JP2505259Y2 - 地下構造物用枠体 - Google Patents

地下構造物用枠体

Info

Publication number
JP2505259Y2
JP2505259Y2 JP1424890U JP1424890U JP2505259Y2 JP 2505259 Y2 JP2505259 Y2 JP 2505259Y2 JP 1424890 U JP1424890 U JP 1424890U JP 1424890 U JP1424890 U JP 1424890U JP 2505259 Y2 JP2505259 Y2 JP 2505259Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving frame
frame support
support base
height adjusting
adjusting bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1424890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03108040U (ja
Inventor
秀夫 宇井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hinode Ltd
Original Assignee
Hinode Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hinode Ltd filed Critical Hinode Ltd
Priority to JP1424890U priority Critical patent/JP2505259Y2/ja
Publication of JPH03108040U publication Critical patent/JPH03108040U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2505259Y2 publication Critical patent/JP2505259Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、受枠に嵌め付けた蓋本体の表面を、路面の
傾斜や高さに確実に対応させることができる地下構造物
用枠体に関するものである。
〈従来の技術〉 周知の様に、マンホール、地中弁室、その他の地下構
造物の開口部に配置される蓋本体の表面は、路面と正確
に面一状でなければならない。
蓋本体の表面と路面とを一致させるための構成とし
て、ボルトとナットを利用した構成が例えば特公昭54-7
379号公報、実公昭54-20839号公報などに記載され、ま
た楔機構を利用した構成が例えば実公昭49-34064号公報
に記載されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、ボルトとナットとを利用した構成であれば、
蓋本体に加わる荷重が受枠を介してボルト、ナットに作
用するので強度が不足したり、またボルトもしくはナッ
トの下端が直接コンクリート製の側塊上面で受け止めら
れていると、蓋本体に加わる通過車両等の大荷重がボル
ト、ナットの下面に集中するので側塊の上面が破損する
ことがある。
一方、楔機構を利用した構成であると蓋本体を嵌め付
けた受枠の高さを十分に調節することができないし、蓋
本体の勾配に合わせて傾斜させることが困難である。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、蓋本体を受け
止める受枠と、上記受枠の下面に位置する受枠支持台
と、上記受枠支持台の下側に位置する上部側塊とを有
し、上記受枠支持台に上端を傾動可能に枢着した複数本
の高さ調節用ボルトを上部側塊に高さ調節可能に取り付
けてなる地下構造物用枠体に関するものである。
〈実施例〉 以下に本考案を図面の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図、第2図は本考案の第1実施例を示すもので、
地下構造物用枠体1は概略すると円環状の受枠2と、該
受枠2の下面に位置する高さが低くて円環状の受枠支持
台3と、該受枠支持台3の下側に位置する上部側塊4と
を有する。上記した上部側塊4の下側には、地下構造物
を形成する側塊(図示せず)が連続する。
上記した受枠2は例えば鋳鉄製で、内周面には蓋本体
(図示せず)を嵌め付ける傾斜嵌合面5が形成されてい
る。
そして、上記した受枠支持台3は例えばコンクリート
製で、上面には受枠2を固定する複数本の固着用ボルト
6…を直立状に有し、外周側には外側面に開口する複数
の切込部7…を等間隔で形成し、各切込部7に支持用ロ
ッド8を横方向に掛け渡している。そして、上端に円環
状の頭部9を形成した高さ調節用ボルト10の頭部9を各
