JP2910681B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2910681B2
JP2910681B2 JP8194876A JP19487696A JP2910681B2 JP 2910681 B2 JP2910681 B2 JP 2910681B2 JP 8194876 A JP8194876 A JP 8194876A JP 19487696 A JP19487696 A JP 19487696A JP 2910681 B2 JP2910681 B2 JP 2910681B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/10Auxiliary devices for switching or interrupting
    • H01P1/15Auxiliary devices for switching or interrupting by semiconductor devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に係り、
特にマイクロストリップ線路など誘電体基板と金属導体
からなる伝送線路と電界効果トランジスタを用いた半導
体スイッチ構成の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタ(FET)を用い
た半導体スイッチ素子は、等価的に抵抗とコンデンサで
表すことができる。例えば、伝送線路に挿入したFET
は、オンの時抵抗と等価で、オフの時コンデンサと等価
になる。従来、このFETを用いた代表的なスイッチ回
路には、図19に示すようなFETQ1のソースとドレ
インを入力端子と出力端子にそれぞれ接続した直列構成
スイッチ回路と、図21に示すような2線式の伝送線路
にFETQ2のソースとドレインをそれぞれ接続した並
列構成スイッチ回路と、図23に示すような上記の直列
構成と並列構成とを組み合わせたFETQ3及びQ4か
らなる直並列構成スイッチ回路と、図25に示すような
直列FETQ5とそれに並列接続したコイルL1との共
振を利用したスイッチ回路と、図27に示すような並列
接続FETQ6のドレイン又はソースにλ/4線路Z1
を直列に接続した構成のスイッチ回路がある。
【0003】これらのスイッチ回路で大電力化を図るに
は、FETのゲート幅を増加するのが最も得策である。
これはすなわち、FETの等価回路における抵抗値を低
減し、容量値を増加させることを意味する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各スイッチ回路(従来の半導体装置)においてFETの
ゲート幅を増加することで大電力化を図ると、FETの
抵抗値と容量値で決まる挿入損失あるいはアイソレーシ
ョンが劣化する場合がある。以下、このことについて説
明する。
【0005】図19、図21、図23、図25及び図2
7に示した各スイッチ回路を構成するFETQ1〜Q6
のゲート幅Wgが100μmのときと1mmのときの各
スイッチ回路の透過特性を図20、図22、図24、図
26及び図28にそれぞれ示す。例えば図19に示した
直列構成スイッチ回路の透過特性は、図20においてF
ETQ1のゲート幅Wgが1mmのとき実線で、ゲート
幅Wgが100μmのとき点線で示され、ゲート幅Wg
を1mmとすると容量値が増加するから、ゲート幅10
0μmの時に比べてアイソレーション(オフ時のスイッ
チの電力遮断量)が低下する。
【0006】また、図21に示した並列構成スイッチ回
路の透過特性は、図22に示すように、FETQ2のゲ
ート幅Wgが1mmのとき実線I,IIで示され、ゲート
幅が100μmのとき点線III,IVで示され、ゲート幅
が1mmのときの方がゲート幅が100μmのときに比
べてアイソレーションは特性II、IVから分かるように増
加するが、挿入損失(オン時のスイッチでの電力損失
量)が特性I、IIIから分かるように大きくなる。
【0007】また、図23に示した直並列構成スイッチ
回路の透過特性は、図24に示すように、FETQ3及
びQ4のゲート幅Wgが1mmのとき実線V及びVIで示
され、ゲート幅Wgが100μmのとき点線VII及びVII
Iで示され、特性VI及びVIIIに示すように周波数に依存
してそれぞれアイソレーションは変化するが、同じ周波
数ではゲート幅が1mmのときの方がゲート幅が100
μmのときに比べてアイソレーションは大きく、同様に
挿入損失も特性V及びVIIから分かるようにゲート幅1m
mの方が大きい。
【0008】なお、上記の直並列構成のスイッチ回路に
おいて、FETQ3のゲート幅とFETQ4のゲート幅
を異ならせてもよく、例えばQ3のゲート幅を100μ
m、Q4のゲート幅を1mmとしたときの透過特性は、
図29に示すように、挿入損失及びアイソレーション共
に、周波数の増加に伴って変化する。
【0009】また、図27に示した並列FETQ6と直
列λ/4線路Z1を用いた構成のスイッチ回路において
は、FETQ5のゲート幅Wgを1mmで設計すると、
その透過特性は図28にIX及びXで示され、特性Xから分
かるように所望の周波数(この場合は60GHz)での
挿入損失が大きくなってしまう。
【0010】例えば、60GHz帯での特性規格とし
て、挿入損失−1.5dB、アイソレーション−20d
Bを設定した場合、ゲート幅Wgを1mmにすると、上
記回路構成のうち挿入損失、アイソレーションの規格を
共に満たす構成は、直列FETQ5とそれに並列接続し
たコイルL1との共振を用いた図25の構成のみであ
る。しかし、そのスイッチ回路の構成は共振を用いるた
め、図26に示す透過特性から分かるように、その挿入
損失は非常に狭帯域でしか所望の特性が得られない。
【0011】このように、上記の従来の半導体装置であ
る各種スイッチ回路において、大電力伝送を可能にする
ために、半導体スイッチ素子であるFETのゲート幅の
拡大を図ると、特に高い周波数で、広帯域に、低挿入損
失と高アイソレーションを同時に満たす回路構成が存在
しないという問題がある。
【0012】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
特に高い周波数で、広帯域に、低挿入損失と高アイソレ
ーションを同時に満たす半導体装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、請求項1記載の発明は第1のゲート電極と
それを挟んで対向する第1及び第2のオーミック電極か
らなる第1のトランジスタと、第2のゲート電極とそれ
を挟んで対向する第3及び第4のオーミック電極からな
り、第3のオーミック電極が第2のオーミック電極と共
有電極により共有されている第2のトランジスタと、第
1及び第2のトランジスタを囲む活性層からなる単位素
子を、複数個所望の間隔をおいて半導体基板上直線状に
配置し複数個の単位素子をそれぞれ構成する第1のトラ
ンジスタの第1のオーミック電極同士と第2のトランジ
スタの第4のオーミック電極同士はそれぞれ同一の特性
インピーダンスを持つ第1及び第2の配線で接続すると
共に、第1及び第2の配線の各一端を接続して接続部を
第1の入出力端子とし、複数個の単位素子をそれぞれ構
成する第1及び第2のトランジスタの共有電極同士をそ
れぞれ同一の特性インピーダンスを持つ第3の配線で接
続すると共に、第3の配線の第1の入出力端子と反対側
端部を第2の入出力端子とし、複数個の単位素子の第1
のゲート電極と第2のゲート電極はそれぞれ活性層の外
で共通接続すると共に、活性層の内側にある第1乃至第
4のオーミック電極を含む第1乃至第3の配線の第1及
び第2のゲート電極の長手方向に平行な方向のそれぞれ
の長さを、それぞれ使用する信号の伝搬波長の少なくと
も1/16以上の長さに設定して構成したことを特徴と
する。
【0014】本発明では、第1乃至第4のオーミック電
極(第1及び第4のオーミック電極と共有電極)を長さ
に応じて透過特性が変化する分布定数線路として機能さ
せた、直列構成スイッチ回路を構成することができる。
【0015】また、前記目的達成のため請求項2記載の
発明は、第1のトランジスタの第1のオーミック電極と
第2のトランジスタの第4のオーミック電極を活性層の
外の領域で配線によって接続すると共に、その配線の接
続部を第1の入出力端子とし、共有電極の第1の入出力
端子と反対側端部を第2の入出力端子とし、第1のゲー
ト電極と第2のゲート電極をそれぞれ活性層の外で共通
接続すると共に、活性層の内側にある第1及び第2のゲ
ート電極と第1及び第4のオーミック電極と共有電極の
それぞれの、第1及び第2のゲート電極の長手方向に平
