JP3034810B2 - 結晶性熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

結晶性熱可塑性樹脂組成物及びその製造方法

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JP3034810B2 JP8262948A JP26294896A JP3034810B2 JP 3034810 B2 JP3034810 B2 JP 3034810B2 JP 8262948 A JP8262948 A JP 8262948A JP 26294896 A JP26294896 A JP 26294896A JP 3034810 B2 JP3034810 B2 JP 3034810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶性熱可塑性樹
脂と分子レベルで分散された層状珪酸塩とからなる機械
的性質、熱的性質の改良された結晶性熱可塑性樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、結晶性熱可塑性樹脂の諸特
性、特に機械的性質、熱的性質を改良するために、無機
フィラーを混合することが実施されている。この時に、
一部無機フィラーは、結晶性樹脂に対して核剤効果を示
すことが知られている。例えば、タルクは各種結晶性樹
脂の核剤となり、結晶性樹脂の融点、結晶化等を向上さ
せ、機械的、熱的性質を向上させることが知られてい
る。しかしながら、その効果は充分なものとはいえず、
さらに大きな効果を示す無機フィラーが望まれていた。
一方、無機層状化合物の一種である粘土鉱物は、フィラ
ーとしての使用が古くから試みられているが、通常の混
合、混練では、二次凝集が起こってしまい、樹脂中への
均一な分散が困難であった。この為、粘土鉱物の核剤効
果はほとんど無いものであった。そこで、特開昭63−
215775号公報には、粘土鉱物の層間でポリマーを
重合させることが、また、特開平6−93133号公報
や特開平6−41346号公報では、粘土鉱物を溶媒に
分散させ、一方で熱可塑性樹脂を溶媒に溶解させ、両者
を溶液混合することが開示されているが、やはり樹脂と
粘土鉱物を均一に分散させることは困難であり、また、
粘土鉱物が結晶性樹脂の結晶性を大きく向上させること
はできていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、結晶性熱可塑
性樹脂の核剤となり、結晶性熱可塑性樹脂の融点、結晶
化等を著しく向上させ、結晶性熱可塑性樹脂の機械的、
熱的性質を顕著に改良することができる無機フィラーが
望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、結晶性熱可
塑性樹脂と層状珪酸塩からなる樹脂組成物であって、層
状珪酸塩が分子レベルで分散した高アスペクト比の結晶
核が存在する樹脂成形体は、非常に高い核剤効果を示
し、結晶性熱可塑性樹脂組成物の機械的、熱的性質が大
幅に改良されることを見出し本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明の結晶性熱可塑性樹脂組
成物は、(a)成分の結晶性熱可塑性樹脂100重量部
に対して、(b)成分の層状珪酸塩0.01〜11重量
部を含有する結晶性熱可塑性樹脂組成物であって、該樹
脂組成物は(a)成分と溶媒で膨潤された(b)成分と
を融点から2〜30℃高い樹脂温度及び滞留時間3〜1
0分の条件下で溶融混練して得られたものであり、該
(b)成分の層状珪酸塩は樹脂組成物中に一片の長さが
0.002〜5μm、厚みが50〜500オングストロ
ーム、層間距離が20オングストローム以上の状態で分
散する結晶核として存在しており、該結晶核の長径と短
径の比で表されるアスペクト比が20以上で、かつ、該
結晶核から垂直方向に結晶ラメラが成長していることを
特徴とするものである。また、本発明のもう一つの発明
である結晶性熱可塑性樹脂組成物の製造方法は、(a)
成分の結晶性熱可塑性樹脂100重量部に対して、溶媒
で膨潤された(b)成分の層状珪酸塩0.01〜11重
量部を配合し、該配合物を前記(a)成分の結晶性熱可
塑性樹脂の融点より2〜30℃高い樹脂温度及び滞留時
間3〜10分の条件下で溶融混練させることにより、前
記(b)成分の層状珪酸塩を、一片の長さが0.002
〜5μm、厚みが50〜500オングストローム、層間
距離が20オングストローム以上の状態で分散させて、
長径と短径の比で表されるアスペクト比が20以上の結
晶核であって、かつ、該結晶核から垂直方向に結晶ラメ
ラが成長している結晶核を生成させることを特徴とする
ものである。特に、上記結晶性熱可塑性樹脂がポリオレ
フィン樹脂であることを特徴とする上記結晶性熱可塑性
樹脂組成物である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 <結晶性熱可塑性樹脂(成分)(a)>本発明で用いら
