JP2003293531A - 屋根及びその施工方法 - Google Patents

屋根及びその施工方法

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JP2003293531A
JP2003293531A JP2002122530A JP2002122530A JP2003293531A JP 2003293531 A JP2003293531 A JP 2003293531A JP 2002122530 A JP2002122530 A JP 2002122530A JP 2002122530 A JP2002122530 A JP 2002122530A JP 2003293531 A JP2003293531 A JP 2003293531A
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fixed
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JP2002122530A
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Mikio Miyoshi
三好  幹夫
Jo Takahashi
丈 高橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の枠体を必要とせずにモジュール本体の
撓みを防止できる屋根及びその施工方法を提供するこ
と。 【解決手段】周囲が枠体17(15,16)で固定され
てモジュール本体12の裏面12aに空間を有する太陽
電池モジュール5を屋根下地材(野地板3,防火面材4
等)を介して受木桟6へ取り付けた屋根1である。屋根
下地材(3,4)側へのモジュール本体12の撓みを防
止する支持部材13をモジュール本体12の裏面12a
と屋根下地材(3,4)との間に介在させて枠体17を
受木桟6に固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モジュール本体
やカバー部材などの屋根用の板状部材を屋根下地材上に
固定した屋根及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から太陽電池モジュールを屋根に固
定した屋根が普及している。近年、部品コストの低下や
太陽電池モジュールの屋根への施工性の向上を目的とし
て太陽電池モジュールの大きさを大型化することが図ら
れている。しかしながら、大型化に伴い、積雪荷重や施
工時の作業者の荷重によるモジュール本体の裏面側への
撓みが大きくなるという課題が発生している。
【0003】特開平9−148612号公報によれば、
モジュールを挟持する長辺側枠材間にモジュール本体の
裏面を支持する補強部材(中桟)を架設することによ
り、モジュール本体の撓みの防止が図られている。
【0004】また、この太陽電池モジュールの周囲を覆
うカバー部材(例えば、特開2001−207610号
公報に開示の棟側水切り)の裏面に枕木を介在させてカ
バー部材の撓みの防止が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平9−148612号公報に記載の技術では、補強部
材は中桟を長辺側枠材間に架設して固定するため専用の
長辺側枠材が必要となり、新たな金型が必要となり、部
品コストの低下や施工性が必ずしも良好であるとは言え
ない。
【0006】また、枕木を介在させて撓みを防止する場
合、この枕木は屋根下地材の上に配設されるので、カバ
ー部材が木質系であれば、カバー部材の裏面に浸入した
雨水や湿気により枕木が腐食する虞がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、専用の枠体を必
要とせずにモジュール本体の撓みを防止できる屋根及び
その施工方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の更なる目的は、屋根下地材
の上に空間を有して屋根用の板状部材を取り付ける際の
板状部材の撓みを防止できる屋根及びその施工方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、第1の発明の屋根は、太陽電池モジュールのモジュ
ール本体の裏面に枠体には固定されていないバックアッ