行な方向の長さを、それぞれ使用する信号の伝搬波長の
少なくとも1/16以上の長さに設定して構成する。
【0016】また、前記目的達成のため請求項3記載の
発明は、ゲート電極とそれを挟んで対向する第1及び第
2のオーミック電極からなるトランジスタと、トランジ
スタを囲む活性層からなる単位素子を、複数個所望の間
隔をおいて半導体基板上直線状に配置し、複数個の単位
素子をそれぞれ構成するトランジスタの第1のオーミッ
ク電極は接地し、複数個の単位素子をそれぞれ構成する
トランジスタの第2のオーミック電極同士をそれぞれ同
一の特性インピーダンスを持つ配線で接続すると共に、
配線の両端部をそれぞれ第1の入出力端子と第2の入出
力端子とし、活性層の内側にある第2のオーミック電極
を含む配線の長さを、使用する信号の伝搬波長の少なく
とも1/16以上の長さに設定して構成したことを特徴
とする。
【0017】また、前記目的達成のため請求項4記載の
発明は、ゲート電極とそれを挟んで対向する第1及び第
2のオーミック電極からなるトランジスタと、トランジ
スタを囲む活性層からなり、第1のオーミック電極は接
地し、第2のオーミック電極の両端部をそれぞれ第1の
入出力端子と第2の入出力端子とし、活性層の内側にあ
るゲート電極と第1及び第2のオーミック電極の各長さ
を、それぞれ使用する信号の伝搬波長の少なくとも1/
16以上の長さに設定して構成したことを特徴とする。
【0018】請求項3及び4記載の発明は、第1及び第
2のオーミック電極を長さに応じて透過特性が変化する
分布定数線路として機能させた、並列構成スイッチ回路
を構成することができる。
【0019】 また、前記目的達成のため請求項5記載
の発明は、第1のゲート電極とそれを挟んで対向する第
1及び第2のオーミック電極からなる第1のトランジス
タと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第3及
び第4のオーミック電極からなり、第3のオーミック電
極が第2のオーミック電極と共有電極により共有され、
かつ、第4のオーミック電極が接地されている第2のト
ランジスタと、第1及び第2のトランジスタを囲む活性
層からなる単位素子を、複数個所望の間隔をおいて半導
体基板上直線状に配置し、複数個の単位素子をそれぞれ
構成する第1のトランジスタの第1のオーミック電極同
士を同一の特性インピーダンスを持つ第1の配線で接続
すると共に、第1の配線の一端を第1の入出力端子と
し、複数個の単位素子をそれぞれ構成する第1及び第2
のトランジスタの共有電極同士をそれぞれ同一の特性イ
ンピーダンスを持つ第2の配線で接続すると共に、第2
の配線の第1の入出力端子と反対側端部を第2の入出力
端子とし、活性層の内側にある第1のオーミック電極及
び共有電極を含む第1及び第2の配線の第1及び第2の
ゲート電極の長手方向に平行な方向のそれぞれの長さ
を、それぞれ使用する信号の伝搬波長の少なくとも1/
16以上の長さに設定して構成する。
【0020】また、前記目的達成のため請求項6記載の
発明は、第1のトランジスタの第1のオーミック電極の
活性層の外側に位置する一端を第1の入出力端子とし、
共有電極の活性層の外側に位置する第1の入出力端子と
反対側端部を第2の入出力端子とし、活性層の内側にあ
る第1及び第2のゲート電極と共有電極と第1及び第4
のオーミック電極のそれぞれの、第1及び第2のゲート
電極の長手方向に平行な方向の長さを、それぞれ使用す
る信号の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さに設
定して構成したことを特徴とする。
【0021】また、前記目的達成のため、請求項7記載
の発明は、第1のゲート電極とそれを挟んで対向する第
1及び第2のオーミック電極からなる第1のトランジス
タと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第3及
び第4のオーミック電極からなり、第3のオーミック電
極が第2のオーミック電極と共有電極により共有され、
かつ、第4のオーミック電極が接地されている第2のト
ランジスタと、第1及び第2のトランジスタを囲む活性
層からなり、第1のトランジスタの第1のオーミック電
極の活性層の外側に位置する一端を第1の入出力端子と
し、共有電極の活性層の外側に位置する第1の入出力端
子と反対側端部を第2の入出力端子とし、第1及び第2
のゲート電極のうち第1のゲート電極の活性層の内側に
ある長さが第2のゲート電極の長さより短く、第2のゲ
ート電極と共有電極と第4のオーミック電極の活性層の
内側にある第1及び第2のゲート電極の長手方向に平行
な方向の長さを、それぞれ使用する信号の伝搬波長の少
なくとも1/16以上の長さに設定して構成したことを
特徴とする。
【0022】 更に、前記目的達成のため、請求項8記
載の発明は、第1のトランジスタの第1のオーミック電
極の活性層の外側に位置する一端を第1の入出力端子と
し、共有電極を第1のオーミック電極の幅と異なる幅と
すると共に、共有電極の活性層の外側に位置する第1の
入出力端子と反対側端部を第2の入出力端子とし、第1
及び第2のゲート電極と共有電極と第1及び第4のオー
ミック電極の活性層の内側にある第1及び第2のゲート
電極の長手方向に平行な方向の長さを、それぞれ使用す
る信号の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さに設
定して構成したことを特徴とする。
【0023】以上の請求項5乃至8記載の発明では、オ
ーミック電極を長さにより透過特性が変化する分布定数
線路として機能させた直並列構成のスイッチ回路を構成
することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0025】図1は本発明になる半導体装置の第1の実
施の形態の平面図を示す。同図に示すように、この半導
体装置は、一本のゲート電極とそれを挟んで対向する一
組のオーミック電極からなる二組のFETについて、第
一のFETと第二のFETはそれらの第二のオーミック
電極を共有電極5により共有し、これらは活性層3に囲
まれて一つの単位素子を構成している。単位素子を構成
する二組のFETは集中定数として記述できる。
【0026】隣り合った単位素子を接続したとき、それ
ぞれのゲート電極が直線になるように、単位素子はある
間隔をおいて配置され、隣り合った単位素子の対応する
オーミック電極間は同じ特性インピーダンスを持つ配線
で接続されている。すなわち、図1において、第一のF
ETのゲート電極7と第二のFETのゲート電極8のそ
れぞれの一端は、前記単位素子を複数個接続した活性層
3の外で接続されている。また、第一のFETの第一の
オーミック電極4を接続する配線の一端と第二のFET
の第一のオーミック電極6を接続する配線の一端は接続
され、接続された配線の中心部が第一の入出力端子1と
されている。更に、第一のFETの第二のオーミック電
極と第二のFETの第二のオーミック電極を構成してい
る共有電極5を接続した配線の第一の入出力端子1とは
反対方向端部が第二の入出力端子2とされている。
【0027】この実施の形態では、活性層3の内側にあ
る第一のFETのゲート電極7の長さ及び第二のFET
のゲート電極8の長さ、第一のFETの第一のオーミッ
ク電極4を含む配線の長さ、第二のFETの第一のオー
ミック電極6を含む配線の長さ、共有電極5を含む配線
の長さが、共にそれぞれ使用するマイクロ波あるいはミ
リ波の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さである
ことが、その本質である。つまり、このときオーミック
電極は分布定数線路として機能するのである。
【0028】一般に、入出力端子に値Z0のインピーダ
ンスが接続された、特性インピーダンスがZで長さがL
の伝送線路の透過特性|S212は、使用するマイクロ
波あるいはミリ波の伝搬波長をλとすると次式で表され
る。
【0029】
【数1】 上式からZ=Z0のときは伝送線路の長さによらず、常
に|S212=1で一定である。一方、Z≠Z0のときは
伝送線路の長さLがマイクロ波あるいはミリ波の伝搬波
長の4分の1に等しい(L=λ/4)ときに、上式の余
弦三角関数の値が−1となるため、上式の分母の値が最
大となり透過特性が最も低下して損失が大きくなること
が分かる。
【0030】また、伝送線路が、使用するマイクロ波あ
るいはミリ波の伝搬波長の少なくとも1/16以下の長
さ(L≦λ/16)のときに、上式の余弦三角関数の値
が殆ど1に等しいから、透過特性の低下は殆ど無視で
き、この伝送線路は長さLを無視できる集中定数線路と
して扱える。一方、使用するマイクロ波あるいはミリ波