れる結晶性熱可塑性樹脂とは、加熱溶融出来るものであ
り、且つ、はっきりした結晶構造または分子構造を有す
る非ガラス様特性のものであり、測定可能な融解熱を有
する明確な融点を示すものである。融点及び融解熱は示
差走査熱量測定装置(DSC:例えば、PERKIN−
ELMER社製 DSC−II)を用いて測定することが
出来る。
【0007】この装置を用いて、例えば1分間当り10
℃の昇温速度で融解熱を測定することが出来る。試料を
予測される融点以上の温度に加熱し、次に試料を1分間
当り10℃の速度で20℃まで冷却し、そのまま約1分
間放置した後、1分間当り10℃の速度で加熱すること
により測定することが出来る。融解熱は昇温と降温のサ
イクルに於て測定した値が実験誤差範囲内で一定値とな
ったものを採用する。本発明における結晶性熱可塑性樹
脂とは、この方法により測定される融解熱が1カロリー
/グラムを越えるものと定義する。
【0008】本発明で用いられる結晶性熱可塑性樹脂
は、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
アセタール、ハロゲン含有熱可塑性樹脂、ポリスルホン
などの樹脂が挙げられ、これらの群から選択された1種
又は2種以上の結晶性熱可塑性樹脂である。これらの中
でも最も好ましい結晶性熱可塑性樹脂として、ポリオレ
フィン樹脂が挙げられる。ポリオレフィン樹脂には、α
−オレフィンの単独重合体またはこれらα−オレフィン
の共重合体あるいは、これらα−オレフィン(複数種で
もよい)を主成分とし必要により他の不飽和単量体(複
数種でもよい)を副成分とする共重合体などである。こ
こで共重合体とはブロック、ランダム、グラフトあるい
はこれらの複合物等のいかなる共重合のタイプでも良
い。また、これらのオレフィン重合体の塩素化、スルフ
ォン化、カルボニル化等の変性されたものを含む。
【0009】上記α−オレフィンは、例えば、エチレ
ン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン
−1、ヘプテン−1、オクテン−1等であり、入手の簡
便さから炭素数2〜8のものが好ましい。また、上記不
飽和単量体とは、たとえば、(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸エステル、マレイン酸等の不飽和有機酸
等またはその無水物等が挙げられる。これらのポリオレ
フィン樹脂の具体例としては、低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、エチレン・プロピレンブロックまたは
ランダム共重合体などが挙げられる。これらは、複数併
用しても良い。
【0010】これらの中で、ポリオレフィン樹脂として
は、結晶性オレフィン重合体、たとえば、エチレンまた
はプロピレンの結晶性ホモポリマー、エチレンまたはプ
ロピレンを主たる構成成分とする共重合体、エチレンま
たはプロピレンと他のエチレン性不飽和単量体との結晶
性共重合体が好適である。これらの中で、特に好ましい
例は、低、中若しくは高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、プロピレン・エチレンブロック共重合体であり、
なかでも、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロ
ピレン・エチレンブロック共重合体が最も好ましい。
【0011】これらの、メルトフローレイト(MFR;
230℃、荷重2.16kg)は0.01〜250g/
10分の範囲が好ましく、0.05〜200g/10分
の範囲がより好ましく、とりわけ0.1〜100g/1
0分の範囲が好ましい。MFRの値がこれより低い範囲
では成形加工性に難点があり、これより高い範囲では機
械的強度のレベルが好ましくない。
【0012】また、本発明では、ポリオレフィン樹脂の
一部(20モル%までの範囲)に該ポリオレフィン樹脂
の感応性誘導体を用いることができる。ここで言う感応
性誘導体とは、ポリオレフィン樹脂を不飽和有機酸また
は無水物(例えば、アクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸やその無水物)や不飽和有機シラン化合物(例えば、
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、プロペニルトリメトキシ
シラン)等でグラフト変性したもの、または、その有機
酸またはその無水物でグラフト変性したポリオレフィン
樹脂のグラフト鎖についているカルボキシル基の一部を
金属イオン化したアイオノマー等である。さらに、ポリ
オレフィンの感応性誘導体としては、ここに挙げた具体
例のほかに、グラフト、ブロック、ランダム共重合の手
法や置換反応、酸化反応等で親水性の基が導入されたも
のも用いることができる。
【0013】<層状珪酸塩(成分(b))> 本発明で使用される層状珪酸塩は、珪酸マグネシウムま
