JP2012182324A - 太陽電池モジュール及び太陽電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付けが容易な太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール1は、モジュール本体10と、モジュール本体10を設置部6に取り付けるための取付部5とを備えている。取付部5は、樹脂製シートで構成され、モジュール本体10よりも外方にはみ出るようにモジュール本体10に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール及びそれを備えた太陽電池システムに関するものである。
近年、環境意識の高まりから、太陽電池モジュールが急速に普及している。太陽電池モジュールは、建物の屋上や屋根に設置されることが多い。例えば、太陽電池モジュールは、架台を介して建物の屋上等に設置される(特許文献1参照)。
特開2009−130183号公報
しかしながら、特許文献1に係る構成では、まず、架台の一部を構成する基台の上に太陽電池モジュールを設置する。このとき、緩衝部材を、基台と太陽電池モジュールとの間に介設させる。次に、太陽電池モジュール上に固定部材を配置する。このときも、緩衝部材を、太陽電池モジュールと固定部材との間に介設させる。続いて、固定部材をネジ止めする。このように、特許文献1に係る構成では、太陽電池モジュールを取り付けるのに多くの手間がかかる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、取り付けが容易な太陽電池モジュールを提供することにある。
ここに開示された太陽電池モジュールは、モジュール本体と、前記モジュール本体を設置対象に取り付けるための取付部とを備えている。そして、前記取付部は、樹脂を含むシートで構成され、前記モジュール本体よりも外方にはみ出るように該モジュール本体に設けられているものとする。
また、ここに開示された太陽電池システムは、前記太陽電池モジュールと、前記太陽電池モジュールが取り付けられる設置部とを備えている。そして、前記設置部は、樹脂を含んでおり、前記取付部と前記設置部とは、溶着されるものとする。
前記太陽電池モジュールによれば、樹脂を含むシートで構成された取付部を溶着することによって、太陽電池モジュールを設置部に容易に取り付けることができる。また、取付部をモジュール本体から外方にはみ出すように構成することによって、取付作業を容易に行うことができる。
また、前記太陽電池システムによれば、設置部が樹脂を含んでいるため、取付部と設置部とを溶着により容易に取り付けることができる。
実施形態に係る太陽電池システムの断面図である。 太陽電池システムの拡大断面図である。 太陽電池システムの平面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態1に係る太陽電池システムの断面図を、図2は、太陽電池システムの拡大断面図を、図3は、太陽電池システムの平面図を示す。
太陽電池システム100は、太陽電池モジュール1と、太陽電池モジュール1が取り付けられる設置部6とを備えている。設置部6は、太陽電池モジュール1を設置する設置対象に相当する。
前記設置部6は、建物の屋上部分7に設けられている。詳しくは、設置部6は、円盤状の部材であって、中央にビス71を挿通させるための貫通孔62が形成されている。設置部6は、金属製の本体部60と、本体部60の表面をコーティングする樹脂膜61とを有している。設置部6は、貫通孔62に挿通させたビス71を屋上部分7に切り込ませることで取り付けられる。このとき、設置部6と屋上部分7との間には、ブチルゴム等の防水部材63が介設される。
前記太陽電池モジュール1は、モジュール本体10と、モジュール本体10を前記設置部6に取り付けるための取付部5,5,…とを備えている。太陽電池モジュール1は、全体として、平板状に形成されている。
前記モジュール本体10は、カバーガラス11と、該カバーガラス11と対向するバックシート12と、該カバーガラス11及びバックシート12の間に設けられた複数の太陽電池セル2,2,…と、該カバーガラス11及びバックシート12の間に充填された封止材13と、カバーガラス11と太陽電池セル2,2,…との間に設けられた樹脂製プレート15と、バックシート12の背面側に設けられた補強シート16と、カバーガラス11及び補強シート16の周縁部に設けられた枠体4と、カバーガラス11の表面に設けられたジャンクションボックス14とを備えている。モジュール本体10は、平面視略長方形状に形成されている。
前記カバーガラス11は、透明なガラス材料で構成されている。カバーガラス11は、例えば、1mm以下の平板状のガラスで構成されている。このカバーガラス11がトップシートを構成する。
