JP3552369B2 - 高剛性太陽電池モジュールの作製方法 - Google Patents

高剛性太陽電池モジュールの作製方法 Download PDF

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    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家屋の屋根やビルの外壁として好適な太陽電池モジュールに関し、太陽電池モジュールの剛性の向上を目的とし、さらに非晶質シリコン系太陽電池の信頼性向上に適した高剛性太陽電池モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境問題に対する取り組みの一環として、ビルや一般家屋などの建築物に設置される太陽光発電システムが種々提案され実用化されている。
通常、このような太陽光発電システムは、ビルの屋上や家屋の屋根上に複数の太陽電池モジュールを設置することで構成されている。
【0003】
この太陽電池モジュールは、通常透光基板上に太陽電池素子として非晶質シリコン系半導体層を堆積したものや、透光基板上に結晶系のシリコン半導体板を封入した太陽電池パネルと、この太陽電池パネルを保持する枠体とを備え、例えば家屋の屋根上に設置する場合には、家屋の母屋上に設けられた、垂木、野地板、屋根瓦からなる屋根の、所望の屋根瓦を取り除き、その部分の野地板に取付具を立設固定し、取付具の上端に枠体を固定して、屋根瓦上に一定の間隔をあけて浮かした状態に設置される。
【0004】
ところで、非晶質シリコン系半導体からなる太陽電池素子は、基本的に、結晶系のシリコン半導体からなる太陽電池素子よりも発電効率が低く、しかも、比較的短期間(2〜3カ月)光を照射することで、発電出力が初期状態の発電出力の約80%まで低下し、その後は低下後の水準に維持されるという現象(ステブラーロンスキー効果)が見られ、結晶系のシリコン半導体からなる太陽電池素子と同等の出力を得るためには、大きな受光面積が必要となる。それ故、非晶質シリコン系半導体からなる太陽電池素子は、結晶系のシリコン半導体からなる太陽電池素子よりも安価でかつ外観も優れているが、その普及が大幅に遅れている。但し、この発電出力の低下現象(以下、単に光劣化と称す)は、太陽電池素子を80℃〜90℃以上の高温に加熱することで防止できるとともに、一旦劣化した場合でも回復することが知られている。そして、この光劣化を軽減させることができれば、低価格でかつ意匠性に優れるという点で、非晶質シリコン太陽電池の優位性が出てくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の太陽光発電システムは、次のような2つの問題点を内包するものであった。
(1) 太陽電池モジュールと屋根瓦との間に隙間が形成され、太陽電池モジュールに対して下側から突き上げる風の力が作用するので、強風時においても、太陽電池モジュールが吹き飛ばされないようにするためには、太陽電池モジュールの取付強度を十分に高める必要があり、取付構造が複雑化したり大型化するという問題がある。
この問題を解決するため、太陽電池モジュールの下方の屋根瓦を除去して、太陽電池モジュールを野地板に密着させること、あるいは野地板内に太陽電池モジュールを埋め込み施工することも考えられるが、前者では太陽電池モジュールと野地板間への雨水の浸入に対して十分な防水施工が困難であるため、雨漏りや野地板の腐食という点で懸念があり、また後者の場合も、同様に雨水の浸入の問題がある。さらに両者に共通の問題として、下側から突き上げる風の力は受けないものの、屋根上に設置された太陽電池モジュールの表面を風が吹き抜ける時、太陽電池パネルを引き剥がそうとする方向に働く負圧による太陽電池パネルの剥落が懸念されるという点が挙げられる。
【0006】
(2) 前記太陽電池モジュールの取付構造では、前述のように太陽電池パネルと屋根瓦との間に隙間が形成されているので、太陽光線により太陽電池素子の温度はかなり高くなるものの、太陽電池パネルの上下両面からの放熱で、太陽電池素子を80℃〜90℃以上の高温にすることが困難であり、非晶質シリコン太陽電池の、光劣化による発電効率の大幅な低下は避けられない。
【0007】
(3) また、非晶質シリコン系半導体による太陽電池モジュールは、ガラス基板の上に非晶質シリコン半導体層や電極層を積層したものであり、防火性能にも問題がある。従って、従来構造の太陽電池モジュールを屋根上に設置しようとすれば、建築基準法に準じて太陽電池モジュールの下側に防火性を有するボードを敷設するなどの防火対策を十分に講じる必要があり、施工コストも高くつく。
【0008】
そして本発明の目的は、風圧やその他外力に抗し得るよう、太陽電池モジュールの剛性を向上させるとともに、非晶質シリコン系太陽電池の信頼性向上に適した高剛性太陽電池モジュールを提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
【0010】
本発明に係る高剛性太陽電池モジュールは、単または複数枚の太陽電池パネルと、その背面側に設けられた少なくとも略波板状の板材とより構成され、前記太陽電池パネルと板材とを当接または接着し、その隙間となる凹部に接着性を有する断熱材を注入し、該凹部に充填された断熱材により前記太陽電池パネル及び板材を一体化してなるものである。
【0011】
そして、請求項1は、前記高剛性太陽電池モジュールを作製する方法であって、前記略波板状の板材を屋根上の所定箇所に設置し、その上に前記太陽電池パネルを置き、該太陽電池パネルと前記板材との間の隙間となる当該板材の凹部に、接着性を有する断熱材を硬化前の状態で注入してなる作製方法である。
【0012】
ここで、前記断熱材は、請求項2のように、ウレタンフォームよりなるものが好ましい。
【0013】
また、請求項3のように、板材として金属板が用いられることが、好ましい実施例である。
【0014】