たは珪酸アルミニウムの層から構成される層状フィロ珪
酸鉱物を例示することが出来る。具体的には、モンモリ
ロナイト、サポナイト、バイデライト、ノントロナイ
ト、ヘクトライト、ステーブンサイトなどのスメクタイ
ト系粘土鉱物やマイカ、タルク、バーミキュライト、ハ
ロイサイトなどを例示することができ、これらは天然の
ものであっても、合成されたものであっても良い。これ
らの中でも合成マイカ、モンモリロナイト、バーミキュ
ライトが好ましい。
【0014】ここで層状珪酸塩は、予め溶媒で膨潤させ
た層状珪酸塩を使用することが好ましい。ここで層状珪
酸塩の膨潤に用いる溶媒は、常温において液体であれば
良く、特に限定されるものではない。例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプタ
ン、シクロヘキサン等の鎖状及び環状の脂肪炭化水素;
クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼ
ン、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素;ジオキサ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル類;アセトン、シク
ロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトフェノン等
のケトン類;エチルアセテート、プロピオラクトン等の
エステル類;アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニト
リル類;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール等
のアルコール類;その他水、ニトロベンゼン、スルホラ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の
有機溶媒を挙げることが出来る。これらは単独で用いる
か、あるいは混合物として使用される。好ましくは芳香
族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール類、水で
あり、特に好ましいものとして、キシレン、トルエン、
ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、メタノール、
エタノール、水等の溶媒が挙げられ、とりわけ好ましい
ものとして水が挙げられる。
【0015】ここで、層状珪酸塩を膨潤させる為に用い
る溶媒量は、重量比で層状珪酸塩:溶媒が、1:0.5
〜1:100であることが好ましく、より好ましくは
1:2〜1:80、さらに好ましくは1:4〜1:60
である。1:0.5未満では膨潤が不十分で核剤効果が
小さく、1:100を越えると、溶融混練が困難であ
る。また、本発明においては、膨潤させた層状珪酸塩の
層間距離は30オングストローム以上であることが好ま
しく、より好ましくは50オングストローム以上、さら
に好ましくは70オングストローム以上、とりわけ好ま
しくは90オングストローム以上である。層間距離が3
0オングストローム未満では、樹脂中での層状珪酸塩の
分散が不均一であり、核剤効果が小さい。
【0016】上記層状珪酸塩を溶媒に膨潤しやすくなる
ために膨潤剤で処理したものが好ましい。上記膨潤剤と
しては、分子中にオニウムイオン基を有するオニウム塩
であるアンモニウム塩、ピリジニウム塩、スルホニウム
塩を例示することができる。さらに具体的にはオクタデ
シルアンモニウムイオン、モノメチルオクタデシルアン
モニウムイオン、ジメチルオクダシルアンモニウムイオ
ン、ドデシルアンモニウムイオン、6−アミノ−n−カ
プロン酸イオン、12−アミノドデカン酸イオンを有す
るものを例示することができる。ただし、水を用いて膨
潤させる場合には、未処理の層状珪酸塩の方が膨潤しや
すい為、膨潤剤による処理はしない方が好ましい。
【0017】また、本発明において膨潤とは、層状珪酸
塩が溶媒を吸収して、その体積を増大させる現象を言
い、膨潤に好ましい組み合わせとは、膨潤度が1cc/
g以上、好ましくは10〜100cc/gの層状珪酸塩
と溶媒の組み合わせを言う。膨潤度の測定方法には、種
々の方法があるが、沈降容積法(粘土ハンドブック51
3頁)によって得られた容積と、層状珪酸塩の絶乾時の
重量の比によって求めても良い。層状珪酸塩と溶媒の膨
潤性が非常に良い場合は、溶媒中で層状珪酸塩が超分散
してしまい、重力では沈降せず測定不能になる。もちろ
んこの場合も、非常に良く膨潤する層状珪酸塩と溶媒の
組み合わせである。
【0018】<構成成分の組成比>結晶性熱可塑性樹脂
(成分(a))100重量部に対して、層状珪酸塩(成
分(b))の量は、0.01〜11重量部、好ましくは
0.02〜9重量部、とりわけ好ましくは0.03〜7
重量部である。結晶性熱可塑性樹脂(成分(a))10
0重量部に対して、層状珪酸塩(成分(b))が、0.
