JP7188266B2 - 屋根延焼防止構造及び屋根延焼防止構造の施工方法 - Google Patents

屋根延焼防止構造及び屋根延焼防止構造の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、瓦屋根に設置した太陽電池モジュールが万が一発火した場合に、建物内部への延焼を防止する屋根延焼防止構造、及びその施工方法に関する。
昨今、傾斜屋根に太陽電池モジュールを設置する住宅が増加しているが、このような屋根は、万が一太陽電池モジュールが発火した場合に住宅内部へ火炎が燃え広がらないよう、延焼防止対策を講じることが求められる。そこで、太陽電池モジュール下部の屋根下地材上に不燃材料である延焼防止金属板を設置することで屋根の延焼防止を図る発明が提案されている(特許文献1)。
また一方で、太陽電池モジュールの両端を支持する架台廻りから水が建物内部へ浸入することを防止するために、太陽電池モジュール下部の屋根下地材上に金属板を設置する屋根構造(特許文献2)や、既設の傾斜屋根へ太陽電池モジュールを設置する際に、既設の屋根仕上材上部に金属板を設置することで屋根自体を補強して太陽電池モジュールを安定的に固定することができる太陽電池モジュールの取付方法(特許文献3)が知られている。これらの発明のように、太陽電池モジュールと、屋根下地材又は屋根仕上材と、の間に金属板を介在させれば、太陽電池モジュールが発火した際に延焼防止の効果を期待することができる。
特開2001-123615 特開平10-317603 特開2008-503665
しかしながら特許文献1に記載の屋根構造では、延焼防止金属板が太陽電池モジュールの両端を支持する縦材の部分を被覆する構造となっておらず、万が一太陽電池モジュールが発火すると、縦材や、縦材と延焼防止金属板との継ぎ目から屋根下地材へ向けて延焼が広がる虞がある。また、特許文献2に記載の発明についても、金属板は架台全体を被覆していないため、太陽電池モジュールが発火した際に屋根下地材への延焼を防止できない可能性がある。
そして特許文献3は、太陽電池モジュール下部の屋根面全体を金属板で被覆しているため、屋根面で火災が発生した際の屋根下地材への延焼を防止できるものの、金属板を屋根上に固定するために、折曲された金属板の側面や、金属板端部にわずかに形成されたヒレ状の端部固定部など、小さな面にボルトを挿通させなけらばならず、高所作業となる屋根上での施工効率が低下するという問題点がある。
そこで、本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであって、瓦屋根に敷設された太陽電池モジュールが万が一発火した場合であっても、屋根下地材から建物内部への延焼を防止することができ、且つ、高所作業が極力少ない屋根延焼防止構造及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の屋根延焼防止構造は、瓦屋根に設置した太陽電池モジュールの延焼を防止する屋根延焼防止構造であって、屋根下地材上に互いに間隔を空けて平行に配設される長尺な瓦桟木と、前記瓦桟木上部に敷設される太陽電池モジュールと、前記瓦桟木と、前記太陽電池モジュールと、の間に配置され、隣合う前記瓦桟木間に位置する前記屋根下地材の上面、及び当該屋根下地材上に露出する前記瓦桟木の露出面全体を被覆する延焼防止金属板と、を備え、前記延焼防止金属板は、前記瓦桟木の前記露出面に上方から嵌め込まれる凹溝型の嵌合部を有することを特徴としている。
本発明の第2の屋根延焼防止構造は、前記延焼防止金属板が、前記嵌合部の一方の下端から前記嵌合部と反対の方向へ水平に延出し、隣合う前記瓦桟木間に位置する前記屋根下地材の上面を被覆する下地材被覆部と、前記嵌合部の他方の下端から前記嵌合部と反対の方向へ水平に延出する返し片と、を有することを特徴としている。