前記バックシート12は、水及び水蒸気等の透過を防止するシート状の部材であって、太陽電池セル2を保護するための部材である。バックシート12は、アルミニウム薄膜と樹脂薄膜との積層シートで構成されている。尚、バックシート12は、PETシートとアルミニウムシートとポリエチレン系フィルムとを積層させた積層シート、又はPETシートとアルミニウムシートとフッ素樹脂フィルムとを積層させた積層シートであってもよい。
前記太陽電池セル2は、特定のセルに限定されるものではない。例えば、太陽電池セル2は、シリコンで構成されている。また、太陽電池セル2は、結晶シリコン(単結晶シリコン及び多結晶シリコンを含む)で構成されていてもよく、アモルファスシリコンで構成されていてもよい。また、太陽電池セル2は、薄膜シリコン、タンデム型シリコン、球状シリコン等で構成されていてもよく、その形状が限定されるものではない。また、太陽電池セル2として、色素増感型の太陽電池セルを採用してもよい。すなわち、太陽電池セル2は、トップシートとバックシートとの間に挟持される太陽電池セルであれば、任意の太陽電池セルを採用することができる。この太陽電池セル2が太陽電池素子を構成する。
前記封止材13は、液体や気体などの物質が太陽電池セル2内に入らないように保護する部材である。この封止材13は、カバーガラス11とバックシート12とを接着する機能も有する。また、封止材13は、カバーガラス11と樹脂製プレート15との間にも充填されている。封止材13は、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)で構成されている。尚、封止材13は、メチルメタアクリレート樹脂(PMMA)、ポリビニルブチラール樹脂(PVB)、又はポリウレタン樹脂等で構成されてもよい。
前記ジャンクションボックス14は、断面四角形の筒状をしている。太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール1に対して直交する方向を向いて見たときに、太陽電池セル2,2,…が配設される電池領域Xと、該電池領域Xを囲む周縁部Yとを有している。ジャンクションボックス14は、該周縁部Yにおけるカバーガラス11上に設けられている。
前記樹脂製プレート15は、透明な樹脂で構成されている。前記樹脂製プレート15は、カバーガラス11への応力集中を緩和するためのプレートである。樹脂製プレート15は、カバーガラス11の裏側(カバーガラス11の、太陽電池セル2側)に封止材13を介在させて設けられている。樹脂製プレート15は、カバーガラス11と略同じ平面形状を有し且つ、略同じ面積を有している。樹脂製プレート15は、封止材13の剛性よりも高い剛性を有する。樹脂製プレート15は、その曲げ剛性が封止材13の曲げ剛性よりも高いことが好ましい。さらに、樹脂製プレート15は、その曲げ剛性がカバーガラス11の曲げ剛性よりも高いことが好ましい。また、樹脂製プレート15は、その厚みがカバーガラス11の厚みよりも厚い。
この樹脂製プレート15を設けることによって、カバーガラス11への応力集中を緩和させることができる。すなわち、モジュール本体10は、太陽電池セル2,2,…の部分があまり屈曲せず、太陽電池セル2,2,…の間の部分が屈曲し、全体としては、部分的に角張った状態で屈曲する。そのため、カバーガラス11には、偏った曲げ応力が発生する。しかしながら、太陽電池セル2,2,…とカバーガラス11との間に樹脂製プレート15を設けることにより、太陽電池セル2,2,…及びその周辺の全体的に角張った変形が、樹脂製プレート15で緩和された後に、カバーガラス11に伝わるようになる。その結果、カバーガラス11における応力集中を抑制することができる。それにより、応力集中によるカバーガラス11の破損が防止される。そのため、カバーガラス11を、樹脂製プレート15を設けない場合よりも薄くすることができる。カバーガラス11が薄くなると、太陽電池モジュール1の重量を軽くすることができる。尚、樹脂製プレート15の分だけ重量が増加するものの、樹脂はガラスよりも比重が小さいため、カバーガラス11が薄くなった分の軽量化の効果の方が大きい。樹脂製プレート15は、例えば、硬質塩化ビニル、アクリル、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ウレタン、ポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等で構成される。
