JP4433410B2 - 遊技装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば遊技者にとって大きな利益が得られるが入賞率が低い所謂ビッグボーナスを開始する賞等の特定の賞について入賞率が高い内部当り状態にある場合に、その賞について内部当り状態にあることの報知を行なう前に内部当り状態にある可能性があることの報知を遊技者に対し行うと共に、前記特定の賞に内部当り状態となっていない所定の場合にも特定の賞に内部当り状態にある可能性があることの報知を遊技者に対し行うことにより、特定の賞の内部当り状態についての遊技者の期待感をより多くの機会に与え、それを継続させることができる、スロットマシン等の遊技装置に関する。
従来の遊技装置の一例としてのスロットマシンは、概ね次のようなものであった。
すなわち、外周に複数のシンボルを有する複数のリールを例えば3つ有し、メダルの投入後にスタートレバーなどの操作によって前記リールを外周の複数のシンボルがおおむね識別され得る程度の速度で回転させ、プログラム上で各賞についての抽選を行う。遊技者にとって比較的利益の小さい賞(リールにほぼ均等に多数表示されたシンボルの組み合せによる賞)に当選して内部当りとなった場合は、リール停止位置の制御によりほぼ確実に入賞する。遊技者にとって大きな利益が得られる賞(リールに比較的少数表示されたシンボルの組み合せによる賞)に当選して内部当りとなった場合は、リール停止位置の制御により比較的高い率で入賞する。リール停止位置の制御は、遊技者が各リールに対応したストップボタンを操作してから一定時間内に可能な範囲で、対応するシンボルを入賞に必要な位置に引き込んで停止させるものである。
比較的利益の小さい賞としては、例えば、再遊技(次回もメダル投入なしで同じ条件で再ゲームできる)や所定枚数(例えば十数枚又はそれ以下)のメダル払い出し等が挙げられ、大きな利益が得られる賞としては、例えば、所謂ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)等のようにより多数のメダル獲得が可能なゲームを開始する賞を挙げることができる。何れにせよ、入賞した場合はそれぞれの賞の内容に従った処理が行われる。
現在主流となっているスロットマシンにおいては、規則等により、BBやRB等の遊技者にとって大きな利益が得られる賞に係るシンボルの組み合せ数の上限が決められているので、上述のように、各リールの外周に表示される当該シンボルの数は比較的少数である。また、遊技者が各リールに対応したストップボタンを操作してから当該リールが停止するまでの時間も、規則により、上述のように制限されている。
このような、規則などによる制限のため、BBやRB等の遊技者にとって大きな利益が得られる賞に内部当りとなっても1回のゲームでは入賞し難い。そのため、入賞するまでの間内部当り状態が継続されるが、内部当りとなった後、実際にBBやRBに入賞するまでに十数ゲームを要することもよくある。
ところが、従前のスロットマシンのほとんどは、上述の抽選で内部当り状態となっていることを遊技者に報知しないため遊技者の認識が低く、だらだらと遊技を行って無駄なメダルを使ったり、内部当り状態が継続しているのに別の遊技台に替わって次にその遊技台で遊技する他の遊技者にBBやRB等を言わば横取りされるような結果となることが往々にしてあった。
実公平5−7008号には、ボーナスゲームの入賞リクエスト信号発生(抽選での内部当り)を発光又は発音により報知する表示装置を設け、複数のシンボル列の少なくとも最初の1個が停止制御されるまでの間は継続して入賞リクエスト信号が発生されたことを報知するようにしたスロットマシンが開示されている。
しかしながらこの場合は、遊技者の意識はその表示装置の作動の有無に集中しがちとなり、然も、その表示装置が作動しなければ決してボーナスゲームに入賞し得ない。抽選でBBやRBに内部当りになる確率は、例えばBBが1/250、RBが1/300程度であり、合計でも1/136程度であるから、遊技者は、平均136ゲーム程度の間、「外れ」、「外れ」、「外れ」と知らされながら遊技用のメダルを単に消費する感覚で遊技を続ける状態となって興味が続かないことが往々にしてある。
特許第2911872号は、ボーナスゲームの内部当りの報知に加えて、ボーナスゲームに内部当りとなっていない場合に一定条件下で疑似内部当り報知を行うものとすることによって、遊技者の興味を継続的に引きつけようとするものである。すなわち、例えば、ボーナスゲームの内部当りの場合、LED等による7セグメントデジタル表示器を作動させて多種の数字を素早く連続的に変化させて表示した後、「3」又は「7」を表示すると共に、ボーナスゲームに内部当りとなっていなくても、一定条件下の疑似内部当りの場合に7セグメントデジタル表示器を作動させて多種の数字を素早く連続的に変化させて表示した後、「3」又は「7」以外の数字を表示するものとして、ボーナスゲームの内部当りの場合と疑似内部当りの場合の双方において7セグメントデジタル表示器の作動により遊技者の期待感を刺激し、その興味を継続的に引きつけようとする。
しかしながらこの場合、7セグメントデジタル表示器が「3」又は「7」以外の数字を表示した時点で、遊技者に対し「外れ」を報知するという結果になってしまい、その都度、遊技者の期待感を刺激するという効果が消滅してしまう。
本発明は、従来技術における上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、特定の賞について入賞率が高い内部当り状態にある場合に、その賞について内部当り状態にあることの報知を行なう前に内部当り状態にある可能性があることの報知を遊技者に対し行うと共に、前記特定の賞に内部当り状態となっていない所定の場合にも特定の賞に内部当り状態にある可能性があることの報知を遊技者に対し行うことにより、特定の賞の内部当り状態についての遊技者の期待感をより多くの機会に与え、それを継続させることができる、スロットマシン等の遊技装置を提供することにある。
(1) 本発明の遊技装置は、
種々の表示内容を連続的に変化させつつ表示し得る1又は2以上の表示手段と、その表示手段に前記表示内容を固定的に表示させるための表示固定手段とを有し、前記表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行する遊技機であって、
内部当り設定手段と、報知手段と、疑似内部当り設定手段を備えており、
前記内部当り設定手段は、所定条件である内部当り条件の達成によって、その内部当り条件に対応する賞について内部当り状態を設定するものであり、
前記報知手段は、内部当りの対象となる賞である内部当り対象賞のうち一部又は全ての賞である特定の賞に内部当り状態が設定されていることを示す確定報知及び前記特定の賞に内部当り状態が設定されている可能性があることを示す可能性報知をそれぞれ遊技者に対し行うものであり、
前記疑似内部当り設定手段は、前記特定の賞について内部当り状態の設定がない場合に、所定条件である疑似内部当り条件の達成によって、疑似内部当り状態を設定するものであり、
前記特定の賞は、内部当り状態が設定されていても入賞が確実ではなく、その内部当り状態が、所定の複数回のゲームにおいて入賞するまでの間又は入賞するまでの何回のゲームにおいても継続されるものであり、
前記特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後、1又は2回以上の何回のゲームで報知手段が可能性報知を行うかの可能性報知ゲーム回数を、抽選により設定する手段、及び、その抽選により設定された可能性報知ゲーム回数に応じ、1又は2回以上の可能性報知を行うゲームを特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後の何番目のゲームとするかの可能性報知ゲームの設定を抽選により行う手段を有し、
前記特定の賞について内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においては、前記報知手段は、その特定の賞に入賞するまでの間のゲームにおいて、前記のように設定された1又は2回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行ない、その後のゲームで確定報知を行い、
前記疑似内部当り状態が設定された場合、前記報知手段は、疑似内部当り状態が設定された後、前記のように設定された1又は2回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行うものであることを特徴とする。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合、1回のゲームで確実にその特定の賞に入賞するわけではないが、所定の複数回のゲームにおいて入賞するまでの間又は入賞するまでの何回のゲームにおいても、その内部当り状態は継続される。このような特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部において、報知手段は、その特定の賞に入賞するまでの間、1又は2回以上のゲームで可能性報知を行い、その後のゲームで確定報知を行う。一方、特定の賞について内部当り状態の設定がない場合において疑似内部当り状態が設定されたときも、報知手段は1又は2回以上のゲームで可能性報知を行う。
従って、報知手段が可能性報知を行った場合、遊技者は、特定の賞に内部当り状態が設定されているか或いは疑似内部当たり状態が設定されているかの何れかであることを知る。すなわち、特定の賞に内部当り状態が設定されている可能性があることを知り、その特定の賞に入賞することについて通常よりも高い期待を持つことができる。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部における可能性報知に、疑似内部当り状態の設定による可能性報知が加わるので、実際に特定の賞に内部当り状態が設定される機会に比し、可能性報知が行われる機会が増大する。それらの可能性報知は、特定の賞について内部当り状態の設定がないことを示すものではなく、特定の賞に内部当り状態が設定されていて特定の賞に入賞することとなるチャンスを意味するものであり、而も、その特定の賞に内部当り状態が設定された場合及び疑似内部当り状態が設定された場合、1又は2回以上のゲームにおいて可能性報知が行われる。そのため、可能性報知によって特定の賞に入賞するチャンスであるとの期待を抱かせる機会が増大し、可能性報知が行われた場合にはある程度のゲーム数にわたりその期待が継続することにより、遊技中の遊技者の緊張感をなるべく多くの機会に引き起こし、それをある程度継続させることができるので、遊技に対する遊技者の興味を可及的に長く持続させることができる。