本発明の第3の屋根延焼防止構造は、前記延焼防止金属板が、前記嵌合部と前記下地材被覆部とによって形成される第1入り隅部、及び前記嵌合部と前記返し片とによって形成される第2入り隅部に、水抜き穴を形成されることを特徴としている。
本発明の第4の屋根延焼防止構造は、前記嵌合部の高さが、前記瓦桟木の高さよりも低いことを特徴としている。
本発明の第1の屋根延焼防止構造の施工方法は、第1から第4のいずれかに記載の屋根延焼防止構造を用いた屋根延焼防止構造の施工方法であって、屋根下地材上に互いに間隔を空けて平行に前記瓦桟木を配設し、前記延焼防止金属板の前記嵌合部を上方から前記瓦桟木に嵌め込むとともに、前記下地材被覆部によって隣り合う前記瓦桟木間に位置する前記屋根下地材の上面を被覆し、前記太陽電池モジュールを前記嵌合部の上部に配置するとともに、前記嵌合部の上面を挟んで前記瓦桟木にビス固定することを特徴としている。
本発明の第1の屋根延焼防止構造によると、延焼防止金属板は、瓦桟木と太陽電池モジュールとの間に配置され、隣合う瓦桟木間に位置する屋根下地材の上面、及び屋根下地材上に露出する瓦桟木の露出面全体を被覆するので、万が一太陽電池モジュールが発火したとしても、屋根下地材や瓦桟木に燃え移って建物側へ延焼することを防止することができる。また延焼防止金属板は、瓦桟木の露出面に係合する凹溝型の嵌合部を有するので、上方から嵌合部を瓦桟木に嵌め込むだけで容易に瓦桟木を被覆することができ、施工性を向上させることができる。
本発明の第2の屋根延焼防止構造によると、延焼防止金属板は、嵌合部の他方の下端から嵌合部と反対の方向へ水平に延出する返し片を有しているので、瓦桟木に延焼防止金属板を設置して隣接する瓦桟木に他の延焼防止金属板を設置すると、返し片の上部に他の延焼防止金属板の下地材被覆部が重なることとなり、万が一太陽電池モジュールが発火した場合に、延焼防止金属板同士の継ぎ目から屋根下地材や瓦桟木へ延焼することを効果的に防止することができる。
本発明の第3の屋根延焼防止構造によると、延焼防止金属板は、嵌合部と下地材被覆部とによって形成される第1入り隅部、及び嵌合部と返し片とによって形成される第2入り隅部に水抜き穴を形成されるので、延焼防止金属板上に流れ落ちてきた雨水を板上に溜めることなく、屋根下地材を伝って水下側へ効果的に流れ落とすことができる。
本発明の第4の屋根延焼防止構造によると、嵌合部の高さは、瓦桟木の高さよりも低いため、嵌合部を瓦桟木に嵌め込むと、下地材被覆部や返し片が屋根下地材から浮き上がって屋根下地材の上面との間に隙間を形成することになり、水抜き穴から屋根下地材側へ流れ込んできた雨水をこの隙間から効率的に水下側へ流れ落とすことができる。
本発明の第1の屋根延焼防止構造の施工方法によると、延焼防止金属板は、上方から落とし込むだけで、嵌合部及び下地材被覆部によって瓦桟木の露出面と隣合う瓦桟木間に位置する屋根下地材の上面とを継ぎ目無く被覆することができ、容易に屋根の延焼防止構造を構築することができる。また、太陽電池モジュールは、嵌合部の上面を挟んで瓦桟木にビス固定されるので、嵌合部と太陽電池モジュールとをそれぞれ個別に瓦桟木に固定する必要がなく、高所作業となる屋根上での施工効率を向上させることができる。
屋根延焼防止構造を示す平面図。 屋根延焼防止構造を示すA-A断面図。 太陽電池モジュールを示す部分省略斜視図。 延焼防止金属板を示す部分省略斜視図。 瓦桟木に延焼防止金属板を設置する状況を示す断面図。 屋根瓦及び第1連結金具を設置する状況を示す断面図。 太陽電池モジュールを屋根瓦に係止させる状況を示す断面図。 (a)第1連結金具に第2連結金具を係止させる状況を示す断面図、(b)図2のX部分拡大断面図。 太陽電池モジュールを瓦桟木に設置する状況を示す断面図。 図2のY部分拡大断面図。
