と連携して、上記表示手段、表示固
定手段、内部当り設定手段、内部当り設定報知手段、賞
種報知手段、入賞判定手段等の機能を実現する。
入が可能な場合に制御部50から与えられる点滅指示信
号により、メダル投入ランプ34を点滅させる。
ら投入されたメダルを検出して検出信号を制御部50に
出力する。
留されているメダルを賭ける場合にメダル1枚毎に1度
押すものであり、1度押す毎にその信号を制御部50に
出力する。
回転開始が可能な状態である場合に制御部50から与え
られる点灯指示信号により、スタートランプ26を点灯
させる。
開始が可能な状態において3つのリール14の回転を一
斉に開始させる場合に、押下することにより回転開始信
号を制御部50に出力する。
回転中であってその回転をストップボタン30の押圧に
より停止させることが可能である場合に各リール14毎
に制御部50から与えられる点灯指示信号により、各ス
トップランプ32を点灯させる。
転中のリール14を停止させる場合に各リール14毎に
押圧するものであり、各ストップボタン30の押圧によ
り、対応するリール14を停止させるための停止信号を
制御部50に出力する。
メダルの枚数に応じて制御部50から与えられる点灯指
示信号により、対応する有効ラインランプ18を点灯さ
せる。
各リール14を回転駆動又は停止保持するための3つの
ステッピングモータと、制御部50からのステッピング
モータ駆動信号に応じてそれらのステッピングモータを
駆動するための駆動回路と、一定回転位置において制御
部50に対しリセット信号を出力するためのリセット信
号出力部を有してなる(図示せず。)。制御部50は、
リール14の1回転毎に、リセット信号を受けた時点か
らステッピングモータ駆動信号の例えばパルス数をカウ
ントすることにより、リール14の回転角度、すなわち
各シンボルの位置を把握すること(すなわち表示手段に
よる表示内容を検知すること)ができる。
与えられる点灯指示信号又は点滅指示信号により、ヒッ
トランプ10を点灯し又は点滅する。
れる音声出力信号に応じ、スピーカ20から音声を出力
する。
部50から出力される表示信号に従って、0乃至9の1
0種の数字を素早く変更しつつ約5秒間表示した後、内
部当りの抽選によりBB(ビッグボーナス)又はRB
(レギュラーボーナス)の内部当りとなった場合にそれ
ぞれ設定されるBBフラグ又はRBフラグの有無に応じ
てセットされた数字を固定的に表示する。
に保留されているメダル枚数として制御部50に記憶さ
れている枚数に応じて制御部50から出力される表示信
号に従って、その枚数に応じた数字を保留枚数表示器3
8に表示する。
じ制御部50において計算されたメダル払出数に応じて
制御部50から出力される払出信号に従って、その枚数
に応じたメダルをメダル払出口44から払い出す。
応じ制御部50において算出されたメダル払出数に応じ
て制御部50から出力される表示信号に従って、その枚
数に応じた数字を払出枚数表示器40に表示する。 (3) 次に、ゲーム実行処理動作の概略を図3及び図4
を参照して説明する。
ル払込みの有無を判定する。メダルの投入が可能でメダ
ル投入ランプ34が点滅状態にある場合にメダル投入口
22から1乃至3枚のメダルを投入するか、保留されて
いるメダルがあって保留枚数表示器38に1以上が表示
されている場合にBETボタン24押圧により1枚以上
のメダルが払い込まれることにより、ステップS1の判
定はY(YES)となる。それにより、スタートランプ
26が点灯する(S2)と共に、投入されたメダル枚数
に応じて有効ラインランプ18が点灯し、ステップS3
に進む。
プS3はYとなり、制御部50は、次のステップS4で
スタートランプ26を消灯し、ステップS5で3つのリ
ール14を一斉に回転させる。更にステップS6でBB
(ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス)、及
びSB(シングルボーナス);並びにその他の遊技者に
とって比較的利益の小さい賞(小物)であるオレンジ、
プラム、ベル、チェリー等又は再遊技について、制御部
50において、内部当りか否かの抽選を行う。この例に
おいては、全ての賞が内部当り対象賞であり、そのうち
BB及びRBが特定の賞である。抽選は、乱数サンプリ
ングを実行し、得られたサンプリング値をROMに書き
込まれているデータに照らして、当選か否か及びその賞
の種類等を判定することにより行う。他の方法による抽