01重量部未満では、核剤効果が不満足であり、11重
量部超過では、成形性、外観に難点を生じる。
【0019】<樹脂組成物の形態> 本発明においては、樹脂組成物中の層状珪酸塩が、一片
の長さが0.002〜5μm、厚みが50〜500オン
グストローム、層間距離が20オングストローム以上の
状態で分散して樹脂組成物中に結晶核として存在し、該
結晶核の長径と短径の比で表されるアスペクト比が20
以上、好ましくは30以上、より好ましくは40以上を
示すものであり、アスペクト比を最大80程度、或い
は、200程度のものとすることもできる。ここでいう
結晶核は、成形品の電子顕微鏡観察からその存在と大き
さを確認することができる。すなわち、成形品中の結晶
構造を明らかにするために四酸化ルテニウムもしくは四
酸化オスミウムで染色した後、超薄切片を作成して透過
型電子顕微鏡で観察すると、成形体中の層状珪酸塩が塊
状に分散するもの以外に、分子状に分散する筋状の結晶
核を観察することができる。結晶核のアスペクト比は電
子顕微鏡写真を画像処理して統計処理を行うことで求め
ることが出来る。アスペクト比が20未満では核剤効果
が小さい。また、本発明においては、該結晶核から垂直
方向に結晶ラメラが成長していることが好ましく、ま
た、該ラメラの厚みが、層状珪酸塩無添加のものに比べ
て1.1倍以上であることが好ましく、より好ましくは
1.2倍以上、とりわけ好ましくは1.3倍以上であ
る。本発明における最終組成物中の層状珪酸塩の形状は
一辺の長さが0.002〜5μm、好ましくは0.05
〜1μm、より好ましくは0.4〜0.8μmであり、
層状珪酸塩の厚みの大きさが50〜500オングストロ
ーム、好ましくは100〜200オングストロームであ
り、層状珪酸塩の層間距離が20オングストローム以上
である。
【0020】<付加的成分>本発明による樹脂組成物に
は、他の付加的成分を添加することができる。例えば、
非晶性熱可塑性樹脂、周知の酸化防止剤、耐候性改良
剤、他の造核剤、難燃剤、耐衝撃改良剤、可塑剤、流動
性改良剤を;また層状珪酸塩以外の有機・無機充填剤、
補強剤、特にガラス繊維、チタン酸カリウム、炭酸カル
シウム、シリカ等の添加は剛性、耐熱性、寸法精度等の
向上に有効である。実用のために各種着色剤及びそれら
の分散剤なども周知のものが使用できる。
【0021】<樹脂組成物の製造法>本発明において、
成分(a)の結晶性熱可塑性樹脂と成分(b)の層状珪
酸塩とを含有する樹脂組成物を得るためには、層状珪酸
塩にモノマーを膨潤させて重合を行う方法、結晶性熱可
塑性樹脂と層状珪酸塩を溶融混練する方法、結晶性熱可
塑性樹脂と層状珪酸塩を溶液中で混合する方法等を取り
得るが、混練機を用いて、結晶性熱可塑性樹脂と層状珪
酸塩を溶融混練することが好ましい。
【0022】溶融混練 また、本発明で用いられる溶融混練機としては、熱可塑
性樹脂について一般に実用されている混練機が適用でき
る。例えば、一軸又は多軸混練押出機、ロール、バンバ
リーミキサー等であってもよい。本発明においては、混
練機にベント口を設け、溶融混練時にベント口は減圧に
保持されていることが好ましい。混練機内の樹脂は、ベ
ントロの前段部において少なくとも一部が溶融し、減圧
シールできるようにすべきである。また、混練機内の樹
脂は、ベント口到着以前に、溶融状態で長時間保持され
ると、耐衝撃性が低下するので、可能な範囲でベントロ
に到着する直前で溶融するのが好ましい。ベント口に直
結させる真空装置は、ベント口の減圧度に応じて、この
能力を選択すれば良く、その型式等については任意であ
る。
【0023】ベント口の圧力は200トール以下が好ま
しく、より好ましくは100トール以下、とりわけ好ま
しくは50トール以下である。ベント口圧力が200ト
ールより大きいと、耐熱性及び成形外観が不満足とな