報知手段が確定報知を行った場合、遊技者は、特定の賞に内部当り状態が設定されていることが確実であることを知り、その特定の賞に入賞することについて確実性の高い期待を持つことができる。
そして、確定報知があった場合は勿論、可能性報知があった場合も、特定の賞への入賞の期待が継続している間は、特定の賞に内部当り状態が設定されているのに別の遊技装置に替わって特定の賞に入賞するチャンスを逃すことが防がれると共に、内部当り状態が設定されていることを認識しない状態でだらだらと遊技を続行してしまうことが避けられる。
[1] 上記の、種々の表示内容を連続的に変化させつつ表示し得る1又は2以上の表示手段と、その表示手段に前記表示内容を固定的に表示させるための表示固定手段とを有し、前記表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行する遊技機は、例えば、
複数種のシンボルを順次連続的に表示するための1又は2以上の表示手段と、
表示手段における前記連続的表示を停止させてシンボルを固定表示させるための表示固定手段とを有し、
前記表示手段が固定的に表示したシンボルの種類とその停止位置が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行する遊技機とすることができる。
このような遊技機の好適な例として、
外周面に複数のシンボルが表示され、回転停止状態において前記シンボルの1又は2以上を遊技者が視認し得る、回転自在に支持された回転体、及びその回転体を回転駆動するための回転駆動装置からなる1又は2以上の表示装置(表示手段)と、
回転駆動されている前記回転体を停止させてシンボルを固定表示させるための表示固定装置(表示固定手段)とを有し、
その表示固定装置によって停止した回転体における前記シンボルの種類とその停止位置が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するスロットマシン等の遊技機を挙げることができる。
前記シンボルとは、図形、絵、文字、記号等を意味するものであり、その例としては、プラム、スイカ、チェリー、ベル等の絵、「7」の文字、「BAR」の文字、「RP」の文字等を挙げることができる。
前記の複数種のシンボルを順次連続的に表示するための表示手段は、前記好適な例におけるような、ステッピングモータ等の回転駆動装置により回転駆動される回転体のほか、例えば、CRTや液晶パネル等のビデオディスプレイ装置を利用したものであってもよい。前記遊技機は、このような表示手段を1又は2以上有し、各表示手段が1組のシンボル群を互いに独立的に表示するものとすることができる。前記回転体の場合、1又は2以上(例えば3つ)の回転体が互いに独立的に回転することにより、それぞれの回転体に表示されたシンボル群を互いに独立的に表示するものとすることができる。ビデオディスプレイ装置を利用したものの場合、例えば1台のビデオディスプレイ装置に1又は2組以上のシンボル群を互いに独立的に表示することにより1又は2以上の表示手段とすることもできる。
前記回転体の一般的な例としては、多種のシンボルが外周面の周方向に順に1つずつ表示されたリールを挙げることができる。
前記表示固定手段は、例えば、遊技者が操作する停止ボタンによる停止信号若しくは遊技者が不操作状態で所定時間経過することにより発生する停止信号に応答して、前記のような回転体を回転駆動するステッピングモータ等の回転駆動装置を適宜のタイミングで停止させるもの、又は、ビデオディスプレイ装置によるシンボルの表示を適宜のタイミングで固定表示させるものとすることができる。或いは、例えば遊技機内部の制御装置によって、特定条件下で前記のような回転体を特定のシンボルが特定位置に位置するように停止させるもの、又は、特定条件下でビデオディスプレイ装置によるシンボルが特定位置に位置するように固定表示させるものとすることもできる。
表示手段による表示内容の表示は、例えば少なくとも遊技者が視認し得る程度の時間、表示内容を固定状態で表示するものであれば、固定的表示ということができる。
前記のような回転体やビデオディスプレイ装置等による表示手段が固定的に表示したシンボルの種類とその停止位置が所定の入賞条件を達成する場合、それはゲームの入賞と対応する。
[2] 内部当り対象賞は、全ての賞であってもよく一部の賞であってもよい。
内部当り条件は、任意に定めることができる。例えば、各ゲームにおいて乱数サンプリングを実行し、得られたサンプリング値が特定範囲の値であることにより内部当り条件が達成されるもの(すなわち抽選によるもの)としたり、内部当り条件達成をその他の抽選手段により判定したり、ゲーム中に表示手段が固定的に表示する表示内容によって内部当り条件達成を判定することもできる。内部当り対象賞が1種である場合を除き、複数種の内部当り対象賞それぞれについて内部当り条件を設定することができる。
内部当り設定手段は、内部当り条件を達成したか否かを判定し、内部当り条件を達成した場合は、例えば該当するフラグをセットすることにより内部当り状態を設定するものとすることができる。内部当り対象賞が複数種であってそれぞれについて内部当り条件が設定されている場合は、それぞれについて設けたフラグをセットするものとすることができる。
内部当り状態が設定されている場合、例えば、1回のゲームにおいてその賞に入賞する率が上がるものとすること又は入賞がほぼ確実となるものとすること、すなわち高入賞率化するものとすることができる。内部当り状態は、例えば1回のゲームが終われば解除されるものとすることもでき、内部当りとなった賞に入賞するまで継続するものとすることもでき、回数や時間やその他の条件によって定まる所定期間内のみ継続するものとすることもできる。
本明細書中、ほぼ確実というのは、例えば7割以上、好ましくは8割以上、より好ましくは9割以上の確実性を言い、確実である場合を含む。
高入賞率化は、上記スロットマシンを例にとれば、前記内部当り条件が達成された場合に、例えば、遊技者が操作する停止ボタンによる停止信号を受けた時点から前記内部当り条件によって特定される賞に対応するシンボルが特定位置に表示されるまでのずれが所定範囲内であることを条件にそのシンボルを入賞に必要な位置に停止させること(所謂引き込み)による高入賞率化を実現するものとすることができる。回転体において該当するシンボルの出現率が高ければ、より高率で入賞可能となり、該当するシンボルが、所謂引き込みにおけるずれの許容範囲内毎に万遍なく配されていれば、確実に又はほぼ確実に入賞し得ることとなる。
なお、高入賞率というのは、上記スロットマシンを例にとれば、回転する回転体におけるシンボル(表示手段による表示内容の連続的変化)を見ながら遊技者が停止ボタンを操作して所要のシンボルが所要位置に停止(所要の表示内容を固定的に表示)するように回転体(表示手段による表示)を停止させる場合に、必要であれば回転体の回転速度(表示手段による表示内容の連続的変化の速度)を低下させて、遊技者の技量の如何により一層確実性高く、内部当りとなった賞に入賞可能な状態となるものを含むものであり、単に数学的な確率が上がることのみを言うものではない。
[3] 特定の賞は、内部当り対象賞の一部でもよく全てでもよい。特定の賞は、内部当り状態が設定されていても入賞が確実ではなく、その内部当り状態が、所定の複数回のゲームにおいて入賞するまでの間又は入賞するまでの何回のゲームにおいても継続されるものである。
内部当り状態が設定されていて特定の賞への入賞が高入賞率化されていても、例えば上記スロットマシンの例で、各回転体において特定の賞に対応するシンボルの数が少ないと、上記のような引き込みを行っても、遊技者が操作する何れかの停止ボタン等による停止信号を受けた時点から内部当り状態の特定の賞に対応するシンボルが特定位置に表示されるまでのずれが所定範囲外であるとき、そのシンボルを特定位置に表示することができず、その特定の賞に入賞し得ないので、入賞が確実ではない(例えば0.5割乃至7割又は1割乃至6割程度の確実性)ことになる。その特定の賞が、遊技者にとって大きな利益が得られるものである場合、従来のスロットマシンの例によれば、内部当り状態でも入賞率は比較的低くなる。
このような場合の特定の賞については、例えば、内部当り状態を設定するフラグを、入賞若しくは所定の複数回のゲーム終了まで、又は入賞するまでリセットしないようにすることにより、内部当り状態を、所定の複数回のゲームにおいて入賞するまでの間又は入賞するまでの何回のゲームにおいても継続させることができる。従って、特定の賞について内部当り状態となり、然もその特定の賞に入賞しなかった場合、原則として次のゲームにおいても内部当り状態が継続する。
特定の賞として好ましいのは、RB(レギュラーボーナス)やBB(ビッグボーナス)等の遊技者にとって大きな利益が得られるゲームを開始し得る賞(従って通常の場合、内部当り状態となって入賞する率が低い賞)の1種又は2種以上である。特定の賞(複数種ある場合は、各特定の賞又はその全体としての特定の賞)に内部当り状態が設定されるゲームの比率は、例えば、50分の1乃至1000分の1、好ましくは80分の1乃至500分の1、より好ましくは100分の1乃至400分の1とすることができる。
なお、RB(レギュラーボーナス)やBB(ビッグボーナス)等の遊技者にとって大きな利益が得られるゲームを開始し得る賞を単にRB「レギュラーボーナス」やBB「ビッグボーナス」等と言うこともある。