前記補強シート16は、バックシート12の耐候性を向上させると共に、太陽電池モジュール1の強度を補強するためのものである。補強シート16は、バックシート12と略同じ面積を有している。補強シート16は、ブチルゴムで構成された粘着テープを介してバックシート12に接着されている。補強シート16は、樹脂を含むシートで構成されている。具体的には、補強シート16は、塩化ビニル系防水シート、ポリオレフィン系防水シート、アルミニウム合金やガルバリウム鋼板等の金属板と樹脂とを貼り合わせたもの、又は金属製若しくは樹脂製ハニカムボード等で構成される。補強シート16が、樹脂で構成された、モジュール本体10の背面部分に相当する。ここで、樹脂で構成されるとは、樹脂のみで構成される場合、樹脂を含有する材料で構成される場合、又は樹脂製シートを積層させて構成される場合等、樹脂を含む構成を意味する。
例えば、太陽電池モジュール1を屋根等に取り付けるための取付部(例えば、アングルのような部材)を太陽電池モジュール1の背面側に設ける場合、補強シート16が無い構成においては、該取付部をバックシート12に取り付けることになる。バックシート12は、太陽電池モジュール1の防水性及び防湿性を担う部材であるため、取付部を取り付けるための孔等を空けることはできない。また、バックシート12に求められる機能は防水性及び防湿性であるので、バックシート12の剛性はそれほど高くない。すなわち、バックシート12は、太陽電池モジュール1の荷重が作用する取付部からの反力を受け止めることができるほどに高剛性ではない。さらに、バックシート12の表面にはフッ素樹脂フィルムが積層されていることが多く、フッ素樹脂フィルムは他の部材との接着性が悪い。これらの問題を解決するために、補強シート16が設けられている。太陽電池モジュール1の防水性及び防湿性はバックシート12で確保されるので、補強シート16には、ビスやリベットを介して取付部を取り付けることができる。また、或る程度の剛性を有する(少なくとも、バックシート12よりは高剛性の)部材で補強シート16を構成することによって、取付部からの反力を補強シート16で受け止めることができる。さらに、補強シート16を設けることによって、バックシート12が補強シート16で覆われることになるので、太陽電池モジュール1の耐候性を向上させることができる。さらにまた、補強シート16を設けることによって、モジュール本体10の背面に、取付部5等の別の部材を容易に取り付けることができる。
枠体4は、カバーガラス11及び補強シート16の周縁部に沿って延びる部材であって、断面が略コ字状(又は、U字状)に形成されている。枠体4は、シリコン、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、又は金属板を芯材として含む樹脂で構成することができる。枠体4は、カバーガラス11及び補強シート16の周縁部に、ブチルゴムで構成された粘着テープを介設させた状態で、嵌め込まれる。尚、枠体4は、防湿テープの代わりに、接着剤等を介してカバーガラス11及び補強シート16の周縁部に取り付けてもよい。
前記取付部5は、樹脂を含んで構成されたシートである。具体的には、取付部5は、防水シートで構成されている。例えば、取付部5は、塩化ビニル系防水シート、ポリオレフィン系防水シート、該防水シートにアルミニウム合金やガルバリウム鋼板等の金属板を貼り合わせたもの、該金属板と樹脂と該金属板とのサンドイッチパネルを前記防水シートに貼り合わせたもの等で構成されている。尚、取付部5が積層構造である場合には、取付部5の表面も裏面も樹脂層が露出している。取付部5は、円盤状に形成されている。
取付部5,5,…は、本実施形態では、6個設けられている。詳しくは、取付部5,5,…は、長方形状のモジュール本体10の4隅と2つの長辺の中点部分とに設けられている。各取付部5は、平面視で(モジュール本体10に対して直交する方向を向いて見たときに)モジュール本体10から外方にはみ出す状態で、モジュール本体10の背面を構成する補強シート16に取り付けられている。取付部5は、補強シート16に溶着されている。取付部5は樹脂製シートで構成され、補強シート16も樹脂を含むシートで構成されているので、取付部5と補強シート16とを容易に溶着させることができる。
このように構成された太陽電池モジュール1を建物の屋上部分7に設置するときには、取付部5を設置部6に取り付ける。取付部5は、設置部6に溶着される。取付部5は樹脂製シートで構成され、設置部6の表面に樹脂膜が形成されているので、取付部5と設置部6とを容易に溶着させることができる。
したがって、本実施形態によれば、樹脂製シートで構成された取付部5,5,…をモジュール本体10に設けることによって、太陽電池モジュール1を取り付ける相手側の部材が樹脂を含んで構成されている場合には、取付部5,5,…を溶着するという簡単な作業で太陽電池モジュール1を容易に取り付けることができる。このとき、取付部5,5,…をモジュール本体10から外方にはみ出すように構成することによって、溶着の作業性を向上させることができる。
ここで、補強シート16を樹脂を含むシートで構成することによって、取付部5,5,…と補強シート16とを溶着により容易に取り付けることができる。つまり、取付部5,5,…のモジュール本体10への取り付けを容易に行うことができる。
