JP2814464B2 - ダクタイル定着金物の定着工法 - Google Patents
ダクタイル定着金物の定着工法Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
山留め工の際に、連続地中壁表面への地下水の止水を図
ったダクタイル定着金物の定着工法に関する。
於て地下水位が高い場合には、従来、図10に示すよう
に、地盤1に山留め壁として連続地中壁(以下「連壁」
という)3をコンクリートで設けている。そして、当該
連壁3にアースアンカーを施工してこれを地盤1に緊張
定着するには、図11の如きダクタイル定着金物(以下
「定着金物」という)5が広く用いられている。
略矩形状の台座部5aと、この中央部を斜めに貫通する
引張材挿通孔5bを有する筒状の引張材挿通部5c,5
c’とが一体に鋳造されており、図10に示すように、
連壁3に設けたアンカー孔7に当該定着金物5の背面側
の引張材挿通部5c’を挿入して支圧板9、アンカーヘ
ッド11を定着金物5に取り付けた後、上記アンカー孔
7から地盤1側のアンカー孔13内に挿入されているP
C鋼線等のアンカー引張材15をセンターホールジャッ
キ(図示せず)で緊張することによって、連壁3にアー
スアンカーが施工されていた。
トで形成された上記連壁3の表面3aは粗く凹凸がある
ため、上記定着金物5を当該連壁3に定着させても台座
部5aと連壁3とが密着せず、その隙間を通って定着金
物5の背面から連壁3の表面に地下水Wの漏水が発生し
てしまう。そこで、従来では、例えば定着金物5の定着
後に、図10及び図11に示すように定着金物5の外周
を急結セメント17で固めて地下水の漏出を防止してい
た。
く定着金物5の外周を急結セメント17で固める方法は
手間がかかり、而も、急結セメント17は高価なもので
あるため、安いコストで連壁3の表面3aへの地下水W
の止水を簡単に行える定着金物5の定着工法が望まれて
いた。
で、アースアンカーによる山留め工の際に、安いコスト
で簡単に連壁表面への地下水の止水が図れる定着金物の
定着工法を提供することを目的とする。
め、本発明に係る定着金物の定着工法は、定着金物の背
面側に、スポンジにセメントペースト又はアスファルト
を含浸させた弾性止水シートを取り付け、地盤に設けた
連壁の各アンカー孔毎に当該定着金物を配置した後、各
アンカー孔内に挿入されたアンカー引張材を緊張し乍ら
上記定着金物で弾性止水シートを連壁に圧縮して、定着
金物を連壁に定着するものである。
シートを取り付け、地盤に設けた連壁の各アンカー孔毎
に当該定着金物を配置した後、各アンカー孔内に挿入さ
れたアンカー引張材を緊張することによって、定着金物
が連壁に定着されることとなる。そして、定着金物の定
着時に連壁の表面に多少の凹凸があっても、アンカー引
張材の緊張によって弾性止水シートがこれに順応し乍ら
変形し、定着金物が連壁に確実に密着することとなる。
そして、当該弾性止水シートが一種の遮水ゾーンとなっ
て、定着金物の背面からの地下水の漏水を防止する。
に説明する。尚、図10に示す従来例と同一のものは同
一符号を付してそれらの説明は省略する。図1及び図2
は本実施例に用いられるスポンジ19を示し、当該スポ
ンジ19は定着金物5の台座部5aと同一の大きさ,形
状に成形され、その中央には定着金物5の背面側の引張
材挿通部5c’を挿通させる円形状の挿通孔21が設け
られている。又、上記スポンジ19は5cm程の厚みを持
って成形されている。
では、先ず、図3乃至図5に示すように、セメントペー
スト23を貯留した容器25内に上記スポンジ19を入
れ、その体積を縮小拡大させてセメントペースト23を
十分に含浸させた後、これを引き上げて弾性止水シート
としてのスポモル27を形成する。このスポモル27
は、セメント固結前に於ては荷重に応じて自由に変形し
得るものである。そして、図6の如くスポモル27の挿
通孔21内に定着金物5の引張材挿通部5c’を挿入さ
せて、台座部5aの背面側に当該スポモル27を取り付
ける。
従来と同様、連壁3から地盤1内に亘ってアンカー孔
7,13を削孔し、アンカー孔13内にアンカー引張材
15を挿入してモルタル等で固定しておく。そして、図
7に示すようにアンカー引張材15を定着金物5の引張
材挿通孔5bに挿通させ乍ら、背面側の引張材挿通部5
c’を連壁3のアンカー孔7に挿入して定着金物5を連
壁3に配置する。しかる後、図8に示すように支圧板9
とアンカーヘッド11を定着金物5に取り付けてアンカ
ー引張材15をセンターホールジャッキ29で緊張する
ことにより、その緊張力でスポモル27が連壁1の凹凸
に順応し乍ら圧縮されて、定着金物5が当該スポモル2
7を介して連壁3に密着した状態で定着されるようにな
っている。
いて連壁3にアースアンカーを施工するに当たり、定着
金物5の背面側に自由に変形が可能なスポモル27を取
り付け、地盤1に設けた連壁3の各アンカー孔7毎に当
該定着金物5を配置した後、アンカー孔7内に挿入され
たアンカー引張材15をセンターホールジャッキ29で
緊張して定着金物5を連壁3に定着させるようにしたか
ら、図9に示すように定着金物5の定着時に連壁3の表
面3aに多少の凹凸があっても、アンカー引張材15の
緊張によってスポモル27がこれに順応し乍ら圧縮変形
し、定着金物5が当該スポモル27を介して連壁3に確