切込部7の支持用ロッド8に挿着して、各切込部7から
高さ調節用ボルト10を回動可能に垂設し、該高さ調節用
ボルト10の他端にはあらかじめ保持用ナット11を螺合す
るとともに、幅広で荷重分散用のワッシャー12を装着し
ている。
上記した上部側塊4は例えばコンクリート製の円筒状
で、上面には外方に膨出するフランジ部13を有し、該フ
ランジ部13には高さ調節用ボルト10を挿通させるボルト
挿通孔14が、高さ調節用ボルト10に対応する様に開設さ
れている。
上記のようにして構成した受枠2、受枠支持台3およ
び上部側塊4により地下構造物用枠体1を構成するに
は、上部側塊4を地中に埋設した下部側塊上に設置し、
保持用ナット11およびワッシャー12を装着した高さ調節
用ボルト10を予め切込部7から垂設させてなる受枠支持
台3を上部側塊4の上方に位置させ、各高さ調節用ボル
ト10をボルト挿通孔14に上から挿通して受枠支持台3の
位置を仮に設定し、受枠支持台3の上面に受枠2を仮載
置する。そして、各保持用ナット11を回転して各高さ調
節用ボルト10を上下方向に移動させ、受枠支持台3の上
下位置や傾斜角度を調整して受枠2の上面が路面に合致
したら高さ調節用ボルト10の下端から固定用ナット15を
螺合し、固定用ナット15を強固に締め付けて保持用ナッ
ト11と固定用ナット15とにより受枠支持台3を固定状に
保持する。この場合、保持用ナット11の下側にワッシャ
ー12があるので、フランジ部13の上面にはワッシャー12
が圧着することになる。
上記の様にして受枠支持台3を固く保持したら、受枠
支持台3の下面と上部側塊4の上面との間隔が開放して
いるので、受枠支持台3の上面から受枠2を外すととも
に上記した開放間隔の外周側および内周側をシールし、
上記したシール間隔内に、受枠支持台3に穿設した注入
孔16からモルタル、早強セメントなどの充填材を注入し
て受枠支持台3に穿設した確認孔17で充満状態を確認
し、養生硬化させて充填層aを形成して受枠支持台3と
上部側塊4とを一体化させる。
このようにすると高さ調節用ボルト10、保持用ナット
11、ワッシャー12等は充填層a内に埋設されるので、受
枠支持台3がきわめて強固に保持される。
上記のようにして受枠支持台3を強固に固定したら、
上面に受枠2を設置して固着用ボルト6により固定し、
受枠2、受枠支持台3及び上部側塊4の外周側に土砂を
充填して埋め戻す。
したがって、本考案の地下構造物用枠体1は設置作業
時に各高さ調節用ボルト10の高さを調節するだけで、受
枠2の上下位置や傾斜状態を自由に設定することがで
き、受枠2に支持される蓋本体の表面を路面に確実、且
つ簡単に対応させることができるのである。
しかし、上記した地下構造物用枠体1の構成におい
て、各高さ調節用ボルト10は上端の頭部9が支持用ロッ
ド8に挿着されているので、支持用ロッド8の軸方向に
対し直交する方向には大きく傾くことができるが、支持
用ロッド8の軸方向にはほとんど傾斜することができな
い場合がある。
これを解消するには、高さ調節用ボルト10の頭部9の
円環孔を大きくすればよいが、そうした場合、受枠支持
台3のアソビが大きくなり、がたつきが生じるおそれが
ある。
そこで、本考案の第2実施例では高さ調節用ボルト10
を受枠支持台3の下面においてどのような方向にでも大
きく傾けることができるようにするとともに、受枠支持
台3のガタツキをなくしたもので、これにより受枠2を
路面の傾斜に対応させて大きな傾斜角度をもって設置す
ることができる様にしたものである。
本考案の第2実施例の構成は第3図で示すように、高
さ調節用ボルト10の頭部9を球状とし、受枠支持台3の
下面には頭部9の上半分を嵌め付ける半球状の窪み部18
を等間隔で複数形成し、高さ調節用ボルト10の上方に装
着した板状固定具19を受枠支持台3の下面の窪み部18の
下側に位置させたものである。上記した固定具19には上
記窪み部18と整合する位置に通孔20を有し、該通孔20の
上半部分は高さ調節用ボルト10の頭部9の下半分の球状
に一致させ、通孔20の下半部分は下方に向かい拡径する
円錐状に構成する。
上記した固定具19は、複数本の固定用ボルト、ナット
21により受枠支持台3の下面に取り付けることができ
る。
なお、上記した第3図の第2実施例において、他の構
成部分は前記した第1実施例の構成と同一で、同一構成
部分には同一の符号を付して説明を省略する。
上記した第2実施例の受枠2、受枠支持台3及び上部
側塊4により地下構造物用枠体1を形成するには、先
ず、高さ調節用ボルト10の下端から通孔20を通して固定
具19を装着し、また高さ調節用ボルト10に下から保持用
ナット11とワッシャー12とを取り付ける。そして、上記
した高さ調節用ボルト10を上部側塊4のフランジ部13に
開設した複数のボルト挿通孔14に上から夫々挿通してフ
ランジ部13の上面に直立状にし、上部側塊4の上方に受
