JP2699806B2 - 壁面パネルおよび壁面 - Google Patents

壁面パネルおよび壁面

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JP2699806B2
JP2699806B2 JP5113648A JP11364893A JP2699806B2 JP 2699806 B2 JP2699806 B2 JP 2699806B2 JP 5113648 A JP5113648 A JP 5113648A JP 11364893 A JP11364893 A JP 11364893A JP 2699806 B2 JP2699806 B2 JP 2699806B2
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義信 國井
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河内板金工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁面等に用いられるパ
ネルおよび同パネルよりなる壁面に関するものであり、
壁面の施工を簡略化するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より建物の外装に用いられるパネル
や当該パネルを用いた外装壁面は、方形状の金属製パネ
ルを建物のコンクリート壁や骨組みに直接ネジ止めする
ことが一般的な施工方法として行われている。図27に
はこのような従来の外装パネルの構造、取り付け方法の
一例を示している。図例のものは壁面の下地として、下
地鉄骨50を縦横に設け、この下地鉄骨50上に方形状
のパネル51を取り付けるものである。パネル51の周
囲の4辺には取り付けピース52・・・が設けられ、こ
の取り付けピース52を通してタッピングビス53によ
り下地鉄骨50上にパネル51が取り付け、固定される
ものである。そして、隣接し合うパネル同士の取り付け
ピース52が、パネル51を下地鉄骨50に取り付ける
際に干渉し合わないよう、取り付けピース52の設置位
置が異なる2種類のパネルによって構成されるのであ
る。
【0003】また、図28には従来の外装パネルの他の
例を要部断面図として示している。図例のものも前述の
例と同様に、方形状のパネル54をタッピングビス53
によって下地鉄骨50上に直接取り付けるものである。
この構造は、隣接する既設置パネルの係止部55に突片
56を嵌入することによってパネル54を固定させて、
タッピングビス53と下地鉄骨50のうちの横骨の本数
を削減すると同時に、施工作業の簡略化を図ったもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のパネルを用いた外装壁面は、以下のような多く
の問題点を有していた。まず図27として示したもので
は、パネル取り付け用の下地鉄骨は縦横に構成するため
に溶接による組み立てが必要であった。この溶接による
組立ては通常は壁面の施工現場で行なれるため、多くの
人手が必要であることに加えて、大がかりな溶接機の持
ち歩きが必要となり、その結果人件費が嵩んでしまうと
いう問題を有していた。また、下地鉄骨に対するパネル
の取り付けはすべてタッピングビスにより行われるた
め、1枚のパネルについて8本のタッピングビスの締め
つけが必要であり、施工作業に極めて時間がかかってい
た。そしてこのことも、人件費の増大となって現れるの
である。また前述したように、パネル取り付け時におい
て隣接し合うパネル同士の取り付けピース52が干渉し
合わないよう、取り付けピース52の設置位置が異なる
2種類のパネルを用意しなければならず、施工作業が極
めて煩雑なものになってしまうという問題も有してい
た。
【0005】また図28に示しているものについても同
様に、下地鉄骨への取り付けにはタッピングビスが必要
であり、施工作業に時間がかかってしまうという要因と
なっていた。
【0006】さらに下地鉄骨やパネル側に出入り状態や
左右の振れを調整する機構が無いため、下地鉄骨の溶接
時やパネルの取り付け時において極めて厳密なレベル墨
出しが必要であり、これも施工作業を煩雑なものにする
要因となる。そして施工後においてパネルの出入りや左
右の振れが発見された場合には、パネルを解体して再度
その手直しを行わなければならず、これにも膨大な時間
を要してしまうのである。
【0007】加えてタッピングビスを用いているため、
パネルの取り付け強度や耐久性がどうしても弱くなって
しまうという懸念があった。即ち、長期間屋外に曝され
る結果によって雨水等による腐食が発生しやすく、この
ような場合に下地鉄骨から前記タッピングビスが抜落
し、ひいてはパネルの落下につながるという危険をも孕
んでいるのである。
【0008】上述のように従来のパネルによる外装壁面
は、その施工時において大がかりな溶接機やタップドリ
ル等の電動工具類が必要であり、加えて多くのタッピン
グビスによる固定を行わなければならないこと、および
組立て時に厳密なレベル墨出しが必要であることに起因
する作業性、経済性上の問題と、パネルの固定にタッピ
ングビスを用いることによる強度、耐久性上の問題を有
していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる現況に鑑
みてなされたものであり、極めて簡単な方法によって精
度が高く、且つ高い強度を有する外装壁面を、ネジの使
用や厳密なレベル墨出しを行うことなく構成することが
できるパネルおよび当該パネルを用いた壁面を提供せん
とするものである。そして上記課題を解決した本発明
は、以下の構成を有するものである。
【0010】まずパネルとしては、平面視矩形状の基板
外周における相対向する2辺または4辺を折り曲げて側
端面片を形成するとともに、適宜選定された側端面片に
おける第1の側端面片に第1の係合用突片を単数又は複
数個形成し、前記第1の側端面片と対向する第2の側端
面片には前記係合用突片が嵌入しうる第1の開口部を、
第2の側端面片の端縁部には骨部材に掛止しうるフック
部を単数又は複数個設けたものであり、これに加えて前
記第1の側端面片に隣接する第3の側端面片に第2の係
合用突片を単数又は複数個形成し、前記第3の側端面片
と対向する第4の側端面片には、前記第2の係合用突片
が嵌入しうる第2の開口部を単数又は複数個設けること
が考慮される。
【0011】次いで当該パネルを用いた壁面としては、
平面視矩形状の基板外周における相対向する2辺または
4辺を折り曲げて側端面片を形成するとともに、適宜選
定した側端面片における第1の側端面片に第1の係合用
突片を単数又は複数個形成するとともに、前記第1の側
端面片と対向する第2の側端面片には前記係合用突片が
嵌入しうる第1の開口部を、第2の側端面片の端縁部に
は骨部材に掛止しうるフック部を単数又は複数個設けて
なる壁面パネルを、そのフック部を骨部材に掛止すると