プ材(支持部材)を介在させたことを特徴とする。
【0010】すなわち、第1の発明の屋根は、周囲が枠
体で固定されてモジュール本体の裏面に空間を有する太
陽電池モジュールを屋根下地材を介して受木桟へ取り付
けた屋根であって、前記屋根下地材側へのモジュール本
体の撓みを防止する支持部材を前記モジュール本体の裏
面と前記屋根下地材との間に介在させて前記枠体を前記
受木桟に固定したことを特徴としている。
【0011】このように構成すればモジュール本体の裏
面と下地板との間に、モジュール本体の裏面側への撓み
を防止する支持部材が介在されているので、太陽電池モ
ジュール本体が裏面側の空間に向けて撓むことがない。
【0012】また、裏面側へのモジュール本体の撓みを
防止する支持部材が屋根下地材を支持基盤として利用し
ているので専用の枠体を用いる必要がない。
【0013】これにより、専用の枠体を必要とせずに、
モジュール本体の撓みを防止できる屋根を提供すること
ができる。
【0014】また、この支持部材として合成樹脂発泡体
を用いれば、モジュール本体の裏面を傷つけることなく
支持部材を介在させることができる。
【0015】また、裏面側へのモジュール本体の撓みを
防止する支持部材が屋根下地材を支持基盤として利用し
ているので専用の枠体を用いる必要がない。
【0016】これにより、専用の枠体を必要とせずに、
モジュール本体の撓みを防止できる屋根を提供すること
ができる。
【0017】また、この支持部材として合成樹脂発泡体
を用いれば、モジュール本体の裏面を傷つけることなく
支持部材を介在させることができる。
【0018】また、第2の発明の屋根は、屋根の下地上
に配設される太陽電池モジュール本体やカバー部材、水
上カバーなどの屋根用の板状部材の裏面の撓みを防止す
るために、合成樹脂発泡体からなるバックアップ材(枕
木)を用いたことを特徴としている。
【0019】すなわち、第2の発明の屋根は、屋根用の
板状部材の裏面に空間を有して該板状部材を屋根下地材
上に固定するに際して、前記板状部材の裏面に前記屋根
下地材側への撓みを防止する合成樹脂発泡体からなる枕
木を介在させたことを特徴としている。
【0020】このように構成すれば水上カバーや太陽電
池モジュールなどの屋根用の板状部材の裏面と屋根下地
板との間に裏面側への撓みを防止する枕木が介在されて
いるので、板状部材の裏面側に向けて圧力が掛かっても
板状部材が裏面側の空間に向けて撓む(変形する)こと
がない。
【0021】また、この枕木として合成樹脂発泡体を用
いているので板状部材の裏面に雨水や湿気が浸入しても
枕木が腐食することがない。
【0022】この板状部材が太陽電池モジュールの周囲
を覆うカバー部材である場合には、このカバー部材の一
端縁は太陽電池モジュールの側面を覆って固定され、カ
バー部材の他端縁は屋根下地材上に固定される。カバー
部材の一端縁から他端縁までの間に形成された平板部は
合成樹脂発泡体からなる枕木で支持されるので、積雪な
どがあっても撓むことなく、また、雨水や湿気が浸入し
ても腐食することがない。
【0023】また、この支持部材又は枕木の裏面側に防
火面材が配置されていれば、合成樹脂発泡体を使用して
も支持部材又は枕木が万一火災などで燃えても延焼をく
い止めることができる。
【0024】また、支持部材は、前記モジュール本体の
裏面と前記屋根下地材の表面とを面支持により支持する
互いに平行な平行面を備えていれば、裏面側へのモジュ
ール本体の撓みを防止する支持部材がモジュール本体と
略平行面をなして配置されている屋根下地材を支持基盤
としてそのまま利用できる。
【0025】また、本発明の屋根の施工方法は、周囲が
枠体で固定されてモジュール本体の裏面に空間を有し、
前記モジュール本体の裏面側への撓みを防止する支持部
材を前記裏面に固定した太陽電池モジュールを用いて、
受木桟に支持された屋根下地材を介して前記支持部材が
前記モジュール本体の裏面と前記屋根下地材との間に介
在した状態で前記枠体を前記受木桟に固定することを特
徴としている。
【0026】このように構成すれば、太陽電池モジュー
ルへの支持部材の固定を工場等で予め行うことにより、
太陽電池モジュールの屋根への固定を現場施工で行う場
合等の、施工工数の低減を図ることができる。
【0027】また、本発明の屋根の施工方法は、固定面
に接着剤又は粘着剤が付与された合成樹脂発泡体からな
