JP2774406B2 - 壁体の取付具および壁体の取付構造 - Google Patents

壁体の取付具および壁体の取付構造

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JP2774406B2
JP2774406B2 JP3327789A JP32778991A JP2774406B2 JP 2774406 B2 JP2774406 B2 JP 2774406B2 JP 3327789 A JP3327789 A JP 3327789A JP 32778991 A JP32778991 A JP 32778991A JP 2774406 B2 JP2774406 B2 JP 2774406B2
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敏明 吉田
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株式会社かな和工業
大同鋼板株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱や胴縁等の骨組構造
をなす構造材に壁体を取り付ける取付具およびその取付
具を用いた壁体の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16に示すように、鉄骨建築物におい
て、外壁31は、複数の外壁パネル32…が互いに接合
されてなっており、例えば立設された鋼材33にアング
ル34…を介して取り付けられている。アングル34
は、所定の長さを有するとともに、壁体側固定部35に
適当な間隔をおいて挿通穴35a…が設けられており、
鋼材側固定部36で通常溶接にて鋼材33に固定されて
いる。一方、上記アングル34の壁体側固定部35に
は、挿通穴35a…に図示しないボルト等の締結部材が
挿通され、この締着部材により外壁パネル32が締着さ
れている。このように、外壁パネル32…がアングル3
4…に固定されることにより、外壁31の鋼材33への
取り付けがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、外壁31の
取付作業を行う場合、部外者の建屋内への侵入を防ぐな
どのために、できるだけ早く外壁31を構築するのが望
ましい。しかしながら、上記従来の構造では、溶接によ
る外壁パネル32…の汚損を回避するために、通常全て
のアングル34…を鋼材33に固定し終えてから外壁パ
ネル32…の取り付けを行うようになっており、これ以
上外壁パネル32…の取り付けを早めることができなか
った。
【0004】また、外壁31の端に位置する外壁パネル
32の端縁や、隣接する外壁パネル32・32同士が接
合される部分は、鋼材33に対し固定されていないた
め、浮き上がりが生じるおそれがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の壁体の取付具
(第1の取付具)は、上記の課題を解決するために、建
物の構造材に締結部材にて固定され、壁体の内壁面に沿
って配される基体部と、壁体を形成する並設された壁材
同士の両端縁が凹凸嵌合にて互いに接合される接合部間
に挟装されるように上記基体部から延設された保持部と
を備え、上記基体部における壁体側の対向面に、上記締
結部材の頭部高さよりも高く突出し、かつ円弧状の断面
を有するビードが取付具の両側端縁付近に同側端縁のほ
ぼ全域にわたって沿うように直線状に2箇所形成され
一方、上記ビードが、基体部から保持部に連なる折曲部
にまたがって形成されていることを特徴としている。
【0006】本発明の他の取付具(第2の取付具)は、
上記の課題を解決するために、建物の構造材に締結部材
にて固定され、壁体の内壁面に沿って配される基体部
と、壁体を形成する並設された壁材のうち最も端の壁材
の端縁に形成された凹凸部形状に沿うような形状をなし
て上記基体部から延設された保持部とを備え、上記基体
部における壁体側の対向面に、上記締結部材の頭部高さ
よりも高く突出し、かつ円弧状の断面を有するビードが
取付具の両側端縁付近に同側端縁のほぼ全域にわたって
沿うように直線状に2箇所形成される一方、上記ビード
が、基体部から保持部に連なる折曲部にまたがって形成
されていることを特徴としている。
