JP2003318433A - 太陽電池取付構造 - Google Patents
太陽電池取付構造Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハッチカバー、可動屋根等の軽量構造物に太
陽電池を、効率よく容易に取り付けるようにする。 【解決手段】 所定形状のフレキシブル太陽電池モジュ
ール21を、熱可塑性樹脂からなるベースシート22に
一体的に取り付け、太陽電池シート20を構成する。一
方、ハッチカバー10等に樹脂積層板からなる周縁固定
シート14を太陽電池シート20の外形形状に合わせて
取り付ける。この周縁固定シート14に太陽電池シート
20の周縁を熱溶着して、取り付けるようにした。これ
によりハッチカバー等の簡易な硬質板材等からなる構造
物において、太陽電池による発電設備を容易に配備でき
る。
陽電池を、効率よく容易に取り付けるようにする。 【解決手段】 所定形状のフレキシブル太陽電池モジュ
ール21を、熱可塑性樹脂からなるベースシート22に
一体的に取り付け、太陽電池シート20を構成する。一
方、ハッチカバー10等に樹脂積層板からなる周縁固定
シート14を太陽電池シート20の外形形状に合わせて
取り付ける。この周縁固定シート14に太陽電池シート
20の周縁を熱溶着して、取り付けるようにした。これ
によりハッチカバー等の簡易な硬質板材等からなる構造
物において、太陽電池による発電設備を容易に配備でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池取付構造に
係り、上下水道施設等に設けられる各種屋外処理槽等の
上方を覆う屋根構造のハッチカバーや海洋浮標等の構造
部の一部に、フレキシブルな太陽電池シートを確実に取
り付けるようにした太陽電池取付構造に関する。
係り、上下水道施設等に設けられる各種屋外処理槽等の
上方を覆う屋根構造のハッチカバーや海洋浮標等の構造
部の一部に、フレキシブルな太陽電池シートを確実に取
り付けるようにした太陽電池取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
電力用の太陽電池モジュールは、一般に建物屋根等に設
置して使用するため、風雨や日照、気温変化などに十分
耐えられる耐久性を備えるように設計されている。この
ため、従来は板状の太陽電池モジュールを堅固な樹脂製
あるいは金属製の支持プレート等で支持し、この支持プ
レートを介して太陽電池モジュール全体を建物の屋根等
の安定した場所に設置するようになっている。支持プレ
ートとしては、FRP(繊維補強プラスチック)等が使
用されており、これらの太陽電池モジュールを適当な規
模で複数基、配置して所定の電力確保を図るようになっ
ている。
電力用の太陽電池モジュールは、一般に建物屋根等に設
置して使用するため、風雨や日照、気温変化などに十分
耐えられる耐久性を備えるように設計されている。この
ため、従来は板状の太陽電池モジュールを堅固な樹脂製
あるいは金属製の支持プレート等で支持し、この支持プ
レートを介して太陽電池モジュール全体を建物の屋根等
の安定した場所に設置するようになっている。支持プレ
ートとしては、FRP(繊維補強プラスチック)等が使
用されており、これらの太陽電池モジュールを適当な規
模で複数基、配置して所定の電力確保を図るようになっ
ている。
【0003】ところで、近年、屈曲自在なフレキシブル
な膜材状の太陽電池が開発されている。この種の太陽電
池は、ステンレスあるいは合成樹脂製の薄い基板上にア
ルファモス−シリコン(a−Si)層を形成したもので
ある。この種の太陽電池は、厚さが1mm以下と非常に
薄く、所定の曲率で丸めたり曲げたりすることができる
軽量シート材であり、取付には取付対象となる曲面に、
電池裏面の樹脂フィルムを、適当な接着剤等によって接
着する方法が取られている。
な膜材状の太陽電池が開発されている。この種の太陽電
池は、ステンレスあるいは合成樹脂製の薄い基板上にア
ルファモス−シリコン(a−Si)層を形成したもので
ある。この種の太陽電池は、厚さが1mm以下と非常に
薄く、所定の曲率で丸めたり曲げたりすることができる
軽量シート材であり、取付には取付対象となる曲面に、
電池裏面の樹脂フィルムを、適当な接着剤等によって接
着する方法が取られている。
【0004】ところで、屋根防水工事と太陽電池取付工
事の工程短縮を考慮して、屋根防水のために屋根面を覆
うように敷設される防水シートに所定形状の太陽電池を
貼着した建材一体タイプの太陽電池も開発されている。
この防水シートと太陽電池とを積層した太陽電池取付構
造では、鋼板の折板構造の上に厚さ100mm程度のロッ
クウール等の断熱材を敷設し、その断熱材に太陽電池が