の伝搬波長の少なくとも1/16より長い長さ(L>λ
/16)のときには、上式の余弦三角関数の値が1から
大きくずれるから、この伝送線路は長さLに依存する分
布定数線路として機能すると評価できる。
【0031】図2は上記の本発明の第1の実施の形態及
び後述する第2の実施の形態の半導体装置の等価回路図
を示す。同図に示すように、この半導体装置の等価回路
は、マイクロストリップ線路など誘電体基板と金属導体
からなる、特性インピーダンスZ、長さLの伝送線路と
FETからなる回路において、FET(そのうちk+1
番目のFETをQk+1として代表して示す)と、このF
ETQk+1のソースに一端が接続された第一の伝送線路
10k+1と、FETQk+1のドレインに一端が接続された
第二の伝送線路11k+1を回路単位とし、全部で2nの
回路単位(ただし、そのうちn個の回路単位は第二の伝
送線路が共通)からなる。
【0032】また、各回路単位のFETQk+1のソース
は隣接する別の回路単位のFET(例えばQk)のソー
スに接続された第一の伝送線路10kを介して隣接する
別の回路単位のFETQkのソースに接続されると共
に、各回路単位のFETQk+1のドレインは、隣接する
別の回路単位のFETQkのドレインに接続された第二
の伝送線路11kを介してその回路単位のFETQkのド
レインに接続され、更に各回路単位のFETQk+1のゲ
ートは、別の回路単位のFETQkのゲートと同電位V
gとなるように共通接続されている。
【0033】更に、少なくとも二つ以上の回路単位を接
続した回路を構成する第一の伝送線路10k、10k+1
のうちFETと接続していない線路端を第一の入出力端
子1とし、前記回路を構成する第二の伝送線路11k
11k+1等のうちFETと接続していない線路端を第二
の入出力端子2とし、前記回路を構成する第一の伝送線
路の合計の長さが、使用するマイクロ波あるいはミリ波
の伝搬波長の1/16より長く、前記回路を構成する第
二の伝送線路の合計の長さが、使用するマイクロ波ある
いはミリ波の伝搬波長の1/16より長く設定されてい
る。また、図2に示す半導体装置の等価回路は、上記の
回路が二組からなり、第二の伝送線路を共有し、二組の
第一の入出力端子1は外部で接続されて、第一の入出力
端子を共有している。
【0034】かかる構成の等価回路において、ドレイン
が共通接続された二組の回路単位のFETがオンのとき
は第一の入出力端子1から第二の入出力端子2へ電力が
透過し、直列構成のスイッチ回路はオンの状態となる。
ドレインが共通接続された二組の回路単位のFETがオ
フのときは第一の入出力端子1から第二の入出力端子2
への電力が遮断され、直列構成のスイッチ回路はオフの
状態となる。図1及び図2を対照して分かるように、こ
れらのとき第一のFETの第一のオーミック電極4を含
む配線と第二のFETの第一のオーミック電極6を含む
配線と共有電極5を含む配線とは、分布定数線路として
の機能を併せ持つ。
【0035】図3は本発明になる半導体装置の第2の実
施の形態の平面図を示す。同図中、図1と同一構成部分
には同一符号を付してある。図3に示す第2の実施の形
態は、第一のFETの第一のオーミック電極13と、第
二のFETの第一のオーミック電極14が活性層3の外
の領域で配線によって接続され、その配線の中心を第一
の入出力端子1とし、第一のFETの第二のオーミック
電極と第二のFETの第二のオーミック電極である共有
電極5の、第一の入出力端子1と反対側の端を第二の入
出力端子2とした構成である。
【0036】また、第一のFETの第一のオーミック電
極12と共有電極5の間に第一のFETのゲート電極7
が形成され、共有電極5と第二のFETの第一のオーミ
ック電極6の間に1本の第二のFETのゲート電極8が
形成されており、両者は活性層3の外の領域で接続され
ている。
【0037】この実施の形態は、第一のFETのゲート
電極7及び第二のFETのゲート電極8が活性層3の内
側にある長さ、及びゲート電極7、8に並行な方向の第
一のFETのオーミック電極12の長さ及び上記方向の
共有電極5の長さ、そして上記方向の第二のFETの第
一のオーミック電極13の長さが、共にそれぞれ使用す
るマイクロ波あるいはミリ波の伝搬波長の少なくとも1
/16以上の長さであることを特徴とする。これによ
り、この実施の形態の等価回路は図2に示したものと同
一となり、第1の実施の形態と同様の動作をする。
【0038】図4は本発明になる半導体装置の第3の実
施の形態の平面図を示す。この実施の形態では、一本の
ゲート電極14とそれを挟んで対向する一組のオーミッ
ク電極15及び16からなるFETを有し、第一のオー
ミック電極16をバイアホール17によって接地し、こ
れらを活性層18で囲んで一つの単位素子を構成してい
る。単位素子を構成するFETは集中定数として記述で
きる。
【0039】隣り合った単位素子を接続するとき、ゲー
ト電極が直線となるように、単位素子はある間隔で図4
に示すように直線状に配置されている。また、隣り合っ
た単位素子の第二のオーミック電極16間は、同じ特性
インピーダンスを持つ配線で接続されている。FETの
第二のオーミック電極16を含んで接続した配線の一端
を第一の入出力端子1とし、前記配線の第一の入出力端
子1と反対方向の一端を第二の入出力端子2としてい
る。この実施の形態においては、FETの第二のオーミ
ック電極16を含む配線の長さが、使用するマイクロ波
あるいはミリ波の伝搬波長の少なくとも1/16以上の
長さであることが、その本質である。
【0040】図5は本発明になる半導体装置の第3の実
施の形態と後述する第4の実施の形態の等価回路図を示
す。同図に示すように、特性インピーダンスZ、長さL
の伝送線路が191〜19n+1で示すように、第一の入出
力端子1と第二の入出力端子2の間にn+1個(nは2
以上の整数)直列に接続され、かつ、隣り合う伝送線路
間の共通接続点にはソースが接地されているFETQ1
〜Qnのドレインが接続されている。これらFETQ1
nのゲートは共通接続されており、同じゲート電位V
gとなるようにされている。すなわち、この等価回路
は、ソースが接地されたFETとそのFETのドレイン
に一端が接続された伝送線路を単位回路とし、その単位
回路がn回路と一つの伝送線路とからなる。
【0041】この等価回路において、FETQ1〜Qn
ゲート電位Vgによりオンとされたときは第一の入出力
端子1から第二の入出力端子2への電力は遮断され、並
列構成のスイッチ回路はオフの状態となる。一方、FE
TQ1〜Qnがゲート電位Vgによりオフとされたときは
第一の入出力端子1から第二の入出力端子2へ電力が透
過し、並列構成のスイッチ回路はオンの状態となる。図
4及び図5を対照して分かるように、これらのとき第二
のオーミック電極16を含む配線は分布定数線路として
の機能を併せ持つ。なお、図5において、伝送線路19
n+1は設けないようにしてもよい。
【0042】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図6は本発明になる半導体装置の第4の実施
の形態の平面図を示す。この実施の形態では、一本のゲ
ート電極20とそれを挟んで対向する一組のオーミック
電極21及び22からなるFETを有し、第一のオーミ
ック電極21をバイアホール23によって接地し、これ
らを活性層24で囲んだ構成としている。
【0043】第二のオーミック電極22において、ゲー
ト電極20に平行な方向の一端が第一の入出力端子1と
され、第一の入出力端子1と反対側の他端が第二の入出
力端子2とされており、マイクロ波あるいはミリ波の信
号が入出力される。この実施の形態では、活性層24の
内側にあるゲート電極20の長さ及び第一のオーミック
電極21、第二のオーミック電極22の長さが、それぞ
れ使用するマイクロ波あるいはミリ波の伝搬波長の少な
くとも1/16以上の長さに設定されている。この実施
の形態の等価回路図は、FETが複数直線状に配置され
た構成ではないが、実質的には図5に示した等価回路図
と同じである。
【0044】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。図7は本発明になる半導体装置の第5の実施
の形態の平面図を示す。同図に示すように、この実施の
形態では、一本のゲート電極とそのゲート電極を挟んで
対向する一組のオーミック電極からなるFETが二組設
けられ、各組のFET(第一のFETと第二のFET)
の第二のオーミック電極は共有電極27により共有さ
れ、第二のFETの第一のオーミック電極28はバイア
ホール31により接地され、これらは活性層32に囲ま
れて一つの単位素子を構成している。単位素子を構成す
