JP5953625B2 - ソーラーシステムの取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根に固定される支持金具にソーラーシステムを取り付けるソーラーシステムの取付方法に関する。
従来から、ソーラー発電パネルやソーラー温水パネルなどの太陽光パネルを備えるソーラーシステムは、建物の屋根に設置されていることが多い。このようにソーラーシステムが建物の屋根に設置される場合、ソーラーシステムと建物の屋根との間には、ソーラーシステムを支持するための支持金具が設けられる。そして、ソーラーシステムは、支持金具にボルトとナットとにより(以下において、「締結具」と称する。)強固に締結されて、建物の屋根に設置される。
また、支持金具は、固定されるソーラーシステムが風圧などによる浮き上がり力を受けるため、ボルトや釘等の固定具によりしっかりと屋根に固定される必要がある。一方で、支持金具を屋根に固定する場合、固定具が挿通する孔に雨水が浸入することを防止する必要がある。
そのため、近年のソーラーシステムにおいて、下記特許文献に開示されるように、支持金具を上方から覆うカバー部材を設け、固定具が挿通する孔に雨水が浸入することを防止している。
また、下記特許文献に開示のカバー部材によれば、屋根とカバー部材との隙間をなくすために、締結具で支持金具に締結されている。
特開2006−52529号公報
しかし、上記特許文献に記載のソーラーシステムは、ソーラーシステムを支持金具に締結する作業のほかに、カバー部材を支持金具に締結する作業が必要であった。そのため、カバー部材の締結作業が、ソーラーシステムの取り付け作業数を増加させて、ソーラーシステムの取り付け作業を煩雑にさせていた。
本発明は、前記の問題を解決するために創作されたものであり、取り付け作業が容易であり、かつ、高い防水機能を発揮するソーラーシステムの取付方法を提供することを課題とする。
本発明に係るソーラーシステムの取付方法は、傾斜する屋根に固定された支持金具と、前記支持金具に締結具で締結されたソーラーシステムと、前記支持金具と前記ソーラーシステムとの間に設置されて前記支持金具を被覆する支持金具カバーと、を備えるソーラーシステムの取付方法であって、前記屋根は、屋根下地上に複数のスレートが敷設されて構成され、前記各スレートの水下側の端部が水下側に敷設された前記スレート上に重ね合わせられて、前記各スレートの水下側の部位が露出するとともに前記屋根の屋根面が段状を成し、前記支持金具及び前記支持カバーは、単一の前記スレートの露出している部位の上に設置され、前記支持金具カバーは、前記支持金具を覆い前記スレート側に開口するカバー本体と、前記カバー本体の開口周縁に延設された周縁部と、前記周縁部の前記スレート側面に設置された防水シールと、を有し、前記屋根に固定された前記支持金具に前記支持金具カバーを被せる被せ工程と、前記支持金具カバー上に前記ソーラーシステムを配置する配置工程と、前記締結具で前記支持金具と前記ソーラーシステムとを締結する締結工程と、を備え、前記締結工程の前の状態では、前記カバー本体と前記支持金具との間に隙間を有し、前記締結工程において、前記ソーラーシステムが前記支持金具カバーを押圧、前記防水シールが圧縮されて前記カバー本体が前記支持金具に当接することを特徴とする。
前記する発明によれば、締結具によりソーラーシステムを支持金具に締結する作業により、ソーラーシステムを支持金具に固定できるとともに、防水シールが圧縮されて屋根とカバー部材との隙間がなくなり防水を図れる。
そのため、カバー部材を締結する作業が不要となり、ソーラーシステムの取り付け作業を簡易化できるとともに、高い防水機能を発揮できる。
また、前記支持金具カバーの周縁部は、水下側に排水口が形成されていることが好ましい。
前記する構成によれば、排水口が形成されているため、金具支持カバーの内部と外部とが連通している。そのため、万が一、金具支持カバー内に雨水が浸入したとしても、雨水を自重により排出することができる。
また、前記支持金具カバーのカバー本体は、水上側に形成された面が中央部から側部に向かうほど水上側から水下側に傾斜した傾斜面となっていることが好ましい。