ともに第1の係合用突片を隣接する壁面パネルの第1の
開口部に嵌入することによって、第1の係合用突片とフ
ック部とにより骨部材の一部を挟裝して、複数枚の前記
パネルが骨部材に対して相互に固定、且つ一方向に連結
されてなるものである。そして前記壁面の一端部におい
ては、前記第1の係合用突片が嵌入しうる端部開口部と
端縁部に骨部材に掛止しうる端部フック部を単数又は複
数個設けてなる第1の側端部材を設け、他端部において
は前記第1の開口部に嵌入しうる端部突片を設けてなる
第2の側端部材を設け、一端部においては端部フック部
を前記骨部材に掛止するとともに第1の係合用突片を端
部開口部に嵌入することによって、第1の係合用突片と
端部フック部とにより骨部材の一部を挟裝して、一端部
のパネルが固定され、他端部においては端部突片を第1
の開口部に嵌入することによって、端部突片とフック部
とにより骨部材の一部を挟裝して他端部のパネルが固定
されるものである。
【0012】また、前記方向との直交方向、即ち前記第
1の側端面片に隣接する第3の側端面片には第2の係合
用突片を単数又は複数個形成し、前記第3の側端面片と
対向する第4の側端面片には、前記第2の係合用突片が
嵌入しうる第2の開口部を単数又は複数個設け、第2の
係合用突片を第2の開口部に嵌入することによってパネ
ル間を相互に固定することもできるのである。
【0013】そして前記骨部材としては、垂片を介して
上片と下片とを略平行に設けて支持具への嵌入部とした
第1の骨材と、垂片と平行に配され、且つ先端部を逆L
字形又はコ字形の掛止部とした第2の骨材とよりなり、
第1の骨材に対して第2の骨材がレベル調整可能に連接
されてなるものや、垂片を介して上片と下片とを略平行
に設けて支持具への嵌入部とし、上片を垂片と平行に延
設して先端部を逆L字形又はコ字形の掛止部としてなる
もの、或いは垂片を介して上片と下片とを略平行に設け
た支持具への嵌入部と、垂片から延設して先端部を逆L
字形又はコ字形とした掛止部とよりなるものが板状部材
を用いるものとして挙げられる。
【0014】一体成形品で構成できる骨部材としては、
少なくとも支持具に嵌入される断面多角形の嵌入部と、
該嵌入部から立設された逆L字形又はコ字形の掛止部よ
りなるものや、断面視において相対向する2辺それぞれ
に、フック部および支持具で抱持するための少なくとも
一箇所の溝部を有してなるものが挙げられる。
【0015】次に支持具としては前記いずれかの骨部材
を抱持する骨部材抱持片と、断面略C字形状を有する支
持部材の一方の側面端縁部に掛止するとともに一方の側
面及び背面に当接することによって支持部材に嵌着しう
る嵌着片とを設けてなるものや、断面略C字形状を有す
る支持部材の他方の側面端縁部に外被して掛合しうる補
助部材を、嵌着片に回動可能に蝶着してなるものであ
る。
【0016】そして前記支持部材にはリップ形鋼が用い
られる。
【0017】
【作用】本発明のパネルは側端面片に開口部と突片が設
けられ、同開口部に隣接パネルの突片が嵌入されてパネ
ル同士が互いに固定される。そして開口部が設けられて
いる側端面の端縁部に形成されたフック部と、同開口部
に嵌入された隣接パネルの突片とによって骨部材が挟裝
され、これによりパネル同士が固定されるとともにパネ
ルと骨部材も相固定されるのである。このようにして複
数枚のパネルが骨部材に固定されつつ一方向に連結され
て壁面を構成するのである。
【0018】即ち、まず第1の側端部材の端部フック部
を、1番目の骨部材の掛止部に掛止しつつ支持部材にネ
ジ止め等により固定する。続いて1番目のパネルのフッ
ク部を2番目の骨部材の掛止部に掛止させつつ第1の係
合用突片を、第1の側端部材の端部開口部に嵌入する。
これにより、1番目の骨部材が第1の側端部材の端部フ
ック部と1番目のパネルの第1の係合用突片とによって
挟装される。次いで、2番目のパネルを、そのフック部
を3番目の骨部材の掛止部に掛止させつつ第1の係合用
突片を1番目のパネルの第1の開口部に嵌入する。これ
により、2番目の骨部材が1番目のパネルの端部フック
部と2番目のパネルの第1の係合用突片とによって挟装
される。こうして1番目のパネルが、その一端では骨部
材と第1の側端部材によって、また他端では骨部材と2
番目のパネルの第1の係合用突片とによって完全に固定
されるのである。従って2番目のパネルを抜き去らない
限り、1番目のパネルは外れないのである。このように
してn枚のパネルを順次連結し、最後にn番目のパネル
の第1の開口部に第2の側端部材の端部突片を嵌入す
る。これにより、n+1番目の骨部材がn番目のパネル
のフック部と第2の側端部材の端部突片とによって挟装
される。そして最後に、第2の側端部材を支持部材に固
定してパネル列の連結、固定が完了するのである。この
ようなパネル列構造においては、隣接し合うパネル同士
が掛止し合うことで骨部材に対して連結、固定されてい
るため、第2の側端部材を取り外さない限りパネル列中
のいずれのパネルも取り外すことができないのである。
【0019】そしてこのパネル列は同時に、側端面片に
設けられた開口部に隣接パネルの突片を嵌入することで
他方向に並列され、壁面が構成されるのである。
【0020】また骨部材はパネル同士およびパネルと支
持具との間の連結固定手段としての機能を有し、その一
端に設けた掛止部でパネルを掛止し、他端に設けた嵌入
部を別途支持手段に嵌入することによって支持手段によ
って抱持、固定されるのである。そしてこの骨部材は、
基本的に最低2つの溝部、あるいは段部を有する形状の
ものであれば機能を果たすのである。
【0021】そしてこの骨部材と、壁面に設けたリップ
形鋼等の支持部材とが、支持具によって連結されるので
ある。この支持具は一端で支持部材の一方の側面および
背面に嵌合し、他端で骨部材を抱持するものである。ま
た支持具に補助部材を設けたものでは、さらに他方の側
面にも補助部材を外被させることにより、支持部材に対
してより確実に支持具を嵌合させるのである。従って、
支持部材に対して交差具、骨部材はその取り付け後にお
いても横方向に移動できるのである。
【0022】
【実施例】続いて本発明の詳細を図面に基づいて以下に
説明する。図1には本発明のパネルおよび壁面の一実施
例をその全体構造として、また図2には図1に示すパネ
ル構造をよりわかりやすく説明するため、図1のパネル
を別角度から表した斜視図としてそれぞれ示している。
図例のものは支持部材としてリップ形鋼40を横方向に
設け、その側面に支持具Hを嵌合させるとともに、同支
持具Hによって抱持された骨部材Fを縦方向に設け、骨
部材FにパネルPを掛止させながら、パネルPの第2の
側端面片2に設けた第1の開口部2aと第1の側端面片
1に設けた第1の係合用突片1aを、また第4の側端面
片4に設けた第2の開口部4aに第3の側端面片3に設
けた第2の係合用突片3aをそれぞれ嵌入させて骨部材
Fに対して複数枚のパネルPを固定して壁面を構成した
