JP3511759B2 - 高強度太陽電池モジュールの敷設構造 - Google Patents
高強度太陽電池モジュールの敷設構造Info
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
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Description
て好適な高強度太陽電池モジュールの敷設構造に関す
る。
れる太陽光発電システムとして、複数の太陽電池モジュ
ールと、太陽電池モジュールに電気的に接続されるイン
バータとを主体として構成されたものが広く採用されて
いる。
上に非晶質シリコン系半導体層を形成したり、透光ベー
ス板上に結晶系のシリコン半導体板を取付けたりして作
成した太陽電池素子と、この太陽電池素子の外縁部を保
持するアルミニウム合金製等の金属枠体とを備えてお
り、家屋の屋根上やビルの屋根スラブ上等に設置した支
持フレームに屋根や屋根スラブに対して間隔をあけて傾
斜状に取付けられている。
た太陽電池素子は、基本的に、結晶系のシリコン半導体
を用いた太陽電池素子よりも発電効率が低く、しかも、
比較的短期間(2〜3カ月)光を照射することで、発電
電力が初期状態の発電電力の約80%まで低下し、その
後は約80%に維持されるという現象(ステブラーロン
スキー効果)が見られ、結晶系のシリコン半導体を用い
た太陽電池素子と同等の出力を得るためには、大きな受
光面積が必要となる。それ故、非晶質シリコン系半導体
を用いた太陽電池モジュールは、結晶系のシリコン半導
体を用いた太陽電池モジュールよりも安価で且つ外観も
優れているが、その普及が大幅に遅れている。但し、こ
の発電電力が低下する現象(以下、単に光劣化と称す)
は、太陽電池素子を80℃〜90℃以上の高温に加熱す
ることで、防止できるとともに一旦劣化した場合でも回
復することが知られている。
池モジュールでは、その外周部が金属枠体で補強されて
いるものの、基本的には、既存の建築物に対して別途設
置することを前提としており、建築用パネルとしてその
まま用いることは、強度、剛性の面から困難であった。
それゆえ、この種の太陽電池モジュールを設置すると、
建築物全体の美観や調和を損ねるという問題があった。
また、前述のように、太陽電池モジュールを支持フレー
ムに傾斜状に設置すると、発電効率は高くなるものの、
風圧を受けやすい構造になるので、取付強度の面での配
慮を十分に行う必要があり、結局は建築物を大幅に改造
する必要があった。
では、前述のように太陽電池モジュールと建築物間に隙
間が形成されるので、太陽光線により太陽電池素子の温
度はかなり高くなるものの、太陽電池モジュールの上下
両面からの放熱で、太陽電池素子を80℃〜90℃以上
の高温に昇温させることが困難で、太陽電池素子として
非晶質シリコン系半導体を用いた場合には、光劣化によ
る発電効率の低下は避けられない。
可能な強度、剛性を有し、非晶質シリコン系半導体から
なる太陽電池素子を用いた場合でも光劣化を防止し得る
高強度太陽電池モジュールの敷設構造を提供することで
ある。
陽電池モジュールの敷設構造は、水硬性結合材を用いて
作製されたブロック状のベース部材の表面側に断熱材と
太陽電池パネルとをベース部材側から順番に積層状に設
け、ベース部材の背面側に防水シートを積層状に設けた
高強度太陽電池モジュールと、前記高強度太陽電池モジ
ュールと同じ平面形状で同じ高さのブロックであって主
要配線を通すための配線通路を有し太陽電池パネルを有
しない通路形成用ブロックとを備え、建築物のモジュー
ル敷設面に複数の通路形成用ブロックを連ねて敷設し、
モジュール敷設面を複数の発電領域に分割するととも
に、これら複数の発電領域に高強度太陽電池モジュール
を略隙間なく敷設し、その配線を最寄りの配線通路へ導
出させたものである。
の敷設構造は、水硬性結合材を用いて作製されたブロッ
ク状のベース部材の表面側に太陽電池パネルを積層状に
設け、ベース部材の背面側に断熱材を積層状に設け、断
熱材の背面側に防水シートを設けた高強度太陽電池モジ
ュールと、前記高強度太陽電池モジュールと同じ平面形
状で同じ高さのブロックであって主要配線を通すための
配線通路を有し太陽電池パネルを有しない通路形成用ブ
ロックとを備え、建築物のモジュール敷設面に複数の通
路形成用ブロックを連ねて敷設し、モジュール敷設面を
複数の発電領域に分割するとともに、これら複数の発電
領域に高強度太陽電池モジュールを略隙間なく敷設し、