[4] 特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においては、その特定の賞に入賞するまでの間、1又は2回以上のゲームで遊技者に対し可能性報知を行なってその後のゲームで遊技者に対し確定報知を行う。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合において、可能性報知が行われる(その後確定報知が行われる)ゲームの比率は、例えば、30%以上、40%以上、50%以上、70%以上、又は90%以上等とすることができる。報知手段が、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部ではなく一部において、特定の賞に入賞するまでの間、1又は2回以上のゲームで可能性報知を行い、その後のゲームで確定報知を行う場合は、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の残部の全てにおいて又は残部のうち一部において可能性報知を行うことなく確定報知を行うものとすることができる。このような場合に、可能性報知を行う(その後確定報知が行なわれる)か可能性報知を行うことなく確定報知を行うか(或は更に、何れの報知も行わないか)の選択は、例えば、それぞれの選択が所定の確率に設定された抽選により行なわれるもの(例えば、各ゲームにおいて乱数サンプリングを実行し、得られたサンプリング値に応じて選択されるもの。他の場合の抽選においても同様。)とすることができる。
また、報知手段による可能性報知又は確定報知は、例えば、それぞれ前記抽選等に応じて設定される可能性報知に対応するフラグ又は確定報知に対応するフラグを確認することを条件として行う(これらのフラグが設定されていない場合には行わない)ものとすることができる。これらの報知は、そのゲームにおいて直ちに行うものとすることができる他、例えば1以上の所定数(抽選等により変動してもよい)のゲームの後に行うものとすることもできる。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合において行われる可能性報知及び確定報知は、その特定の賞に入賞するまでの間においては行なわれ得るが、その特定の賞に入賞した後は行なわれない。
確定報知と可能性報知は、報知内容および/または報知時期(各ゲームにおける時期)が互いに異なるが、類似の内容とすることにより、遊技者の注意を惹き易いものとすることができる。好ましいのは、報知内容のみ異なるものである。また、確定報知と可能性報知は、報知開始から完了までに所定時間を要し、報知開始後ある時期までは両者が同じ内容であるものとすることにより遊技者の注意を惹きつけるものとすることができる。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合における可能性報知及び確定報知は、その特定の賞に入賞しなかったゲームにおいて全表示手段が表示内容を固定的に表示した後で行なわれるものとすることができる。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合における可能性報知は、2回以上のゲームにおいて行なわれることが好ましく、3回以上又は4回以上のゲームにおいて行なわれることがより好ましい。このような回数は、一定とすることもでき、抽選等により変化するものとすることもできる。疑似内部当り状態が設定された場合における可能性報知も同様である。
確定報知は、特定の賞に内部当り状態が設定された場合に、その特定の賞に入賞するまでの間、1度のゲームにおいてのみ行なわれるものとすることもでき、2度以上のゲームにおいて又は毎ゲームにおいて行なわれるものとすることもできる。
(4-i) 報知手段は、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においては、その特定の賞に入賞するまでの間、2回以上のゲームで[全てでもよい]可能性報知を行なって(確定報知前の2以上4、5又は6以下のゲームのうち2回以上とすることができる。)その後のゲームで確定報知を行い、疑似内部当り状態が設定された場合は、2回以上のゲーム(2以上4、5又は6以下のゲームのうち2回以上とすることができる。)で[全てでもよい]可能性報知を行うものとすることができる。
この場合、特定の賞に内部当り状態が設定された場合における可能性報知、及び、疑似内部当り状態が設定された場合の可能性報知が、何れも2回以上のゲームで行なわれる。そのため、特定の賞に内部当り状態が設定されていて特定の賞に入賞することとなるチャンスを意味する可能性報知を、遊技者に強く印象付けることができる。このような可能性報知により、特定の賞への入賞の期待を確実性高く抱かせることができる。2以上4、5又は6以下のゲームのうち2回以上のゲームにおいて可能性報知が行われる場合、可能性報知をより確実に遊技者に印象付けて特定の賞への入賞の期待をより確実性高く抱かせることができる。
このように可能性報知を行うには、例えば、特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後、何番目のゲームで可能性報知を行うかを示す数(2個以上の数)を予め設定するか又は抽選によりその都度設定し、特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後のゲーム回数をカウンタ等の計数手段により計数し、計数手段により計数されたゲーム回数が設定された数に合致する場合に可能性報知を行うものとすることができる。(4-ii)の場合も同様である。
(4-ii) また、報知手段は、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においては、その特定の賞に入賞するまでの間、3回以上のゲームで[全てでもよい]可能性報知を行なって(確定報知前の3以上6、7、8、9又は10以下のゲームのうち3回以上とすることができる。)その後のゲームで確定報知を行い、疑似内部当り状態が設定された場合は、3回以上のゲーム(3以上6、7、8、9又は10以下のゲームのうち3回以上とすることができる。)で[全てでもよい]可能性報知を行うものとすることができる。
この場合、特定の賞に内部当り状態が設定された場合における可能性報知、及び、疑似内部当り状態が設定された場合の可能性報知が、何れも3回以上のゲームで行なわれる。そのため、特定の賞に内部当り状態が設定されていて特定の賞に入賞することとなるチャンスを意味する可能性報知を、遊技者により強く印象付けることができる。このような可能性報知により、特定の賞への入賞の期待をより確実性高く抱かせることができる。3以上6、7、8、9又は10以下のゲームのうち3回以上のゲームにおいて可能性報知が行われる場合、可能性報知を更に確実に遊技者に印象付けて特定の賞への入賞の期待を更に確実性高く抱かせることができる。
(4-iii) (4-i)又は(4-ii)の遊技装置は、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においてその特定の賞に入賞するまでの間に、或いは疑似内部当り状態が設定された場合に、報知手段により、連続するゲーム毎に、又は1、2若しくは3ゲーム(一定ゲーム数とすることもでき、抽選等により変動してもよい。)おきの1、2若しくは3ゲーム(一定ゲーム数とすることもでき、抽選等により変動してもよい。)毎に可能性報知が行なわれるものとすることができる。
この場合、2回以上又は3回以上の連続するゲーム毎に、又は1、2若しくは3ゲームおきの1、2若しくは3ゲーム毎に可能性報知が行なわれることにより、特定の賞に内部当り状態が設定されていて特定の賞に入賞することとなるチャンスを意味する可能性報知を、遊技者に強く印象付けることができる。このような可能性報知により、特定の賞への入賞の期待を確実性高く抱かせることができる。
前記のように可能性報知を連続して行うには、例えば、連続した所定ゲーム回数をカウンタ等の計数手段により計数し、計数手段により計数されたゲーム回数が所定数になるまで可能性報知を行なうものとすることができる。また、前記のように可能性報知を間欠的に行うには、例えば、可能性報知を行なうゲーム群(1、2若しくは3ゲームからなる群)と行わないゲーム群(1、2若しくは3ゲームからなる群)を、所定回数(抽選等により変動してもよい)ずつ、カウンタ等の計数手段によりその回数を計数することにより交互に繰り返すものとすることができる。この場合の各ゲーム群のゲーム数は、予め定めておいてもよく、その都度抽選等により決定することもできる。
(4-iv) また、(4-i)又は(4-ii)の遊技装置は、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においてその特定の賞に入賞するまでの間に、或いは疑似内部当り状態が設定された場合に、所定ゲーム以降のゲームのうち、抽選による30乃至100%の割合のゲームにおいて、報知手段により可能性報知が行なわれるものとすることができる
この場合、所定ゲーム(例えば特定の賞に内部当り状態が設定されたゲーム又は疑似内部当り状態が設定されたゲーム或いはその所定数後のゲーム)以降における30乃至100%の割合のゲームにおいて可能性報知が行なわれることにより、特定の賞に内部当り状態が設定されていて特定の賞に入賞することとなるチャンスを意味する可能性報知を、遊技者に強く印象付けることができる。このような可能性報知により、特定の賞への入賞の期待を確実性高く抱かせることができる。
このように可能性報知を行うには、例えば、(4-i)に例示したような方法によることができる他、所定回数(抽選等により変動してもよい。)のゲーム毎に、可能性報知を行うか否かを所定確率(30%以上100%未満、例えば30%以上90%又は95%未満)の抽選等により決定するものとすることができる。
(4-v) 疑似内部当り状態が設定された場合の可能性報知の回数は、特定の賞に内部当り状態が設定された場合にその特定の賞に入賞するまでの間に行い得る可能性報知の回数よりも1回多いものとすることが好ましい。
