JP2007314989A - 陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法 - Google Patents

陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】陸屋根建物の屋上などの略平坦な躯体に、太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取付けるための、設置が容易で、しかも防水施工性に優れる太陽電池モジュールの設置方法を提供する。
【解決手段】アモルファス型の太陽電池モジュール2を合成樹脂製の防水シート材に積層し、かつ積層領域の外側に外周縁部4eを設けた太陽電池一体型防水シート1を準備する一方、躯体9上に、所定の傾斜角度で傾斜し、太陽電池モジュールより大きな輪郭で形成された傾斜上面を有する断面略直角三角形の傾斜台5を配置し、この傾斜台5の所要部を、防水シート接合用固定治具16、26を介して固定具によって固定した後、傾斜台5上に、太陽電池一体型防水シート1を、外周縁部4eが防水シート接合用固定治具16、26に当接ように配置し、外周縁部4eを隣接する防水部材11、21と重ね合わせ、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合する。
【選択図】図1

Description

この発明は、陸屋根建物の屋上などの略平坦な躯体に、太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取り付ける陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法に関し、さらに詳しくは、設置が容易で、しかも防水施工性に優れる太陽電池モジュールの設置方法に関する。
陸屋根建物の屋上などの略平坦な躯体に、太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取り付けることによって、太陽エネルギーを効率よく取り入れ、建物内に電気エネルギーを供給する太陽光発電システムが注目されている。
このシステムにおいては、躯体の上面に所定の角度で傾斜した鋼製などの架台を設置し、そこに太陽電池モジュールを固定してなされるのが一般的である。
例えば図13に示すように、支持フレーム58aとその各辺に取り付けられた長さの異なる支持支柱58b、58bとから構成された架台58を躯体9上に配置し、支持支柱58bの基端部58cをアンカーボルト57を用いて躯体9に固定し、そのとき開けられた固定具孔周辺を防水処理するとともに、支持フレーム58aには太陽電池モジュール52を配置固定して、太陽電池モジュール52を設置する方法が知られている。(特開2005−194771)
また、図14に示すように、前部取り付け面68dと後部取り付け面68eを形成した支持支柱68bを躯体9上に一定間隔で並べて配置し、それら支持支柱68bの底面をアンカーボルト67で躯体9に固定し、そのとき開けられた固定具孔周辺を防水処理するするとともに、支持支柱68b間にはパネル状の太陽電池モジュール62を嵌め込んで、太陽電池モジュール62を設置する方法が知られている。(特許第3481032号)
また、図15に示すように、上端が突出したアンカーボルト77を躯体9上に一定の間隔で並べて固定し、そのとき開けられた固定具孔周辺を防水処理するとともに、アンカーボルト77の上端には高さの異なる固定金具78a、78bを取り付けて、その間にパネル状の太陽電池モジュール72を嵌め込んで、太陽電池モジュール72を設置する方法が知られている。(特開2006−016790)
特開2005−194771 特許第3481032号 特開2006−016790
しかしながら、特許文献1、2における支持支柱および支持フレームにおいては、通常、固定強度を確保するために鋼材によって構成されるが、そのようなフレームは高重量物となり、その設置工事は大掛かりなものとなるといった問題があった。
また、支持支柱を固定するために開けられる固定具孔の防水処理は、防水パッチ材を貼りつける、シーリング剤を塗布する、あるいは防水ナットで締着するといった方法でなされるのが通例であるが、その処理作業には手間がかかり、とりわけ架台下方の作業スペースが十分に確保できない箇所においては、とくに手間がかかるものであった。