貼着された防水シートを展張し、防水シートを所定間隔
で鋲止めするようになっている。防水シートとしては、
一般にエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)と塩化ビ
ニル樹脂(PVC)の共重合体シート等が用いられてお
り、シート同士は所定の重ねしろ部分を熱溶着によって
接合する方法がとられている。
事の工程短縮を考慮して、屋根防水のために屋根面を覆
うように敷設される防水シートに所定形状の太陽電池を
貼着した建材一体タイプの太陽電池も開発されている。
この防水シートと太陽電池とを積層した太陽電池取付構
造では、鋼板の折板構造の上に厚さ100mm程度のロッ
クウール等の断熱材を敷設し、その断熱材に太陽電池が
貼着された防水シートを展張し、防水シートを所定間隔
で鋲止めするようになっている。防水シートとしては、
一般にエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)と塩化ビ
ニル樹脂(PVC)の共重合体シート等が用いられてお
り、シート同士は所定の重ねしろ部分を熱溶着によって
接合する方法がとられている。
【0005】この種の太陽電池と一体となった防水シー
トは従来の固定屋根の防水、断熱を目的としているた
め、厚手の断熱材を下地材として使用し、断熱材の厚さ
に見合った長さのビスを使ってシートを断熱材に固定す
ることを前提としている。このため鉄骨構造やFRPで
作られた軽量の可動屋根等には適用できなかった。
トは従来の固定屋根の防水、断熱を目的としているた
め、厚手の断熱材を下地材として使用し、断熱材の厚さ
に見合った長さのビスを使ってシートを断熱材に固定す
ることを前提としている。このため鉄骨構造やFRPで
作られた軽量の可動屋根等には適用できなかった。
【0006】ところで、この種の可動屋根構造の需要と
しては、たとえば浄水場施設等の屋外処理槽のハッチカ
バー等がある。このハッチカバーは処理槽内の水が日照
に曝されることでアオコ等が発生したり、外部から異物
が混入されたりするのを防止することを目的として既存
構造物に増設されることが多い。このときこれらのハッ
チカバーの外面に防水シートと一体化した太陽電池を配
備することにより、施設の照明等の維持設備への電力供
給が可能になる。このため防水シートとしての機能を有
する樹脂製のシートをベースシートとしてハッチカバー
等の硬質な表面材に太陽電池を直接取り付けられるよう
にすることが望まれる。
しては、たとえば浄水場施設等の屋外処理槽のハッチカ
バー等がある。このハッチカバーは処理槽内の水が日照
に曝されることでアオコ等が発生したり、外部から異物
が混入されたりするのを防止することを目的として既存
構造物に増設されることが多い。このときこれらのハッ
チカバーの外面に防水シートと一体化した太陽電池を配
備することにより、施設の照明等の維持設備への電力供
給が可能になる。このため防水シートとしての機能を有
する樹脂製のシートをベースシートとしてハッチカバー
等の硬質な表面材に太陽電池を直接取り付けられるよう
にすることが望まれる。
【0007】また、海洋浮標等では、従来、構造物の一
部に翼状の太陽電池取付部を設けて太陽電池から供給さ
れる電力を利用して信号の点灯を図っていた。この場合
にも、柔軟性のあるベースシートを浮標本体に直接取り
付けることができれば、浮標の構造をコンパクトにする
こともできる。
部に翼状の太陽電池取付部を設けて太陽電池から供給さ
れる電力を利用して信号の点灯を図っていた。この場合
にも、柔軟性のあるベースシートを浮標本体に直接取り
付けることができれば、浮標の構造をコンパクトにする
こともできる。
【0008】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、ハッチカバーや構造体本体
等を構成する硬質板材の表面にベースシートとしての樹
脂シートを介して太陽電池を確実に取り付けられるよう
にした太陽電池取付構造を提供することにある。
術が有する問題点を解消し、ハッチカバーや構造体本体
等を構成する硬質板材の表面にベースシートとしての樹
脂シートを介して太陽電池を確実に取り付けられるよう
にした太陽電池取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はフレキシブル太陽電池モジュールが熱可塑
性樹脂からなるベースシートに一体的に取り付けられた
太陽電池シートの周縁を、対象構造物に取り付けられた
樹脂積層板からなる周縁固定シートに熱溶着して、前記
太陽電池シートを前記対象構造物に取り付けるようにし
たことを特徴とする。
に、本発明はフレキシブル太陽電池モジュールが熱可塑
