JP6082614B2 - 既存建物の建替工法と地盤アンカー用台座 - Google Patents

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本発明は、既存建物の一部躯体を残置して、新建物の山留壁とする既存建物の建替工法と、該建替工法に使用される特殊な地盤アンカー用台座に関するものである。
従来、既存建物の後に新規に建物を構築する場合であって、既存建物の敷地が境界ギリギリまで有効に活用されている場合には、道路等の隣接区域に越境して山留壁を打設しないと前記既存建物を解体できないので、図6に示すように、既存建物9の地下構造物9aにおける一部の壁躯体を残置して新築建物用の山留壁としてそのまま利用することが行われる。
この従来の工法では、図7−A乃至図7−Bに示すように、鋼材で断面コ字型形状の腹起し受け材7と三角形状のブラケット7aと、地盤アンカー用台座12とをそれぞれ形成する。そして、図8(A)〜(C)に示すように、削孔装置で既存壁躯体3および地盤4にアンカー用の孔をそれぞれ穿孔した後、前記既存壁躯体3に前記腹起し受け材7をあと施工アンカー等で固着し、前記ブラケット7aを適宜間隔をおいて、前記腹起し受け材7の下位置にあと施工アンカー等で固着する。そして、前記腹起し受け材7とブラケット7aとのそれぞれに、腹起し部材5を上下に2本設置し、更に水平方向に繋げて仮設する。
前記腹起し部材5,5の間に、地盤アンカー6用で一般的な地盤アンカー用台座12を設置し、前記アンカー用孔4aに地盤アンカー6を挿通し、該地盤アンカー6の端部を緊張するとともに前記地盤アンカー用台座12の定着部に定着させる。こうして、前記既存壁躯体3を新築建物用の山留壁とする建替工法が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−70815号公報
しかし、従来の既存建物の建替工法では、前記地盤アンカー用台座12に作用する鉛直力は腹起し部材5を介してブラケット7aにて支持するが、このブラケット7aをケミカルアンカーで既存壁躯体3に取り付けているので、コストが嵩むとともに、信頼性が低いという課題がある。
また、既存壁躯体3の形状若しくは施工精度により、腹起し部材5を2本設置することが困難な箇所がある場合もある。更に、既存建物の大梁の一部を残置した先端梁の上位置に、2本の腹起し部材5を仮設するとなると、既存状態の前記先端梁位置で土圧壁を支持した場合と比べて、支持点が高くなり、既存壁躯体3の補強が必要となってコストが嵩むとともに、既存建物の解体工期も長くなるという課題がある。
本発明に係る既存建物の建替工法と地盤アンカー用台座は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る地盤アンカー用台座の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、 地下外壁としての既存壁躯体の内壁面に仮設される腹起し部材に地盤アンカーの押圧力を伝達して、前記既存壁躯体が崩落しないように前記腹起し部材を支持するものであって、前記既存壁躯体に残置された大梁端部の梁型に前記地盤アンカーの下向きの分力を受けさせるように腰掛ける梁腰掛け部と、前記腹起し部材に当接して押圧する作用面となる押圧部と、前記梁腰掛け部と前記押圧部との上下間に前記地盤アンカーの端部を定着させる定着部とからなる地盤アンカー用台座において、
前記地盤アンカー用台座が既存壁躯体に取り付けた状態で正面から見て水平方向に斜めに形成されているとともに、
前記地盤アンカー用台座が水平方向に所要角度で傾斜している状態を傾斜側で支持するため、該地盤アンカー用台座の側壁に固着される斜め支持部を有する補強板と台座滑り止めが設けられていることである。
