JP2003082823A - 太陽熱集熱器の固定方法と固定構造 - Google Patents

太陽熱集熱器の固定方法と固定構造

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JP2003082823A
JP2003082823A JP2001273681A JP2001273681A JP2003082823A JP 2003082823 A JP2003082823 A JP 2003082823A JP 2001273681 A JP2001273681 A JP 2001273681A JP 2001273681 A JP2001273681 A JP 2001273681A JP 2003082823 A JP2003082823 A JP 2003082823A
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Hiroshi Shinozaki
浩 篠崎
Koji Komata
康二 小俣
Hidemi Taoka
英実 田岡
Satoshi Ichinei
智 市根井
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    • F24S25/60Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules
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    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

Abstract

(57)【要約】 【課題】美観を損なわず、手間がかからず、支持瓦を要
することなく取り付けられ、各種の屋根瓦に対応でき、
容易に取り付けられる太陽熱集熱器の固定方法と固定構
造とを提供する。 【解決手段】上下方向で部分的に重なり合う所定の複数
箇所の屋根瓦の間に挟み込むようにしつつ、野地板30
に折曲板状支持部材17を各々固定し、固定された折曲
板状支持部材17に、横桟(4,26)を複数本、棟5
に平行に固定し、その固定された横桟(4,26)に、
接続部材を介して太陽熱集熱器1を固定する。折曲板状
支持部材17と横桟(4,26)との固定、横桟(4,
26)と接続部材との固定、あるいは、接続部材と太陽
熱集熱器1との固定は、各々の部材に穿けた穴部を貫通
して締め付ける締結具類などから適当なものを選んで行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱集熱器の固
定方法及び太陽熱集熱器の固定構造に関する。更に詳し
くは、上下方向で重なり合う屋根瓦の間に挟み込むよう
にして野地板に固定した折曲板状支持部材(支持金具)
を用いて、太陽熱集熱器を固定する方法とその固定構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽熱集熱器は、屋根の上や屋上などに
据え付けられ、太陽熱エネルギーを集めてこれを湯水と
して貯える装置である。施工性、集熱性、製造面などか
ら、2〜6枚程度の太陽熱集熱器を組み合わせて据え付
けることが多い。施工は様々な方法が知られている。
【0003】その一つは、ワイヤー固定による太陽熱集
熱器の据付である(図7)。先ず、棟5に平行になるよ
うに二本の横桟4を置き、放射状に広がる複数本のワイ
ヤー6を用いてケラバ7や軒8に仮固定する。仮固定さ
れた横桟4の上に、太陽熱集熱器1を一枚ずつ棟5から
軒8に向かってケラバ7と平行になるように置き、連結
ボルトにより固定する。このとき、仮固定された横桟4
の横桟貫通穴と、太陽熱集熱器1に装着した接続部材
(固定アングル)の貫通穴とを連結ボルトが連通できる
ように、各ワイヤー6を緩めては固定する作業を繰り返
して、連結ボルトでしっかり締結できる位置に調整す
る。その後、屋根2の上の太陽熱集熱器1の美観を整え
るため、棟5と太陽熱集熱器1の二辺とが平行となるよ