性樹脂からなるベースシートに一体的に取り付けられた
太陽電池シートの周縁を、対象構造物に取り付けられた
樹脂積層板からなる周縁固定シートに熱溶着して、前記
太陽電池シートを前記対象構造物に取り付けるようにし
たことを特徴とする。
【0010】前記対象構造物は、屋根構造のハッチカバ
ーであり、該ハッチカバー面上に前記太陽電池シートの
形状に合わせて前記周縁固定シートを取り付けることが
好ましい。
ーであり、該ハッチカバー面上に前記太陽電池シートの
形状に合わせて前記周縁固定シートを取り付けることが
好ましい。
【0011】前記周縁固定シートは、熱可塑性樹脂積層
板とし、これに太陽電池シートを熱溶着するようにする
ことが好ましい。
板とし、これに太陽電池シートを熱溶着するようにする
ことが好ましい。
【0012】前記ハッチカバーは、入れ子構造をなす前
記太陽電池シートの取り付けられた複数個のカバーを並
べて展開可能な構造とすることが好ましい。
記太陽電池シートの取り付けられた複数個のカバーを並
べて展開可能な構造とすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の太陽電池取付構造
の一実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態として仮想線で示した浄水場の屋外
処理槽1の上方を覆うハッチカバーの概略構成を示した
斜視図である。本実施の形態のハッチカバー10は、処
理槽上方において、入れ子構造にスライド可能な複数個
の門型屋根状の多段のカバー11から構成されている。
そして各カバー11の天面には太陽電池シート20が取
り付けられている。太陽電池シートは、あらかじめ太陽
電池モジュール21がベースシート22を主構成として
いる。本実施の形態においては、長さ6m、幅約1m、厚
さ4.2mmのベースシート22表面に長さ約5.5m、
幅約0.4m、厚さ約1mmの公知のa−Si構造の太陽
電池モジュール21が2本平行に貼着されている。これ
らの太陽電池シートの寸法は、対象となる構造物の形状
にふさわしい割付寸法に柔軟性を持って対応できるた
め、対象構造物にあった最適な寸法を適宜設定すればよ
いことは言うまでもない。
の一実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態として仮想線で示した浄水場の屋外
処理槽1の上方を覆うハッチカバーの概略構成を示した
斜視図である。本実施の形態のハッチカバー10は、処
理槽上方において、入れ子構造にスライド可能な複数個
の門型屋根状の多段のカバー11から構成されている。
そして各カバー11の天面には太陽電池シート20が取
り付けられている。太陽電池シートは、あらかじめ太陽
電池モジュール21がベースシート22を主構成として
いる。本実施の形態においては、長さ6m、幅約1m、厚
さ4.2mmのベースシート22表面に長さ約5.5m、
幅約0.4m、厚さ約1mmの公知のa−Si構造の太陽
電池モジュール21が2本平行に貼着されている。これ
らの太陽電池シートの寸法は、対象となる構造物の形状
にふさわしい割付寸法に柔軟性を持って対応できるた
め、対象構造物にあった最適な寸法を適宜設定すればよ
いことは言うまでもない。
【0014】図1に示したベースシート22としては、
厚手の耐候性に富むエチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)と塩化ビニル樹脂(PVC)の共重合体シートが用
いられている。この他、熱可塑性樹脂としてコスト、耐
候性等の面から選定することが好ましいが、公知のAB
S樹脂、アクリル樹脂、アセタール樹脂、塩素化ポリエ
ーテル、クマロンーインデン樹脂、再生セルロース、石
油樹脂、セルロース誘導体、ポリアミド、ポリアリレー
ト、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルエステル、ポリビニルエー
テル、ポリフェニレンオキシド、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ポリメチルスチレンを所定厚
シートとして仕上げたものを種々採用できる。
厚手の耐候性に富むエチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)と塩化ビニル樹脂(PVC)の共重合体シートが用
いられている。この他、熱可塑性樹脂としてコスト、耐
候性等の面から選定することが好ましいが、公知のAB
S樹脂、アクリル樹脂、アセタール樹脂、塩素化ポリエ
ーテル、クマロンーインデン樹脂、再生セルロース、石
油樹脂、セルロース誘導体、ポリアミド、ポリアリレー