【0007】本発明のさらに他の取付具(第3の取付
具)は、上記の課題を解決するために、建物における1
本の柱状の構造材と壁体の間に挟装されて構造材に締結
部材にて固定される基体部と、同構造材と対面する領域
から外れた領域に配され、かつ壁体に固定される保持部
とが一体に平板状に形成され、上記基体部における壁体
側の対向面に、締結部材の頭部高さよりも高く突出した
ビードが形成され、このビードが基体部から保持部にま
たがって形成されていることを特徴としている。また、
上記基体部および保持部のそれぞれに締結部材挿通用の
固定穴が形成され、これらの2つの固定穴の中間位置
に、同構造材の角部にあてがわれて取付具の取付位置を
規制するための位置決め用突起が形成されている。
【0008】本発明の壁体の取付構造は、上記の課題を
解決するために、建物における1本の柱状の構造材と壁
体との間に上記第3の取付具の基体部が挟装されてその
構造材に固定される一方、同基体部から平板状に延設さ
れた上記保持部が壁体の内壁面に沿い、かつ同構造材と
対面する領域から外れた領域に配されて壁体に固定され
ていることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成を採用する場合、壁材を構造材に取
り付けて壁体を構築するには、まず、壁体の端に位置す
る壁材における外端縁を、第2の取付具にて構造材に固
定させる。詳しくは、基体部を締結部材にて構造材に固
定し、さらに保持部で壁材の端縁を保持させる。
【0010】次に、構造材において第3の取付具の固定
位置を設定し、その位置で第3の取付具を締結部材にて
1本の構造材に固定する。このとき、2つの固定穴の中
間位置に設けられた位置決め用突起を構造材の角部にあ
てがうことにより、第3の取付具の固定位置を容易に設
定することができる。また、2つの固定穴が位置決め用
突起の両側に設けられているので、一方の固定穴が鋼材
側に位置し、他方の固定穴が鋼材と対面する領域から外
れた領域に位置するようになる。
【0011】続いて、第3の取付具が配される間隔に合
わせて壁材に穴を設け、この穴と基体部に設けられた固
定穴とに締結部材を挿通させて第3の取付具に壁材を固
定する。このとき、保持部が構造材と対面する領域から
外れた領域に配されることから、壁材の第3の取付具へ
の固定作業を建物の内側から行うことができる。これに
より、壁材の外側に締結部材が現れないようにすること
ができる。
【0012】このように、壁材の第3の取付具への固定
作業を行うとともに、隣接する壁材同士を端縁で継ぎ合
わせる。
【0013】壁材同士を接合する際には、接合部の位置
に合わせて第1の取付具を第2の取付具と同様にして構
造材に固定し、壁材の端縁に第1の取付具の保持部を保
持させる。この状態で壁材が接合されると、凹凸嵌合さ
れる両壁材の凹部および凸部に保持部が挟装され、その
接合部が第1の取付具を介して構造材に固定されるよう
になる。このとき、保持部により、第1の取付具の固定
位置を容易に設定することができる。
【0014】以上の作業を繰り返すことにより壁体が形
成される。また、上記各取付具の取り付けに用いる締結
部材に、例えばドリリングタッピンねじのようなねじを
採用すれば、構造材へのねじ下穴あけとねじ立てとを同
時に行うことができ、作業が容易になる。
【0015】このように、上記の構成では、壁材端縁を
構造材に取り付ける構造であるので、壁材の端縁の浮き
上がりを防止することができる。また、第1および第2
の取付具により上方の壁材端縁を下から支持することに
より、壁材の荷重を有効に構造材に受けさせることがで
き、確実に壁材の端縁を構造材に固定することができ
る。
【0016】また、第1ないし第3の取付具の基体部に
設けられたビードにより、各取付具の強度が増し、より
強固に壁体を取り付けることができるとともに、締結部
材の頭部が壁体の内壁面に当接することを防止できる。
しかも、第1および第2の取付具では、そのビードが基
体部から保持部に連なる折曲部にまたがって形成されて
いるので、保持部の強度を高めることができる。
【0017】ビードが取付具の両側端縁付近に同側端縁
のほぼ全域にわたって沿うように直線状に2箇所形成さ
、かつビードの断面が円弧状であるので、第1および
第2の取付具を平坦な鋼板を折り曲げて形成する場合、