一方、特許文献3における固定金具は、軽量であることから、大掛かりな設置工事を要しないものの、固定具用孔の防水処理にかかる手間は上記同様に有していた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、略平坦な躯体に太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取り付ける太陽電池モジュールの設置方法であって、太陽電池モジュールの設置が容易で、しかも防水施工性に優れる陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、略平坦な躯体に太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取り付ける陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法であって、
アモルファス型の太陽電池モジュールを合成樹脂製の防水シート材に積層し、かつ積層領域の外側に張り出した態様で前記防水シート材からなる外周縁部を設けた太陽電池一体型防水シートを準備する一方、
躯体上に、所定の傾斜角度で傾斜し、前記太陽電池モジュールより大きな輪郭で形成された傾斜上面を有する断面略直角三角形または断面略台形の傾斜台を配置し、該傾斜台の所要部を、表面に合成樹脂が被覆された防水シート接合用固定治具を介して固定具によって固定した後、
前記傾斜台上に、前記太陽電池一体型防水シートを、外周縁部が前記防水シート接合用固定治具に当接するように配置し、その当接部を熱融着または溶剤溶着により接合するとともに、外周縁部を隣接する防水部材と重ね合わせ、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合することにより太陽電池モジュールを取り付けることを特徴とする陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。
また、請求項2の発明は、略平坦な躯体に太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取り付ける陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法であって、
アモルファス型の太陽電池モジュールを合成樹脂製の防水シート材に積層し、かつ積層領域の外側に張り出した態様で前記防水シート材からなる外周縁部を設けた太陽電池一体型防水シートを準備する一方、
躯体上に、所定の傾斜角度で傾斜し、前記太陽電池モジュールより大きな輪郭で形成された傾斜上面を有する断面略直角三角形または断面略台形の傾斜台、またはさらにその上に下地板を重ねて配置し、固定具によって固定した後、該傾斜台または下地板上に前記太陽電池一体型防水シートを配置し、傾斜台または下地板と太陽電池一体型防水シートとの当接部を接着剤接着により接合するともに、外周縁部を隣接する防水部材と重ね合わせ、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合することにより太陽電池モジュールを取り付けることを特徴とする陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。
これら請求項1および請求項2の発明では、太陽電池モジュールが一体化された太陽電池一体型防水シートを、断面略直角三角形または断面略台形の傾斜台上に配置し、熱融着、溶剤溶着、または接着剤接着により接合して設置するものであるため、太陽電池モジュールの設置施工性に優れている。
また、太陽電池一体型防水シートの外周縁部は、隣接する防水シートや他の太陽電池一体型防水シートの外周縁部などの防水部材と熱融着、溶剤溶着によって接合するため、通常なされている防水シートによる防水施工法と同様に防水処理ができ、防水施工性に優れている。
また、請求項1の発明では、太陽電池モジュールの傾斜台への取り付けは、太陽電池一体型防水シートにおける防水シート材からなる外周縁部と防水シート接合用固定治具との当接部の接合によってなされるため、溶剤溶着または熱融着する際に外周縁部が太陽電池モジュールを溶剤または接着剤から隔離した状態となり、太陽電池モジュールが変質や熱劣化を受けることが防止できるといった効果がある。
一方、請求項2の発明では、太陽電池モジュールの傾斜台への取り付けは、該傾斜台または下地板上と太陽電池一体型防水シートとの当接部での接着剤接着によってなされるため、接合部を面状にすることができ、施工性に優れ、また接合面積を増やすことで固定強度を向上させることができるといった効果がある。