ものである。図から明らかなように、骨部材Fがパネル
の端部フック部2bと、第1の側端面片1に設けた第1
の係合用突片1aとによって挟装され、結果として隣接
し合うパネル同士が骨部材に対して掛止し合うことで連
結、固定されるのである。
【0023】以下、順にこのようなパネルおよび本パネ
ルによって構成される壁面の構造をさらに詳細に説明す
るが、はじめにパネルの詳細について説明する。
【0024】本発明におけるパネルの形状は、図示して
いるように矩形状のものが最も一般的であり、ステンレ
スやアルミニウムの一枚板から折曲加工することが最も
簡単である。そして例えば図3において示している展開
図からの折曲加工によって製造されるのである。ここに
図1並びに図3に示される実施例において、図中5は表
面板であり、該表面板から図1、図2で示す如く4つの
側端面片、即ち第1の側端面片1、第2の側端面片2、
第3の側端面片3、第4の側端面片4がそれぞれ形成さ
れうるように構成片が延設されている。そして第1の側
端面片1上には第1の係合用突片1a・・が設けられ、
これが隣接されるパネルPの第2の側端面片2上に設け
られた第1の開口部2a・・に嵌入される。またこの第
2の側端面片2の端縁部は、骨部材に掛止しうるフック
部2bとなるのである。そして必要に応じて第3、第4
の側端面片にも突片や開口部が設けられ、図例のもので
は第3の側端面片3上に第2の係合用突片3a・・を、
第4の側端面片4上には第2の係合用突片3a・・が嵌
入しうる第2の開口部4a・・が設けられている。そし
て図2の如く折曲線1c、2c、3c、4cで折曲する
ことによってパネルとするものである。また、折曲線1
d、3d、4dで折曲することによって段部が構成さ
れ、また折曲線2dで折曲することによってフック部2
bが構成されるが、これらの詳細については後述する。
【0025】続いて折曲後のパネル形状が図4(イ)〜
(ホ)として示されるのである。本図はパネル構造をよ
り分かりやすくするため、平面図に加えて前記4つの側
端面片の側面図も併せて掲げたものである。即ち、
(イ)は表面側からみた平面図であり、(ロ)は第1の
側端面片1の側面図を、(ハ)は第2の側端面片2の側
面図を、さらに(ニ)は第3の側端面片3の側面図を、
そして(ホ)は第4の側端面片4の側面図をそれぞれ示
すものである。まず図示するように折曲線1cより折曲
して第1の側端面片1を形成し、さらに中央部適所を折
曲線1dより外向きに折曲して段部1fを形成し、該段
部1fの端縁部分に第1の係合用突片1a・・を形成し
たものである。この係合用突片1a・・は、この第1の
側端面片と対向位置に配されている第2の側端面片2上
に形成された第1の開口部2a・・に嵌入される。また
段部1fは、パネル同士を連結した際の目地部分となる
ものである。次に第2の側端面片2は折曲線2cより折
曲して形成し、中央部適所、即ち前記第1の係合用突片
1a・・と同位置に、該第1の係合用突片1a・・が嵌
入しうる第1の開口部2a・・を形成するとともに、そ
の端縁部を折曲線2dより内側に折曲して骨部材に掛止
しうるフック部2bとしたものである。ここで前記第1
の開口部2a・・の長さを第1の係合用突片1a・・の
幅よりも長くしておくことが重要であり、また適所に複
数個のネジ穴2g・・が設けられる場合もあるが、これ
らについては後述する。
【0026】本発明のパネルは基本的には上述した第
1、第2の側端面片同士を連結することによって一方向
に連結して使用可能であるが、他方向にも確実に連結す
るため、第3、第4の側端面片にも突片および開口部を
形成することが考慮される。そして第3の側端面片3と
しては図示するように、折曲線3cより折曲して形成
し、さらに中央部適所を折曲線3dより外向きに折曲し
て段部3fを形成し、該段部3fの端縁部分に第2の係
合用突片3a・・を形成したものである。この係合用突
片3a・・は、この第3の側端面片3と対向位置に配さ
れている第4の側端面片4上に形成された第2の開口部
4a・・に嵌入される。ここでも段部3fは、パネル間
の目地部分となるものである。そして最後にこの第4の
側端面片4は折曲線4cより折曲して形成し、さらに中
央部適所を折曲線4dより外向きに折曲して段部4fを
形成し、前記第2の係合用突片3a・・と同位置となる
中央部適所、即ち図例のものでは折曲線4dに沿って、
第2の係合用突片3a・・が嵌入しうる第2の開口部4
a・・を形成したものである。また引っ掛かりを無くし
て第2の係合用突片3aの嵌入を容易とするために、必
要に応じてさらに折曲線4eより段部4fを下向きに折
曲させておいても良い。
【0027】ここで、上記係合用突片1a、3aを開口
部2a、4aに嵌入する際には、ガタつきを生じない程
度に圧入することがパネル相互間の固定のためには好ま
しく、このためには両者の位置関係が重要となってくる
が、これについては後述するものとする。
【0028】そして図5として、このような第1実施例
におけるパネルを用いた本発明の壁面構造のうちの水平
方向断面図が示される。図例のものは図4において示し
たパネルを複数枚連結し、骨部材、側端部材とともに相
固定したものであり、第1および第2の側端面片1、2
を通る断面図として示したものである。図中P1、P2
・・は図4に示したパネルであり、まずパネル列部分と
しては骨部材F2・・Fn+1 の掛止部10a・・にパネ
ルP1・・Pn の前記フック部2b・・を掛止するとと
もに、第1の開口部2a・・に隣接パネルの前記第1の
係合用突片1a・・を嵌入し、その結果として第1の係
合用突片1a・・とフック部2b・・とによって骨部材
F2・・Fn の掛止部10a・・が挟裝されている。
【0029】一方両端部においては以下の如く、第1の
側端面片1側の端部には第1の側端部材T1が設けら
れ、骨部材F1の掛止部10aに第1の側端部材T1の
端部フック部20bを掛止するとともに、端部開口部2
0cにパネルP1の第1の係合用突片1aを嵌入し、そ
の結果として第1の係合用突片1aと端部フック部20
bとにより骨部材F1の掛止部10aが挟裝され、骨部
材F1に対して第1の側端部材T1とパネルP1とが相
互に固定されている。さらに他端、即ちパネルPnの第
2の側端面片2側の端部においては第2の側端部材T2
が設けられ、骨部材Fn+1 の掛止部10aにパネルPn
のフック部2bを掛止するとともに、第1の開口部2a
に第2の側端部材T2の端部突片20aを嵌入し、その
結果としてフック部2bと端部突片20aとにより骨部
材Fn+1 の掛止部10aが挟裝され、骨部材Fn+1 に対
して第2の側端部材T2とパネルPnとが相互に固定さ
れるのである。
【0030】このようにして、骨部材F1・・Fn+1 に
対してパネルP1・・Pn が第1、第2の側端部材T
1、T2とともに骨部材F1・・Fn+1 の掛止部10a
を挟裝することによって相互に固定されているのであ
る。このとき図6に示すように、骨部材の掛止部10a