前記する構成によれば、支持金具カバーは水上側に傾斜面を有する。そのため、支持金具カバーは、屋根に沿って水上側から支持金具カバーに向かって流れる雨水を溜めることなく排水できる。
また前記複数のスレートは、水下側の端部を水下側に敷設された前記被覆材上に重ね合わせ、前記屋根下地に対し傾斜させて空間が形成されるように敷設され、前記空間には、前記空間の勾配形状に合わせた防水部材が敷設され、前記支持金具は、前記スレート及び前記防水部材を貫通して前記屋根下地に打ち込まれた固定具により固定されていることが好ましい。
記する構成によれば、スレートの下方の空間に空間の勾配形状に合わせた防水部材が敷設されているため、スレートと防水部材との間及び防水部材と屋根下地との間に隙間がなく、スレートの撓みや、固定具の打ち込みによる割れを抑制できる。
前記防水部材は、取り外し可能な目印部材を有し、前記目印部材は、前記防水部材の上方に敷設されるスレートの水下側端部よりも水下側に延出して露出していることが好ましい。
前記する構成によれば、防水部材の上にスレートを敷設したとしても、露出している目印部材により、防水部材の位置を認識することができる。そのため、防水部材の位置、すなわち、支持金具の設置位置を容易に確認することができる。
本発明によれば、取り付け作業が容易であり、かつ、高い防水機能を発揮するソーラーシステムの取付方法を提供することができる。
ソーラーシステムを備える屋根の平面図である。 図1のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 (a)は、支持金具カバーの平面図、(b)は、図7(a)のVI―VI断面図である。 ソーラーシステムの取付方法の手順を4段階に分けて説明するための説明図であり、(a)は第1段階の平面図、(b)は第2段階の平面図である。 (a)は図8(a)のVII−VII線断面図、(b)は図8(b)のVIII−VIII線断面図である。 ソーラーシステムの取付方法の手順を4段階に分けて説明するための説明図であり、(a)は第3段階の平面図、(b)は第4段階の平面図である。 (a)は図10(a)のIX−IX線断面図、(b)は図10(b)のX−X線断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、勾配屋根上にソーラーシステムを取り付ける場合を例に挙げて説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、方向を説明する場合、勾配の上側を「水上側」と称し、勾配の下側を「水下側」と称する。
図1は、ソーラーシステムを備える屋根の平面図である。図2は、図1のI−I線断面図である。図3は、図1のII−II線断面図である。図4は、図1のIII−III線断面図である。
図1に示すように、ソーラーシステム1は、例えば、太陽光を利用して発電を行なう太陽光発電装置であり、複数の支持金具10を介して、屋根R上に設置されている。ソーラーシステム1は、屋根Rの表面から上方に離間した位置に整列配置された複数のソーラー発電パネル2と、ソーラー発電パネル2を支持する下地フレーム3とを有している。
なお、本実施形態では、屋根Rに設置されるソーラーシステム1として、太陽光発電装置を用いて説明しているが、本発明はこれに限らず、太陽光を利用して水や不凍水などを温める太陽熱温水器などであってもよい。
ソーラー発電パネル2は、太陽光を受けて発電を行なう部材である。ソーラー発電パネル2は、図1に示すように、下地フレーム3上に固定されて、屋根Rの勾配方向と、屋根Rの表面に沿って勾配方向と直交する左右方向とに沿って、それぞれ複数枚配置されて屋根Rを覆っている。
なお、屋根Rに設置されるソーラーシステム1が太陽熱温水器の場合、ソーラー発電パネル2に替えて、太陽光で温水を生成するソーラー温水パネル(図示しない)を設置してもよい。
下地フレーム3は、図1に示すように、左右方向に互いに間隔を空けて、勾配方向に沿って延在して配置されている。そして、下地フレーム3は、2本一組となって、勾配方向に配列するソーラー発電パネル2を支持している。