請求項3の発明は、接着剤接着により接合する部分が太陽電池一体型防水シートにおける外周縁部であることを特徴とする請求項2に記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。本発明では、請求項1と同様に、太陽電池モジュールの傾斜台への取り付けは、太陽電池一体型防水シートにおける防水シート材からなる外周縁部と傾斜台または下地板との接合によってなされるため、接着剤接着をする際に、外周縁部が太陽電池モジュールを接着剤から隔離された状態となり、太陽電池モジュールが接着剤による劣化を受けることが防止できるといった効果がある。
請求項4の発明は、接着剤接着により接合する部分が、傾斜台または下地板と太陽電池一体型防水シートとの当接部における大半領域または全部領域であることを特徴とする請求項2に記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。本発明では、接着剤接着による接合部が下地板と太陽電池一体型防水シートとの当接部の大半領域または全部領域であるため、とくに固定強度に優れた太陽電池モジュールの設置構造を得ることができる。これより、例えば太陽電池一体型防水シートが設置後、風圧、または負圧を受け、浮き上がろうとする力が働いても、その剥がれやバタつきを確実に防ぐことができる。
請求項5の発明は、前記傾斜台が、合成樹脂の発泡体からなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。このように傾斜台は合成樹脂の発泡体から構成されるため、傾斜台は軽量となり、太陽電池モジュールの設置施工性がとくに良好となる。
請求項6の発明は、前記傾斜台における傾斜角度が5〜15°であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。このように傾斜角度を5〜15°とすることで、その上面に配置される太陽電池モジュール上に太陽光を効率よく入射させることができる。
請求項7の発明は、前記太陽電池一体型防水シートを構成する防水シート材が、フッ素系樹脂からなる表面樹脂層を有していることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。このように、防水シート材の表面をフッ素系樹脂層で形成することにより、太陽電池モジュール上面に汚れが付着しにくくなり、よりメンテナンスが良好なものとなる。
請求項8の発明は、前記傾斜台を躯体上に断面からみて略のこぎり歯状になるように、連続して、または間隔をあけて並べて配置することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。このように傾斜台を略のこぎり歯状に配置することにより、陸屋根建物の屋上などの限られた領域内でも、効率よく太陽エネルギーを取り入れることができる。
請求項9の発明は、前記傾斜台を躯体上に断面からみて略台形または寄棟型になるように並べて配置することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法を要旨としている。このように傾斜台を略台形または寄棟型に配置することにより、夏季、冬季ともに、太陽光の入射角を大きく変化させることなく、年間を通して安定した太陽エネルギーを取り入れることができる。
以上に述べたように、本発明の太陽電池モジュールの設置方法によれば、太陽電池モジュールの設置施工が容易で、しかも防水施工性に優れるといった効果がある。
図1は、本発明によって得られた太陽電池モジュール2の設置構造の一例を示している。この構造では、略平坦な躯体9の上に、断面略直角三角形の傾斜台5、5が並んで配置され、その所要部、この場合には傾斜台の側縁5b、5bに長尺状の断面平板状の防水シート接合用固定治具16、および断面Z型の防水シート接合用固定治具26がそれぞれ沿って配置され、皿ネジなどの固定具7によって躯体9に固定されている。傾斜台5の傾斜上面5aの一部には出力用導線を収容するための凹溝状の溝部5eが形成されている。
傾斜台5の上からは長尺状の太陽電池一体型防水シート1が太陽電池モジュール2を傾斜上面5aのほぼ中央にして、傾斜台5全体を覆うように配置され、その長手方向の外周縁部4e、4eと防水シート接合用固定治具16、26との当接部が熱融着または溶剤溶着によって接合されている。このとき、敷設された太陽電池一体型防水シート1の裏面からは出力用導線3が引き出され、溝部5e内に収容されて、配線されている。
さらに外周縁部4e、4eは、隣接する別の太陽電池一体型防水シートの外周縁部からなる防水部材11、および隣接する合成樹脂製の防水シートからなる防水部材21と重なり合い、その重なり部が熱融着、溶剤溶着、または接着剤接着によって接合されて、防水施工されている。