る。本発明における混練条件は、溶融混練時の樹脂温度
が前述した示差走査熱量測定装置を用いて測定した融点
から2〜30℃高い温度が好ましく、より好ましくは5
〜25℃高い温度、特に好ましくは10〜20℃高い温
度である。また、溶融混練時の平均滞留時間が、好まし
くは3〜10分、より好ましくは3〜7分、特に好まし
くは4〜6分である。また、最終組成物中の溶媒は1重
量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.9
重量%以下、とりわけ好ましくは0.5重量%以下であ
る。最終組成物中の溶媒が1重量%超過では、耐熱性及
び外観が不満足である。また、混練の順序は、全成分を
同時に混練してもよく、あらかじめ予備混練したブレン
ド物を用いて混練する方法、更に押出機の途中から逐
次、各成分をフィードし、混練してもよい。特に、層状
珪酸塩/溶媒混合物の性状が液状の場合には、液体添加
ポンプを用いて、押出機の途中からフィードすることが
好ましい。
【0024】成形加工 また、本発明においては、押出機での剪断速度が200
SEC-1以上であることが好ましく、より好ましくは3
00SEC-1以上、さらに好ましくは400SEC-1
上、とりわけ好ましくは500SEC-1以上である。本
発明の結晶性熱可塑性樹脂組成物は、上記工程で得られ
た樹脂組成物を成形することによって得られる。ここで
用いる成形加工法は特に限定されるものではなく、熱可
塑性樹脂について一般に用いられている成形法、すなわ
ち射出成形、中空成形、押出成形、シート成形、熱成
形、回転成形、積層成形、プレス成形等の成形法が適用
できる。これらの中でも、好ましくは射出成形、中空成
形、押出成形、シート成形であり、とりわけ好ましくは
射出成形である。また、本発明においては、層状珪酸塩
を分散させた樹脂組成物と、通常の結晶性熱可塑性樹脂
を、成形時にドライブレンドして成形体を得ることもで
きる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって、
具体的に説明する。 [I] 原材料 なお、使用した各成分は次のとおりである。結晶性熱可塑性樹脂(成分(a)) (a−1): ポリアミド6(三菱エンプラ社製 商品
名:ノバミッド1020) (a−2): ポリプロピレン(三菱化学社製 商品
名:ノーブレンTA8) (a−3): ポリブチレンテレフタレート(三菱エン
プラ社製 商品名:ノバデュール5010)非晶性熱可塑性樹脂 PPE : ポリフェニレンエーテル(日本ポリエー
テル社製 固有粘度:0.40dl/dg) PC : ポリカーボネート(三菱エンプラ社製
商品名:ノバレックス7025A)
【0026】層状珪酸塩(成分(b)) (b−1): 合成マイカ(コープケミカル社製 商品
名:ME100 膨潤剤未処理) (b−2): 合成マイカ(コープケミカル社製 商品
名:MAE 膨潤剤(ジメチルジステアリルアンモニウ
ム塩を使用)処理)タルク(富士タルク社製 商品名:
KT300)
【0027】その他 MAH :市販の無水マレイン酸(試薬グレード) SEPS :スチレン・イソプレンブロック共重合体の
水添物(クラレ社製商品名:2104) MMPP :無水マレイン酸変性ポリプロピレン(三菱
化学社製) PEP36:ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4
−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト(旭電化社製)膨潤用溶媒 キシレン: 市販のキシレン(試薬グレード) 水 : 純水
【0028】[II] 測定方法 なお、評価のため各物性値と諸特性を以下の方法により
測定し、結果を表−1に示した。 (1) 分散形態 成形品から一部を切り出し、ウルトラミクロトームを用