本発明に係る地盤アンカー用台座の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、地下外壁としての既存壁躯体の内壁面に仮設される腹起し部材に地盤アンカーの押圧力を伝達して、前記既存壁躯体が崩落しないように前記腹起し部材を支持するものであって、前記腹起し部材の下位置で前記既存壁躯体の内壁面に取り付けられる受圧プレートと、前記腹起し部材に当接して押圧する作用面となる押圧部と、前記受圧プレートと前記押圧部との上下間に前記地盤アンカーの端部を定着させる定着部と、前記受圧プレートに穿設された地盤アンカー挿通用の孔に管の一端部が固着され前記既存壁躯体に穿設された地盤アンカー用孔に管の他端部が挿入可能にされ前記地盤アンカーの下向きの分力を受けるように突設されるガイド管とからなる地盤アンカー用台座において、
前記地盤アンカー用台座が既存壁躯体に取り付けた状態で正面から見て水平方向に斜めに形成されているとともに、
前記地盤アンカー用台座が水平方向に所要角度で傾斜している状態を傾斜側で支持するため、該地盤アンカー用台座の側壁に固着される斜め支持部を有する補強板と台座滑り止めが設けられていることである。
本発明に係る既存建物の建替工法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、既存建物における地下構造物の一部を解体する解体工程と、前記地下構造物の解体途中において地下外壁の既存壁躯体と地盤とにアンカー用孔を削孔する工程と、前記アンカー用孔の上位置で前記既存壁躯体の内壁面に腹起し部材を仮設する工程と、予め製作してある請求項1または請求項2に記載の地盤アンカー用台座を、前記アンカー用孔の位置に定着部を対応させるとともに、前記腹起し部材に押圧部を当接させて前記既存壁躯体の内壁面に設置する工程と、前記地盤アンカー用台座に固着されている補強板と台座滑り止めを既存壁躯体および腹起し部材に固定する工程と、前記地盤アンカー用台座の定着部から前記地盤に削孔したアンカー用孔にアンカーを挿通させて前記定着部に緊張して定着させる工程と、上記各工程を順に施工して前記既存壁躯体を山留壁とした後に、既存建物の地下構造物を解体し、前記既存壁躯体の内側に新築建物の地下構造物を構築することである。
本発明の既存建物の建替工法と地盤アンカー用台座によれば、既存壁躯体の内壁面に仮設する腹起し部材を、2本から1本に減らすことが可能となり、コスト低減および工期短縮が可能となる。
残置させる既存壁躯体の形状に合わせて、アンカー用台座を複数種類用意し、既存大梁端部の梁型がある場合と無い場合にとに対応させて、解体工事を遂行できるという優れた効果を奏するものである。
本発明に係る地盤アンカー用台座1の使用状態を示す図であり、アンカー角度が水平右20°,鉛直下20°の場合の例を示す縦断面図(A)、正面図(B)、平面図(C)、平面図においてA視した場合の正面図(D)である。 同本発明に係る地盤アンカー用台座2の使用状態を示す縦断面図(A)、地盤アンカー用台座2の斜視図(B)である。 地盤アンカー用台座2の使用状態を示す平面図(A)と、B視した場合の使用状態の正面図(B)と、フックの正面図(C)である。 本発明に係る既存建物の建替工法を説明する、施工手順の説明用一部縦断面図(A)〜(D)である。 本発明に係る既存建物の建替工法の概要を説明する説明用一部建て断面図(A)〜(C)である。 従来例に係る既存建物の建替工法を説明する一部建て断面図である。 腹起し受け材7の正面図(A)と側面図(B)、ブラケット7aの正面図(C)とである。 従来例に係る地盤アンカー用台座12の側面図(A)と正面図(B)とである。 従来例に係る地盤アンカー用台座12の使用状態を示す一部縦断面図(A)と、正面図(B)と平面図(C)とである。
本発明に係る地盤アンカー用台座1は、図1(A)〜(D)に示すように、既存建物における地下外壁としての既存壁躯体3に、大梁端部の梁型3aが出ている場合にはそれを残置させ、その梁型3aに鉛直方向の分力(せん断力)を受けさせて、腹起し部材5を押圧するものである。
また、本発明に係る地盤アンカー用台座2は、図2,3に示すように、前記既存壁躯体において残置させる梁型が無い場合であって、既存壁躯体の地盤アンカー用孔に挿入されるガイド管2fに台座を固定し、地盤に打設したアンカーの緊張による下向きの分力(せん断力)を前記ガイド管2fに受けさせて、腹起し部材を押圧するものである。