枠支持台3を位置させて各高さ調節用ボルト10の頭部9
を窪み部18とが一致する様に、受枠支持台3を各高さ調
節用ボルト10の上面に載置し、また上記受枠支持台3の
上面に受枠2を仮に載置する。次に各高さ調節用ボルト
10の保持用ナット11を回転して各高さ調節用ボルト10を
上下方向に移動させ、受枠支持台3の上下位置や傾斜角
度を調整して受枠2の上面が路面に合致したら、高さ調
節用ボルト10の下端から固定用ナット15を螺合し、固定
用ナット15を強固に締め付けて保持用ナット11と固定用
ナット15とにより受枠支持台3を強く保持する。この場
合、保持用ナット11の下側にワッシャー12があるので、
フランジ部13の上面にはワッシャー12が圧着する。
この様にして各高さ調節用ボルト10を上部側塊4のフ
ランジ部13に固定したら、受枠2を受枠支持台3の上面
から外して複数の固定用ボルト、ナット21により各固定
具19を受枠支持台3の下面に強固に固定する。そして、
必要であれば前記した実施例と同様に受枠支持台3の下
面と上部側塊4の上面との間に充填層aを形成し、その
後、受枠支持台3の上面に受枠2を載置して直立する固
着用ボルト6により受枠2を固定し、受枠2、受枠支持
台3及び上部側塊4の外周側に土砂を充填して埋め戻
す。
上記した第2実施例の構成において、高さ調節用ボル
ト10の球状頭部9は受枠支持台3の窪み部18と固定具19
の通孔20の上半部分との間に挟着され、また高さ調節用
ボルト10が通孔20の下半部分に挿通しているので、高さ
調節用ボルト10はあらゆる方向に大きく傾けることがで
き、また受枠支持台3に強固に固定される。したがっ
て、受枠支持台3や受枠2を路面に対応する様に大きく
傾斜させる場合でも、どの高さ調節用ボルト10も受枠支
持台3の傾斜にしたがい傾動するので、第1実施例の様
に傾斜の状態により高さ調節用ボルト10を無理に曲げた
り、受枠支持台3がガタついたりするようなことがな
い。
以上本考案を図面の実施例に基づいて説明したが、本
考案は上記した実施例に限定されるものではなく、実用
新案登録請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどの
様にでも実施することができる。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案によれば、蓋本体を受け止める受
枠と、上記受枠の下面に位置する受枠支持台と、上記受
枠支持台の下側に位置する上部側塊とを有し、上記受枠
支持台に上端を傾動可能に枢着した複数本の高さ調節用
ボルトを上部側塊に高さ調節可能に取り付けてなるの
で、高さ調節用ボルトにより受枠支持台および受枠の上
下位置と傾斜状態を自由に設定し、蓋本体の表面を路面
に正確に対応させることができる。そして、受枠や受枠
支持台の設置作業がきわめて簡単なばかりでなく、強固
に設置することができる。また、高さ調節用ボルトを上
部側塊の上面に設けた荷重分散用のワッシャーの上面に
設けた螺合ナットで固定する様にしたので、受枠に嵌め
付けた蓋本体の上面を車両が通過したり、大荷重が加わ
った場合でも、この荷重は上記ワッシャーにより側塊の
上面を分散するので、側塊の上面が欠けたり割れること
がなく、長期間に使用に充分に耐えるものである。
更に、高さ調節用ボルトの上端部は受枠支持台に不特
定方向に傾動可能に枢着したので、路面の傾斜状態に対
応して受枠を大きく傾けて設置することができ、どのよ
うな路面にでも使用することができて実用的価値の高い
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す分解斜視図、第2図
は同上の設置状態の縦断面図、第3図は本考案の第2実
施例を示す設置状態の一部の縦断面図である。 1は地下構造物用枠体、2は受枠、3は受枠支持台、4
は上部側塊、7は切込部、9は頭部、10は高さ調節用ボ
ルト、11は保持用ナット、12はワッシャー、15は固定用
ナット。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋本体を受け止める受枠と、上記受枠の下
    面に位置する受枠支持台と、上記受枠支持台の下側に位
    置する上部側塊とを有し、上記受枠支持台に上端を傾動
    可能に枢着した複数本の高さ調節用ボルトを上部側塊に
    高さ調節可能に取り付けてなる地下構造物用枠体。
  2. 【請求項2】高さ調節用ボルトは上部側塊の上面に設け
    た荷重分散用のワッシャーの上面に設けた保持用ナット
    に螺合して高さ調節後に固定した請求項(1)に記載の
    地下構造物用枠体。
  3. 【請求項3】高さ調節用ボルトの上端部は受枠支持台に
    不特定方向に傾動可能に枢着した請求項(1)または
    (2)に記載の地下構造物用枠体。