る二組のFET(第一のFETと第二のFET)は、集
中定数として記述できる。
【0045】隣り合った単位素子を接続したとき、第一
のFETのゲート電極29及び第二のFETのゲート電
極30がそれぞれ直線になるように、単位素子はそれぞ
れある間隔をおいて直線状に配列されている。また、隣
り合った単位素子の対応するオーミック電極間は同じ特
性インピーダンスを持つ配線で接続されている。すなわ
ち、複数の第一のFETの第一のオーミック電極26は
一つの配線で接続され、その配線の一端が第一の入出力
端子1とされており、また、複数の第一及び第二のFE
Tの第二のオーミック電極である共有電極27も別の一
つの配線で接続され、その配線の第一の入出力端子1と
反対方向の一端が第二の入出力端子2とされている。
【0046】この実施の形態では、第一のFETの第一
のオーミック電極26を含む配線の長さ及び共有電極2
7の長さがそれぞれ使用するマイクロ波あるいはミリ波
の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さに設定され
ている。
【0047】図8は上記の第5の実施の形態と後述する
第6の実施の形態の等価回路図を示す。同図に示すよう
に、それぞれ特性インピーダンスZ、長さLのn個の伝
送線路331〜33nが入出力端子1に直列接続され、そ
れぞれ特性インピーダンスZ、長さLのn個の伝送線路
341〜34nが入出力端子2に直列に接続されている。
また、伝送線路331〜33nのうち隣接する伝送線路間
の共通接続点には、n個のFETQ11〜Q1nのうち対応
するFETのドレイン(又はソース)が接続されてい
る。同様に、伝送線路341〜34nのうち隣接する伝送
線路間の共通接続点には、n個のFETQ11〜Q1nのう
ち対応するFETのソース(又はドレイン)が接続さ
れ、かつ、それぞれソースが接地されたn個のFETQ
21〜Q2nのうち対応するFETのドレインが接続されて
いる。
【0048】また、n個のFETQ11〜Q1nの各ゲート
は共通の第一のゲート電極29により共通接続されてお
り、同一のゲート電位Vg1となるようにされている。
同様に、n個のFETQ21〜Q2nの各ゲートは共通の第
二のゲート電極30により共通接続されており、同一の
ゲート電位Vg2となるようにされている。また、伝送
線路331〜33nの合計の長さと、伝送線路341〜3
nの合計の長さは第1及び第2の入出力端子1及び2
に入出力する信号の伝搬波長の1/16より長く設定さ
れている。
【0049】すなわち、この等価回路は、第1のトラン
ジスタQ1k(ただし、kは1〜nの任意の値)と、第1
のトランジスタQ1kのソースに一端が接続された第1の
伝送線路33kと、第1のトランジスタQ1kのドレイン
に一端が接続された第2の伝送線路34kと、ソースが
接地されドレインが第1のトランジスタQ1kのドレイン
と第2の伝送線路34kの一端にそれぞれ接続された第
2のトランジスタQ2kとを回路単位が複数設けられた構
成である。
【0050】この等価回路において、第一のFETQ11
〜Q1nがゲート電位Vg1によりオンとされ、かつ、第
二のFETQ21〜Q2nがゲート電位Vg2によりオフと
されたときは、第一の入出力端子1から伝送線路331
〜33nと341〜34nを介して第二の入出力端子2へ
電力が透過し、スイッチ回路はオンの状態となる。一
方、第一のFETQ11〜Q1nがゲート電位Vg1により
オフとされ、かつ、第二のFETQ21〜Q2nがゲート電
位Vg2によりオンとされたときは、第一の入出力端子
1から第二の入出力端子2への電力は遮断され、スイッ
チ回路はオフの状態となる。図7及び図8を対照して分
かるように、これらのとき第一のFETQ11〜Q1nの第
一のオーミック電極26と共有電極27は、分布定数線
路としての機能を併せ持つ。
【0051】次に、本発明の第6の実施の形態について
説明する。図9は本発明になる半導体装置の第6の実施
の形態の平面図を示す。この実施の形態では、一本のゲ
ート電極とそれを挟んで対向する一組のオーミック電極
からなるFETが二組からなり、第一のFETの第一の
オーミック電極35の長手方向の一端がマイクロ波ある
いはミリ波の信号が入出力される第一の入出力端子1と
され、第二のFETの第一のオーミック電極36はバイ
アホール25を介して接地され、第一のFETの第二の
オーミック電極と第二のFETの第二のオーミック電極
はそれぞれ共有電極37を形成しており、共有電極37
の長手方向で入出力端子1と反対側の一端がマイクロ波
あるいはミリ波の信号が入出力される第二の入出力端子
2として構成されているまた、第一のFETの第一のオ
ーミック電極35と共有電極37の間に1本のゲート電
極38が形成され、また共有電極37と第二のFETの
第一のオーミック電極36の間に1本のゲート電極39
が形成されている。
【0052】この実施の形態では、第一のFETのゲー
ト電極38及び第二のFETのゲート電極39が活性層
40の内側にある長さ、及び第一のFETのオーミック
電極35の長さ、共有電極37の長さ、そして第二のF
ETの第一のオーミック電極36が共に、それぞれ使用
するマイクロ波あるいはミリ波の伝搬波長の少なくとも
1/16以上の長さに設定されている。この実施の形態
の等価回路図は、FETが複数直線状に配置された構成
ではないが、実質的には図8に示した等価回路図と同じ
である。
【0053】次に、本発明の第7の実施の形態について
説明する。図10は本発明になる半導体装置の第7の実
施の形態の平面図を示す。同図に示すように、この実施
の形態では、一本のゲート電極とそのゲート電極を挟ん
で対向する一組のオーミック電極からなるFETが二組
設けられ、各組のFET(第一のFETと第二のFE
T)の第二のオーミック電極は共有電極42により共有
され、第二のFETの第一のオーミック電極43はバイ
アホール44を介して接地され、これらは活性層47に
囲まれているが、第一のFETのゲート電極45の長さ
と第二のFETのゲート電極46の長さとが異なる点に
特徴がある。
【0054】すなわち、第一のFETの第一のオーミッ
ク電極41において、その長手方向の一端がマイクロ波
あるいはミリ波の信号が入出力される第一の入出力端子
1とされ、第二のFETの第一のオーミック電極43は
バイアホール44を介して接地されている。また、第一
のFETと第二のFETのそれぞれの第二のオーミック
電極は共有電極42を形成して共有されており、共有電
極42の長手方向で入力と反対側の一端がマイクロ波あ
るいはミリ波の信号が入出力される第二の入出力端子2
として構成されている。第一のFETの第一のオーミッ
ク電極41と共有電極42の間に1本のゲート電極45
及び第二のFETの第一のオーミック電極43の間に1
本のゲート電極46が形成されている。
【0055】この実施の形態では、第一のFETのゲー
ト電極45及び第二のFETのゲート電極46が活性層
47の内側にある長さが異なり、第二のFETのゲート
電極46が活性層47の内側にある長さと共有電極42
と第二のFETの第一のオーミック電極43の長さが、
それぞれ使用するマイクロ波あるいはミリ波の伝搬波長
の少なくとも1/16以上の長さに設定されている。た
だし、第一のFETのゲート電極45が活性層47の内
側にある長さと第一のFETの第一のオーミック電極4
1の長さについては、それぞれ使用するマイクロ波ある
いはミリ波の伝搬波長の少なくとも1/16以上であっ
てもよく、また第一のFETと第二のFETのゲート幅
及びそれに付随する電極の長さ関係が逆転しても構わな
い。
【0056】図11は上記の第7の実施の形態の等価回
路図を示す。同図に示すように、第一の入出力端子1に
は特性インピーダンスZ、長さLの複数m個の伝送線路
481〜48mが直列接続されており、第二の入出力端子
2には特性インピーダンスZ、長さLの複数n個(ただ
し、n>m)の伝送線路491〜49nが直列接続されて
いる。また、伝送線路481〜48mのうち隣接する伝送
線路間の共通接続点には、m個のFETQ11〜Q1mのう
ち対応するFETのドレイン(又はソース)が接続され
ている。同様に、伝送線路491〜49mのうち隣接する
伝送線路間の共通接続点には、m個のFETQ11〜Q1m
のうち対応するFETのソース(又はドレイン)が接続
されている。更に、伝送線路491〜49nのうち隣接す
る伝送線路間の共通接続点には、それぞれソースが接地
されたn個のFETQ21〜Q2nのうち対応するFETの
ドレインが接続されている。
【0057】また、m個のFETQ11〜Q1mの各ゲート
は共通の第一のゲート電極45により共通接続されてお
り、同一のゲート電位Vg1となるようにされている。