る枕木を屋根下地材上に貼付し、ついで屋根用の板状部
材を屋根下地材上に固定することを特徴としている。
【0028】このように構成すれば、枕木として合成樹
脂発泡体を用いているので、合成樹脂発泡体は軽量なの
で施工現場での取り扱い性が良い。
【0029】また、合成樹脂発泡体は、カッターなどに
より簡単に切り出したり切断することができるので、施
工現場の状況を確認しながら、例えば、太陽電池モジュ
ールから引き出されるコード逃げを有して枕木を配設す
ることも簡単に行える。
【0030】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、傾斜屋根を備えた建物ユニットを一例
として図面を参照しつつ説明する。
【0031】図1及び図2は、この発明の実施の形態に
係る太陽電池モジュール付きの屋根1を説明する縦断面
図及び横断面図である。
【0032】この屋根1では、傾斜屋根の流れに沿って
延設された垂木2(2a、2b)に野地板(屋根下地
材)3及び鉄板などの防火面材(屋根下地材)4が固定
されている。また、太陽電池モジュール5は、垂木2の
配置されるピッチの略2倍のピッチに合わせた横幅を備
えている。この太陽電池モジュール5の両側に合わせた
垂木2aに受木桟6がそれぞれ固定されている。
【0033】各太陽電池モジュール5、5間の連結部に
は、取付固定用の取付フレーム7が固定され、この取付
フレーム7はビス8、8などを用いて野地板3及び防火
面材4を貫通して各受木桟6に固定されている。
【0034】これにより、太陽電池モジュール5の面と
屋根下地材の面とは略平行に配置される。また、各太陽
電池モジュール5…の傾斜の流れ方向に沿って中央に垂
木2bにより支持された防火面材4及び野地板3が配置
されている。
【0035】太陽電池モジュール5,5間の連結部に跨
って塩ビ鋼板からなるカバー部材9が固定されている。
また、ケラバには、塩ビ鋼板製のケラバカバー10が固
定され、各ユニットU,U間の連結部には、ユニット間
ジョイント部材11が固定されている。
【0036】ここで、この屋根1では、屋根用の板状部
材としてのモジュール本体12の裏面12aと防火面材
4の表面4aとの間に合成樹脂発泡体などにより形成さ
れた支持部材13が介在されている。この支持部材13
は、図3に示すように、上下の面(上面13a、下面1
3b)が互いに略平行な平行面を形成した直方体であ
る。また、上面13aと下面13bとで形成される厚み
tは、防火面材4の表面4aとモジュール本体12の裏
面12aとの間隔に略等しい。
【0037】このように構成すれば、モジュール本体1
2の裏面12aと防火面材4の表面4aとが互いに平行
な平行面を形成するので、防火面材4の表面4aとモジ
ュール本体12の裏面12aとの隙間の間隔に等しい厚
みtを備えた直方体形状の支持部材13をこの隙間に配
置すれば、モジュール本体12の裏面12aは支持部材
13により面支持され、その支持部材13は垂木2bに
より支持された防火面材4及び野地板3(屋根下地材)
に支持されるので、太陽電池モジュール5の大きさが大
型化しても、積雪荷重や施工時の作業者の荷重によるモ
ジュール本体12が裏面側へ撓むことがない。
【0038】また、裏面側へのモジュール本体12の撓
みを防止する支持部材13が屋根下地材(防火面材4及
び野地板3)を支持基盤として利用しているので太陽電
池モジュール12の枠体17に支持部材13を固定する
必要がない。
【0039】また、この支持部材13として合成樹脂発
泡体を用いているので、モジュール本体12の裏面を傷
つけることなく支持部材13を介在させることができ
る。
【0040】また、支持部材13が万一火災などで延焼
しても、裏面には防火面材4が配置されているので、延
焼をくい止めることができる。
【0041】このような屋根1は例えば次の手順により
組み立てられる。
【0042】まず、太陽電池モジュールの組立工場で
は、図3に示す太陽電池モジュール5、合成樹脂発泡体
により形成された長方形の支持部材13及びこの支持部
材13を太陽電池モジュールに固定するための固定部材
としての両面テープ19が用意される。
【0043】太陽電池モジュールは、周囲を縦枠15及
び横枠16からなる枠体17により固定されたモジュー
ル本体12を備えている。この枠体17により、裏面1
2aには周囲を枠体17により囲まれ、底面が裏面12