が第1の開口部1aと部分的に重複し、且つこれにより
生じる間隙10dが、第1の係合用突片1aが程良い力
で圧入でき且つパネルがガタつかない程度、即ち第1の
係合用突片1aの肉厚と同等か或いは若干狭くなるよう
に、第1の開口部の大きさや位置を設定しておくことが
重要である。
【0031】このように壁面における両端部では、前記
2種類の側端部材と骨部材とによってパネルが固定され
るのである。ここで図において各パネル間に生じる凹部
5は目地部分であり、壁面組み立て後にシーリング材を
充填するのである。
【0032】そしてこのようなパネル列は、以下のよう
な手順によって組立てられるのである。まず、第1の側
端部材T1の端部フック部20bを、1番目の骨部材F
1の掛止部10aに掛止しつつ支持部材Cにネジ止め等
により固定する。続いて1番目のパネルP1のフック部
2bを2番目の骨部材F2の掛止部10aに掛止させつ
つ第1の係合用突片1aを、第1の側端部材T1の端部
開口部20cに嵌入する。これにより、1番目の骨部材
F1が第1の側端部材T1の端部フック部20bと1番
目のパネルP1の第1の係合用突片1aとによって挟装
される。次いで、2番目のパネルP2を、そのフック部
2bを3番目の骨部材F3の掛止部10aに掛止させつ
つ第1の係合用突片1aを1番目のパネルP1の第1の
開口部2aに嵌入する。これにより、2番目の骨部材F
2が1番目のパネルP1のフック部2bと2番目のパネ
ルP2の第1の係合用突片1aとによって挟装される。
こうして1番目のパネルP1が、その一端では1番目の
骨部材F1と第1の側端部材T1によって、また他端で
は2番目の骨部材F2と2番目のパネルP2の第1の係
合用突片1aとによって完全に固定されるのである。従
って2番目のパネルP2を抜き去らない限り、1番目の
パネルP1は外れないのである。このようにしてn枚の
パネルを順次連結し、最後にn番目のパネルPnの第1
の開口部2aに第2の側端部材T2の端部突片20aを
嵌入する。これにより、n+1番目の骨部材Fn+1 がn
番目のパネルPnのフック部2bと第2の側端部材T2
の端部突片20aとによって挟装される。そして最後
に、第2の側端部材T2を支持部材Cに固定してパネル
列の連結、固定が完了するのである。このようなパネル
列構造においては、隣接し合うパネル同士が掛止し合う
ことで骨部材に対して連結、固定されているため、第2
の側端部材T2を取り外さない限りパネル列中のいずれ
のパネルも取り外すことができないのである。
【0033】上述のものは第1、第2の側端部材T1、
T2をそれぞれ支持部材C、Cに直接固定した例である
が、この他にも端部用の骨部材を別途設け、これに対し
て固定する方法も採用しうるものである。
【0034】以上図5において説明した壁面構造は、水
平方向における断面構造図として示したものであった
が、鉛直方向の断面構造図が次に図7として示される。
本図は図5に示した壁面構造を、パネルにおける第3お
よび第4の側端面片を通る断面図として表したものであ
り、右方向を上として示したものである。図中P1、P
2・・は図4に示したパネルであり、まずパネル列部分
としてはパネルP1・・Pn の第4の側端面片4に設け
た第2の開口部4aに、隣接し合うパネルP2・・Pn-
1 の段部3f、4fを当接しつつ第3の側端面片3に設
けた第2の突片3aを嵌入し、その結果としてパネルP
1、Pnに対してパネルP2・・Pn-1 が相互に固定さ
れているものである。
【0035】一方上下端部においては以下の如く、パネ
ルPnの下端部には下端部材T3が設けられ、パネルP
nの第2の開口部4aに下端部材T3の端部突片20a
を嵌入することによって下端部材T3とパネルPnとが
相互に固定されるのである。さらに上端部には上端部材
T4が設けられ、上端部材T4の端部開口部20cにパ
ネルP1の第2の突片3aを嵌入することによって上端
部材T4とパネルP1とが相互に固定されるのである。
【0036】このようにして、パネルP1・・Pn が
上、下端部材T4、T3とともに相互に固定されている
のである。しかしながら上下方向におけるパネル相互間
の関係は、図4に示す水平方向とは異なり、骨部材に対
してパネルを相互に固定するものではないので、第3、
第4の側端面片3、4をそれぞれ突片や開口部を設けな
い平坦なものとして当接させるだけの構造とすることも
可能である。また、図例のものは下端部材T3、上端部
材T4をそれぞれ支持部材C、Cに直接固定した例であ
るが、この他にも上下端部用の骨部材を別途設け、これ
に対して固定する方法も採用しうるものである。
【0037】このとき図8に示すように、第2の開口部
4aと段部4fとにより規定される間隙20dが、第2
の突片3aが程良い力で圧入でき且つパネルがガタつか
ない程度、即ち第2の突片3aの肉厚と同等か或いは若
干狭くなるように、第2の開口部4の大きさや位置さら
には折曲線4bの位置を設定しておくことが重要であ
る。そしてこの鉛直方向においても各パネル間に目地と
して凹部5を設けるものであり、水平方向と同様に壁面
組み立て後にシーリング材を充填するのである。
【0038】この鉛直方向におけるパネル間の連結は、
当然のことながら前述の水平方向のパネルの連結時にな
されるものであり、図9に示すようにパネルP10をパ
ネルP11、P12に対して先ずA方向に差し込んだ
後、B方向に差し込むことでなされるものである。従っ
て第2の側端面片2上に設けられる第1の開口部2aの
長さは、第1の係合用突片1aの幅よりも長くしておく
ことが重要となる。
【0039】また、図10のように嵌入後の抜け防止の
ため、係合用突片1aをカギ形状とすることも有効であ
る。
【0040】そして上述の例とは別に、パネルにおける
第2実施例として目地部分を極力狭くしておくととも
に、パネルの側端面片に予めシーリング材に代わる防水
樹脂部材を取り付けておくことも提案される。そしてそ
のパネル形状が図11(イ)〜(ホ)として示されるの
である。本図は前述のパネルと同様、一枚板から折曲加
工した例であり、パネル構造をより分かりやすくするた
め、平面図に加えて4つの側端面片の側面図も併せて掲
げたものである。即ち、(イ)は表面側からみた平面図
であり、(ロ)は第1の側端面片1の側面図を、(ハ)
は第2の側端面片2の側面図を、さらに(ニ)は第3の
側端面片3の側面図を、そして(ホ)は第4の側端面片
4の側面図をそれぞれ示すものである。まず図示するよ
うに折曲線1cより折曲して第1の側端面片1を形成
し、さらに端縁部分に外向きに第1の係合用突片1a・
・を形成したものである。この係合用突片1a・・は、
この第1の側端面片と対向位置に配されている第2の側
端面片2上に形成された第1の開口部2a・・に嵌入さ
れる。この第2の側端面片2は折曲線2cより折曲して
形成し、中央部適所、即ち前記第1の係合用突片1a・
・と同位置に、第1の係合用突片1a・・が嵌入しうる
第1の開口部2a・・を形成するとともに、その端縁部