同様に、n個のFETQ21〜Q2nの各ゲートは共通の第
二のゲート電極46により共通接続されており、同一の
ゲート電位Vg2となるようにされている。伝送線路4
1〜49nの合計の長さは、使用するマイクロ波あるい
はミリ波の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さに
設定されている。
【0058】これにより、第一のFETQ11〜Q1mがゲ
ート電位Vg1によりオンとされ、かつ、第二のFET
21〜Q2nがゲート電位Vg2によりオフとされたとき
は、第一の入出力端子1から第二の入出力端子2へ電力
が透過し、スイッチ回路はオンの状態となる。一方、第
一のFETQ11〜Q1mがゲート電位Vg1によりオフと
され、かつ、第二のFETQ21〜Q2nがゲート電位Vg
2によりオンとされたときは、第一の入出力端子1から
第二の入出力端子2への電力は遮断され、スイッチ回路
はオフの状態となる。図10と図11を対照して分かる
ように、これらのとき共有電極42は分布定数線路とし
ての機能を併せ持つ。
【0059】次に、本発明の第8の実施の形態について
説明する。図12は本発明になる半導体装置の第8の実
施の形態の平面図を示す。同図に示すように、この実施
の形態では、一本のゲート電極とそのゲート電極を挟ん
で対向する一組のオーミック電極からなるFETが二組
設けられ、各組のFET(第一のFETと第二のFE
T)の第二のオーミック電極は共有電極52により共有
され、第二のFETの第一のオーミック電極53はバイ
アホール54により接地され、これらは活性層57に囲
まれているが、第一のFETの第一のオーミック電極5
1の幅と共有電極52の幅とが異なる点に特徴がある。
【0060】すなわち、第一のFETの第一のオーミッ
ク電極51において、その長手方向の一端がマイクロ波
あるいはミリ波の信号が入出力される第一の入出力端子
1とされ、第二のFETの第一のオーミック電極53は
バイアホール54を介して接地されている。また、第一
のFETと第二のFETのそれぞれの第二のオーミック
電極は共有電極52を形成して共有されており、共有電
極52の長手方向で入力と反対側の一端がマイクロ波あ
るいはミリ波の信号が入出力される第二の入出力端子2
とされている。
【0061】また、第一のFETの第一のオーミック電
極51と共有電極52の間に1本のゲート電極55が形
成され、また、共有電極52と第二のFETの第一のオ
ーミック電極53の間に1本のゲート電極56が形成さ
れている。この実施の形態では、第一のFETのゲート
電極55及び第二のゲート電極56が活性層57の内側
にある長さ及び第一のFETの第一のオーミック電極5
1及び共有電極52及び第二のFETの第一のオーミッ
ク電極53の長さがそれぞれ使用するマイクロ波あるい
はミリ波の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さで
あること、更に第一のFETのオーミック電極51の幅
と共有電極52の幅が異なる点に特徴がある。
【0062】図13は上記の第8の実施の形態の等価回
路図を示す。同図に示すように、それぞれ特性インピー
ダンスZ1、長さLのn個の伝送線路581〜58nが入
出力端子1に直列接続され、それぞれ特性インピーダン
スZ2(≠Z1)、長さLのn個の伝送線路591〜59n
が入出力端子2に直列に接続されている。また、伝送線
路581〜58nのうち隣接する伝送線路間の共通接続点
には、n個のFETQ11〜Q1nのうち対応するFETの
ドレイン(又はソース)が接続されている。同様に、伝
送線路591〜59nのうち隣接する伝送線路間の共通接
続点には、n個のFETQ11〜Q1nのうち対応するFE
Tのソース(又はドレイン)が接続され、かつ、それぞ
れソースが接地されたn個のFETQ21〜Q2nのうち対
応するFETのドレインが接続されている。
【0063】また、n個のFETQ11〜Q1nの各ゲート
は共通の第一のゲート電極55により共通接続されてお
り、同一のゲート電位Vg1となるようにされている。
同様に、n個のFETQ21〜Q2nの各ゲートは共通の第
二のゲート電極56により共通接続されており、同一の
ゲート電位Vg2となるようにされている。
【0064】この等価回路において、直列スイッチ構成
の第一のFETQ11〜Q1nがゲート電位Vg1によりオ
ンとされ、かつ、並列スイッチ構成の第二のFETQ21
〜Q2nがゲート電位Vg2によりオフとされたときは、
第一の入出力端子1から伝送線路581〜58nと591
〜59nを介して第二の入出力端子2へ電力が透過し、
直並列構成スイッチ回路はオンの状態となる。一方、第
一のFETQ11〜Q1nがゲート電位Vg1によりオフと
され、かつ、第二のFETQ21〜Q2nがゲート電位Vg
2によりオンとされたときは、第一の入出力端子1から
第二の入出力端子2への電力は遮断され、直並列スイッ
チ回路はオフの状態となる。図12及び図13を対照し
て分かるように、これらのとき第一のFETQ11〜Q1n
の第一のオーミック電極51と、共有電極52は、分布
定数線路としての機能を併せ持つ。
【0065】
【実施例】次に、上記の各実施の形態の実施例について
説明する。図1に示した第1の実施の形態の実施例(第
1の実施例)では、GaAlAs系ヘテロ接合FETを
半導体基板として用い、ゲート長0.15μm、活性層
3の内側にあるゲート電極の長さ100μmのFETを
10個用いた。オーミック電極4及び6の幅は38.2
μm、第一の入出力端子1及び第二の入出力端子2には
50Ωのインピーダンスを接続した。また、ゲートバイ
アス回路をハイ・インピーダンスとするため、ゲート電
極とゲートバイアス線路間に、エピタキシャル層などの
薄膜からなる抵抗、ここではエピタキシャル層を用いた
2kΩの抵抗素子を挿入した。各単位素子の間隔は1μ
mとした。
【0066】図14は図1の半導体装置のオン状態とオ
フ状態のときの第1の実施例の透過特性を示す。同図
中、縦軸は第一の入出力端子1と第二の入出力端子2と
の間の透過電力|S212、横軸は入力信号の周波数を
示す。図20に示した従来装置では、オフ時の電力遮断
量(アイソレーション)は、周波数が高くなるに従い大
きく減少していたのに対し、この実施例のオフ時の電力
遮断量(アイソレーション)は図14にXIで示すよう
に、所望の周波数で鋭く、かつ、大なるアイソレーショ
ンが得られた。また、この実施例のオン時の電力損失量
(挿入損失)は図14にXIIで示すように、広い周波数
にわたって少ない特性が得られた。従って、この実施例
によれば、従来実現できなかった、大電力伝送、低挿入
損失、高アイソレーションを同時に満足することができ
た。
【0067】因みに、94GHzにおける特性は、従来
は挿入損失−0.014dB、アイソレーション0.0
69dBであったものが、この実施例では挿入損失−
1.83dB、アイソレーション−58.5dBと飛躍
的に特性が向上した。
【0068】次に、図3に示した第2の実施の形態の実
施例(第2の実施例)では、GaAlAs系ヘテロ接合
FETを半導体基板として用い、ゲート長0.15μ
m、活性層3の内側にあるゲート電極の長さ500μm
のFETを2個用いた。オーミック電極12及び13の
幅は38.2μm、第一の入出力端子1及び第二の入出
力端子2には50Ωのインピーダンスを接続した。ま
た、ゲートバイアス回路をハイ・インピーダンスとする
ため、エピタキシャル層を用いた2kΩの抵抗素子を挿
入した。この第2の実施例のオン状態とオフ状態のとき
の透過特性は図14に示した透過特性と同じであり、9
4GHzで挿入損失−1.83dB、アイソレーション
−58.5dBと飛躍的に特性が向上した。
【0069】次に、図4に示した第3の実施の形態の実
施例(第3実施例)について説明するに、この実施例で
は、GaAlAs系ヘテロ接合FETを半導体基板とし
て用い、ゲート長0.15μm、活性層18の内側にあ
るゲート電極14の長さ100μmのFETを10個用
いた。オーミック電極16の幅は20μm、第一の入出
力端子1及び第二の入出力端子2には50Ωのインピー
ダンスを接続した。また、ゲートバイアス回路をハイ・
インピーダンスとするため、エピタキシャル層を用いた
2kΩの抵抗素子を挿入した。各単位素子の間隔は1μ
mとした。
【0070】図15はオン状態とオフ状態のときの第4
の実施例の透過特性を示す。同図中、縦軸は第一の入出
力端子1と第二の入出力端子2との間の透過電力|S21
2、横軸は入力信号の周波数を示す。この実施例のオ
ン時の電力損失量(挿入損失)は図15にXIIIで示すよ
うに、周波数の変化に従って0dB付近で振動する。こ
