JP3050747B2 - 床の支持構造 - Google Patents

床の支持構造

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JP3050747B2
JP3050747B2 JP6061541A JP6154194A JP3050747B2 JP 3050747 B2 JP3050747 B2 JP 3050747B2 JP 6061541 A JP6061541 A JP 6061541A JP 6154194 A JP6154194 A JP 6154194A JP 3050747 B2 JP3050747 B2 JP 3050747B2
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圭介 濱西
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、根太や大引などの横架
材に床材を敷設して形成される床の支持構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3には従来からおこなわれている床の
支持構造が示してある。3は家屋の基礎であって、この
基礎3の上面には土台1が取り付けてある。土台1は壁
支持部9と固定部2とで断面L字型に形成され、基礎3
の上面に先端を突出して配設されているボルト10に固
定部2を差し込んでナット11で固定して取り付けてあ
る。壁支持部9には壁8を形成する壁パネル15が支持
されている。また基礎3の内側面の上部にはコンクリー
トネイル12を基礎3に打ち込んで固定される横架材受
け13が取り付けてあり、上記固定部2と横架材受け1
3の上に根太や大引などの横架材5を載設すると共に横
架材5の上に床材6を敷設し、床材6の上面端部からビ
スなどの固定部材19を打ち込んで横架材5及び床材6
を横架材受け13に固定することによって床が形成され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように横
架材受け13を基礎3に設けて床を支持するようにする
と、横架材受け13を基礎3に取り付ける作業が必要と
なり、床の施工を省力化することができないという問題
があった。また横架材受け13はその上端を固定部2の
上面と同じ高さにして取り付けなければならないが、こ
の高さ合わせを精度よくおこなうことは非常に困難であ
り、横架材受け13の取り付け高さのばらつきによって
床に凹凸の不陸が発生するという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、施工の省力化を図ることができ、しかも不陸が発
生しないようにすることができる床の支持構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床の支持構
造は、壁8を支持する土台1の固定部2を基礎3の上面
に固定し、基礎3の側端部よりも側方に突出する横架材
支持部4を固定部2の端部に延設し、横架材支持部4の
上に横架材5の端部を載設すると共に横架材5の上に床
材6を敷設し、横架材支持部4の先端に下方に突出する
補強部7を設けると共に補強部7の先端を基礎3の側面
に当接して成ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】壁8を支持する土台1の固定部2を基礎3の上
面に固定し、基礎3の側端部よりも側方に突出する横架
材支持部4を固定部2の端部に延設したので、壁8を支
持する土台1の固定部2を基礎3の上面に固定すること
で、横架材5を支持する横架材支持部4を基礎3に突設
することができる。また一定の高さの基礎3に固定され
た土台1の固定部2に横架材支持部4を一体に延設する
ことにより、横架材支持部4の高さを一定にすることが
できる。また、横架材支持部4の先端に下方に突出する
補強部7を設けると共に補強部7の先端を基礎3の側面
に当接するので、横架材支持部4を補強部7で支持する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
には本発明の一実施例が示してある。土台1は断面L字
型の金具などで作成されており、一方の片を固定部2、
他方の片を壁支持部9として形成してある。固定部2に
は上下に貫通するボルト挿入孔(図示省略)が穿設して
あると共に固定部2の端部には横架材支持部4が一体に
延設してある。そしてさらに横架材支持部4の先端には
補強部7が設けてある。補強部7は、横架材支持部4の
先端からほぼ垂直下方に延設された連結片20と、連結
片20の下端から壁支持部9の方向に下り傾斜させて突
設された当接片21とで形成されている。
【0008】家屋の基礎3はコンクリートなどで形成さ
れており、凹凸の不陸が発生しないように基礎3の上面
はモルタルなどの平坦層14で形成してある。基礎3に
はアンカーボルトなどのボルト10が埋設してあって、
このボルト10の先端は基礎3の上面に突出させてあ
る。横架材5は例えば根太や大引などのようなものであ
って、対向する基礎3の間に架設されるものである。図
1の横架材5は根太である。また壁8は枠材16の両側
に表面材17をそれぞれ取り付けた壁パネル15などで
形成されており、その下面には凹溝18が形成してあ
る。図1に示す壁パネル15は外壁パネルである。
【0009】上記土台1は、固定部2を室内側に向け、
固定部2に設けたボルト挿入孔を基礎3に突設されたボ
ルト10に被挿して基礎3の上面に配設し、ボルト10
の先端からナット11を螺合してナット11と基礎3の
上面で固定部2を挟持することによって基礎3の上面に
固定される。このように基礎3の上面に土台1を固定す
ると、基礎3の上面に垂直に壁支持部9を突設すること
ができると共に土台1の固定部2に延設した横架材支持