選も可能である。
場合、その賞に対応するフラグがセットされる。BB
(ビッグボーナス)に当選した場合、すなわち所謂BB
の内部当りの場合(S7−Y)、制御部50においてB
Bフラグがセットされる(S8)。また、抽選によりR
B(レギュラーボーナス)に内部当り(当選)となった
場合(S9−Y)、RBフラグがセットされる(S1
0)。
プ32を点灯させる。その後、遊技者が適宜のタイミン
グで各ストップボタン30を押圧することにより(或い
は所定時間ストップボタン30を押圧せずに不操作状態
が継続することにより)出力される停止信号を制御部5
0が検知すると、制御部50は、リール停止操作時に発
する停止音の出力信号を音声出力部52に対し出力し、
音声出力部52はそれに応じてスピーカ20から停止音
を出力する。次いで制御部50は対応するリール14の
ステッピングモータを停止させる。 (3-1) 制御部50が対応するリール14のステッピン
グモータを停止させる際、BB、RB、SB、再遊技等
の何れかの賞の内部当り状態となっていることを示すフ
ラグが何れもセットされていなければ、制御部50はス
トップボタン30押圧(或いは所定時間放置)による停
止信号を受けた後一定のタイミングでリール14を停止
させる。但し、リール14が前記一定のタイミングで停
止する際に、何れかの賞の入賞条件を達成することとな
る場合は、そのリール14を1コマ送る(シンボル1つ
分余分に回転させる)。それでも何れかの賞について入
賞することとなる場合は、入賞とならないようになるま
でリール14のコマ送りを繰り返す。
状態で入賞に係るシンボルの組み合わせが有効ライン1
6上に表示されないため、その後ステップS1に戻る。 (3-2) 何れかの賞に内部当り状態となっていることを
示すフラグがセットされている場合、制御部50は、ス
トップボタン30の押圧等による停止信号を受けた時点
から内部当り状態となっている賞への入賞に必要なシン
ボルが入賞に必要な位置に達するまでの差が規定停止時
間内であるときは、そのシンボルが必要位置に表示され
るようにリール14を停止させる。すなわち、そのシン
ボルをシンボル表示窓12の必要位置に引き込む。この
ようにして、内部当り状態が設定されている場合に、そ
の賞に入賞する率を上げるか又は入賞がほぼ確実となる
ようにして高入賞率化する。前記規定停止時間内にない
ときは、他の賞について入賞とならないように必要に応
じリール14を1コマずつ送って停止させる。
は、有効ラインランプ18によって示される有効ライン
16上に各リール14におけるシンボルが「7−7−
7」と揃う必要があり、RB(レギュラーボーナス)の
場合は、「BAR−BAR−BAR」と揃う必要があ
る。BB(ビッグボーナス)及びRB(レギュラーボー
ナス)は、各リールにおけるシンボル「7」及び「BA
R」の数が少ないので、内部当り状態となってBB(ビ
ッグボーナス)又はRB(レギュラーボーナス)に対応
するフラグがセットされている場合でも1回のゲームで
入賞する率は高いとは言えない。
50は、有効ラインランプ18によって示される有効ラ
イン16上のシンボルの種類及び並び方を把握し、入賞
か否か、及び入賞した賞の種類を判定する。その際遊技
者も、同様に入賞か否か、及び入賞した賞の種類を知る
こととなる。
の内容に応じ、例えば所定枚数のメダルの払出しをメダ
ル払出部44aに指示すると共に、その枚数に応じた数
字を払出枚数表示器40に表示するよう払出枚数表示部
40aに指示し、更に、その賞の内部当りを示すフラグ
をクリアする。次いで、その賞が特別ゲームを開始する
ものでない場合はステップS1に戻り、その賞がBB、
RB等の特別ゲームを開始するものであるときは、ヒッ
トランプ10の点滅及びスピーカ20からの効果音出力
により各特別ゲーム開始の賞に入賞したことが報知さ
れ、その特別ゲームへ移行し、特別ゲーム終了後、ステ
ップS1に戻る。
いない場合において入賞なしと判定されたときは、BB
フラグ及びRBフラグを除く全ての賞についての内部当
りフラグをクリアする。次いでステップS1に戻り、ゲ
ームが繰り返される。
いて入賞なしと判定された場合において、BBフラグが
セットされているときは(S11−Y)、内部当り設定
・ 賞種表示用デジタル表示器36に表示させる数字とし
て、「奇数」を制御部50でセットする(S12)。ま
た、RBフラグがセットされているときは(S13−
Y)、内部当り設定・ 賞種表示用デジタル表示器36に