以下、本発明に係る屋根延焼防止構造1の実施形態について各図を参照しつつ説明する。屋根延焼防止構造1は、太陽電池モジュールが万が一発火した場合に屋根下地材を通じて建物内部へ延焼することを防止するための構造であって、主に傾斜した瓦屋根に太陽電池モジュールを設置する際に用いられる。屋根延焼防止構造1は、図1及び図2に示すように、屋根下地材2上に互いに間隔を空けて略平行に配設される長尺な瓦桟木3と、瓦桟木3上部に敷設される太陽電池モジュール4と、瓦桟木3と太陽電池モジュール4との間に配置され、隣合う瓦桟木3間に位置する屋根下地材2の上面、及び屋根下地材2上に露出する瓦桟木3の露出面31全体を被覆する延焼防止金属板5と、を備えている。
屋根下地材2は、図2に示すように、屋根勾配に沿って傾斜する図外の母屋上面に架設される構造用合板などの野地板21と、野地板21の上面全体に敷設されるアスファルトルーフィングからなる防水シート22と、を有している。また、太陽電池モジュール4を敷設されない箇所には屋根瓦23が葺かれ、太陽電池モジュール4と接する屋根瓦23の端部には、太陽電池モジュール4と連結するための板状の第1連結金具24が上方からビス止めされる。図8(b)に示すように、第1連結金具24は水下側の先端部に、屋根瓦23の上面から僅かに持ち上がった状態で固定される第1板片24aを有している。
瓦桟木3は、図1及び図2に示すように、軒桁方向へ延びる複数の長尺な角材であり、屋根勾配に沿って高低差を形成しながら互いに間隔を空けて略平行に防水シート22の上面22aに配置され、図外のビスによって屋根下地材2に固定されている。また、図5に示すように、屋根下地材2上に露出し、延焼防止金属板5に係合される瓦桟木3の露出面31は、上面31a及び両側面31b、31cから構成されており、その高さH1は、15mm~20mm程度で形成される。
太陽電池モジュール4は、図2及び図3に示すように、パネル部41と、パネル部41の水下側の端縁に係止する第2金具42と、パネル部41の水上側の端縁に係止する第3連結金具43と、を有し、水下側から順に設置される。第2連結金具42は、図8(a)(b)に示すように、太陽電池モジュール4の水下側に屋根瓦23が配置された場合、第1連結金具24の第1板片24aと屋根瓦23の上面との間に、下端から水上側へ延出する第2板片42aを差込むことで屋根瓦23と連結することができる。また、図10に示すように、太陽電池モジュール4の水下側に他の太陽電池モジュール4が配置された場合、第2連結金具42は、他の太陽電池モジュール4の第3連結金具43の上端部に形成され、先端を水下側へ折曲させたクリップ状の挟着部43aに第2板片42aを差込むことにより他の太陽電池モジュール4と連結することができる。そして、第3連結金具43には、下端部に延焼防止金属板5と係止する係止部43bが装着されており、板状の係止板43cを延焼防止金属板5の上面51aに載置し、延焼防止金属板5を介して瓦桟木3にビス固定することができる。
延焼防止金属板5は、図4及び図5に示すように、1枚の金板を折曲した板材であり、瓦桟木3に係合する嵌合部51と、嵌合部51の一方の下端から嵌合部51と反対の方向へ水平に延出する下地材被覆部52と、嵌合部51の他方の下端から嵌合部51と反対の方向へ水平に延出する返し片53と、を有している。嵌合部51は、瓦桟木3の形状に合わせて形成されており、その高さH2は、図5に示す瓦桟木3の高さH1よりも数ミリ低く形成することが望ましく、10~15mm程度で形成される。嵌合部51と下地材被覆部52とによって形成される第1入り隅部51b、及び嵌合部51と返し片53とによって形成される第2入り隅部51cには、それぞれ板厚方向へ貫通する水抜き穴51dが500mm程度間隔で形成されており、延焼防止金属板5上に流れ落ちてきた雨水を板上に溜めることなく、水下側へ効果的に流れ落とすことができる。
