JP3304930B2 - 垂木取付金具 - Google Patents

垂木取付金具

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JP3304930B2
JP3304930B2 JP24536099A JP24536099A JP3304930B2 JP 3304930 B2 JP3304930 B2 JP 3304930B2 JP 24536099 A JP24536099 A JP 24536099A JP 24536099 A JP24536099 A JP 24536099A JP 3304930 B2 JP3304930 B2 JP 3304930B2
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弘行 永尾
康徳 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、胴差、柱、間柱、
耐力面材からなる下地板等の外壁下地材から外側に張り
出して設置される垂木を当該外壁下地材の外側面に支持
固定するために用いる垂木取付金具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
総二階の家屋建物の外壁から外側に張り出して下階部分
の屋根を設ける場合、屋根の下方に配置される垂木を外
壁から支持して所定の勾配で固定し、これの上方に屋根
を設置する必要がある。垂木を外壁の外側に支持固定す
るための取付金具としては、例えば実開平6−8385
7号公報に示される建築用緊結補強金物を挙げることが
できる。この補強金物70によれば、図9に示すよう
に、所定の角度で接合一体化した左部材片71と右部材
片72とからなり、垂木73と外壁下地材である柱74
との接合部分に緊結固定して用いられる。即ち、一方の
部材片71を柱74の側面に、他方の部材片72を垂木
73の側面にビス等を用いて各々固定して、垂木73を
外壁から外側に張り出して延設させる。また、この補強
金物70の取付角度を変化させることにより、垂木73
の張り出し角度を調整することができる。
【0003】しかしながら、上記従来の垂木を支持固定
する補強金物70によれば、柱74の側面にビス等を介
して取り付けられる薄いプレート状のものであるため、
安定感に欠けると共に、所望の耐力を得るための取付作
業に多くの手間がかかる。また、予め設定された屋根勾
配に併せて補強金物70や垂木73を精度良く固定する
ことが困難だった。さらに、近年、耐震性能を高めるた
めに、外壁に耐力面材を使用する工法が増えてきている
が、かかる耐力面材を外壁下地材として用いる場合、当
該耐力面材が邪魔になって柱74の側面に補強金物70
を取り付けることが困難になる。
【0004】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、柱や耐力面材等からなる外壁下地材
の外側面に垂木を安定した状態で容易に取り付けること
ができ、また所望の耐力を容易に発現できると共に、屋
根勾配に併せて垂木を精度良く容易に固定することので
きる屋根構造を形成するための垂木取付金具を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、胴差、柱、間
柱、耐力面材からなる下地板等の外壁下地材から外側に
張り出して設置される垂木を当該外壁下地材の外側面に
支持固定するために用いる垂木取付金具であって、前記
外壁下地材の外側面に固定される箱状ブラケットと、該
箱状ブラケットに一端が係止され、屋根勾配に沿った勾
配で箱状ブラケットの外側に延設される垂木受けプレー
トと、該垂木受けプレートの箱状ブラケットに対する取
り付け角度を調整する角度調整金物とからなることを特
徴とする垂木取付金具を提供することにより、上記目的
を達成したものである(請求項1記載の発明)。
【0006】また、本発明の垂木取付金具は、前記箱状
ブラケットを、前記外壁下地材の外側面に密着配置され
る長方形状の接合面プレート部と、該接合面プレート部
の両側縁部から各々垂直外側に延設される一対の側面プ
レ−ト部と、該一対の側面プレ−ト部の下端縁部間に配
置されると共に斜め下方に傾斜して設けられる底面プレ
−ト部とによって構成し、且つ前記一対の側面プレ−ト
部と前記底面プレ−ト部とによって、支持すべき垂木の
断面形状と略一致する形状のコの字断面の垂木装着溝を
形成し、前記垂木受けプレートを、前記一対の側面プレ
−ト部に各々形成された係止孔に前記係止される一端に
設けた係止用突起を挿入係止することによって、前記一
対の側面プレ−ト部に対して回転可能に取り付けられた
帯状のプレート部材によって構成し、前記角度調整金物
を、前記箱状ブラケットの底面プレ−ト部に形成された
ネジ孔を介して底面プレ−ト部の上方に突出し、先端が
前記垂木受けプレートの下面に当接するボルト部材によ