図3に示すように、下地フレーム3は、アルミニウム製またはステンレス製のプレート、あるいは防錆処理が施された鋼製プレートを屈曲させて、上向きに開口する断面視略コ字状に形成されている。
下地フレーム3の側面には、ソーラー発電パネル2を取り付けるための締結具Tを貫通させる貫通孔(図示しない)が形成されている。
また、下地フレーム3の下面中央部には、上方に窪む凹部3aが形成されている。この凹部3aにより、下地フレーム3の下面の剛性が高められている。凹部3aには、支持金具10に固定されるための締結具Tを貫通させる貫通孔(図示しない)が形成されている。
そして、下地フレーム3には、図2及び図3に示すように、ソーラー発電パネル2を下地フレーム3に固定するための固定金具4が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、固定金具4は、下地フレーム3の内部に配置されたベース金具41と、勾配方向に隣り合うソーラー発電パネル2同士の間に配置された下押さえ金具42及び上押さえ金具43とを有している。
そのほか、図4に示すように、固定金具4は、下地フレーム3の水下側端部に、化粧カバー44と落下防止部材45とを有している。
図3に示すように、ベース金具41は、下向きに開口する断面視略コ字状の部材である。ベース金具41は、側面の両側に、下地フレーム3に固定されるための締結具Tを貫通させる貫通孔(図示しない)が形成されており、下地フレーム3の内部で左右方向から締結具Tにより締結されている。
さらに、ベース金具41の上面には、下押さえ金具42及び上押さえ金具43を固定するための締結具Tを貫通させる貫通孔(図示しない)が形成されている。
図2に示すように、下押さえ金具42は、下向きに開口する下溝部42aと、その下溝部42aの両開口端から外向きに延出するフランジ42b、42bを有する部材である。
また、上押さえ金具43は、上向きに開口する上溝部43aと、その上溝部43aの両開口端から外向きに延出するフランジ43b、43bを有する部材である。
また、下押さえ金具42の下溝部42aの上面と、上押さえ金具43の上溝部43aの下面とには、ベース金具41に固定されるための締結具Tに貫通される貫通孔(図示しない)が形成されている。
そして、下押さえ金具42と上押さえ金具43とは、下溝部42aの上面と上溝部43aの下面とを当接するように組み合わせて、締結具Tによりベース金具41の上方に締結されている。
これにより、図2に示すように、下押さえ金具42と上押さえ金具43とが一体となって、水上側及び水下側に開口する断面視略コ字状を構成している。そして、この下押さえ金具42と上押さえ金具43とにより、ソーラー発電パネル2の上端又は下端を挟持して、ソーラー発電パネル2を下地フレーム3上に固定している。
図4に示すように、化粧カバー44は、上溝部43aの側壁に沿って延在する係合部44aと、係合部44aの上端からフランジ43bに沿って水下側に延出する上壁部44bと、上壁部44bの水下側端部から下方に延出して下地フレーム3の上面に到達する横壁部44cと、横壁部44cの下端から下地フレーム3の上面に沿って水下側に延出するフランジ44dと、フランジ44dの水下側端部から屋根Rに向かって延出する水切り部44eとを有している。
係合部44aは、上押さえ金具43に係合して、風圧により化粧カバー44が捲り上がることを防止するための部位である。
上壁部44bと横壁部44cとは、下押さえ金具42の水下側のフランジ42bと、上押さえ金具43との水下側のフランジ43bとを被覆するための部位である。
フランジ44dには、下地フレーム3の上面に固定されるためのビスが貫通する孔部(図示しない)が形成されている。そして、フランジ44dの孔部(図示しない)にビスが貫通して、下地フレーム3の上面にフランジ44dが固定されている。
水切り部44eは、下地フレーム3の水下側端部を覆って、下地フレーム3内に雨水が浸入することを防止している。