この場合、疑似内部当り状態が設定された場合の最後の可能性報知について、遊技者は確定報知が行われる期待を抱き、一層強い興味を引き起こされる。なお、この場合は、疑似内部当り状態が設定された場合の可能性報知の回数、及び特定の賞に内部当り状態が設定された場合にその特定の賞に入賞するまでの間に行う可能性報知の回数をそれぞれ一定とすることが望ましい。また、疑似内部当り状態が設定された場合の最後から2番目の可能性報知を行なうゲームと最後の可能性報知を行なうゲームの関係(連続又は所定回数のゲームを挟む等の関係)が、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の最後の可能性報知を行なうゲームと確定報知を行なうゲームの関係が同一であることがより望ましい。
(4-vi) 疑似内部当り状態が設定された場合に、1以上の所定回数のゲームにおいて報知手段が可能性報知を行い、その後の1又は2回以上のゲームにおいて、特定の賞について内部当り状態の設定がない場合に疑似内部当り条件を達成する率よりも高い所定の率で報知手段が可能性報知を行なうものとすることができる。
疑似内部当り状態が設定されて1以上の所定回数のゲームにおいて報知手段が可能性報知を行った後の1又は2回以上のゲーム(一定ゲーム数とすることもでき、抽選等によりゲーム数が変動するものとすることもできる。)において、例えば30乃至95%の確率、好ましくは60乃至85%の確率(すなわち所定の率)の抽選等により報知手段が可能性報知を行なうものとすることができる。この確率を高く設定すれば、可能性報知が連続的に(すなわち、連続するゲームのそれぞれにおいて)行なわれる率が高くなる。
(4-vii) 疑似内部当り状態が設定された場合に、1以上の所定回数のゲームにおいて報知手段が可能性報知を行い、その後のゲームにおいて、所定の率で報知手段が可能性報知を行ない、それ以下の所定の率で疑似内部当り設定手段が疑似内部当り状態の解除を行なうものであり、
可能性報知を行なう所定の率及び疑似内部当り状態の解除を行なう所定の率が、何れも、特定の賞について内部当り状態の設定がない場合に疑似内部当り条件を達成する率よりも高いものとすることができる。
疑似内部当り状態が設定されて1以上の所定回数のゲームにおいて報知手段が可能性報知を行った後のゲームにおいて、例えば30乃至95%の確率、好ましくは60乃至85%の確率(すなわち所定の率)の抽選等により報知手段が可能性報知を行ない、それ以下の所定の率、例えば10乃至30%、好ましくは15乃至25%の確率で疑似内部当り設定手段が疑似内部当り状態の解除(例えば疑似内部当りフラグのリセットによる解除)を行なうものとすることができる。可能性報知を行なう所定の率を高く設定すれば、可能性報知が連続的に(すなわち、連続するゲームのそれぞれにおいて)行なわれる率が高くなる。この所定の率による可能性報知及びそれ以下の所定の率による疑似内部当り状態の解除は、例えば、同じ抽選等で一度に決定されるものとすることもでき、別個の抽選等によりそれぞれ決定されるものとすることもできる。何れにせよ、疑似内部当り状態の解除は所定の率で行なわれるので、可能性報知が停止されるまでのゲーム数をランダムにすることができる
(4-viii) 特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部における特定の賞に入賞するまでの間の1又は2回以上のゲームにおいて、特定の賞について内部当り状態の設定がない場合に疑似内部当り条件を達成する率よりも高い所定の率で報知手段が可能性報知を行なうものとすることができる。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部における特定の賞に入賞するまでの間の1又は2回以上のゲーム(一定ゲーム数とすることもでき、抽選等によりゲーム数が変動するものとすることもできる。)において、例えば30乃至95%の確率、好ましくは60乃至85%の確率(すなわち所定の率)の抽選等により報知手段が可能性報知を行なうものとすることができる。この確率を高く設定すれば、可能性報知が連続的に(すなわち、連続するゲームのそれぞれにおいて)行なわれる率が高くなる。
(4-ix) 特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部において、その特定の賞に入賞するまでの間のゲームにおいて、所定の率で報知手段が可能性報知を行ない、それ以下の所定の率で報知手段が確定報知を行なうものであり、
可能性報知を行なう所定の率が、特定の賞について内部当り状態の設定がない場合に疑似内部当り条件を達成する率よりも高いものとすることができる。
特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部において、その特定の賞に入賞するまでの間のゲームにおいて、例えば30乃至95%の確率、好ましくは60乃至85%の確率(すなわち所定の率)の抽選等により報知手段が可能性報知を行ない、それ以下の所定の率、例えば10乃至30%、好ましくは15乃至25%の確率で報知手段が確定報知を行なうものとすることができる。可能性報知を行なう所定の率を高く設定すれば、可能性報知が連続的に(すなわち、連続するゲームのそれぞれにおいて)行なわれる率が高くなる。この所定の率による可能性報知及びそれ以下の所定の率による確定報知は、例えば、同じ抽選等で一度に決定されるものとすることもできる。確定報知は所定の率で行なわれるので、確定報知が停止されるまでのゲーム数をランダムにすることができる。なお、ある内部当り状態において確定報知が行なわれたならば、その内部当り状態においてその後の可能性報知を行なわず、確定報知を連続するか抽選等により選択的に確定報知を行なうものとすることもできる。
[5] 報知手段を構成する装置には特に限定はなく、1又は2個以上のランプやLED(発光ダイオード)を用いた表示装置、液晶パネルを用いた表示装置、LED等による7セグメントデジタル表示、1又は2以上のリール(ゲームにおける入賞とは無関係の別個に設けられたリールでもよい)等の視覚的内容を報知する装置(それらの1種又は2種以上の組み合わせ)や、スピーカその他の音声発生装置による聴覚的内容を報知する装置(それらの1種又は2種以上の組み合わせ)等の何れか又はそれらの複合等によって行うことができる。視覚的内容と聴覚的内容の複合による場合、より効果的である。
報知する内容としては、例えば、文字、図形等の意味のある視覚的内容や、言葉やメロディ等の聴覚的内容、又はそれ自体にはあまり意味のない視覚的若しくは聴覚的内容等を採用し得る。また、報知する内容は、入賞の報知等の他の事項の報知から区別できるものとすることが望ましい。特定の賞が複数種あり、その複数種の特定の賞それぞれについて内部当り条件が設定されるものの場合は、それぞれの特定の賞に別々の確定報知及び可能性報知の内容(報知手段が変ることにより報知内容が変る場合も含む)又は報知時期を設定することができる。
報知手段により報知する確定報知及び可能性報知の内容は、それらの報知のためにのみ特に設けられたものでもよく、また例えば、同様の状況(入賞しなかった状況等)において通常行われる表示や音声に変更が加えられることにより報知されるものであってもよい。可能性報知及び確定報知を遊技者に確実に認知させる上で好適なのは、リール等の入賞の成否に対応する表示手段以外の表示装置、特に、可能性報知及び確定報知のために特別に設けた表示装置であることが好ましい。
なお、報知手段による可能性報知及び確定報知は、表示手段による固定的表示が行われた後に行われるものとすることができ、報知の時間は一瞬であってもよく数秒以上であってもよい。また、報知手段による可能性報知及び確定報知は、あたかもその報知の時点において内部当りの抽選が行われていると遊技者が思うような態様で行うことが、遊技者の興趣をそそる上で効果的である。そのような態様の例としては、複数(好ましくは多数)のランプやLED等を順次点滅させて最後に当り位置で点灯させる態様(より具体的には、ルーレットのような表示態様)や、表示装置により表示される数字(又は文字若しくは図形)を連続的に変化させ、最後に当りの数字(又は文字若しくは図形)を表示させる態様等を挙げることができる。
リール等の入賞の成否に対応する表示手段を報知手段又はその一部とする場合、この表示手段による可能性報知及び確定報知における表示内容は、特定の賞、特にBBやRBのように遊技者にとって利益の大きい特定の賞の入賞に対応する表示内容に近似した内容であれば、より一層遊技者の興味を引くことが可能である。上記スロットマシンにおいて例を挙げるならば、遊技者にとって利益の大きい特定の賞の入賞に必要なシンボル(すなわち遊技者に最も目につくシンボル)による組み合わせであってその特定の賞の入賞にはならないものを挙げることができる。より具体的な例としては、赤7−赤7−赤7又は青7−青7−青7と揃うとBBに入賞、BAR−BAR−BARと揃うとRBに入賞の場合に、前記所定の表示内容が、赤7、青7、BAR等による組み合わせである場合、すなわち赤7−青7−青7、BAR−青7−赤7等の組み合せである場合を挙げることができる。勿論、☆のような、利益の大きい賞の入賞に必要なシンボルとは別のシンボル(例えば回転体における出現率が高いシンボル)を、前記組み合わせの構成要素の一つとすることもできる。これにより、可能性報知の場合と確定報知の場合とで(例えばBARの使用や☆の使用等により)区別できるようにすることができる。
このようなリール等の入賞の成否に対応する表示手段を報知手段又はその一部とする場合における可能性報知及び確定報知においては、例えば、前記の所謂引き込み制御等により、所定のシンボルの組み合せ等の所定の表示が固定的に表示される率が上がるものとすること又はほぼ確実となるものとすることができる。特定の賞に内部当り状態となっている場合は、その特定の賞に入賞し得ない場合に可能性報知又は確定報知のための引き込み制御等が行なわれ、疑似内部当り状態となっている場合の所謂引き込み制御等は、特定の賞についての引き込み制御とほぼ同様なものとすることができる(但し、特定の賞に入賞しないように制御する。すなわち例えば1以上の回転体について、シンボルが入賞位置に停止しないように制御する)。