を折曲線2dより内側に折曲して骨部材に掛止しうるフ
ック部2bとしたものである。また本例においても適所
に複数個のネジ穴2g・・が設けられる場合があるが、
これについても後述するものである。
【0041】本例のパネルも基本的には第1、第2の側
端面片1、2によって一方向に連結して使用可能である
が、他方向にも強固に連結するためには図中(ニ)、
(ホ)として示される第3、第4の側端面片構造が有効
である。まず第3の側端面片3としては図示するよう
に、折曲線3cより折曲して形成し、さらに端縁部分に
外向きに第2の係合用突片3a・・を形成したものであ
る。この係合用突片3a・・は、この第3の側端面片3
と対向位置に配されている第4の側端面片4上に形成さ
れた第2の開口部4a・・に嵌入される。そして最後に
この第4の側端面片4は折曲線4cより折曲して形成
し、さらに中央部適所を折曲線4dより外向きに折曲し
て段部4fを形成し、前記第2の係合用突片3a・・と
同位置となる中央部適所、即ち図例のものでは折曲線4
dに沿って、第2の係合用突片3a・・が嵌入しうる第
2の開口部4a・・を形成したものである。また第1の
実施例と同様、引っ掛かりを無くして第2の係合用突片
3aの嵌入を容易とするために、必要に応じてさらに折
曲線4eより段部4fを下向きに折曲させておいても良
い。
【0042】そして各側端面片には防水樹脂部材Sが設
けられるのである。この防水用樹脂部材Sは、壁面組立
て時にパネル同士を押圧して弾性変形させることにより
表面の微少凹凸をシールできるよう、弾性材料を用いる
ことが好ましいのである。具体的にはシリコーン樹脂、
発泡ウレタン樹脂、合成ゴム、ポリビニルブチラール、
エチレンビニルアセテート、その他可塑剤を添加した合
成樹脂等が広く使用可能である。
【0043】そして図12として、上記パネルを用いた
壁面構造のうち水平方向断面図が示される。図例のもの
はパネル間の目地部分が狭くなっていること以外は、図
5において示した壁面構造と同様であり、第1および第
2の側端面片1、2を通る断面図として示されたもので
ある。図中P1、P2・・は図11に示したパネルであ
り、まずパネル列部分としては骨部材F2・・Fn+1 の
掛止部10a・・にパネルP1・・Pn の前記フック部
2b・・を掛止するとともに、第1の開口部2a・・に
隣接パネルの前記第1の突片1a・・を嵌入し、その結
果として第1の係合用突片1a・・とフック部2b・・
とによって骨部材F2・・Fn の掛止部10a・・が挟
裝されている。
【0044】一方両端部においても図5のものと同様、
第2の側端面片2側の端部には第2の側端部材T2が設
けられ、また第1の側端面片1側の端部には第1の側端
部材T1が設けられ、骨部材F1・・Fn+1 に対してパ
ネルP1・・Pn が第1、第2の側端部材T1、T2と
ともに骨部材F1・・Fn+1 の掛止部10aを挟裝する
ことによって相互に固定されているのである。そして目
地部分が隣接し合うパネルP1・・Pn の防水樹脂部材
S・・によって封止されるのである。
【0045】このときも図6において説明したように、
骨部材の掛止部10aと第1の開口部1aとにより生じ
る間隙が、第1の係合用突片1aが程良い力で圧入でき
且つパネルがガタつかない程度、即ち第1の係合用突片
1aの肉厚と同等か或いは若干狭くなるように、第1の
開口部の大きさや位置を設定しておくことが重要である
ことは言うまでもない。
【0046】さらに鉛直方向の断面構造が図13に示さ
れるが、目地の間隔が異なること以外は図7のものと同
じ構造である。本図も右方向を上として示したものであ
り、まずパネル列部分としてはパネルP1・・Pn の第
4の側端面片4に設けた第2の開口部4aに、隣接し合
うパネルP2・・Pn-1 の段部3f、4fを当接しつつ
第3の側端面片3に設けた第2の突片3aを嵌入し、そ
の結果としてパネルP1、Pnに対してパネルP2・・
Pn-1 が相互に固定されているものである。
【0047】一方上下端部においてもパネルPnの下端
部には下端部材T3が設けられ、パネルPnの第2の開
口部4aに下端部材T3の端部突片20aを嵌入するこ
とによって下端部材T3とパネルPnとが相互に固定さ
れるのである。さらに上端部には上端部材T4が設けら
れ、上端部材T4の端部開口部20cにパネルP1の第
2の突片3aを嵌入することによって上端部材T4とパ
ネルP1とが相互に固定され、全体としてパネルP1・
・Pn が上、下端部材T4、T3とともに相互に固定さ
れているのである。そして目地部分が隣接し合うパネル
P1、P2・・の防水樹脂部材S・・によって封止され
るのである。
【0048】このときも図8において説明したように、
第2の開口部4aと段部4fとにより規定される間隙
が、第2の突片3aが程良い力で圧入でき且つパネルが
ガタつかない程度、即ち第2の突片3aの肉厚と同等か
或いは若干狭くなるように、第2の開口部4の大きさや
位置さらには折曲線4dの位置を設定しておくことが重
要である。
【0049】また本例においても、上下方向におけるパ
ネル相互間の関係は図12に示す水平方向とは異なり、
骨部材に対してパネルを相互に固定するものではないの
で、第3、第4の側端面片3、4をそれぞれ突片や開口
部を設けない平坦なものとして当接させるだけの構造と
することや、上下端部用の骨部材を別途設けて、これに
対して上下端部材を固定することも勿論可能である。
【0050】このように本発明のパネルおよび壁面は、
隣接し合うパネルのフック部と係合用突片とによって骨
部材の一部を挟裝して相互に固定されるものであり、骨
部材の形状も種々のものが考えられるのである。次に骨
部材の実施例をその構造図をもとに説明する。
【0051】まず図14には骨部材の第1の実施例とし
て、図1において示した骨部材の拡大図を示している。
図に示す骨部材Fは、垂片11aを介して上片11bと
下片11cとをほぼ平行に設けるとともに、支持具Hへ
の抱持を容易とするために、下片11cの端部を上片1
1b方向に折曲して支持具Hへの嵌入部とした第1の骨
材11と、垂片11aに平行に配され、且つ先端部をコ
字形の掛止部10aとした第2の骨材10が、ネジ12
によってレベル調整可能に連接されているものである。
また前記掛止部10aは、図15のようにパネルPのフ
ック部2bの形状によってはL字形の先端形状としても
良い。この連接機構は、壁面を構成する際にパネルの出
入りを調整可能とし、平坦な壁面を得るために重要な要
素となるのである。しかしながら一方では支持部材Cの
直線性が良く、パネルの出入りが調整不要な場合におい
てはこの機構は特に設ける必要はない。従ってこの骨部
材Fは、一方では後述する支持具Hに嵌入し抱持され、
他方では前述のようにパネルのフック部を掛止すること
によって支持具Hとパネルとを連結しうるものであれば
良く、図例の形状に限られるものではない。そして以下
に他の実施例が構造図として示される。
【0052】図16にはこのような骨部材の第2の実施
