JP2011144574A - 太陽光発電パネル設置屋根の構造及びその施工法 - Google Patents

太陽光発電パネル設置屋根の構造及びその施工法 Download PDF

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Abstract

【課題】屋根材を取り除いた状態で太陽光発電パネルを設置する場合に、パネル下の屋根下地上に敷設される薄板状屋根材の複雑な加工や他の防水部材の使用を不要にでき、コスト安価に外観的に体裁よく施工できるようにする。
【解決手段】屋根面1の太陽光発電パネルPのパネル設置領域3と、軒先領域4とに、屋根下地8上に縦芯材10を配置し、縦芯材10及び屋根下地8の表面を覆う薄板状屋根材11を敷設し、パネル設置領域3の縦芯材10上に太陽光発電パネルPをその下に空隙13を保有するように設置し、軒先領域4の縦芯材10上に第2の屋根下地17をその下に空隙18を保有するように設け、その上に屋根材2を葺設し、パネル設置領域3の空隙13を、軒先領域4の空隙18を経て軒先19まで連通させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として瓦葺き屋根における少なくとも一つの屋根面に太陽光発電パネルを設置してなる屋根の構造及びその施工法に関するものである。
近年、地球環境問題やエネルギー問題の関心が高くなり、それとともに自然エネルギーの利用の観点から、和瓦等による瓦葺き屋根においても、太陽光発電システムを利用するために太陽光発電パネルを設置することが多くなってきている。この場合、瓦葺き屋根の特徴を残すために、太陽光発電パネルは該屋根面の周辺部に瓦葺きの部分を残して中央部の領域に設置されることが多い。
従来、既設の瓦葺き屋根に太陽光発電パネルを設置する場合、特許文献1の例のように、屋根瓦等の屋根材をそのまま残して、その上に太陽光発電パネルを支持して設置するのが一般的であった。この場合、太陽光発電パネルを支持し固定するための支持材を、屋根材を貫通させるか、又は該部の屋根材を取り除いて、屋根下地を構成する野地板や垂木に固定する必要があり、特殊な支持構造を必要とし、屋根の防水性を考慮して設置施工するのが難しいものである。その上、前記太陽光発電パネルが瓦葺きの屋根面部分よりも高く突出して支持されることになるため、周辺部に瓦葺きの屋根面部分を残していても、該屋根面全体を前方から見上げた場合には、太陽光発電パネルの部分が目立って視覚され、瓦葺き屋根の外観を損ない、甚だ不体裁なものである。
また、新築又は既設の瓦葺き屋根において太陽光発電パネルを設置する場合に、例えば特許文献2に見られるように、屋根面における太陽光発電パネルの設置領域(単にパネル設置領域ともいう)の瓦等の屋根材を取り除いた状態の屋根下地に、防水性を有する薄板状の取付用パネルを接着剤を介して固定し、この取付用パネルの上面に、太陽電池モジュールを、その下部に雨水通路を確保するように保持して設置することが提案されている。
この場合、取付用パネルの上の太陽電池モジュールの下部に雨水通路が確保されているものの、前記パネル設置領域より前方下方に続く軒先領域等の他の屋根面部分は屋根下地上に屋根材が葺設された構造であるため、前記パネル設置領域内の前記取付用パネル上を流れる雨水等を該パネル設置領域に続く軒先領域の屋根材の表面上に流し出す必要がある。そのため、前記パネル設置領域に敷設する金属製屋根材は、その下端部を軒先領域の屋根材表面上に連続させるための特殊な形状にする板金加工が必要になり、さらには別の防水部材を必要とする場合もある。
前記の取付用パネルに代えて、屋根下地上に金属製屋根材を敷設しておき、該金属製屋根材上に太陽光発電パネルを設置することとして、その下に雨水通路を確保することも考えられるが、この場合にも、前記と同様の問題が生じる。