また、このような本発明の太陽電池モジュールは、家屋の屋根上に設置することが主たる応用例であり、具体的には、以下の構造との組み合わせによる屋根パネルとすることも好ましい実施例である。
すなわち、本発明の太陽電池モジュールを方形状の枠体に内装し、かつ板材に金属を用いる場合には、この枠体との組み合わせにおいて、金属板の外周部に枠体の上面を略全域を覆う鍔部を形成したり、太陽電池モジュールを下側からサポートする補強部材を枠体内部に横断状に設けたり、補強部材が枠体内を閉塞する板状部材とする具体例が例示できる。
【0015】
さらに、本発明の太陽電池モジュールを用いた屋根パネルを、野地板内に埋め込み施工する場合、隣接する屋根パネル同士間の防水性が懸念されるが、この場合には、太陽電池パネルと、その背面側に設けられた断熱材と剛性を有する平板状の板材を接着層を介して一体化するに当たって、例えば太陽電池パネルの背面に枠体の外側面まで外縁部が延びうる大きさの防水シートを介装し、これらを一体化して太陽電池モジュールとすればよい。また、太陽電池パネルと、その背面側に設けられた剛性を有する略波板状の板材を、板材の凹部に充填された接着性を有する断熱材によって一体化するに当たっても、例えば太陽電池パネルの背面に同様の防水シートを介装し、これらを一体化して太陽電池モジュールとすればよい。
【0016】
上記手段によって構成された本発明の機能と作用は、以下のようになる。
本発明に係る高剛性太陽電池モジュールにおいては、板材によってあるいは実効的な厚さが増大することにより、太陽電池モジュールとしての強度、剛性の向上が可能となる。また太陽電池パネルの背面側には、断熱材が設けてあるので、太陽電池パネルの背面側からの放熱が防止され、太陽電池パネルの温度上昇が促進される。
さらに、本発明の太陽電池モジュールを、野地板内に埋め込み設置した場合には、断熱材により建築物内への熱の伝達が防止されるとともに、建築物からの排熱が防止されるので、室内温度の変動が抑制される。
【0017】
そして、請求項1に係る高剛性太陽電池モジュールの作製方法によれば、屋根上等の設置現場においては、先ず略波板状の板材を屋根上の所定箇所に設置後、その上に太陽電池パネルを置き、太陽電池パネルと板材との間の隙間、すなわち板材の凹部に、断熱材としてウレタンフォーム等の接着性を有する合成樹脂を硬化前の状態で注入できるので、設置現場において、本発明の太陽電池モジュールを作製することができる。このことは、太陽電池モジュールの設置現場に完成品として運搬する場合と比べて体積が小さくなるため運搬コストの低減をもたらし、かつ新築家屋等、新たに屋根を施工する場合には、工事日程のフレキシビリティが増大し、結果的にトータルコストを大幅に低減できる。
【0018】
本発明は、太陽電池パネルに対して断熱材や板材を接着し、実効的に太陽電池モジュールの厚みを大きくすることで、太陽電池モジュールの剛性を上げるものである。すなわち、例えば太陽電池パネルと断熱材と板材とを単に積層しただけの太陽電池モジュールでは、捩じり方向に力を加えた時に、太陽電池パネルと断熱材あるいは断熱材と板材との間に隙間が生じるため、剛性はそれほど向上しない。一方、本発明のように、太陽電池パネルと断熱材と板材とがそれぞれ接着剤等による接着層によって強固に接着されて一体化されていると、捩じり方向に力を加えても太陽電池パネルと断熱材あるいは断熱材と板材との間に隙間が生じないため、実効的に厚みが増大したことになって、剛性が向上することになる。また板材としては、少なくとも断熱材よりも剛性の高いものがより好ましい。
また本発明は、太陽電池パネルとその背面側に設けられた剛性を有する略波板状の板材が、板材の凹部に充填された接着性を有する断熱材によって一体化されており、上記効果に加えて、略波板形状によって一層の剛性向上が可能となるのである。
また、断熱材が接着層を兼ねていることから、断熱材を太陽電池の設置現場で充填することが可能となり、製造コストおよび工数の削減、および工事日程に対するフレキシビリティの確保が見込め、工事費を含めたトータルコストも削減できる。
【0019】
また、断熱材が接着層を兼ねていることから、断熱材を太陽電池の設置現場で充填することができ、製造コストおよび工数の削減、および工事日程に対するフレキシビリティの確保が見込め、工事費を含めたトータルコストも削減でき、このような断熱材としては、請求項2のように、ウレタンフォームが好適である。
【0020】
請求項3に係る高剛性太陽電池モジュールの作製方法においては、前述のような太陽電池モジュールを方形状の枠体に内装した屋根パネルを構成するに当たり、金属板を折曲加工してその外周部に枠体の上面を略全域を覆う鍔部を形成し、かつこの金属板の鍔部を枠体に直接固定することができるので、屋根パネル全体としての剛性向上にもなる。また、優れた防火性能を得ることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。図1には、請求項1に係る高剛性太陽電池モジュール1の断面構造を示している。図例は、太陽電池パネル2と、その背面側に設けられた断熱材3と平板状の板材としての金属板4が、接着層Bを介して一体化された、高剛性太陽電池モジュール1であり、太陽電池パネル2と接着層Bと断熱材3と接着層Bと金属板4とを、この順に積層して一体化したものである。本図の構造においては、太陽電池モジュール1の剛性が向上するとともに、断熱材3の下側、すなわち家屋の屋根に設置した場合の室内側に金属板4が設けられており、室内で発火した火事が、近隣へ延焼することを防止するのに特に適している。
また請求項1に係る別の実施形態としては、図2に示すような、太陽電池パネル2と接着層Bと金属板4と接着層Bと断熱材3と接着層Bと金属板4とを、この順に積層して一体化したものが例示できる。この場合は、断熱材3の上下両側に金属板4が設けられていることから、上記近隣への延焼防止に加えて、近隣家屋からの発火による類焼も併せて防止するのに特に適していることがわかる。
【0022】