以下、この構造を基に、本発明を図2〜図8に基づいて、さらに詳細に説明する。
まず本発明では、図2に示すような太陽電池一体型防水シート1を準備する。この太陽電池一体型防水シート1は、アモルファス型の太陽電池モジュール2を合成樹脂製の防水シート材4の上面略中央部かつ表面近傍内に積層し、この積層した積層領域4dの外側に張り出した態様で外周縁部4eを設けたものである。
防水シート材4は、合成樹脂製シートからなるもので、単層、複層いずれのものでも適用できるが、複層のものが好適である。なかでも、フッ素系樹脂からなる表面樹脂層4aが表面層として形成されたものがとくに好適である。
図3にはこの太陽電池一体型防水シート1の好適な一例の断面図を示しており、合成樹脂からなる基材シート層4c、中間樹脂層4b、および表面樹脂層4aが順次積層されている。中間樹脂層4bの内部には、薄膜状のアモルファス型の太陽電池モジュール2が防水シート材4を上面からみてその外形より輪郭の小さい形状で密封状に積層されている。太陽電池モジュール2は、フレキシブルなアモルファスシリコン素子の上下に金属電極が設けられたもので、太陽電池モジュール2の長手方向の対向する両辺から出力用導線3が防水シート材4の裏面側から引き出されている。
基材シート層4cを構成する合成樹脂は可撓性を有した合成樹脂であるのが好ましく、その種類に制限はないが、例えばポリ塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体などの軟質の熱可塑性樹脂、エチレンープロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンなどの熱可塑性エラストマーなどがあげられる。この基材シート層4cは、合成樹脂を常套のシート成形方法によりシート形状に成形して得ることができ、その厚さはとくに制限されるものではないが、取り扱い性などを考慮すると、0.4〜3mmが好ましい。なお、この基材シート層4cとしては単層シート形状の他に、複数の合成樹脂が積層成形された複層形状や、中間にポリエステル樹脂製ネットなどの補強層が介在されたものが適用可能である。
中間樹脂層4bは、太陽電池モジュール2を密封状にして、かつ隣接する基材シート層4cと表面樹脂層4aとを接着する役目を果たすものである。それを構成する樹脂として、エチレン酢酸ビニル共重合体がとくに良好なものとして適用されるが、その他、シリコーン、ポリビニルブチラール(PVB)、エポキシ樹脂、またはポリエステル系樹脂などの合成樹脂も適用可能である。
表面樹脂層4aは、太陽電池モジュール5を保護する作用をするものであり、そこに適用される合成樹脂は、フッ素系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリイミドなどの合成樹脂が適用可能である。なかでもフッ素系樹脂からなる層が好適である。フッ素樹脂が採用されることにより、耐候劣化による変色が少なく、しかも降雨の際に水溜まりが発生しても表面に汚れが付着するのを防止することができる。
本発明にかかる太陽電池一体型防水シート1は、図2に示したように、上面からみて長尺状で矩形のものが代表的なものとしてあげられる。ただしこのような形状に制限されることなく、例えば三角形、六角形のような多角形状でも適用可能である。なお施工性を考慮すれば、矩形の長尺状のものが好ましい。
つぎに、本発明においては、図4に示すように、躯体9上に、所定の傾斜角度で傾斜し、かつ前記太陽電池モジュール2より大きな輪郭に形成された傾斜上面5aを有する断面略直角三角形または断面略台形の傾斜台5を配置する。同図では断面略直角三角形の傾斜台を例示している。
傾斜台5は、底面5cと傾斜上面5aの間に所定の傾斜角度を付けたものである。このように傾斜をつけることで、太陽光エネルギーを効率よく取り入れることができ、また、降雨があった際には、その上に敷設された太陽電池一体型防水シート1の上面に雨水が溜まりになりにくくし、汚れも残りにくいものとすることができる。
本発明において、傾斜台5の傾斜角度は3〜30°の範囲で適用される。なかでも、5〜15°であるのが好ましい。3°未満であると、降雨によって水溜まりができ、汚れが残りやすく、太陽光エネルギーを効率よく取り入れることができない場合がある。一方、15°を超過すると、傾斜台5を固定するに手間がかかり、また傾斜台5の躯体9への固定強度を確保する点からも十分でない場合がある。