れは前記数1に示した式に余弦三角関数が含まれている
ことと同じ原因による。図22に示した従来装置の透過
特性と比較すると、従来の挿入損失は周波数が高くなる
のに従って大きく増加していたが、この実施例では図1
5にXIIIで示すように、振動しているが、殆ど増加して
いない。
【0071】また、従来のオフ時の電力遮断量(アイソ
レーション)は、図22にII及びIVで示したように、周
波数に関係なく一定であったが、この実施例のアイソレ
ーション特性は図15にXIVで示すように、周波数が高
くなるに従って大なるアイソレーションが得られた。従
って、この実施例によれば、従来実現できなかった、大
電力伝送、低挿入損失、高アイソレーションを同時に満
足することができた。因みに、60GHzにおける特性
は、従来が挿入損失−9.54dB、アイソレーション
−30.17dBであったのに対し、この実施例では、
挿入損失は−0.098dB、アイソレーションは−1
03.1dBと飛躍的に向上した。
【0072】次に、図6に示した第4の実施の形態の実
施例(第4の実施例)について説明するに、第4の実施
例ではGaAlAs系ヘテロ接合FETを半導体基板と
して用い、ゲート長0.15μm、活性層24の内側に
あるゲート電極の長さ1mmのFETを用いた。オーミ
ック電極22の幅は20μm、第一の入出力端子1及び
第二の入出力端子2には50Ωのインピーダンスを接続
した。また、ゲートバイアス回路をハイ・インピーダン
スとするため、エピタキシャル層を用いた2kΩの抵抗
素子を挿入した。この第4の実施例のオン状態とオフ状
態のときの透過特性は図15に示した透過特性と同じで
あり、60GHzで挿入損失−0.098dB、アイソ
レーション−103.1dBと飛躍的に特性が向上し
た。
【0073】次に、図7に示した第5の実施の形態の実
施例(第5実施例)について説明するに、この実施例で
は、GaAlAs系ヘテロ接合FETを半導体基板とし
て用い、ゲート長0.15μm、活性層32の内側にあ
るゲート電極の長さ100μmのFETを直・並列共に
用い、計20個のFETを用いた。オーミック電極の幅
は第一のFETの第一のオーミック電極26及び共有電
極27共に20μm、第一の入出力端子1及び第二の入
出力端子2には50Ωのインピーダンスを接続した。ま
た、ゲートバイアス回路をハイ・インピーダンスとする
ため、第一、第二のFET共にエピタキシャル層を用い
た2kΩの抵抗素子を挿入した。各単位素子の間隔は1
μmとした。
【0074】図16はオン状態とオフ状態のときの第5
の実施例の透過特性を示す。同図中、縦軸は第一の入出
力端子1と第二の入出力端子2との間の透過電力|S21
2、横軸は入力信号の周波数を示す。この実施例のオ
ン時の電力損失量(挿入損失)は図16にXVで示すよう
に、周波数の変化に従って0dB付近で大きく振動す
る。これは前記数1に示した式に余弦三角関数が含まれ
ていることと同じ原因による。アイソレーションの特性
XVIも同様である。
【0075】図24に示した従来装置の透過特性と比較
すると、従来装置の挿入損失は周波数が高くなるに従っ
て大きく増加していたが、この実施例では図16にXVで
示すように、振動しているが、単調な増加ではない。ま
た、アイソレーションは従来は10GHz以上ではほぼ
一定であったが、本実施例では図16にXVIで示すよう
に周波数が高くなるに従って振動しながら減少してい
る。従って、この実施例によれば、従来実現できなかっ
た、大電力伝送、広帯域、低挿入損失、高アイソレーシ
ョンを同時に満足することができた。
【0076】因みに、42GHzにおける特性は、従来
が挿入損失−7.1dB、アイソレーション−30.4
dBであったのに対し、この実施例では、挿入損失は−
0.48dB、アイソレーションは−22.1dBと挿
入損失が飛躍的に向上した。なお、ゲート幅(活性層内
のゲート電極の長さ)及びオーミック電極の長さを適当
に変えることにより、所望の周波数特性を得ることがで
きる。
【0077】次に、図9に示した第6の実施の形態の実
施例(第6の実施例)について説明するに、第6の実施
例ではGaAlAs系ヘテロ接合FETを半導体基板と
して用い、ゲート長0.15μm、活性層40の内側に
あるゲート電極の長さ1mmのFETを直・並列共に用
いた。電極の幅は第一のFETの第一のオーミック電極
35と共有電極37共に20μm、第一の入出力端子1
及び第二の入出力端子2には50Ωのインピーダンスを
接続した。また、ゲートバイアス回路をハイ・インピー
ダンスとするため、エピタキシャル層を用いた2kΩの
抵抗素子を挿入した。この第6の実施例のオン状態とオ
フ状態のときの透過特性は図16に示した透過特性と同
じであり、42GHzで挿入損失−0.48dB、アイ
ソレーション−22.1dBと挿入損失が飛躍的に向上
した。
【0078】次に、図10に示した第7の実施の形態の
実施例(第7の実施例)について説明するに、この実施
例では、GaAlAs系ヘテロ接合FETを半導体基板
として用い、ゲート長0.15μm、活性層47の内側
にあるゲート電極の長さ100μmのFETを直列に、
活性層の内側にあるゲート電極の長さ1mmのFETを
並列に用いた。オーミック電極の幅は第一のFETの第
一のオーミック電極41及び共有電極42共に20μ
m、第一の入出力端子1及び第二の入出力端子2には5
0Ωのインピーダンスを接続した。また、ゲートバイア
ス回路をハイ・インピーダンスとするため、第一、第二
のFET共にエピタキシャル層を用いた2kΩの抵抗素
子を挿入した。
【0079】図17はオン状態とオフ状態のときの第7
の実施例の透過特性を示す。同図中、縦軸は第一の入出
力端子1と第二の入出力端子2との間の透過電力|S21
2、横軸は入力信号の周波数を示す。この実施例のオ
ン時の電力損失量(挿入損失)は図17にXVIIで示すよ
うに、周波数の変化に従って0dB付近で振動する。こ
れは前記数1に示した式に余弦三角関数が含まれている
ことと同じ原因による。
【0080】図29に示した従来装置の透過特性と比較
すると、従来装置の挿入損失は周波数が高くなるに従っ
て大きく増加していたが、この実施例では図17にXVII
で示すように、振動しているが、単調な増加はない。ま
た、アイソレーションは従来装置では周波数が高くなる
に従って減少していたが、本実施例では図17にXVIII
で示すように、5GHz以上では周波数が高くなるに従
って単調に増加している。従って、この実施例によれ
ば、従来実現できなかった、大電力伝送、広帯域、低挿
入損失、高アイソレーションを同時に満足することがで
きた。
【0081】因みに、100GHzにおける特性は、従
来が挿入損失−14.8dB、アイソレーション−3
3.4dBであったのに対し、この実施例では、挿入損
失は−0.9dB、アイソレーションは−132.1d
Bと挿入損失及びアイソレーション共に飛躍的に向上し
た。
【0082】次に、図12に示した第8の実施の形態の
実施例(第8の実施例)について説明する。この実施例
では、GaAlAs系ヘテロ接合FETを半導体基板と
して用い、ゲート長0.15μm、活性層57の内側に
あるゲート電極の長さ1mmのFETを直・並列共に用
いた。オーミック電極の幅は第一のFETの第一のオー
ミック電極51を100μm、共有電極52の幅を10
μm、第一の入出力端子1及び第二の入出力端子2には
50Ωのインピーダンスを接続した。また、ゲートバイ
アス回路をハイ・インピーダンスとするため、第一、第
二のFET共にエピタキシャル層を用いた2kΩの抵抗
素子を挿入した。
【0083】図18はオン状態とオフ状態のときの第8
の実施例の透過特性を示す。同図中、縦軸は第一の入出
力端子1と第二の入出力端子2との間の透過電力|S21
2、横軸は入力信号の周波数を示す。この実施例のオ
ン時の電力損失量(挿入損失)は図18にXIXで示すよ
うに、周波数の変化に従って0dB付近で振動する。こ
れは前記数1に示した式に余弦三角関数が含まれている
ことと同じ原因による。
【0084】図24に示した従来装置の透過特性と比較
すると、従来装置の挿入損失は周波数が高くなるに従っ
て大きく増加していたが、この実施例では図18にXIX
で示すように、振動しているが、単調な増加はない。ま
た、アイソレーションは従来装置では周波数が高くなる
に従って減少していたが、本実施例では図18にXXで示
すように、周波数が高くなるに従って振動しながら増加
している。従って、この実施例によれば、従来実現でき
なかった、大電力伝送、広帯域、低挿入損失、高アイソ
レーションを同時に満足することができた。
【0085】因みに、85GHzにおける特性は、従来
が挿入損失−12.4dB、アイソレーション−30.