2箇所のビードを形成した後にビードの端部付近で鋼板
を折り曲げれば、基体部から折曲部にまたがるビードを
容易に設けることができる。加えて、ビードが上記のよ
うに2箇所に設けられているので、折曲部において安定
して壁体を保持することができる。
【0018】また、第3の取付具は、基体部が1本の構
造材に固定されるので、基体部と保持部とが対をなす小
型の部品として形成することができる。これにより、第
3の取付具の運搬や保管が容易になる。
【0019】また、上記のような第1ないし第3の取付
具を用いれば、構造材による骨組みの建方を終えると直
ぐに壁材の取り付けを行うことができ、従来に比べて壁
体の構築を早期に着手することができる。
【0020】さらに、幅の広い壁材を用いて第1および
第2の取付具による保持強度が不十分になる場合でも、
第3の取付具で壁体を内壁面で構造材に取り付けること
により、壁体の保持強度を補うことができる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図15
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0022】図5に示すように、壁体としての外壁1
は、横向きに配された長尺の外壁パネル2…が互いに接
合されることで形成されている。この外壁1は、基礎ば
り3上に横設された角形鋼管等の鋼材4に立設されて鋼
材4とで構造材となるリップ溝形鋼等の鋼材5・5に、
複数の固定金具6…、中間金具7…および始端金具8・
8を介して、ドリリングタッピンねじ9およびバルブタ
イト10により取り付けられている。
【0023】図5の外壁1のA−A線における断面の拡
大を図6に示す。この図において、壁材としての外壁パ
ネル2…は、厚みが22mm程度の比較的薄いパネルで
あり、硬質ポリウレタンフォーム等の断熱材11を外皮
材12・12で挟み込む構造になっている。この外壁パ
ネル2の一方の端縁に凹部13が設けられ、他方の端縁
に凹部13に嵌合する凸部14が設けられている。上記
凹部13は、外皮材12・12の端部が内側に折り曲げ
られて形成される壁部13a・13aと、底面をなす段
付部13b・13bとからなっている。一方、上記凸部
14は、外皮材12・12が内側に屈曲する段付部14
a・14aと、外皮材12・12の端部が内側に折り曲
げられて形成される壁部14b・14bとからなってい
る。
【0024】このように構成される外壁パネル2(2−
1)は、その凹部13と、同図中の下側に隣接する外壁
パネル2(2−2)の凸部14とを嵌合させることによ
り、外壁パネル2−2と接合されるようになっている。
また、外壁パネル2(2−1)は、その凸部14と、同
図中の上側に隣接する外壁パネル2(2−3)の凹部1
3とを嵌合させることにより、外壁パネル2−3と接合
されるようになっている。そして、上記のように凹部1
3および凸部14の対で接合される部分が、外壁1の接
合部1aとなる。
【0025】図7ないし図10に示すように、取付具と
しての固定金具6は、全体が例えばステンレス鋼板によ
り構成されて長方形をなすものであり、鋼材側固定部1
5と壁体側固定部16とからなっている。
【0026】基体部となる鋼材側固定部15は、挿通穴
15aと突起15b・15bとを有している。挿通穴1
5aは、締結部材であるドリリングタッピンねじ9を挿
通させるための固定穴として設けられている。突起15
b・15bは、固定金具6の幅方向に所定間隔をおいて
鋼材5の接触側に打ち出されて形成されており、位置決
め用突起として機能している。
【0027】保持部となる壁体側固定部16は、鋼材側
固定部15に対し隆起して形成されており、挿通穴16
aとビード16b・16bとを有している。挿通穴16
aは、締結部材であるバルブタイト10を挿通させるた
めの固定穴として設けられている。ビード16b・16
bは、鋼材側固定部15を両側から囲むように固定金具
6の長手方向に延びている。
【0028】また、固定金具6には、長手方向に沿った
両側端にリブ17・17が設けられるとともに、壁体側
固定部16側の端にリブ18が設けられている。リブ1
7・17は、壁体側固定部16の隆起側に立ち上げら
れ、リブ18も、リブ17・17と同じ側に立ち上げら
れている。
【0029】図11ないし図13に示すように、取付具