ト、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルエステル、ポリビニルエー
テル、ポリフェニレンオキシド、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ポリメチルスチレンを所定厚
シートとして仕上げたものを種々採用できる。
【0015】図2は太陽電池シート20をハッチカバー
10等の既存構造物の屋根面に取り付ける過程を模式的
に示した斜視図である。同図に示したように、鉄骨梁材
12としてのH形鋼のフランジに屋根材13としてのF
RP屋根材13の端部が固定されている。さらにこの屋
根材13の周縁部には周縁固定シート14としての樹脂
積層鋼板がビス15で固定されている。この周縁固定シ
ート14は、本実施の形態では厚さ1.2mmの亜鉛メッ
キ鋼板の表面に塩化ビニル樹脂層コーティングを施した
所定幅の帯板材の樹脂積層鋼板が用いられている。この
帯状に取り付けられた周縁固定シート14の表面に太陽
電池シート20の周縁部を重ね、樹脂シート熱溶着機
(図示せず)を用いて太陽電池シート20周縁を周縁固
定シート14に熱溶着されている。さらに太陽電池シー
ト20同士の接合も同様に熱溶着されている。なお、周
縁固定シート14のためのコーティング樹脂はベースシ
ートと同様の熱可塑性樹脂とすることが好ましい。
10等の既存構造物の屋根面に取り付ける過程を模式的
に示した斜視図である。同図に示したように、鉄骨梁材
12としてのH形鋼のフランジに屋根材13としてのF
RP屋根材13の端部が固定されている。さらにこの屋
根材13の周縁部には周縁固定シート14としての樹脂
積層鋼板がビス15で固定されている。この周縁固定シ
ート14は、本実施の形態では厚さ1.2mmの亜鉛メッ
キ鋼板の表面に塩化ビニル樹脂層コーティングを施した
所定幅の帯板材の樹脂積層鋼板が用いられている。この
帯状に取り付けられた周縁固定シート14の表面に太陽
電池シート20の周縁部を重ね、樹脂シート熱溶着機
(図示せず)を用いて太陽電池シート20周縁を周縁固
定シート14に熱溶着されている。さらに太陽電池シー
ト20同士の接合も同様に熱溶着されている。なお、周
縁固定シート14のためのコーティング樹脂はベースシ
ートと同様の熱可塑性樹脂とすることが好ましい。
【0016】図3は太陽電池モジュール20から導出さ
れたリード線25を、複数の太陽電池シート20間で直
列配線した例を示した概略構成図である。各太陽電池モ
ジュールから導出されたリード線25の端部には公知の
ワンタッチコネクタ26が取り付けられており、隣接し
て配置された各太陽電池シート20間を簡単に連結で
き、配線端部を容易に図示しない内部の集電線27にま
とめられている。このとき本実施の形態のハッチカバー
10は各カバー11を、図1の展開状態、図4の収容状
態の間の状態を適宜図示しないレール上で移動させるこ
とができる。このため、各カバー11が色々な状態で重
なったりした場合にも各太陽電池シート20間を接続し
た配線が保持されるようにリード線25の長さを調整し
ておくことが好ましい。
れたリード線25を、複数の太陽電池シート20間で直
列配線した例を示した概略構成図である。各太陽電池モ
ジュールから導出されたリード線25の端部には公知の
ワンタッチコネクタ26が取り付けられており、隣接し
て配置された各太陽電池シート20間を簡単に連結で
き、配線端部を容易に図示しない内部の集電線27にま
とめられている。このとき本実施の形態のハッチカバー
10は各カバー11を、図1の展開状態、図4の収容状
態の間の状態を適宜図示しないレール上で移動させるこ
とができる。このため、各カバー11が色々な状態で重
なったりした場合にも各太陽電池シート20間を接続し
た配線が保持されるようにリード線25の長さを調整し
ておくことが好ましい。
【0017】図5,図6はハッチカバー10の形状の変
形例を示した斜視図である。これらカバーは図1に示し
たように、入れ子構造となるように複数個を設け、全体
を並べるようにして処理槽等の対象の構造物を覆うよう
にすればよい。図5はカバーが所定の曲率のアーチ形状
をなす。このようにカバーが曲面を構成する場合にも柔
軟性がある太陽電池シート20を屋根材の面に合わせて
取り付けることができる。同様に切妻形の屋根形状にも
対応できるが、棟のなす角度によっては、太陽電池モジ
ュールの折れ曲がり破損を避けるために、図6に示した
ように、各屋根面に太陽電池シート20を配置し、各太
陽電池シート20間を配線するようにしても良い。
形例を示した斜視図である。これらカバーは図1に示し
たように、入れ子構造となるように複数個を設け、全体
を並べるようにして処理槽等の対象の構造物を覆うよう
にすればよい。図5はカバーが所定の曲率のアーチ形状