2dBであったのに対し、この実施例では、挿入損失は
−1.4dB、アイソレーションは−21.4dBであ
り、挿入損失が飛躍的に向上した。
【0086】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば伝送線路としてのオーミック
電極が必要な特性インピーダンスを持つように、オーミ
ック電極の幅及び半導体基板厚さを適当に変えるように
してもよい。また、FETをダイオードに置き換えるこ
ともできる。すなわち、FETのソースとドレインをダ
イオードのアノード(又はカソード)とカソード(又は
アノード)に置き換えればよく、例えば図1の平面図で
は、第一のFETの第一のオーミック電極4及び第二の
FETの第一のオーミック電極6をそれぞれダイオード
のアノード(又はカソード)とし、共有電極5をカソー
ド(又はアノード)とすればよく、この場合ゲート電極
7及び8は不要となる。
【0087】また、本発明は図2、図5、図8、図11
及び図13の等価回路図と同じ回路にも適用できるもの
である(つまり、例えは図1の平面図の半導体装置で図
2の等価回路を実現するだけでなく、図1とは関係なく
図2の等価回路と同じ構成の回路そのものにも適用でき
る。)。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
活性層の内側にあるゲート電極の幅及びそれを挟む第一
のオーミック電極と第二のオーミック電極の長さが、共
にそれぞれ使用するマイクロ波あるいはミリ波の波長の
少なくとも1/16以上の長さである構成とすることに
より、オーミック電極を分布定数線路としても機能させ
るようにしたため、従来の半導体装置では実現できなか
った、ミリ波等特に高い周波数での大電力伝送、広帯
域、低挿入損失、高アイソレーションを同時に満足する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1の実施の形態の平面図であ
る。
【図2】本発明の第1、第2の実施の形態の等価回路図
である。
【図3】本発明装置の第2の実施の形態の平面図であ
る。
【図4】本発明装置の第3の実施の形態の平面図であ
る。
【図5】本発明の第3、第4の実施の形態の等価回路図
である。
【図6】本発明装置の第4の実施の形態の平面図であ
る。
【図7】本発明装置の第5の実施の形態の平面図であ
る。
【図8】本発明の第5、第6の実施の形態の等価回路図
である。
【図9】本発明装置の第6の実施の形態の平面図であ
る。
【図10】本発明装置の第7の実施の形態の平面図であ
る。
【図11】本発明の第7の実施の形態の等価回路図であ
る。
【図12】本発明装置の第8の実施の形態の平面図であ
る。
【図13】本発明の第8の実施の形態の等価回路図であ
る。
【図14】本発明装置の第1、第2の実施例の透過特性
図である。
【図15】本発明装置の第3、第4の実施例の透過特性
図である。
【図16】本発明装置の第5、第6の実施例の透過特性
図である。
【図17】本発明装置の第7の実施例の透過特性図であ
る。
【図18】本発明装置の第8の実施例の透過特性図であ
る。
【図19】従来の直列構成スイッチの回路図である。
【図20】従来の直列構成スイッチの透過特性図であ
る。
【図21】従来の並列構成スイッチの回路図である。
【図22】従来の並列構成スイッチの透過特性図であ
る。
【図23】従来の直並列構成スイッチの回路図である。
【図24】従来の直並列構成スイッチの透過特性図であ
る。
【図25】従来の直列FETと並列接続コイルからなる
スイッチの回路図である。
【図26】図25の構成のスイッチの透過特性図であ
る。
【図27】従来の並列FETと直列λ/4線路によるス
イッチの回路図である。
【図28】図27の構成のスイッチの透過特性図であ
る。
【図29】従来の直並列構成スイッチの透過特性図であ
る。
【符号の説明】
1 第一の入出力端子 2 第二の入出力端子 3、18、24、32、40、47、57 活性層 4、12、26、35、41、51 第一の電界効果ト
ランジスタ(FET)の第一のオーミック電極 5、27、37、42、52 共有電極 6、13、28、36、43、53 第二の電界効果ト
ランジスタ(FET)の第二のオーミック電極 7、29、38、45、55 第一のFETのゲート電
極 8、30、39、46、56 第二のFETのゲート電
極 10k、10k+1、11k、11k+1、191〜19n、33
1〜33n、341〜34n、481〜48m、491〜4
n、581〜58n、591〜59n 伝送線路 14、20 ゲート電極 15、21 第一のオーミック電極 16、22 第二のオーミック電極 17、23、25、31、44、54 バイアホール Qk、Qk+1、Q1〜Qn、Q11〜Q1n、Q21〜Q2n、Q11
〜Q1m 電界効果トランジスタ(FET)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/088 H01L 21/3205

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のゲート電極とそれを挟んで対向す
    る第1及び第2のオーミック電極からなる第1のトラン
    ジスタと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第
    3及び第4のオーミック電極からなり、該第3のオーミ
    ック電極が前記第2のオーミック電極と共有電極により
    共有されている第2のトランジスタと、該第1及び第2
    のトランジスタを囲む活性層からなる単位素子を、複数
    個所望の間隔をおいて半導体基板上直線状に配置し、 該複数個の単位素子をそれぞれ構成する前記第1のトラ
    ンジスタの第1のオーミック電極同士と前記第2のトラ
    ンジスタの第4のオーミック電極同士はそれぞれ同一の
    特性インピーダンスを持つ第1及び第2の配線で接続す
    ると共に、該第1及び第2の配線の各一端を接続して接
    続部を第1の入出力端子とし、 前記複数個の単位素子をそれぞれ構成する前記第1及び
    第2のトランジスタの前記共有電極同士をそれぞれ同一
    の特性インピーダンスを持つ第3の配線で接続すると共
    に、該第3の配線の前記第1の入出力端子と反対側端部
    を第2の入出力端子とし、 前記複数個の単位素子の前記第1のゲート電極と前記第
    2のゲート電極はそれぞれ前記活性層の外で共通接続す
    ると共に、前記活性層の内側にある前記第1乃至第4の
    オーミック電極を含む前記第1乃至第3の配線の前記第
    1及び第2のゲート電極の長手方向に平行な方向のそれ
    ぞれの長さを、それぞれ使用する信号の伝搬波長の少な
    くとも1/16以上の長さに設定して構成したことを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1のゲート電極とそれを挟んで対向す
    る第1及び第2のオーミック電極からなる第1のトラン
    ジスタと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第
    3及び第4のオーミック電極からなり、該第3のオーミ
    ック電極が前記第2のオーミック電極と共有電極により
    共有されている第2のトランジスタと、該第1及び第2
    のトランジスタを囲む活性層からなり、 前記第1のトランジスタの第1のオーミック電極と前記
    第2のトランジスタの第4のオーミック電極を前記活性
    層の外の領域で配線によって接続すると共に、その配線
    の接続部を第1の入出力端子とし、 前記共有電極の前記第1の入出力端子と反対側端部を第
    2の入出力端子とし、前記第1のゲート電極と前記第2
    のゲート電極をそれぞれ前記活性層の外で共通接続する
    と共に、前記活性層の内側にある前記第1及び第2のゲ
    ート電極と前記第1及び第4のオーミック電極と前記共
    有電極のそれぞれの、前記第1及び第2のゲート電極の
    長手方向に平行な方向の長さを、それぞれ使用する信号
    の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さに設定して
    構成したことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 ゲート電極とそれを挟んで対向する第1
    及び第2のオーミック電極からなるトランジスタと、該
    トランジスタを囲む活性層からなる単位素子を、複数個
    所望の間隔をおいて半導体基板上直線状に配置し、 該複数個の単位素子をそれぞれ構成する前記トランジス
    タの第1のオーミック電極は接地し、前記複数個の単位
    素子をそれぞれ構成する前記トランジスタの前記第2の
    オーミック電極同士をそれぞれ同一の特性インピーダン
    スを持つ配線で接続すると共に、該配線の両端部をそれ
    ぞれ第1の入出力端子と第2の入出力端子とし、 前記活性層の内側にある前記第2のオーミック電極を含
    む配線の長さを、使用する信号の伝搬波長の少なくとも
    1/16以上の長さに設定して構成したことを特徴とす
    る半導体装置。
  4. 【請求項4】 ゲート電極とそれを挟んで対向する第1
    及び第2のオーミック電極からなるトランジスタと、該
    トランジスタを囲む活性層からなり、該第1のオーミッ
    ク電極は接地し、前記第2のオーミック電極の両端部を
    それぞれ第1の入出力端子と第2の入出力端子とし、前
    記活性層の内側にある前記ゲート電極と前記第1及び第
    2のオーミック電極の各長さを、それぞれ使用する信号
    の伝搬波長の少なくとも1/16以上の長さに設定して
    構成したことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1のゲート電極とそれを挟んで対向す
    る第1及び第2のオーミック電極からなる第1のトラン
    ジスタと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第
    3及び第4のオーミック電極からなり、該第3のオーミ
    ック電極が前記第2のオーミック電極と共有電極により
    共有され、かつ、該第4のオーミック電極が接地されて
    いる第2のトランジスタと、該第1及び第2のトランジ
    スタを囲む活性層からなる単位素子を、複数個所望の間
    隔をおいて半導体基板上直線状に配置し、 該複数個の単位素子をそれぞれ構成する前記第1のトラ
    ンジスタの第1のオーミック電極同士を同一の特性イン
    ピーダンスを持つ第1の配線で接続すると共に、該第1
    の配線の一端を第1の入出力端子とし、前記複数個の単
    位素子をそれぞれ構成する前記第1及び第2のトランジ
    スタの前記共有電極同士をそれぞれ同一の特性インピー
    ダンスを持つ第2の配線で接続すると共に、該第2の配
    線の前記第1の入出力端子と反対側端部を第2の入出力
    端子とし、 前記活性層の内側にある前記第1のオーミック電極及び
    前記共有電極を含む前記第1及び第2の配線の前記第1
    及び第2のゲート電極の長手方向に平行な方向のそれぞ
    れの長さを、それぞれ使用する信号の伝搬波長の少なく
    とも1/16以上の長さに設定して構成したことを特徴
    とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1のゲート電極とそれを挟んで対向す
    る第1及び第2のオーミック電極からなる第1のトラン
    ジスタと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第