また、補強シート16と取付部5,5,…を共に防水シートで構成することによって、太陽電池モジュール1の取り付けを前述の如く容易にしつつ、太陽電池モジュール1の防水性及び太陽電池モジュール1の取付構造の防水性を確保することができる。また、モジュール本体10の背面に設けられたシート状の取付部5,5,…を介して太陽電池モジュール1を取り付ける構成においては、モジュール本体10の背面が建物の屋上部分7等の設置対象に非常に近接した状態となる。雨が降った場合等には、屋上部分7等の表面には雨水が滞留しやすい。つまり、前記の構成の太陽電池モジュール1では、モジュール本体1と屋上部分7との距離が確保できないため、モジュール本体10には高い防水性が要求される。それに対して、補強シート16を防水シートで構成することによって、モジュール本体10の高い防水性を確保することができる。このように補強シート16を防水シートで構成することによって、モジュール本体10と設置対象とが近接する場合であっても、太陽電池セル2,2,…を水分から保護することができる。
さらに、前記の構成では、モジュール本体10には防水性だけでなく、高い防湿性も求められる。それに対して、モジュール本体10は、防湿機能を有するバックシート12が設けられている。このようにバックシート12と補強シート16との二重構造とすることによって、モジュール本体10と設置対象とが近接する場合であっても、太陽電池セル2,2,…を湿気から保護することができる。
また、シート状の取付部5,5,…を介して太陽電池モジュール1を取り付ける構成においては、金属製の架台を用いて太陽電池モジュールを取り付ける構成と比べて、取付強度が低くなる。しかし、本実施形態においては、カバーガラス11の内側に樹脂製プレート15を設けて軽量化された太陽電池モジュール1を採用することによって、シート状の取付部5,5,…であっても、太陽電池モジュール1をしっかりと取り付けることができる。すなわち、カバーガラス11の内側に樹脂製プレート15を設けることによって、カバーガラス11を樹脂製プレート15で補強することができるため、カバーガラス11を薄くすることができる。その結果、軽量の太陽電池モジュール1を構成することができる。このように、軽量の太陽電池モジュール1を用いれば、取付構造に要求される強度が低いため、シート状の取付部5,5,…であっても太陽電池モジュール1を十分な強度で取り付けることができる。ただし、取付部5の強度によっては、前述のように軽量化された太陽電池モジュール1でなくても、太陽電池モジュール1をしっかりと取り付けることができる。
また、架台のように剛性の高い部材で太陽電池モジュールを取り付ける構成においては、建物の屋上等の様々な形状に対応する架台をそれぞれ用意する必要がある。それに対して、シート状の取付部5,5,…であれば、取付部5,5,…を変形させることによって、様々な形状の設置対象に柔軟に対応して、太陽電池モジュール1の取り付けを実現することができる。例えば、本実施形態のように、設置部6の表面にビス71の頭部が突出していても、取付部5,5,…が柔軟に撓んで、取付部5と設置部6との接着面積を容易に確保することができる。また、シート状の取付部5,5,…であれば、設置対象の形状に応じて、その場で容易に切断することができる。この点においても、設置対象に柔軟に対応して、太陽電池モジュール1の取り付けを実現することができる。
さらに、建物の屋上等の防水シートに太陽電池モジュール1を取り付ける場合には、大掛かりな架台を設ける必要がないため、取付構造の荷重を軽くすることができ、建物の屋上等への負荷を低減することができる。
《その他の実施形態》
実施形態について、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態では、取付部5,5,…が6個設けられているが、これに限られるものではない。取付部5,5,…の個数に制限はない。
また、取付部5の形状にも制限はない。例えば、取付部5は、方形状であってもよい。また、取付部5は、モジュール本体10の一辺に亘って延びる帯状であってもよい。さらに、取付部5は、モジュール本体10の全周縁に沿って延びる枠状であってもよい。さらにまた、取付部5は、モジュール本体10の背面の全面に亘って設けられ、モジュール本体10よりも外方にはみ出すように構成されていてもよい。
また、取付部5の材料も、前記実施形態に限られるものではない。樹脂を含むシート、即ち、樹脂製シート又は、樹脂層を含む積層シート等であれば、任意の材料を取付部5として採用することができる。
さらに、取付部5は、モジュール本体10の背面に取り付けられているが、これに限られるものではない。例えば、取付部5は、枠体4に取り付けられていても、又は、枠体4と一体に構成されていてもよい。すなわち、モジュール本体10よりも外方にはみ出す構成であれば、任意の構成を採用することができる。