って構成し、前記接合面プレート部を前記外壁下地材の
外側面に密着配置して前記箱状ブラケットを固定し、前
記ボルト部材の突出量を調整して前記垂木受けプレート
の勾配を調整し、該垂木受けプレート上に垂木を載置し
つつ該垂木の一端部を前記垂木装着溝に装着して該垂木
を固定することにより、該垂木を前記外壁下地材の外側
面に所定の勾配で支持固定することが好ましい(請求項
2記載の発明)。
【0007】さらに、本発明の垂木取付金具は、前記箱
状ブラケットの上端部分には、前記垂木装着溝の上方に
延設される張り出し片が設けられ、前記垂木装着溝に装
着された垂木の上端を該張り出し片の下面に当接させる
ことが好ましい(請求項3記載の発明)。
【0008】さらにまた、本発明の垂木取付金具は、前
記接合面プレート部、前記側面プレ−ト部、及び前記垂
木受けプレートには、各々複数のビス挿通孔を設け、該
ビス挿通孔を介してビスにより前記箱状ブラケットを前
記外壁下地材の外側面に固定し、或いは前記垂木を前記
箱状ブラケット及び前記垂木受けプレートに固定するこ
とが好ましい(請求項4記載の発明)。
【0009】そして、本発明の垂木取付金具は、前記箱
状ブラケットの側面には、前記垂木受けプレートが所定
の屋根勾配で延設されるように、前記垂木受けプレート
の前記箱状ブラケットに対する取り付け角度を調整する
際のガイドとなる複数の屋根勾配合せ線を表示しておく
ことが好ましい(請求項5記載の発明)。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を添付
図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の第1実施形
態によれば、垂木取付金具10は、図1(a)及び
(b)に示すように、例えば総二階の家屋建物50の外
壁51から外側に張り出して下階部分52の屋根53を
設ける際に用いられ、胴差、柱、間柱、耐力面材からな
る下地板等の外壁下地材11から外側に張り出して設置
される垂木12を当該外壁下地材11の外側面に支持固
定するために使用される。なお、図1において、(a)
は屋根勾配を急な傾斜としたもの、(b)は屋根勾配を
緩やかな傾斜としたものである。
【0011】そして、本実施形態の垂木取付金具10
は、図2〜図6にも示すように、外壁下地材11の外側
面に固定される箱状ブラケット13と、この箱状ブラケ
ット13に一端が係止され、屋根勾配に沿った勾配で箱
状ブラケット13の外側に延設される垂木受けプレート
14と、この垂木受けプレート14の箱状ブラケット1
3に対する取り付け角度を調整する角度調整金物として
の六角ボルト15とによって構成されている。
【0012】本実施形態によれば、箱状ブラケット13
は、厚さ3〜5mm程度の鋼製プレートを切断及び折り
曲げ加工して形成されるもので、外壁下地材11の外側
面に密着配置される長方形状の接合面プレート部16
と、この接合面プレート部16の両側縁部から各々垂直
外側(家屋建物50の外側)に延設される一対の側面プ
レ−ト部17と、この一対の側面プレ−ト部17の下端
縁部間に配置されると共に斜め下方に傾斜して設けられ
る底面プレ−ト部18とによって構成される。また一対
の側面プレ−ト部17と底面プレ−ト部18は、支持す
べき垂木12の断面形状と略一致する形状のコの字断面
の垂木装着溝19を形成している(図4、図5参照)。
【0013】接合面プレート部16は、幅50mm程
度、長さ170mm程度の縦長形状を備えている(図
3、図4、図5参照)。また、この接合面プレート部1
6の上端部には、当該上端部から25mm程度の長さで
垂直外側(家屋建物50の外側(図2、図3の左側))
に突出する長方形状の張り出し片20が、当該上端部か
ら鋼製プレートを折り曲げることによって、前記垂木装
着溝の上方に延設されるようにして設けられている。
【0014】一対の側面プレ−ト部17は、鋼製プレー
トを接合面プレート部16の両側縁部から各々垂直外側
(家屋建物50の外側)に折り曲げることによって設け
られる。側面プレ−ト部17は、各々、外側略半分が斜
め下方に傾斜する平行四辺形状となり、且つ下端が山形
に切り欠かれた形状を備え(図2、図3参照)、横11
0mm、縦165mm程度の大きさを有している。ま
た、各側面プレートには、平行四辺形状の下縁上端部分
の直上部に長円形状のルーズな係止孔21が開口形成さ
れている。
【0015】底面プレ−ト部18は、鋼製プレートを一
対の側面プレ−ト部17の平行四辺形状部分の下縁部か
ら、二重に重ね合わせるようにして各々垂直内側(箱状
ブラケット13の内側)に折り曲げることにより(図3
参照)、幅50mm程度、長さ80mm程度の大きさの
斜め下方に傾斜する長方形状部分として設けられる。か
かる二重構造の底面プレ−ト部18は、リベット22
(図2、図3参照)により密着一体化していると共に、