落下防止部材45は、図4に示すように、鋼板を折り曲げて形成された略L字状の部材である。落下防止部材45は、下地フレーム3に固定されて、下地フレーム3に固定された下押さえ金具42のフランジ42bの端部に当接している。
また、この落下防止部材45は、下押さえ金具42と上押さえ金具43とに挿通する締結具Tをベース金具41に締結する前に、下地フレーム3に固定されている。
そのため、下押さえ金具42と上押さえ金具43とを挿通する締結具Tをベース金具41に締結する場合に、下押さえ金具42のフランジ42bを落下防止部材45に当接させながら固定することができ、作業中に誤って、下押さえ金具42と上押さえ金具43と締結具Tとが屋根Rから落下することを防止できる。
図5は、図1のIV−IV線断面図である。図6は、図1のV−V線断面図である。
次に、屋根Rについて説明する。実施形態における屋根Rは、図1に示すように、屋根下地R1と、屋根下地R1を被覆する複数のスレートSとから構成されている。ここで、被覆材であるスレートSは、例えば、粘板系、セメント系、金属系等の板状部材の中から適宜選択して用いることができる。
また、スレートSは、図5に示すように、水下側端部を、水下側に隣接して敷設されたスレートS上に重ね合わせて、屋根下地R1に対し傾斜させて空間U(図2参照)が形成されるように敷設されている。なお、図5に示すように、空間Uのうち、上方に支持金具10が設置される空間Uには、防水部材30が敷設されている。
また、屋根下地R1は、図2及び図3に示すように、面材R2と、面材R2を支持する垂木R3とを備えている。なお、面材R2は、構造用合板などの野地面材である。
図5及び図6に示すように、支持金具10は、下向きに開口する断面視略コ字状の支持部11と、支持部11の両開口端から外向きに延出する被固定部12とを有している。
図5に示すように、支持部11の上面には、下地フレーム3を固定させるための締結具Tを貫通させる貫通孔11aが形成されて、締結具Tにより下地フレーム3が締結されている。
また、支持部11の上面は、勾配方向に平行となるように形成されており、締結された下地フレーム3を勾配方向に延在するように支持している。
なお、本実施形態において、締結具Tの締結に座金Zを用いており、締結具Tによる固定を強固なものとしている。
図5に示すように、被固定部12には、屋根Rに固定されるための固定具Kに貫通される貫通孔12aが形成されている。そして、貫通孔12aを貫通して屋根Rに打ち込まれた固定具Kにより、被固定部12が屋根R上に固定されている。
なお、固定具Kは、打ち込まれたことにより屋根Rに形成された孔部K1を挿通して、2枚のスレートSと防水部材30と面材R2とを貫通している。
図7(a)は、支持金具カバーの平面図であり、図7(b)は支持金具カバーの側面図である。
図7に示すように、支持金具カバー20は、屋根R側に開口するカバー本体21と、カバー本体21の開口周縁に延設された周縁部22と、周縁部22の屋根R側の面に設置された防水シール23とを有している。
カバー本体21は、内部に支持金具10を被覆可能な空間を有し、屋根Rに固定される支持金具10を覆うように屋根R上に設置されている。なお、カバー本体21の上部には、平坦面21aが形成されている。
図7(b)に示すように、カバー本体21は、支持金具10を被覆するように屋根Rに設置された場合、支持金具10の支持部11と平坦面21aとの間が隙間Wを有するように形成されている。なお、隙間Wとは、締結具Tの締結によって、防水シール23が圧縮する厚みに対応している。
また、平坦面21aには、支持金具10とソーラーシステム1とを締結するための締結具Tを貫通させる貫通孔21bが形成されている。なお、平坦面21aは、屋根Rに設置された場合に、勾配方向に平行となるように形成されている。
そして、図5、図6に示すように、カバー本体21は、貫通孔21bを貫通する締結具Tにより締結された支持金具10とソーラーシステム1との間に平坦面21aが挟まれて、屋根R上に固定されている。
さらに、カバー本体21は、屋根Rに設置された場合に水上側を向く面に、湾曲面21cを有している。この湾曲面21cは、中央部から側部に向かうほど水上側から水下側に湾曲しながら傾斜する面である。