延焼防止金属板5は、不燃材料である厚さ0.5mmのガルバリウム鋼板(登録商標)で形成されており、その奥行き長さは、太陽電池モジュール4の奥行き長さに合わせて形成され、例えば、1000mmや1500mmにすることができる。そして、下地材被覆部52の幅W1は、図5に示す隣合う瓦桟木3間の距離L1と略同一の長さを有し、屋根勾配に合わせて250mm~300mm程度で形成され、また、返し片53の幅W2は30mm~50mm程度で形成される。
続いて、屋根延焼防止構造1の施工方法について説明をする。図1及び図2に示すように、本実施例では水下側に通常の屋根瓦23を配置し、水上側に太陽電池モジュール4を設置するものとする。まず、図5に示すように、図外の母屋上に配置された屋根下地材2の防水シート上面22aに、複数の瓦桟木3を互いに間隔を空けて平行に配設し、ビスで屋根下地材2に固定する。そして、返し片53を水上側へ向けた状態で水下側の延焼防止金属板5から順に嵌合部51を瓦桟木3に嵌め込んでゆき、瓦桟木3の露出面31及び隣合う瓦桟木3間に位置する防水シート22の上面22aとを被覆する。このとき、図10等に示すように、返し片53の上部に水上側に配置された別の延焼防止金属板5の下地材被覆部52が重なることとなるため、太陽電池モジュール4で発火した火炎が延焼防止金属板5同士の継ぎ目部分から屋根下地材2や瓦桟木3へ延焼することを効果的に防止することができる。
また先述したように、延焼防止金属板5の嵌合部51の高さH2は、瓦桟木3の高さH1よりも若干低く形成されているため、嵌合部51を瓦桟木3に嵌め込むと、下地材被覆部52及び返し片53は防水シート22の上面22aから浮き上がり、上面22aとの間に隙間Sを形成するので、延焼防止金属板5の水抜き穴51dから下方へ流れこんできた雨水をより効果的に水下側へ流れ落とすことができる。
そして、図6に示すように、屋根瓦23を所定の位置に配置し、図外のビスで瓦桟木3に固定する。このとき、太陽電池モジュール4に接する水上側の屋根瓦23は、水上側の端部に載置された第1連結金具24とともに瓦桟木3にビス固定される。
続いて、図7に示すように、太陽電池モジュール4を水下側から順に瓦桟木3に設置していく。まず、図8(a)(b)に示すように、太陽電池モジュール4の第2連結金具42に形成された第2板片42aを、屋根瓦23上に固定された第1連結金具24の第1板片24aと、屋根瓦23の上面との間に押し込んで差し込み、水上側へ引き上げて太陽電池モジュール4を屋根瓦23と連結する。さらに図10に示すように、太陽電池モジュール4の第3連結金具43に係止する係止部43bの係止板43cを延焼防止金属板5の上面51aに載置し、延焼防止金属板5を挟んだ状態で瓦桟木3にビス固定する。
そして、図9及び図10に示すように、水上側に他の太陽電池モジュール4を設置する際は、先述したように、他の太陽電池モジュール4の第2連結金具42に形成された第2板片42aを、水下側の太陽電池モジュール4の第3連結金具43に形成された挟着部43aに差込むことにより2つの太陽電池モジュール4同士を連結することができる。そして、同様の手順で太陽電池モジュール4同士を連結させてゆき、屋根延焼防止構造1を完成させる。
このように形成された屋根延焼防止構造1によると、太陽電池モジュール4と、屋根下地材2との間に不燃材料である延焼防止金属板5を設置するので、万が一太陽電池モジュール4が発火した場合であっても、屋根下地材2へ燃え広がって建物内部が延焼することを防止することができる。また、延焼防止金属板5は、上方から落と込むだけで屋根下地材2だけでなく、瓦桟木3の露出面31をも容易に被覆できるとともに、太陽電池モジュール4と同時にビス固定されるので、延焼防止金属板5と太陽電池モジュール4とをそれぞれ個別に瓦桟木3に固定する必要がなく、高所作業となる屋根上での施工効率を向上させることができる。そして、隣合う延焼防止金属板5の返し片53と下地材被覆部52とを重ね合わせることにより、より効果的に建物内部への延焼を防止することができる。さらに、延焼防止金属板5は、入り隅となる部分に水抜き穴51dを形成しているので、雨水を延焼防止金属板5上に留めることなく、水下側へ効果的に流れ落とすことができる。