    3及び第4のオーミック電極からなり、該第3のオーミ
    ック電極が前記第2のオーミック電極と共有電極により
    共有され、かつ、該第4のオーミック電極が接地されて
    いる第2のトランジスタと、該第1及び第2のトランジ
    スタを囲む活性層からなり、 前記第1のトランジスタの第1のオーミック電極の前記
    活性層の外側に位置する一端を第1の入出力端子とし、
    前記共有電極の前記活性層の外側に位置する前記第1の
    入出力端子と反対側端部を第2の入出力端子とし、前記
    活性層の内側にある前記第1及び第2のゲート電極と前
    記共有電極と前記第1及び第4のオーミック電極のそれ
    ぞれの、前記第1及び第2のゲート電極の長手方向に平
    行な方向の長さを、それぞれ使用する信号の伝搬波長の
    少なくとも1/16以上の長さに設定して構成したこと
    を特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1のゲート電極とそれを挟んで対向す
    る第1及び第2のオーミック電極からなる第1のトラン
    ジスタと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第
    3及び第4のオーミック電極からなり、該第3のオーミ
    ック電極が前記第2のオーミック電極と共有電極により
    共有され、かつ、該第4のオーミック電極が接地されて
    いる第2のトランジスタと、該第1及び第2のトランジ
    スタを囲む活性層からなり、 前記第1のトランジスタの第1のオーミック電極の前記
    活性層の外側に位置する一端を第1の入出力端子とし、
    前記共有電極の前記活性層の外側に位置する前記第1の
    入出力端子と反対側端部を第2の入出力端子とし、前記
    第1及び第2のゲート電極のうち該第1のゲート電極の
    前記活性層の内側にある長さが該第2のゲート電極の長
    さより短く、該第2のゲート電極と前記共有電極と前記
    第4のオーミック電極の前記活性層の内側にある該第1
    及び第2のゲート電極の長手方向に平行な方向の長さ
    を、それぞれ使用する信号の伝搬波長の少なくとも1/
    16以上の長さに設定して構成したことを特徴とする半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 第1のゲート電極とそれを挟んで対向す
    る第1及び第2のオーミック電極からなる第1のトラン
    ジスタと、第2のゲート電極とそれを挟んで対向する第
    3及び第4のオーミック電極からなり、該第3のオーミ
    ック電極が前記第2のオーミック電極と共有電極により
    共有され、かつ、該第4のオーミック電極が接地されて
    いる第2のトランジスタと、該第1及び第2のトランジ
    スタを囲む活性層からなり、 前記第1のトランジスタの第1のオーミック電極の前記
    活性層の外側に位置する一端を第1の入出力端子とし、
    前記共有電極を前記第1のオーミック電極の幅と異なる
    幅とすると共に、該共有電極の前記活性層の外側に位置
    する前記第1の入出力端子と反対側端部を第2の入出力
    端子とし、前記第1及び第2のゲート電極と前記共有電
    極と前記第1及び第4のオーミック電極の前記活性層の
    内側にある該第1及び第2のゲート電極の長手方向に平
    行な方向の長さを、それぞれ使用する信号の伝搬波長の
    少なくとも1/16以上の長さに設定して構成したこと
    を特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の入出力端子に入出力
    される信号は、マイクロ波若しくはミリ波帯の信号であ
    り、前記配線は誘電体基板と金属導体からなる伝送線路
    であることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか
    一項記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2のトランジスタを構
    成する第1乃至第4のオーミック電極又は前記トランジ
    スタを構成する第1及び第2のオーミック電極は所望の
    特性インピーダンスを持つように幅が設定されることを
    特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか一項記載の半
    導体装置。
  11. 【請求項11】 ゲート電極とそれを挟んで対向する第
    1及び第2のオーミック電極からなるトランジスタと、
    該トランジスタのソースに一端が接続され、かつ、活性
    層の内側にあって前記第1のオーミック電極を含む第1
    の伝送線路と、該トランジスタのドレインに一端が接続
    され、かつ、前記活性層の内側にあって前記第2のオー
    ミック電極を含む第2の伝送線路とを回路単位としたと
    き、複数の該回路単位から構成され、該複数の回路単位
    の各第1の伝送線路は互いに直列接続され、各第2の伝
    送線路は互いに直列接続され、各トランジスタのゲート
    は共通接続され、直列接続された複数の前記第1の伝送
    線路のうち前記トランジスタに接続していない線路端を
    第1の入出力端子とし、直列接続された複数の前記第2
    の伝送線路のうち前記トランジスタに接続していない線
    路端を第2の入出力端子とし、直列接続された複数の前
    記第1の伝送線路の合計の長さと、直列接続された複数
    の前記第2の伝送線路の合計の長さのそれぞれを、前記
    第1及び第2の入出力端子に入出力する信号の伝搬波長
    の1/16より長く設定したことを特徴とする半導体装
    置。
  12. 【請求項12】 ゲート電極とそれを挟んで対向する第
    1及び第2のオーミック電極からなり、ソースが接地さ
    れたトランジスタと、該トランジスタのドレインに一端
    が接続され、かつ、活性層の内側にあって前記第2のオ
    ーミック電極を含む伝送線路とを回路単位としたとき、
    複数の該回路単位から構成され、該複数の回路単位の各
    伝送線路は互いに直列接続されると共に各トランジスタ
    のゲートは共通接続され、直列接続された複数の伝送線
    路のうち前記トランジスタに接続していない第1の線路
    端を第1の入出力端子とし、該直列接続された複数の伝
    送線路の該第1の入出力端子と反対側に位置する前記ト
    ランジスタのドレインに接続した第2の線路端又は該第
    2の線路端に一端が接続された別の伝送線路の他端を第
    2の入出力端子とし、直列接続された前記複数の伝送線
    路の、前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子の
    間の合計の長さを、前記第1及び第2の入出力端子に入
    出力する信号の伝搬波長の1/16より長く設定したこ
    とを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 第1のトランジスタと、該第1のトラ
    ンジスタのソースに一端が接続された第1の伝送線路
    と、該第1のトランジスタのドレインに一端が接続され
    た第2の伝送線路と、ソースが接地されドレインが前記
    第1のトランジスタのドレインと前記第2の伝送線路の
    一端にそれぞれ接続され、かつ、前記第1のトランジス
    タと共に活性層に囲まれている第2のトランジスタとを
    回路単位としたとき、複数の該回路単位から構成され、
    該複数の回路単位の各第1の伝送線路は互いに直列接続
    され、各第2の伝送線路は互いに直列接続され、各第1
    のトランジスタのゲートは共通接続され、各第2のトラ
    ンジスタのゲートは共通接続され、直列接続された複数
    の前記第1の伝送線路のうち前記第1のトランジスタに
    接続していない線路端を第1の入出力端子とし、直列接
    続された複数の前記第2の伝送線路のうち前記第1及び
    第2のトランジスタに接続していない線路端を第2の入
    出力端子とし、直列接続された複数の前記第1の伝送線
    路の前記活性層の内側にある前記第1及び第2のトラン
    ジスタのオーミック電極を含む合計の長さと、直列接続
    された複数の前記第2の伝送線路の前記活性層の内側に
    ある前記第1及び第2のトランジスタのオーミック電極
    を含む合計の長さのそれぞれを、前記第1及び第2の入
    出力端子に入出力する信号の伝搬波長の1/16より長
    く設定したことを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の伝送線路と第2の伝送線路
    の特性インピーダンスは同一であることを特徴とする請
    求項13記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の伝送線路と第2の伝送線路
    の特性インピーダンスは互いに異なることを特徴とする
    請求項13記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 第1のトランジスタと、該第1のトラ
    ンジスタのソースに一端が接続された第1の伝送線路
    と、該第1のトランジスタのドレインに一端が接続され
    た第2の伝送線路と、ソースが接地されドレインが前記
    第1のトランジスタのドレインと前記第2の伝送線路の
    一端にそれぞれ接続され、かつ、前記第1のトランジス
    タと共に活性層に囲まれている第2のトランジスタとを
    第1の回路単位とし、ソースが接地され、かつ、前記第
    1及び第2のトランジスタと共に 前記活性層に囲まれて
    いる第3のトランジスタと該第3のトランジスタのドレ
    インに一端が接続された第3の伝送線路とを第2の回路
    単位としたとき、複数の前記第1の回路単位と一又は二
    以上の前記第2の回路単位から構成され、前記複数の第
    1の回路単位の各第1の伝送線路は互いに直列接続さ
    れ、各第2の伝送線路は互いに直列接続され、各第1の
    トランジスタのゲートは共通接続され、各第2のトラン
    ジスタのゲートは共通接続され、一又は二以上の前記第
    2の回路単位の前記第3の伝送線路は前記第2の伝送線
    路に直列に接続されると共に前記第3のトランジスタの
    ゲートは前記第2のトランジスタのゲートに共通接続さ
    れ、直列接続された複数の前記第1の伝送線路のうち前
    記第1のトランジスタに接続していない線路端を第1の
    入出力端子とし、前記第3の伝送線路の前記第3のトラ
    ンジスタに接続していない線路端を第2の入出力端子と
    し、直列接続された複数の前記第2の伝送線路と前記第
    3の伝送線路の前記活性層の内側にある前記第1乃至第
    3のトランジスタのオーミック電極を含む合計の長さ
    を、前記第1及び第2の入出力端子に入出力する信号の
    伝搬波長の1/16より長く設定したことを特徴とする
    半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記トランジスタのソースをアノード
    又はカソードとし、前記トランジスタのドレインをカソ
    ード又はアノードとするダイオードを該トランジスタに
    代えて用いることを特徴とする請求項11乃至16のう
    ちいずれか一項記載の半導体装置。
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