うに、また、屋根瓦3の縦線と太陽熱集熱器1の他の二
辺とが平行となるように、各ワイヤー6を調整する。
【0004】図8は、従来の他の施工例、すなわち、支
持瓦による太陽熱集熱器の施工例である。予め、屋根全
体のうち所定の位置の屋根瓦を支持瓦(下駄の歯状の支
持部を一体的に有する瓦)で置き換えておく。初めに、
支持瓦の支持部に支持瓦アダプタを取り付け、次に横桟
4の貫通穴と支持瓦アダプタの穴とを利用して横桟4を
固定し、その後、接続部材(固定アングル)及び連結ボ
ルトを用いて太陽熱集熱器1を固定する。
【0005】なお、近年、太陽熱集熱器とともに、長方
形もしくは正方形の受光面を複数有する太陽電池モジュ
ールも屋根の上や屋上などに併設されることが多くなっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ワイヤー
固定方式では、太陽熱集熱器の周囲に放射状に広がるワ
イヤーにより美観が損なわれ勝ちとなる。また、太陽熱
集熱器の据付・位置調整もワイヤー固定と仮固定との繰
返しで、手間がかかる。支持瓦を用いる固定方法では、
据付工事業者は屋根瓦の種類(寸法も異なる)だけ支持
瓦及びその取付部材を保有・在庫しておかなければなら
ない。また、支持瓦の寸法のバラツキや取付公差によっ
ては準備した取付部材も取り付かない場合もある。
【0007】本発明の課題は、これらの問題を解消する
こと、すなわち、美観を損なわず、手間がかからず、支
持瓦を要することなく取り付けられ、各種の屋根瓦に対
応でき、容易に取り付けられる太陽熱集熱器の固定方法
と固定構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次の構成をとった。すなわち、本発明に
おける太陽熱集熱器の固定方法は、上下方向(ケラバ7
に沿う方向)で部分的に重なり合う所定の複数箇所(少
なくとも4箇所)の屋根瓦の間に挟み込むようにしつ
つ、野地板30に折曲板状支持部材17を各々固定し、
固定された折曲板状支持部材17に、横桟(4,26)
を複数本(通常は、2本)、棟5に平行に固定し、その
固定された横桟(4,26)に、接続部材を介して太陽
熱集熱器1を固定することを特徴とする太陽熱集熱器1
の固定方法であり、支持瓦を使用することなく太陽熱集
熱器を固定できる。なお、折曲板状支持部材17と横桟
(4,26)との固定、横桟(4,26)と接続部材と
の固定、あるいは、接続部材と太陽熱集熱器1との固定
は、各々の部材に穿けた穴部を貫通して締め付ける締結
具類(例えば、連結ボルト、ビス類、ボルト/ナット)
などから適当なものを選んで行なえばよい。
【0009】用いる折曲板状支持部材17は、一体構造
の部材であってもよく、また、別体構造の部材、すなわ
ち、ベース部及び立上り部(接続部)25からなり野地
板に固定される折曲板状下支持部材17aと、その折曲
板状下支持部材17aとの接続部及び横桟載置面からな
る折曲板状上支持部材17bとからなるものであっても
よい。また折曲板状支持部材17の形状は、屋根瓦の間
に挟み込みやすい観点から好ましくは扁平な板状であ
り、その部材の材質は強度の観点から好ましくは金属製
である。
【0010】野地板30への折曲板状支持部材17の固
定は、折曲板状支持部材17又は折曲板状下支持部材1
7aのベース部に穿けた穴部を貫通して野地板30に打
ち込む(もしくはネジ込む)釘類又は固定ネジ(固定ビ
ス)31による固定とすることができる。
【0011】また、用いる横桟は好ましくは横方向調整
能をもつ横桟であり、用いる接続部材は好ましくは縦方
向調整能をもつ固定アングル13である。太陽熱集熱器
1の固定位置を調整(又は微調整)するためである。
【0012】そのような横方向調整能をもつ横桟として
は、横方向調整用穴を(複数)有する横桟4や、横桟レ
ール26等がある。
【0013】本発明は、また、太陽熱集熱器の固定構造
にも関する。すなわち、屋根上に固定する太陽熱集熱器
の固定構造であって、上下方向で部分的に重なり合う所
定の屋根瓦の間に挟み込むようにして、野地板30に折