周縁部22は、カバー本体21内への雨水の浸入を防止する部位である。また、周縁部22は、屋根Rに配設された場合の水下側に、カバー本体21の内部空間と外部を連通させて、内部に浸入した雨水を排出する切り欠き22aを有している。
なお、実施形態において、周縁部22は、切り欠き22aを有しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、切り欠き22aに替えて、カバー本体21の内部空間と外部を連通させる管部材(図示しない)を設けて雨水を排出してもよい。
防水シール23は、周縁部22の底面側に張り付けられて屋根Rに密着し、周縁部22と屋根Rとの間で周縁部22と屋根Rとの隙間を塞ぐ役割を果たしている。
また、本実施形態の防水シール23は、より高い防水性を発揮するために、周縁部22と屋根Rとの間で圧縮されている。なお、防水シール23は、切り欠き22aが形成された周縁部22には張り付けられていない。また、防水シール23としては、例えば、ブチルシートなどが挙げられるが、本発明においてはこれに限定されない。
また、図5に示すように、支持金具10の下方には防水部材30が配設されている。この防水部材30は、支持金具10が固定されるスレートSに対応する位置する空間Uに敷設されている。
この防水部材30の下面は、防水部材30の下方に配設される面材R2と平行になるように形成され、一方で、防水部材30の上面は、防水部材30の上方に配設されるスレートSと平行となるように形成されている。
そのため、防水部材30は、空間Uの勾配形状に合わせた形状に形成されて、面材R2上と防水部材30との間、及び防水部材30とスレートSとの間に隙間が生じないようになっている。
なお、防水部材30は、屋根Rにソーラーシステム1を敷設する前において、取り外し可能に貼着された目印部材31(図8参照)を備えている。また、この目印部材31は、防水部材30の上方に敷設されるスレートSの水下側端部よりも、水下側に延出して露出するように形成されている(図8参照)。
本実施形態に係るソーラーシステム1は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、ソーラーシステム1の取付方法について説明する。
図8は、ソーラーシステムの取付方法の手順を数段階に分けて説明するための説明図であり、(a)は第1段階の平面図、(b)は第2段階の平面図である。図9(a)は、図8(a)のVII−VII線断面図、(b)は、図8(b)のVIII−VIII線断面図である。図10は、ソーラーシステムの取付方法の手順を数段階に分けて説明するための説明図であり、(a)は第3段階の平面図、(b)は第4段階の平面図である。図11(a)は、図10(a)のIX−IX線断面図、(b)は、図10(b)のX−X線断面図である。
第1段階では、図8(a)、図9(a)に示すように、スレートSと防水部材30との敷設を行う。
詳細には、まず、水下側から水上側に向かって、スレートSを面材R2上に敷設する。ここで、スレートSの敷設方法は、スレートSの水下側の端部を、水下側に隣接して敷設されたスレートS上に重ね合わせ、屋根下地R1に対して傾斜するように敷設する。これにより、スレートSと屋根下地R1との間に、空間U(図2、図4、図5参照)が形成され、防水部材30を敷設できる。
また、防水部材30は、支持金具10の設置箇所に対応するスレートSを敷設する前に、面材R2上に敷設する。なお、防水部材30を敷設する場合には、図8(a)に示すように、目印部材31が水下側に向かって延在するように配置する。
第2段階では、図8(b)、図9(b)に示すように、面材R2上に敷設した防水部材30上にスレートSを敷設して、屋根Rを完成させる。なお、防水部材30に貼着された目印部材31は、防水部材30の上方に敷設されるスレートSの水下側端部よりも、水下側に延出して露出するように形成されている。よって、図8(b)に示すように、スレートSから、目印部材31の端部が露出している。なお、図9(b)に示すように、本実施形態においては、防水部材30の上方には、スレートSが2枚敷設される。