JP1424890U 1990-02-17 1990-02-17 地下構造物用枠体 Expired - Lifetime JP2505259Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1424890U JP2505259Y2 (ja) 1990-02-17 1990-02-17 地下構造物用枠体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1424890U JP2505259Y2 (ja) 1990-02-17 1990-02-17 地下構造物用枠体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03108040U JPH03108040U (ja) 1991-11-07
JP2505259Y2 true JP2505259Y2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=31517618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1424890U Expired - Lifetime JP2505259Y2 (ja) 1990-02-17 1990-02-17 地下構造物用枠体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2505259Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102189619B1 (ko) * 2020-07-10 2020-12-11 계원토건 주식회사 높이 및 각도 조절이 가능한 맨홀 장치
KR102193143B1 (ko) * 2020-05-12 2020-12-18 계원토건 주식회사 맨홀용 각도 및 높이 조절장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100526756B1 (ko) * 2002-03-29 2005-11-08 안판상 맨홀의 높이조절링 고정장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102193143B1 (ko) * 2020-05-12 2020-12-18 계원토건 주식회사 맨홀용 각도 및 높이 조절장치
KR102189619B1 (ko) * 2020-07-10 2020-12-11 계원토건 주식회사 높이 및 각도 조절이 가능한 맨홀 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03108040U (ja) 1991-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2505259Y2 (ja) 地下構造物用枠体
JP2002294853A (ja) 排水桝
JPH10252278A (ja) 柱脚・土台のレベル調整金具
JP2850292B2 (ja) 角度自在の手摺支柱立設装置
JP2502400Y2 (ja) 地下構造物用受枠のレベル調整装置
JP2926542B2 (ja) マンホール用蓋受枠の高さ調整装置
JP3761464B2 (ja) パッキング材及び床下換気構造の構築方法
JP3321765B2 (ja) マンホ−ル蓋受枠
JP2697845B2 (ja) 柱の下端部の取付構造
JP3378902B2 (ja) 屋上またはバルコニー用手摺固定構造
JPS6134726Y2 (ja)
JPH1025809A (ja) 鋼製柱の柱脚構造および鋼製柱脚の施工方法
JP2977363B2 (ja) マンホールの蓋高さ調整装置
KR19990084000A (ko) 높이 조절 유니트 및 이를 이용한 맨홀의 높이 조절방법
JP3612356B2 (ja) コンクリート製捨型枠の設置構造
JP2523353Y2 (ja) 地下構造物用枠体の高さ調整装置
JPH10168899A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート基礎ブロックの据付治具
JP3958872B2 (ja) マンホール受枠の固定装置
JPH08105423A (ja) アンカーボルト用フランジ付ナット
JPH076202Y2 (ja) マンホール用蓋受枠の固定構造
JPH11117340A (ja) スライド昇降型マンホール蓋受枠におけるジャッキ用ボルトの緊締装置及び緩み止め具
JPH0941407A (ja) 埋設きょう
JP2003247241A (ja) 基礎パッキング材の設置方法
JPH10184644A (ja) 複合ナット、据付け部材及び構造体の高さ調整方法
JPH0542121Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term