いて超薄切片を作成して、日本電子社製透過型電子顕微
鏡(JEM2010)により観察することで、樹脂成形
体中の、層状珪酸塩が分子レベルで分散した結晶核の形
態を確認した。観察された写真から、画像解析装置(日
本アビオニスク社製スピカ2)により樹脂中に存在して
いる結晶核の厚み方向の大きさと、それと直角方向の大
きさを算出しその比からアスペクト比を求めた。これら
の値は、樹脂中に分散している100個以上の結晶核に
つき測定を行い、各々数平均値を求めた。
【0029】(2) 曲げ弾性率 ISO R178−1974 Procedure 1
2(JIS K7203)に準じ、インストロン試験機
を用い、測定した。 (3) 熱変形温度 東洋精機製作所社製のHDTテスターを用いて、JIS
K7207に準じて18.6kg荷重で測定した。
【0030】〔実施例1〕表−1に示した割合で、成分
(b)と溶媒をスーパーミキサーにて充分混合攪拌し、
成分(b)を溶媒に膨潤させた。次いで、上記工程で膨
潤させた層状珪酸塩を、表−1に示した配合比で、結晶
性熱可塑性樹脂とスーパーミキサーにて十分混合攪拌し
た。次いで、これを日本製鋼所社製TEX44二軸押出
機を用いて、設定温度230℃、スクリュー回転数35
0rpmの混練条件下で、溶融混練し、ニーディング部
より下流に設置したベント口で減圧条件下(ベント口圧
力:10トール)で溶融混練し、樹脂組成物とした後、
ペレット化した。
【0031】上記の樹脂組成物のペレットから、インラ
インスクリュー式射出成形機(日本製鋼所社製J100
型)を用い、シリンダー温度260℃、金型冷却温度6
0℃にて射出成形を行い、試験片を作成した。なお、射
出成形に際しては、その直前まで減圧乾燥器を用い、
0.1mmHg、80℃の条件で48時間乾燥を行っ
た。また、射出成形された試験片は、成形直後にデシケ
ータに入れ、23℃にて4〜6日間静置した後、評価試
験を行い結果を表−1に示した。
【0032】〔実施例2〕結晶性樹脂としてポリプロピ
レンを用い、二軸押出機の設定温度を180℃、射出成
形機のシリンダー温度を220℃、金型冷却温度を40
℃とした以外は実施例1と同様の操作を行った。その結
果を表−1に示す。 〔実施例3〕キシレンの代りに水を用いた以外は実施例
2と同様の操作を行った。その結果を表−1に示す。ま
た、得られた結晶性熱可塑性樹脂組成物を電子顕微鏡に
て80,000倍に拡大して観察した結果、平行な数本
のほぼ直線状の細長い白線部分(結晶核:アスペクト比
が40程度)と、その平行する直線状の細長い白線部分
の間に、該細長い白線と垂直の方向に多数の筋状の白線
部分(結晶ラメラ)が観察できたことから、結晶核から
垂直方向に結晶ラメラが成長していることが観察でき
た。その結晶ラメラの厚みは、後記比較例1により得ら
れた樹脂組成物の電子顕微鏡と比較して約2倍であっ
た。
【0033】〔実施例4〕表−1に示した配合割合で成
分(b)と水をスーパーミキサーにて十分混合攪拌し、
成分(b)を溶媒に膨潤させた。次いで、日本製鋼所社
製TEX44二軸型押出機を用いて、設定温度180
℃、スクリュー回転数350rpmの混練条件下で樹脂
成分を溶融混練しながら、上記工程で調整し、膨潤させ
た層状珪酸塩をニーディング部分に直接ポンプを用いて
添加し、ニーディング部より下流に設置したベント口の
圧力10トールの条件下で溶融混練し、組成物とした
後、ペレット化した。
【0034】〔実施例5〕先ず、各成分を表−1に示し
た配合割合にした以外は、実施例4と同様の条件で、ペ
レット化した。次いで、得られた組成物とポリプロピレ
ン(三菱化学社製 商品名:ノーブレンMA8)を、重
量比で50:50になるようにドライブレンドし、実施
例4と同様に成形、評価を行った。その結果を表−1に
示す。 〔実施例6〕非晶性樹脂としてポリフェニレンエーテル