曲板状支持部材17が固定され、前記折曲板状支持部材
17には、棟5に平行となるように、複数本の横桟
(4,26)が固定され、前記横桟(4,26)には接
続部材13を介して、太陽熱集熱器1が固定されている
ことを特徴とする太陽熱集熱器の固定構造である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明を更に具体的に説明する。図1は、本発明に係る一例
の固定方法で、横桟として横方向調整用穴21を複数有
する横桟4を使用した場合を説明する分解斜視図であ
る。また、図3は太陽電池モジュールとともに上記固定
方法で太陽熱集熱器(3連)を据え付けた家屋の斜視
図、図4は図3における太陽熱集熱器(3連)の部分平
面図を示す。また、図5は図4におけるA−A線断面図
(a)及び同図におけるB−B線断面図(b)である。
したがって、図1、図3、図4及び図5は、横桟として
横方向調整用穴を複数有する横桟を使用した場合に対応
している。
【0015】先ず、太陽熱集熱器の固定方法を順に説明
する。太陽熱集熱器1を据え付ける屋根上で、強度を確
保でき、上下方向で重なり合う所定(複数箇所)の屋根
瓦のうちの上の屋根瓦を外し、折曲板状支持部材17を
そのベース部に穿けた穴を貫通する釘類又は固定ネジ
(固定ビス)31によって野地板30に堅く固定し、そ
の後、屋根瓦を元の位置に戻す。そうすれば、屋根瓦3
と屋根瓦3の間に挟み込むようにしながら折曲板状支持
部材17が野地板30に固定される。ここで、図1や図
5の例では、折曲板状支持部材17は、野地板30に固
定される折曲板状下支持部材17aと、その折曲板状下
支持部材17aに固定される折曲板状上支持部材17b
とで構成された折曲板状支持部材を用いている。また、
図5から分かるように、折曲板状下支持部材17aと野
地板30とのあいだには、補強板28とルーフィング材
29とを挟み込んでいる。また、図1では、折曲板状支
持部材17(折曲板状下支持部材17a/折曲板状上支
持部材17b)の配置箇所は12箇所である。
【0016】図1や図5で示されるように、折曲板状下
支持部材17aの形状は、ベース部とベース部から略直
角に折れ曲る立上り部(接続部)25とがある折曲板状
物で、その板状物の幅は通常、屋根瓦の幅の5〜50%
(好ましくは、10〜20%)、そのベース部の長さ
(奥行き)は通常、屋根瓦の長さの20〜80%(好ま
しくは50〜70%)、立上り部(接続部)の高さは屋
根瓦の高さ程度とする。また、上記板状物の厚みは、支
持強度及び屋根瓦間への挟込み易さを考慮して、通常は
1mm〜屋根瓦の厚み以下(好ましくは、3〜7mm)
とする。また、折曲板状下支持部材17aを屋根瓦間へ
挟み込んだ際に、上下方向で重なり合う屋根瓦の間に隙
間が生じないように、所定の部位の屋根瓦を削って、そ
の削り部分(切欠部)に折曲板状下支持部材17aを収
めて固定することが好ましい。
【0017】折曲板状上支持部材17bの形状は、略直
角に折れ曲る折曲部がある(縦断面は略L字状)板状物
で、その板状物の幅は折曲板状下支持部材17aと同様
とする。その板状物の一面(連結穴あり)は折曲板状下
支持部材17aの立上り部(接続部)25との接続面と
なり、他面(横桟固定用の連結穴あり)は横桟の載置面
及び接続面となる。なお、折曲板状下支持部材17aと
折曲板状上支持部材17bとの接続は、各々に設けた貫
通穴に差し込んだ固定ボルト23及びナット15により
締結・固定する。
【0018】折曲板状支持部材17(又は折曲板状上支
持部材17b)に載せるようにして固定する横桟は、図
1で示すものは、長丸穴(横方向調整穴)21が長手方
向に横調整幅(WPx)分だけ穿けられた横方向調整可
能な横桟4である。ここで、横調整幅(WPx)は、瓦
横ピッチ(WP)寸法との関係で、通常はWPx≧WP
+50mmとする。WPx自体は、250mm〜350
mm程度(この寸法は汎用される屋根瓦の寸法規格を反
映するもの)とする。
【0019】横方向調整穴21の穴形状は、横調整幅
(WPx)分の長さをもつ長丸穴としても、長丸穴に代