をなす。このようにカバーが曲面を構成する場合にも柔
軟性がある太陽電池シート20を屋根材の面に合わせて
取り付けることができる。同様に切妻形の屋根形状にも
対応できるが、棟のなす角度によっては、太陽電池モジ
ュールの折れ曲がり破損を避けるために、図6に示した
ように、各屋根面に太陽電池シート20を配置し、各太
陽電池シート20間を配線するようにしても良い。
【0018】また、上述の太陽電池シートを構成するよ
うなベースシート等による防水性能を要求されていない
構造物の場合、周縁固定シートを用いずに、ベースシー
トの周縁をフラットバー等の当て板で抑えるようにし
て、構造物に直接、鋲止めにより固定して取り付けるこ
とも可能である。
うなベースシート等による防水性能を要求されていない
構造物の場合、周縁固定シートを用いずに、ベースシー
トの周縁をフラットバー等の当て板で抑えるようにし
て、構造物に直接、鋲止めにより固定して取り付けるこ
とも可能である。
【0019】さらに、海洋浮標等の海洋構造物に対して
は、浮体本体や、信号灯タワー部分のある程度の面積部
分に太陽電池シートを直接、取り付けることにより、従
来、設けられていた翼状の太陽電池取付板等をなくすこ
とができる。この変形例として球形浮体に太陽電池シー
トを取り付けるようにした変形例を示す。
は、浮体本体や、信号灯タワー部分のある程度の面積部
分に太陽電池シートを直接、取り付けることにより、従
来、設けられていた翼状の太陽電池取付板等をなくすこ
とができる。この変形例として球形浮体に太陽電池シー
トを取り付けるようにした変形例を示す。
【0020】図7はベースシート22の柔軟性に着目し
て球形浮体(ブイ)30に太陽電池シート20を貼着し
た変形例を示した斜視図である。同図に示したように、
たとえば浮体が球形である場合には、表面に太陽電池モ
ジュール21を貼着したベースシート22を所定の子午
線に沿って裁断し、略細長い太陽電池シート20を浮体
に熱溶着するか、シート同士を接合することで球形表面
に太陽電池を配置することができる。この場合、浮体が
発泡樹脂体のようなものである場合、ビス止めと併用す
ることでシートの浮体への固定を確実にすることができ
る。なお、上述した海洋浮標では、発電された電力は従
来通り、浮標の各種信号灯、各種通信設備に使用するこ
とができることはいうまでもない。
て球形浮体(ブイ)30に太陽電池シート20を貼着し
た変形例を示した斜視図である。同図に示したように、
たとえば浮体が球形である場合には、表面に太陽電池モ
ジュール21を貼着したベースシート22を所定の子午
線に沿って裁断し、略細長い太陽電池シート20を浮体
に熱溶着するか、シート同士を接合することで球形表面
に太陽電池を配置することができる。この場合、浮体が
発泡樹脂体のようなものである場合、ビス止めと併用す
ることでシートの浮体への固定を確実にすることができ
る。なお、上述した海洋浮標では、発電された電力は従
来通り、浮標の各種信号灯、各種通信設備に使用するこ
とができることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ベースシートを熱溶着することにより可動屋
根等の軽量構造物に容易に太陽電池シートを備えること
ができ、この結果、各種のハッチ程度の簡易な構造物に
おいて太陽電池によって適当な容量の発電設備を配備で
きるという効果を奏する。
によれば、ベースシートを熱溶着することにより可動屋
根等の軽量構造物に容易に太陽電池シートを備えること
ができ、この結果、各種のハッチ程度の簡易な構造物に
おいて太陽電池によって適当な容量の発電設備を配備で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池取付構造の一実施の形態(展
開時)を示した斜視図。
開時)を示した斜視図。
【図2】太陽電池シートの対象構造物への取り付け状態
を示した斜視図。
を示した斜視図。
【図3】太陽電池シート間の配線状態を示した斜視図。
【図4】図1に示した太陽電池取付構造の他の状態(格
納時)を示した斜視図。
納時)を示した斜視図。
【図5】太陽電池シートを取り付けたハッチカバーの変
形例を示した斜視図。
形例を示した斜視図。
【図6】太陽電池シートを取り付けたハッチカバーの他
の変形例を示した斜視図。
の変形例を示した斜視図。
【図7】太陽電池シートの他の適用例(球状浮体)を示
した斜視図。
した斜視図。
1 処理槽
10 ハッチカバー
11 カバー
14 周縁固定シート
20 太陽電池シート
21 太陽電池モジュール
22 ベースシート
25リード線
Claims (5)
- 【請求項1】フレキシブル太陽電池モジュールが熱可塑