を用い、無水マレイン酸を更に加えた以外は実施例1と
同様に行なった。その結果を表−2に示す。 〔実施例7〕非晶性樹脂としてポリフェニレンエーテル
を用い、スチレン系共重合体のSEPSを更に加えた以
外は実施例4と同様に行なった。その結果を表−2に示
す。 〔実施例8〕結晶性樹脂としてポリブチレンテレフタレ
ート、非晶性樹脂としてポリカーボネートを用いた以外
は実施例2と同様に行なった。その結果を表−2に示
す。
【0035】〔実施例9〕結晶性樹脂としてポリブチレ
ンテレフタレート、非晶性樹脂としてポリフェニレンエ
ーテルを用い、亜燐酸エステル(旭電化社製 商品名:
PEP36)を更に加えた以外は実施例2と同様に行な
った。その結果を表−2に示す。 〔実施例10〕結晶性樹脂としてポリアミド6とポリプ
ロピレンを用い、無水マレイン酸変性のポリプロピレン
を更に加えた以外は実施例2と同様に行なった。その結
果を表−2に示す。 〔実施例11〕結晶性樹脂としてポリアミド6とポリプ
ロピレンを用い、無水マレイン酸変性のポリプロピレン
を更に加えた以外は実施例3と同様に行なった。その結
果を表−2に示す。
【0036】〔比較例1〕 層状珪酸塩の代りに膨潤させないタルクを用いた以外は
実施例1と同様に行った。その結果を表−3に示す。ま
た、得られた結晶性熱可塑性樹脂組成物を実施例3と同
様に電子顕微鏡にて80,000倍に拡大して観察した
結果、所々若干の筋状の結晶ラメラを観察することもで
きるが、実施例3の様な高アスペクト比の結晶核を観察
することはできかった。また、その結晶ラメラの厚み
は、実施例3により得られた結晶性熱可塑性樹脂組成物
のほぼ半分であった。 〔比較例2〕 層状珪酸塩と溶媒とを添加しなかった以外は実施例2と
同様に行った。その結果を表−3に示す。 〔比較例3〕 溶媒を用いなかった以外は、実施例3と同様に行った。
その結果を表−3に示す。 〔比較例4〕 溶媒量を表−3に示す量とした以外は実施例3と同様に
行った。その結果を表−3に示す。 〔比較例5〕 溶媒量を表−3に示す量とした以外は実施例4と同様に
行った。溶融混練を行なうことは不可能であった。 〔比較例6〕 層状珪酸塩と水の代わりにタルクを使用した以外は、実
施例7と同様に行なった。その結果を表−4に示す。 〔比較例7〕 タルクを使用しない以外は、比較例6と同様に行なっ
た。その結果を表−4に示す。
【0037】〔比較例8〕 層状珪酸塩として膨潤剤未処理の合成マイカ(ME10
0)の代わりに膨潤剤処理の合成マイカ(MAE)を用
い、溶媒を使用しない以外は、実施例7と同様に行なっ
た。その結果を表−4に示す。 〔比較例9〕 溶媒を使用しない以外は、実施例7と同様に行なった。
その結果を表−4に示す。 〔比較例10〕 混練機内の樹脂温度を結晶性熱可塑性樹脂であるポリプ
ロピレンの融点より105℃高い温度になる条件で混練
し、かつ平均滞留時間が1分になる生産量で混練した以
外は、実施例3と同様に行なった。その結果を表−4に
示す。 〔比較例11〕 混練機内の樹脂温度を結晶性熱可塑性樹脂であるポリプ
ロピレンの融点より35℃高い温度になる条件で混練
し、かつ平均滞留時間が10分になる生産量で混練した
以外は、実施例3と同様に行なった。その結果を表−4
に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】上記評価試験の結果から、結晶性熱可塑
性樹脂と層状珪酸塩からなる樹脂組成物を成形して得ら
れる本願発明の成形体は該層状珪酸塩が分子レベルで分
散した、高アスペクト比の結晶核を有し、機械的、熱的
性質が大幅に改良されていることがわかる。従って、本
発明によれば、高耐熱の結晶性熱可塑性樹脂成形体を製
造することができ、その用途は広く、工業的に有用な材
料となりうるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 23/00 C08L 23/00 (72)発明者 佐 野 博 成 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学 株式会社 四日市総合研究所内 (56)参考文献 特開 平2−305828(JP,A) 特開 平8−259807(JP,A) 国際公開93/11190(WO,A1) CLAYS AND CLAY MI NERALS,VOL.29,NO.4, 294−298,1981 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08 C08J 3/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)成分の結晶性熱可塑性樹脂100重
    量部に対して、(b)成分の層状珪酸塩0.01〜11
    重量部を含有する結晶性熱可塑性樹脂組成物であって、 該樹脂組成物は(a)成分と溶媒で膨潤された(b)成
    分とを融点から2〜30℃高い樹脂温度及び滞留時間3
    〜10分の条件下で溶融混練して得られたものであり、
    該(b)成分の層状珪酸塩は樹脂組成物中に一片の長さ
    が0.002〜5μm、厚みが50〜500オングスト
    ローム、層間距離が20オングストローム以上の状態で
    分散する結晶核として存在しており、該結晶核の長径と
    短径の比で表されるアスペクト比が20以上で、かつ、
    該結晶核から垂直方向に結晶ラメラが成長していること
    を特徴とする、結晶性熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(a)成分の結晶性熱可塑性樹脂が、ポリ
    オレフィン樹脂である、請求項1に記載の結晶性熱可塑
    性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】溶媒が、水及び/又は有機溶媒である、請
    求項1又は2に記載の結晶性熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】層状珪酸塩が、膨潤剤で処理されたもので
    ある、請求項1〜3のいずれか一項に記載の結晶性熱可
    塑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】層状珪酸塩がマイカである、請求項1〜4
    のいずれか一項に記載の結晶性熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】膨潤剤が、分子中にオニウムイオン基を有
    するオニウム塩である、請求項4に記載の結晶性熱可塑
    性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】(a)成分の結晶性熱可塑性樹脂100重
    量部に対して、溶媒で膨潤された(b)成分の層状珪酸
    塩0.01〜11重量部を配合し、該配合物を前記
    (a)成分の結晶性熱可塑性樹脂の融点より2〜30℃
    高い樹脂温度及び滞留時間3〜10分の条件下で溶融混
    練させることにより、前記(b)成分の層状珪酸塩を、
    一片の長さが0.002〜5μm、厚みが50〜500
    オングストローム、層間距離が20オングストローム以
    上の状態で分散させて、長径と短径の比で表されるアス
    ペクト比が20以上の結晶核であって、かつ、該結晶核
    から垂直方向に結晶ラメラが成長している結晶核を生成
    させることを特徴とする、結晶性熱可塑性樹脂組成物の
    製造方法。
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