としての中間金具7は、全体が固定金具6と同様ステン
レス鋼板等により構成されており、プレート部19と挟
装部20とからなっている。
【0030】基体部となるプレート部19は、挿通穴1
9aとビード19b・19bとを有している。挿通穴1
9aは、ドリリングタッピンねじ9を挿通させるための
固定穴として設けられている。ビード19b・19b
は、プレート部19の両側端部付近に鋼材5の接触側と
反対側に隆起して形成されており、プレート部19の長
手方向に延びている。
【0031】保持部となる挟装部20は、折曲部20a
と係合部20bとからなっている。折曲部20aは、プ
レート部19の一端部から垂直に折曲するように設けら
れている。また、折曲部20aには、ビード19b・1
9bが延長して形成されており、強度が高められてい
る。
【0032】折曲部20aの端部に続く係合部20b
は、前記外壁パネル2における凸部14の端部の外形に
沿うように、ほぼ逆U字形状に折り曲げられて形成され
ている。この係合部20bの上端の平坦面は、前記の外
壁パネル2の凹部13の内底と凸部14の突端とに当接
するようになっており、位置決め用当接部として機能し
ている。
【0033】このように構成される挟装部20は、互い
に接合される外壁パネル2・2のそれぞれの凹部13と
凸部14との間に挟装されるようになっている。また、
中間金具7の長手方向に沿った両側端には、挟装部20
を有する側に立ち上げられたリブ21・21が設けられ
ている。
【0034】図14および図15に示すように、取付具
としての始端金具8は、全体が固定金具6と同様ステン
レス鋼板等により構成されており、プレート部22と支
持部23とからなっている。
【0035】基体部となるプレート部22は、挿通穴2
2aとビード22b・22bとを有している。挿通穴2
2aは、ドリリングタッピンねじ9を挿通させるための
固定穴として設けられている。ビード22b・22b
は、両側端部付近に鋼材5の接触側と反対側に隆起して
形成されており、プレート部22の長手方向に延びてい
る。
【0036】保持部となる支持部23は、折曲部23a
と載置部23bとからなっている。折曲部23aは、プ
レート部22の一端部から垂直に折曲するように設けら
れている。また、折曲部23aには、ビード22b・2
2bが延長して形成されており、強度が高められてい
る。折曲部23aの端部に続く載置部23bは、外壁パ
ネル2の凹部13における壁部13aの内壁面および段
付部13bの外形に沿うように折り曲げられて形成され
ている。
【0037】このように構成される支持部23は、外壁
1における最下位の外壁パネル2の下端縁を支持するよ
うになっている。また、始端金具8の長手方向に沿った
両側端には、支持部23を有する側に立ち上げられたリ
ブ24・24が設けられている。
【0038】続いて、上記の固定金具6、中間金具7お
よび始端金具8による外壁パネル2(外壁1)の鋼材5
への取り付けについて説明する。
【0039】図1および図2に示すように、固定金具6
は、突起15b・15bが鋼材5の角部にあてがわれ、
壁体側固定部16が鋼材5の側方に突出した状態で、鋼
材側固定部15の挿通穴15aに挿通されるドリリング
タッピンねじ9により鋼材5に締着されている。ドリリ
ングタッピンねじ9は、タップ9aを有するとともに、
先端に切れ刃9bが設けられているものであり、鋼材5
に対しねじ下穴あけとねじ立てとを行うようになってい
る。
【0040】一方、外壁パネル2は、壁体側固定部16
の挿通穴16aに挿通されたバルブタイト10により、
上記のように鋼材5に固定される固定金具6に締着され
ている。バルブタイト10は、複数に分割された拡張部
10aが、外壁パネル2内部に外皮材12に設けられた
穴12aを介して挿入された状態で、軸10bの先端が
引っ張られることにより図示するように開き、鍔部10
cとで外皮材12を挟持するようになっている。このよ
うに、外壁パネル2は、内側の外皮材12で鋼材5に固
定されている。
【0041】図3に示すように、中間金具7は、プレー
ト部19の挿通穴19aに挿通されるドリリングタッピ
ンねじ9により鋼材5に締着されている。また、外壁パ
ネル2・2は、下側に配されるものの凸部14に上側に
配されるものの凹部13が嵌め込まれることにより接合