さらに、請求項2に係る高剛性太陽電池モジュール1の断面構造は、図3のように、太陽電池パネル2と接着性を有する断熱材よりなる接着層Bと断熱材3と接着性を有する断熱材よりなる接着層Bと金属板4とを、この順に積層して一体化したものが例示できる。
【0023】
続く図4には、請求項3に係る高剛性太陽電池モジュール1の断面構造を示している。図例は、太陽電池パネル2と、その背面側に設けられた略波板状の板材としての金属板4が、板材(金属板4)の凹部4aに充填された接着性を有する断熱材3によって一体化されたことを特徴とする、高剛性太陽電池モジュール1である。このように金属板4を略波板状にすると、平板の場合に比べてより一層剛性が向上する。また、本例で使用しうる好適な断熱材3としては、太陽電池パネル2と金属板4とを当接または接着後に、凹部4aに注入できるものがよい。具体的には、ウレタンフォーム等が例示できる。なお本図例では、略波板状の金属板4として、図示するような、平坦な頂部4bを有するものを使用し、この頂部と太陽電池パネル2の背面が当接され、かつ太陽電池モジュール1の背面2aも平坦に仕上げられている。
【0024】
また図5には、請求項4に係る高剛性太陽電池モジュール1の断面構造を示している。図例は、太陽電池パネル2と、その背面側に設けられた平板状の板材としての金属板4が、接着性を有する断熱材3によって一体化されたことを特徴とする、高剛性太陽電池モジュール1である。この構造では、太陽電池パネル2と金属板4が断熱材3によって接着された構造であり、組み立てが簡単でかつ施工現場での組み立てが可能であるため、工事日程上のフレキシビリティが大きくなるという利点がある。このように請求項4に係る高剛性太陽電池モジュール1においては、断熱材3がそのまま接着層として機能している。
【0025】
太陽電池パネル2は、図6に示すように、基本的には、透光基板10と、透光基板10の下面に形成した非晶質シリコン太陽電池素子層11と、この太陽電池素子層11の下側に設けられた充填材12と、充填材12の下側に設けられたバックシート13とを備えている。
透光基板10としては強化ガラスや貼り合わせガラス、またはその他一般的な透光基板が用いられ、ガラス成分が溶出しないよう、必要に応じて酸化ケイ素などを被着したものを用いても良い。また、本発明では太陽電池パネル2の背面に接着層Bが存在しているので、透光基板10が割れたとしてもその破片が飛散することがないため、透光基板10として、窓ガラスとして使用されている安価な鉛ガラスや、他の安価なアルカリガラス等が使用できる。この場合、本来ならば非晶質シリコン太陽電池素子層11へのアルカリ成分の拡散等が懸念されるが、前述のように表面に酸化ケイ素などを被着したものを用いれば問題はない。
非晶質シリコン太陽電池素子層11は、透光基板10上に透明導電膜、p−i−nまたはn−i−pの非晶質シリコン層、金属電極層を順次堆積した積層体からなり、その下面側に設けたEVA、PVB、ポリイソブチレン系樹脂、エポキシ樹脂塗布層等の充填材12によって保護されている。ここで、充填材としてエポキシ樹脂塗布層等の比較的硬質の材料を用いる場合は、その表面が柔らかくないので、バックシート13は省略することもできる。
【0026】
バックシート13は、通常アルミニウム箔をサンドしたテドラー等で構成されているが、接着剤とのなじみが悪いため、前述のように充填材にエポキシ樹脂塗布層を用いてバックシート13を省略してもよいし、さらには、接着層Bを充填材12の代わりとして機能させ、充填材12とバックシート13を共に省略してもよい。
ここで透明導電膜としては、酸化錫や酸化インジウム錫或いは酸化亜鉛が用いられ、非晶質シリコン層としては、アモルファスシリコンカーバイトとアモルファスシリコンによるヘテロ接合構造が採用され、必要に応じて透明導電膜側や金属電極層側のp層やn層を微結晶化させることが、直列抵抗低減において効果的である。
【0027】
また金属電極層としては、クロム、アルミニウム、銀などの一般的な金属材料を、単層や複層構造として用いる。そして特に素子温度が高温になることから、非晶質シリコン層との間で金属成分の拡散を防止するため、非晶質シリコン層と金属電極層との間に、前述の透明導電膜やシリサイド層などによる金属拡散防止層を介在させたり、この金属拡散防止層を介在させずに、金属電極層としてクロムやモリブデンなどのシリサイド形成金属を用いたり、これらシリサイド形成金属と他の金属との積層構造とすることが効果的である。また、入射光の閉じ込め効果の点からは、高反射率の銀を用いると特に効果が高い。
さらに、充填材12としてEVA、PVBなどを用いる場合は、真空ラミネート法によって封入し、ポリイソブチレン系樹脂の場合は、これを加熱流動化して塗布し、エポキシ樹脂塗布層の場合は、塗布後に加熱硬化すればよい。
【0028】
断熱材3を構成する素材としては、断熱性、保温性、蓄熱性に優れた、例えばポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム、軟質ポリウレタンフォーム、硬質塩化ビニルフォーム、ユリアフォーム、フェノールフォーム、ラバーフォーム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、パーライト、バーミキュライト、泡ガラスなどの発泡質・多孔質材料や、アスベスト、ロックウール、グラスウール、セラミックファイバー、動植物繊維、軟質繊維材、炭素質繊維、チタン酸カリウム繊維などの繊維材料や、ケイ酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、けいそう土、けいそう土質断熱れんが、耐火断熱れんが、キャスタブル耐火断熱材、コルク、炭素粉末などの粒・粉状材料の加工品や、アルミニウム箔などからなる多層箔材料や、硬質フォームラバー、発泡クロロプレンゴムなどの発泡ゴム材料や、軽量気泡コンクリートや、発泡アルミニウムなどを用いることが可能である。
また請求項2や請求項4に使用可能な接着性を有する断熱材としては、このうちポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム、軟質ポリウレタンフォーム等が好ましい。