なお、傾斜台5は、断面略直角三角形のものの他、断面略台形とすることもできる。また、太陽電池モジュール2の施工性を考慮して傾斜台5の傾斜上面5aの一部には出力用導線を収容するための凹溝状の溝部5eが形成されているのが好ましい。
傾斜台5を構成する材料は、合成樹脂、木材、コンクリート、発泡コンクリート、金属材料など各種材料が適用することができるが合成樹脂であるのが好ましい。また、そのときの形態は発泡体であることが好ましい。このような合成樹脂の発泡体とすることで、傾斜台の軽量化をはかることができ、取り扱いもしやすく、太陽電池モジュール2の設置を一段と容易にすることができる。
合成樹脂発泡体を構成する合成樹脂としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、フェノール樹脂などがあげられる。なかでもポリスチレン、ポリエチレンは、経済性、強度、耐久性などの面から好ましい。発泡倍率は、1.1〜20倍が好ましい。1.1倍未満であると軽量性に劣るものとなり、20倍を超過すると、強度に劣るものとなる場合がある。
傾斜台5は、略平坦な躯体9上に配置されるが、その躯体9との間には、合成樹脂製の防水シート、平坦状の断熱パネル、または絶縁シートなどの他の防水施工用の部材が介在されてもよい。
本発明において躯体9上に配置される傾斜台5は単数でも複数でもよいが、複数配置する場合には図4に示すように、傾斜台5を連続して、または間隔をあけて、傾斜台5の断面からみて、略のこぎり歯状になるように並べて配置されることが好ましい。こうすることにより、太陽電池一体型防水シート1を敷設したときに、陸屋根の屋上など限られた領域でも効率よく太陽エネルギーを取り入れることができる。
つぎに、本発明においては、図5に示すように、傾斜台5の所要部、この場合側縁5b、5bに表面に合成樹脂が被覆された防水シート接合用固定治具16、26を介して、固定具7、7によって固定する。
ここで傾斜台5の厚さの薄い前部側縁5bに配置される防水シート接合用固定治具16は、緩やかに傾斜のついた略平坦状の治具であり、例えば帯状の樹脂被覆鋼板片を略中央部から緩やかに折り曲げ、傾斜台5の傾斜に合わせた角度に調整することによって製作される。一方、防水シート接合用固定治具26は、断面略Z形を有した治具であり、例えば帯状の樹脂被覆鋼板片を巾方向に、略Z形状に折り曲げて製作される。
断面略Z形の防水シート接合用固定治具26は、図6に示すように、傾斜台5の厚さの薄い側である前部側縁5bと厚さの厚い側である後部側縁5bに跨るように配置され、底面が皿ネジである固定具7によって固定される。
本発明にかかる防水シート接合用固定治具としては、上方から敷設される太陽電池一体型防水シートと接合可能なものであれば、その形状、材質にとくに制限は受けないが、鋼板を芯材として表面に合成樹脂が被覆されたディスク状のものや、折曲げ、穿孔などの加工がなされた帯状、アングル状のものが好適である。
固定具は、金属や合成樹脂などのネジや釘からなり、防水シート接合用固定治具を十分な強度をもって固定し得るものであれば、その材質、形状の選定に制限はない。
つぎに、本発明においては、図7に示すように、傾斜台5上に、太陽電池一体型防水シート1を外周縁部4e、4eが防水シート接合用固定治具16、26に当接するように配置し、次いで図8に示すようにその当接部を熱融着または溶剤溶着により接合する。
このとき、傾斜台5の一部に形成された溝部5eには、太陽電池一体型防水シート1の裏面から引き出された出力用導線3が収容され、配線される。
そして、外周縁部4e、4eを、それらが隣接する他の太陽電池一体型防水シートの外周縁部からなる防水部材11および隣接する合成樹脂製の防水シートからなる防水部材21に重なるように配置し、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合する。このように太陽電池一体型防水シート1の周囲を水密状に接合することによって、防水施工がなされる。
なお、ここで防水部材とは、防水施工時に太陽電池一体型防水シート1の外周縁部4eと接合される部材であって、太陽電池一体型防水シートの外周縁部からなる防水部材11、合成樹脂製の防水シートからなる防水部材21の他、合成樹脂の帯状の防水シートからなる防水部材31、合成樹脂からなるパッチ部材などからなる防水部材があげられる。
以上に示したように、本発明においては、太陽電池モジュールの設置施工が容易で、しかも防水施工性に優れるものとなる。
つぎに本発明における別の形態を図9ないし図12を参照にして説明する。