されている。
【0042】接合により形成される接合部1aにおい
て、凸部14に挟装部20の係合部20bが係合される
とともに、プレート部19と折曲部20aと係合部20
bとで形成される凹状部分に凹部13における鋼材5側
の壁部13aが嵌入されている。このように、外壁パネ
ル2・2は、それぞれの凹部13と凸部14とで中間金
具7により保持され、鋼材5に固定されている。
【0043】図4に示すように、始端金具8は、プレー
ト部22の挿通穴22aに挿通されるドリリングタッピ
ンねじ9により、雨押え25を挟んで鋼材5に固定され
ている。上記雨押え25は、外壁パネル2の下方で外側
へひさし状に突き出ている。
【0044】一方、最下位に配される外壁パネル2は、
始端金具8における支持部23の載置部23bに、凹部
13における段付部13bが載置されるとともに、プレ
ート部22と折曲部23aと載置部23bとで形成され
る凹状部分に凹部13における鋼材5側の壁部13aが
嵌入されている。このように、最下位の外壁パネル2
は、始端金具8により下端縁で鋼材5に支持されてい
る。
【0045】ここで、外壁1を図5に示すように構築す
る手順について説明する。
【0046】まず、始端金具8…をドリリングタッピン
ねじ9で鋼材5に固定し、固定金具6…を同じくドリリ
ングタッピンねじ9で鋼材5・5に固定する。このと
き、突起15b・15bを鋼材5の角部にあてがうこと
により、固定金具6の位置決めを容易に行うことがで
き、ドリリングタッピンねじ9の締付位置の水平方向へ
のずれを防止できる。また、鋼材5・5に外壁パネル2
の固定箇所毎に固定金具6…を配して、始端金具8と同
様ドリリングタッピンねじ9で固定する。
【0047】次いで、最下位に配される外壁パネル2の
下端縁すなわち凹部13を始端金具8・8に装着すると
ともに、バルブタイト10を固定金具6の挿通穴16a
に通し、さらに内側の外被材12側に設けられた取付穴
12aから外壁パネル2の内部に挿入する。この状態
で、専用の工具にて軸10bを引っ張ることによりバル
ブタイト10の拡張部10aを開かせて、固定金具6…
に外壁パネル2を固定する。
【0048】引き続き、挟装部20の係合部20bを上
記の外壁パネル2の凸部14に係合させた状態で、中間
金具7・7をドリリングタッピンねじ9により鋼材5・
5に締着して固定する。このとき、係合部20bの平坦
面を外壁パネル2の凸部14に当接させることにより中
間金具7の位置決めを容易に行なうことができる。
【0049】また、次に取り付ける外壁パネル2の固定
用に、固定金具6…をドリリングタッピンねじ9により
鋼材5・5に締着して固定しておく。そして、外壁パネ
ル2を、上記のように固定された外壁パネル2に継ぎ合
わせるとともに固定金具6…に固定する。
【0050】その後は、上記と同様に固定金具6…およ
び中間金具7・7を鋼材5・5に固定する作業と、固定
金具6…に外壁パネル2を固定する作業とを交互に繰り
返して、外壁パネル2…を順次継ぎ合わせていくことに
より外壁1が形成される。
【0051】上記のように、中間金具7および始端金具
8を用いた外壁1の取付構造では、外壁1の荷重を外壁
パネル2単位で鋼材5に受けさせることができ、保持強
度を高めることができる。また、外壁1が固定金具6に
より固定されるので、幅の広い外壁パネル2を用いる場
合でも、外壁1の保持強度が低下することはない。
【0052】また、固定金具6、中間金具7および始端
金具8を用いて外壁1を取り付けることにより、各金具
6〜8を鋼材5に固定する作業と、外壁パネル2を各金
具6〜8に固定する作業とを交互に行う工法で外壁1を
構築することができるので、鋼材5・5による骨組みの
建方を終えると直ぐに外壁1の構築に着手することがで
きる。
【0053】また、上記の構造を採用することにより、
外壁1の構築時に外壁パネル2…の配置位置がずれて
も、固定金具6および中間金具7の固定位置を調整する
ことにより、正確に外壁パネル2…の取り付けを行うこ
とができる。しかも、固定金具6には、予め挿通穴16
aが設けられているので、外壁パネル2…の取り付け時
に穴あけ作業を行わなくてもよくなる。
【0054】さらに、固定金具6、中間金具7および始
端金具8は、ドリリングタッピンねじ9の頭部高さより
も高くなるようなビード16b・19b・22bを有し
