JP2012077475A - 屋根付加設備の支持具及び屋根付加設備の施工構造 - Google Patents

屋根付加設備の支持具及び屋根付加設備の施工構造 Download PDF

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俊文 西田
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Abstract

【課題】施工に手間がかからず、防水性も確保することができる屋根付加設備の支持具を提供する。
【解決手段】屋根材を固定するための固定具により前記屋根材とともに屋根下地に固定される本体固定部1と、前記屋根材の棟側に配置される屋根材の軒側先端が当接して前記棟側に配置される屋根材を位置決めするための位置決め部2と、屋根付加設備を固定するための設備固定部3とを備える。前記屋根付加設備の固定間距離と同等の距離を設けて複数配設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール(パネル)などの屋根付加設備を屋根面に施工するための支持具及びこれを用いた屋根付加設備の施工構造に関するものである。
従来より、太陽電池モジュールを屋根面に施工するにあたっては、各種の構造が採用されている(例えば、特許文献1参照)。図11に示すものでは、複数の垂木30の上に野地板31を設け、野地板31の上にアスファルトルーフィング等のルーフィング32を敷設し、ルーフィング32の上に複数のスレート瓦等の屋根材33を敷設することにより、屋根が形成されている。屋根材33の上面で構成される屋根面には取付具34を用いて太陽電池モジュール35が取り付けられる。取付具34は、固定部材34aと押え部材34bとで構成されており、固定部材34aがスレート瓦33の上面に取り付けられ、押え部材34bが太陽電池モジュール35に取り付けられている。そして、固定部材34aと押え部材34bとを結合することによって、複数の太陽電池モジュール35が屋根面に取り付けられる。
また、図12に示すものは、レール材を用いている。すなわち、施工された屋根材33の上面に複数の固定具37が設けられ、これら固定具37に架け渡すようにして複数の縦レール材38が配設されている。また、これら縦レール材38に架け渡すようにして複数の横レール材39が配設されている。縦レール材38と横レール材39とはジョイント具40で連結されている。そして、横レール材39に複数のモジュール固定具41が設けられ、これらのモジュール固定具41に太陽電池モジュール35を固定することによって、複数の太陽電池モジュール35が屋根面に取り付けられる。隣接する太陽電池モジュール35の間の目地にはカバー材42が設けられている。
特開2008−303660号公報
しかし、上記の従来例では、一枚の太陽電池モジュール35の寸法と、一枚の屋根材33の寸法とが幅方向(屋根の傾斜方向と直交する方向)及び高さ方向(屋根の傾斜方向)とも異なる。このため、取付具34や固定具37や縦レール材38及び横レール材39などの太陽電池モジュール35を取り付ける部材の取付位置を屋根材に対して定位置にすることが困難であった。そのため、屋根材33を葺き終わった状態で墨打ち等をして太陽電池モジュール35を取り付ける部材の取付位置を設定することになり、屋根材33の施工と太陽電池モジュール35を取り付ける部材の施工とが分離されて手間がかかるという問題があった。また、太陽電池モジュール35を取り付ける部材は、屋根材33の水のまわりやすい部分(小口やジョイント部)に取り付けられたり、屋根材33の表面からルーフィング32の手前まで穴をあけてビス等で固定されたりしている。従って、施工方法や施工者の技量によっては、防水性を確保するのが難しい場合があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、施工に手間がかからず、防水性も確保することができる屋根付加設備の支持具及び屋根付加設備の施工構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係る屋根付加設備の支持具は、屋根材を固定するための固定具により前記屋根材とともに屋根下地に固定される本体固定部と、前記屋根材の棟側に配置される屋根材の軒側先端が当接して前記棟側に配置される屋根材を位置決めするための位置決め部と、屋根付加設備を固定するための設備固定部とを備え、前記屋根付加設備の固定間距離と同等の距離を設けて複数配設されることを特徴とするものである。
