JP2000031708A - モノリシックマイクロ波集積回路 - Google Patents

モノリシックマイクロ波集積回路

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JP2000031708A
JP2000031708A JP10201561A JP20156198A JP2000031708A JP 2000031708 A JP2000031708 A JP 2000031708A JP 10201561 A JP10201561 A JP 10201561A JP 20156198 A JP20156198 A JP 20156198A JP 2000031708 A JP2000031708 A JP 2000031708A
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JP
Japan
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microstrip line
integrated circuit
line conductor
conductor
microwave integrated
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JP10201561A
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English (en)
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Tomohiro Senju
智博 千住
Juichi Ozaki
寿一 尾崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロストリップ線路の損失による電圧降
下のために能動素子に実際に印加される電圧が外部から
印加した電圧より低くなることを防いだモノリシックマ
イクロ波集積回路を提供する。 【解決手段】 バイアス電圧印加用のストリップ線路導
体13の信号伝送方向に垂直な断面形状を中央部が周辺
部より厚くなるようにする。この断面形状は階段状、曲
線状、直線状(勾配状)にそれぞれ中央部が周辺部より
厚くなっていてもよく、また、ストリップ線路導体13
と接地導体12とが誘電体基板11のそれぞれ反対側の
面に配置されていてもよいし、同一側に配置されていて
もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯機器
に使用するモノリシックマイクロ波集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にモノリシックマイクロ波集積回
路(以下、MMICと略記する)では、電界効果トラン
ジスタ(以下、FETと略記する)やバイポーラトラン
ジスタにバイアス電圧を印加した回路構成を用いてい
る。一例としてFETを用いた回路図を図4に示した。
【0003】高周波信号の入力端子7とFET20のゲ
ート端子Gの間にマイクロストリップ線路1が接続され
ている。FET20のドレイン端子Dはマイクロストリ
ップ線路3を介して高周波信号の出力端子8に接続さ
れ、ソース端子Sは接地されている。一方、入力端子7
にはさらにマイクロストリップ線路2の一端が接続さ
れ、マイクロストリップ線路2の他端にはゲート電圧印
加用端子9とキャパシタ5に接続されている。また、出
力端子8にはさらにマイクロストリップ線路4の一端が
接続され、マイクロストリップ線路4の他端にはドレイ
ン電圧印加用端子10とキャパシタ6が接続されてい
る。なお、バイポーラトランジスタを用いた場合でも回
路構成は図4の回路図と同様になる。
【0004】ここで、従来のMMICについて、伝搬に
使用されるマイクロストリップ線路を図5の斜視図で説
明する。符号11は誘電体基板で、誘電体基板11の一
方の面に接地導体12が形成され、誘電体基板11の他
方の面にストリップ線路導体13が形成されている。そ
して、高周波信号はストリップ線路導体13を伝搬する
構成になっている。ストリップ線路導体13の信号伝送
方向に垂直な断面は長方形をなしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成のストリ
ップ線路導体にFETやバイポーラトランジスタなどを
接続し、これらFETやバイポーラトランジスタに外部
から電圧を印加する場合、マイクロストリップ線路の損
失で電圧降下が発生し、FETやバイポーラトランジス
タに実際に印加される電圧が外部から印加した電圧より
低くなり、所望の動作電圧が印加されないことがある。
【0006】このような問題を解決するためには、マイ
クロストリップ線路の直流抵抗値を低減することが必要
