JP5601923B2 - 屋根外設材の取付方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明の第1課題は、従来の固定方法とは異なりスレート等の屋根材に貫通穴を設けることなく且つシーリング等による防水を不要とし、新築時又はリフォーム時のいずれにも対応することができ、取付施工が容易で屋根材の踏み割れリスクも低減することができる屋根外設材の取付方法を提供することを目的とする。
また、本発明の第2課題は、屋根外設材の下の屋根材に集中する荷重の分散化を図り、大型架台を設置した場合でも屋根材が割れるリスクを回避することができる屋根外設材の取付方法を提供することを目的とする。
本実施例では、屋根外設材の一例として屋根架台用金具の取付方法について説明するが、本発明に使用できる屋根外設材としては屋根に設置される雪止め金具等の金具類も含まれる。また、本実施例では、リフォーム時における取付方法の一例を説明するが、本発明は新築時においても一部の作業内容を変更すれば容易に適用できることは明らかであるため、新築時の実施例の説明については省略する。
図1は屋根材を敷設した屋根の一例を示す説明図である。屋根Aには、野地板10の軒先部よりルーフィング(図示せず)を介して第1列目の屋根材11を複数横方向に並べて配設し、第1列目の屋根材の上側に第2列目の屋根材11を複数横方向に並べて配設し、第2列目の屋根材11の上側に第3列目の屋根材11を複数横方向に並べて配設し、更に順次配設することにより屋根材11が重合式に敷設されている。この屋根材11は、例えばカラーベスト等の平板状のタイプのものから構成され、横方向の長さは例えば約910mmに構成されている。
(1)既設の屋根材11に屋根外設材Bの設置位置を決めて設置マークを付ける。
ここで、屋根外設材の一例について図6及び図7を参酌しながら説明する。図に示すように、屋根外設材Bは、本体部20と支持部21と固定部23から構成される。屋根外設材Bの本体部20の厚みは、屋根材11の厚み(例えば5mm)と合わせておくことが好ましい。本体部20に曲げ強度を補完するためのリブ形状(図示省略)を形成した場合には、同リブの高さを屋根材11の厚みと同様に合わせておく。このように厚みを合わせておくことにより、設置後に屋根材11の踏み割れリスクを低減することができる。屋根外設材Bの下端部には、所定の架台を固定するのに用いる取付孔22を備えた支持部21が形成されている。一方、屋根外設材Bの上端部には、釘孔24を備えた固定部23が形成されている。
(2)その設置マークを付けた屋根材11の上段に位置する屋根材11を所定の施工要領に従って抜き取る(図2参照)。
例えば、破損した屋根材を差し替える際に使用するスレーターズリッパーを用いて屋根材を引き抜く方法が一般的に行われている。抜き取った屋根材11は、屋根外設材Bの設置後に戻すため保管しておく。
(3)その抜き取りにより露出した設置マークを付けた屋根材11の側端部を屋根外設材Bの幅寸法に合わせて切断して切欠部を設ける(図3参照)。
ここで、切断する際、下部にあるルーフィングを傷つけないようにするため、屋根材11の下に養生板等を挿入しサンダー等で切り取るのが好ましい。
(4)その切欠部によって隣接する屋根材11との間に形成された設置個所12に屋根外設材Bを配設し、その固定部23を釘等の固着具により固定する(図4参照)。
その際、屋根外設材Bの下端と切断した屋根材11の下端を揃えておくことが好ましい。
(5)抜き取った屋根材11を所定の施工要領に従って復旧する(図5参照)。
(6)以降、上記(1)〜(5)の作業手順を設置マークを付けた箇所において繰り返し施工する。
本実施例では、屋根外設材の下の屋根材に集中する荷重の分散化を図るために、屋根外設材が取付金具と横桟木状部材から構成される点に特徴を有する。ここで、屋根に設置する取付金具の取付方法については、上述した第1実施例の屋根外設材の取付方法と同様であり、この取付金具に連結される横桟木状部材の取付工程が追加された改良部分となる。以下、取付金具と横桟木状部材の具体例について説明する。
取付金具と横桟木状部材から構成される屋根外設材の一例について図8乃至図10を参酌しながら説明する。図8は横桟木状部材を併用する屋根外設材の一例を示す斜視図、図9は図8に示す屋根外設材の側面図である。
屋根外設材Cの取付金具30は、本体部31と支持部32と固定部33から構成される。取付金具30の本体部31の厚みは、屋根材の厚み(例えば5mm)と合わせておくことが好ましい。本体部31に曲げ強度を補完するためのリブ形状(図示省略)を形成した場合には、同リブの高さを屋根材の厚みと同様に合わせておく。このように厚みを合わせておくことにより、設置後に屋根材の踏み割れリスクを低減することができる。取付金具30の下端部には、横桟木状部材40を支持する(屋根流れ方向にかかる力を留める)ために用いる支持部32が形成されている。一方、取付金具30の上端部には、釘孔34を備えた固定部33が形成されている。
図8に示すように、横桟木状部材40は、屋根に固定された少なくとも2個の取付金具30に亘り連結させて設置され、屋根材にかかる荷重を分散するようにしている。これにより、大型架台を設置した場合でも屋根材が割れるリスクを回避することができる。