ているので、ドリリングタッピンねじ9の頭部が外壁パ
ネル2の内壁面に当接することを防止できる。
【0055】ところで、本実施例の構成において、上記
の中間金具7および始端金具8は、外壁パネル2の両端
縁を保持するようになっており、外壁パネル2の両端縁
の浮き上がりを防止する機能を有している。外壁パネル
2の両端縁の浮き上がりを防止するには、例えば、外壁
1の接合部1aにおいては、固定金具6を接合部1aに
近接させて配置すればよいが、この場合、1つの接合部
1aに対し両側に2つの固定金具6・6を設ける必要が
あるので、部品点数が増加することになる。
【0056】これに対し、中間金具7は、外壁パネル2
・2の接合部1aを1つで保持することができるため、
部品点数の削減を図ることが可能となる。しかも、中間
金具7の係合部20aが外壁パネル2の凸部14の端部
に係合するようになっているので、中間金具7により接
合部1aを確実に鋼材5に固定することができる。
【0057】なお、本実施例では、最下位の外壁パネル
2の支持に始端金具8を用いたが、始端金具8の代わり
に中間金具7を用いても、同様に外壁パネル2を支持す
ることができるのは勿論である。
【0058】また、本実施例では、外壁パネル2を横向
きに配する構成について説明したが、本発明は、これに
限定されることはなく、例えば外壁パネル2を縦向きに
配する構成をも含む。この構成の場合、例えば、複数の
柱間に鋼材を横設して同縁とし、この同縁に上記の固定
金具6、中間金具7および始端金具8を固定して、縦向
きの外壁パネル2が固定される構造となる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明の壁体の取付具
(第1の取付具)は、建物の構造材に締結部材にて固定
され、壁体の内壁面に沿って配される基体部と、壁体を
形成する並設された壁材同士の両端縁が凹凸嵌合にて互
いに接合される接合部間に挟装されるように上記基体部
から延設された保持部とを備え、上記基体部における壁
体側の対向面に、上記締結部材の頭部高さよりも高く突
出し、かつ円弧状の断面を有するビードが取付具の両側
端縁付近に同側端縁のほぼ全域にわたって沿うように直
線状に2箇所形成される一方、上記ビードが、基体部か
ら保持部に連なる折曲部にまたがって形成されている構
成である。
【0060】これにより、両壁材を接合部で構造材に固
定することになり、壁材の荷重を有効に構造材に受けさ
せることができ、確実に壁材の端縁を構造材に固定する
ことができる。また、保持部が壁材の接合部間に挟装さ
れるので、ボルト等の締結部材を用いることなく壁体を
取付具に固定することができる。しかも、両端縁で壁材
を保持する構造であるため、壁材の端縁の浮き上がりの
防止を図ることができる。また、ビードが取付具の両側
端縁付近に同側端縁のほぼ全域にわたって沿うように直
線状に2箇所形成されているので、取付具の強度が増
し、より強固に壁体を取り付けることができる。
【0061】本発明の他の壁体の取付具(第2の取付
具)は、建物の構造材に締結部材にて固定され、壁体の
内壁面に沿って配される基体部と、壁体を形成する並設
された壁材のうち最も端の壁材の端縁に形成された凹凸
部形状に沿うような形状をなして上記基体部から延設さ
れた保持部とを備え、上記基体部における壁体側の対向
面に、上記締結部材の頭部高さよりも高く突出し、かつ
円弧状の断面を有するビードが取付具の両側端縁付近に
同側端縁のほぼ全域にわたって沿うように直線状に2箇
所形成される一方、上記ビードが、基体部から保持部に
連なる折曲部にまたがって形成されている構成である。
【0062】これにより、最も端の壁材の端縁を確実に
構造材に固定することができる。また、保持部が壁材の
端縁を保持するので、ボルト等の締結部材を用いること
なく壁体を取付具に固定することができる。しかも、端
縁で壁材を保持する構造であるため、壁材の端縁の浮き
上がりの防止を図ることができる。また、ビードが取付
具の両側端縁付近に同側端縁のほぼ全域にわたって沿う
ように直線状に2箇所形成されているので、取付具の強
度が増し、より強固に壁体を取り付けることができる。
【0063】また、第1または第2の取付具は、ビード
が基体部から保持部に連なる折曲部にまたがって形成さ