特に、和瓦を使用した瓦葺きの屋根面の場合は、瓦よりなる屋根材表面が比較的複雑な波形状になることもあって、前記金属製屋根材の下端部や防水部材に複雑な加工が必要になり、コスト高なものになる上、施工作業に手数がかかることにもなる。また、軒先領域の屋根上面に金属製屋根材や防水部材の一部が載った状態で露出することになり、これが屋根面の外観を損なうことになる。
特開平9−13611号公報 特開2002−4525号公報
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、瓦葺き屋根等の屋根面におげる所定のパネル設置領域に屋根材を取り除い状態で太陽光発電パネルを設置する場合において、パネル設置領域に入り込んだ雨水等を軒先領域の屋根材表面上に流さないように工夫することで、太陽光発電パネルの下に敷設される金属製屋根材等の薄板状屋根材の複雑な加工を不要にでき、また他の防水部材を使用する必要もなく、コスト安価に容易にかつ外観的に体裁よく施工できる太陽光発電パネル設置屋根の構造及びその施工法を提供するものである。
上記の課題を解決する本発明は、少なくとも一つの屋根面の所定領域に太陽光発電パネルを設置してなる屋根であって、前記太陽光発電パネルを設置した屋根面におけるパネル設置領域と、その前方下方に続く軒先領域において、野地板による屋根下地上に縦芯材が横方向所要間隔に配置されるとともに、該縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材が前記両領域に連続して敷設され、前記パネル設置領域には、前記薄板状屋根材により覆われた縦芯材上に前記太陽光発電パネルがその下に空隙を保有するように設置され、また、前記軒先領域には、前記縦芯材上に上部野地板による第2の屋根下地がその下に空隙を保有するように設けられるとともに、該第2の屋根下地上に屋根材が葺設されてなり、前記パネル設置領域の太陽光発電パネルの下の前記薄板状屋根材上の空隙が、前記軒先領域の第2の屋根下地の下の空隙を経て軒先まで連通していることを特徴とする。
この太陽光発電パネル設置屋根の構造によれば、パネル設置領域内に入り込む雨水等は、縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材上を下方に流れて排出される。特に、本発明の場合は、パネル設置領域の前方下方に続く軒先領域にまで前記薄板状屋根材が連続して設けられ、太陽光発電パネルの下の空隙が第2の屋根下地の下の空隙を経て軒先まで連通しているため、雨水等は前記パネル設置領域から軒先まで流れて排水される。
前記の太陽光発電パネル設置屋根の構造において、前記パネル設置領域の薄板状屋根材の左右両側端の縁部が、パネル設置領域及び軒先領域の左右両側部に隣接する屋根面部分の屋根材の下に入り込んで上方に折曲され起ち上がった状態で終端しているものとする。これにより、パネル設置領域に入り込む雨水が他の屋根面部分の屋根材の下の屋根下地の部分に入り込んで雨漏りするのを防止できる。
前記太陽光発電パネル設置屋根の構造において、前記縦芯材が、屋根下地における野地板の下の垂木の位置に合わせて配置されて固定されてなるものが好ましく、これにより、太陽光発電パネルを安定性よく固定支持できる。
前記太陽光発電パネル設置屋根の構造において、前記薄板状屋根材が金属製屋根材であり、前記縦芯材及び屋根下地の表面に沿うように加工されて敷設されてなるものとすることができる。