前記支持具は、前記本体固定部の上方に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の軒側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成されることが好ましい。
また、前記支持具は、前記本体固定部の軒側に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の棟側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成されることが好ましい。
本発明に係る屋根付加設備の施工構造は、屋根材を固定するための固定具により前記屋根材とともに屋根下地に固定される本体固定部と、前記屋根材の棟側に配置される屋根材の軒側先端が当接して前記棟側に配置される屋根材を位置決めするための位置決め部と、屋根付加設備を固定するための設備固定部とを備え、前記本体固定部の上方に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の軒側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成されて支持具が形成され、前記棟側に配置される屋根材の軒側端部が前記本体固定部と前記設備固定部との間に差し込まれると共に前記棟側に配置される屋根材の軒側先端が位置決め部に当接されて位置決めされ、前記屋根付加設備の固定間距離と同等の距離を設けて複数の支持具が配設され、前記設備固定部に前記屋根付加設備が固定されることを特徴とするものである。
本発明に係る屋根付加設備の施工構造は、屋根材を固定するための固定具により前記屋根材とともに屋根下地に固定される本体固定部と、前記屋根材の棟側に配置される屋根材の軒側先端が当接して前記棟側に配置される屋根材を位置決めするための位置決め部と、屋根付加設備を固定するための設備固定部とを備えて支持具が形成され、前記本体固定部の軒側に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の棟側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成され、前記棟側に配置される屋根材はその軒側先端が位置決め部に当接されて位置決めされ、前記屋根付加設備の固定間距離と同等の距離を設けて複数の支持具が配設され、前記設備固定部に前記屋根付加設備が固定されることを特徴とするものである。
前記施工構造において、前記屋根材には複数の固定用穴が形成されているのが好ましい。
前記施工構造において、前記棟側に配置される屋根材の軒側端部が固定具により固定されることが好ましい。
本発明の屋根付加設備の支持具及び屋根付加設備の施工構造は、施工に手間がかからず、防水性も確保することができるものである。
本発明の支持具の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明の施工構造の実施の形態の一例を示す断面図である。 同上の屋根材の一例を示す平面図である。 同上の支持具の固定状態を示す断面図である。 同上の太陽電池モジュールの一例を示す平面図である。 同上の太陽電池モジュールの施工状態を示す斜視図である。 同上の支持具の他の実施の形態の一例を示す斜視図である。 同上の支持具の固定状態を示す断面図である。 同上の支持具の他の実施の形態の一例を示す斜視図である。 同上の施工構造の他の実施の形態の一例を示す断面図である。 従来例を示す斜視図である。 他の従来例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1に示す屋根付加設備の支持具Aは、鋼板等の金属板を折り曲げ加工等することによって形成されている。また、この支持具Aは、本体固定部1と位置決め部2と設備固定部3とを備えて形成されている。
本体固定部1は略平板状に形成されるものであって、前後方向(施工時に軒棟方向となる方向)の略中央部に厚み方向に貫通する前固定孔1aが形成されている。また、本体固定部1には前固定孔1aよりも後側(施工時に棟側となる方)に後固定孔1bが厚み方向に貫通して形成されている。