となる。直流抵抗値を低減させる方法として、ストリッ
プ線路導体厚を厚くする方法やストリップ線路の導体幅
を大きくする方法がある。しかし、ストリップ線路導体
厚を厚くすると、ストリップ線路端からのフリンジング
容量が増加する。これによって、線路の接地容量が増大
し特性インピーダンスが小さくなるという問題があっ
た。また、ストリップ線路の導体幅を大きくすると、線
路の接地容量が増大し線路の占有面積が増加する。
【0007】本発明は、マイクロストリップ線路の特性
インピーダンスを低下させずに直流抵抗値のみを低減さ
せることのできるモノリシックマイクロ波集積回路を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、能動素子、および、この能動素子にバイア
ス電圧を印加するためのマイクロストリップ線路導体が
半導体基板上に一体形成されたモノリシックマイクロ波
集積回路において、前記マイクロストリップ線路導体の
信号伝送方向に垂直な断面の中央部が周辺部よりも厚く
なっていることを特徴とする。
【0009】また、能動素子、および、この能動素子に
バイアス電圧を印加するためのマイクロストリップ線路
導体が半導体基板上に一体形成されたモノリシックマイ
クロ波集積回路において、前記マイクロストリップ線路
導体の信号伝送方向に垂直な断面の周辺部が中央部より
も薄くなっていることを特徴とする。
【0010】また、前記マイクロストリップ線路導体の
信号伝送方向に垂直な断面が、階段状に厚さを変えてい
ることを特徴とする。
【0011】また、前記マイクロストリップ線路導体の
信号伝送方向に垂直な断面が、勾配をつけて厚さを変え
ていることを特徴とする。
【0012】また、誘電体基板の一面にマイクロストリ
ップ線路導体が配置され、他面に接地導体が配置されて
いることを特徴とする。
【0013】また、誘電体基板の一面にマイクロストリ
ップ線路導体と接地導体とが配置されていることを特徴
とする。
【0014】本発明のモノリシックマイクロ波集積回路
を構成するマイクロストリップ線路では、マイクロスト
リップ線路導体の信号伝送方向に垂直な断面の中心部付
近の厚さを増大することによりマイクロストリップ線路
のフリンジング容量を増加させずに線路導体の断面積を
大きくし、特性インピーダンスを低下させずに直流抵抗
値のみを低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき前述の
図4に示した構成のMMICに使用されるマイクロスト
リップ線路部の構造について図1の斜視図で説明する。
符号11は誘電体基板で、誘電体基板11の下面に接地
導体12が配置されている。また、上面にはストリップ
線路導体13が配置されている。
【0016】このストリップ線路導体13の断面形状
は、上面を凸形状に構成されている。このようなストリ
ップ線路導体13の形状は例えば選択エッチングで形成
することができる。
【0017】上記した構成のストリップ線路導体13に
よれば、ストリップ線路導体13の電界密度の低い部分
の断面積を電界密度の高い部分より大きくすることによ
り、高周波信号(高周波成分)に関しては影響を与え
ず、直流抵抗(直流成分の電圧降下)のみを低減させる
ことができる。
【0018】ここで、本発明に使用されるストリップ線
路導体13の他の実施の形態について断面図である図2
を参照して説明する。図2(a)には、信号伝送方向に
垂直な断面形状が、中央部から周辺部にかけて曲線の勾
配を持たせて、中央部を厚くし周辺部を薄くしたストリ
ップ線路導体13を示した。また、図2(b)には、信
号伝送方向に垂直な断面形状が、中央部から周辺部にか
けて直線的に勾配を持たせて、中央部を厚くし周辺部を
薄くしたストリップ線路導体13を示した。前述した図
1のように、信号伝送方向に垂直な断面形状を、中央部
から周辺部にかけて勾配を持たせたストリップ線路導体
にしても、本発明に適用することができ、同様の効果が
ある。
【0019】次に、本発明の他の実施形態について、線
路部分の構造を断面にした図3で説明する。誘電体基板
11の上面中央にストリップ線路導体13が配置され、
その両側に接地導体21、22が配置されている。な
お、ストリップ線路導体13とそれぞれの接地導体2
1、接地導体22との間隔は一定に保たれている。これ
はコプレーナ線路の例である。ストリップ線路導体13
の信号伝送方向に垂直な断面形状は、中央部が周辺部よ
り階段状に厚くなっている。
【0020】この場合も前述の通り、信号伝送方向に垂
直な断面形状を中央部から周辺部に勾配を持たせたスト
リップ線路導体13であっても、本発明に適用でき同様
な効果があるのはいうまでもない。
【0021】本発明の実施の形態について述べたが、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その