表示させる数字として「偶数」を、制御部50でセット
する(S14)。
り設定・ 賞種表示用デジタル表示器36が、0乃至9の
10種の数字を素早く変更しつつ表示し始めると共に音
声出力部52が制御部50の指示に応じてスピーカ20
から「作動開始」効果音を出力する。すなわち、特定の
賞であるBB又はRBに内部当り状態が設定されている
ことが報知される。更に、制御部50は、約5秒間、音
声出力部52のスピーカ20から「作動中」効果音を出
力すると共に、内部当り設定・ 賞種表示用デジタル表示
器36が0乃至9の10種の数字を素早く変更しつつ表
示を継続する。そのように約5秒間経過した後、制御部
50は、セットされた数字を内部当り設定・ 賞種表示用
デジタル表示器36が固定的に表示するように指示す
る。
36の作動開始及びスピーカ20からの「作動開始」効
果音により、遊技者は、BB又はRBに内部当りとなっ
たことを知る。そして、約5秒間、音声出力部52のス
ピーカ20からの「作動中」効果音を聞くと共に、設定
・ 賞種表示用デジタル表示器36による数字の継続的変
更表示を見ることにより、遊技者はBB内部当りの期待
が大きく掻き立てられ、内部当り設定・ 賞種表示用デジ
タル表示器36の動作が別の新たなゲームのような効果
を強く発揮する。
てスピーカ20から「賞種確定」効果音を出力すると共
に、BBフラグがセットされているときは「奇数」が表
示されるので、遊技者はBBに内部当り状態であること
が分かる。RBフラグがセットされているときは「偶
数」が表示されるので、遊技者はRBに内部当り状態で
あることを知ることができる。従って次のゲームにおい
て遊技者が狙うべきシンボルが明らかになる。なお、
「賞種確定」効果音に代えて、BBフラグ又はRBフラ
グに応じ、「BB当選」効果音又は「RB当選」効果音
を出力するようにすることもできる。
びRBに入賞するまでセットされた状態を継続させる。
但し、BBフラグ又はRBフラグがある場合にそれぞれ
BB又はRBに入賞せずにステップS1に戻って繰り返
されるゲームにおいては、ステップS6の抽選は行われ
ない。或いは、例えば、この抽選を、小物の全部又は一
部についてのみ行うようにすることもできる。
電子回路による手段又は機械的な手段に代えてソフトウ
ェアを用いて行ってもよく、ソフトウェアを用いる手段
に代えて電気回路若しくは電子回路による又は機械的な
手段により行ってもよい。
状態が設定されているのに別の遊技装置に替わって特定
の賞に入賞するチャンスを逃すことが防がれ、内部当り
状態が設定されていない状態でだらだらと遊技を継続し
てしまうことを避けることが可能になると共に、内部当
り状態が設定されている特定の賞の種類に応じた適切な
表示固定操作を行なうことができる。然も、遊技者は、
内部当り設定報知手段による報知開始の後、賞種報知手
段による報知が行われるまでの間、より有利な賞に内部
当りとなるよう強い期待を抱きつつ過ごすこととなり、
別の新たなゲームのような効果を生み出すので、全体と
しての興趣が増大する。
である。
設定までの処理動作の概略を示すフローチャートであ
る。
の表示又はRB内部当りの表示を設定する処理動作の概
略を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】種々の表示内容を連続的に変化させつつ表
示し得る1又は2以上の表示手段と、その表示手段に前
記表示内容を固定的に表示させるための表示固定手段と
を有し、前記表示固定手段を遊技者が操作して前記表示
手段に前記表示内容を固定的に表示させることができ、
前記表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞
条件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行す
る遊技機であって、全ての賞又は一部の賞である複数の
内部当り対象賞に関し、所定の内部当り条件の達成によ
って、その内部当り条件に対応する賞について内部当り
状態を設定する内部当り設定手段と、内部当り対象賞の
一部又は全てである複数の賞が、特定の賞であり、その
特定の賞に内部当り状態が設定されている場合に遊技者
に内部当り状態が設定されていることを報知する内部当
り設定報知手段と、その内部当り設定報知手段による報
知開始から遅延した時期に、内部当り状態が設定されて
いる特定の賞の種類に応じた報知を遊技者に対し行う賞