設備固定部3は略ハット状に形成されるものであって、下向きに開口する断面略コ字状の載置部3aと、載置部3aの前側端部(軒側端部)に略垂直に突設される延出部3bと、載置部3aの後側端部(棟側端部)に略垂直に突設される押え部3cと備えている。また、載置部3aの上面部3dには係止孔4が形成されている。係止孔4は上面部3dを厚み方向に貫通して形成されている。また、係止孔4は上面部3dの幅方向(前後方向と直交する方向)の略中央部に形成されている。そして、係止孔4は、上面部3dの略中央部に形成される幅狭部4aと、幅狭部4aよりも後側に形成される幅広部4bとが連なって形成されている。幅狭部4aは幅広部4bよりも幅寸法が小さく形成されており、所謂、だるま孔に形成されている。また、幅広部4bと前固定孔1aとは上下に対向する位置に形成されている。さらに、押え部3cには厚み方向に貫通する差し込み孔7が形成されている。差し込み孔7と後固定孔1bとは上下に対向する位置に形成されている。
上記の本体固定部1と設備固定部3とは連結部5で連結されている。連結部5は本体固定部1の軒側端部(前端部)と設備固定部3の延出部3bの軒側端部(前端部)との間に一体的に形成されており、本体固定部1及び延出部3bとに略垂直に形成されている。本体固定部1と設備固定部3は上下に対向しており、本体固定部1と設備固定部3の隙間が差し込み空間6として形成されている。そして、連結部5の後側面、すなわち、差し込み空間6側の面が位置決め部2として形成されている。
そして、上記の支持具Aを用いて太陽電池モジュール等の屋根付加設備8を屋根面に固定するにあたっては、次のようにして行う。
まず、図2に示すように、支持具Aを屋根下地9の上に載置された屋根材10の上面に配置し、釘等の固定具11で固定する。屋根下地9は合板等の野地板12の上にアスファルトルーフィングなどのルーフィング13を敷設して形成されており、屋根材10はルーフィング13の上面に載置されている。屋根材10は金属製や粘土などの材料で平板状に形成されるものであって、図3に示すように、屋根材10はその前側略半分が暴露部10aとして形成されていると共に、後側略半分が非暴露部10bとして形成されている。非暴露部10bには複数の固定用穴14が設けられている。固定用穴14は屋根材10を厚み方向で貫通しない非貫通穴として形成されている。また、固定用穴14は前後方向に並んだ二個を一組とし、この組を横方向に複数個(例えば4個)並べて設けられている。そして、屋根材10の暴露部10aを、軒側に施工された屋根材10の非暴露部10bの上に載せることによって、軒棟方向に屋根材10の一部を上下に重ね合わせて配置する。また、支持具Aは、上に重ねた棟側の屋根材10の上に配置され、この屋根材10の前後方向に並ぶ固定用穴14,14に前固定孔1aと後固定孔1bがそれぞれ位置合わせされる。この後、前固定孔1a及び後固定孔1bを通して固定用穴14から屋根下地9に釘等の固定具11を打ち込むことによって、屋根材10を屋根下地9に固定すると共に支持具Aの本体固定部1を屋根材10の上面及び屋根下地9に固定する。ここで、前固定孔1aへは係止孔4の幅広部4bを通して固定具11が打ち込まれる。従って、固定具11の頭部の外径よりも幅広部4bの幅及び長さ寸法が大きく形成されている。また、後固定孔1bへは差し込み孔7を通して固定具11が打ち込まれる。従って、固定具11の頭部の外径よりも差し込み孔7の直径が大きく形成されている。
上記のようにして屋根材10及び屋根下地9に支持具Aを固定した後、さらに別の新たな屋根材10を支持具Aに取り付けて敷設する。この場合、新たな屋根材10は支持具Aに棟側から近づけて屋根材10の暴露部10aの軒側端部を差し込み空間6に差し込む。また、軒側の屋根材10の非暴露部10bの上に棟側の屋根材10の暴露部10aを載置する。また、図4に示すように、屋根材10の暴露部10aの前端面(軒側端面)を位置決め部2に当接する。このようにして支持具Aに対して屋根材10を位置決めして棟側に敷設することができる。この後、新たな屋根材10を上記と同様にして固定具11で屋根下地9に固定すると共に支持具Aを屋根下地9及び屋根材10の上に固定する。このようにして複数の屋根材10を軒棟方向及びこれに直交する方向に並べて敷設し、これと並行して複数の支持具Aも屋根材10の上面に配設することによって、屋根を形成することができる。