aで形成された凹所としての空間18を備えている。こ
の空間18を利用して、このモジュール本体12の裏面
12aにはコネクター付きのケーブル14などの必要な
配線が露出して設けられている。
【0044】支持部材13は、この空間の厚みに略等し
い厚みtを備え、モジュール本体12の縦の長さよりも
若干短い支持部材13が用意される。
【0045】モジュール本体12の裏面12aの略中央
に長手方向に沿った適宜の位置(図面では2箇所)に両
面テープ19、19が貼付される。ついで、この両面テ
ープ19、19に支持部材13が押圧固定される。
【0046】建築施工現場では、垂木2に固定された屋
根下地材(野地板3及び防火面材4)を備えた建物が用
意される。このような建物は、例えば、工場などで垂木
2に固定された屋根下地材(野地板3及び防火面材4)
を備えた屋根ユニットを施工現場に搬送して施工現場で
組み立てたユニット建物である。
【0047】工場にて予め支持部材13が固定された太
陽電池モジュール5が建築施工現場に搬送される。施工
現場にて太陽電池モジュール5が牽引されて屋根下地材
の所定位置に搬送される。取付フレーム7を枠体17に
固定しつつ支持部材13がモジュール本体12の裏面1
2aと屋根下地材との間に介在した状態で枠体17を受
木桟6に釘又はビス8などを用いて固定する。
【0048】このように構成すれば、太陽電池モジュー
ル5への支持部材13の固定を工場等で予め行うことに
より、建築現場での施工工数の低減を図ることができ
る。
【0049】合成樹脂発泡体を支持部材13として用い
る場合には、合成樹脂発泡体は軽量であり、かつ取り扱
い性のよいので、発明の実施の形態2で後述するよう
に、施工現場にて屋根面に支持部材13を貼付固定して
もよい。
【0050】
【発明の実施の形態2】以下、本発明の具体的な実施の
形態2について、太陽電池モジュール5を配設した屋根
1の水上側(棟部分)の雨仕舞構造を一例として図面を
参照しつつ説明する。なお、発明の実施の形態1と同一
乃至は均等な部位部材は同一番号を付して詳細な説明は
省略する。
【0051】モジュール本体12の横枠16には、図4
に示すように、断面形状が階段状の受け金具20を介し
て屋根用の板状部材として、板金製の水上カバー21が
固定されている。この水上カバー21の下面21aは屋
根下地材4の表面4aに接着剤又は粘着剤で固定された
合成樹脂発泡体からなる枕木(支持部材)22により支
持されている。
【0052】ここで、この屋根下地材4は発明の実施の
形態1と同一乃至は均等な部材であり、好ましくは鉄板
などの防火面材が表面側に配設されているものである
が、防水シートやアスファルトルーフィングなどの防水
材であってもよい。
【0053】このように構成すれば、水上カバー21が
枕木22により支持されるので、水上カバー21が変形
することがない。また、この枕木22は合成樹脂発泡体
により構成されているので、雨水又は湿気が水上カバー
21の下面に浸入しても枕木22が腐食することがな
い。もちろん、野地板3(屋根裏)側への雨水の浸入は
屋根下地材4で確実に遮断されている。
【0054】なお、この発明の実施の形態2では、モジ
ュール本体12の裏面には支持部材13の配設は必要条
件ではないが、この支持部材13として発明の実施の形
態で説明したように、合成樹脂発泡体を用いた場合に
は、枕木22及び支持部材13がともに合成樹脂発泡体
から構成されるので、太陽電池モジュール5の裏面側に
雨水や湿気が浸入してもこれらのバックアップ材が腐食
する心配がない。
【0055】次に、この雨仕舞構造の施工方法の一例に
ついて、好ましい手順に従って説明する。
【0056】まず、水上カバー21、枕木22及びこれ
らを固定する固定部材が用意される。水上カバー21は
板金を長手方向に沿って折り曲げ加工したものであり、
水上側から順次、屋根下地材に釘打ちなどにより固定す
る固定部21aと、この固定部21aから隆起して雨水
の浸入を防止する堰部21bと、平板状の平板部21c
と受け金具20に固定される固定部21dとこの固定部
21dから曲折して延びる水切り縁部21eとを備えて
いる。
【0057】また、枕木22は、図5に示すように、屋
根下地材4に接着剤で固定するための平面上の接着面2
2aと水上カバー21の平板部21cの裏面を支持する
支持面22bとを備えた断面が三角状又は台形状の合成
樹脂発泡体からなる柱状体である。