えて、複数個の真円形状若しくは略円形状としてもよ
い。横桟の長手方向に屋根瓦の取付ピッチがズレたり、
屋根瓦の寸法にバラツキが出たとしても、横方向調整穴
21を利用して折曲板状上支持部材17bと横桟4とを
連結ボルト10及びナット15で固定することができ
る。折曲板状上支持部材17bと横桟4との横ズレがW
Px以上の場合、折曲板状支持部材17(折曲板状下支
持部材a/折曲板状上支持部材17b)の位置を横桟4
の長手方向の屋根瓦一枚分隣りに移動させて固定すれば
よい。横ズレがWPxmm未満の場合は、折曲板状支持
部材17(折曲板状下支持部材a/折曲板状上支持部材
17b)を移動させずに横方向調整可能な横桟4の横調
整幅(WPx)のみで調整できる。
【0020】横桟4を、折曲板状上支持部材17bの横
桟載置面に棟5(又は軒8)と平行となるように載せ、
横桟載置面の反対面に取り付けた溶接ナット24の位置
と横桟4の横方向調整穴21の位置とが合うことを確認
し、連結ボルト10を用いて横桟4と折曲板状上支持部
材17bとを堅く締結する。
【0021】太陽熱集熱器1にはその長手方向の側面に
2本ずつ、計4本の固定アングル13が付設されてい
る。固定アングル13は直角に折曲する板状物で、横桟
4と接する面に複数の縦方向調整穴22が縦調整幅(H
Px)分に亘って穿けてあり、その縦方向調整穴22の
一つと横桟4の横方向調整穴21の一つとを貫通しなが
ら連結ボルト10で固定する。ここで、縦調整幅(HP
x)は、瓦横ピッチ(HP)寸法との関係では、通常は
HPx≧HPとする。それ自身の寸法では、HPxは、
通常は280mm又は約280mm(この寸法は、汎用
される屋根瓦の寸法規格を反映するもの)とする。
【0022】縦方向調整穴22の穴形状は、強度を考慮
すると、通常は真円形状若しくは略円形状である。複数
の真円形状若しくは略円形状に代えて、縦調整幅(HP
x)分の長さをもつ長丸穴としてもよい。この縦調整幅
(HPx)により、屋根瓦3の取付ピッチが縦方向でズ
レたり、屋根瓦3の寸法にバラツキがあっても、固定ア
ングル13と横桟4とを連結ボルト10により固定する
ことができる。この寸法関係は、固定アングル13と横
桟4との取付において、取付時寸法がHPx以上ズレし
ている場合は、折曲板状支持部材17(折曲板状下支持
部材a/折曲板状上支持部材17b)の位置を屋根瓦一
枚分、上隣または下隣に移動させて固定すればよい。縦
ズレがHPx未満の場合は折曲板状支持部材17(折曲
板状下支持部材a/折曲板状上支持部材17b)を移動
させずに縦調整幅(HPx)で調整できる。
【0023】以上の調整は、屋根瓦に対する太陽熱集熱
器1の位置調整の説明であったが、この調整は、屋根に
太陽電池モジュール20と太陽熱集熱器1とを併設した
場合の、太陽電池モジュール20に対する太陽熱集熱器
1の位置調整にも利用できる。太陽電池モジュール20
と太陽熱集熱器1との間隔(H1,W1)は、メンテナ
ンスのためにヒトの足が入る程度の間隔(すなわち、1
00mm〜150mm程度)が好ましい。
【0024】なお、横桟4に代えて、横桟レール26を
用いることもできる。図2は、横桟レール26を用いた
場合の太陽熱集熱器1の固定方法を説明する分解斜視図
である。この場合、横桟レール26の上部開放部の内側
にT字フランジ付ボルト27のフランジ部を挿入し、縦
方向調整穴22の一つにT字フランジ付ボルト27のボ
ルト部を貫通しナット15で固定する。その他は、横桟
4を用いた場合(図1)と概ね同様である。図6(a)
にはその場合の図4におけるA−A線断面図(a)を示
し、図6(b)には同図B−B線断面図を示した。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る太陽熱集熱器の固定方法又
は固定構造によれば、ワイヤーを使わないので、美観が
損なわれることがなく、手間もかからない。また、支持
瓦を使わなくて済むので、屋根瓦の種類(寸法の違い)
に応じた種類の支持瓦を保有・在庫する必要もない。ま
た、屋根瓦の寸法に多少のバラツキや取付公差があって