さらにまた、取付部5は、補強シート16と一体に構成されていてもよい。すなわち、補強シート16が、カバーガラス(トップシート)11よりも外方に拡がっており、この補強シート16の外方に拡がる部分で取付部5が構成されていてもよい。
また、補強シート16は、樹脂を含むシートで構成されたものに限られない。補強シート16は樹脂を含まないものであってもよい。その場合、取付部5は、接着剤等を介して補強シート16に取り付けられる。
また、前記カバーガラス11、バックシート12、太陽電池セル2、封止材13、樹脂製プレート15、補強シート16及び枠体4は、前記実施形態に限られるものではなく、任意の材料を採用することができる。さらに、モジュール本体10の構成も、前記実施形態に限られるものではない。太陽電池セルを含むモジュール本体である限り、任意の構成を採用することができる。例えば、カバーガラス11の代わりに、樹脂製のトップシートを採用する構成であってもよい。また、樹脂製プレート15が設けられていない構成であってもよい。
また、ジャンクションボックス14は、モジュール本体10の表面側に限られず、配設スペースがある限りは、モジュール本体10の裏面側又は、モジュール本体10の小口(即ち、モジュール本体10の表面と裏面とを繋ぐ側周面)に設けられていてもよい。
また、設置部6は、前記構成に限られるものではない。例えば、設置部6は、屋上部分7に設けられたビス71を介するのではなく、接着等により屋上部分7に直接取り付けられてもよい。かかる構成の場合、屋上部分7にビス71を設ける必要がないため、太陽電池モジュール1の取り付けがさらに容易になると共に、設置場所の自由度が上がる。
また、設置部6は、建物の屋上等に予め設けられた防水シートであってもよい。また、防水シートに限らず、建物の屋上等に樹脂で構成された部材があれば、取付部5,5,…を介して溶着により太陽電池モジュール1を容易に取り付けることができる。また、建物の屋上等の設置場所に、樹脂製の設置部又は樹脂膜若しくは樹脂シート等で被覆された設置部を設け、該設置部に太陽電池モジュール1を取り付けてもよい。かかる構成であっても、従来の架台による取付構造と比較して、取付部5の溶着という簡易な方法で太陽電池モジュール1を取り付けることができる。
また、建物の屋上等の設置場所に樹脂製シートを貼着し、そのシートを設置部6としてもよい。かかる構成であっても、架台に比べて、設置が容易となる。特に、建物の屋上等に防水シートが予め設けられていない場合には、防水シートを後から設けることによって、屋上等の防水性を向上させることもできると共に、太陽電池モジュール1を容易に取り付けることができる。
さらに、設置部6は、建物の屋上に設けられているものに限られない。例えば、太陽電池モジュール1は、建物の屋根、建物の壁、又は地面等に設けられるものであってもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、太陽電池モジュール及びそれを備えた太陽電池システムについて有用である。
1 太陽電池モジュール
10 モジュール本体
11 カバーガラス(トップシート)
12 バックシート
13 封止材
15 樹脂製プレート
2 太陽電池セル(太陽電池素子)
5 取付部
6 設置部
100 太陽電池システム

Claims (5)

  1. モジュール本体と、
    前記モジュール本体を設置対象に取り付けるための取付部とを備えた太陽電池モジュールであって、
    前記取付部は、樹脂を含むシートで構成され、前記モジュール本体よりも外方にはみ出るように該モジュール本体に設けられている太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記モジュール本体の背面部分は、樹脂で構成されており、
    前記取付部は、前記モジュール本体の背面部分に取り付けられている太陽電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記モジュール本体の背面部分及び取付部は、防水シートで構成されている太陽電池モジュール。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の太陽電池モジュールと、
    前記太陽電池モジュールが取り付けられる設置部とを備えた太陽電池システムであって、
    前記設置部は、樹脂を含んでおり、
    前記取付部と前記設置部とは、溶着されている太陽電池システム。
  5. 請求項4に記載の太陽電池システムにおいて、
    前記設置部は、樹脂を含むシートで構成される太陽電池システム。
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