【0058】この枕木22の接着面22aに両面テープ
23を貼り付け、離型紙23aを引き剥がすことにより
粘着剤23bを露出させる。
【0059】モジュールの横枠16から所定距離を離間
して墨線24を引き、その墨線24に沿って枕木22を
貼り付ける。このとき、太陽電池モジュールから引き出
されたコード25がある場合には、この枕木22は所定
の長さで切断してコード逃げ26の為に所定の間隔dを
開けて固定する。
【0060】横枠16に受け金具20が固定されていな
い場合には、ネジ27により受け金具20を固定する。
ついで、この受け金具20の上縁20aを固定部21d
に合わせてネジ28により固定する。これにより、水切
り縁部21eは太陽電池モジュールの横枠16上面が覆
われるが、この水切り縁部21eと横枠16の上面との
間には防水スポンジ等の適宜のシール材29を介在させ
る。
【0061】また、水上側の固定部21aはスクリュウ
釘30などにより屋根下地材を貫通して野地板3に釘打
ちされる。ユニットの継目などのジョイント部にはジョ
イント用の水上カバー21がシール材31を介して取り
付けられる。屋根瓦などの屋根材32が固定部21a及
び堰部21bを覆って固定される。
【0062】このような施工方法によれば、枕木として
軽量な合成樹脂発泡体を用いているので、施工現場での
取り扱い性が良い。
【0063】また、合成樹脂発泡体は、カッターなどに
より簡単に切り出したり切断することができるので、施
工現場の状況を確認しながら、例えば、太陽電池モジュ
ールから引き出されるコード逃げを有して枕木を配設す
ることも簡単に行える。
【0064】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0065】例えば、以上の発明の実施の形態では、傾
斜屋根であったが必ずしも屋根は傾斜していなくてもよ
い。太陽電池モジュールの本体裏面と略平行な面に屋根
下地材があれば略同一の作用効果を奏することができ
る。
【0066】また、ユニット建物を例示して説明した
が、一般的な建物の屋根にこの発明を応用しても同一乃
至は均等な効果を得ることができる。
【0067】また、発明の実施の形態では、受木桟は垂
木に固定されていたが、垂木を受木桟として用いてもよ
い。この場合には、太陽電池モジュールは屋根下地材を
支持して固定する垂木に直接固定される。
【0068】また、以上の発明の実施の形態では、屋根
下地材として野地板3及び防火面材4が別個に設けられ
ていたが、野地板3として防火性能を備えたものを用い
る場合には防火面材4は別個に用いられなくてもよい。
【0069】また、以上の発明の実施の形態では、太陽
電池モジュールを取り付けた屋根について説明したが、
枕木として合成樹脂発泡体を用いる場合には、太陽電池
モジュールを取り付けた屋根に限らずその他の部材を取
り付けた屋根に用いてもよい。
【0070】例えば、屋根に突設して取り付けられた天
窓などの周囲をカバー部材によりカバーする際に、カバ
ー部材の裏面と屋根下地材との間に空間を設けたい場合
にこの発明の合成樹脂発泡体からなる枕木を配置すれ
ば、枕木によりカバー部材が変形することが防止され、
また、この枕木は合成樹脂発泡体により構成されている
ので、軽量であり取り付けが容易で、かつ、仮にカバー
部材の下に雨水や湿気が浸入しても枕木が腐食しないと
言う作用効果を得ることができる。カバー部材の下に浸
入した雨水や湿気は屋根下地材により確実に遮断され
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば屋根下地材の上に空間を有して屋根用の板状部材を取
り付ける際の板状部材の撓みを防止できる屋根及びその
施工方法を提供することができる。また、本発明によれ
ば専用の枠体を必要とせずにモジュール本体の撓みを防
止できる屋根及びその施工方法を提供することができ
る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る屋根を説明するため
の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る屋根を説明するため
の横断面図ある。
【図3】本発明の実施の形態に用いる太陽電池モジュー
ルの組立状況の一例を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る屋根を説明するため