【0029】
金属板4としては、鉄板、ステンレス鋼板、銅板、アルミニウム合金板、ホウロウ鋼板、亜鉛鉄板、チタン合金板などの金属板単独、或いは、これらの金属板に防錆処理を施したもの、或いは、金属板と無機質断熱板や無機質高充填フォームプラスチック板との積層板などを採用することが可能である。また、金属板4以外の板材としてはガラスなども挙げられるが、防火性能の向上という観点からは、金属とともにケイ酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、けいそう土、けいそう土質断熱れんが、耐火断熱れんが、キャスタブル耐火断熱材、軽量気泡コンクリート等の、窯業系不燃材の使用が好ましい。また、後述する略波板状の板材としては、上記金属板4が好ましい。さらに、少なくとも組み合わされる断熱材よりも剛性の高いものが望ましい。
【0030】
また図7に示す高剛性太陽電池モジュール1のように、図1および図3で示した断面構造のものを対象とし、金属板4の外周部に断熱材3の側面に沿って太陽電池パネル2側へ延びる縦壁部5Aを形成してもよい。この場合には、捩じれや曲げに対する太陽電池モジュール1の強度、剛性を一層向上させることが可能となる。
【0031】
また、図8に示す高剛性太陽電池モジュール1のように、図2で示した断面構造のものを対象として、同図(a)に示すように、太陽電池パネル2側の金属板4を背面側に折曲して縦壁部5Bを設けてより一層の捩じり方向の剛性を高めたり、同図(b)に示すように、背面側の金属板4を折曲して縦壁部5Aを設け、同様に捩じり方向の剛性を高めたりすることもできる。
【0032】
【実施例】
本発明の主な適用例は、本発明の太陽電池モジュール1に枠体を取り付けた、発電機能を有する屋根パネルとして、家屋の屋根に設置することを対象としてものであるので、以下、本発明の高剛性太陽電池モジュール1に枠体を取り付けて屋根パネルとし、これを家屋の屋根に適用した場合の実施例について、詳細に説明する。また以下の実施例では、すでに図1および図3に示したような、一枚の金属板4を用いた太陽電池モジュール1の例を取り上げて説明するが、他の構造の太陽電池モジュール1が使用可能であることは勿論、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例では、軒下側を前側、棟側を後側と定義して説明する。また前記各図で示した接着層Bについては、屋根パネル全体としてみれば極めて薄い層であるので、以下の説明ではこの接着層Bの表記は省略し、太陽電池モジュール1、または太陽電池パネル2、断熱材3、板材(金属板)4等の太陽電池モジュール1の構成要素のみに符号を記している。
図9、図10に示すように、家屋20の上部には左右方向向きの複数の母屋21が一定間隔あけて複数並設され、母屋21上には左右に複数連設された屋根パネル23が前後に3列配置され、屋根22はこれら複数の屋根パネル23で構成されている。つまり、この家屋20においては、垂木、野地板、屋根瓦は省略されており、複数の屋根パネル23が垂木、野地板、屋根瓦として機能することになる。なお、符号24は天窓である。
屋根22は、屋根22の左サイドを構成する屋根パネル23Aと、屋根22の右サイドを構成する屋根パネル23Bと、屋根22の屋根パネル23A、23B間を構成する屋根パネル23Cの3種類の屋根パネル23で構成されている。
【0033】
先ず、屋根パネル23Cの構成について、図11〜図18を参照しながら説明する。
1対のサイドフレーム30と、両サイドフレーム30の前端部及び後端部を連結する1対の連結フレーム31とからなる略長方形枠状の木製枠体32が設けられ、木製枠体32は母屋21に対して図示外の釘やボルトで固定され、横方向に連設される屋根パネル23Cの木製枠体32同士も図示外の釘やボルトなどで固定されている。
【0034】
木製枠体32の下半部内には左右方向向きの棒状の補強部材33が所定間隔おきに設けられ、補強部材33の両端部は左右のサイドフレーム30に固定され、補強部材33上には弾力性を有するクッション材34が設けられている。但し、このクッション材34は省略してもよい。
クッション材34上には、本発明の高剛性太陽電池モジュール1が設けられており、金属板4の外周部には木製枠体32の内壁に沿って上方へ延びる縦壁部5Aが形成され、縦壁部5Aの上端部には木製枠体32の上面側へ延びる鍔部6が形成されている。
【0035】
ここで、屋根パネル23内における太陽電池モジュール1の位置関係について説明すると、金属板4の内側、すなわち太陽電池パネル2側には平板状の断熱材3が金属板4の全面にわたって接着層によって接着されて設けられ、断熱材3の上面は木製枠体32の上面よりもやや高く配置されている。但し、木製枠体32の中段部に略L字状の金具を固定するなどして、金属板4及び断熱材3を支持してもよい。また、補強部材33は、木製枠体32内側を閉塞する板状部材で構成してもよいし、さらに、木製枠体32及び補強部材33は、角材や合板等で構成することが可能である。
【0036】
木製枠体32及び断熱材3の前端近傍部及び後端近傍部には段差部32aが形成され、この段差部32a上には屋根下地パネル35が夫々固定され、屋根下地パネル35の上端部は段差部32a以外の木製枠体32の部分と略同高に設定されている。
【0037】
ここで、太陽電池パネル2の背面には、接着層を介して太陽電池パネル2の外側へ延びる防水シート36が接着され、さらにこの防水シート36と断熱材3が接着層によって接着されている。従って、太陽電池パネル2と防水シート36と断熱材3と金属板4とがこの順に接着層を介して互いに接着されて一体化され、高剛性太陽電池モジュール1を構成している。そして、防水シート36は前後の屋根下地パネル35の上面全域にまでわたって延びており、防水シート36の外縁部は、木製枠体32の上面及び外側面に沿って延設されて木製枠体32に貼着され、この防水シート36によって、木製枠体32内への雨水などの浸入が防止される。なお、防水シート36の素材としては、特殊ゴム化アスファルトコンパウンドやポリイソブチレンなどが挙げられる。また防水シート36に粘着性のあるものを用いると、この防水シート36が接着層として機能する。