第3段階では、図10(a)、図11(a)に示すように、まず、支持金具10を屋根Rに配置する。ここで、支持金具10の固定位置は、スレートSに被覆されて視認できない防水部材30上である。よって、スレートSの間から露出している目印部材31を基準として、支持金具10を配置する。なお、支持金具10を屋根Rに配置する際に、締結具Tを構成するボルトを座金Zで係止させて、貫通孔11aに挿通させた状態で配置する。
そして、支持金具10の貫通孔12aに固定具Kを打ち込み、支持金具10をスレートS上に固定する。ここで、固定具Kは、図11(a)に示すように、支持金具10の下方に配設される2枚のスレートSと防水部材30とR2面材とを貫通し、垂木R3に到達するようにしっかりと打ち込む。このとき、固定具Kが打ち込まれる下方の空間Uには、防水部材30が配置されているため、スレートSに固定具Kの打ち込んだとしても、スレートSが撓む若しくは割れることがない。
支持金具10の固定作業が終了したら、図11(a)に示すように、スレートSの間から露出する目印部材31を引っ張り、防水部材30から分離させて、屋根Rから目印部材31を除去する。
つぎに、図11(a)に示すように、屋根Rに固定された支持金具10を覆うように支持金具カバー20を被せる。ここで、支持金具10に設けられた締結具Tを構成するボルトが支持金具カバー20の貫通孔21bを挿通するように被せる。
また、支持金具カバー20は、湾曲面21c(図7参照)が水上側を向くように配置する。なお、この締結具Tを締め付ける前の状態において、支持金具10の支持部11と、その支持金具10を覆う支持金具カバー20の平坦面21aとは、隙間Wを有している(図7(b)参照。)。
第4段階では、図10(b)、図11(b)に示すように、まず、支持金具10上に下地フレーム3を配置する。
詳細には、支持金具10に設けられた締結具Tを構成するボルトが下地フレーム3の貫通孔を貫通するように、下地フレーム3の凹部3aを支持金具カバー20の平坦面21aに当接させて配置する(詳しくは図3を参照。)。
次に、締結具Tを構成するナットを支持金具10に設けられたボルトに螺合させて、支持金具10と下地フレーム3との締め付けを行う。ここで、締結具Tの締結により、下地フレーム3が支持金具10側に移動するため、下地フレーム3の凹部3aが支持金具カバー20の平坦面21aを支持金具10側に押圧する。
そして、支持金具カバー20にかかる荷重が周縁部22の底面に設けられた防水シール23に作用し、防水シール23が押し潰されて圧縮し屋根Rに密着する。
そのため、図11(b)に示すように、支持金具カバー20の平坦面21aが、支持金具10側に移動して支持金具10の支持部11に当接して、支持金具10が下地フレーム3を支持する。
これにより、下地フレーム3が支持金具10に強固に固定され、また、支持金具カバー20が下地フレーム3と支持金具10に挟持される。
以上の施工方法より、屋根Rに支持金具10と、支持金具カバー20と、下地フレーム3とを取り付けることができる。
その後に取り付け作業については、図2及び図3に示すように、下地フレーム3に締結具T、Tにより固定金具4を固定する。さらに、その固定金具4に、ソーラー発電パネル2を固定する。そして、図4に示すように、下地フレーム3の水下側端部に、化粧カバー44と落下防止部材45をビス止めにより固定して、ソーラーシステム1が完成する。
続いて、本実施形態に係るソーラーシステム1の取付方法の作用効果について説明する。
本実施形態のソーラーシステム1の取付方法によれば、締結具T3によりソーラーシステム1を支持金具10に締結する作業により、ソーラーシステム1を支持金具10に固定できるとともに、防水シール23が圧縮されて屋根Rと支持金具カバー20との隙間がなくなり防水を図れる。そのため、そのため従来行われていた支持金具カバー20を締結具T3により支持金具10に締結する作業が不要となり、ソーラーシステム1の取り付け作業を簡易化できる。
また、実施形態のソーラーシステム1に取付方法において、支持金具カバー20が湾曲面21cを有しているため、屋根Rに沿って水上側から流れる雨水を支持金具カバー20の湾曲面21cに沿って水下側に排水できる。