の要部縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る枕木を説明するため
の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る施工方法を説明する
ための説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る施工方法を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1:屋根 2:垂木 3:野地板(屋根下地材) 4:防火面材(屋根下地材) 5:太陽電池モジュール 6:受木桟 7:取付フレーム 8:ビス 9:カバー部材 10:ケラバカバー 11:ユニット間ジョイント部材 12:モジュール本体(板状部材) 12a:裏面 13:支持部材 13a:上面 13b:下面 14:ケーブル 15:縦枠 16:横枠 17:枠体 18:空間 20:受け金具 21:水上カバー(板状部材) 21a:(水上側)固定部 21b:堰部 21c:平板部 21d:(水下側)固定部 21e:水切り縁部 22:枕木(支持部材) 22a:接着面 22b:支持面 23:両面テープ 23a:離型紙 23b:粘着剤 24:墨線 25:コード 26:コード逃げ 27、28:ネジ 29:シール材 30:スクリュウ釘 31:シール材 32:屋根瓦(屋根材) T:ユニット建物 U:建物ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲が枠体で固定されてモジュール本体の
    裏面に空間を有する太陽電池モジュールを屋根下地材を
    介して受木桟へ取り付けた屋根であって、 前記屋根下地材側へのモジュール本体の撓みを防止する
    支持部材を前記モジュール本体の裏面と前記屋根下地材
    との間に介在させて前記枠体を前記受木桟に固定したこ
    とを特徴とする屋根。
  2. 【請求項2】前記支持部材は、合成樹脂発泡体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の屋根。
  3. 【請求項3】前記支持部材の裏面側に防火面材が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋
    根。
  4. 【請求項4】前記支持部材は、前記モジュール本体の裏
    面と前記屋根下地材の表面とを面支持により支持する互
    いに平行な平行面を備えていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の屋根。
  5. 【請求項5】屋根用の板状部材の裏面に空間を有して該
    板状部材を屋根下地材上に固定するに際して、前記板状
    部材の裏面に前記屋根下地材側への撓みを防止する合成
    樹脂発泡体からなる枕木を介在させたことを特徴とする
    屋根。
  6. 【請求項6】前記板状部材は、太陽電池モジュールの周
    囲を覆うカバー部材であり、 該カバー部材の一端縁は前記太陽電池モジュールの側面
    を覆って固定され、 該カバー部材の他端縁は前記屋根下地材上に固定されて
    いることを特徴とする請求項5記載の屋根。
  7. 【請求項7】請求項2記載の構成により太陽電池モジュ
    ールを固定した屋根であって、 該太陽電池モジュールの周囲は、請求項6記載の構成に
    よりカバー部材が取り付けられた屋根。
  8. 【請求項8】周囲が枠体で固定されてモジュール本体の
    裏面に空間を有し、前記モジュール本体の裏面側への撓
    みを防止する支持部材を前記裏面に固定した太陽電池モ
    ジュールを用いて、 受木桟に支持された屋根下地材を介して前記支持部材が
    前記モジュール本体の裏面と前記屋根下地材との間に介
    在した状態で前記枠体を前記受木桟に固定することを特
    徴とする屋根の施工方法。
  9. 【請求項9】固定面に接着剤又は粘着剤が付与された合
    成樹脂発泡体からなる枕木を屋根下地材上に貼付し、つ
    いで屋根用の板状部材を屋根下地材上に固定することを
    特徴とする屋根の施工方法。
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