[6] 疑似内部当り条件及び疑似内部当り設定手段は、それぞれ内部当り条件及び内部当り設定手段に準じたものとすることができる。
疑似内部当り条件は、例えば、各ゲームにおいて乱数サンプリングによる抽選により成否が判定されるものとすることができる。1度の乱数サンプリング等により内部当り条件達成の成否と疑似内部当り条件達成の成否を同時に判定するものとすることもできる。なお、疑似内部当り条件が達成されるのは(例えば疑似内部当りの抽選が行われるのは)、例えば、全ての内部当り対象賞について内部当り状態の設定がない場合に限るものとすることができる。また疑似内部当り条件は、例えば、ゲーム中に表示手段が固定的に表示する表示内容についての条件の達成により判定されるものとすることができる。
[7] 特定の賞について内部当り状態の設定がなく疑似内部当り状態が設定されており、特定の賞に入賞しない場合、報知手段は、(例えば、その疑似内部当り状態の設定を、対応するフラグにより確認することを条件として、)可能性報知を遊技者に対し行う。可能性報知の内容及び時期は、特定の賞に内部当り状態が設定されていてその内部当り状態が設定されている特定の賞に入賞しなかった場合における可能性報知の場合と同一である。
疑似内部当り状態における可能性報知は、そのゲームにおいて直ちに行うものとすることができる他、例えば1以上の所定数(抽選等により変動してもよい)のゲームの後に行うものとすることもできる。
[8] 疑似内部当り条件が達成されるゲームの比率は、特定の賞について内部当り条件が達成されるゲームの比率よりも高いことが望ましい。
この場合、報知手段が可能性報知を行うこと、すなわち特定の賞への入賞に対する通常よりも高い期待を遊技者がある程度のゲーム数にわたり持ち得る機会がより多くなり、遊技者の興味を一層継続的に引きつけることができる。このような効果は、特定の賞の内部当りの確率が低く、その特定の賞の入賞による遊技者の利益の程度が高い場合、例えば1回のゲームにおける利益の期待値の50乃至1000倍、又は80乃至500倍であるような場合に、より一層高くなる。
疑似内部当り状態に設定されるゲームの比率は、特定の賞に内部当り状態となるゲームの比率との関係で、遊技者が遊技に継続的に惹きつけられ得る程度に設定することが望ましい。従って、特定の賞に内部当り状態となるゲームの比率が比較的低い場合は疑似内部当り状態に設定されるゲームの比率を比較的高くし、特定の賞に内部当り状態となるゲームの比率が比較的高い場合は疑似内部当り状態に設定されるゲームの比率を比較的低くすることが望ましい。より具体的には、例えば特定の賞に内部当り状態となるゲームの比率が300分の1乃至100分の1程度の場合、疑似内部当り状態となるゲームの比率を50分の1乃至10分の1程度とすることができる。また例えば、特定の賞(複数種ある場合は、各特定の賞又はそれらの全体としての特定の賞)の内部当り条件が達成されるゲームの比率の2乃至20倍、又は5乃至10倍とすることができる。或いは例えば、特定の賞について内部当り条件の設定がないゲームにおいて疑似内部当り状態となるゲームの比率を100分の1乃至10分の1、好ましくは50分の1乃至10分の1、より好ましくは30分の1乃至10分の1、更に好ましくは15分の1乃至30分の1とすることができる。
特定の賞が複数種あり、特定の賞に内部当り状態が設定されている場合の可能性報知の内容又は時期がその複数種の特定の賞それぞれに対応して設定されている場合は、その複数種の特定の賞それぞれに対応する疑似内部当り条件を設定し、各疑似内部当り条件ごとに前記と同一の可能性報知を行うものとすることができる。
[9] 本発明の遊技装置において実行されるゲームにおいては、表示固定手段によって表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞条件を達成することとゲームの入賞とが対応し、入賞の有無及び賞の種類は、表示手段が固定的に表示した表示内容によって遊技者に示される。
入賞の有無及びその賞の種類は、入賞条件達成の有無を判定する入賞判定手段を設けることにより判定することができる。
入賞条件達成というのは、例えば、(1)遊技者が操作する停止ボタンによる停止信号又は不操作状態で所定時間放置することにより発生する停止信号等の所定の表示固定指示に応答して適宜のタイミングで固定表示されたシンボルの停止位置とその種類が入賞の条件を達成することとすることができる。
或いは、入賞条件達成を、例えば、(2)適宜タイミングで乱数サンプリングを実行し、得られたサンプリング値により判断する抽選手段、又はその他の抽選手段の実行により判断するものとすることができる。
また或いは、入賞条件達成を、例えば、(3)所定の内部当り条件(例えば、適宜タイミングで乱数サンプリングを実行し、得られたサンプリング値により判断される条件、又はその他の抽選手段の実行により判断される条件)の達成によって、その内部当り条件に対応する賞についての内部当り状態が内部当り設定手段により設定された上で、遊技者が操作する停止ボタンによる停止信号又は遊技者が表示手段を固定表示させずに不操作状態で所定時間放置することにより発生する停止信号等の所定の表示固定指示を受けた時点から前記条件によって特定されるシンボルが特定位置に表示されるまでのずれが所定範囲内である場合にそのシンボルをその特定位置に固定表示させ、固定表示されたシンボルの停止位置とその種類が入賞の条件を達成することとすることができる。なお、入賞の条件は、常に一定であることを必ずしも要しない。入賞の条件や賞の内容を適宜変更することもできる。
入賞によって遊技者に与えられる賞としては、例えば、メダルやコイン等の遊技媒体の払い出し、遊技媒体保留情報(クレジット)の加算、再遊技(リプレイ)可能回数等の価値情報の加算、遊技者にとってより有利な条件の特別ゲームの開始等、又はそれらのうち2以上のものの組み合わせ等を挙げることができる。特別ゲームが開始される賞は、1種であってもよく2種以上であってもよい。また特別ゲームの内容は、1種であってもよく2種以上であってもよい。特別ゲームから更に同種又は異種の特別ゲームに移行し得るものとすることもできる。
特別ゲームは、一般ゲームよりも入賞確率が高いというような、一般に、遊技者にとって有利な条件のゲームである。一般ゲームというのは、特別な条件を要することなく通常行われるゲームを言う。特別ゲームとしては、例えば、メダル(遊技媒体の一例)を1枚だけ投入することができ、所定枚数のメダルを払い出す賞に高率で入賞し得るSB(シングルボーナス)、SBを所定回数繰り返すことができるRB(レギュラーボーナス)、RBを所定回数繰り返すことができるBB(ビッグボーナス)等の他、特別ゲーム開始以外の賞を遊技者の技量次第で狙って当てることが一定期間可能になるCT(チャレンジタイム)、SBの当選確率が所定期間中10倍程度になる10倍役物等を挙げることができる。
内部当り対象賞がBB、RB、SB、再遊技、及び十数枚又はそれ以下のメダルを払い出す小物(通常のスロットマシンにおいては、例えばオレンジ、プラム、ベル、チェリー等)等を含む場合、特定の賞は、例えば、遊技者に利益の大きい賞で1回のゲームでは入賞し難い賞である、BBのみ、或はBB及びRBというように、任意に選択することができる。
(2) 上記(1)の遊技装置は、
特定の賞が複数種あり、特定の賞に内部当り状態が設定されている場合に報知手段によって報知される確定報知の内容又は時期が、内部当り状態が設定されている特定の賞の種類に応じ変るものとすることができる。
報知手段によって報知される確定報知の内容又は時期(好ましくは、内容)が、内部当り状態が設定されている特定の賞の種類に応じ変化するので、遊技者は、確定報知の内容又はその時期によって、特定の賞に内部当り状態が設定されていること、及びその特定の賞の種類がわかる。
(3) 上記(2)の遊技装置は、
各特定の賞に対応した複数種の可能性報知内容又は可能性報知の時期を有するものとすることができる。
遊技者は、報知手段により報知される各可能性報知内容又は可能性報知の時期に応じ、対応する各特定の賞について内部当り状態が設定されているという期待をある程度のゲーム数にわたり持つこととなる。
本発明の遊技装置においては、特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部において可能性報知が行われると共に、疑似内部当り状態の設定による可能性報知が加わるので、実際に特定の賞に内部当り状態が設定される機会に比し、可能性報知が行われる機会が増大し、而も、その特定の賞に内部当り状態が設定された場合及び疑似内部当り状態が設定された場合、1又は2回以上のゲームにおいて可能性報知が行われる。そのため、可能性報知によって特定の賞に入賞するチャンスであるとの期待を遊技者に抱かせる機会が増大し、可能性報知が行われた場合にはある程度のゲーム数にわたりその期待が継続することにより、遊技中の遊技者の緊張感をなるべく多くの機会に引き起こし、それをある程度継続させることができるので、遊技に対する遊技者の興味を可及的に長く持続させることができる。
発明を実施するための形態
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態の例としてのスロットマシンについてのものである。
図1は、スロットマシンの構成の概要を示すブロック図、図2は、スロットマシンの外観の正面図である。
図3は、ゲーム開始からBB内部当りフラグ設定又は疑似内部当りフラグ設定までの処理動作の概略を示すフローチャートである。
図4は、BB内部当りフラグ又は疑似内部当りフラグに応じBB内部当りの確定報知又は可能性報知を設定する処理動作の概略を示すフローチャートである。
(1) 遊技者が対面するスロットマシンの正面について、図2を参照しつつ説明する。
上端部の3箇所(左右及び中央)にヒットランプ10が設けられている。