れているので、保持部の強度を高めることができるとと
もに、ビードが上記のように2箇所に設けられているの
で、折曲部において安定して壁体を保持することができ
る。しかも、ビードの断面が円弧状であるので、折曲部
を鋼板の折り曲げ加工によって形成する場合、基体部か
ら折曲部にまたがるビードを容易に形成することができ
る。
【0064】本発明のさらに他の壁体の取付具(第3の
取付具)は、建物における1本の柱状の構造材と壁体の
間に挟装されて構造材に締結部材にて固定される基体部
と、同構造材と対面する領域から外れた領域に配され、
かつ壁体に固定される保持部とが一体に平板状に形成さ
れ、上記基体部における壁体側の対向面に、締結部材の
頭部高さよりも高く突出したビードが形成され、このビ
ードが基体部から保持部にまたがって形成されている構
成である。
【0065】これにより、この取付具で壁体を内壁面で
構造材に取り付ければ、壁体の保持強度を補うことがで
きる。それゆえ、幅の広い壁材を用いて1および第2の
取付具による保持強度が不十分な場合でも、壁体の保持
強度が不足することはない。しかも、保持部が構造材と
対面する領域から外れた領域に配されることから、壁材
の第3の取付具への固定作業を建物の内側から行うこと
ができる。これにより、壁材の外側に締結部材が現れな
いようにすることができる。
【0066】また、上記第3の取付具は、上記基体部お
よび保持部のそれぞれに締結部材挿通用の固定穴が形成
され、これらの2つの固定穴の中間位置に、同構造材の
角部にあてがわれて取付具の取付位置を規制するための
位置決め用突起が形成されているので、その固定位置を
容易に設定することができる。しかも、2つの固定穴が
位置決め用突起を間において設けられているので、第3
の取付具の位置決めを行うことにより、2つの固定穴を
常に一定した位置に配置させることができる。加えて、
位置決め用突起は、平板状に形成される本取付具におけ
る基体部と保持部との境界を明確にすることができる。
それゆえ、各取付具で均一の強度で壁体を取り付けるこ
とができる。
【0067】本発明の壁体の取付構造は、建物における
1本の柱状の構造材と壁体との間に上記第3の取付具の
基体部が挟装されてその構造材に固定される一方、同基
体部から平板状に延設された上記保持部が壁体の内壁面
に沿い、かつ同構造材と対面する領域から外れた領域に
配されて壁体に固定されている構成である。
【0068】これにより、上記の取付具で壁体を内壁面
で構造材に取り付けて壁体の保持強度を補うことができ
る。それゆえ、幅の広い壁材を用いて1および第2の取
付具による保持強度が不十分な場合でも、壁体の保持強
度が不足することはない。また、保持部が構造材と対面
する領域から外れた領域に形成されることから、壁材の
上記取付具への固定作業を建物の内側から行うことがで
きる。これにより、壁材の外側に締結部材が現れないよ
うにすることができる。
【0069】したがって、本発明の壁体の取付具および
壁体の取付構造によれば、壁体の取り付けを容易に行な
うことができ、従来に比べて壁体の構築を早期に着手す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における固定金具による外壁
の鋼材への取付構造を示す横断面図である。
【図2】固定金具による外壁の鋼材への取付構造を示す
正面図である。
【図3】中間金具による外壁の鋼材への取付構造を示す
縦断面図である。
【図4】始端金具による外壁の最下端部における鋼材へ
の取付構造を示す縦断面図である。
【図5】外壁の鋼材への取付構造の概略を示す正面図で
ある。
【図6】壁材の構造を示す図5のA−A線矢視断面拡大
図である。
【図7】固定金具を示す平面図である。
【図8】固定金具を示す正面図である。
【図9】図7のB−B線矢視断面図である。
【図10】図7のC−C線矢視断面図である。
【図11】中間金具を示す正面図である。
【図12】中間金具を示す側面図である。
【図13】中間金具を示す下面図である。
【図14】始端金具を示す正面図である。
【図15】始端金具を示す側面図である。
