JP3280329B2 - 手摺支柱の取付具 - Google Patents

手摺支柱の取付具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の躯体に立設
される手摺支柱の取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示す手摺支柱の立設構造が
知られており、これはパラペット53上に垂直に立設さ
れる一本の埋め込みアンカー54に、パラペット53の
上面に配置される補強部材55と、この補強部材55の
上方に位置する連結部材56とを挿通し、該連結部材5
6から突出するアンカー54の上端を締付けナット58
を用いて締めつけ固定する構成である。
【0003】その場合、パラペット53上面が水平面に
対して所定の角度で傾斜しているときには、上記補強部
材55の上面に対して下面に上記傾斜角度に合致する交
差角度θを形成し、これによってパラペット53の傾斜
に対して補強部材55を垂直に立て、連結部材56を垂
直に立設する。
【0004】また、図6に示す他の手摺支柱の立設構造
は、パラペット61上に垂直に穿設された建て込み穴に
下端が埋設されるアンカー62と、複数のピース状部材
63を側壁部において互いに上下摺動可能に連結して形
成される連結部材64とを有する。
【0005】この連結部材64は、各ピース状部材63
の下端をパラペット61の上面に載置するとともに、い
ずれかのピース状部材63にアンカー62を挿通させて
パラペット61上に立設し、締付具66を用いて固定
し、この連結部材64に手摺支柱65の下端を嵌入す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記補
強部材55を有する手摺支柱の立設構造においては、パ
ラペット53の上面が傾斜している場合には、この傾斜
角に応じた交差角度θを有するよう補強部材55を切断
する必要があり、補強部材55をパラペット53の角度
に応じて一つ一つ切断加工するのは面倒であり、施工性
にも欠ける。
【0007】また、上記他の手摺支柱の立設構造では、
パラペット53の傾斜に応じて複数のピース状部材63
を互いに上下摺動して固定しなければならず、このよう
な作業は煩わしさが伴い、また複数のピース上部材63
が必要となるためコスト高となり、部品点数が増加する
という問題がある。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、施工性及び経済性に優れた手摺支柱の取付具
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明に係る手摺支柱の取付具は、図1に示
すように、建物の躯体2に立設される手摺支柱の取付具
において、上記躯体2に立設されるアンカーボルト3
と、このアンカーボルト3を挿通させる中空状部を有す
る長尺状の基体4と、この基体4の下部近傍に設けられ
基体4の側部が切り欠かれたスリット部5と、上記基体
4の上部に設けられ、アンカーボルト3が挿入される挿
通孔7が設けられた天板部6と、この天板部6の上面に
おいてアンカーボルト3と螺合する締付具13とを具備
し、この締付具13をアンカーボルト3に螺合し押圧等
により、上記基体4を上記スリット部5の背部を境に折
り曲げ、基体4の下端部を躯体に押し付ける構成であ
る。
【0010】また、本発明に係る手摺支柱の取付具は、
これに加えて、上記スリット部5に挟み込むアジャスト
プレート11を有する構成である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る手摺支柱の取
付具の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、
上記実施の形態に係る手摺支柱の取付具を示したもの
で、この取付具1は建物のパラペット部2に設置される
手摺の支柱を支えるものである。通常、パラペット部2
の上面は、雨水が建物側に流れるよう建物側に向けて低
くなる傾斜が設けられている。上記取付具1は、建物の
パラペット部2に一端を埋設して垂直に立設されるアン
カーボルト3に固定される。
【0012】取付具1は、上記アンカーボルト3が挿通
する中空状部を有する長尺状の基体4を有している。こ
の基体4は、左右の側板部4a,4b及び背板4cを有
する断面コの字形状をなし、また基体4の下部近傍に
は、側板4a,4bの前端部から背部にかけて切り欠か
れ、所定の上下間隔Hを有するスリット部5が設けられ
ている。基体4の上部には、アンカーボルト3の挿通孔
7が穿設された矩形状の天板部6が、また基体4の下端
部にはアンカーボルト3の挿通孔9が穿設された矩形状
の座金部8がそれぞれ設けられている。なお、この実施
の形態に係る基体4は断面形状コの字状の形態とした
が、他に、角柱或いは円柱等の下部近傍にスリット部を
設けたものでもよい。
【0013】また、上記取付具1は、上記スリット部5
に挟み基体4の折れ曲がり角度を調整するアジャストプ
レート11を有している。このアジャストプレート11
は、所定の板厚を有する矩形状の板で、一端には上記ア
ンカーボルト3を嵌め込むU字状の開口部11aが設け
られている。取付具1は、全体が鉄材で形成されている
が、ステンレス鋼材等の金属を用いることもできる。
【0014】図2は、取付具1をアンカーボルト3に固
定する手順を示したものである。このパラペット部2の
上面15は、水平方向から所定の傾斜角度θを有してお
り、パラペット部2に下部を埋設してアンカーボルト3
が垂直方向に立設されている(図2(a))。このアン
カーボルト3に取付具1を嵌入し、上からワッシャ12
を介して締付具13を緩く螺合する。このとき取付具1
は、パラペット部2の斜面の上側にスリット部5の開口
端部5aを向けて配置する(図2(b))。
【0015】そして、パラペット部2の傾斜角度θに応
じて、アジャストプレート11の枚数を決めて適正な板
厚とし、これをスリット部5に差し込む。上下間隔Hの