本発明に係る既存建物の建替工法は、上記地盤アンカー用台座1,2を使用して既存建物の地下外壁を、新築建物用の山留壁として利用する建替工法である。
本発明に係る地盤アンカー用台座1は、図1(A)〜(D)に示すように、既存建物における地下外壁としての既存壁躯体3の内壁面3dに仮設される腹起し部材5に地盤アンカー6の押圧力を伝達して、前記既存壁躯体3が崩落しないように前記腹起し部材5を押圧するものである。
前記地盤アンカー用台座1は、全体が金属製平板(t=16mm)のリブプレート1a、当て板1gを溶接して組み立てて、全体長さが、約700mm、約幅が100mm、奥行きが約450mm程度の製作金物である。
そして、前記地盤アンカー用台座1には、前記既存壁躯体3に残置された大梁端部の梁型3aに、前記地盤アンカーの下向きの分力(せん断力)を受けさせるように腰掛ける梁腰掛け部1bが設けられている。更に、前記腹起し部材5に当接して押圧する作用面となる押圧部1cと、前記梁腰掛け部1bと前記押圧部1cとの上下間に前記地盤アンカー6の端部を定着させる定着部1dとが設けられている。
前記腹起し部材5は、例えば、H−250のH鋼材であり、既存壁躯体3との間には、裏込め調整材5aが介在される。また、図1(B),(C)に示すように、既存壁躯体3に水平方向に複数箇所において、アンカーボルト等で固定される腹起し受け材7が仮設される。この腹起し受け材7に載置して前記腹起し部材5が支持されている。なお、この腹起し部材5は、一般的なリース材の使用が可能である。
そのほか、同じく図1(B),(C)にて示す符号1eは、斜め支持部と平板とからなる補強板(t=16mm)を示し、予め地盤アンカー用台座1の側壁に溶接にて固着される。水平右20°の角度で傾斜する地盤アンカー用台座1を、傾斜側で支持するものである。そして、上位置の補強板1eは、ボルトによって腹起し部材5に固定され、下位置の補強板1eは、アンカーボルト等によって既存壁躯体3に固定される。
更に、符号1fは、地盤アンカー用台座1とは別体であって、L字型プレート(t=9mm)でなる台座滑り止めを示していて、上位置のものはボルトによって腹起し部材5に固定され、下位置のものは、アンカーボルト等によって既存壁躯体3に固定される。
なお、図1(B),(C)に示すように、前記地盤アンカー用台座1が、正面などから見て斜めになっているのは、地盤アンカー6が、水平右に20°の角度でアンカー用孔4aに挿入されるからである。また、地盤アンカー6は、上下方向では20°の角度にしてアンカー用孔4aに挿入される。
前記地盤アンカー6は、前記地盤アンカー用台座1の平行な2枚のリブプレート1a(t=16mm)の間を通り、そのアンカー端部が定着部1dにおいて、定着板およびナットなどにより緊張・定着されるものである。
上記地盤アンカー用台座1は、解体されずに残置される既存壁躯体3の一部に、大梁端部の梁型3aが残されている部分に適用するアンカー用の台座であるが、その梁型3aが無い場合には、以下の地盤アンカー用台座2が適用される。
本発明に係る地盤アンカー用台座2は、図2(A),(B)に示すように、地下外壁としての既存壁躯体3の内壁面3dに仮設される腹起し部材5に、地盤アンカー6の押圧力を伝達して、前記既存壁躯体3が崩落しないように前記腹起し部材5を押圧するものである。そして、例えば、鋼製平板(t=16mm)を適宜な形状に形成したリブプレート2aと当て板とを溶接して組み立てられる。
前記地盤アンカー用台座2には、前記腹起し部材5の下位置で前記既存壁躯体3の内壁面3dに取り付けられる受圧プレート2bと、前記腹起し部材5に当接して押圧する作用面となる押圧部2cとが設けられている。
前記受圧プレート2bと前記押圧部2cとの上下間に、前記地盤アンカー6の端部を定着板とナットで定着させる定着部2dがある。更に、前記受圧プレート2bに穿設された地盤アンカー挿通用の孔2eに管の一端部が固着され、前記既存壁躯体3に穿設された地盤アンカー用孔3cに管の本体部と他端部が挿入可能にされ、前記地盤アンカー6の下向きの分力(鉛直方向の分力で、せん断力)を受けるように突設されるガイド管2fが設けられている。