また、本発明は、前記の太陽光発電パネル設置屋根の施工法として、既設の屋根において、少なくとも一つの屋根面の所定領域に太陽光発電パネルを設置する際、前記太陽光発電パネルを設置する屋根面におけるパネル設置領域と、その前方下方に続く軒先領域の全体の屋根材を取り除いた後、野地板による屋根下地上に縦芯材を横方向所要間隔に配置し、さらに該縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材を前記両領域に連続して敷設し、次に、前記パネル設置領域の前記薄板状屋根材により覆われた縦芯材上に前記太陽光発電パネルをその下に空隙を保有するように設置するとともに、前記軒先領域における前記縦芯材上に上部野地板による第2の屋根下地をその下に空隙を保有するように設け、該第2の屋根下地の上に屋根材を葺設することを特徴とする。これにより、既設の屋根において太陽光発電パネルの設置を容易にして、コスト安価に施工でき、上記した本発明の太陽光発電パネル設置屋根を容易に実施できる。
さらに、本発明は、屋根の施工において、少なくとも一つの屋根面の所定領域に太陽光発電パネルを設置する際、前記太陽光発電パネルを設置する屋根面におけるパネル設置領域と、その前方下方に続く軒先領域において、野地板による屋根下地上に縦芯材を横方向所要間隔に配置するとともに、該縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材を前記両領域に連続して敷設しておき、前記パネル設置領域及び軒先領域以外の他の屋根面部の屋根下地上に屋根材を葺設する一方、前記パネル設置領域の前記薄板状屋根材により覆われた縦芯材上に前記太陽光発電パネルをその下に空隙を保有するように設置するとともに、前記軒先側領域における前記縦芯材上に上部野地板による第2の屋根下地を設け、該第2の屋根下地上に屋根材を葺設することを特徴とする。この場合も、新築の屋根や改修屋根の施工において、太陽光発電パネルの設置を容易にして、コスト安価に施工でき、上記した本発明の太陽光発電パネル設置屋根を容易に実施できる。
上記のように、本発明の太陽光発電パネル設置屋根の構造及びその施工法によれば、パネル設置領域に入り込んだ雨水等は、軒先領域の第2の野地板より下の空隙を軒先まで流れて排出されるため、縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材の下端部を軒先領域の屋根材上面に連続させるための特殊な加工や別の防水部材は不要になり、以て、本発明の太陽光発電パネル設置屋根をコスト安価に容易に施工でき実施できる。
しかも、前記軒先領域において縦芯材上に第2の野地板を設けてその上に屋根瓦を敷設しているため、該軒先領域の屋根面が太陽光発電パネルと略同程度か又はやや高くなり、前方下方から見上げた場合に、太陽光発電パネルが従来よりも目立ち難くい上に、軒先領域の瓦表面上に前記薄板状屋根材の下端部や他の防水部材が載った状態で露出することがないため、瓦葺きの屋根面の外観を損なうことがない。
本発明の太陽光発電パネル設置屋根の1実施例を示す一部の略示斜視図である。 同上の屋根勾配方向に沿う方向で断面した略示断面図である。 同上の一部の拡大断面図である。 図2のA−A線の一部の略示断面図である。 同上の一部の拡大断面図である。 薄板状屋根材の敷設施工状態の他の実施例を示す一部の拡大断面図である。 太陽光発電パネルの固定状態を例示する一部の拡大断面図である。
次ぎに本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
本発明において屋根面に設置使用する太陽光発電パネルPは、従来の太陽光発電パネルの構成と実質的に同様で、複数のソーラーセルを含む太陽電池モジュールと、その周縁部を支持するフレームとよるなるものであり、従来公知の構造をそのまま利用できるので、ここでの詳しい説明は省略する。
太陽光発電パネルPを瓦葺き屋根の少なくとも一つの屋根面1において、該屋根面1の所定領域、例えば、図1のように該屋根面1の周辺部を除く中央部の領域に、瓦等の屋根材2を取り除いた状態で前記の太陽光発電パネルPが縦横に並列して設置され、他の領域部分は従来同様に瓦等の屋根材2が葺設された例えば瓦葺き構造をなしている。図中の符号3は前記太陽光発電パネルPが設置された領域(本発明では、パネル設置領域とする)を示し、4は該パネル設置領域の前方下方に続く軒先領域を示している。