これの下端に近接して、六角ボルト15を螺合してその
上端を底面プレ−ト部18の上方に突出させるネジ孔2
3(図3参照)が形成されている。
【0016】底面プレ−ト部18が平行四辺形状部分の
下縁部から垂直内側に折り曲げて設けられていることに
より、一対の側面プレ−ト部17と共に、支持すべき垂
木12の断面形状と略一致する形状の、上端が開口する
幅40mm、高さ130mm程度の大きさのコの字断面
の垂木装着溝19が形成される。
【0017】また、接合面プレート部16及び一対の側
面プレ−ト部17には、各々複数のビス挿通孔24が設
けられており、このビス挿通孔24を介してビスにより
箱状ブラケット13を外壁下地材11の外側面に強固に
固定し、或いは垂木12を箱状ブラケット13に強固に
固定することができるようになっている。尚、一対の各
側面プレ−ト部17に各々形成される複数のビス挿通孔
24は、その対向する位置を合致させることなく互い違
いに形成されている(図2、図3参照)。また、張り出
し片20の中央部分にもビス挿通孔24が形成されてい
て、これの下面に当接する垂木12の上端をビスによっ
て強固に固定することができるようになっている。
【0018】一方、垂木受けプレート14は、厚さ3〜
5mm程度の鋼製プレートを切断及び折り曲げ加工して
形成される幅45mm程度、長さ380mm程度の大き
さの帯状のプレート部材である(図2、図3、図5、図
6参照)。垂木受けプレート14は、その両側縁部が折
れ曲がり部25として各々下方に折れ曲がっていること
により、13mm程度の高さを有している。各折れ曲が
り部25には、各々130mm程度のピッチで互い違い
の千鳥状に各2箇所、合計4箇所の切り欠き部26が形
成されており、各切り欠き部26の中央部分を上方に折
り曲げて突出させることにより垂木固定片27が形成さ
れ、且つこの垂木固定片27には、その中央部分にビス
挿通孔24が各々開口形成されている。
【0019】また、この垂木受けプレート14の、箱状
ブラケット13の内部に配置される部分は、その幅が垂
木装着溝19の幅よりも狭くなって挿入部28を形成し
ており、この挿入部28の先端には、当該を先端から垂
直両側にに突出する一対の係止用突起29が設けられて
いる。この係止用突起29を各々箱状ブラケット13の
係止孔21に挿入係止することにより、垂木受けプレー
ト14は一対の側面プレ−ト部17に対して回転可能に
取り付けられることになる。尚、係止用突起29は、箱
状ブラケット13を箱形に折り曲げ加工する際に、係止
孔21へ予め挿入係止されることになる。また、この垂
木受けプレート14の表面中央部分には、当該垂木受け
プレート14の延設方向に沿って延設する帯状凹溝40
が形成されており、当該垂木受けプレート14の剛性を
高めている。
【0020】角度調整金物としての六角ボルト15は、
箱状ブラケット13の底面プレ−ト部18に形成された
ネジ孔23に螺合され、その先端を底面プレ−ト部18
の上方に突出させて垂木受けプレート14の下面に当接
させる(図2、図3参照)。この六角ボルト15は、ネ
ジ孔23に対する螺合量を調整してその突出量を調整す
ることにより、垂木受けプレート14の勾配を変化させ
るものである。尚、底面プレ−ト部18の下面側には、
ネジ孔23と連通するナット30がワッシャ31を介し
て固定されており、六角ボルト15をネジ孔23にスム
ースに案内すると共に、安定した状態で螺合させること
ができるようになっている。
【0021】そして、本実施形態の垂木取付金具10を
用いて垂木12を外壁下地材11の外側面に支持固定す
るには、図1(a)及び(b)に示すように、まず、接
合面プレート部16を外壁下地材11の外側面に密着配
置し、ビス挿通孔24にビスを打ち込むことにより、箱
状ブラケット13を当該外壁下地材11に強固に固定す
る。
【0022】次に、六角ボルト18の箱状ブラケット1
3の内側ヘの突出量を調整して垂木受けプレート14の
勾配を調整する。ここで、図2に示すように、箱状ブラ
ケット13の側面である側面プレ−ト部17の表面に
は、垂木受けプレート14が所定の屋根勾配(例えば4
/10勾配、5/10勾配、6/10勾配等)で延設さ
れるように、垂木受けプレート14の箱状ブラケット1
3に対する取り付け角度を調整する際のガイドとなる複
数の屋根勾配合せ線32が表示されている。この屋根勾
配合せ線32に垂木受けプレート14の表面を沿わせる
ようにしてその傾斜を調整することにより、所定の屋根
勾配に垂木受けプレート14を容易に設置することが可
能になる。
【0023】そして、外壁下地材11の外側面に固定し
た垂木取付金具10には、垂木受けプレート14上に垂
木12を載置しつつこの垂木12の一端部を箱状ブラケ
ット13の垂木装着溝19に装着配置して、当該垂木1
2を垂木取付金具10に固定する。かかる垂木12の固
