JP3055655B2 - アンカー受圧板の支持装置 - Google Patents

アンカー受圧板の支持装置

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JP3055655B2
JP3055655B2 JP7197684A JP19768495A JP3055655B2 JP 3055655 B2 JP3055655 B2 JP 3055655B2 JP 7197684 A JP7197684 A JP 7197684A JP 19768495 A JP19768495 A JP 19768495A JP 3055655 B2 JP3055655 B2 JP 3055655B2
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行 夫 東
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンカー受圧板の
設置時に用いるアンカー受圧板の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば地山に埋設したアンカーの反力を
受けるアンカー受圧板の不陸に対する調整は、受圧板の
内部空室にコンクリートモルタルを吹付け充填するか、
又は、受圧板の中央孔の底部にコンクリートモルタルを
吹き付けて行っていた。
【0003】従来のアンカー受圧板の設置時に、コンク
リートモルタルを吹き付けて不陸を調整するのは、アン
カー工事であるにかかわらず、アンカーグラウト用のセ
メントミルク注入機械以外に、専用の吹付機械及び吹付
用の人員が必要である。
【0004】また、ほとんどの場合、吹付工事が連続し
てできないため、作業性が悪いうえに、人員や吹付機械
の無駄が多い。
【0005】実開昭64−10547号公報には、アン
カー受圧板の下側の法面との間に充填材を注入する袋を
設けた技術が開示されている。しかしながら、かる公知
技術では袋内の充填物に片寄りが生じやすく、不陸部分
が生じやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、専用の機
械、人員を必要としないで不陸を作業良く調整すること
ができるアンカー受圧板の支持装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アンカ
ー受圧板のアーム部の端部に、角度調整用金具を埋設
し、該角度調整用金具を、ねじ孔を形成した外筒と、該
ねじ孔に螺合する脚部とより構成し、該脚部の端部に回
転用孔を形成している。
【0008】更に本発明によれば、アンカー受圧板と地
山との間に、セメントミルクを充填する袋体を介在させ
ている。
【0009】上記袋体は、アンカー受圧板の角度調整用
金具内方部分と同形に形成し、又は、アンカー受圧板と
同形に形成し、アンカー及び角度調整用金具の脚部が貫
通できる透孔を設けるのが好ましい。
【0010】上記のように構成されたアンカー受圧板の
支持装置においては、受圧板の設置に際し、受圧板の透
孔にアンカーを挿通させて受圧板を地山に載置し、アン
カーナットを仮締めする。次いで、各角度調整用金具の
回転用孔に、回転用具を挿入し回転し、脚部を地山の不
陸に応じて伸ばし、受圧板が地山に対し安定したらアン
カーナットを締付けて受圧板を地山に固定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
例を説明する。
【0012】図1及び図2において、アンカー受圧板1
は、コンクリートで平面形状が十字形に形成され、中央
には、アンカー4(図5)の貫通孔3が穿設されてい
る。そして、4本のアーム部2の端部には、角度調整用
金具10がそれぞれ埋設されている。
【0013】図3及び図4において、角度調整用金具1
0は、外筒11と脚部13とで概略構成されている。
【0014】その外筒11には、ねじ孔12が形成さ
れ、外筒11の外周部でアーム部2に埋設されている。
【0015】前記脚部13は、ねじ孔12に螺合するね
じ軸14と、このねじ軸14の地山A(図5)側に形成
されたフランジ部16とから構成されている。そして、
ねじ軸14の地山Aに対向する側には、回転用孔である
4角孔15が形成されている。なお、図中の符号17は
脚部の回転用具で、ロッド18の一端にハンドル19が
設けられ、他端には4角孔15に係合する4角軸部15
Aが形成されている。
【0016】図5において、符号20は、本出願人が実
開平6−79829号公報において開示した袋体すなわ
ちパッカーである。このパッカー20は、受圧板1と同
形状の十字状に形成され、図示しないアンカー用透孔
と、脚部用透孔21と、図示しないセメントミルク注入
口とが設けられている。なお、パッカー20Aのよう
に、透孔21の部分を除いたものを用いることができ
る。
【0017】次に図5を参照してアンカー受圧板の設置
態様を説明する。
【0018】先ず、図示しないクレーンで受圧板1を吊
り上げ、受圧板1の接地側にパッカー20をガムテープ
などで取付ける。
【0019】次いで、アンカー用透孔にアンカー4を挿
通させながら地山Aに載置し、図示しないアンカーナッ
トを仮締めする。
【0020】次いで、回転用具17の4角軸部15Aを
脚部13の4角孔15に挿入して回転し、脚部13を地
山Aの不陸に応じて伸長し、フランジ部16を地山に接
地させたのち、アンカーナットを本締めして受圧板1を
安定に地山Aに支持する。
【0021】最後に、セメントミルク注入口から図示し
ないアンカーグラウド用のセメントミルク注入機械によ
りセメントミルクCを注入する。すると、パッカー20
は注入されたセメントミルクCにより、地山Aの不陸部
A1の形状に応じて膨らみ、地山Aの表面になじんで受
圧板1と不陸部A1との隙間を埋め受圧板1を更に安定
に地山Aに支持する。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、専用の機械、人員を必要としないで地山の
受圧板に対する不陸を作業性良く調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアンカー受圧板の上面
図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の角度調整用金具を示す側断面図。
【図4】図3のX矢視図。
【図5】設置の態様を説明する図面。
【符号の説明】
A・・・地山 A1・・・不陸部 C・・・セメントミルク 1・・・アンカー受圧板 2・・・アーム部 3・・・貫通孔 4・・・アンカー 10・・・角度調整用金具 11・・・外筒 12・・・ねじ軸 13・・・脚部 14・・・ねじ孔 15・・・4角孔 15A・・・4角軸部 16・・・フランジ部 17・・・回転用具 18・・・ロッド 19・・・ハンドル 20、20A・・・パッカー 21・・・脚部用透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−155427(JP,A) 特開 平3−271414(JP,A) 特開 平7−102568(JP,A) 実開 昭64−10547(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 E04H 5/74 - 5/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカー受圧板のアーム部の端部に、角
    度調整用金具を埋設し、該角度調整用金具を、ねじ孔を
    形成した外筒と、該ねじ孔に螺合する脚部とより構成
    し、該脚部の端部に回転用孔を形成していることを特徴
    とするアンカー受圧板の支持装置。
  2. 【請求項2】 アンカー受圧板と地山との間に、セメン
    トミルクを充填する袋体を介在させていることを特徴と
    する請求項1記載のアンカー受圧板の支持装置。
JP7197684A 1995-08-02 1995-08-02 アンカー受圧板の支持装置 Expired - Fee Related JP3055655B2 (ja)

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KR101960676B1 (ko) * 2019-01-09 2019-03-22 주식회사 한길 사면 보강용 콘크리트 앵커블록 및 이를 이용한 사면 보강 시공법
CN111691441B (zh) * 2020-08-03 2021-09-21 江西省地质环境调查研究院 一种用于绿色矿山治理的生态杆体铺设设备及实施方法
CN112112170B (zh) * 2020-09-18 2021-09-07 中铁济南工程建设监理有限公司 在弱风化岩或中风化岩层区域内人工挖孔灌注桩施工工艺

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