性樹脂からなるベースシートに一体的に取り付けられた
太陽電池シートを、その周縁を対象構造物に固定して取
り付けるようにしたことを特徴とする太陽電池取付構
造。 - 【請求項2】フレキシブル太陽電池モジュールが熱可塑
性樹脂からなるベースシートに一体的に取り付けられた
太陽電池シートの周縁を、対象構造物に取り付けられた
樹脂積層板からなる周縁固定シートに熱溶着して、前記
太陽電池シートを前記対象構造物に取り付けるようにし
たことを特徴とする太陽電池取付構造。 - 【請求項3】前記対象構造物は、屋根構造のハッチカバ
ーであり、該ハッチカバー面上に前記太陽電池シートの
形状に合わせて前記周縁固定シートが取り付けられたこ
とを特徴とする請求項2記載の太陽電池取付構造。 - 【請求項4】前記周縁固定シートは、熱可塑性樹脂積層
板からなることを特徴とする請求項2または請求項3記
載の太陽電池取付構造。 - 【請求項5】前記ハッチカバーは、入れ子構造をなす前
記太陽電池シートの取り付けられた複数個のカバーを並
べて展開可能な構造であることを特徴とする請求項3記
載の太陽電池取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002123597A JP2003318433A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 太陽電池取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002123597A JP2003318433A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 太陽電池取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003318433A true JP2003318433A (ja) | 2003-11-07 |
Family
ID=29538841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002123597A Pending JP2003318433A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 太陽電池取付構造 |
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JP (1) | JP2003318433A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006342573A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Nisshin Kogyo Co Ltd | 太陽電池取り付け型金属製笠木 |
JP2012182324A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Fuji Cera Kk | 太陽電池モジュール及び太陽電池システム |
CN102745721A (zh) * | 2012-07-01 | 2012-10-24 | 张康德 | 制海盐、制淡水、太阳发电、集雨四者结合的装置 |
WO2018024791A1 (fr) | 2016-08-03 | 2018-02-08 | Carre Products | Système de stockage d'énergie électrique destiné à être contenu dans un mât |
KR102208703B1 (ko) * | 2019-10-01 | 2021-01-28 | (주)에이제트솔라 | 영농형 태양광 발전 시스템 |
US11496089B2 (en) * | 2020-04-13 | 2022-11-08 | The Boeing Company | Stacked solar array |
WO2022253745A1 (en) * | 2021-06-03 | 2022-12-08 | Blommaert N.V. | Hatch, e.g. for an inland waterway cargo vessel, provided with photo-voltaic cells. |
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2002
- 2002-04-25 JP JP2002123597A patent/JP2003318433A/ja active Pending
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