図9においては、躯体9上に合成樹脂製の防水シート13が敷設され、その上に本発明が適用された例である。
まず、躯体9上に点在状に複数のディスク状の防水シート接合用固定治具6を配置していき、それらを固定具7によって固定する。
その上を覆って合成樹脂製の防水シート13を敷設し、合成樹脂製の防水シート13とディスク状の防水シート接合用固定治具6の当接部を熱融着または溶剤溶着により接合する。このようにして躯体9上に合成樹脂製の防水シート13が絶縁工法によって敷設される。
つぎに、この合成樹脂製の防水シート13の上から、同図のように、断面略のこぎり歯状に傾斜台5を並べて配置し、その所要部、この場合側縁5b、5bを、表面に合成樹脂が被覆された防水シート接合用固定治具16、36を介して、固定具7によって躯体9に固定する。そして、太陽電池一体型防水シート1を、外周縁部4e、4eが防水シート接合用固定治具16、36に当接するように傾斜台5上に配置し、その当接部を熱融着または溶剤溶着により接合する。
次いで、外周縁部4e、4eを合成樹脂製の防水シート13と重ね合わせ、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合して防水施工を完了する。
この方法によれば、防水シート13が敷設された上にさらに本発明による防水施工がなされるため、防水シートによって二重に防水処理がなされることとなり、防水性の信頼性が一層向上する。なお、このときの合成樹脂製の防水シート13は、既に敷設された経年防水シートであってもよい。
図10においては、躯体9上に平板状の断熱パネル10が敷かれた上に、本発明が適用された例を示している。
まず、躯体9上に所定の厚さを有した平板ブロック状の断熱パネル10を複数敷き並べ、その上からは絶縁シート12を全面に亘って敷設する。次いで、その所要箇所にはディスク状の防水シート接合用治具6を点在状に配置し、固定具7によって固定する。そのディスク状の防水シート接合用治具6の上からは、それを覆うように帯状の防水シートからなる防水部材31を敷設し、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合する。
つぎに、防水部材31の両側に、少し離して隣接するように、絶縁シート12の上から断面略三角形の傾斜台5を略のこぎり歯状になるように並べて配置し、その所要部、この場合側縁5b、5bを合成樹脂が被覆された防水シート接合用固定治具16、36を介して、固定具7、7によって固定する。
次いで、その傾斜台5の上から、太陽電池一体型防水シート1を、外周縁部4e、4eが防水シート接合用固定治具16、36に当接するように配置し、その当接部を熱融着または溶剤溶着により接合する。さらに、外周縁部4eを帯状の防水シートからなる防水部材31と重ね合わせ、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合して防水施工を完了する。
この方法によれば、断熱パネル10が介在された構成となるために、より建物内の断熱性を向上させることができる。
図11では、躯体9上に断面略三角形の傾斜台5が略台形または寄棟型に配置された場合を例示している。
まず躯体9上に、複数の断面略三角形の傾斜台5を、厚さの厚い側壁どうし、および薄い側辺どうしがそれぞれ突き合わされて、略台形または寄棟型になるように配置する。つぎに、傾斜台5の突き合わされた側縁の上面に跨るようにディスク状の防水シート接合用固定治具36を配置し、固定具7によって固定する。
つぎに、この防水シート接合用固定治具36上から、それを覆うように帯状の合成樹脂製の防水シートからなる防水部材31を配置し、その当接部を熱融着または溶剤溶着により接合する。
次いで、傾斜台5の傾斜上面5a上に、太陽電池一体型防水シート1を、外周縁部4e、4eが帯状の防水シートからなる防水部材31、31と重なるように配置し、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合し、防水施工を完了する。
この方法によれば、太陽電池モジュールが設置された略台形または寄棟型の屋根面を構築することができる。このような形状の屋根面とすることで、夏季、冬季ともに、太陽光の入射角を大きく変化させずに、年間を通して安定した太陽エネルギーを取り入れることができる。
図12では、躯体9上に傾斜台5と下地板14を重ねて配置し、それらを固定具7によって固定し、さらにその上から太陽電池一体型防水シート1を覆って、その当接部を接着剤15により接合することにより、太陽電池モジュール2を設置した構造を例示している。