横桟木状部材40の底面部には、図10に示すように、取付金具30に連結する連結部41と、横桟木状部材40の幅方向に沿って多数の排水用の溝部42(四角形状)が形成されている。また、取付金具30の本体部31の厚みが屋根材の厚みよりも大きい場合でも、連結部41に形成された凹部により取付金具30の本体部31に直接荷重がかかることはない。
横桟木状部材40は、例えば、最短長さ1mの横桟木状の鋼材を採用することができるが、長さ及び材質はこれらに限定されるものではない。このように、横桟木状部材40を併用することで屋根材にかかる荷重が分散される。また、取付金具の設置位置は屋根水平方向に対し概ね455mm〜500mm間隔で設けられている垂木上に限定されず、設置位置の自由度が増えることから作業の簡素化が図られる。
横桟木状部材50は、上述した実施例と同様に屋根に固定された少なくとも2個の取付金具30に亘り連結させて設置され、屋根材にかかる荷重を分散するものである。
横桟木状部材50の底面部には、図11及び図12に示すように、取付金具30に連結する連結部51と、横桟木状部材50の幅方向に沿って多数の排水用の溝部52(波型形状)が形成されている。また、上述した実施例と同様に取付金具30の本体部31の厚みが屋根材の厚みよりも大きい場合でも、連結部51に形成された凹部により取付金具30の本体部31に直接荷重がかかることはない。
なお、横桟木状部材の底面部に形成される排水用の溝部の形状は、上述した四角形状、波型形状に限定されるものではない。
B 屋根外設材
C 屋根外設材
10 野地板
11 屋根材
12 設置個所
20 本体部
21 支持部
22 取付孔
23 固定部
24 釘孔
30 取付金具
31 本体部
32 支持部
33 固定部
34 釘孔
40 横桟木状部材
41 連結部
42 溝部
50 横桟木状部材
51 連結部
52 溝部
Claims (6)
- 野地板に平板状の屋根材を重合式に敷設して成る屋根に屋根外設材を取り付ける屋根外設材の取付方法であって、新築時においては、屋根外設材の設置位置を決めて設置マークを付けその設置マークを基準に屋根材の割り付けを決定した後、前記設置マーク付近に位置する屋根材の側端部を屋根外設材の幅寸法に合わせて切断して切欠部を設け、その切欠部によって隣接する屋根材との間に形成された設置個所に前記屋根外設材を配設しその固定部を固着具により固定することを特徴とする屋根外設材の取付方法。
- 野地板に平板状の屋根材を重合式に敷設して成る屋根に屋根外設材を取り付ける屋根外設材の取付方法であって、リフォーム時においては、既設の屋根材に屋根外設材の設置位置を決めて設置マークを付け、その設置マークを付けた屋根材の上段に位置する屋根材を所定の施工要領に従って抜き取った後、その抜き取りにより露出した前記設置マークを付けた屋根材の側端部を屋根外設材の幅寸法に合わせて切断して切欠部を設け、その切欠部によって隣接する屋根材との間に形成された設置個所に屋根外設材を配設しその固定部を固着具により固定し、抜き取った屋根材を所定の施工要領に従って復旧することを特徴とする屋根外設材の取付方法。
- 前記屋根外設材の本体部の厚みは前記屋根材の厚みと合わせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の屋根外設材の取付方法。
- 野地板に平板状の屋根材を重合式に敷設して成る屋根に屋根外設材を取り付ける屋根外設材の取付方法であって、前記屋根外設材は取付金具と横桟木状部材から構成され、新築時においては、前記取付金具の設置位置を決めて設置マークを付けその設置マークを基準に屋根材の割り付けを決定した後、前記設置マーク付近に位置する屋根材の側端部を前記取付金具の幅寸法に合わせて切断して切欠部を設け、その切欠部によって隣接する屋根材との間に形成された設置個所に前記取付金具を配設しその固定部を固着具により固定し、このように固定された少なくとも2個の前記取付金具に亘り前記横桟木状部材を連結させて設置することを特徴とする屋根外設材の取付方法。
- 野地板に平板状の屋根材を重合式に敷設して成る屋根に屋根外設材を取り付ける屋根外設材の取付方法であって、前記屋根外設材は取付金具と横桟木状部材から構成され、リフォーム時においては、既設の屋根材に前記取付金具の設置位置を決めて設置マークを付け、その設置マークを付けた屋根材の上段に位置する屋根材を所定の施工要領に従って抜き取った後、その抜き取りにより露出した前記設置マークを付けた屋根材の側端部を前記取付金具の幅寸法に合わせて切断して切欠部を設け、その切欠部によって隣接する屋根材との間に形成された設置個所に前記取付金具を配設しその固定部を固着具により固定し、このように固定された少なくとも2個の前記取付金具に亘り前記横桟木状部材を連結させて設置し、抜き取った屋根材を所定の施工要領に従って復旧することを特徴とする屋根外設材の取付方法。
- 前記取付金具の本体部の厚みは前記屋根材の厚みと合わせるように形成し、前記横桟木状部材の屋根材と接する側の下面に当該横桟木状部材の幅方向に沿って排水用溝が形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の屋根外設材の取付方法。
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