上下方向中央部のやや上方には、水平方向等間隔に並んだ3つのシンボル表示窓12が設けられ、スロットマシン内部における各対応位置に、3つのリール14が水平方向回転軸線を中心として互いに独立的に回転自在に支持されている。各リール14の外周面には、多種のシンボル(オレンジ、プラム、ベル、チェリー等の絵、「7」の文字、「BAR」の文字、「RP」の文字等。図示せず。)が周方向における一定距離毎に順に表示され、そのうち周方向に連続する任意の3つのシンボルが、各リール14の停止時に、シンボル表示窓12における上中下の各位置にリール14毎に表示される。遊技者はこれらのシンボルを視認することができる。各リール14は、それぞれ別々のステッピングモータ(回転駆動装置の一例。図示せず。)によって、回転駆動され、また停止保持される。
シンボル表示窓12には、3つのリール14それぞれが停止状態で表示する3つのシンボルに関し、入賞判定において、払い込まれたメダルの枚数(1乃至3枚)に応じて有効とされる整列位置を示すライン16(線)が5本描かれている。各ライン16の左端部には、払い込まれたメダルの枚数に応じてどのライン16が有効であるかを示す有効ラインランプ18が配設されている。この例においては、払い込まれたメダルが1枚の場合、「1MEDAL」の有効ラインランプ18の点灯によって中央の水平ライン16が有効であることが示され、メダルが2枚の場合、「1MEDAL」及び2つの「2MEDALS」の有効ラインランプ18の点灯によって3本の水平ライン16が全て有効であることが示され、メダルが3枚の場合、「3MEDALS」の有効ラインランプ18を含む全ての有効ラインランプ18の点灯によって、両対角ライン16を含む全てのライン16が有効であることが示される。遊技者は、有効ラインランプ18によって示された有効ライン16上に、各リール14におけるどのようなシンボルが位置しているかを見てゲームの結果(入賞か否か、及び入賞した賞の種類)を知ることができる。ゲームの結果は、ヒットランプ10の点灯若しくは点滅等やスピーカ20からの音声出力などによっても知らされる。
メダルを払い込むには、上下中央部の右方部に設けられたメダル投入口22からメダルを投入するか、スロットマシンに保留されているメダルがある場合は、BETボタン24を押して必要枚数を払い込む。BETボタン24はメダル投入口22の左方に設けられている。
有効ラインランプ18の下方に、リール14の回転開始が可能であることを示すために点灯するスタートランプ26(START)が設けられ、BETボタン24の下方に、3つのリール14の回転を一斉に開始させるためのスタートレバー28が設けられている。
各リール14の下方には、それぞれのリール14が回転中であり、その回転をストップボタン30の押圧により停止させることが可能であることを示すために点灯する3つのストップランプ32(STOP)が設けられている。ストップボタン30は、ストップランプ32の下方に、各リール14に対応して3つ設けられている。
メダル投入口22の上側には、メダルの投入が可能なことを示すために点滅するメダル投入ランプ34(INSERT MEDALS)が設けられている。その上方には、上から順に、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36(LUCKY)、保留枚数表示器38(CREDIT)及び払出枚数表示器40(PAYOUT)が設けられている。
下端部にはメダル受皿部42が設けられ、その中央部の上側にメダル払出口44が設けられ、その右側にスピーカ20が設けられている。
(2) 次に、主に図1のブロック図を参照してスロットマシンの構成の概要を説明する。
制御部50は、ゲームの実行や周辺機器等の制御及び各種データの読み書きなどの処理を行うCPU(中央処理装置)、RAM、ゲームの実行や周辺機器等の制御などのためのプログラム及び各種データが書き込まれたROM、並びに周辺機器等との接続のための入出力インターフェイスなど(図示せず。)からなり、必要に応じ周辺機器等と連携して、上記表示手段、表示固定手段、内部当り設定手段、報知手段、疑似内部当り設定手段、入賞判定手段等の機能を実現する。
メダル投入ランプ部34aは、メダルの投入が可能な場合に制御部50から与えられる点滅指示信号により、メダル投入ランプ34を点滅させる。
メダル検出部51は、メダル投入口22から投入されたメダルを検出して検出信号を制御部50に出力する。
BETボタン24は、スロットマシンに保留されているメダルを賭ける場合にメダル1枚毎に1度押すものであり、1度押す毎にその信号を制御部50に出力する。
スタートランプ部26aは、リール14の回転開始が可能な状態である場合に制御部50から与えられる点灯指示信号により、スタートランプ26を点灯させる。
スタートレバー28は、リール14の回転開始が可能な状態において3つのリール14の回転を一斉に開始させる場合に、押下することにより回転開始信号を制御部50に出力する。
ストップランプ部32aは、リール14が回転中であってその回転をストップボタン30の押圧により停止させることが可能である場合に各リール14毎に制御部50から与えられる点灯指示信号により、各ストップランプ32を点灯させる。
ストップボタン30(停止ボタン)は、回転中のリール14を停止させる場合に各リール14毎に押圧するものであり、各ストップボタン30の押圧により、対応するリール14を停止させるための停止信号を制御部50に出力する。
有効ラインランプ部18aは、賭けられたメダルの枚数に応じて制御部50から与えられる点灯指示信号により、対応する有効ラインランプ18を点灯させる。
リール部14aは、3つのリール14と、各リール14を回転駆動又は停止保持するための3つのステッピングモータと、制御部50からのステッピングモータ駆動信号に応じてそれらのステッピングモータを駆動するための駆動回路と、一定回転位置において制御部50に対しリセット信号を出力するためのリセット信号出力部を有してなる(図示せず。)。制御部50は、リール14の1回転毎に、リセット信号を受けた時点からステッピングモータ駆動信号の例えばパルス数をカウントすることにより、リール14の回転角度、すなわち各シンボルの位置を把握すること(すなわち表示手段による表示内容を検知すること)ができる。
ヒットランプ部10aは、制御部50から与えられる点灯指示信号又は点滅指示信号により、ヒットランプ10を点灯し又は点滅する。
音声出力部52は、制御部50から出力される音声出力信号に応じ、スピーカ20から音声を出力する。
内部当り確定・可能性表示部36aは、制御部50から出力される表示信号に従って、0乃至9の整数を順次繰り返し表示した後、0乃至9のうちセットされた整数を1つ固定表示する。特定の賞に内部当り状態が設定された場合及び疑似内部当り状態が設定された場合に行なわれる可能性報知については、0、2、4、6、8、又は9がセットされ、BB(ビッグボーナス)の確定報知については3又は7がセットされ、RB(レギュラーボーナス)の確定報知については1又は5がセットされる。
保留枚数表示部38aは、スロットマシンに保留されているメダル枚数として制御部50に記憶されている枚数に応じて制御部50から出力される表示信号に従って、その枚数に応じた数字を保留枚数表示器38に表示する。
メダル払出部44aは、ゲームの結果に応じ制御部50において計算されたメダル払出数に応じて制御部50から出力される払出信号に従って、その枚数に応じたメダルをメダル払出口44から払い出す。
払出枚数表示部40aは、ゲームの結果に応じ制御部50において算出されたメダル払出数に応じて制御部50から出力される表示信号に従って、その枚数に応じた数字を払出枚数表示器40に表示する。
(3) 次に、ゲーム実行処理動作の概略を図3及び図4を参照して説明する。
ステップS1において、制御部50がメダル払込みの有無を判定する。メダルの投入が可能でメダル投入ランプ34が点滅状態にある場合にメダル投入口22から1乃至3枚のメダルを投入するか、保留されているメダルがあって保留枚数表示器38に1以上が表示されている場合にBETボタン24押圧により1枚以上のメダルが払い込まれることにより、ステップS1の判定はY(YES)となる。それにより、スタートランプ26が点灯する(S2)と共に、投入されたメダル枚数に応じて有効ラインランプ18が点灯し、ステップS3に進む。
スタートレバー28を押下すると、ステップS3はYとなり、制御部50は、次のステップS4でスタートランプ26を消灯し、ステップS5で3つのリール14を一斉に回転させる。更にステップS6でBB(ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス)、及びSB(シングルボーナス);その他の遊技者にとって比較的利益の小さい賞(小物)であるオレンジ、プラム、ベル、チェリー等又は再遊技について、制御部50において、内部当りか否かの抽選を行う。この例においては、全ての賞が内部当り対象賞であり、そのうちBB及びRBが特定の賞である。抽選は、乱数サンプリングを実行し、得られたサンプリング値をROMに書き込まれているデータに照らして、当選か否か及びその賞の種類並びに疑似報知に疑似内部当りか否か等を判定することにより行う。抽選でBBに内部当りになる確率は1/250、RBについての確率は1/300である。他の方法による抽選も可能である。
抽選により何れかの賞の内部当りとなった場合、その賞に対応するフラグがセットされる。BB(ビッグボーナス)に当選した場合、すなわち所謂BBの内部当りの場合(S7−Y)、制御部50においてBB内部当りフラグがセットされる(S8)。
抽選により何れの賞の内部当りともならなかった場合(S9−N)、疑似内部当りの抽選が20分の1の確率で実行され(S10)、疑似内部当りに当選した場合(S11−Y)、疑似内部当りフラグがセットされる(S12)。
次いで、制御部50が全てのストップランプ32を点灯させる。その後、遊技者が適宜のタイミングで各ストップボタン30を押圧することにより(或いは所定時間ストップボタン30を押圧せずに不操作状態が継続することにより)出力される停止信号を制御部50が検知すると、制御部50は、リール停止操作時に発する停止音の出力信号を音声出力部52に対し出力し、音声出力部52はそれに応じてスピーカ20から停止音を出力する。次いで制御部50は対応するリール14のステッピングモータを停止させる。