まず躯体9上に、複数の断面略直角三角形の傾斜台5を間隔をあけて、略のこぎり歯状に並べて配置し、それぞれの傾斜台5上に、その傾斜上面5aの外形寸法、形状に合わせて裁断された下地板14を配置する。また隣接する傾斜台5、5間には、その間隙形状に合わせて裁断された下地板14を同じく配置する。このとき、傾斜台5の傾斜上面の一部には出力用導線を収容するための凹溝が形成されており、その上に配置される下地板14には、この凹溝に対応する開口部が形成されているのが好ましい。
下地板14は、太陽電池一体型防水シート1や防水部材31を接着剤によって接着する基材となるものであり、十分な強度と接着性を発揮できる材質のものが好ましい。例えば木質合板、火山性ガラス質複層板、繊維強化セメント板、各種石膏ボード、各種セメント板、ロックウールボード、コンクリート板、モルタル板、硬質合成樹脂板などがあげられる。
つぎに、各下地板14の四隅、側縁の中央部、および中心付近の上面から貫通して釘やネジなどの固定具7を打ちこみ、またはねじ込み、躯体9に固定する。この際、高さの高い側の傾斜台の側縁5bには、同図に示す断面Z型の防水シート接合用固定治具26を介在させてもよい。また、隣接する下地板14どうしの目地部や固定具7の頭部には、目地テープを貼着するのが好ましい。
つぎに、太陽電池一体型防水シート1と帯状の防水シートからなる防水部材31を用意し、それらの裏面に、または/およびそれらと重なり合う下地板の表面に接着剤15をむらなく塗布し(同図の×印の部分)、それぞれを所定の位置に当接する。このとき太陽電池一体型防水シート1における外周縁部4eと防水部材31の側縁とは互いに重なり合うようにしておく。
接着剤15は、下地板14と太陽電池一体型防水シート1および防水部材31とを良好に接着させ、かつ長期間の使用で接着性が低下し難いものが好ましく、さらには太陽電池一体型防水シート1および防水部材31の柔軟性を長期間低減させないものが好ましい。例えば、ニトリルゴム系接着剤、ウレタン接着剤などが好適なものとしてあげられる。
接着に要する養生時間を経た後、上記当接した部分を端から押し付けて、それぞれの部材どうしを密着させる。そして所定の時間を経て接着固定が完了する。一方、太陽電池一体型防水シート1の外周縁部4eと防水部材31との重なり部については、熱融着または溶剤溶着により接合し、防水施工を完了する。
この方法によれば、下地板と太陽電池一体型防水シートとの接合部が面状となるため、例えば防水シート接合用固定治具と太陽電池一体型防水シート1の外周縁部4eとが点状接合でなされたいわゆる機械固定方式に比べ、面強度に優れた太陽電池モジュールの設置構造を得ることができる。とくに接合する部分が、重なり部における大半領域または全部領域であれば、太陽電池一体型防水シートが風圧、または負圧を受け、浮き上がろうとする力が働いても、その剥がれやバタつきを確実に防ぐことができる構造となる。
は、本発明によってなされた、陸屋根に太陽電池モジュールが設置された構造を示す斜視図である。 は、本発明にかかる太陽電池一体型防水シートを示す斜視図である。 は、本発明にかかる太陽電池一体型防水シートを示す断面図である。 は、本発明にかかる傾斜台が躯体上に配置された状態を示す断面図である。 は、本発明にかかる傾斜台の側縁が防水シート接合用固定治具を介して固定具によって固定された状態を示す断面図である。 は、本発明にかかる傾斜台の側縁が防水シート接合用固定治具を介して固定具によって固定された状態を示す斜視図である。 は、本発明にかかる傾斜台上に、太陽電池一体型防水シートが配置された状態を示す断面図である。 は、本発明にかかる傾斜台の上に配置された太陽電池一体型防水シートが隣接する防部材と接合された状態を示す断面図である。 は、本発明によってなされる別の形態を説明するための断面図である。 は、本発明によってなされる別の形態を説明するための断面図である。 は、本発明によってなされる別の形態を説明するための断面図である。 は、本発明によってなされる別の形態を説明するための断面図である。 は、従来の陸屋根における太陽電池モジュールが設置された一例を示す断面図である。 は、従来の陸屋根における太陽電池モジュールが設置された一例を示す断面図である。 は、従来の陸屋根における太陽電池モジュールが設置された一例を示す断面図である。
符号の説明
1 太陽電池一体型防水シート
2 太陽電池モジュール
3 出力用導線
4 防水シート材
4e 外周縁部
5 傾斜台
5a 傾斜上面
5b 側縁
6、16、26、36 防水シート接合用固定治具
7 固定具
9 躯体
10 断熱パネル
11、21、31 防水部材