実に密着することとなる。そして、定着金物5がスポモ
ル27を介して連壁3に密着された状態でスポモル27
中のセメントペースト23が固結すると、スポモル27
が一種の遮水ゾーンとなって定着金物5の背面から連壁
3の表面3aへの地下水の漏水を防止することとなる。
用いて連壁3にアースアンカーを施工するに当たり、定
着金物5の背面側にスポモル27を取り付けるだけで、
連壁3の表面3aへの地下水の止水が容易且つ確実に図
れることとなった。而も、本実施例に於けるスポモル2
7は従来の急結セメント17に比しコストが安く、又、
当該スポモル27を単に定着金物5の背面側に取り付け
るだけでよいため、施工費用の低廉が図れると共に作業
性もきわめて良好であるといった利点を有する。
例としてスポンジ19にセメントペースト23を含浸さ
せたスポモル27を用いたが、当該スポモル27に代え
て、スポンジ19にアスファルトを含浸させたものを使
用してもよく、斯かる弾性止水シートによっても、上記
実施例と同様、所期の目的を達成することが可能であ
る。
物の定着工法は、定着金物の背面側に、スポンジにセメ
ントペースト又はアスファルトを含浸させた弾性止水シ
ートを取り付け、地盤に設けた連壁の各アンカー孔毎に
当該定着金物を配置した後、各アンカー孔内に挿入され
たアンカー引張材を緊張し乍ら上記定着金物で弾性止水
シートを連壁に圧縮して、定着金物を連壁に定着するも
のであるから、定着金物の背面側に弾性止水シートを取
り付け、地盤に設けた連壁の各アンカー孔毎に当該定着
金物を配置した後、各アンカー孔内に挿入されたアンカ
ー引張材を緊張することによって、定着金物が連壁に定
着されることとなる。
多少の凹凸があっても、アンカー引張材の緊張によって
弾性止水シートがこれに順応し乍ら変形し、定着金物が
連壁に確実に密着することとなる。そして、当該弾性止
水シートが一種の遮水ゾーンとなって、定着金物の背面
からの地下水の漏水を防止する。従って、本発明によれ
ば、定着金物を用いて連壁にアースアンカーを施工する
に当たり、定着金物の背面側に弾性止水シートを取り付
けるだけで、連壁の表面への地下水の止水が容易に図れ
ることとなった。
メントに比しコストが安く、又、当該弾性止水シートを
定着金物の背面側に取り付けるだけでよいため、施工費
用の低廉が図れると共に作業性もきわめて良好であると
いった利点を有する。
図である。
図である。
着した状態を示す部分断面図である。
断面図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 ダクタイル定着金物の背面側に、スポン
ジにセメントペースト又はアスファルトを含浸させた弾
性止水シートを取り付け、地盤に設けた連続地中壁の各
アンカー孔毎に当該ダクタイル定着金物を配置した後、
各アンカー孔内に挿入されたアンカー引張材を緊張し乍
ら上記ダクタイル定着金物で弾性止水シートを連続地中
壁に圧縮して、ダクタイル定着金物を連続地中壁に定着
することを特徴とするダクタイル定着金物の定着工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3017805A JP2814464B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ダクタイル定着金物の定着工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3017805A JP2814464B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ダクタイル定着金物の定着工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140938A JPH05140938A (ja) | 1993-06-08 |
JP2814464B2 true JP2814464B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=11953945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3017805A Expired - Lifetime JP2814464B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | ダクタイル定着金物の定着工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2814464B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6082614B2 (ja) * | 2013-02-07 | 2017-02-15 | 戸田建設株式会社 | 既存建物の建替工法と地盤アンカー用台座 |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3017805A patent/JP2814464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05140938A (ja) | 1993-06-08 |
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