上記の場合、支持具Aの配置位置は屋根材10に対して一定となって規則正しく並んで配置される。従って、支持具Aがバランスよく配置でき、一個当たりの耐力が略同等となって集中荷重を少なくすることができる。また、屋根材10の固定具11が打ち込まれる個所は、棟側の屋根材10の暴露部10aで覆われるため防水的に有利となる。従って、太陽電池モジュール等の屋根付加設備8を施工した後でも、屋根材10が本来持つ防水機能が損なわれないようにすることができる。また、支持具Aが屋根付加設備8に覆われて大きく露出することがなく、支持具Aを隠すためのカバー材等の部材や施工手間が不要となるものである。また、支持具Aは固定用穴14を基準にして取り付けることができ、位置決めのための墨打ちが不要となるものである。また、屋根材10の施工と同時に支持具Aの配設もできるため、屋根材10の施工後は屋根付加設備8の設置作業のみとなり、施工を軽減することができる。さらに、支持具Aの本体固定部1の上面を屋根材10の下面に接触させ、設備固定部3の延出部3bと押え部3cの下面を屋根材10の上面に接触させ、さらに屋根材10の軒側端面(小口面)を位置決め部2に当接することにより、支持具Aと屋根材10との隙間を少なくすることができ、強風時に支持具Aにかかる揚力を分散することができる。
次に、支持具Aへの屋根付加設備8の固定について説明する。ここでは、屋根付加設備8として太陽電池モジュール8aを例示するが、これに限定されるものではない。この太陽電池モジュールは、図5に示すように、光を受けて発電する本体部16と、本体部16の全周にわたって突設された断面略L字状の載置片17が形成されている。また、太陽電池モジュール8aの軒側端部に設けた載置片17と棟側端部に設けた載置片17との距離は、太陽電池モジュール8aの固定間距離Lであって、軒棟方向に一直線上に並ぶ支持具A、Aの距離Pと略同等に形成されている。また、太陽電池モジュール8aの幅寸法(軒棟方向と直交する方向の寸法)は屋根材10の働き幅の整数倍にすることができ、太陽電池モジュール8aの長さ寸法(軒棟方向の寸法)は屋根材10の働き長さ寸法の整数倍にすることができる。
そして、まず、屋根材10に固定した支持具Aに固定用ボルト18を設ける。固定用ボルト18はその頭部を係止孔4の幅広部4bに上から差し込んだ後、幅狭部4aにスライド移動させることによって、幅狭部4aに固定用ボルト18の軸部を係止して取り付けることができる。この場合、固定用ボルト18の頭部は幅狭部4aの下面側開口縁部に係止されている。
次に、複数の太陽電池モジュール8aを軒棟方向に並ぶ支持具A、Aの間に架け渡すようにして配置する。この場合、支持具Aの載置部3aの上面部3dに載置片17を載置するようにする。また、一つの支持具Aの載置部3aには、その軒側に配置される太陽電池モジュール8aの棟側の載置片17と、棟側に配置される太陽電池モジュール8aの軒側の載置片17との両方が載置される。一つの支持具Aの載置部3a上に載せた載置片17,17は固定用ボルト18を挟んで軒側と棟側に位置している。
次に、軒棟方向で隣接する太陽電池モジュール8a、8aの間に結合部材19を配設する。結合部材19は下面が開口する断面略コ字状で長尺に形成されている。そして、固定用ボルト18を挟んで軒側と棟側に位置する載置片17,17にわたって結合部材19を配置すると共に結合部材19を上下に貫通してその上面に固定用ボルト18の上部を突出させる。この後、固定用ボルト18の上部にナット20を締結することによって、ナット20で結合部材19を下側に押圧する。このようにして太陽電池モジュール8aを支持具Aに固定することができる。そして、複数の太陽電池モジュール8aを支持具Aに固定していくことによって、図6に示すように、屋根面に複数の太陽電池モジュール8aを固定することができる。
図7に支持具Aの他の実施の形態を示す。この支持具Aは、押え部3cの差し込み孔7の直径が固定具11の頭部の直径よりも小さく形成されている。その他の構成は図1のものと同様である。
この支持具Aは以下のようにして施工される。まず、図8に示すように、上記と同様にして屋根下地9の上に載置された屋根材10の上面に支持具Aを配置し、釘等の固定具11で固定する。ここで、支持具Aは、上に重ねた棟側の屋根材10の上に配置され、この屋根材10の前後方向に並ぶ固定用穴14,14に前固定孔1aと後固定孔1bがそれぞれ位置合わせされる。この後、前固定孔1aのみを通して固定用穴14から屋根下地9に釘等の固定具11を打ち込むことによって、屋根材10を屋根下地9に固定すると共に支持具Aの本体固定部1を屋根材10の上面に固定する。次に、上記と同様にして、さらに別の新たな屋根材10を支持具Aに取り付けて敷設する。この場合、新たな屋根材10は支持具Aに棟側から近づけて屋根材10の暴露部10aの軒側端部を差し込み空間6に差し込むようにする。また、屋根材10の暴露部10aの前端面(軒側端面)を位置決め部2に当接する。次に、差し込み孔7から釘等の固定具11を差し込み空間6に差し込んだ屋根材10の軒側端部に打ち込む。この固定具11は上側(棟側)の屋根材10を貫通し、支持具Aの後固定孔1bを通って下側(軒側)の屋根材10の固定用穴14に打ち込まれ、この屋根材10を貫通して屋根下地9に打入される。このようにして支持具Aに対して屋根材10を位置決めして棟側に敷設することができる。