13 合成樹脂製の防水シート
14 下地板
15 接着剤

Claims (9)

  1. 略平坦な躯体に太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取り付ける陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法であって、
    アモルファス型の太陽電池モジュールを合成樹脂製の防水シート材に積層し、かつ積層領域の外側に張り出した態様で前記防水シート材からなる外周縁部を設けた太陽電池一体型防水シートを準備する一方、
    躯体上に、所定の傾斜角度で傾斜し、前記太陽電池モジュールより大きな輪郭で形成された傾斜上面を有する断面略直角三角形または断面略台形の傾斜台を配置し、該傾斜台の所要部を、表面に合成樹脂が被覆された防水シート接合用固定治具を介して固定具によって固定した後、
    前記傾斜台上に、前記太陽電池一体型防水シートを、外周縁部が前記防水シート接合用固定治具に当接するように配置し、その当接部を熱融着または溶剤溶着により接合するとともに、外周縁部を隣接する防水部材と重ね合わせ、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合することにより太陽電池モジュールを取り付けることを特徴とする陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法。
  2. 略平坦な躯体に太陽電池モジュールを所定の傾斜角度をもって取り付ける陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法であって、
    アモルファス型の太陽電池モジュールを合成樹脂製の防水シート材に積層し、かつ積層領域の外側に張り出した態様で前記防水シート材からなる外周縁部を設けた太陽電池一体型防水シートを準備する一方、
    躯体上に、所定の傾斜角度で傾斜し、前記太陽電池モジュールより大きな輪郭で形成された傾斜上面を有する断面略直角三角形または断面略台形の傾斜台、またはさらにその上に下地板を重ねて配置し、固定具によって固定した後、該傾斜台または下地板上に前記太陽電池一体型防水シートを配置し、傾斜台または下地板と太陽電池一体型防水シートとの当接部を接着剤接着により接合するともに、外周縁部を隣接する防水部材と重ね合わせ、その重なり部を熱融着または溶剤溶着により接合することにより太陽電池モジュールを取り付けることを特徴とする陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法。
  3. 前記接着剤接着により接合する部分が太陽電池一体型防水シートにおける外周縁部であることを特徴とする請求項2に記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法。
  4. 前記接着剤接着により接合する部分が、傾斜台または下地板と太陽電池一体型防水シートとの当接部における大半領域または全部領域であることを特徴とする請求項2に記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法。
  5. 前記傾斜台が、合成樹脂の発泡体からなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の太陽電池モジュールの設置方法。
  6. 前記傾斜台における傾斜角度が5〜15°であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の太陽電池モジュールの設置方法。
  7. 前記太陽電池一体型防水シートを構成する防水シート材が、フッ素系樹脂からなる表面樹脂層を有していることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法。
  8. 前記傾斜台を躯体上に断面からみて略のこぎり歯状になるように、連続して、または間隔をあけて並べて配置することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法。
  9. 前記傾斜台を躯体上に断面からみて略台形または寄棟型になるように並べて配置することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の陸屋根建物における太陽電池モジュールの設置方法。
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