その配線を最寄りの配線通路へ導出させたものである。
トをベース部材の背面に対して隣接する2辺がベース部
材の外側へ突出するように斜めにずらして取付け、隣接
する高強度太陽電池モジュールの防水シート同士の境界
部を高強度太陽電池モジュールの下側に配置させたこ
と、請求項4記載のように、前記ベース部材の背面側に
太陽電池パネルの配線を通路形成用ブロックの配線通路
へ導出するための配設通路を形成すること、などが好ま
しい実施例である。
ルの敷設構造においては、水硬性結合材を用いて作製さ
れたベース部材に対して太陽電池パネルを積層状に設け
てあるので、太陽電池パネルの圧縮荷重や引張荷重や曲
げ荷重に対する強度、剛性が大幅に高められる。このめ
た、この太陽電池モジュールを建築用パネルとしてその
まま用いることが可能となり、建築物の外壁や屋根スラ
ブに沿って配置させたり、建築物の外壁や屋根スラブの
一部として用いることが可能となる。また、太陽電池パ
ネルの背面側に断熱材や水硬性結合材からなるベース部
材を設けてあるので、太陽電池パネルの背面側からの放
熱が抑制され、太陽電池素子の温度上昇が効率的になさ
れる。しかも、建築用パネルとしてこの太陽電池モジュ
ールを用いた場合には、建築物側への伝熱や建築物側か
らの放熱が抑制されることになる。更に、ベース部材の
背面側に防水シートを積層状に設けてあるので、建築物
に対する防水処理を簡略化できる。
成用ブロックで複数の発電領域に分割するので、高強度
太陽電池モジュールへの配線通路の確保が容易になる
し、通路形成用ブロックを点検通路として活用すること
が可能になる。また、通路形成用ブロックを高強度太陽
電池モジュールと同じ平面形状で同じ高さに構成してあ
るので、モジュール敷設面の割付けが容易になる。
する防水シートの境界部が高強度太陽電池モジュールの
下側に配置されることから、境界部からの漏水が防止さ
れて防水性が高くなる。
に基づいて説明する。図1、図2に示すように、高強度
太陽電池モジュール(以下、単に太陽電池モジュールと
いう)1は、平板状のベース部材2上に、断熱材3と太
陽電池パネル4とを順番に積層状に配置させ、これら3
者を接着剤等で結合して一体化させるとともに、ベース
部材2の下面に防水シート5を貼着したものである。
尚、ベース部材2と断熱材3とは、ベース部材2の製作
時に、型枠内に断熱材3をセットした状態で、後述する
ベース部材2の素材を打設することで一体化させてもよ
い。
石膏などの無機物質からなる水硬性結合材と水、或いは
水硬性結合材と砂、砂利、砕石などの骨材と水とを練り
混ぜた混合体を型枠等に投入して平板状に硬化させたも
のであり、その下面には十字に略半円状の配設通路6が
形成されている。但し、ベース部材2の製造途中におい
て、混合体内に気泡を混入して、ベース部材2を多孔質
状に構成してもよいし、骨材としてガラス繊維や鋼線等
を混入してもよい。また、ベース部材2の芯材として、
金属製や剛性樹脂材料製の網状部材等を設けることも可
能である。
熱性、保温性、蓄熱性に優れた、例えばポリスチレンフ
ォーム、ポリエチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォ
ーム、軟質ポリウレタンフォーム、硬質塩化ビニルフォ
ーム、ユリアフォーム、フェノールフォーム、ラバーフ
ォーム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、パーライト、バーミキュライト、泡ガラスなどの発
泡・多孔質材料や、アスベスト、ロックウール、グラス
ウール、セラミックファイバー、動植物繊維、軟質繊維
材、炭素質繊維、チタン酸カリウム繊維などの繊維材料
や、ケイ酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、けい
そう土、けいそう土質断熱れんが、耐火断熱れんが、キ
ャスタブル耐火断熱材、コルク、炭素粉末などの粒・粉
状材料や、アルミニウム箔などからなる多層箔材料や、
硬質フォームラバー、発泡クロロプレンゴムなどの発泡
ゴム材料や、軽量気泡コンクリートや、発泡アルミニウ
ムなどを用いることが可能である。
に、基本的には、透光ベース板10と、透光ベース板1
0の下面に形成した太陽電池素子層11と、太陽電池素
子層11の下側に設けられた充填材12と、充填材12
の下側に設けられバックシート13とを備え、太陽電池
パネル4の配線14は配設通路6を通って外部に導出さ