屋根の基本的な構造は従来と同様であり、棟から軒先に向かって延びる垂木5が屋根面の勾配方向(縦方向)と直交する横方向に並列して所要間隔に配設され、その上に野地板6が敷設され、さらに必要に応じて野地板6上に防水性シート等のルーフィング材7が敷設されることにより、野地板6による屋根下地8が形成されている。
前記太陽光発電パネルPを設置した屋根面1において、パネル設置領域3と、その前方下方に続く軒先領域4を除く他の屋根面部分、例えば両側部の屋根面部分と上部の屋根面部分に、前記野地板6による屋根下地8の上に屋根材2が葺設されている。図示する実施例では、前記屋根材2としての瓦(粘土瓦)2aが使用されており、該瓦2aが前記屋根下地8の上に配された横桟材9に対して引っ掛ける所謂引っ掛け桟工法により葺設されている。
前記太陽光発電パネルPを設置した屋根面1におけるパネル設置領域3と、その前方下方に続く軒先領域4には、前記野地板6による屋根下地8上に屋根勾配方向に延びる縦芯材10が屋根面1の横方向所要間隔に並立して配置されている。前記縦芯材10の配置は、適宜設定できるが、実施上は前記垂木5との対応位置に配置し該垂木5に固定するのが、支持強度を保持する上で好ましい。さらに、前記縦芯材10及び前記屋根下地8の表面をこれに沿って覆う薄板状屋根材11が前記両領域3,4に連続して敷設されている。前記薄板状屋根材11は、前記縦芯材10の部分で該縦芯材10に対応した凸状をなしている。
前記の薄板状屋根材11としては、トタン等の鉄板や鋼板あるいは銅板等の金属製屋根材を前記縦芯材10及び屋根下地8の表面に沿うように加工して敷設使用するほか、防水処理を施したシート等の薄板状の屋根材を単独又は複数組みあわせて使用できるが、前記縦芯材10及び前記屋根下地8の表面に沿わせる板金加工の容易性や強度等の点から、金属製屋根材が特に好適に用いられる。
前記薄板状屋根材11として金属製屋根材を使用する場合、必ずしもパネル設置領域3の全面にわたって1枚の金属製板材よりなるものとする必要はなく、複数枚の金属製板材を防水効果を損なわないように組み合わせて構成することができる。通常、金属製屋根材は所定幅で長尺の金属製板材から加工されてなるものであることから、前記パネル設置領域3の薄板状屋根材11としての使用においては、主として屋根勾配方向に連続したものとし、屋根横方向に複数枚を連接して構成するのが望ましい。
例えば、図6のように、各縦芯材10又は一つおきもしくは複数おきの縦芯材10を境界として分離形成した金属製板材23を、前記境界となる縦芯材10,10間に配置し、その側端部23aを縦芯材10の側面に沿わせるように折曲起立させるとともに、縦芯材10の部分において、伏凹形に加工した金属製板材24を、縦芯材10の両側面に沿う前記側端部23aの外側より挟持するように被せて木ネジやネジ釘等(図示省略)により縦芯材10に固定する。これにより、金属製屋根材の加工及び施工が容易になる。
前記薄板状屋根材11は、左右両側端の縁部11aは、前記パネル設置領域3及び軒先領域4の左右両側部に隣接する屋根面部分の屋根材2(瓦2a)の下に入り込んで上方に折曲され起ち上がった状態で終端しており、風雨の際に、パネル設置領域3の雨水が他の屋根面部分の屋根材2である瓦2aの下に入り込んだ場合の水切りをなし、雨漏りを防止できるように形成される。前記薄板状屋根材11の上端の縁部11bについても、パネル設置領域3の上部に隣接する屋根面部分の屋根材2の下に入り込ませ、この部分の薄板状屋根材11と屋根材2との間に面戸用漆喰12を詰め、雨水が上部に入り込まないようにする。