種報知手段を備えることを特徴とする遊技装置。 - 【請求項2】上記遊技機が、外周面に複数のシンボルが
表示され、回転停止状態において前記シンボルの1又は
2以上を遊技者が視認し得る、回転自在に支持された回
転体、及びその回転体を回転駆動するための回転駆動装
置からなる1又は2以上の表示装置と、回転駆動されて
いる前記回転体を停止させてシンボルを固定表示させる
ための表示固定装置とを有し、前記表示固定装置を遊技
者が操作して前記表示装置に前記シンボルを固定的に表
示させることができ、その表示固定装置によって停止し
た回転体における前記シンボルの種類とその停止位置が
所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するスロ
ットマシンである請求項1記載の遊技装置。 - 【請求項3】内部当り設定報知手段及び賞種報知手段
が、同一の報知装置を用いたものである請求項1又は2
記載の遊技装置。 - 【請求項4】内部当り設定報知手段による報知開始から
賞種報知手段による報知までの間、賞種報知手段による
報知が継続する請求項3記載の遊技装置。 - 【請求項5】内部当り条件が達成される確率が、各内部
当り対象賞毎に様々に設定され、特定の賞が、各内部当
り条件達成確率及びその和が相対的に低い1又は2以上
の内部当り対象賞と、内部当り条件達成確率が相対的に
高い1又は2以上の内部当り対象賞を含む請求項1、
2、3又は4記載の遊技装置。 - 【請求項6】内部当り設定報知手段及び賞種報知手段
が、特定の賞の全部又は一部に関し、その賞に内部当り
状態が設定されていて入賞しなかった場合に報知を行う
ものであり、その場合に、内部当り設定手段は、その内
部当り状態を次のゲームに持ち越す請求項1、2、3、
4又は5記載の遊技装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10134363A JP2887138B1 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 遊技装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10134363A JP2887138B1 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 遊技装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2887138B1 true JP2887138B1 (ja) | 1999-04-26 |
JPH11319187A JPH11319187A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15126631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10134363A Expired - Lifetime JP2887138B1 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 遊技装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2887138B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009077911A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Olympia:Kk | 遊技機、プログラムおよび情報記憶媒体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3822457B2 (ja) * | 2001-04-25 | 2006-09-20 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP10134363A patent/JP2887138B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009077911A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Olympia:Kk | 遊技機、プログラムおよび情報記憶媒体 |
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