れている。前記透光ベース板10としては強化ガラスや
貼り合わせガラス、またはその他一般的な透光ベース板
が用いられ、ガラス成分が溶出しないよう、必要に応じ
て酸化ケイ素などを被着したものを用いても良い。太陽
電池素子層11は、透光ベース板10上に透明導電膜、
p−i−nまたはn−i−pの非晶質シリコン層、金属
電極層を順次堆積した積層体からなり、その下面側に設
けたEVA、PVB、ポリイソブチレン系樹脂等の充填
材12を介して透光ベース板10に封入固定されてい
る。
をサンドしたテドラー等で構成されている。但し、前記
充填材12又はバックシート13は省略してもよい。こ
こで透明導電膜としては、従来の太陽電池素子と同様に
酸化錫や酸化インジウム錫が用いられ、非晶質シリコン
層としては、アモルファスシリコンカーバイトとアモル
ファスシリコンによるヘテロ接合構造が採用され、必要
に応じて透明導電膜側や金属電極層側のp層やn層を、
微結晶化させることも直列抵抗低減において効果的であ
る。
ミニウム、銀などの一般的な金属材料を、単層や積層構
造として用いる。そして特に素子温度が高温になること
から、非晶質シリコン層との間で金属成分の拡散を防止
するため、非晶質シリコン層と金属電極層との間に、前
述の透明導電膜やシリサイド層などによる金属拡散防止
層を介在させたり、この金属拡散防止層を介在させず
に、金属電極層としてクロムやモリブデンなどのシリサ
イド形成金属を用いたり、これらシリサイド形成金属と
他の金属との積層構造とすることが効果的である。ま
た、入射光の閉じ込め効果の点からは、反射率の点から
銀を用いると特に効果が高い。更に、充填材12として
EVA、PVBなどを用いる場合は、真空ラミネート法
によって封入し、ポリイソブチレン系樹脂の場合は、こ
れを加熱流動化して塗布すれば良い。
トルーフィング、塩化ビニールなどから構成され、ベー
ス部材2の下面と略同じサイズに形成されている。そし
て、その上下両面には粘着層が形成されており、ベース
部材2の下面に隣接する2辺がベース部材2の外側へ突
出するように斜めにずらして取付けられている。このた
め、後述(図7参照)のように、屋根スラブ20上面の
モジュール敷設面21に太陽電池モジュール1を敷設し
た状態で、隣接する防水シート5が略隙間なく突き合わ
されて配置され、その境界部5aはベース部材2の下側
に配置される。但し、防水シート5は、接着剤等により
ベース部材2及びモジュール敷設面21に固定してもよ
い。また、防水シート5をベース部材2の下面よりも大
きなサイズに形成し、隣接する防水シート5の側縁をラ
ップさせてもよい。
ついて説明する。ベース部材2が強度、剛性に優れた水
硬性結合材を用いて作製されているので、太陽電池パネ
ル4の強度、剛性が大幅に高められ、この太陽電池モジ
ュール1を建築用パネルとしてそのまま用いることが可
能となる。
に沿って太陽電池モジュール1を配置させたり、建築物
の外壁や屋根スラブ20の一部を太陽電池モジュール1
で構成することが可能となり、建築物の外観低下を防止
することが可能となるし、太陽電池モジュール1を剥離
する方向への風の悪影響も効果的に防止されることにな
る。
陽電池パネル4の背面側からの放熱が抑制され、太陽電
池素子の温度上昇が効率的になされるので、太陽電池素
子として安価に製作可能な非晶質シリコン系半導体を用
いた場合においても、光劣化を防止して十分な発電効率
を得ることが可能となる。更に、断熱材3により建築物
側への伝熱や建築物側からの放熱が抑制されるので、建
築物の室内温度調整用のエネルギー消費量を節減出来
る。
水シート5を設けてあるので、建築物側の防水構造を簡
素化したり省略したりすることが可能となる。しかも、
防水シート5をベース部材2の背面に斜めにずらして取
付けるという簡単な構成で、隣接する太陽電池モジュー
ル1の防水シート5の境界部5aをベース部材2の背面
側に配置させて防水性を向上出来る。
について説明する。尚、前記実施例と同一部材には同一
符号を付してその詳細な説明を省略する。 (1)図4に示す太陽電池モジュール1Aのように、ベ
ース部材2の表面側に太陽電池パネル4を、また背面側
に断熱材3を設け、これら3者を接着剤等で一体的に結
合してもよい。この場合には、建築用パネルとしてこの
太陽電池モジュール1Aを用いたときにおける、建築物
側への伝熱や建築物からの放熱が一層効果的に抑制され
ることになり、建築物の室内温度調整用のエネルギー消
費量を節減出来る。また、断熱材3として比較的軟質な