そして、前記のパネル設置領域3とその前方下方に続く軒先領域4のうち、パネル設置領域3には、前記太陽光発電パネルPが前記薄板状屋根材11で覆われた縦芯材10の部分に固定されて支持され、該太陽光発電パネルPの下の例えば前記縦芯材10,10間の部分に空気及び雨水流通のための空隙13を保有するように設置されている。前記空隙13の屋根面に対し直交する方向の間隔寸法は、前記縦芯材10の高さ寸法によって適宜設定され、例えば1.0〜3.0cmの範囲に設定されるが、もちろん前記範囲以外の寸法とすることも可能である。
前記太陽光発電パネルPを、前記縦芯材10の部分に固定支持する手段としては、例えば図7に示すように、太陽光発電パネルPの外周部のフレームの一部に有する取付部片p1を、木ネジやネジ釘あるいはボルト等の固定具14により前記縦芯材10、野地板6及び垂木5に対して固定するほか、縦芯材10の部分の上に該縦芯材10と交叉する横方向のフレーム材(図示せず)を配設しておき、該フレーム材により太陽光発電パネルPを固定する等、種々の固定手段を利用できる。
また、前記軒先領域4には、前記薄板状屋根材11により覆われた縦芯材10上に上部野地板15による第2の屋根下地17がその下に前記縦芯材10による空隙18を保有するように設けられている。前記空隙18は、パネル設置領域3に臨む屋根勾配方向の上端部と軒先19に臨む下端部が開放して勾配方向に開通している。前記上部野地板15による第2の屋根下地17についても、必要に応じて上部野地板15上に防水性シート等のルーフィング材16が敷設される。そして、前記第2の屋根下地17の上に瓦2a等の屋根材2が例えば横桟材20に対する引っ掛け桟工法により葺設されている。図中の符号21は軒先領域4の上端部において被覆した金属板よりなる被覆保護材であり、第2の屋根下地17と屋根材2との間に雨水が侵入するのを防止し端部を保護するためのものである。
これにより、前記パネル設置領域3の太陽光発電パネルPの下の空隙13が第2の前記屋根下地17の下の空隙13を経て軒先19まで連通しており、パネル設置領域3内の雨水等を第2の屋根下地17の下を流れて排水されるようになっている。通常、軒先部分には雨樋(図示省略)が設けられる。
上記のような太陽光発電パネル設置屋根は、既設の屋根においても、また新築屋根や改修屋根のいずれにおいても実施可能であり、例えば、既設の瓦葺きの屋根において実施する場合、次のようにして施工する。
前記太陽光発電パネルPを設置する屋根面1におけるパネル設置領域3と、その前方下方に続く軒先領域4とにおいて、該領域内全体の屋根材2、例えば瓦2aを取り除いた後、本来の野地板6による屋根下地8の上に、屋根勾配方向に延びる縦芯材10を屋根面横方向に所要の間隔をおいて前記利用領域に連続して配置する。この際、前記縦芯材10を垂木5の位置に合わせて配置し固定する。
次に、前記縦芯材10及び屋根下地8の表面をこれに沿って覆う薄板状屋根材11を、前記パネル設置領域3と軒先領域4に連続して敷設する。このとき、軒先領域4の屋根材2による上面に雨水を流すための加工や構成は不要である。
そして、前記パネル設置領域3において、前記薄板状屋根材11により覆われた縦芯材10の上に前記太陽光発電パネルPを該パネルの下に空隙13を保有するように固定支持する一方、これと前後して、前記軒先領域4において、前記薄板状屋根材11により覆われた縦芯材10上に、上部野地板15による第2の屋根下地17を設け、その上に瓦2a等の屋根材2を、例えば図のように瓦2aの引っ掛け桟工法により葺設する。この軒先領域4の上端部には被覆保護材21を被せ、さらに軒先領域4の屋根面部分とその左右両側に隣接する尾根面部分との境界部は、漆喰あるいは金属板等により塞いで、見栄えが悪くならないようにする等、必要な仕上げ処理を行う。
これにより、前記パネル設置領域3の太陽光発電パネルPの下の前記薄板状屋根材11上の空隙13が、前記軒先領域4の第2の屋根下地17の下の空隙18を通じて軒先19まで連通した状態になり、上記した構造の太陽光発電パネル設置屋根を容易に施工でき実施できることになる。