図8に示す実施の形態では、棟側に敷設された屋根材10に支持具Aを固定することができると共にこの屋根材10の軒側端部を固定具11で屋根下地9に固定できるため、支持具A及び棟側の屋根材10の固定強度を向上させることができるものである。
図9に支持具Aの他の実施の形態を示す。この支持具Aは、鋼板等の金属板を折り曲げ加工等することによって形成されている。また、この支持具Aは、本体固定部1と位置決め部2と設備固定部3とを備えて形成されている。
本体固定部1は略平板状に形成されるものであって、本体固定部1を厚み方向に貫通する前固定孔1aと後固定孔1bとが前後方向に並べて形成されている。
設備固定部3は、略平板状に形成される載置部3aと、載置部3aの前側端部(軒側端部)に略垂直下方に突設される延出部3bと、延出部3bの下端に略垂直前方に突出される脚片3eとを備えている。また、載置部3aには係止孔4が形成されている。係止孔4は載置部3aを厚み方向に貫通して形成されている。また、係止孔4は載置部3aの略中央部に形成されている。
上記の本体固定部1と設備固定部3とは連結部5で連結されている。連結部5は本体固定部1の軒側端部(前端部)と設備固定部3の載置部3aの軒側端部(前端部)との間に一体的に形成されており、本体固定部1及び載置部3aとに略垂直に形成されている。設備固定部3は本体固定部1の前側(軒側)に形成されている。そして、連結部5の後側面、すなわち、本体固定部1側の面が位置決め部2として形成されている。
この支持具Aは以下のようにして施工される。まず、図10に示すように、上記と同様にして屋根下地9の上に載置された屋根材10の上面に支持具Aを配置し、釘等の固定具11で固定する。ここで、支持具Aは、上に重ねた棟側の屋根材10の上に配置され、この屋根材10の前後方向に並ぶ固定用穴14,14に前固定孔1aと後固定孔1bがそれぞれ位置合わせされる。この後、前固定孔1a及び後固定孔1bを通して固定用穴14から屋根下地9に釘等の固定具11を打ち込むことによって、屋根材10を屋根下地9に固定すると共に支持具Aの本体固定部1を屋根下地9及び屋根材10の上面に固定する。次に、上記と同様にして、さらに別の新たな屋根材10を支持具Aに取り付けて敷設する。この場合、新たな屋根材10は支持具Aに棟側から近づけて、軒側の屋根材10の非暴露部10bに新たな屋根材10の暴露部10aを載置する。また、新たな屋根材10の暴露部10aの前端面(軒側端面)を位置決め部2に当接する。このようにして支持具Aに対して屋根材10を位置決めして棟側に敷設することができる。この後、新たな屋根材10を上記と同様にして固定具11で屋根下地9に固定すると共に支持具Aの本体固定部1を屋根下地9及び屋根材10の上に固定する。このようにして複数の屋根材10を軒棟方向及びこれに直交する方向に並べて敷設し、これと並行して複数の支持具Aも屋根材10の上面に配設することによって、屋根を形成することができる。
次に、支持具Aへの屋根付加設備8の固定について説明する。屋根付加設備8として上記と同様の太陽電池モジュール8aを例示するが、これに限定されるものではない。上記と同様に、太陽電池モジュール8aの軒側端部に設けた載置片17と棟側端部に設けた載置片17との距離は、太陽電池モジュール8aの固定間距離Lであって、軒棟方向に一直線上に並ぶ支持具A、Aの距離Pと略同等に形成されている。また、太陽電池モジュール8aの幅寸法(軒棟方向と直交する方向の寸法)は屋根材10の働き幅の整数倍にすることができ、太陽電池モジュール8aの長さ寸法(軒棟方向の寸法)は屋根材10の働き長さ寸法の整数倍にすることができる。
そして、まず、屋根材10及び屋根下地9に固定した支持具Aに固定用ボルト18を設ける。固定用ボルト18はその軸部を係止孔4に下から差し込んで係止して取り付けることができる。この場合、固定用ボルト18の頭部は係止孔4の下面側開口縁部に係止されている。次に、上記と同様にして、複数の太陽電池モジュール8aを軒棟方向に並ぶ支持具A、Aの間に架け渡すようにして配置する。この場合、支持具Aの載置部3aに載置片17を載置するようにする。また、一つの支持具Aの載置部3aには、その軒側に配置される太陽電池モジュール8aの棟側の載置片17と、棟側に配置される太陽電池モジュール8aの軒側の載置片17との両方が載置される。一つの支持具Aの載置部3a上に載せた載置片17,17は固定用ボルト18を挟んで軒側と棟側に位置している。