定作業は、各ビス挿通孔24から垂木12に向かってビ
スを打ち込むことにより、容易に行うことができる。ま
た、垂木12の上端部は、予め設定された屋根勾配に応
じて水平に切り欠かれており、この上端水平部分33を
張り出し片20の下面に当接させた状態で、垂木12は
垂木取付金具10に支持固定される。
【0024】外壁下地材11の外側面に支持固定された
垂木12の周囲には、野地板54や鼻隠55、水切り材
56、軒天材57等が取り付けられ、さらに瓦材58が
取り付けられて、屋根53が完成する。
【0025】そして、本実施形態の垂木取付金具10に
よれば、箱状ブラケット13を外壁下地材11としての
耐力面材11’の正面側から固定して当該垂木取付金具
10を取り付けることができると共に、垂木12は、垂
木受けプレート14上に載置されつつその一端が垂木装
着溝19に装着された状態で垂木取付金具10に固定さ
れるので、耐力面材11’が邪魔になることがなく、か
かる固定作業をスムースに行うことができる。また、垂
木12は、箱状ブラケット13及び垂木受けプレート1
4を介して安定した状態で垂木取付金具10に固定さ
れ、また箱状ブラケット13は、接合面プレート部16
を介して大きな接地面積で外壁下地材11に密着配置さ
れるので、屋根53の荷重を外壁下地材11の正面側か
ら安定した状態で外壁下地材11に支持させることがで
き、これらよって垂木取付金具10は所望の耐力を安定
した状態で容易に発現することが可能になる。
【0026】また、垂木受けプレート14の勾配の調整
は、六角ボルト15の螺合量を調整することにより行わ
れるので、この勾配が予め設定した傾斜となるように精
度良く且つ容易に調整して、垂木12を所定の勾配に精
度良く固定することができる。
【0027】さらに、垂木12は、その上端水平部分3
3を張り出し片20の下面に当接させた状態で垂木取付
金具10に支持固定されているので、垂木受けプレート
14に負荷される荷重によってモーメント力が加わり、
垂木12が箱状ブラケット13から浮き上がろうとする
のを効果的に防止して、垂木12を更に安定した状態で
支持固定することを可能にする。
【0028】さらにまた、垂木受けプレート14は、箱
状ブラケット13にその一端を支持されて屋根勾配に沿
った勾配で箱状ブラケット13の外側に延設されるの
で、軒天材57を水平に配置することなく屋根勾配に沿
った勾配で配置することができ、これによって軒下の空
間を広く確保することを可能にする。
【0029】尚、本発明は上記実施形態に限定されるこ
となく種々の変更が可能である。例えば、箱状ブラケッ
トや垂木受けプレートは上記実施形態の形状のものを必
ずしも用いる必要はない。また、各種の補強部材を取り
付けて使用することもでき、例えば図7に示すように、
大きな荷重が負荷される箱状ブラケット13の接合面プ
レート部16の下部内側面に、補強金具41をビス等を
介して取り付け、当該接合面プレート部16の下部を二
重構造として、これの変形を効果的防止することもでき
る。さらに、垂木装着溝の上方に延設される張り出し片
は、必ずしも接合面プレート部16の上端部を折り曲げ
て形成する必要はなく、例えば図8に示すように、一対
の側面プレ−ト部17の上端部分を、箱状ブラケット1
3の内側に重ね合わせるようにして内側に垂直に折り曲
げて、垂木装着溝19の上方に延設される張り出し片4
2としても良い。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の垂
木取付金具によれば、外壁下地材の外側面に垂木を安定
した状態で容易に取り付けることができ、また所望の耐
力を容易に発現できると共に、屋根勾配に併せて垂木を
精度良く容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る垂木取付金具を用い
て、垂木を外壁下地材の外側面に支持固定した状況を示
す説明図で、(a)は屋根勾配を急な傾斜としたもの、
(b)は屋根勾配を緩やかな傾斜としたものである。
【図2】本発明の一実施形態に係る垂木取付金具の側面
図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る垂木取付金具の、図
5のB−Bに沿った断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る垂木取付金具の、図
2のA−Aに沿った断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る垂木取付金具の正面
図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る垂木取付金具の平面
図である。
【図7】補強部材を取り付けた垂木取付金具を示す、図
5のB−Bに沿った断面図である。
【図8】垂木装着溝の上方に延設される張り出し片の他
の形態を説明する斜視図である。