なお、図3(A),(B)に示すように、前記地盤アンカー用台座2は、地盤アンカー6が、水平右に20°の角度でアンカー用孔4aに挿入され、上下方向では20°の角度にしてアンカー用孔4aに挿入されるので、それに対応させて形成されている。図3(C)に示すフック8は、腹起し部材5に地盤アンカー用台座2の押圧部2cを仮固定するためのものであって、U字状に形成されている。補強板1eと台座滑り止め1fについては、上述した実施例1と同様である。
上記本発明に係る地盤アンカー用台座1,2を使用して、本発明に係る既存建物の建替工法について説明する。図4(A)に示すように、既存建物9における地下構造物9aを解体する解体工程がある。その前記地下構造物9aの解体途中において、地下外壁の既存壁躯体3と地盤4とにアンカー用孔3c、4aを削孔装置10で削孔する工程がある。前記削孔装置10は、既存建物9の解体途中におけるスラブ9bを使用して載置する。
次に、図4(B)に示すように、前記アンカー用孔3cの上位置で前記既存壁躯体3の内壁面3dに、腹起し受け材7を水平方向に複数設けて、該腹起し受け材7の上に腹起し部材5を仮設する工程がある。左右の腹起し部材5と既存壁躯体3との前後の位置合わせには、裏込め調整材5aで調整する。
そして、予め製作してある本発明に係る地盤アンカー用台座1を、図1(A),(B)に示すように、前記アンカー用孔3cの位置に定着部1dを対応させるとともに、前記腹起し部材5に押圧部1cを当接させて、前記既存壁躯体3の内壁面3dにおける残置される梁型3aに梁腰掛け部1bを載置させて、設置する工程がある。
更に、地盤アンカー用台座1に固着されている補強板1eと、別体の台座滑り止め1fをアンカーボルトで既存壁躯体3に固定する。
そして、前記地盤アンカー用台座1の定着部1dから前記地盤4に削孔したアンカー用孔4aに地盤アンカー6を挿通させて、前記定着部1dに前記地盤アンカー6の端部を緊張して定着させる工程がある。
こうして、図4(A)に示すように、既存壁躯体3に1段目の地盤アンカー6を打設する。前記腹起し部材5を1列にして水平方向に仮設し、残置された梁型3aに地盤アンカー用台座1の梁腰掛け部1bを掛止させて、地盤アンカー用台座1に加わるせん断力を前記梁型3aに支持させるものである。
次に、図4(B)に示すように、前記1段目の地盤アンカー6よりも下位置に地盤アンカーを打設するため、削孔装置10をスラブ9bの内側に移して、スラブ9bの一部を斫り、地下構造物9aの高さ条件を考慮しながら、削孔装置10でアンカー用孔4aを地盤4に削孔する。
前記アンカー用孔4aに対応する上位置に、腹起し受け材7を突設して、腹起し部材5を水平方向に仮設する。そして、アンカー用の孔3cにガイド管2fを差し込んで、フック8で腹起し部材5に地盤アンカー用台座2の上部を固定し、既存壁躯体3の内壁面3dに地盤アンカー用台座2をアンカーボルト等で固定する。
その後、前記アンカー用孔4aにアンカー6を挿入して、地盤アンカー6の端部を地盤アンカー用台座2の定着部2dに定着させる。こうして図4(B)に示す2段目の地盤アンカー6を打設する。
図4(C)に示すように、スラブ9b上にクローラードリルを搬入してアンカー用孔4aを地盤4に削孔する。前記スラブ9bを解体して梁型3aを残置させる。図4(D)に示すように、この梁型3aに地盤アンカー用台座1を設置して、地盤4に地盤アンカー6を緊張・定着させる。
このようにして、3段目の地盤アンカー6を打設して、既存建物9の地下構造物aにおける既存壁躯体3を山留壁として残置させた後に、地下構造物9aを解体・撤去する。
上記各工程を上から順に若しくは同時に施工して、図5(A)〜(C)に示すように、既存建物9の地下構造物9aを解体し、前記既存壁躯体3を残置させて、その内側に新築建物11の地下構造物を構築するものである。
以上のようにして、既存壁躯体3を残しその残置形状に対応させて、本発明に係る地盤アンカー用台座1若しくは地盤アンカー用台座2を用意し、地盤アンカー6を打設して前記既存壁躯体3に負荷される土圧応力に対応させ、当該既存壁躯体3を新築建物11用の山留壁とするものである。