なお本実施形態では、瓦屋根の新設時に太陽電池モジュール4を設置する場合について説明したが、本発明の屋根延焼防止構造1は、既存の瓦屋根に太陽電池モジュール4を設置したい場合にも用いることができる。すなわち、太陽電池モジュール4を設置したい箇所の既存の屋根瓦23を撤去し、延焼防止金属板5の嵌合部51を露出した既存の瓦桟木3に嵌め込み太陽電池モジュール4を設置してビス固定すれば、改修時においても屋根下地材2への延焼を防止することができる。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
本発明に係る屋根延焼防止構造は、瓦屋根に太陽電池モジュールを設置する際に好適に使用することができる。
1 屋根延焼防止構造
2 屋根下地材
22a 防水シートの上面(屋根下地材の上面)
3 瓦桟木
4 太陽電池モジュール
5 延焼防止金属板
51 嵌合部
51a 嵌合部の上面
51b 第1入り隅部
51c 第2入り隅部
51d 水抜き穴
52 下地材被覆部
53 返し片
H1 瓦桟木の高さ
H2 嵌合部の高さ

Claims (5)

  1. 瓦屋根に設置した太陽電池モジュールの延焼を防止する屋根延焼防止構造であって、
    屋根下地材上に互いに間隔を空けて平行に配設される長尺な瓦桟木と、
    前記瓦桟木上部に敷設される太陽電池モジュールと、
    前記瓦桟木と、前記太陽電池モジュールと、の間に配置され、隣合う前記瓦桟木間に位置する前記屋根下地材の上面、及び当該屋根下地材上に露出する前記瓦桟木の露出面全体を被覆する延焼防止金属板と、を備え、
    前記延焼防止金属板は、前記瓦桟木の前記露出面に上方から嵌め込まれる凹溝型の嵌合部を有することを特徴とする屋根延焼防止構造。
  2. 前記延焼防止金属板は、前記嵌合部の一方の下端から前記嵌合部と反対の方向へ水平に延出し、隣合う前記瓦桟木間に位置する前記屋根下地材の上面を被覆する下地材被覆部と、前記嵌合部の他方の下端から前記嵌合部と反対の方向へ水平に延出する返し片と、を有することを特徴とする請求項1に記載の屋根延焼防止構造。
  3. 前記延焼防止金属板は、前記嵌合部と前記下地材被覆部とによって形成される第1入り隅部、及び前記嵌合部と前記返し片とによって形成される第2入り隅部に、水抜き穴を形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の屋根延焼防止構造。
  4. 前記嵌合部の高さは、前記瓦桟木の高さよりも低いことを特徴とする請求項3に記載の屋根延焼防止構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の屋根延焼防止構造を用いた屋根延焼防止構造の施工方法であって、
    屋根下地材上に互いに間隔を空けて平行に前記瓦桟木を配設し、
    前記延焼防止金属板の前記嵌合部を上方から前記瓦桟木に嵌め込むとともに、前記下地材被覆部によって隣り合う前記瓦桟木間に位置する前記屋根下地材の上面を被覆し、
    前記太陽電池モジュールを前記嵌合部の上部に配置するとともに、前記嵌合部の上面を挟んで前記瓦桟木にビス固定することを特徴とする屋根延焼防止構造の施工方法。
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