例が示される。図例のものは垂片11aを介して上片1
1bと下片11cとをほぼ平行に設けるとともに、支持
具Hへの抱持を容易とするために、下片11cの端部を
上片11b方向に折曲して支持具Hへの嵌入部とし、上
片11bを垂片11aと平行に延設して先端部をコ字形
の掛止部10aとしたものである。また掛止部10aの
形状は図15と同様、L字形のものでも可能である。こ
れは前記図14に示したものと異なり、連接機構を設け
ずにより簡単な形状としたものである。
【0053】さらに図17には骨部材の第3の実施例と
して、嵌入部における横方向の曲げ強度の改善を図った
例を示している。図例のものは垂片11aを介して上片
11bと下片11cとをほぼ平行に設けるとともに、支
持具Hへの抱持を容易とするために、下片11cの端部
を上片11b方向に折曲して支持具Hへの嵌入部とし、
垂片11aから先端部をコ字形とした掛止部10aを延
設したものである。また掛止部10aの形状も図15と
同様、L字形のものでも可能である。これは垂片11a
をほぼ中央部に配したものであり、図16のものに比べ
て嵌入部における横方向の曲げ強度を大きくすることが
できるのである。
【0054】上記3例の骨部材は、金属にあっては一枚
板からの折曲加工や溶接加工により、合成樹脂にあって
は押し出し成形により製造可能なものである。そしてこ
れらに加えて金属の鋳造加工も可能であり、より横方向
における曲げ強度の向上を図ったものとして以下の2例
が提案される。
【0055】まずその1例目として、図18に示してい
るものが提案される。図例のものは支持具Hに嵌入され
る断面四角形の嵌入部13と、該嵌入部13から立設さ
れた先端部がコ字形状を有する掛止部10aとよりなる
ものである。このような構造のものは、嵌入部における
横方向の曲げ強度が前記3例のものに比べて改善される
ものであり、金属においては鋳造により、合成樹脂にお
いては連続押し出し成形によって製造可能である。つぎ
に以上に説明した4例の他に、嵌入部に加えてさらに掛
止部10aにおける横方向の曲げ強度の向上を図った例
が以下に示される。
【0056】図19には、このような掛止部の曲げ強度
の改善を図ったものの例を示している。図示したものは
断面視において相対向する2辺それぞれに、掛止部に代
わりパネルのフック部2bが掛止しうる第1の溝部14
と、支持具Hへの嵌入用となる第2の溝部15とを設け
たものであり、横方向における曲げ強度を極めて強くす
ることができる。そしてこの骨部材の製造方法は金属に
おいては鋳造が、合成樹脂においては連続押し出し成形
が適しているが、角棒に切削加工によって前記2つの溝
部14、15を形成することもできる。
【0057】そしてさらには図20に示すように、一枚
板による折曲加工によって同様の断面形状とすることも
可能である。
【0058】以上説明した本発明の壁面構造としては、
図5、図12の構造を水平方向に、図7、図13の構造
を鉛直方向としたものであり、骨部材F1、F2、・・
Fnは縦骨となるものであったが、この場合におけるパ
ネルの上下方向の固定は、図21に示すようにパネルの
第2の側端面片2に設けたネジ穴2gと、骨部材の掛止
部10aに設けたネジ穴16とをネジ17によって蝶着
することによってなされるのである。この蝶着は最上部
と最下部のパネルにのみ施しても良いし、必要に応じて
全パネルに対して施すこともできる。また下端部材T
3、上端部材T4を支持部材C、Cに固定することによ
っても可能である。一方、これとは逆に前記骨部材を横
骨とし、図5、図12の構造を鉛直方向に、図7、図1
3の構造を水平方向としても良い。この構造において
は、特にパネルの第2の側端面片2を下側に配する場合
において、前記蝶着を施すことが有効である。またこの
構造においては、図5、図12における第1および第2
の側端部材T1、T2が上下端に配され、これらを支持
部材C、Cに固定することもできる。
【0059】このとき、パネル側のネジ穴2eと骨部材
側のネジ穴16とのピッチを異ならしめておき、骨部材
に対するパネルの位置に係わりなく、前記2つのネジ穴
2gと16との位置が1枚のパネル内で最低1箇所合致
するようにしておけば、壁面組立て時における作業性向
上の一助となるのである。そして、この蝶着は前述のよ
うに全パネルに施す必要はないのである。
【0060】このような本発明の壁面は、骨部材に対し
て特に蝶着を施さなくてもパネルを固定、連結しうるも
のであり、さらに骨部材は別途設けた断面略C字形状を
有する支持部材に支持具を介して固定されるのである。
この際においても蝶着を施さない固定方法が提案され、
以下にその具体例として、支持部材にCチャンネルと称
されるリップ形鋼を横骨材として用いた場合について説
明する。図22には本発明に用いられる支持具Hの一例
を斜視図として示している。図例のものは横骨材の側
面、即ちフランジ部に当接しうる側部当接片30aの上
部適所から、側面端縁部、即ちリップ部端縁に掛止しつ
つリップ部と当接しうるよう、掛止片30bを有する上
部当接片30cを延設し、下部適所からは背面、即ちウ
ェブ部に当接しうる下部当接片30dを延設して嵌着片
30とし、一方側部当接片30aの両側部適所からは骨
部材を抱持する第1の側片30eと第2の側片30fと
を連続的に延設して骨部材抱持片31としたものであ
る。ここで示した構造は、図14〜図17に示した骨部
材を抱持しうるものであり、リップ形鋼への取り付け態
様が以下の図23に示される。
【0061】図示するようにリップ形鋼40のリップ部
端縁40aに掛止片30bが掛止されるとともに、リッ
プ部40b、フランジ部40c、ウェブ部40dにそれ
ぞれ上部当接片30c、側部当接片30a、下部当接片
30dが当接することによって、支持具Hが支持部材で
あるリップ形鋼40に嵌着されている。そして支持具H
の骨部材抱持片31に囲まれる空間に縦骨材としての骨
部材Fを嵌入することによって、骨部材Fが支持具Hに
抱持されるのである。即ち、図14に示される骨部材F
を用いる場合、垂片11aおよび上片11bが第1の側
片30eに、下片11cは側部当接片30aに、そして
折曲された下片11cの端部11dが第2の側片30f
にそれぞれ当接することによって骨部材Fが支持具Hに
確実に抱持されるのである。このようにして横骨材とし
てのリップ形鋼40に対して、縦骨材としての骨部材F
が支持具Hを介して支持され、さらにその上に前述のパ
ネルを縦横に配列、固定することによって壁面が構成さ
れるのである。
【0062】また上述の支持具の他に、支持部材に対し
てより強固に嵌着しうる支持具構造として、以下図24
に示すものが提案される。図例のものは図23に示した
嵌着態様に加え、支持部材の他方の側端面縁部、即ちこ
こではリップ形鋼の他方のリップ部にも外被して掛合し
うる補助部材32を、嵌着片30の先端部に回動可能に
蝶着したものである。そしてこの支持具Hのリップ形鋼