(3-1) 制御部50が対応するリール14のステッピングモータを停止させる際、BB、RB、SB、再遊技等の何れかの賞の内部当り状態となっていることを示すフラグ並びに疑似内部当り状態となっていることを示す疑似内部当りフラグが何れもセットされていなければ、制御部50はストップボタン30押圧(或いは所定時間放置)による停止信号を受けた後一定のタイミングでリール14を停止させる。但し、リール14が前記一定のタイミングで停止する際に、何れかの賞の入賞条件を達成することとなる場合は、そのリール14を1コマ送る(シンボル1つ分余分に回転させる)。それでも何れかの賞について入賞することとなる場合は、入賞とならないようになるまでリール14のコマ送りを繰り返す。
この場合は、3つのリール14が停止した状態で入賞に係るシンボルの組み合わせが有効ライン16上に表示されないため、その後ステップS1に戻る。
(3-2) 何れかの賞に内部当り状態となっていることを示すフラグがセットされている場合、制御部50は、ストップボタン30の押圧等による停止信号を受けた時点から内部当り状態となっている賞への入賞に必要なシンボルが入賞に必要な位置に達するまでの差が規定停止時間内であるときは、そのシンボルが必要位置に表示されるようにリール14を停止させる。すなわち、そのシンボルをシンボル表示窓12の必要位置に引き込む。このようにして、内部当り状態が設定されている場合に、その賞に入賞する率を上げるか又は入賞がほぼ確実となるようにして高入賞率化する。前記規定停止時間内にないときは、他の賞について入賞とならないように必要に応じリール14を1コマずつ送って停止させる。
疑似内部当り状態であることを示す疑似内部当りフラグがセットされている場合は、所定シンボルが、同様に有効ライン上に引き込まれる。この例における所定シンボルは赤7、青7、BAR及び☆である。但し、有効ライン上における所定シンボルの並びはBB又はRBに入賞とならないようにする。そのためには、停止前にリール14を必要数コマ送りする。BBに入賞するためのシンボルの並びは赤7−赤7−赤7又は青7−青7−青7であり、RBに入賞するためのシンボルの並びはBAR−BAR−BARである。
この例においては、BBに内部当り状態となっている場合に引き込むシンボルも、疑似内部当り状態となっている場合と同様に赤7、青7、BAR及び☆である。従って遊技者は、疑似内部当り状態の場合もシンボルの表示内容に強く興味を引かれる。
BB(ビッグボーナス)に入賞するためには、有効ラインランプ18によって示される有効ライン16上に各リール14におけるシンボルが「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」と揃う必要がある。BB(ビッグボーナス)は、各リールにおけるシンボル「赤7」及び「青7」の数が少ないので、内部当り状態となってBB(ビッグボーナス)に対応するフラグがセットされている場合でも1回のゲームで入賞する率は高いとは言えない。
3つ目のリール14が停止すると、制御部50は、有効ラインランプ18によって示される有効ライン16上のシンボルの種類及び並び方を把握し、入賞か否か、及び入賞した賞の種類を判定する。その際遊技者も、同様に入賞か否か、及び入賞した賞の種類を知ることとなる。
入賞と判定された場合、制御部50は、賞の内容に応じ、例えば所定枚数のメダルの払出しをメダル払出部44aに指示すると共に、その枚数に応じた数字を払出枚数表示器40に表示するよう払出枚数表示部40aに指示し、更に、その賞の内部当りを示すフラグをクリアする。次いで、その賞が特別ゲームを開始するものでない場合はステップS1に戻り、その賞がBB、RB等の特別ゲームを開始するものであるときは、ヒットランプ10の点滅及びスピーカ20からの効果音出力により各特別ゲーム開始の賞に入賞したことが報知され、その特別ゲームへ移行し、特別ゲーム終了後、ステップS1に戻る。
BBフラグがセットされていてBBに入賞なしと判定された場合は(S13−N)、制御部50における可能性報知カウンタに「4」(4回)がセットされ(S14)、疑似内部当りフラグがセットされている場合は、制御部50における可能性報知カウンタに「5」(5回)がセットされる(S15)。これらの場合、可能性報知カウンタは0ではないので(S16−N)、可能性報知カウンタから「1」が減算され(S17)、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器(ラッキーデジタル)36に表示させる数字(可能性報知に対応する数字)として、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」又は「9」が制御部50でセットされる(S18)。
なお、制御部50における可能性報知カウンタにセットされる数、及び、疑似内部当りフラグがセットされている場合に制御部50における可能性報知カウンタにセットされる数は、抽選によるものとすることができる、すなわち、可能性報知ゲーム回数を抽選により設定することができる。その場合、例えば、その後の各ゲームについて、可能性報知を行うゲームとするか否かを30乃至100%の割合で抽選することができる、すなわち、可能性報知ゲームの設定を抽選により行うことができる。
また、1又は2回以上の可能性報知を行うゲームをBBに内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後の何番目のゲームとするかの可能性報知ゲームの設定を抽選により行うことができる。例えば、BBに内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後、何番目のゲームで可能性報知を行うかを示す数(2個以上の数)を抽選によりその都度設定する手段と、BBに内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後のゲーム回数を計数する計数手段を有するものとし、その計数手段により計数されたゲーム回数が、前記の何番目のゲームで可能性報知を行うかを示す数に合致する場合に、報知手段が可能性報知を行うものとすることができる。
BBフラグ又は疑似内部当りフラグがセットされていない場合において入賞なしと判定されたときは、BBフラグを除く全ての賞についての内部当りフラグ及び疑似内部当りフラグをクリアする。可能性報知カウンタが0ならば(S16−Y)、BB内部当りフラグがセットされていないので(S19−N)、ステップS1に戻り、ゲームが繰り返される。可能性報知カウンタが0でない場合(S16−N)、可能性報知カウンタから「1」が減算され(S17)、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器(ラッキーデジタル)36に表示させる数字(可能性報知に対応する数字)として、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」又は「9」が制御部50でセットされる(S18)。
可能性報知カウンタが0であり(S16−Y)、BB内部当りフラグがセットされている場合(S19−Y)、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器(ラッキーデジタル)36に表示させる数字(確定報知に対応する数字)として、「3」又は「7」が制御部50でセットされる(S20)。
内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36に表示させる数字として前記何れかがセットされている場合は、制御部50の指示により、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36が作動を開始すると共に音声出力部52が制御部50の指示に応じてスピーカ20から「作動開始」効果音を出力する。更に、制御部50は、音声出力部52のスピーカ20から「作動中」効果音を出力すると共に、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36が0乃至9の10種の数字を素早く変更しつつ表示した後約5秒後にセットされた数字を固定的に表示するように指示する。内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36の作動開始により、遊技者は、BB内部当りの期待をいだく。
その後、ステップS16において可能性報知カウンタが0以外であった場合、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36は、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」又は「9」を表示する。次いで、疑似内部当りフラグがセットされている場合は疑似内部当りフラグをクリアしてステップS1に戻り、ゲームが繰り返される。その後、可能性報知カウンタの数に対応する回数の連続したゲームにおいて、通常の場合(新たにBBや疑似内部当り等の当選がない場合)、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36は「0」、「2」、「4」、「6」、「8」又は「9」を表示することとなる。
ステップS16において可能性報知カウンタが0であり且つBB内部当りフラグがセットされている場合、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36は「3」又は「7」を表示し、音声出力部52が制御部50の指示に応じてスピーカ20から「BB内部当り確定」の効果音を出力するので、遊技者はBBに内部当り状態となっていることが分かる。なお、例えばRBに内部当りの場合もBB内部当りの場合と同様にして内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36が「1」又は「5」を固定的に表示すると共に「RB当選」効果音を発するようにすることもできる。また、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36の作動開始時、作動中、及び停止時に、制御部50からの指示によりヒットランプ部10aのヒットランプ10を点灯させ又は点滅させることもできる。
