JP2697845B2 - 柱の下端部の取付構造 - Google Patents

柱の下端部の取付構造

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JP2697845B2
JP2697845B2 JP7527588A JP7527588A JP2697845B2 JP 2697845 B2 JP2697845 B2 JP 2697845B2 JP 7527588 A JP7527588 A JP 7527588A JP 7527588 A JP7527588 A JP 7527588A JP 2697845 B2 JP2697845 B2 JP 2697845B2
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JP
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pillar
column
nut
anchor bolt
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JP7527588A
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匡史 松本
和夫 鈴木
浩 甲斐
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ナショナル住宅産業株式会社
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、建築物における柱の下端部の取付構造に関
するものである。
【従来の技術】
基礎など柱支持基部1に柱5の下端部を取り付けるに
あたって、従来は第4図に示すようにしておこなうのが
一般的である。すなわち、柱支持基部1の上面に突設し
たアンカーボルト2に柱脚金物4をナット3で固定し、
この柱脚金物4に柱5の下端部を被挿してボルト9止め
することによって、柱脚金物4とアンカーボルト2を介
して柱5の下端部を柱支持基部1に取り付けることがで
きる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのものでは、柱5の下端部は柱支持基部1上
に完全に固定されてしまうために、柱5の取り付けレベ
ルは柱支持基部1の上面のレベルで決まってしまい、各
柱5の取り付けレベルに段差が発生して屋根の施工に大
きな支障が生じるおそれがある。特に柱5の取り付けレ
ベルは築後は調整不可能であり、沈下などに対して容易
に対処することができないという問題があった。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、柱の
取り付けレベルの調整を容易におこなうことができ、し
かも築後においても柱のレベル調整が可能な柱の下端部
の取付構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明に係る柱の下端部の取付構造は、柱支持基部1
の上面に立設したアンカーボルト2に柱脚金物4の荷重
を支持するナット3を螺合し、アンカーボルト2に沿っ
たナット3の上下動に伴って上下任意高さで支持される
柱脚金物4をナット3でアンカーボルト2に取り付け、
柱5の下端部を柱脚金物4に結合固定して成ることを特
徴とするものである。
【作 用】
本発明にあっては、ナット3を螺進螺退させてアンカ
ーボルト2に沿って上下移動させることによって柱脚金
物4をアンカーボルト2に沿って上下動させることがで
き、柱脚金物4に結合固定する柱3の下端部の高さを調
整して柱3の取り付けレベルの調整をおこなうことがで
きる。
【実施例】
以下本発明を実施例によって詳述する。 第1図は本発明の一実施例を示すものであり、建築物
の基礎などとして形成される柱支持基部1にアンカーボ
ルト2がその上面から上方へ突出するように取り付けて
あり、アンカーボルト2には六角ナットなどで形成され
るナット3が螺合してある。このナット3の外周部には
全周に亘って係止溝10が凹設してある。柱脚金物4は基
部片11の両側に結合片12,12を延設して断面上向きコ字
型に形成してあり、基部片11には丸孔の係止孔13が設け
てある。係止孔13の周縁部を係止溝10に挿入係止させる
ことによって、ナット3に柱脚金物4を回動自在に取り
付けてあり、従ってナット3をアンカーボルト2に螺合
することによって、ナット3を介して柱脚金物4をアン
カーボルト2に取り付けることができる。 そして角筒状などに形成される柱5の下端部を柱支持
基部1に取り付けるにあたっては、柱脚金物4の結合片
12,12を柱5の下端部内に被挿させ、この状態で柱5の
下端部と結合片12とをボルト19で結合させることによっ
て第1図に示すようにおこなうことができる。また、柱
5の取り付けレベルを調整するにあたっては、柱脚金物
4の下面と柱支持基部1の上面との間に隙間14があるの
で、この隙間14から工具を差し込んで柱脚金物4に対し
て空回りさせながらナット3を回し、ナット3をアンカ
ーボルト2に対して螺進螺退させることによっておこな
うことができる。ナット3をこのように螺進螺退させる
とナット3はアンカーボルト2に沿って上下動し、ナッ
ト3のこの上下動に伴って柱脚金物4もアンカーボルト
2に沿って上下動するために、柱5の取り付けレベルを
調整することが可能になるのである。またこのレベル調
整は築後においてもナット3を回すことによって柱5を
取り外したりする必要なくおこなうことができるもので
ある。 第2図及び第3図は他の実施例を示すものであり、こ
の実施例では第3図(a)のようにアンカーボルト2を
立設した箇所において柱支持基部1の上面に凹段部15が
設けてある。また基部片11に一対の結合片12,12を立設
して第3図(b)のように形成した柱脚金物4の中央に
通孔16が穿設してある。またナット3としては一対のも
のを用い、アンカーボルト2に通孔16を通した柱脚金物
4の下面と上面とをアンカーボルト2に螺合したナット
3a,3bで挟持させることによって、アンカーボルト2に
柱脚金物4をナット3a,3bで取り付けてある。そして両
ナット3a,3bを螺進螺退させることによって柱脚金物4
のレベルを調整したのちに、柱脚金物4の結合片12に柱
5の下端部を被挿して柱5の下端部と結合片12とをボル
トで結合することによって、柱5の下端部を柱脚金物4
に結合固定することができる。柱5の下端部には第3図
(c)に示すように開口部17が形成してある。このもの
にあって、柱5の取り付けレベルの調整は、柱支持基部
1の凹段部15に工具を差し込んで下のナット3aを回すと
共に開口部17から工具を差し込んで上のナット3bを回
し、ナット3a,3bを螺進螺退させてこれに伴ってアンカ
ーボルト2に沿って柱脚金物4を上下動させることによ
っておこなうことができる。柱支持基部1の凹段部15に
は後でモルタルを充填して柱支持基部1の上面と面一に
するようにしてもよい。
【発明の効果】
上述のように本発明にあっては、柱支持基部の上面に
立設したアンカーボルトに柱脚金物の荷重を支持するナ
ットを螺合し、アンカーボルトに沿ったナットの上下動
に伴って上下任意の高さで支持される柱脚金物をナット
でアンカーボルトに取り付け、柱の下端部を柱脚金物に
結合固定するようにしたので、ナットをアンカーボルト
に沿って上下動させてナットのこの上下動に伴って柱脚
金物もアンカーボルトに沿って上下動させることがで
き、柱の取り付けレベルを調整することができるもので
あり、またこのレベル調整は築後においてもナットを回
すことによって柱を取り外したりする必要なくおこなう
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は同上の他
の実施例の分解断面図、第3図(a)(b)(c)はそ
れぞれ同上実施例の一部の斜視図、第4図は従来例の断
面図である。 1は柱支持基部、2はアンカーボルト、3はナット、4
は柱脚金物、5は柱である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱支持基部の上面に立設したアンカーボル
    トに柱脚金物の荷重を支持するナットを螺合し、アンカ
    ーボルトに沿ったナットの上下動に伴って上下任意高さ
    で支持される柱脚金物をナットでアンカーボルトに取り
    付け、柱の下端部を柱脚金物に結合固定して成ることを
    特徴とする柱の下端部の取付構造。
JP7527588A 1988-03-29 1988-03-29 柱の下端部の取付構造 Expired - Lifetime JP2697845B2 (ja)

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JPH01247629A JPH01247629A (ja) 1989-10-03
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