40への嵌着態様が、図25として示される。図から明
らかなように、補助部材32がリップ形鋼40の他方の
リップ部40eに掛合することによってより強固に嵌着
されることがわかる。この補助部材32には針金や鋼線
を用いることが推奨され、リップ形鋼40への取り付け
方法としては支持具Hを嵌着した後、補助部材32を嵌
着片に対して回動させて他方のリップ部40eに外被さ
せれば良い。
【0063】そして最後に本発明によって構成された壁
面の外観形態が、図26によって示されるのである。図
例のものは4角にカバー部材T5を設けて、美観を考慮
したものである。このカバー部材T5は骨部材やパネル
に対して固定する必要はなく、取り付け方法は適宜任意
のものが選択可能である。
【0064】このような本発明のパネルおよび壁面は、
建物の外装や看板、標識等の屋外用途のものから例えば
表面板上に壁紙等を貼付加工し、家屋の内壁としても利
用することができる。また、パネル裏面側に断熱材を設
けることも一考である。さらにパネルの材質としては、
金属や合成樹脂が可能であり、骨部材においてはこれら
の他に家屋の内壁用として、木材も用いることもでき
る。ここでは縦方向の骨部材に対してパネルを固定する
例を説明したが、前述したように横方向の骨部材に対し
てパネルを固定する構造も可能である。そして支持部材
としては断面C字形のリップ形鋼を用いた例を示した
が、支持具を固定しうるものであれば特に限定されるも
のではなく、例えば壁面を構成しようとする建物の内外
壁面上に直接支持具を固定しても良いし、同内外壁面に
骨部材を直接固定しても良い。さらには、円筒形状等の
曲面にも本発明のパネルおよび壁面が応用可能であるこ
とは言うまでもない。またこれら壁面用途の他にも、天
井材や屋根瓦の代わりとしても応用可能である。
【0065】
【発明の効果】以上に説明したように本発明のパネル
は、側端面片に係合用突片と開口部および骨部材への掛
止用のフック部を設けた構造であるので、一枚板からの
折曲加工だけで製造可能であり、製造コストが極めて廉
価である。この係合用突片は側端面片に対して外向きに
形成されているため、開口部に嵌入して壁面を構成する
場合に係合用突片を上向きに配置させれば、降雨時にお
いてもパネルの裏側に雨水が浸入することが無く、例え
浸入したとしてもパネル下部の開口部より流出させるこ
とになるので、腐食や錆が発生しにくく耐久性に優れた
ものとなる。
【0066】また前記パネルを用いた壁面においては、
隣接し合う2枚のパネルによって骨部材の一部が挟装さ
れる構造となるので、ネジやアンカー等を用いずに前記
2枚のパネルと骨部材の3者が相互に固定されるのであ
る。このような状態においては、パネルの横方向の位置
をずらさない限りパネルを取り外すことができないので
ある。このことは複数のパネルを縦横に配列した壁面に
おいて、端部のパネルを取り外さない限り壁面を構成し
ているいずれのパネルをも取り外せないことを意味して
おり、ネジやアンカーを用いていないにも係わらず極め
て取り付け強度が強く、しかも耐久性にも優れた壁面と
なるのである。
【0067】また、壁面を支える骨部材、支持具、支持
部材相互の固定も、ネジを用いずに嵌入や嵌着等の手段
によってなされるので、構造が単純で且つ極めて取り付
け強度の高いものとなるのである。特に支持具において
は断面略C字形状の支持部材の片側に容易に取り付け可
能であるため、例えば壁面内部にCチャンネルと称され
るリップ形鋼が露出している建物の内壁の施工において
も、特別な基礎工事が不要であり、極めて簡単に取り付
け強度の高い壁面として施工することができるのであ
る。
【0068】そしてこれらのことは、壁面施工時の作業
性を大幅に改善するものであり、従来の外装パネル施工
に必要とした溶接機や電動工具類の持ち歩きを不要とす
るものである。従って比較的大面積の外装パネル施工に
おいても、1名の作業員で施工可能であり、大幅な人件
費の削減とともに施工費用の低廉化に大きく寄与するも
のである。
【0069】このように、本発明のパネルと当該パネル
を用いた壁面は、従来のネジ止めや溶接という概念を一
新するものであり、従来技術が有している強度、耐久
性、作業性、経済性の諸問題を一挙に解決するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルおよび外装壁面の一実施例にお
ける全体構造を表す説明用斜視図
【図2】本発明のパネルの一実施例における全体構造を
表す説明用斜視図
【図3】本発明のパネルの一実施例における全体構造を
表す説明用展開図
【図4】本発明のパネルの一実施例における全体構造を
表す説明図で、(イ)は平面図、(ロ)は第1の側端面
の側面図片、(ハ)は第2の側端面の側面図片、(ニ)
は第3の側端面の側面図片、(ホ)は第4の側端面の側
面図片
【図5】本発明のパネルを用いた外装壁面の一実施例に
おける断面構造を表す説明図
【図6】本発明のパネルを骨部材に掛止した際の第1の
開口部と骨部材との位置関係を表す説明図
【図7】本発明のパネルを用いた外装壁面の一実施例に
おける断面構造を表す説明図
【図8】本発明のパネルを連結する際の係合用突片と開
口部との位置関係を表す説明図
【図9】本発明の外装壁面の施工時におけるパネルの連
結手順を表す説明図
【図10】本発明のパネルの一実施例における全体構造
を表す説明用平面図
【図11】本発明のパネルの一実施例における全体構造
を表す説明図で、(イ)は平面図、(ロ)は第1の側端
面片の側面図、(ハ)は第2の側端面片の側面図、
(ニ)は第3の側端面片の側面図、(ホ)は第4の側端
面片の側面図
【図12】本発明のパネルを用いた外装壁面の一実施例
における断面構造を表す説明図
【図13】本発明のパネルを用いた外装壁面の一実施例
における断面構造を表す説明図
【図14】本発明の外装壁面に用いられる骨部材の一実
施例を表す断面説明図
【図15】本発明の外装壁面に用いられる骨部材の一実
施例を表す断面説明図
【図16】本発明の外装壁面に用いられる骨部材の一実
施例を表す断面説明図
【図17】本発明の外装壁面に用いられる骨部材の一実
施例を表す断面説明図
【図18】本発明の外装壁面に用いられる骨部材の一実
施例を表す断面説明図
【図19】本発明の外装壁面に用いられる骨部材の一実
施例を表す断面説明図
【図20】本発明の外装壁面に用いられる骨部材の一実
施例を表す断面説明図
【図21】骨部材とパネルとの蝶着態様を表す断面説明
【図22】本発明の外装壁面に用いられる支持具の一実
施例を表す斜視図
【図23】支持具のリップ形鋼への取り付け態様の一実
施例を表す斜視図
【図24】本発明の外装壁面に用いられる支持具の一実
施例を表す斜視図
【図25】支持具のリップ形鋼への取り付け態様の一実
施例を表す斜視図
【図26】本発明の外装壁面の外観形態を表す説明図
【図27】従来の外装パネルの一例を表す説明用斜視図
【図28】従来の外装パネルの一例を表す断面説明図
【符号の説明】