本発明に係る既存建物の建替工法は、狭い敷地を可能な限り有効に活用して新築建物を構築する場合に適用できるものである。
1 地盤アンカー用台座、 1a リブプレート、
1b 梁腰掛け部、 1c 押圧部、
1d 定着部、 1e 補強板、
1f 台座滑り止め、 1g 当て板、
2 地盤アンカー用台座 2a リブプレート、
2b 受圧プレート、 2c 押圧部、
2d 定着部、 2e 孔、
2f ガイド管、
3 既存壁躯体、 3a 大梁端部の梁型、
3b 梁型上面、 3c 孔、
3d 内壁面、
4 地盤、 4a アンカー用孔、
5 腹起し部材、 5a 裏込め調整材、
6 地盤アンカー、
7 腹起し受け材、 7a ブラケット、
8 フック、
9 既存建物、 9a 地下構造物、
9b スラブ、
10 削孔装置、
11 新築建物、
12 従来例の地盤アンカー用台座、 12a リブプレート、
12b 当て板。

Claims (3)

  1. 地下外壁としての既存壁躯体の内壁面に仮設される腹起し部材に地盤アンカーの押圧力を伝達して、前記既存壁躯体が崩落しないように前記腹起し部材を支持するものであって、前記既存壁躯体に残置された大梁端部の梁型に前記地盤アンカーの下向きの分力を受けさせるように腰掛ける梁腰掛け部と、前記腹起し部材に当接して押圧する作用面となる押圧部と、前記梁腰掛け部と前記押圧部との上下間に前記地盤アンカーの端部を定着させる定着部とからなる地盤アンカー用台座において、
    前記地盤アンカー用台座が既存壁躯体に取り付けた状態で正面から見て水平方向に斜めに形成されているとともに、
    前記地盤アンカー用台座が水平方向に所要角度で傾斜している状態を傾斜側で支持するため、該地盤アンカー用台座の側壁に固着される斜め支持部を有する補強板と台座滑り止めが設けられていること、
    を特徴とする地盤アンカー用台座。
  2. 地下外壁としての既存壁躯体の内壁面に仮設される腹起し部材に地盤アンカーの押圧力を伝達して、前記既存壁躯体が崩落しないように前記腹起し部材を支持するものであって、前記腹起し部材の下位置で前記既存壁躯体の内壁面に取り付けられる受圧プレートと、
    前記腹起し部材に当接して押圧する作用面となる押圧部と、前記受圧プレートと前記押圧部との上下間に前記地盤アンカーの端部を定着させる定着部と、前記受圧プレートに穿設された地盤アンカー挿通用の孔に管の一端部が固着され前記既存壁躯体に穿設された地盤アンカー用孔に管の他端部が挿入可能にされ前記地盤アンカーの下向きの分力を受けるように突設されるガイド管とからなる地盤アンカー用台座において、
    前記地盤アンカー用台座が既存壁躯体に取り付けた状態で正面から見て水平方向に斜めに形成されているとともに、
    前記地盤アンカー用台座が水平方向に所要角度で傾斜している状態を傾斜側で支持するため、該地盤アンカー用台座の側壁に固着される斜め支持部を有する補強板と台座滑り止めが設けられていること、
    を特徴とする地盤アンカー用台座。
  3. 既存建物における地下構造物の一部を解体する解体工程と、
    前記地下構造物の解体途中において地下外壁の既存壁躯体と地盤とにアンカー用孔を削孔する工程と、
    前記アンカー用孔の上位置で前記既存壁躯体の内壁面に腹起し部材を仮設する工程と、
    予め製作してある請求項1または請求項2に記載の地盤アンカー用台座を、前記アンカー用孔の位置に定着部を対応させるとともに、前記腹起し部材に押圧部を当接させて前記既存壁躯体の内壁面に設置する工程と、
    前記地盤アンカー用台座に固着されている補強板と台座滑り止めを既存壁躯体および腹起し部材に固定する工程と、
    前記地盤アンカー用台座の定着部から前記地盤に削孔したアンカー用孔にアンカーを挿通させて前記定着部に緊張して定着させる工程と、
    上記各工程を順に施工して前記既存壁躯体を山留壁とした後に、既存建物の地下構造物を解体し、前記既存壁躯体の内側に新築建物の地下構造物を構築すること、
    を特徴とする既存建物の建替工法。
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