また、実施形態のソーラーシステム1の取付方法において、図3に示すように、支持金具カバー20は水下側に切り欠き22aを有しているため、仮に、支持金具カバー20内へ雨水が浸入したとしても、支持金具カバー20内に溜まることなく、雨水の自重により排水できる。
また、実施形態のソーラーシステム1の取付方法において、防水部材30上にはスレートSが敷設されるため、防水部材30を視認できないが、防水部材30に貼着される目印部材31を基準に防水部材30の位置を認識することができる。そのため、防水部材30の位置、すなわち、支持金具10の設置位置を容易に確認することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
1 ソーラーシステム
2 ソーラー発電パネル
3 下地フレーム
10 支持金具
11 支持部
12 被固定部
20 支持金具カバー
21 カバー本体
22 周縁部
23 防水シール
30 防水部材
31 目印部材
K 固定具
R 屋根
S スレート
T、T1、T2、T3 締結具

Claims (5)

  1. 傾斜する屋根に固定された支持金具と、前記支持金具に締結具で締結されたソーラーシステムと、前記支持金具と前記ソーラーシステムとの間に設置されて前記支持金具を被覆する支持金具カバーと、を備えるソーラーシステムの取付方法であって、
    前記屋根は、屋根下地上に複数のスレートが敷設されて構成され、
    前記各スレートの水下側の端部が水下側に敷設された前記スレート上に重ね合わせられて、前記各スレートの水下側の部位が露出するとともに前記屋根の屋根面が段状を成し、
    前記支持金具及び前記支持カバーは、単一の前記スレートの露出している部位の上に設置され、
    前記支持金具カバーは、前記支持金具を覆い前記スレート側に開口するカバー本体と、前記カバー本体の開口周縁に延設された周縁部と、前記周縁部の前記スレート側面に設置された防水シールと、を有し、
    前記屋根に固定された前記支持金具に前記支持金具カバーを被せる被せ工程と、
    前記支持金具カバー上に前記ソーラーシステムを配置する配置工程と、
    前記締結具で前記支持金具と前記ソーラーシステムとを締結する締結工程と、
    を備え、
    前記締結工程の前の状態では、前記カバー本体と前記支持金具との間に隙間を有し、
    前記締結工程において、前記ソーラーシステムが前記支持金具カバーを押圧、前記防水シールが圧縮されて前記カバー本体が前記支持金具に当接することを特徴とするソーラーシステムの取付方法
  2. 前記支持金具カバーの周縁部は、水下側に排水口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のソーラーシステムの取付方法
  3. 前記支持金具カバーのカバー本体は、
    水上側に形成された面が中央部から側部に向かうほど水上側から水下側に傾斜した傾斜面となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のソーラーシステムの取付方法
  4. 前記複数のスレートは、水下側の端部を水下側に敷設された前記被覆材上に重ね合わせ、前記屋根下地に対し傾斜させて空間が形成されるように敷設され、
    前記空間には、前記空間の勾配形状に合わせた防水部材が敷設され、
    前記支持金具は、前記スレート及び前記防水部材を貫通して前記屋根下地に打ち込まれた固定具により固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のソーラーシステムの取付方法
  5. 前記防水部材は、取り外し可能な目印部材を有し、
    前記目印部材は、前記防水部材の上方に敷設される前記スレートの水下側端部よりも水下側に延出して露出していることを特徴する請求項4に記載のソーラーシステムの取付方法
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