C 支持手段 F 骨部材 H 支持具 P パネル S 防水樹脂部材 T1 第1の側端
部材 T2 第2の側端部材 T3 下端部材 T4 上端部材 T5 カバー部材 1 第1の側端面片 1a 第1の係合
用突片 1c、1d 折曲線 1f 段部 2 第2の側端面片 2a 第1の開口
部 2b フック部 2c、2d 折曲
線 2g ネジ穴 3 第3の側端面
片 3a 第2の係合用突片 3c、3d 折曲
線 3f 段部 4 第4の側端面
片 4a 第2の開口部 4c、4d、4e
折曲線 4f 段部 5 表面板 6 凹部 10 第2の骨材 10a 掛止部 10d 間隙 11 第1の骨材 11a 垂片 11b 上片 11c 下片 11d 下片端部 12 ネジ 13 嵌入部 14 第1の溝部 15 第2の溝部 16 ネジ穴 17 ネジ 20a 端部突片 20b 端部フック部 20c 端部開口
部 20d 間隙 30 嵌着片 30a 側部当接片 30b 掛止片 30c 上部当接片 30d 下部当接
片 30e 第1の側片 30f 第2の側
片 31 骨部材抱持片 32 補助部材 40 リップ形鋼 40a リップ部
端縁 40b、40e リップ部 40c フランジ
部 40d ウェブ部 50 下地鉄骨 51、54 パネル 52 取り付けピ
ース 53 タッピングビス 55 係止部 56 突片

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視矩形状の基板外周における相対向す
    る2辺または4辺を折り曲げて側端面片を形成するとと
    もに、適宜選定した側端面片における第1の側端面片に
    第1の係合用突片を単数又は複数個形成し、前記第1の
    側端面片と対向する第2の側端面片には前記係合用突片
    が嵌入しうる第1の開口部を、第2の側端面片の端縁部
    には骨部材に掛止しうるフック部を単数又は複数個設け
    てなる壁面パネル。
  2. 【請求項2】前記第1の側端面片に隣接する第3の側端
    面片に第2の係合用突片を単数又は複数個形成し、前記
    第3の側端面片と対向する第4の側端面片には、前記第
    2の係合用突片が嵌入しうる第2の開口部を単数又は複
    数個設けてなる請求項1記載の壁面パネル。
  3. 【請求項3】平面視矩形状の基板外周における相対向す
    る2辺または4辺を折り曲げて側端面片を形成するとと
    もに、適宜選定した側端面片における第1の側端面片に
    第1の係合用突片を単数又は複数個形成するとともに、
    前記第1の側端面片と対向する第2の側端面片の面内に
    は前記係合用突片が嵌入しうる第1の開口部を、第2の
    側端面片の端縁部には骨部材に掛止しうるフック部を単
    数又は複数個設けてなる壁面パネルを、そのフック部を
    骨部材に掛止するとともに第1の係合用突片を隣接する
    壁面パネルの第1の開口部に嵌入することによって、第
    1の係合用突片とフック部とにより骨部材の一部を挟装
    して、複数枚の前記パネルが骨部材に対して相互に固
    定、且つ一方向に連結されてなる壁面。
  4. 【請求項4】前記壁面の一端部においては、前記第1の
    係合用突片が嵌入しうる端部開口部と端縁部に骨部材に
    掛止しうる端部フック部を単数又は複数個設けてなる第
    1の側端部材を設け、他端部においては前記第1の開口
    部に嵌入しうる端部突片を設けてなる第2の側端部材を
    設け、一端部においては端部フック部を前記骨部材に掛
    止するとともに第1の係合用突片を端部開口部に嵌入す
    ることによって、第1の係合用突片と端部フック部とに
    より骨部材の一部を挟装して、一端部のパネルが固定さ
    れ、他端部においては端部突片を第1の開口部に嵌入す
    ることによって、端部突片とフック部とにより骨部材の
    一部を挟装して他端部のパネルが固定されてなる請求項
    3記載の壁面。
  5. 【請求項5】前記第1の側端面片に隣接する第3の側端
    面片に第2の係合用突片を単数又は複数個形成し、前記
    第3の側端面片と対向する第4の側端面片には、前記第
    2の係合用突片が嵌入しうる第2の開口部を単数又は複
    数個設け、第2の係合用突片を第2の開口部に嵌入する
    ことによってパネル間を相互に固定してなる請求項4記
    載の壁面。
  6. 【請求項6】前記骨部材が、垂片を介して上片と下片と
    を略平行に設けて支持具への嵌入部とした第1の骨材
    と、垂片と平行に配され、且つ先端部を逆L字形又はコ
    字形の掛止部とした第2の骨材とよりなり、第1の骨材
    に対して第2の骨材がレベル調整可能に連接されてなる
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の壁面。
  7. 【請求項7】前記骨部材が、垂片を介して上片と下片と
    を略平行に設けて支持具への嵌入部とし、上片を垂片と
    平行に延設して先端部を逆L字形又はコ字形の掛止部と
    してなる請求項3〜5のいずれか1項に記載の壁面。
  8. 【請求項8】前記骨部材が、垂片を介して上片と下片と
    を略平行に設けた支持具への嵌入部と、垂片から延設し
    て先端部を逆L字形又はコ字形とした掛止部とよりなる
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の壁面。
  9. 【請求項9】前記骨部材が、少なくとも支持具に嵌入さ
    れる断面多角形の嵌入部と、該嵌入部から立設された逆
    L字形又はコ字形の掛止部よりなる請求項3〜5のいず
    れか1項に記載の壁面。
  10. 【請求項10】前記骨部材が、断面視において相対向す
    る2辺それぞれに、フック部および支持具で抱持するた
    めの少なくとも一箇所の溝部を有してなる請求項3〜5
    のいずれか1項に記載の壁面。
  11. 【請求項11】前記支持具が、請求項6〜10のいずれ
    かに記載の骨部材を抱持する骨部材抱持片と、断面略C
    字形状を有する支持部材の一方の側面端縁部に掛止する
    とともに一方の側面及び背面に当接することによって支
    持部材に嵌着しうる嵌着片とを設けてなる請求項6〜1
    0のいずれか1項に記載の壁面。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の支持具において、断
    面略C字形状を有する支持部材の他方の側面端縁部に外
    被して掛合しうる補助部材を、嵌着片に回動可能に蝶着
    してなる請求項11記載の壁面。
  13. 【請求項13】前記支持部材がリップ形鋼である請求項
    11または12記載の壁面。
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