【0038】
太陽電池モジュール1の受光面側には、複数の太陽電池パネル2が僅かな隙間をあけて前後に連設され、隣接する太陽電池パネル2間の隙間にはシール材37が充填されている。また連設される複数の太陽電池パネル2にわたって、太陽電池パネル2の上面を覆う透明なカバー部材を設けてもよい。
【0039】複数の太陽電池パネル2を連設した太陽電池モジュール1を、木製枠体32に固定保持するため、屋根パネル23Cは、1群の太陽電池パネル2の前縁部及び後縁部を保持する前部保持手段40及び後部保持手段41と、太陽電池パネル2の側縁部を保持する左右1対の側部保持手段42を備えている。
【0040】
側部保持手段42について説明すると、図11、図14、図16に示しているように、1群の太陽電池パネル2に対応させて左右のサイドフレーム30上には金属板4の鍔部6と防水シート36とを挟んで側部受金具45が固定され、太陽電池パネル2の側縁部は側部受金具45の内半部上に載置されている。
側部受金具45の外半部には太陽電池パネル2の側縁部上へ延びるアーム部46aを有する側部固定金具46が着脱可能に取付けられ、アーム部46aと太陽電池パネル2の側縁部間にはエチレンプロピレンゴム(EPDM)などからなるシール材47が設けられ、太陽電池パネル2の側縁部は側部受金具45と側部固定金具46間に水密状に挟持されてサイドフレーム30に固定されている。
太陽電池パネル2と木製枠体32上の防水シート36間にはシール材48が設けられ、側部受金具45の外側部には隣接する屋根パネル23C間への雨水等の侵入を防止するシール材49が装着されている。
【0041】
この側部保持手段42は、工場等において予めサイドフレーム30に組付けられる。また、後述する屋根パネル23A、23Bの一側部にも、屋根パネル23Cと同じ構成の側部保持手段42が設けられ、建設現場では、屋根パネル23を母屋21上にセットした状態で、隣接する側部保持手段42の側部固定金具46の上面間にわたって連結プレート50をビス等で取付けて、連結プレート50で隣接する側部固定金具46同士を連結するとともに、連結プレート50にカバー部材51を嵌合固定して、隣接する屋根パネル23間への雨水等の浸入を防止することになる。
【0042】
前部保持手段40について説明すると、図11、図13、図17に示しているように、前側の屋根下地パネル35の後縁部上には前部受金具55が固定され、最も前側の太陽電池パネル2の前縁部は前部受金具55の後半部上に載置されている。前部受金具55の前半部には太陽電池パネル2の前縁部上へ延びるアーム部56aを有する前部固定金具56が着脱可能に取付けられ、アーム部56aと太陽電池パネル2の前縁部間にはエチレンプロピレンゴム(EPDM)などからなるシール材57が設けられ、最も前側の太陽電池パネル2の前縁部は前部受金具55と前部固定金具56間に水密状に挟持されて屋根下地パネル35に固定されている。
前部固定金具56には前方へ延びる延設部56bが形成され、延設部56bと屋根下地パネル35間に屋根材25が装着されるように構成されている。
【0043】
前部受金具55は、工場等において予め前側の屋根下地パネル35の後縁部上に組付けられる。また、後述する屋根パネル23A、23Bの前部にも、屋根パネル23Cと同じ構成の前部保持手段40が設けられ、建設現場では、屋根パネル23を母屋21上にセットした状態で、隣接する2〜3枚の屋根パネル23にわたって前部固定金具56を組付けることになる。また、延設部56bと屋根下地パネル35間に装着される屋根材25においても前部固定金具56と同様、複数の屋根パネル23にわたって設けられ、屋根材25と前部固定金具56により隣接する屋根パネル23の前部間への雨水等の浸入が防止されることになる。
【0044】
後部保持手段41について説明すると、図11、図13、図18に示しているように、後側の屋根下地パネル35の前縁部上には後部受金具60が固定され、最も後側の太陽電池パネル2の後縁部は後部受金具60の前半部上に載置されている。後部受金具60の後半部には太陽電池パネル2の後縁部上へ延びるアーム部61aを有する後部固定金具61が着脱可能に取付けられ、アーム部61aと太陽電池パネル2の後縁部間にはエチレンプロピレンゴム(EPDM)などからなるシール材62が設けられ、最も後側の太陽電池パネル2の後縁部は後部受金具60と後部固定金具61間に水密状に挟持されて屋根下地パネル35に固定されている。
【0045】
この後部保持手段41は、工場等において予め後側の屋根下地パネル35の前縁部上に組付けられている。また、後述する屋根パネル23A、23Bの後部にも、屋根パネル23Cと同じ構成の後部保持手段41が設けられており、建設現場では、屋根パネル23を母屋21上にセットした状態で、隣接する2〜3枚の屋根パネル23に亙る後部固定金具61に後部カバー部材63を組付け、後部カバー部材63の延設部63a上に屋根材25をセットすることになる。なお、延設部63a上にセットされる屋根材25においても後部固定金具61と同様、複数の屋根パネル23にわたって設けられ、屋根材25と後部固定金具61により隣接する屋根パネル23の後部間への雨水等の侵入が防止されることになる。
【0046】
屋根パネル23A、23Bは対称の構成で、かつ基本的には屋根パネル23Cと同様に構成されているので、以下、右側の屋根パネル23Bについてのみ簡単に説明する。
図19に示すように、木製枠体32を幅方向に大きくした木製枠体70が設けられ、木製枠体70の左右方向の略中央部にサイドフレーム30と平行にセンタフレーム71が設けられ、センターフレーム71の前後両端部は連結フレーム31に連結され、サイドフレーム30間には複数の補強部材33が連結フレーム31と平行に一定間隔おきに設けられている。