主旨を逸脱しない範囲で直流電圧を印加する種々のマイ
クロ波線路に適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明により能動素子に印加するバイア
ス電圧を高精度に設定できる高性能MMICを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する斜視図である。
【図2】本発明を説明する断面図である。
【図3】本発明を説明する断面図である。
【図4】本発明、従来例を説明する回路図である。
【図5】従来例を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3、4…マイクロストリップ線路 5、6…キャパシタ 7…高周波入力端子 8…高周波出力端子 9…ゲート電圧印加用端子 10…ドレイン電圧印加用端子 11…誘電体基板 12…接地導体 13…ストリップ線路導体 20…FET 21…接地導体 22…接地導体 G…ゲート端子 D…ドレイン端子 S…ソース端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月23日(1999.8.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、能動素子、および、この能動素子にバイア
ス電圧を印加するためのマイクロストリップ線路導体が
半導体基板上に一体形成されたモノリシックマイクロ波
集積回路において、前記マイクロストリップ線路導体の
前記半導体基板側の面全体が前記半導体基板と接し、か
つ、前記マイクロストリップ線路導体の信号伝送方向に
垂直な断面の中央部が周辺部よりも厚くなっていること
を特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、能動素子、および、この能動素子に
バイアス電圧を印加するためのマイクロストリップ線路
導体が半導体基板上に一体形成されたモノリシックマイ
クロ波集積回路において、前記マイクロストリップ線路
導体の前記半導体基板側の面全体が前記半導体基板と接
し、かつ、前記マイクロストリップ線路導体の信号伝送
方向に垂直な断面の周辺部が中央部よりも薄くなってい
ることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき前述の
図4に示した構成のMMICに使用されるマイクロスト
リップ線路部の構造について図1の斜視図で説明する。
符号11は誘電体基板で、誘電体基板11の下面に接地
導体12が配置されている。また、上面にはストリップ
線路導体13が半導体基板側の面全体が誘電体基板11
と接するようにして配置されている。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 能動素子、および、この能動素子にバイ
    アス電圧を印加するためのマイクロストリップ線路導体
    が半導体基板上に一体形成されたモノリシックマイクロ
    波集積回路において、前記マイクロストリップ線路導体
    の信号伝送方向に垂直な断面の中央部が周辺部よりも厚
    くなっていることを特徴とするモノリシックマイクロ波
    集積回路。
  2. 【請求項2】 能動素子、および、この能動素子にバイ
    アス電圧を印加するためのマイクロストリップ線路導体
    が半導体基板上に一体形成されたモノリシックマイクロ
    波集積回路において、前記マイクロストリップ線路導体
    の信号伝送方向に垂直な断面の周辺部が中央部よりも薄
    くなっていることを特徴とするモノリシックマイクロ波
    集積回路。
  3. 【請求項3】 前記マイクロストリップ線路導体の信号
    伝送方向に垂直な断面が、階段状に厚さを変えているこ
    とを特徴とする請求項1および請求項2記載のモノリシ
    ックマイクロ波集積回路。
  4. 【請求項4】 前記マイクロストリップ線路導体の信号
    伝送方向に垂直な断面が、勾配をつけて厚さを変えてい
    ることを特徴とする請求項1および請求項2記載のモノ
    リシックマイクロ波集積回路。
  5. 【請求項5】 誘電体基板の一面にマイクロストリップ
    線路導体が配置され、他面に接地導体が配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のモノリシ
    ックマイクロ波集積回路。
  6. 【請求項6】 誘電体基板の一面にマイクロストリップ
    線路導体と接地導体とが配置されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4記載のモノリシックマイクロ波
    集積回路。
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