【図9】垂木を外壁下地材の外側面に支持固定した従来
技術の説明図である。
【符号の説明】
10 垂木取付金具 11 外壁下地材 12 垂木 13 箱状ブラケット 14 垂木受けプレート 15 六角ボルト(角度調整金物) 16 接合面プレート部 17 側面プレ−ト部 18 底面プレ−ト部 19 垂木装着溝 20,42 張り出し片 21 係止孔 23 ネジ孔 24 ビス挿通孔 27 垂木固定片 28 挿入部 29 係止用突起 30 ナット 32 屋根勾配合せ線 41 補強金具 53 屋根 57 軒天材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夏目 正来 東京都葛飾区奥戸4丁目19番12号 株式 会社カネシン内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 7/02 501

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴差、柱、間柱、耐力面材からなる下地
    板等の外壁下地材から外側に張り出して設置される垂木
    を当該外壁下地材の外側面に支持固定するために用いる
    垂木取付金具であって、 前記外壁下地材の外側面に固定される箱状ブラケット
    と、該箱状ブラケットに一端が係止され、屋根勾配に沿
    った勾配で箱状ブラケットの外側に延設される垂木受け
    プレートと、該垂木受けプレートの箱状ブラケットに対
    する取り付け角度を調整する角度調整金物とからなるこ
    とを特徴とする垂木取付金具。
  2. 【請求項2】 前記箱状ブラケットは、前記外壁下地材
    の外側面に密着配置される長方形状の接合面プレート部
    と、該接合面プレート部の両側縁部から各々垂直外側に
    延設される一対の側面プレ−ト部と、該一対の側面プレ
    −ト部の下端縁部間に配置されると共に斜め下方に傾斜
    して設けられる底面プレ−ト部とからなり、且つ前記一
    対の側面プレ−ト部と前記底面プレ−ト部は、支持すべ
    き垂木の断面形状と略一致する形状のコの字断面の垂木
    装着溝を形成しており、 前記垂木受けプレートは、前記一対の側面プレ−ト部に
    各々形成された係止孔に前記係止される一端に設けた係
    止用突起を挿入係止することによって、前記一対の側面
    プレ−ト部に対して回転可能に取り付けられた帯状のプ
    レート部材であり、 前記角度調整金物は、前記箱状ブラケットの底面プレ−
    ト部に形成されたネジ孔を介して底面プレ−ト部の上方
    に突出し、先端が前記垂木受けプレートの下面に当接す
    るボルト部材であり、 前記接合面プレート部を前記外壁下地材の外側面に密着
    配置して前記箱状ブラケットを固定し、前記ボルト部材
    の突出量を調整して前記垂木受けプレートの勾配を調整
    し、該垂木受けプレート上に垂木を載置しつつ該垂木の
    一端部を前記垂木装着溝に装着して該垂木を固定するこ
    とにより、該垂木を前記外壁下地材の外側面に所定の勾
    配で支持固定することを特徴とする請求項1記載の垂木
    取付金具。
  3. 【請求項3】 前記箱状ブラケットの上端部分には、前
    記垂木装着溝の上方に延設される張り出し片が設けら
    れ、前記垂木装着溝に装着された垂木の上端を該張り出
    し片の下面に当接させることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の垂木取付金具。
  4. 【請求項4】 前記接合面プレート部、前記側面プレ−
    ト部、及び前記垂木受けプレートには、各々複数のビス
    挿通孔が設けられており、該ビス挿通孔を介してビスに
    より前記箱状ブラケットを前記外壁下地材の外側面に固
    定し、或いは前記垂木を前記箱状ブラケット及び前記垂
    木受けプレートに固定することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の垂木取付金具。
  5. 【請求項5】 前記箱状ブラケットの側面には、前記垂
    木受けプレートが所定の屋根勾配で延設されるように、
    前記垂木受けプレートの前記箱状ブラケットに対する取
    り付け角度を調整する際のガイドとなる複数の屋根勾配
    合せ線が表示されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の垂木取付金具。
JP24536099A 1999-08-31 1999-08-31 垂木取付金具 Expired - Lifetime JP3304930B2 (ja)

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