【0047】
左右のサイドフレーム30間のセンターフレーム71と補強部材33上には、図11、図20、図21に示しているように、屋根パネル23Cと同様に、クッション材34上に、本発明の高剛性太陽電池モジュール1が設けられている。
この太陽電池モジュール1において、木製枠体70及び断熱材3の右半部及び上下両端近傍部の上面には段落ちした段差部70aが形成され、段差部70aには屋根下地パネル72が設けられ、屋根下地パネル72は釘や木螺子等を介して木製枠体70に固定されている。
断熱材3の左半部上と屋根下地パネル72上にわたっては、太陽電池パネル2の部分から延びる防水シート36が貼着され、防水シート36の外周部は木製枠体70の上面及び側面に沿って延びて木製枠体70に貼着され、太陽電池パネル2は屋根下地パネル72以外の部分において防水シート36上面に前後に複数連設された状態となっている。
【0048】
太陽電池モジュール1内において複数並設される太陽電池パネル2の左側縁と前縁部と後縁部とは、前述の屋根パネル23Cと同じ構成の側部保持手段42、前部保持手段40、後部保持手段41で木製枠体70に夫々固定保持され、結果的に、太陽電池モジュール1と木製枠体70との間が固定保持される。そして右側縁は、次のような構成の側部保持手段75により保持されることになる。
【0049】
屋根下地パネル72の左端部上には防水シート36を介して側部受金具76が設けられ、太陽電池パネル2の右側縁部は側部受金具76の左半部上に載置されている。側部受金具76の右半部には太陽電池パネル2の右側縁部上へ延びるアーム部77aを有する側部固定金具77が着脱可能に取付けられ、アーム部77aと太陽電池パネル2の側縁部間にはエチレンプロピレンゴム(EPDM)などからなるシール材78が設けられ、太陽電池パネル2の右側縁部は側部受金具76と側部固定金具77間に水密状に挟持されて屋根下地パネル72に固定されている。
【0050】
この側部保持手段75は、工場等において予め屋根下地パネル72の左縁部上に組付けられている。また、建設現場では、屋根パネル23を母屋21上にセットした状態で、側部固定金具77に側部カバー部材79を組付け、側部カバー部材79の上下の延設部79a、79b間に屋根材25を装着することになる。
【0051】
なお、図11、図22に示すように、側部受金具76、側部固定金具77、側部カバー部材79の後端部は、後部カバー部材63の前端面で閉鎖され、また前端部にはエンドキャップ80が装着されている。また、後部カバー部材63の左右両端部にはエンドキャップ81が装着され、雨水等の侵入が防止されている。さらに、前部受金具55と前部固定金具56の左右両端部は側部カバー部材79の内側面で閉鎖され、雨水等の侵入が防止されている。
なお、図18、図21、図22に示すように、延設部63a、79bの上面と屋根下地パネル35、72上の防水シート36間には、防水テープ82が貼着されており、カバー部材63、79と防水シート36間への雨水等の浸入が防止される。
【0052】
太陽電池モジュール1における太陽電池パネル2の下面の略中央部には、端子ボックス14が設けられ、端子ボックス14に接続された出力線15は、接着層と防水シート36と断熱材3と金属板4とを貫通して下側へ導出されている。
一つの太陽電池モジュール1によって得られる発電量は、屋根22全体の発電量の15%以下に設定され、一つの太陽電池モジュール1が故障した場合でも、極端な発電量の低下が防止されるように構成することも一考である。
【0053】
このように、本発明の高剛性太陽電池モジュール1を屋根パネル23として応用すると、この屋根パネル23が野地板を兼用するので、その屋根自体を発電機能を有する屋根として見ることができる。そこで次に、発電機能を有する屋根22の作用、効果について説明する。
屋根22全体を屋根パネル23で構成することになるが、屋根パネル23の木製枠体32、70が、複数の母屋21にわたって設けられているので、サイドフレーム30が垂木として機能し、しかも補強部材33と木製枠体32内に設けられている本発明の高剛性太陽電池モジュール1により、木製枠体32、70の捩じりや曲げに対する強度、剛性が高められ、補強部材33及び金属板4が野地板として機能し、野地板及び垂木を省略しつつ屋根22の強度を十分に確保することが可能となる。しかも、金属板4の外周部に縦壁部5及び鍔部6を形成してあるので、捩じりや曲げに対する強度、剛性が一層高められることになる。
【0054】
また、並設された屋根パネル23の外周部に太陽電池パネル2を設けないで屋根下地パネル35、72を設けてあるので、建設現場で屋根下地パネル35、72の一部を切除するなどして容易に寸法調整できるとともに、家屋20の建築後には、この屋根下地パネル35、72上に敷設された屋根材25が移動用の通路となり、太陽電池パネル2の保守点検作業が容易に行える。
【0055】
また、太陽電池パネル2の下面側に、接着層を介して密着させて設けた断熱材3により、前述したように、太陽電池パネル2の温度上昇が促進され、太陽電池素子として非晶質シリコン系半導体を用いた場合には、光劣化による太陽電池パネル2の発電出力の低下を効果的に防止できる。この効果は、断熱材3が接着層を介して太陽電池パネル2の全面にわたって、均一に接着して設けられることになるので、より確実なものとなる。
【0056】
さらに、断熱材3により家屋20内への熱の侵入が防止されるとともに、屋根22からの放熱が防止され、太陽光線による室内温度の変動が抑制されるので、家屋20の居住性を向上することが可能となる。また、金属板4により防火性能を向上させることができる。
【0057】
次に、高剛性太陽電池モジュール1(屋根パネル23)の構成を部分的に変更した変形例について説明する。なお、前記実施例と同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(1)図23に示す屋根パネル90のように、断熱材3の背面側の金属板4を代えて、太陽電池パネル2の背面側に一枚の金属板4Aを接着層を介して設け、この金属板4Aの背面側に、同様に接着層を介して防水シート36を挟んで断熱材3を積層状に設けた状態で一体化してもよい。また、この場合には、金属板4Aの外周部に太陽電池パネル2の側面に沿って延びる縦壁部5Aを設けることも可能である。