BBの内部当りフラグは、BBに入賞するまでセットされた状態を継続させる。但し、BBフラグがある場合にBBに入賞せずにステップS1に戻って繰り返されるゲームにおいては、ステップS6の抽選は行われない。或いは、例えば、この抽選を、BB、RB及び疑似内部当りを除く賞(小物)の全部又は一部についてのみ行うようにすることもできる。
内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36に「0」、「2」、「4」、「6」、「8」又は「9」が表示された場合(可能性報知が行われた場合)、遊技者はBB賞に内部当り状態が設定されている可能性があることを知ってBB賞に入賞することについて通常よりも高い期待を持つことができ、疑似内部当りの場合もBBに内部当りの場合も、同様の表示は少なくとも4ゲームにわたり連続して行なわれるので、BB賞に内部当り状態が設定されていることに対する期待が継続する。従って、確定報知及び可能性報知により遊技者の興味をより継続的に引きつけることができる。
また、内部当り確定・可能性表示用デジタル表示器36に「3」又は「7」が表示された場合(確定報知が行われた場合)、遊技者はBBに内部当り状態が設定されていることが確実であることを知り、BB賞に入賞することについて確実性の高い期待を持つことができる。
疑似内部当りの場合の可能性報知の回数は、BB賞に内部当りの場合にBBに入賞するまでの間に行う可能性報知の回数よりも1回多く、疑似内部当り状態の場合の最後から2番目の可能性報知を行なうゲームと最後の可能性報知を行なうゲーム、及び、BB賞に内部当り状態が設定された場合の最後の可能性報知を行なうゲームと確定報知を行なうゲームは、何れも連続するので、疑似内部当り状態が設定された場合の最後の可能性報知について、遊技者は確定報知が行われる期待を抱き、一層強い興味を引き起こされる。
なお、本発明の実施は、電気回路若しくは電子回路による手段又は機械的な手段に代えてソフトウェアを用いて行ってもよく、ソフトウェアを用いる手段に代えて電気回路若しくは電子回路による又は機械的な手段により行ってもよい。
スロットマシンの構成の概要を示すブロック図である。 スロットマシンの外観の正面図である。 ゲーム開始からBB内部当りフラグ設定又は疑似内部当りフラグ設定までの処理動作の概略を示すフローチャートである。 BB内部当りフラグ又は疑似内部当りフラグに応じBB内部当りの確定報知又は可能性報知を設定する処理動作の概略を示すフローチャートである。
符号の説明
36 内部当り・疑似内部当り表示用デジタル表示器

Claims (6)

  1. 種々の表示内容を連続的に変化させつつ表示し得る1又は2以上の表示手段と、その表示手段に前記表示内容を固定的に表示させるための表示固定手段とを有し、前記表示手段が固定的に表示した表示内容が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するゲームを実行する遊技機であって、
    内部当り設定手段と、報知手段と、疑似内部当り設定手段を備えており、
    前記内部当り設定手段は、所定条件である内部当り条件の達成によって、その内部当り条件に対応する賞について内部当り状態を設定するものであり、
    前記報知手段は、内部当りの対象となる賞である内部当り対象賞のうち一部又は全ての賞である特定の賞に内部当り状態が設定されていることを示す確定報知及び前記特定の賞に内部当り状態が設定されている可能性があることを示す可能性報知をそれぞれ遊技者に対し行うものであり、
    前記疑似内部当り設定手段は、前記特定の賞について内部当り状態の設定がない場合に、所定条件である疑似内部当り条件の達成によって、疑似内部当り状態を設定するものであり、
    前記特定の賞は、内部当り状態が設定されていても入賞が確実ではなく、その内部当り状態が、所定の複数回のゲームにおいて入賞するまでの間又は入賞するまでの何回のゲームにおいても継続されるものであり、
    前記特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後、1又は2回以上の何回のゲームで報知手段が可能性報知を行うかの可能性報知ゲーム回数を、抽選により設定する手段、及び、その抽選により設定された可能性報知ゲーム回数に応じ、1又は2回以上の可能性報知を行うゲームを特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後の何番目のゲームとするかの可能性報知ゲームの設定を抽選により行う手段を有し、
    前記特定の賞について内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においては、前記報知手段は、その特定の賞に入賞するまでの間のゲームにおいて、前記のように設定された1又は2回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行ない、その後のゲームで確定報知を行い、
    前記疑似内部当り状態が設定された場合、前記報知手段は、疑似内部当り状態が設定された後、前記のように設定された1又は2回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行うものであることを特徴とする遊技装置。
  2. 上記の可能性報知ゲームの設定を抽選により行う手段が、1又は2回以上の可能性報知を行うゲームを、特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後のゲーム数を1又は2以上抽選することにより設定するものであり、
    特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後のゲーム回数を計数する計数手段を有し、その計数手段により計数されたゲーム回数が、前記の可能性報知ゲームの設定を抽選により行う手段により設定された数に合致する場合に、報知手段が可能性報知を行う請求項1記載の遊技装置。
  3. 特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後、2回以上の何回のゲームで報知手段が可能性報知を行うかの可能性報知ゲーム回数を、抽選により設定する手段、及び、その抽選により設定された可能性報知ゲーム回数に応じ、2回以上の可能性報知を行うゲームを特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後の何番目のゲームとするかの可能性報知ゲームの設定を抽選により行う手段を有し、
    前記特定の賞について内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においては、前記報知手段は、その特定の賞に入賞するまでの間のゲームにおいて、前記のように設定された2回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行ない、その後のゲームで確定報知を行い、
    前記疑似内部当り状態が設定された場合、前記報知手段は、疑似内部当り状態が設定された後、前記のように設定された2回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行うものである請求項1又は2記載の遊技装置。
  4. 特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後、3回以上の何回のゲームで報知手段が可能性報知を行うかの可能性報知ゲーム回数を、抽選により設定する手段、及び、その抽選により設定された可能性報知ゲーム回数に応じ、3回以上の可能性報知を行うゲームを特定の賞に内部当り状態が設定され又は疑似内部当り状態が設定された後の何番目のゲームとするかの可能性報知ゲームの設定を抽選により行う手段を有し、
    前記特定の賞について内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においては、前記報知手段は、その特定の賞に入賞するまでの間のゲームにおいて、前記のように設定された3回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行ない、その後のゲームで確定報知を行い、
    前記疑似内部当り状態が設定された場合、前記報知手段は、疑似内部当り状態が設定された後、前記のように設定された3回以上の可能性報知ゲームで可能性報知を行うものである請求項1又は2記載の遊技装置。
  5. 上記の可能性報知ゲームの設定を抽選により行う手段が、
    特定の賞に内部当り状態が設定された場合の全部又は一部においてその特定の賞に入賞するまでの間に、或いは疑似内部当り状態が設定された場合に、
    1又は2回以上の可能性報知を行うゲームとして、所定ゲーム以降のゲームのうち30乃至100%の割合のゲームを抽選により設定するものである請求項1乃至4の何れか1項に記載の遊技装置。
  6. 上記遊技機が、
    外周面に複数のシンボルが表示され、回転停止状態において前記シンボルの1又は2以上を遊技者が視認し得る、回転自在に支持された回転体、及びその回転体を回転駆動するための回転駆動装置からなる1又は2以上の表示装置と、
    回転駆動されている前記回転体を停止させてシンボルを固定表示させるための表示固定装置とを有し、
    その表示固定装置によって停止した回転体における前記シンボルの種類とその停止位置が所定の入賞条件を達成することと入賞とが対応するスロットマシンである請求項1乃至5の何れか1項に記載の遊技装置。
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