調整の必要がないときには、アジャストプレート11は
不要である。
【0016】さらに、締付具13を強くねじ込んで取付
具1を上部から押圧すると、基体4がスリット部5の背
部を境にくの字形に折れ曲がり、基体4の座金部8はパ
ラペット部2の上面15に押し付けられ、スリット部5
は開口状態からアジャストプレート11をはさんで閉口
する(図2(c))。この閉口状態において、アジャス
トプレート11は、基体4のスリット部5の上下の側板
4a,4bにより挟まれ、アンカーボルト3の垂直な向
きに基体4が向いて基体4の形態が固定する。
【0017】なお、アジャストプレート11の開口部1
1aを、アンカーボルト3の径より大きく形成すれば、
アジャストプレート11を前後に移動することが可能と
なり、これによっても基体4の折れ曲がり角度の調節が
行える。このように、スリット部5に挟み込むアジャス
トプレート11の枚数、及びアジャストプレート11の
スリット部5の前後位置を調節することにより、基体4
の折れ曲がり角度の調節が行える。
【0018】したがって、基体4の折れ曲がり状態で
は、取付具1は座金部8がパラペット2上面の傾斜等の
不陸に追従しており、座金部8底面の全体がパラペット
部2の上面に当接して基体4の座りが安定し、また取付
具1はアンカーボルト3に沿って垂直に立設する。そし
て、取付具1の座金部8の傾斜がパラペット2上面に追
従し、締付具13の締め付けによりアンカーボルト3は
補強され、取付具1が強固に固定される。
【0019】さて、図3及び図4に示すように、上記取
付具1をアンカーボルト3に固定した後、この取付具1
に手摺支柱21を挿入して、手摺支柱21の外側からタ
ッピングスクリュー32で止着するのであるが、手摺支
柱21と手摺筒23とは、予め係止板22で連結して手
摺のユニット体としておくと施工性がよい。
【0020】上記手摺ユニット体を構成するには、手摺
筒23の下部に設けられ下方に開口する断面C字状のボ
ルト溝30内にボルト24の頭部を手摺支柱を止める本
数を予め挿入しておく。一方、手摺支柱21の上端部
に、ネジ25を用いて係止板22を水平に固定する。そ
して係止板22の両側部に設けられた孔29に、手摺筒
23のボルト溝24に挿入されているボルト24をそれ
ぞれ挿通させ、係止板22の下方から座金27,28を
介してナット26を取り付ける。
【0021】また、手摺筒23同士を連結するには連結
筒31を用いて接続し、手摺の端部にはエンドキャップ
33を取付ける。手摺支柱21の所定の部位には桟24
を架設して手摺ユニット体を構成する。このように構成
された手摺ユニット体の手摺支柱21を手摺の取付具1
に被覆し、タッピングスクリュー32を用いて止着す
る。
【0022】したがって、上記実施の形態に係る手摺支
柱の取付具によれば、取付具1をアンカーボルト3に挿
通させて締付具13で締め付けるのみで、簡単に取付具
1がパラペット2の傾斜等の不陸に追従してアンカーボ
ルト3に固定され、施工が容易であり、また締付具13
の締め付けにより、取付具1は強固に固定される。ま
た、取付具1は、基体4にスリット部5を設けた簡単な
構造であり、部品点数も少なく、製造も容易で経済性に
も優れる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る手摺
支柱の取付具によれば、アンカーボルトを挿通させる長
尺状の基体と、この基体の下部近傍に設けられるスリッ
ト部と、基体の上部に設けられる天板部と、締付具とを
具備し、押圧等により基体を上記スリット部の背部を境
に折り曲げ、基体の下端部を躯体に押し付ける構成を採
用したから、簡単に躯体の傾斜等の不陸に追従して取付
具を強固に取り付けることができて施工性に優れ、また
構造も簡単で部品点数も少なく経済性にも優れるという
効果がある。
【0024】また、スリット部に挟み込むアジャストプ
レートを有することとしたから、容易に躯体の傾斜等の
不陸の程度に対処できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る手摺支柱の取付具の
分解斜視図である。
【図2】実施の形態に係る手摺支柱の取付具の施工手順
を示す図である。
【図3】実施の形態に係る手摺支柱の取付具と手摺支柱
等との分解斜視図である。
【図4】実施の形態に係り、手摺支柱の取付具に手摺支
柱等を取り付けた状態を示す図である。
【図5】従来例に係る手摺支柱の立設構造を示す図であ
る。
【図6】従来例に係る他の手摺支柱の立設構造を示す図
である。
【符号の説明】
1 取付具 2 躯体(パラペット) 3 アンカーボルト 4 基体 5 スリット部 6 天板部 7 挿通孔 8 座金部 11 アジャストプレート 13 締付具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/00 501 E04B 1/41 502 E04F 11/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の躯体に立設される手摺支柱の取付
    具において、 上記躯体に立設されるアンカーボルトと、 このアンカーボルトを挿通させる中空状部を有する長尺
    状の基体と、 この基体の下部近傍に設けられ基体の側部が切り欠かれ
    たスリット部と、 上記基体の上部に設けられ、アンカーボルトが挿入され
    る挿通孔が設けられた天板部と、 この天板部の上面においてアンカーボルトと螺合する締
    付具とを具備し、 この締付具をアンカーボルトに螺合し押圧等により、上
    記基体を上記スリット部の背部を境に折り曲げ、基体の
    下端部を躯体に押し付けることを特徴とする手摺支柱の
    取付具。
  2. 【請求項2】 上記スリット部に挟み込むアジャストプ
    レートを有することを特徴とする請求項1記載の手摺支
    柱の取付具。
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