【0058】
この屋根パネル90では、屋根パネル23と同様の作用、効果が得られるとともに、太陽電池パネル2の背面に金属板4Aを密着させて設けてあるので、防火性能において、特に飛火による火災の発生(類焼)も効果的に防止することが可能となる。また、接着層の存在による全面接着と金属板4Aの伝熱によって、太陽電池パネル2の温度が一様になるので、光劣化による太陽電池パネル2の局部的な発電出力の低下を防止することが可能となる。
【0059】
(2)図24に示す屋根パネル90Aのように、断熱材3を木製枠体32、70の上面よりも一段低くなるよう配置し、かつ断熱材3上に金属板4Bを接着層を介して設けるとともに、金属板4Bの外周部に木製枠体32、70の内側面に沿って上方へ延びる縦壁部5Aと縦壁部5Aの上端部から木製枠体32、70の上面側へ延びる鍔部6Aとを形成し、金属板4Bの上面に接着層を介して防水シート36を貼着して、防水シート36の外周部を木製枠体32、70の側面に沿って延設して木製枠体32、70に貼着し、金属板4Bの内側に防水シート36を挟んで接着層を介して太陽電池パネル2が位置する構造としてもよい。なお、符号91は、太陽電池パネル2の損傷等を防止するためのカバーカラスを表している。
【0060】
(3)図25に示すように、断熱材3を第1の断熱材3Aと第2の断熱材3Bの2層構造とし、第1の断熱材3Aを太陽電池パネル2の下面に接着層を介して接着するとともに、2つの断熱材3A,3B間に防水シート36を介装させた状態で両者を接着層によって接着し、2つの断熱材3A,3B間の幅方向の中央部に前後方向へ延びる通路92を形成し、防水シート36の上側において通路92内に太陽電池パネル2からの出力線15を配置させ、木製枠体32の上端部或いは下端部から出力線15を導出させてもよい。この構造は、防水シート36に出力線15の挿通孔を形成する必要が無く、防水性を一層向上できる。また、断熱材3Bと金属板4とは、接着層によって接着される。このように本例における高剛性太陽電池モジュール1は、太陽電池パネル2と、2つの断熱材3A,3Bと、防水シート36と、金属板4が、接着層を介して一体化されたものとなっている。
【0061】
なお、本実施例では、太陽電池モジュール1に木製枠体32を取り付けた例を説明したが、アルミニウム合金などの金属製の枠体やコンクリート製の枠体を取り付けることも可能である。
【0062】
【発明の効果】
本発明に係る高剛性太陽電池モジュールは、例えば捩じり方向の外力が加わった場合でも、各界面が接着層で強固に接着されているので隙間が形成されず、実効的には太陽電池パネルと、断熱材と、剛性を有する平板状の板材とを積層した厚さの一枚板として機能するため、太陽電池モジュールとしての強度、剛性が大きく向上することになる。従って、屋根上に設置した場合において、太陽電池モジュール表面を風が吹き抜ける時に、太陽電池パネルを引き剥がそうとする方向に働く負圧によって太陽電池パネルが剥落する懸念が無くなり、また、屋根上への取り付け施工時や運搬時に大きな外力が加わっても、変形等が発生しない高品質なものとなる。
さらに金属板等の板材があること、また接着層を介して一体化されていることから、雨水等の浸入に対して十分な防水性能が確保でき、屋根上に野地板への埋め込み構造で設置したとしても、十分な長期信頼性が確保できる。これは、板材や接着層が、防水層として機能するためである。しかしながら、実施例において説明したように、別途防水シートを用いることで、より一層の防水性の向上が可能となる。また接着層が太陽電池素子の保護層として機能するので、非晶質シリコン太陽電池パネルとして充填材やバックシートが省略でき、コストダウンが図れる。
また、太陽電池パネルの背面側に断熱材が設けてあるので、太陽電池パネルの背面側からの放熱が防止され、太陽電池パネルの温度上昇が促進される。これより、太陽電池素子を80℃〜90℃以上の高温に加熱することが可能となり、非晶質シリコン特有の光劣化現象が軽減できる結果、出力特性においても、優れた長期信頼性が実現できる。そして、太陽電池パネルの背面全面と接着層が密着していることから、太陽電池パネル内での温度分布も均一になるので、太陽電池パネル内での劣化率のばらつきも少なくなるという効果も得られる。
【0063】
そして、本発明に係る高剛性太陽電池モジュールの作製方法によれば、屋根上等の設置現場において、先ず略波板状の板材を屋根上の所定箇所に設置後、その上に太陽電池パネルを置き、太陽電池パネルと板材との間の隙間、すなわち板材の凹部に、断熱材としてウレタンフォーム等の接着性を有する合成樹脂を硬化前の状態で注入できるので、設置現場において、本発明の太陽電池モジュールを作製することができる。このことは、太陽電池モジュールの設置現場に完成品として運搬する場合と比べて体積が小さくなるため運搬コストの低減をもたらし、かつ新築家屋等、新たに屋根を施工する場合には、工事日程のフレキシビリティが増大し、結果的にトータルコストを大幅に低減できる。
【0064】
また、太陽電池パネルと、その背面側に設けられた剛性を有する略波板状の板材が、板材の凹部に充填された接着性を有する断熱材によって一体化されており、上記効果に加えて、略波板形状によって一層の剛性向上が可能となる。また、断熱材が接着層を兼ねているので、断熱材を太陽電池の設置現場で充填することが可能となり、製造コストおよび工数の削減、および工事日程に対するフレキシビリティの確保が見込め、工事費を含めたトータルコストも削減できる。
【0065】
更に、断熱材が接着層を兼ねていることから、断熱材を太陽電池の設置現場で充填することができ、製造コストおよび工数の削減、および工事日程に対するフレキシビリティの確保が見込め、工事費を含めたトータルコストも削減でき、このような断熱材としては、請求項2のように、ウレタンフォームが好適である。