なお、前記の太陽光発電パネルPの設置作業と、軒先領域4における第2の屋根下地17の取付作業及び屋根材2の葺設作業とは、いずれを先にしてもよい。
また、新築の家屋の瓦葺き屋根の施工において実施する場合は、次のようにして施工する。
まず、前記太陽光発電パネルPを設置する屋根面1におけるパネル設置領域3と、その前方下方に続く軒先領域4において、野地板6による屋根下地8上に縦芯材10を横方向所要間隔に配置するとともに、該縦芯材10及び屋根下地8の表面を覆う薄板状屋根材11を前記両領域3,4に連続して敷設する。そして、前記パネル設置領域3及び軒先領域4以外の他の屋根面部分の屋根下地8上に屋根材2を葺設する一方、前記パネル設置領域3の前記薄板状屋根材11により覆われた縦芯材10上に、前記太陽光発電パネルPを、該パネルの下に空隙13を保有するように設置する。また、前記軒先側領域4における前記縦芯材10上に上部野地板15を敷設して該上部野地板15による第2の屋根下地17を設け、その上に屋根材2を葺設し、さらに必要な仕上げ処理を行う。これにより、上記した構造の太陽光発電パネル設置屋根を容易に施工できる。
前記のようにして施工される本発明の太陽光発電パネル設置屋根の構造によれば、パネル設置領域3内に入り込む雨水等は、前記縦芯材10及び屋根下地8の表面を覆う薄板状屋根材11上を下方に流れて排出される。特に、本発明の場合は、パネル設置領域3の前方下方に続く軒先領域4にまで前記薄板状屋根材11が連続して敷設され、太陽光発電パネルPの下の空隙13が軒先領域4に設けられた第2の屋根下地17の下の空隙18を経て軒先19まで連通しているため、雨水等は前記パイル設置領域3から軒先領域4の第2の屋根下地17の下の空隙18を軒先19まで流れて排水される。そのため、前記縦芯材10及び本来の屋根下地8の表面上に敷設される薄板状屋根材11の下端部を軒先領域4の瓦2a等の屋根材2の上面に連続させるための特殊な加工や別の防水部材は不要になり、以て、本発明の太陽光発電パネル設置屋根をコスト安価に容易に施工でき実施できる。前記太陽光発電パネルPの下の空隙13は、空気通路としての役目も果たし、これにより太陽光発電パネルPの温度上昇を抑制する効果があり、ひいては太陽光発電パネルの温度上昇による発電効率の低下を防止できることになる。
しかも、前記軒先領域4において縦芯材10上に上部野地板15による第2の屋根下地17を設けて、その上に瓦2a等の屋根材2を葺設しているため、該軒先領域4の屋根面部分が太陽光発電パネルPと略同程度かやや高くなり、前方下方から見上げた場合に、太陽光発電パネルPが従来よりも目立ち難くい上に、軒先領域4の表面上に前記薄板状屋根材11の下端部や他の防水部材が載った状態で露出することがないため、屋根面の外観を損なうことがなく、体裁良好になる。
上記した実施例においては、各種の粘土瓦、例えば和瓦、洋瓦、セメント瓦等の各種の瓦を使用した瓦葺き屋根の場合の例を示したが、本発明はスレート葺き屋根や金属製屋根等においても利用でき、同様の効果を奏し得る。
P…太陽光発電パネル、p1…取付部片、1…屋根面、2…屋根材、2a…瓦、3…パネル設置領域、4…軒先領域、5…垂木、6…野地板、7…ルーフィング材、8…屋根下地、9…横桟材、10…縦芯材、11…薄板状屋根材、12…面戸用漆喰、13…空隙、14…固定具、15…上部野地板、16…ルーフィング材、17…第2の屋根下地、18…空隙、19…軒先、20…横桟材、21…被覆保護材、23…金属製板材、23a…側端部、24…金属製板材。

Claims (6)

  1. 少なくとも一つの屋根面の所定領域に太陽光発電パネルを設置してなる屋根であって、