部4を基礎3の室内側の側面よりも室内側に水平に突出
することができる。また、横架材支持部4に延設された
補強部7の当接片21の先端を基礎3の室内側の側面に
当接する。
【0010】壁パネル15はその下面に設けた凹溝18
を壁支持部9の上端に被挿することによって壁支持部9
に支持されて取り付けられる。また横架材5はその各端
部を対向する基礎3に設けた横架材支持部4の上にそれ
ぞれ載設されて配設される。そして対向する基礎3の間
に架設された横架材5の上に床材6を敷設し、床材6の
上面端部からビス等の固定部材19を打ち込んで床材6
を横架材5に固定すると共に横架材5を貫通した固定部
材19の先端を横架材支持部4に打ち込んで横架材5を
横架材支持部4に固定することによって床が形成され
る。尚、基礎3と土台1の屋外側面はモルタルなどの外
装層24で覆うようにしてあり、この外装層24の上端
と壁パネル15の下端の境目には防水材25を設けるよ
うにしてある。
【0011】このように土台1に延設した横架材支持部
4に横架材5を支持させるようにしたので、壁8を支持
する土台1を基礎3の上面に取り付ける作業をおこなう
ことによって、同時に横架材5を支持する横架材支持部
4を基礎3に突設することができる。また基礎3の上面
全体は平坦層14によって一定の高さに形成されている
ので、基礎3の各所に固定された土台1は一定の高さに
取り付けられることになり、よって固定部2に一体に延
設された横架材支持部4の高さを一定にすることができ
る。また、横架材支持部4の先端に下方に突出する補強
部7を設けて、補強部7の先端を基礎3の室内側の側面
に当接することによって、横架材支持部4を補強部7で
支持することができ、横架材支持部4に横架材5や床材
6などの大きな荷重がかかっても横架材支持部4が下方
に折れ曲がったり破損したりしないようにすることがで
きる。
【0012】図2には他の実施例が示してあるが、土台
1の形状が上記実施例のものと異なっている。土台1は
断面L字型の金具などで形成されており、一方の片を固
定部2、他方の片を壁支持部9として形成してある。固
定部2には上下に貫通するボルト挿入孔(図示省略)が
穿設してあると共に固定部2の端部には横架材支持部4
が一体に延設してある。そしてさらに横架材支持部4の
先端には補強部7が設けてある。補強部7は、横架材支
持部4の先端からほぼ垂直下方に延設された連結片20
と、連結片20の下端から壁支持部9の方向にほぼ水平
に突設された突出片23とで形成されている。
【0013】この土台1は、固定部2を室内側に向け、
固定部2に設けたボルト挿入孔を基礎3に突設されたボ
ルト10に被挿して基礎3の上面に配設し、ボルト10
の先端からナット11を螺合してナット11と基礎3の
上面で固定部2を挟持することによって基礎3の上面に
固定される。このとき横架材支持部4に延設された補強
部7の突出片23の先端を基礎3の室内側の側面に当接
される。そして上記実施例と同様にして横架材5及び床
材6を横架材支持部4に固定して床が形成される。
【0014】このように横架材支持部4の先端に下方に
突出する補強部7を設けて、突出片23の先端を基礎3
の室内側の側面に当接することによって、横架材支持部
4を補強部7で支持することができ、横架材支持部4に
横架材5や床材6などの大きな荷重がかかっても横架材
支持部4が下方に折れ曲がったり破損したりしないよう
にすることができる。
【0015】尚、図1、2の実施例において、横架材5
は端部が基礎3の上に位置しているが、寸法誤差や施工
の都合などで横架材5の端部が横架材支持部4の上のみ
に載せられることがあり、横架材5や床材6の荷重のす
べてが横架材支持部4に掛かることがある。補強部7を
設けることはこの場合に特に有効である。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明は、壁を支持する土
台の固定部を基礎の上面に固定し、基礎の側端部よりも
側方に突出する横架材支持部を固定部の端部に延設した
ので、壁を支持する土台の固定部を基礎の上面に固定す
ることで、同時に横架材を支持する横架材支持部を基礎
に突設することができ、横架材を支持する部材を別工程
で取り付ける必要がなくなって、施工の省力化を図るこ
とができるものである。また一定の高さの基礎に固定さ
れた土台の固定部に横架材支持部を一体に延設すること
により、横架材支持部の高さを一定にすることができ、
床に不陸が発生しないようにすることができるものであ
る。
【0017】また、横架材支持部の先端に下方に突出す
る補強部を設けると共に補強部の先端を基礎の側面に当
接したので、横架材支持部を補強によって支持するこ
とができ、横架材支持部に横架材や床材などの大きな荷
重がかかっても横架材支持部が下方に折れ曲がったり破
損したりしないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の他の実施例を示す断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 土台 2 固定部 3 基礎 4 横架材支持部 5 横架材 6 床材 7 補強部 8 壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁を支持する土台の固定部を基礎の上面
    に固定し、基礎の側端部よりも側方に突出する横架材支
    持部を固定部の端部に延設し、横架材支持部の上に横架
    材の端部を載設すると共に横架材の上に床材を敷設し
    横架材支持部の先端に下方に突出する補強部を設けると
    共に補強部の先端を基礎の側面に当接して成ることを特
    徴とする床の支持構造。
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