【0066】
また、請求項3に係る高剛性太陽電池モジュールの作製方法のように、板材として金属板等の不燃材を用いると、屋根材や壁面材として使用しても近隣への延焼や近隣からの類焼が防止できるので、防火上も優れたものとなる。

【0067】
さらに、本発明の高剛性太陽電池モジュールを方形状の枠体に内装して屋根パネルを構成する場合には、板材との組み合わせにおいて、板材として金属板を用い、その外周部に枠体の上面を略全域を覆う鍔部を形成したり、太陽電池モジュールを下側からサポートする補強部材を枠体内部に横断状に設けたり、補強部材が枠体内を閉塞する板状部材とする具体例が例示でき、これらを組み合わせることによって、より一層大幅に剛性や耐捩じり強度を向上させることができる。
【0068】
そして、本発明の高剛性太陽電池モジュールを用いた複数の屋根パネルを野地板内に埋め込み施工する場合において、太陽電池パネルとその背面側に設けられた剛性を有する略波板状の板材を、板材の凹部に充填された接着性を有する断熱材によって一体化するに当たって、太陽電池パネルの背面に同様の防水シートを介装し、これらを一体化した太陽電池モジュールとすればよい。

【0069】
このように、本発明の高剛性太陽電池モジュールは、それ自体で高い剛性を有し、さらに屋根パネルや壁面パネルを構成した場合でも、枠体との組み合わせによって更なる剛性の向上が可能となり、また光劣化の低減や施工性の向上も実現できるので、従来の問題点を一層し、風圧やその他外力に抗し得るような太陽電池モジュールの剛性向上と、非晶質シリコン系太陽電池パネルの信頼性向上と、防火性能の向上を全て満足させることができる極めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池モジュールの構造例を表す断面図
【図2】本発明の太陽電池モジュールの構造例を表す断面図
【図3】本発明の太陽電池モジュールの構造例を表す断面図
【図4】本発明の太陽電池モジュールの構造例を表す断面図
【図5】本発明の太陽電池モジュールの構造例を表す断面図
【図6】太陽電池パネルの構造例を表す断面図
【図7】本発明の太陽電池モジュールの構造例を表す断面図
【図8】本発明の太陽電池モジュールの構造例を表す断面図で、(a)は上側の金属板から下方向への縦壁部を形成したもの、(b)は下側の金属板から上方向への縦壁部を形成したもの
【図9】家屋の屋根付近の断面図
【図10】屋根の平面図
【図11】屋根パネルの要部平面図
【図12】(a)は木製枠体の平面図、(b)は木製枠体の側面図
【図13】図11のX−X線断面図
【図14】図11のXI−XI線断面図
【図15】図11のXII−XII 線断面図
【図16】側部保持手段付近の断面図
【図17】前部保持手段付近の断面図
【図18】後部保持手段付近の断面図
【図19】(a)は屋根の右サイドに配置される木製枠体の平面図、(b)は同側面図
【図20】図11のXVII−XVI線断面図
【図21】屋根の右サイドに配置される屋根パネルの側部保持手段付近の断面図
【図22】屋根パネルの右後側部付近の要部斜視図
【図23】別構成の屋根パネルの側部保持手段付近の断面図
【図24】別構成の屋根パネルの側部保持手段付近の断面図
【図25】別構成の屋根パネルの断面図
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 2 太陽電池パネル
2a 太陽電池モジュール背面 4a 凹部
4b 頂部 B 接着層
3 断熱材 4 金属板
5 縦壁部 6 鍔部
10 透光基板 11 太陽電池素子層
12 充填材 13 バックシート
14 端子ボックス 15 出力線
1A 建築用外装パネル 5A 縦壁部
5B 縦壁部
20 家屋 21 母屋
22 屋根 23 屋根パネル
23A 屋根パネル 23B 屋根パネル
23C 屋根パネル 24 天窓
25 屋根材
30 サイドフレーム 31 連結フレーム
32 木製枠体 32a 段差部
33 補強部材 34 クッション材
35 屋根下地パネル 36 防水シート
37 シール材
40 前部保持手段 41 後部保持手段
42 側部保持手段
45 側部受金具 46 側部固定金具
46a アーム部 47 シール材
48 シール材 49 シール材
50 連結プレート 51 カバー部材
55 前部受金具 56 前部固定金具
56a アーム部 56b 延設部
57 シール材
60 後部受金具 61 後部固定金具
61a アーム部 62 シール材
63 後部カバー部材 63a 延設部
70 木製枠体 70a 段差部
71 センタフレーム 72 屋根下地パネル
75 側部保持手段 76 側部受金具
77 側部固定金具 77a アーム部
78 シール材 79 側部カバー部材
79a 延設部 79b 延設部
80 エンドキャップ 81 エンドキャップ
82 防水テープ 90 屋根パネル
4A 金属板
90A 屋根パネル 4B 金属板
91 カバーカラス

Claims (3)

  1. 単または複数枚の太陽電池パネルと、その背面側に設けられた少なくとも略波板状の板材とより構成され、前記太陽電池パネルと板材とを当接または接着し、その隙間となる凹部に接着性を有する断熱材を注入し、該凹部に充填された断熱材により前記太陽電池パネル及び板材を一体化してなる高剛性太陽電池モジュールを作製するための方法であって、前記略波板状の板材を屋根上の所定箇所に設置し、その上に前記太陽電池パネルを置き、該太陽電池パネルと前記板材との間の隙間となる当該板材の凹部に、接着性を有する断熱材を硬化前の状態で注入してなる高剛性太陽電池モジュールの作製方法。
  2. 前記断熱材がウレタンフォームよりなる請求項1記載の高剛性太陽電池モジュールの作製方法。
  3. 板材として金属板が用いられた、請求項1又は2記載の高剛性太陽電池モジュールの作製方法。
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