素材のものを用いると、太陽電池モジュール1Aを積段
したときにおける太陽電池パネル4表面の損傷を防止出
来、太陽電池モジュール1Aの輸送が容易になる。
のように、ベース部材2Bの外縁部に上方へ延びる枠部
15を形成し、枠部15の上端部に太陽電池パネル4の
上側の延びる係止部16を形成してもよい。この場合に
は、太陽電池パネル4及び断熱材3を型枠にセットした
状態で、ベース部材2の素材としての混合体を型枠内に
打設することで、太陽電池パネル4と断熱材3とベース
部材2Bとを一体的に結合することが可能となる。この
太陽電池モジュール1Bにおいては、積段しても太陽電
池パネル4の表面が傷つくことはないので、輸送性を高
めることが可能となる。尚、太陽電池モジュール1、1
A、1Bのサイズや形状は、建築物等に対する取付け部
位等に応じて適宜に設定することが可能である。
ビルの屋根スラブ20に設置する場合における敷設構造
について説明する。尚、太陽電池モジュール1A、1B
においても、太陽電池モジュール1と同様に取り扱うこ
とが可能なので、その詳細な説明は省略する。
ブ20の一側部には3つのダストシュート22が設けら
れ、外周部にはパラペット23が立設され、中央部には
アンテナ架台24やマンホール25などが設けられてい
る。屋根スラブ20の上面及びパラペット23の内面に
は防水層26が形成されており、この防水層26の上面
のモジュール敷設面21に太陽電池モジュール1と通路
形成用ブロック30とが敷設されている。
示すように、太陽電池モジュール1と同じ平面形状で同
じサイズのブロック状の部材で、その下部には4つの脚
部31が形成されており、敷設した状態で通路形成用ブ
ロック30の上壁部と防水層26間には主要配線32を
通すための配線通路33が形成される。通路形成用ブロ
ック30は、図6にハッチングで示すように、モジュー
ル敷設面21を8つの発電領域に分割するように、建築
物のモジュール敷設面21の幅方向の略中央部に建築物
の長手方向に沿って敷設されるとともに、ダストシュー
ト22に対応する位置において幅方向両側へ敷設されて
いる。但し、通路形成用ブロック30の敷設レイアウト
については適宜設定することが可能である。発電領域に
は太陽電池モジュール1が略隙間なく敷設され、その配
線は最寄りの通路形成用ブロック30の配線通路33へ
導出されている。
造の作用効果について説明する。太陽電池モジュール1
を屋根スラブ20上に敷設してあるので、太陽電池モジ
ュール1が風で煽られたりすることが確実に防止され
る。また、建築物側への伝熱や建築物側からの放熱が抑
制され、建築物の室内温度調整用のエネルギー消費量を
節減出来る。更に、屋根スラブ20上がスッキリした構
造となり、建築物の外観低下も防止される。
33に主要配線32を配置させて、この主要配線から個
々の太陽電池モジュール1へ配線を接続してあるので、
太陽電池モジュール1に対する配線処理が容易になる。
また、太陽電池モジュール1の保守点検時には、通路形
成用ブロック30を移動用の通路として活用することが
可能となる。更に、太陽電池モジュール1に防水シート
5を設けてあるので、建築物を新設する場合には、屋根
スラブ20の防水層26を省略することが可能となる
し、既設の建築物に太陽電池モジュール1を設ける場合
には、既存の防水層26をこの防水シート5で補強する
ことが可能となる。
陽電池モジュール1を設置した場合について説明した
が、ビルの外壁やビル以外の建築物の外壁等に対しても
本発明を同様に適用出来る。また、新設される建築物に
適用する場合には、太陽電池モジュール1を主体として
ビルの外壁等を構成することも可能である。
ジュールの敷設構造によれば、水硬性結合材で保形され
たベース部材により太陽電池パネルの強度、剛性が大幅
に高められるので、この太陽電池モジュールを、建築用
パネルとしてそのまま用いることが可能となる。つま
り、この太陽電池モジュールを建築物の外壁や屋根スラ
ブに沿って配置させたり、建築物の外壁や屋根スラブの
一部として用いることで、建築物の外観低下や、太陽電
池モジュールを剥離する方向への風の悪影響を効果的に
防止出来る。また、断熱材やベース部材により太陽電池
パネルの背面側からの放熱が抑制され、太陽電池素子の
温度上昇が効率的になされるので、太陽電池素子として
安価に製作可能な非晶質シリコン系半導体を用いた場合
においても、太陽電池素子の光劣化を防止して十分な発
電効率を得ることが可能となる。しかも、建築用パネル