【図16】従来の外壁の鋼材への取付構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 外壁(壁体) 1a 接合部 2 外壁パネル(壁材) 4・5 鋼材(構造材) 6 固定金具(取付具) 7 中間金具(取付具) 8 始端金具(取付具) 9 ドリリングタッピンねじ(締結部材) 10 バルブタイト(締結部材) 13 凹部(端縁) 14 凸部(端縁) 15 鋼材側固定部(基体部) 15a 挿通穴(固定穴) 15b 突起(位置決め用突起) 16 壁体側固定部(保持部) 16a 挿通穴(固定穴) 16b ビード 19 プレート部(基体部) 19a 挿通穴(固定穴) 19b ビード 20 挟装部(保持部) 20a 折曲部 20b 係合部(位置決め用当接部) 22 プレート部(基体部) 22a 挿通穴(固定穴) 22b ビード 23 支持部(保持部) 23a 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 622 E04B 2/56 622K E04F 13/08 101 E04F 13/08 101B 101D (56)参考文献 特開 平3−257247(JP,A) 特開 昭62−25643(JP,A) 実開 平3−119123(JP,U) 実開 平3−105642(JP,U) 実開 平2−149040(JP,U) 実開 昭55−94328(JP,U) 実開 昭64−36406(JP,U) 実公 昭50−43942(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/56 E04F 13/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の構造材に締結部材にて固定され、壁
    体の内壁面に沿って配される基体部と、 壁体を形成する並設された壁材同士の両端縁が凹凸嵌合
    にて互いに接合される接合部間に挟装されるように上記
    基体部から延設された保持部とを備え、 上記基体部における壁体側の対向面に、上記締結部材の
    頭部高さよりも高く突出し、かつ円弧状の断面を有する
    ビードが取付具の両側端縁付近に同側端縁のほぼ全域に
    わたって沿うように直線状に2箇所形成される一方、上
    記ビードが、基体部から保持部に連なる折曲部にまたが
    って形成されていることを特徴とする壁体の取付具。
  2. 【請求項2】建物の構造材に締結部材にて固定され、壁
    体の内壁面に沿って配される基体部と、 壁体を形成する並設された壁材のうち最も端の壁材の端
    縁に形成された凹凸部形状に沿うような形状をなして上
    記基体部から延設された保持部とを備え、 上記基体部における壁体側の対向面に、上記締結部材の
    頭部高さよりも高く突出し、かつ円弧状の断面を有する
    ビードが取付具の両側端縁付近に同側端縁のほぼ全域に
    わたって沿うように直線状に2箇所形成される一方、上
    記ビードが、基体部から保持部に連なる折曲部にまたが
    って形成されていることを特徴とする壁体の取付具。
  3. 【請求項3】建物における1本の柱状の構造材と壁体の
    間に挟装されて構造材に締結部材にて固定される基体部
    と、同構造材と対面する領域から外れた領域に配され、
    かつ壁体に固定される保持部とが一体に平板状に形成さ
    れ、上記基体部における壁体側の対向面に、締結部材の
    頭部高さよりも高く突出したビードが形成され、このビ
    ードが基体部から保持部にまたがって形成されているこ
    とを特徴とする壁体の取付具。
  4. 【請求項4】上記基体部および保持部のそれぞれに締結
    部材挿通用の固定穴が形成され、これらの2つの固定穴
    の中間位置に同構造材の角部にあてがわれて取付具の取
    付位置を規制するための位置決め用突起が形成されてい
    ることを特徴とする請求項に記載の壁体の取付具。
  5. 【請求項5】建物における1本の柱状の構造材と壁体と
    の間に請求項3に記載の上記取付具の基体部が挟装され
    てその構造材に固定される一方、同基体部から平板状に
    延設された上記保持部が同壁体の内壁面に沿い、かつ同
    構造材と対面する領域から外れた領域に配されて同壁体
    に固定されていることを特徴とする壁体の取付構造。
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