    前記太陽光発電パネルを設置した屋根面におけるパネル設置領域と、そのその前方下方に続く軒先領域において、野地板による屋根下地上に縦芯材が横方向所要間隔に配置されるとともに、該縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材が前記両領域に連続して敷設され、前記パネル設置領域には、前記薄板状屋根材により覆われた縦芯材上に前記太陽光発電パネルがその下に空隙を保有するように設置され、また、前記軒先領域には、前記縦芯材上に上部野地板による第2の屋根下地がその下に空隙を保有するように設けられるとともに、該第2の屋根下地上に屋根材が葺設されてなり、前記パネル設置領域の太陽光発電パネルの下の前記薄板状屋根材上の空隙が、前記軒先領域の第2の屋根下地の下の空隙を経て軒先まで連通していることを特徴とする太陽光発電パネル設置屋根の構造。
  2. 前記パネル設置領域の薄板状屋根材の左右両側端の縁部が、パネル設置領域及び軒先領域の左右両側部に隣接する屋根面部分の屋根材の下に入り込んで上方に折曲され起ち上がった状態で終端している請求項1に記載の太陽光発電パネル設置屋根の構造。
  3. 前記縦芯材が、屋根下地における野地板の下の垂木の位置に合わせて配置されて固定されてなる請求項1又は2に記載の太陽光発電パネル設置屋根の構造。
  4. 前記薄板状屋根材が金属製屋根材であり、前記縦芯材及び屋根下地の表面に沿うように加工されて敷設されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル設置屋根の構造。
  5. 既設の屋根において、少なくとも一つの屋根面の所定領域に太陽光発電パネルを設置する際、
    前記太陽光発電パネルを設置する屋根面におけるパネル設置領域と、その前方下方に続く軒先領域の全体の屋根材を取り除いた後、野地板による屋根下地上に縦芯材を横方向所要間隔に配置し、さらに該縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材を前記両領域に連続して敷設し、次に、前記パネル設置領域の前記薄板状屋根材により覆われた縦芯材上に前記太陽光発電パネルをその下に空隙を保有するように設置するとともに、前記軒先領域における前記縦芯材上に上部野地板による第2の屋根下地をその下に空隙を保有するように設け、該第2の屋根下地の上に屋根材を葺設することを特徴とする太陽光発電パネル設置屋根の施工法。
  6. 屋根の施工において、少なくとも一つの屋根面の所定領域に太陽光発電パネルを設置する際、
    前記太陽光発電パネルを設置する屋根面におけるパネル設置領域と、その前方下方に続く軒先領域において、野地板による屋根下地上に縦芯材を横方向所要間隔に配置するとともに、該縦芯材及び屋根下地の表面を覆う薄板状屋根材を前記両領域に連続して敷設しておき、前記パネル設置領域及び軒先領域以外の他の屋根面部分の屋根下地上に屋根材を葺設する一方、前記パネル設置領域の前記薄板状屋根材により覆われた縦芯材上に前記太陽光発電パネルをその下に空隙を保有するように設置するとともに、前記軒先側領域における前記縦芯材上に上部野地板による第2の屋根下地を設け、該第2の屋根下地上に屋根材を葺設することを特徴とする太陽光発電パネル設置屋根の施工法。
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JP2010007053A Granted JP2011144574A (ja) 2010-01-15 2010-01-15 太陽光発電パネル設置屋根の構造及びその施工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013256802A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Ever Shuei:Kk ソーラーモジュール取付構造、ソーラーモジュール取付方法、および屋根

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