としてこの太陽電池モジュールを用いた場合には、建築
物側への伝熱や建築物側からの放熱が抑制されるので、
建築物の室内温度調整用のエネルギー消費量を節減出来
る。更に、ベース部材の背面側に設けた防水シートによ
り、建築物側への雨水等の侵入が防止されるので、建築
物の防水処理を簡略化したり省略できる。更にまた、防
水シートとして比較的軟質な素材のものを用いると、太
陽電池モジュールを積段したときにおける太陽電池パネ
ル表面の損傷を防止出来、太陽電池モジュールの輸送が
容易になる。
ロックにより、モジュール敷設面を複数の発電領域に分
割してあるので、高強度太陽電池モジュールに対する配
線処理が容易になるし、通路形成用ブロックを点検通路
として活用することが可能になり、高強度太陽電池モジ
ュールの保守点検が容易になる。また、通路形成用ブロ
ックを高強度太陽電池モジュール と同じ平面形状で同じ
高さに構成してあるので、モジュール敷設面の割付けが
容易になり、割付け自由度も大きくなる。
水シートの境界部が高強度太陽電池モジュールの下側に
配置されることから、境界部からの漏水が一層効果的に
防止されて防水性が高くなる。
平面図
縦断面図
ネル 5 防水シート 5a 境界部 6 配設通路 10 透光ベース板 11 太陽電池素
子層 12 充填材 13 バックシー
ト 14 配線 1A 太陽電池モジュール 1B 太陽電池モ
ジュール 2B ベース部材 15 枠部 16 係止部 20 屋根スラブ 21 モジュール
敷設面 22 ダストシュート 23 パラペット 24 アンテナ架台 25 マンホール 26 防水層 30 通路形成用ブロック 31 脚部 32 主要配線 33 配線通路
Claims (4)
- 【請求項1】 水硬性結合材を用いて作製されたブロッ
ク状のベース部材の表面側に断熱材と太陽電池パネルと
をベース部材側から順番に積層状に設け、ベース部材の
背面側に防水シートを積層状に設けた高強度太陽電池モ
ジュールと、 前記高強度太陽電池モジュールと同じ平面形状で同じ高
さのブロックであって主要配線を通すための配線通路を
有し太陽電池パネルを有しない通路形成用ブロックと、 を備え、建築物のモジュール敷設面に複数の通路形成用
ブロックを連ねて敷設し、モジュール敷設面を複数の発
電領域に分割するとともに、これら複数の発電領域に高
強度太陽電池モジュールを略隙間なく敷設し、その配線
を最寄りの配線通路へ導出させた高強度太陽電池モジュ
ールの敷設構造。 - 【請求項2】 水硬性結合材を用いて作製されたブロッ
ク状のベース部材の表面側に太陽電池パネルを積層状に
設け、ベース部材の背面側に断熱材を積層状に設け、断
熱材の背面側に防水シートを設けた高強度太陽電池モジ
ュールと、 前記高強度太陽電池モジュールと同じ平面形状で同じ高
さのブロックであって主要配線を通すための配線通路を
有し太陽電池パネルを有しない通路形成用ブロックと、 を備え、建築物のモジュール敷設面に複数の通路形成用
ブロックを連ねて敷設し、モジュール敷設面を複数の発
電領域に分割するとともに、これら複数の発電領域に高
強度太陽電池モジュールを略隙間なく敷設し、その配線
を最寄りの配線通路へ導出させた高強度太陽電池モジュ
ールの敷設構造。 - 【請求項3】 防水シートをベース部材の背面に対して
隣接する2辺がベース部材の外側へ突出するように斜め
にずらして取付け、隣接する高強度太陽電池モジュール
の防水シート同士の境界部を高強度太陽電池モジュール
の下側に配置させた請求項1又は2記載の高強度太陽電
池モジュールの敷設構造。 - 【請求項4】 前記ベース部材の背面側に太陽電池パネ
ルの配線を通路形成用ブロックの配線通路へ導出するた
めの配設通路を形成した請求項1〜3のいずれか1項記
載の高強度太陽電池モジュールの敷設構造。
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Publication Number | Publication Date |
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JP28696195A Expired - Fee Related JP3511759B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 高強度太陽電池モジュールの敷設構造 |
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