次に、上記と同様にして、軒棟方向で隣接する太陽電池モジュール8a、8aの間に結合部材19を配設する。そして、固定用ボルト18を挟んで軒側と棟側に位置する載置片17,17にわたって結合部材19を配置すると共に結合部材19を上下に貫通してその上面に固定用ボルト18の上部を突出させる。この後、固定用ボルト18の上部にナット20を締結することによって、ナット20で結合部材19を下側に押圧する。このようにして太陽電池モジュール8aを支持具Aに固定することができる。
A 支持具
1 本体固定部
2 位置決め部
3 設備固定部
4 係止孔
5 連結部
8 屋根付加設備
9 屋根下地
10 屋根材
11 固定具



Claims (7)

  1. 屋根材を固定するための固定具により前記屋根材とともに屋根下地に固定される本体固定部と、前記屋根材の棟側に配置される屋根材の軒側先端が当接して前記棟側に配置される屋根材を位置決めするための位置決め部と、屋根付加設備を固定するための設備固定部とを備え、前記屋根付加設備の固定間距離と同等の距離を設けて複数配設されることを特徴とする屋根付加設備の支持具。
  2. 前記支持具は、前記本体固定部の上方に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の軒側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成されることを特徴とする請求項1に記載の屋根付加設備の支持具。
  3. 前記支持具は、前記本体固定部の軒側に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の棟側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成されることを特徴とする請求項1に記載の屋根付加設備の支持具。
  4. 屋根材を固定するための固定具により前記屋根材とともに屋根下地に固定される本体固定部と、前記屋根材の棟側に配置される屋根材の軒側先端が当接して前記棟側に配置される屋根材を位置決めするための位置決め部と、屋根付加設備を固定するための設備固定部とを備え、前記本体固定部の上方に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の軒側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成されて支持具が形成され、前記棟側に配置される屋根材の軒側端部が前記本体固定部と前記設備固定部との間に差し込まれると共に前記棟側に配置される屋根材の軒側先端が位置決め部に当接されて位置決めされ、前記屋根付加設備の固定間距離と同等の距離を設けて複数の支持具が配設され、前記設備固定部に前記屋根付加設備が固定されることを特徴とする屋根付加設備の施工構造。
  5. 屋根材を固定するための固定具により前記屋根材とともに屋根下地に固定される本体固定部と、前記屋根材の棟側に配置される屋根材の軒側先端が当接して前記棟側に配置される屋根材を位置決めするための位置決め部と、屋根付加設備を固定するための設備固定部とを備えて支持具が形成され、前記本体固定部の軒側に前記設備固定部が形成され、前記本体固定部の軒側端部と前記設備固定部の棟側端部とが連結部により連結され、前記連結部が前記位置決め部として形成され、前記棟側に配置される屋根材はその軒側先端が位置決め部に当接されて位置決めされ、前記屋根付加設備の固定間距離と同等の距離を設けて複数の支持具が配設され、前記設備固定部に前記屋根付加設備が固定されることを特徴とする屋根付加設備の施工構造。
  6. 前記施工構造において、前記屋根材には複数の固定用穴が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の屋根付加設備の施工構造。
  7. 前記施工構造において、前記棟側に配置される屋根材の軒側端部が固定具により固定されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の屋根付加設備の施工構造。
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