も、横方向調整穴(あるいは、横桟レールに嵌め込まれ
たT字フランジ付ボルトの可動性)又は縦方向調整穴を
利用して太陽熱集熱器を所望の位置に容易に取り付けら
れる。屋根上に太陽熱集熱器と太陽電池モジュールとを
併設する場合には、太陽熱集熱器と太陽電池モジュール
とのあいだの間隔調整も容易であり、美観を保って両者
を設置できる。固定具・補助固定具(締結具類)も、少
ない種類で対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一例の太陽熱集熱器の固定方法
(横桟として横方向調整用穴を複数有する横桟を使用)
を説明する分解斜視図。
【図2】本発明に係る他の例(横桟として横桟レールを
使用)の固定方法を説明する分解斜視図。
【図3】太陽電池モジュールとともに本発明の固定方法
(横桟として横方向調整用穴を複数有する横桟又は横桟
レールを使用)で太陽熱集熱器(3連)を据え付けた家
屋の斜視図。
【図4】図3における太陽熱集熱器(3連)の部分平面
図。
【図5】図4におけるA−A線断面図(a)と、同図に
おけるB−B線断面図(b)で、横桟として横方向調整
用穴を複数有する横桟を使用した場合のもの。
【図6】図4におけるA−A線断面図(a)と、同図に
おけるB−B線断面図(b)で、横桟として横桟レール
を使用した場合のもの。
【図7】従来のワイヤー固定による太陽熱集熱器の施工
例の斜視図。
【図8】従来の支持瓦による太陽熱集熱器の施工例の斜
視図。
【符号の説明】
1:太陽熱集熱器 2:屋根 3:屋根瓦 4:横方向調整用穴をもつ横桟 5:棟 6:ワイヤー 7:ケラバ 8:軒 9:フック 10:連結ボルト 11:受熱面 12:長手方向側面 13:縦方向調整可能な固定アングル(接続部材) 14:固定アングルの貫通穴 15:ナット 16:横桟貫通穴 17:折曲板状支持部材(支持金具) 17a:折曲板状下支持部材(下支持金具) 17b:折曲板状上支持部材(上支持金具) 20:太陽電池モジュール 21:横方向調整穴 22:縦方向調整穴 23:固定ボルト 24:溶接ナット 25:立上り部(接続部) 26:横桟レール 27:T字フランジ付ボルト 28:補強板 29:ルーフィング材 30:野地
板 31:釘類又は固定ネジ(固定ビス)
フロントページの続き (72)発明者 田岡 英実 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 (72)発明者 市根井 智 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 Fターム(参考) 2E108 KK01 LL01 MM01 NN01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向で部分的に重なり合う所定の屋根
    瓦の間に挟み込むようにして、野地板に折曲板状支持部
    材を固定し、前記固定された折曲板状支持部材に、横桟
    を複数本、棟に平行に固定し、前記固定された横桟に、
    接続部材を介して太陽熱集熱器を固定する、太陽熱集熱
    器の固定方法。
  2. 【請求項2】折曲板状支持部材は、ベース部及び立上り
    部(接続部)からなる折曲板状下支持部材と、接続部及
    び横桟載置面からなる折曲板状上支持部材とからなるも
    のである、請求項1記載の固定方法。
  3. 【請求項3】横桟として、横方向調整穴をもつ横桟か横
    桟レールを用いる、請求項1又は2記載の固定方法。
  4. 【請求項4】屋根上に固定する太陽熱集熱器の固定構造
    であって、上下方向で部分的に重なり合う所定の屋根瓦
    の間に挟み込むようにして、野地板に折曲板状支持部材
    が固定され、前記折曲板状支持部材には、棟に平行とな
    るように、複数本の横桟が固定され、前記横桟には接続
    部材を介して、太陽熱集熱器が固定されている、太陽熱
    集熱器の固定構造。
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